人間には、羽はないのにね
J-pop、つまり私たちがなじんだいい方でいえば、歌謡曲の歌詞には、「翼を広げる」という歌詞が多い、と揶揄されているのをウェブではよく見る。
翼がほしい、とうたう中学校の教科書の歌、「翼をください」を筆頭に、人間はやっぱり昔から空を飛びたいと思っていた人が多かったのだろう。
子供の頃に、「みんなのうた」で聞いた、ギリシャのイカロスが、蝋で固めた鳥の羽をもって飛び立ち、太陽の熱でロウが溶けて落ちて死ぬ歌は、幼稚園児だった私にはかなりの衝撃だった。みんなのうたでは、あまり「命を失った」という歌は出さなかったからだ。悲しい歌だ…と思ったが、蝋で固めた鳥の羽で飛べるのかどうか、ということには全く、不思議だとか、無理だとか思わなかった。もちろん、死んだら困るので、この方法は真似してはいけないのだ…ということはわかったけど。
子供の名前を付けるときも、妊婦さん用の雑誌が、「名前は、一番初めのプレゼント」で「一生もの」で、とあおるものだから、つい、「素晴らしい人として飛び立てるように、『翼』という名前はどうだろう、人間って翼はないしなあ、プレゼントとしてはいいのかも」とかかなり本気で考えたぐらい、翼という響きには、すばらしいものがあると思う。(結局、我に返って、うちの子の名前は翼にはならなかった)
翼は…つまり想像力の産物なんだけど、「心に、翼を持たなくなれば 夢という字は消えてしまうだろう」とか、「心の翼を広げ、大空へ飛べ」とか歌の歌詞には確かに、たくさんある気がする。
今のJ-POPの歌詞の「翼」は、様式美として、「心の」を付けないことになっているのだ、多分。
コメント
つばくだ
^^
DQNネームランキングとかみると、そんなバカな!という名前がでてくるので比較対象として十分ありだと。
翼がほしいとか思うことはありませんが、サラリーマン時代は休みがほしいとか思ったことはありますw
こんなバカげたループをいつまでやらせる気だよ、仕事をもってきた上司がやれよ、みたいな。
> ああ…ありますよねえ、玉ねぎ、特に新玉ねぎはもちませんね…。
> 冬を越えるというようなことが出来る玉ねぎは、多分種類が違うとかじゃないのかと(未確認)思ってますが、もう玉ねぎはあまりそうだ、と思ったら、刻んで炒めておきます。
その発想はなかった。というか玉ねぎって一年比較的安く買える食材だから、保存しようとか思わないって罠がありますね。
大変参考になりました。
ぢょんさんへ
翼君も、3文字分呼んでくれればいいのに。といっても、どんな名前を付けても、パーフェクトに問題ないのは、あんまりない気がします。大体どんな名前を付けても、小学生男子はからかうネタを見つけますからね。
waravinoさんへ
カラス天狗は普通の天狗と見分けがつくように(適当)。
どれもこれも、架空の生き物なのに、みんな決まった様式があるのが面白いですね。
てかとさんへ
玉ねぎは、それほど高くはなりませんが、腐らせるのももったいないですし、炒めた玉ねぎを入れるとおいしくなる料理は割と多い上に、1つずつ炒め玉ねぎにすると面倒…という理由から、まとめて作るのはおすすめです。
中学で合唱部だったので「翼をください」は嫌になるほど歌いました。
あれ、略称『つばくだ』なんですよね。
お友だちの子供でツバサ君もいますが、友達に「つば~!」と呼ばれちゃうんですって。なんだかねえ。