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毎日更新!LuckyDuckyDiary

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知らなかったアメリカ

アフリカンアメリカンの女性、つまり黒人女性がアメリカのオリンピックでメダルを取った。もちろん、アメリカではニュースになった。そりゃ、メダルとなればみんなうれしいものね、SNSでシェアされていたのはもちろん日本でもメダルとったら、そういうのは「いいね!」となってあちこちに拡散されるからめずらしくはない。
Simone&Dorothyこれが、その時の写真。で、英語で
「They drained an entire swiming pool because Dorothy Dandridge stuck her toe in it.」
私の訳:「ドロシー・ダンドリッジのつま先が、「とれなくなって」しまったので、プールの水を全部抜いた」

…と書いてあるように見えた。「Stuck」という単語は、「詰まる」とき、つまり、ウサギさんの家の穴に詰まって出られなくなったプーさん、あれがその単語の意味なわけだ。「どっかに「詰まって」動けなくなる」状態。

 私は、プールの排水口に足を吸い込まれて、おぼれて亡くなった子供の事故を思い出した。こういう事故は、日本でも10年20年前には起きて、手足を吸い込まれて力の弱い子供が吸い込み口から動けなくなるのは危ない、と、その取水口の網は絶対取れないように、とかそういう安全策を取りましょう、という話は市民プールでもあったはずだ。
なるほど…。小さい時にそんな事故にあってたのに、プールの水を排水してもらって助かったんだねえ、大きくなってオリンピックかー。よかったねえー。と思った。おぼれかけて、死にかけたなら怖かっただろうに、トラウマを克服してがんばったんだねえ、親御さんもそりゃ、そんなことがあればスイミングに入れるわな…。とか思っていた。

 半日たってから、また同じのが回ってきたけど、まあこれはいろいろな人とつながってたらそういうもんだし。と思った時、二行目が目に付いた。 「だからこそ、Simone Manuelのことが、重要なんだから」 …? あ、一番上にNever Forget、があるからー。
ええと、忘れちゃいけないよ、ドロシーダンドリッジ(の命が助かった)からこそ、シモーン・マニュエルが…ええと。いや、プールの水をとっさに抜いたプールの職員さんはそりゃいい判断だったと思うけど。
えーっとドロシーちゃんは、シモーンちゃんのお母さんだったとか?助かってオリンピック選手になる娘を生んだ…ええい、わからん。

というわけで、私は、この写真を使った投稿から、リンクを踏んで、「この写真の全貌の話」を読みに行った。

 読んでみるとわかってきた。アメリカに住む、アフリカンアメリカン、つまり黒人は、泳げない人が多い。それは、70年代まであった、「人種差別制度」のせい。60年代に、ものすごくたくさん運動がおこって、だんだんゆるくはなっていったけれど、白人と、「それ以外」の人たちは、入れるレストランも、入れる学校も違った。中で食べられるアイスクリーム屋さんでも、中の椅子に座れるのは白人だけ、そのほかの人種(もちろん当時行けば、私たち日本人も)は「裏口から」買えるだけは買えても、中のテーブルは使えなかったりした。 水飲み場も「White」と「Colored」にわけられていて、(私たちは「ぬりえ」か何かか、と思うけど)そしてとどめは、「水泳用のプール」。白人が使っているプールには、黒人は入れない。そのプールは黒人が「つま先をつけただけ」で「水を抜いて清掃、水を入れ替え」することになったのだって。

ちなみに、これはドロシー・ダンドリッジという女優さんが、泊まっていた「ホテルのプール」での出来事らしいが、最初の一行を、私は読み違えていた。

They drained an entire swiming pool because Dorothy Dandridge stuck her toe in it
これは、「ドロシーが、つま先を漬けただけで、プールの水を全部、入れ替えた」…と読まなくてはいけなかったというわけだ。「黒人が、つま先をちょっとつけただけでも、「そんな水には入れない」という文句を言う人があった…ということなんだろう。

長い間、公共のプールでは、黒人お断りだったらしい。人種に関係なく、施設は一緒にしましょう、という政策が取られるようになったときは、白人と黒人で同じプールを使うぐらいならこうしたほうがましだ、とコンクリートとか、土を流し込んだりして、使えなくしたプールもあったそうだ。強烈だなあ…。 

白人の、人種融和政策反対派は、黒人の入っているプールに酸をいれたりして、反対の意を表明したこともあると、この文章は書いている。そのあとは、会員制のすごく高いスイミングクラブみたいなのを作って、黒人を締め出した…と。黒人の入れる公共のプールは、小さくて浅いものがほとんどで、泳ぎを覚えられるようなものではなかったらしい。まあ、子供用のじゃぶじゃぶプールみたいなので、泳ぎを覚えるのは無理だものね…。



 そうだよ、息子の行ってる小学校、プールなんか、ないもんね?ていうかスイミングプールのある小学校ってそういや、聞かないな。なるほど…学校の体育の授業でなんとかなる…というのが、ないわけか…。それと、その人種隔離されていたころの黒人用の学校の施設は、かなりひどかったはずだ。プールどころか、体育館さえ微妙ってところだろう。

 70年代でそれってことはよ。今の40代ぐらいから上はかなり、泳げないわね…。海水浴場があるぐらい海が近い人ならいいけど(でも多分、そこも白人専用とかになってたら、黒人は入れなかっただろうし)。泳げなきゃ、プールに行く気半減だろうしなあ…。子供をプールに連れていく…。お金を出してスイミングに入れる…。それも、白人ばっかりのところにか…

 この文章によると、今でも白人の子供のほうがずっと数が多いのに、おぼれる子供は黒人が3倍もいるそうだ。多分、泳ぎを教えてもらっていない子が多いのと、助けに行けない黒人の親が多い、という事実によって。

つまり…白人主体の、「黒人はみんな泳げない」という偽の常識を崩して、子供をスイミングにいれ、選手になる子供たちが育って世界一ぐらいまでくるのに、40年以上、かかってる…ってことなんだね。

がんばったよ…ね。 まだまだ、差別された時代を覚えている人は多いし、今でもそういうことを考えている人は多い。
もちろんアジア人である私たちも、差別されるほうではあるし、時々、そういうところがまだ、アメリカには顔を出すときがあるのがわかる。少しずつ、減るといいな、と思う。 

 英語に関していえば、つまり「思いもつかないこと」というのは、読めてないんだな、ということもわかった。確かに、そういう文脈で読めば、「in it」ってなってるんだもん、そりゃ、そのItはPoolですね…ってことは、最初の読み方が間違ってるに違いないのは、今はわかるけど。

英語…もうちょっと気を付けて読まないとなあ。それと、やっぱり思う。アメリカって、ねえぇええ。

追記:
この話は、もう一度読みに行ったら、「つま先をつけただけで、いれかえた」というのではなくて、「プールを使わせないように、(ほかのお客さんから文句が出ないように)水を抜いて「修理中」状態にしてしまうことで、「これはただ、メンテ中なんですよ、だから誰にも使えません」と、ごまかしてしまう手法で、よく使われた、というような話が、いろいろと伝わっていくうちに、こういう風に解釈されるようになった、という解説があった。…ホテル側としては、お客さんにいろいろ言わせないための苦肉の策だったかもしれないが、どっちにしてもひどいのに変わりはない。ちなみに、白人の人種差別反対派の人たちは、ホテルを使い、プールを利用し、そして「友人を招く」という形で黒人たちをプールにさそってパーティをしたそうだ。みんな、がんばったと思う。だから今、私は誰とも同じように、どこの店にも入ってアイスクリームが食べられるんだからね。昔は映画館の入り口も別々だったそうだ。白人しか入れないブティックなんかもあって、黒人が試着したら全部買い取らなくてはならなかったらしい。そりゃ、暴動も起こるよね、と思う。


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コメント

こんにちは。

日本で衝撃の映像とか放送されますが
犯罪映像の大半が黒人の映像です。
このような歴史が黒人の方々の生活にも影響を及ぼしているのでしょうね。

しかし、こうした若い力が歴史をどんどん変えて行くことでしょう。

アメリカにいても英語は難しいのですね。
まだまだ勉強ですね(笑)

孝ちゃんのパパさんへ

ハリウッド映画の悪役はたいてい黒人とかヒスパニックであるとか、報道の時も黒人のときは「虐殺」「殺人鬼」とかの言葉を使ったりするとか、「偏向報道」だという抗議をしている人はいます。センセーショナルに取り上げることによって、恐怖を煽るというようなことみたいです。もちろん、肌の色がどれであろうと、犯罪者っているんですよ、いるんですけどね…。まあ、貧しい人に犯罪に走る人が多いのは、どこの国も同じです。問題にすべきは肌の色ではなく、経済力のほう…なんでしょうけど、印象というのはなかなか、変えにくいですからね。

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    まこ

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