面白いコントとは。
うちの息子を含む現代の小学生たちは、ユーチューブ動画を見ている子が多い。
こういう人のが面白いんだって!とか、こういう題名の動画がすごいんだって、とか聞いてきては見ている。
たまに、なるほどー。これは面白い、と思うものもあるけど、こんなバカっぽい上にしょぼいの、何がいいんだか…と思うようなのもある。
これなら、私の友達のXX君が若いときのほうがずっと面白かった、と口をはさみたくなるような。
うちでは、息子にはあんまりテレビのバラエティ番組というものを見せていなかった。映画とか、そういうディスクに入って売っているものはよく見せたが、毎週やるバラエティ番組は実は見せたいと思うようなものがあんまりなかったのもあるし、アニメは、そういう動画サービスの月額いくらので見せているので、実はうちの「テレビ」は「テレビ受像機」ではなくて、パソコンのモニタだったりするぐらいだ。
私がユーチューブの動画を見てもちっとも面白いといわないので、息子は「おかーさんが子供の頃はどんなのが面白かったのか」と聞いてきた。
私は、「8時だよ!全員集合」のファンだった。「ドリフの大爆笑」みたいな番組も見たと思う。
私が小学生だったころは、みんながカトちゃんケンちゃんや、ドリフターズのコントを見ていた。
まあ、家が厳しいところは、「見ると馬鹿になる」と見せてもらえないなんていう話もないではなかったが、そんな子だって「カラス なぜなくの カラスのかってでしょー」という替え歌は知っていた。
あれは一時PTAで問題になって、学校の先生が「歌わないように」とクラスの生徒に言うぐらいだった。私は当時、「あかりをつけましょ爆弾にー」のひな祭りの歌には文句が出ないのに、なぜそれよりマイルドな内容の(ちなみにひな祭りの替え歌は、今日は悲しいお葬式、という死んでしまう歌詞だったので)カラスの勝手でしょの歌にこんなうるさいことを言うのだろう、と思っていたのだが、要はこういうナンセンス物が嫌いなオトナというのは昔もいた。
ふむ…。私は、ユーチューブの動画の、ナンセンスさが嫌いなんだろうか。
いや、違う気がする。時々は、「こーれは面白い。この人たち、テレビに出ればいいのに」と思うようなのもある。
ふと思いついて、レンタルDVDに出かけて、ドリフの傑作選を借り、息子に見せてみた。
ひげダンス、坂道のある家、水位の上がっていく家、壁を床に見立てて上から見下ろし状態で進むコント、コーラス隊と一緒に出る東村山音頭。
息子大ウケ。ゲラゲラ笑って大喜びだった。
そして、ウケているところが、昔のクラスの男子にそっくり。
なるほど…この番組はつまり、小学生の男子に特にウケるように作ってあるんだな…。
忍者のコントや、バカ殿様コント、おまわりさんコント…。どのパターンも見覚えがある。
きっと、私も同じようなものを何回も見ているのだろうと思う。
今見ても面白かった。
「こういうのを面白いというのよ!」と、自分の手柄でもないのに威張っておいた。
人を「いじる」笑いが多い昨今、そういうのではない笑いはいいよね。誰か一人を笑いものにしない笑い。
どうせなら、そういうのを面白いと思ってほしい。
こういう人のが面白いんだって!とか、こういう題名の動画がすごいんだって、とか聞いてきては見ている。
たまに、なるほどー。これは面白い、と思うものもあるけど、こんなバカっぽい上にしょぼいの、何がいいんだか…と思うようなのもある。
これなら、私の友達のXX君が若いときのほうがずっと面白かった、と口をはさみたくなるような。
うちでは、息子にはあんまりテレビのバラエティ番組というものを見せていなかった。映画とか、そういうディスクに入って売っているものはよく見せたが、毎週やるバラエティ番組は実は見せたいと思うようなものがあんまりなかったのもあるし、アニメは、そういう動画サービスの月額いくらので見せているので、実はうちの「テレビ」は「テレビ受像機」ではなくて、パソコンのモニタだったりするぐらいだ。
私がユーチューブの動画を見てもちっとも面白いといわないので、息子は「おかーさんが子供の頃はどんなのが面白かったのか」と聞いてきた。
私は、「8時だよ!全員集合」のファンだった。「ドリフの大爆笑」みたいな番組も見たと思う。
私が小学生だったころは、みんながカトちゃんケンちゃんや、ドリフターズのコントを見ていた。
まあ、家が厳しいところは、「見ると馬鹿になる」と見せてもらえないなんていう話もないではなかったが、そんな子だって「カラス なぜなくの カラスのかってでしょー」という替え歌は知っていた。
あれは一時PTAで問題になって、学校の先生が「歌わないように」とクラスの生徒に言うぐらいだった。私は当時、「あかりをつけましょ爆弾にー」のひな祭りの歌には文句が出ないのに、なぜそれよりマイルドな内容の(ちなみにひな祭りの替え歌は、今日は悲しいお葬式、という死んでしまう歌詞だったので)カラスの勝手でしょの歌にこんなうるさいことを言うのだろう、と思っていたのだが、要はこういうナンセンス物が嫌いなオトナというのは昔もいた。
ふむ…。私は、ユーチューブの動画の、ナンセンスさが嫌いなんだろうか。
いや、違う気がする。時々は、「こーれは面白い。この人たち、テレビに出ればいいのに」と思うようなのもある。
ふと思いついて、レンタルDVDに出かけて、ドリフの傑作選を借り、息子に見せてみた。
ひげダンス、坂道のある家、水位の上がっていく家、壁を床に見立てて上から見下ろし状態で進むコント、コーラス隊と一緒に出る東村山音頭。
息子大ウケ。ゲラゲラ笑って大喜びだった。
そして、ウケているところが、昔のクラスの男子にそっくり。
なるほど…この番組はつまり、小学生の男子に特にウケるように作ってあるんだな…。
忍者のコントや、バカ殿様コント、おまわりさんコント…。どのパターンも見覚えがある。
きっと、私も同じようなものを何回も見ているのだろうと思う。
今見ても面白かった。
「こういうのを面白いというのよ!」と、自分の手柄でもないのに威張っておいた。
人を「いじる」笑いが多い昨今、そういうのではない笑いはいいよね。誰か一人を笑いものにしない笑い。
どうせなら、そういうのを面白いと思ってほしい。
コメント
私もドリフは好きで良く観ていましたけど、ひょうきん族が始まってからはそっちでしたよ。
まったく
同感です。最後の3行に大きく頷きました。
イジる笑いって居心地悪いんですよね。言葉尻を捕らえて絡むのはジョークじゃないと思うし。なんとなく欽ちゃん辺りから始まってたような?
ドリフのコントは言葉がわからなかったとしても可笑しかった!普遍的と云ってもいいかも。思春期の頃は下品な気がして莫迦にしたりもしたけれど、でもやっぱり笑って観てました。そうかー、小学生の男の子が基準ならあれが正解ですよね〜。納得。
イジる笑いって居心地悪いんですよね。言葉尻を捕らえて絡むのはジョークじゃないと思うし。なんとなく欽ちゃん辺りから始まってたような?
ドリフのコントは言葉がわからなかったとしても可笑しかった!普遍的と云ってもいいかも。思春期の頃は下品な気がして莫迦にしたりもしたけれど、でもやっぱり笑って観てました。そうかー、小学生の男の子が基準ならあれが正解ですよね〜。納得。
うん、うん。あのバカバカしさが何ともいえなかったよね。
そうか、今どきの子供にも通用したんですね。
あんなもの、って気取っていうのもいましたけど。
そんな子も陰では観て大笑いしてたんですよ、きっと。
そうか、今どきの子供にも通用したんですね。
あんなもの、って気取っていうのもいましたけど。
そんな子も陰では観て大笑いしてたんですよ、きっと。
しってる?
こんにちは~。
ユーチューバーチップスってご存知ですか?お菓子に人気ユーチューバーのカードが入っているんですって。
仮面ライダーカードと同じです。
友だちが探していて「買えなかった!」と言ってました。
ユーチューバーチップスってご存知ですか?お菓子に人気ユーチューバーのカードが入っているんですって。
仮面ライダーカードと同じです。
友だちが探していて「買えなかった!」と言ってました。
鬼瓦権蔵さんへ
ありましたね、「おれたちひょうきん族」。クラスでも人気を二分する番組でした。「あみだくじの歌」はたしかひょうきん族だったような…。今でもあみだくじを引くとき、脳裏に響きます。
montycatさんへ
初コメント、ありがとうございます、もしブログをお持ちでしたらりんくにいれたいので、お知らせくださいね。
小学生向けの番組だったんじゃないかなあ、と思います。小学生男子って、「パンツ」とか「おなら」というだけで3分間笑い続けられるんですからねえ…。小学生だったときは、「男子ってさ」と思ってましたね(笑)。
小学生向けの番組だったんじゃないかなあ、と思います。小学生男子って、「パンツ」とか「おなら」というだけで3分間笑い続けられるんですからねえ…。小学生だったときは、「男子ってさ」と思ってましたね(笑)。
ミドリノマッキーさんへ
結局返すまでに2、3回見て、買ってくれ、と言いましたからね…。かなりのウケっぷりでした。クラスの友達に見せたい、とも。
特に、家の中が洪水で水が溜まっていく中で、電話にでたり、ご飯食べたりするコントは受けました。あと、ひげダンスも、今のユーチューブの「こんなことやってみた」系に通じるものがあるみたいでした。
特に、家の中が洪水で水が溜まっていく中で、電話にでたり、ご飯食べたりするコントは受けました。あと、ひげダンスも、今のユーチューブの「こんなことやってみた」系に通じるものがあるみたいでした。
ぢょん でんばあさんへ
えー。そんなの初めて聞きました。でもまあ、年齢層は限られているとはいえ、口コミで誰が面白いと聞いてくる現状を見ると、私たちが子供の時に、テレビでどれが面白いか…というようなのと似てますから、これは多分、芸人さんが売れていくときのプロセスに近いんでしょうね。
…きっと30年ぐらいたったら、「あのひとは今」とかって特集されるんでしょうね。
…きっと30年ぐらいたったら、「あのひとは今」とかって特集されるんでしょうね。