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一目ゴム編みの謎

出来なかったら、どうしよう。
こういうことを考えると、あまり新しいことには手が出したくならないものだ。
子供のころから、案外こういうタイプだった。

私は、小さいころに棒針編みとか、かぎ針編みをちょこっと、教わっていたのだが、とても基本的なことしか知らない。
つまり、棒針編みでいくと、「一般的な作り目」「表目」「裏目」「2目1度」「伏せ止め」ぐらいしか知らない。
でも、これでもなんとか、なっちまうのが編み物のすごいところといえば、すごいところ…。

セーターのすそが、微妙に伸びづらい。首がぎりぎりね、とか。袖口が手を洗うとき濡れるけど、まくれない(きついから)。つまり、「一般的な作り目」とか、「伏せ止め」しか出来ないとそうなるわけだ。

でも、ゴム編み止めとか、ゴム編み用の作り目とかは、「むずかしそう、やったことない」。しょうがないので、私はかなり太い針を2本使って「指でかける一般的な作り目」でゴム編みスタート、ゴム編みで終了の時は、編んだ針より2号以上太い針で伏せ止めをすることで、この不便を回避していた。
メリヤス編みでロールするタイプのものが編み物の本に出てきた時はうれしかった。セーターの首がリブになってない、なんていう本は、昔はなかったものね。

 大体、昔の…今から20年とか、30年とか前の本だと、「そんなもの、ほとんど説明してない」本だってたくさんあった。そういうことは「できるもの」または「できる人がそのあたりにいるもの」だという前提の下、編む方向が裾方向から肩に向かってそのままゴム編みスタートで編むのか、別糸で作って、本体を編み終わってからゴム編みをくっつけるのか…ということはわかっても、その程度。
 わかんないことがあったら、お母さんに、おばあちゃんに聞けばいいでしょ的、説明の省き方だった。
そうなんだよね…編み物って、隣でやってもらうと、すぐわかるようなことでも、言葉と、イラストだけで説明されていると、全然わからないことがある。
 
最近は動画があるから、ましだけどさ。

 今年は、久しぶりに編み物をやってみることにしたので、私は市民だよりで見た図書館の交換会に出かけた。
 これはなにかというと、市の図書館で、要らない本をみんなで持ち寄って、みんなで持ち帰りましょうという企画。
 私も、もうこれはいらないな、という手芸本を一山持ち込み、そういう本を物色して持って帰ってきた。

「チャレンジニット 男が編む!2冊目」。
 …という本を発見。お?これ1冊目私もってるぞ?

なんていうのか「編み物を全然知らない人に説明している」本で、なんていうのか、説明がわかりやすいというか、うまいというのか…。たとえば、表編みと、裏編みが出来るようになって、そのあと、右上二目一度が、「左の針から右の針に1目移動させて、次の1目を編み、さっき移動させた1目をかぶせる」という説明に、写真が4枚も。

 本を見たら昭和58年ってものすごい古い本だったけど、編み物なんて何十年も基本は同じのはずよね…。

見ていると、「一目ゴム編みの作り目」の説明も乗っている。
 「一目ゴム編み止め」も。セーターを編むのにチャレンジしているのが全部男性!そりゃ、そういう題名の本なんだものね。そして全員、初めて編んでみた人。
出来そうな気がしてきたので、その本をもらって帰ってきた。

 家に帰って、適当なアクリル毛糸でまずゴム編みを編んで、違う色の糸を針にとって、この本の説明をみて「一目ゴム編み止め」をやってみた。
…出来てるかも…。
 多分、糸の通り方が絵と同じになっていると思う。

 覚えられるか…といわれると微妙だけど、このイラスト見ながらやったら、たぶんOK!

 つぎは、一目ゴム編みの作り目。
別糸の鎖から、拾い目をして、これが1段目、2段目は裏目を編んで、3段目は表目を編む?

…これはフツーのメリヤス編み…ではないの? 

3段編んでからが本番らしい。 
青文字は引用:
写真のように針をいれて
この糸 (”半目のシンカーループ”という名前)を左針にかける
今かけた糸に裏目1目を編む。なぜそうするかは、やっていくうちにわかってくるからネ。

…だって。こんな本、みたことなーい!
シンカーループを拾って、表目、次に左針の目を裏編み…の繰り返し。

やってみたら、ちゃんと出来た。針から外して、伸ばしてみたら、この作り目、すごい伸びるし、みかけもきれいだし…。
今度からゴム編みからスタートする時は全部これにする!!と思ったぐらいきれいだった。

 手持ちの編み物の本の、ゴム編みの作り目の説明(今まで読み飛ばしていたところ)を何種類か読むと、引きあげて編むとか、交互に編む目と滑らせる目があるとか、袋編みを編むとか????となって、わからないのもあったけれども、基礎本に同じことをやっているようだというのもあったので、多分説明の仕方によって、私がわかりやすいかどうか、ということなんだろうな。

 2目ゴム編みの作り方も、このチャレンジニットの本にあって、ちゃんとわかった。
 目を入れ替えながら編む、とかやらなくていいの。普通に、さっき見た一目ゴム編みの編み方とそっくりだった。
 
 この本、他のも買う。1冊目も買う。ネットって便利ね、アマゾンもね!
 
 4は買えた。楽しみだ。(手元にあるのは2)

ちなみに、この本を書いた人は橋本治さんらしい。
 えーっと「桃尻語」とかで(当時の)ギャル語で古典を訳した人だよね、読んだことあるぞ。
 この日本語のわかりやすさは、さすが文筆業。

なんていうか、ものすごい編みこみセーターの写真が載ってる…。
 着物の柄みたいなの。この人、作家をやる前か、後かは知らないけど、編み物を本格的にする人だったらしい。

 編みこみも、やったことないんだよね…。出来るようになるといいんだけど。
 今年は、ちょっとチャレンジしてみるかな。北欧っぽい柄の手袋とかが編みたい。ミトンでいいから。

 シンカーループなんて聞いたこともなかったけれども、そういうのはネットで調べたら、出てくる。
 問題は、「わからないことが、なになのか」すらわからないところにあって、検索しようにも、検索語がわからない状態。
 ちょっととっかかりがわかれば、それなりに調べようもあるというものだ。
 
でも、この作り目がどう呼ばれているのか、わからなかった。
 ブログに貼ろうと思ったのになあ。
【ここのサイト】の下半分のほうの作り目と多分同じだと思う…けどこれはただ単に、「別鎖を使うゴム編みの作り目」と呼ばれているのか…。

 えー。ねえ、これ、、全然難しくなかった気がする!一往復袋編みを編むとか、指でかけるのがこう…一般的なのと違うのとか、全然わからなかったのにー。
 私が読んだ本には、この作り目のやり方が載ってなかっただけだったりする?
 
またはこの本の説明がすっごくよかったか、どっちかだ。もっと早く、やってみればよかったなあ…。

何はともあれ、これで「一目ゴム編み」の謎は、解けたのがうれしい。

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コメント

掘り出し物だったのですね、その男が編むなんとかいう本w
説明が上手な本はブログとか書くようになった俺たちも参考になりますね。
こういう文章を書けばいいんだ、みたいな。
それにしても男が編み物をする教本あるんだね。
俺も数年前は料理とかやっつけだったくらいだし、
数年たったら編み物してるかもなぁw
未来の可能性は無限ですね。

橋本治、そういえばかなり前に編み物の達人としてテレビで紹介されていたのを見たことがあります。まあ、本まで出していたのね〜。
最近はたいていのことはネットで調べたり動画を見て知ることが出来るようになりましたね。なんて便利な世の中なんでしょ。
私が若い頃こういう環境にいたら、もっと世界が広がっていたかもな〜。
ともあれ、「一目ゴム編み」の謎が解けてよかったですね♪

あかぎれで進まない;;

私も毛糸屋さんを見掛けたので、購入したのはイイですが
(家族分の帽子を編む予定で)
息子用のだけ何とか完成しましたが、その後乾燥が酷くて
肌がカサカサ、手はあかぎれで痛いし、切れたところに糸が
引っ掛かり、降参してしまいました。
3年ぶりの編み物でしたが、忘れてるかな?と不安をよそに
ちゃんと手が勝手に覚えて動いてくれましたv
10年ぶりだと自信がないかも;;
あかぎれ治ったら、また編みます!!

てかとさんへ

まあ、スコットランドでは男性も編み物するっていうし、ドイツなんか小学校で編み物が正課に入っているとかいう話もあるようだし、私が今読んでいる靴下を編む本は著者男性だし…。繰り返しが多いだけで、技術的にはそれほど難しいことをしなくてもそれっぽいものが編めるので面白いと思います。
安くてテキトウなもの<自分で編んだもの<大変高い手編み製品
…と値段的にはそうなっているので、「お得」かといわれると微妙ですが、安売りの毛糸が見つかれば、なかなかいい感じのお値段で、あったかいものが着られるっていうことはありますよね。
 いかがですか、挑戦。

さとちんさんへ

編みこみが全然出来ない私から見ると、もうどうなってるんだか…というようなものでした。実用になるのが、面白いんでしょうね。
ただ、昔の本で、今のように安売りのネット販売なんかないころで、書いてある毛糸の代金が…セーター1枚編むのに8000円、9000円。
まあ、手編みのセーターがほとんどだった時代の、店のセーターは大変高かったことを考えると、悪い値段じゃないんでしょうけど。
時代を感じる本でした。

なつみさんへ

ウールの毛糸を編むときは、ラノリンなら、手に塗っていゆても平気…という話を聞いたような。

 お子さんの分だけでも、完成してよかったけど、あかぎれと乾燥は、つらいですね。温度が下がるとそうなりますよね。
クリーム塗って、手袋はめて寝るといいと聞きますが、朝起きたら、私の手袋はたいていどこかへいっています…。

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    まこ

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