初・北京ダック
今年の夏、旅行に行ったときの話。
朝ごはんはホテルで出るのだけれども、夕飯はついていない、そういう日に、どこへ食べに行く?ということになると、昔はガイドブックなどを見たものだ。
でも今はネットでホテルの住所のあたりから検索すれば、近隣のレストランの評判がよくわかるので、行き当たりばったりでも大丈夫。
ネットの評判がどのぐらい頼りになるかということはさておいて、どこで何が食べられるか、値段帯がどのぐらいかということがわかるのはありがたい。
特に外国で…となると余計。
その日、「評判がよさそうなんだけど」と夫が出してきたのが、中国料理のレストラン。ちなみに行先は中国ではなかった。こんなところまできて、現地の料理でなく、中華…と思ったのだけれども、このお店、結構な老舗らしい。
北京ダックおいしいって、と彼は言った。
「まこ、北京ダック食べたことある?」
「私と、北京ダック食べたことある?」
「ない…と思う」
「なら、私は食べたことないね」
確かに、ない。ちなみに夫は会社の接待だとか、パーティだとかで口にしたことがあったらしい。
「あんまり、腹がふくれるようなものじゃないんだ、パリパリの皮だけだし、ボリュームはないよ」
「でも、おいしい?」
「うんそう。そんなに量、いらないよね、足りなかったらほかのものも取ろうよ」
…ということで、北京ダックに挑戦決定。
中国語で書いてあるメニューで「一食」「二食」と書いてあって、「一食」の場合は、「北京ダック一皿」が。そして「二食」になると、北京ダックの肉を野菜といためて、レタスで包んで食べるのがプラスされる。
「一食」が日本円で4000円ぐらい。「二食」が5000円ちょっと切るぐらい。
つまり、「二食目」はおまけなんだね…。北京ダックというのは、焼いてぱりぱりになった外側の皮だけとって出すので、「内側」の肉が一杯、余るってことみたい。
食に関してはとびっきりコンサバの息子は、「エビ餃子食べたい」というので餃子ゲット。
それから、北京ダックのスープを取ってわけた。このぐらいあれば、ボリュームがないといっても、足りるだろう、と。
北京ダックというのは、高いものらしい。4000円分だと、それほどないよね?ということでスープを飲んで待っていたら、出ていたお皿が、15インチのノートパソコンぐらい。うわあ。
そこに、びっしり5、6センチ角の北京ダックが並んでいる。せいろで蒸したての皮も届いて、あっつあつ。
ねぎの細切りと、キュウリの細切り。
そして、皮は確かにぱりぱりだったけれど、結構肉もついていた。厚さ8ミリぐらいはあっただろうか。
多い。思ったより、ずっとずっと多かった。夫は、「これ、もしかして、「二食」2人分かも?」とか言い出す始末。えーってことは、倍かかるってこと?お店の人を呼んで、聞いてみた。
お店のオーナーらしき人が来てくれて、英語でやり取り。すると、これは確かに「一食」で、このあと、レタス包みが出るが、「二人分」ではない、ということがなんとかわかった。つまり、日本円で5000円前後。
お店の人は、「うちでは、ダック半分なんてことはいわない。一皿で1羽使うんだ、よその店はそうかもしれないけどね!」と威張っていた。
威張るだけのことはあった。息子も1つ食べた後は、おいしい!と大喜びして、かなり頑張って食べたのだが、もうおなか一杯、無理、というところまで3人で食べても、余った。しょうがない、包んでもらってレタス包みのほうは持って帰らせてもらった。
この値段で、この量、信じられない、と夫は喜んでいた。日本では、こういうの、3切れぐらい食べたかな…ぐらいの量しか出なかったんだよ、と。
それと、もっとぎりぎりまで削いであって、本当に皮の部分しかなかったらしい。
こういう肉のついたバージョンもいいねえ、ということだった。
北京ダック、初体験、とってもおいしかった。今思えば、写真撮っておけばよかったなあ。
朝ごはんはホテルで出るのだけれども、夕飯はついていない、そういう日に、どこへ食べに行く?ということになると、昔はガイドブックなどを見たものだ。
でも今はネットでホテルの住所のあたりから検索すれば、近隣のレストランの評判がよくわかるので、行き当たりばったりでも大丈夫。
ネットの評判がどのぐらい頼りになるかということはさておいて、どこで何が食べられるか、値段帯がどのぐらいかということがわかるのはありがたい。
特に外国で…となると余計。
その日、「評判がよさそうなんだけど」と夫が出してきたのが、中国料理のレストラン。ちなみに行先は中国ではなかった。こんなところまできて、現地の料理でなく、中華…と思ったのだけれども、このお店、結構な老舗らしい。
北京ダックおいしいって、と彼は言った。
「まこ、北京ダック食べたことある?」
「私と、北京ダック食べたことある?」
「ない…と思う」
「なら、私は食べたことないね」
確かに、ない。ちなみに夫は会社の接待だとか、パーティだとかで口にしたことがあったらしい。
「あんまり、腹がふくれるようなものじゃないんだ、パリパリの皮だけだし、ボリュームはないよ」
「でも、おいしい?」
「うんそう。そんなに量、いらないよね、足りなかったらほかのものも取ろうよ」
…ということで、北京ダックに挑戦決定。
中国語で書いてあるメニューで「一食」「二食」と書いてあって、「一食」の場合は、「北京ダック一皿」が。そして「二食」になると、北京ダックの肉を野菜といためて、レタスで包んで食べるのがプラスされる。
「一食」が日本円で4000円ぐらい。「二食」が5000円ちょっと切るぐらい。
つまり、「二食目」はおまけなんだね…。北京ダックというのは、焼いてぱりぱりになった外側の皮だけとって出すので、「内側」の肉が一杯、余るってことみたい。
食に関してはとびっきりコンサバの息子は、「エビ餃子食べたい」というので餃子ゲット。
それから、北京ダックのスープを取ってわけた。このぐらいあれば、ボリュームがないといっても、足りるだろう、と。
北京ダックというのは、高いものらしい。4000円分だと、それほどないよね?ということでスープを飲んで待っていたら、出ていたお皿が、15インチのノートパソコンぐらい。うわあ。
そこに、びっしり5、6センチ角の北京ダックが並んでいる。せいろで蒸したての皮も届いて、あっつあつ。
ねぎの細切りと、キュウリの細切り。
そして、皮は確かにぱりぱりだったけれど、結構肉もついていた。厚さ8ミリぐらいはあっただろうか。
多い。思ったより、ずっとずっと多かった。夫は、「これ、もしかして、「二食」2人分かも?」とか言い出す始末。えーってことは、倍かかるってこと?お店の人を呼んで、聞いてみた。
お店のオーナーらしき人が来てくれて、英語でやり取り。すると、これは確かに「一食」で、このあと、レタス包みが出るが、「二人分」ではない、ということがなんとかわかった。つまり、日本円で5000円前後。
お店の人は、「うちでは、ダック半分なんてことはいわない。一皿で1羽使うんだ、よその店はそうかもしれないけどね!」と威張っていた。
威張るだけのことはあった。息子も1つ食べた後は、おいしい!と大喜びして、かなり頑張って食べたのだが、もうおなか一杯、無理、というところまで3人で食べても、余った。しょうがない、包んでもらってレタス包みのほうは持って帰らせてもらった。
この値段で、この量、信じられない、と夫は喜んでいた。日本では、こういうの、3切れぐらい食べたかな…ぐらいの量しか出なかったんだよ、と。
それと、もっとぎりぎりまで削いであって、本当に皮の部分しかなかったらしい。
こういう肉のついたバージョンもいいねえ、ということだった。
北京ダック、初体験、とってもおいしかった。今思えば、写真撮っておけばよかったなあ。
コメント
記事読んでたらもうおなかいっぱいになりましたw
てかとさんへ
欧米文化圏の一人分の量は日本より多いと思います。大人がそれだけ食べたら、3人で全員お腹いっぱい、という量でした。