LuckyDuckyDiary

電子工作は知らないことがいっぱい

私と同じぐらいから、年上の男性だと、中学校の技術の授業ではんだ付けをやっただろうけれども、当時、私の学校では女子は、家庭科のみの履修だったので、子供のころにはんだ付けをする機会はなかった。

今、改めてピンボールコントローラを作ろうと思ったとき、外枠組み立て、プログラミング、配線、となったとき、一番敷居が高いのは多分、配線。

アメリカにいたときにスタートしたので、部品を近所に売っている店がほとんどなく、配線用の「線」なんか、わけもわからず通販で安いのを買ったし、はんだ付けをしないで出来ないかなあ、と思ったので、ピンケーブルとか、ワニ口クリップとかで配線出来る「メイキーメイキー」という子供用のキットを利用した。

スイッチと、メイキーメイキーをくっつけるときに、「接続用の端子」が必要で、これも、ペンチでぎゅっとつぶせば線が抜けなくなるというbullet connectorというのを使用した。(日本語名は、絶縁つきのギボシ端子というものらしい)

これが、オスメスがあって、線をつなげるのに使えるのだけれども、外すときに、線がぶっちぎれる(というか、抜ける)事故が多発。
なにがいけないのかわからなかったのだけれど、今日、絶縁部分のない、ギボシ端子を買って試してみていろいろ発見があった。

 まず…私が持っている「電工ペンチ」はアメリカで買った。
赤、青、黄色の丸がついているのだけれど、これは、端子の絶縁部分の色が、対応の電線の太さによって赤黄青にわかれていて、どの部分でぎゅっとするか…というのは、色をみたらわかるようになっていたということ。(なぜこの色点がついているか理解してなかった)それから、もっと厚みがあるペンチで締めるほうが、多分いいってこと。格安の電工ペンチだったからなあ…。

 要は私は、締めこむ部分の大きさを一段階、間違えていたらしい。
プラス、使う線が細すぎだったっぽい。AWG16から20番のワイヤーが必要だったのだって。
AWGというのはAmerican Wire Gougeの略で、要は針金の太さの番号。日本でも、針金の太さはアメリカの番号と同じだけど、20番って結構太いよ?私がビーズ細工に使うのは、24とかだってば…。そんな太い配線がいるなんて、全然わからなかった。

 裸の端子というものを買ってしまったので、電工ペンチは、今持っているのと違うのを買わないとダメらしい。
いろいろ工具をみていると、兼用になっていて、赤黄青の色点がついているのがあるけど、挟み込む場所の形が違う…。

私のペンチは、「∩」の形にぎゅっとしめるようになっていたのだけれど、そのカーブが「⌒」こういう浅さになっている。つまりほとんど真っ平につぶすだけ、ということ?こっちのほうが楽かも。

 そして、てっきり絶縁部分のカラーには、色分け以上の意味はないと思っていたので、サイズ別、それもユニバーサルということが分かって面白かった。
 
 あとは、はんだ付けはもうちょっと練習してみた感じだと、温度が低いとうまくいかないってことがわかった。
さんざん失敗してから気づいた。うちのはんだごてはアメリカン。100V電源ではなく、110Vで動くことになっている。(すごい半端だよね。11、なんて数字、どこから決まったんだろう。それなら120のほうがまだわかる。12時間で時間を数える国なんだし)ということは、温まり具合も、10V分、低くなるんだよね?

 温度調整が出来るはんだごてだったので、温度調整スイッチをちょっとひねって温度を上げたら、いきなりうまくいくようになってびっくり。「鉛の入っていないはんだ」を使っているので、溶解温度が鉛入りより高いらしいから、その理由もあったのかもしれない。

ワイヤの端っこに、はんだをくっつけておくといいらしいのだけれど、うまく薄くつかなくて、玉になる。20本ぐらいやってみて、だいぶましになったけど、「どうしてうまく出来るときと、ダマになるときがあるのか」という仕組みがまだわかってない。

 知らないこと、やったことないこといっぱいだけど、このクラフトも、つまりは手芸と同じで、経験を積むしかないんだろうなあ。
こんな面白いものがあってねえ、と買ったものを夫に見せても、「?」という反応。ワイヤーに、単線のものがあって、ブレッドボードにすっごくうまく刺さるんだよぅ、なんて、知っている人にとっては「だからなに?」ってことなんだろうけど、私にとっては新発見だったり、電工ペンチなんて、全部一緒だと思ったら、何種類もあることだとか、線の太さにはすごくバリエーションがあることとか…。

 手芸でいうと、刺繍用の針があるとか、引きそろえ用のラメ糸には単糸と撚り合わせのものがあることとか…というような、「しばらくやっていればわかるから」というたぐいのことなんだろうな。

 いつか…。お気に入りのヘッドフォンが断線したら直せるぐらいに、ならないかな(笑)。
 あと、普通のPC用のゲームコントローラーをゲームキューブ用にするとかさ!…一応、出来るはずだよね?市販のアダプタがあるんだから。特殊コントローラ、例えばポップンミュージックのコントローラも、昔持ってたけど、ボタンがあんまりよくなかったし、自分で作れたら、そりゃあいいよね…例えば中古のコントローラを買ってボタン部分だけ作って配線しなおすとか、そういうことができれば。

 あとは、スピーカーをビルトインにしたテーブルとか、いや、スピーカー付き椅子ってみたことある。ああいうのも作れないかなあ。
大きいディスプレイをはめ込んだテーブルとか…いや、これは電子工作じゃなくて、大工仕事だけでいけるか…。
 
細かい電子部品のはんだ付けは、素早く、細かいことができないとダメらしい。やっぱり練習しないと。

 やったことがないクラフトはここがいいんだな…。うまくできなくて当然と思うと、いろいろやりたくなる。

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コメント

こんにちは。

 
この記事、すごく面白かったです、なぜならば私が通ってきた道そのも
のなんです。

ステレオアンプを何台か自作もしたし、車載用に16㎝口径のスピーカー
を4本使ったスーパー・ウーファーも作ったことがありますよ。

そして私は若いころはカー・メカニック、最前は電気制御機器や部品の
卸売りの商社で倉庫番でした。

「∩」の方は圧着端子というものに使う方、「⌒」は多分ですが絶縁付
きの圧着端子を絶縁外皮ごと圧着するためのものだと思いますよ。

はんだ付けは電線、あるいは基盤の銅箔部分にこて先を当ててそこを温
めるのが先なんですよ、ただ温めすぎると電線の被覆が溶けてしまうの
でその辺りは経験を積むことが必要ですね、覚えてしまうとこれが実に
楽しいものです。

それと参考までに、「はんだは電気を通す接着剤」ぐらいに覚えておい
た方がいいですよ、いちばん確実なのはラッピング配線ですが、かなり
面倒、その次が圧着です。



知ったかぶりをしたい@のんち

はじめまして。

はじめまして。
当ブログの訪問ありがとうございます。

大変面白かったですよ。
うちのブログを気に入ってくださったら、相互リンクお願いしますね。
こちらからリンクかけておきます。

失敗から学べることって多いですね。
元気を少し分けてもらえました。ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いしますね。

のんちさんへ

おっと、専門家(笑)。ありがとうございます、わからないことがあったら、またブログに書きます。
大体、電工ペンチにはあまり説明書がない上に、記号が、たとえば「INS」なんてマークしてあるわけですよ。インシュレーション、のinsかなあ、ぐらいの見当はつけても、「だからそれがどうなるわけよ」みたいな感じに。それと、握力が足りないからなのか、見本みたいにきれいにならなくって、とりあえず、ぎゅーっとやってあるから止まってはいるけど、こういう形になるはずじゃないんだけどねえ、みたいなことになったり。それに端子がアメリカで買ったやつは1つ2円ぐらいだったんですが、日本のは下手すると1つ10円。ダメにするのがもったいなくて、練習もろくにできない…多分、3、40個無駄にする覚悟で挑めば、大体わかると思うんですけどね。
 はんだは、実はいろいろ調べてみると、全然うまくいっていないかも、という疑いも。ただ、見本はほとんどが、「ピンを基盤にはんだ付けする」タイプのもので、端子+線とか、線と線とか、というはんだ付けがどういう風になるべきかがあんまり出てこないです。やっぱり図書館で本を探すべきかなあ、と思っているところです。

九星道さんへ

リンクをありがとうございます。実はぢょん・でんばあさんのブログのコメント欄からたどりました。はじめまして。こちらからもりんくさせてもらいました、よろしくお願いします。

はんだ付けは、一応「はんだを溶かしなおして、吸い取れば」もう一度やり直せることになっているみたいですが、なかなか…。持っていられないほど熱々になったりして、時間をかけないと溶けないのに、時間をかけすぎると温度が上がりすぎてうまくはんだ付けできていない、という、ちょうどいい点だけが、発見できない状態です。はんだごての先の温度がもっとわかりやすいといいんですけどね。

でも、趣味には面白くていいかなと。いつか、中学校の授業でクラスメイトが作っていたラジオも作ってみたいと思っています。

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