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花火大会の思い出

夏…。花火大会に行った時のことを【OKKANABIKKURING】のぢょんさんが書いていらして、それがまるで映画のワンシーンみたいで素敵だったので、私もちょっと書いてみようかな、と思った。

電車でいくつか、乗ったところの町はずれの川で、花火大会があった。
これは毎年行われているもので、この時期になると、高校生や、中学生ぐらいでも早い子は男女連れだって、またはグループで出かけるのが素敵…ということになっていた。
浴衣を着るとか、髪を結うとか、そういうことをしていく子が多く、その花火大会に一緒に行きたいと告白する子もあったり、花火大会を機に付き合い始める子がいたり…まあ、近隣にそれほどたくさんあった行事でもないので、夏のイベントだった。

私はそういう色気が全然なかった。が、お付き合いをして最初の夏、彼のほうが私を誘ってくれた。最初、それほど色よい返事を出さなかった私だが、それはつまり、私は浴衣を着て、お化粧して…。ともかくそういうことをやるのが嫌だったということで。なんだか、私らしくない、不自然なことのような気がして。

 彼は、「なあんだ、そんなこと。いつもの恰好でいいじゃない、動きやすいし」と、「何をいまさら」みたいな顔をして言った。
そうだよね、おしゃれな子がいいなら、私と付き合っているはずはない。

「川べりは蚊が出るから、長袖長ズボンだな」…ということで話はまとまり、私は薄いパーカーと、オーバーオールでその日は出かけた。

確か、このあたりに公園があったから、と彼は私をそこへ連れていった。

 公園のジャングルジムに上って、てっぺんに座る。

「まこ?この場所、取っておいて?僕のリュック、隣においてね」

彼はジャングルジムから飛び降りて、走って行ってしまった。

ずいぶん待って、薄暗くなってきたころ、彼が戻ってきた。
まだ熱い、焼きそばのパック、紙袋に入ったベビーカステラ、ペットボトルのお茶、そしてイチゴのかき氷と、フローズンパイナップル。

「ごめんね、待たせて」そういって、器用に足だけでジャングルジムをのぼり、私の隣に座りなおした彼。私はちょっと圧倒されて黙った。
これ…いくらするんだろう…。私はあまりお金を持っていなかった。彼は当時、社会人だったので、私に何でも買ってくれようとしたのだが、私はあんまり、おごられなれていなかったのだ。

「私も、出すから!」と焦っていると、「ほら、まこ、氷食べないと溶けるよ」そういって、スプーンを渡された。
 そうだけどーーーー!膝の上にしか、何を置く場所もないジャングルジムの上で、食べる氷イチゴ。おいしいけど…おいしいけど…。
「ほら、焼きそばも、冷めるから」
氷イチゴの残りを彼は飲み干し、焼きそばも半分こ。パイナップルも。
おいしいね…と顔を見合わせながら食べて、ちょっとべとべとした手をペットボトルの結露と、私のタオルハンカチで始末したころ、花火の最初のが打ち上げられた。

ごみをリュックに片づけてしまった彼は、膝の上にカステラの袋を置いて、私を肩によりかからせて、花火を見た。
「浴衣、着てたらココは、無理だからねえ。動きやすい格好で来て、よかったね」
「うん♪」
「きれい…」
「まこもね?」
うわ、きっざーーーー!と思ったのだが、悪い気はしなかった。

空がちらちらと光を落とし、彼の横顔が光に浮かぶ。二人と同じ高さに、ほかの人がいなかったからか、とても別世界な感じがした。公園には、かなりたくさん人がいたはずなのに、混んだ感じがした覚えはない。

「空飛ぶ絨毯から、花火をみるとしたらこんな感じなのかな…」
そう言う私に、「氷イチゴは、買えなかっただろうねえ…」と言ってくれたあの人は、今、どうしているのだろうか。

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コメント

女は死ぬまで女です、という言葉は名言だと思います
いくつになってもちはほやされたいもんですよね
ちなみに男もいくつになっても男です、しぬまでロマンとか言ってますw

てかとさんへ

一応、この思い出話のころは、私は確か18歳だか、19歳だったかなので、つまり「お年頃」だったのだと思います。昔々のお話でした(笑)。

こんばんは

なんだか 羨ましい 話しです、
ハーレイ・クインの小説 みたいですね、 
良い思い出があると 女性は 幸せに 生きていけます、 
いつもありがとうございます、 たか

お礼

リンクありがとうございます。

昨日コメントしたつもりでしたが、ちゃんとできてなかったみたいですね。お礼が遅れてすみません。

いいこと書いたつもりでいたのに消えちゃってて情けないなー。

どうかお気を悪くなさらないでね。

たかさんへ

今の夫は花火大会はそれほど、好きではないらしく、一緒に行ったことがないので、それっぽい思い出となるとうんと遡ることになりました。
懐かしいですね。

ぢょんさんへ

気を悪くするなんてとんでもない。黙ってリンクさせてもらって事後報告なんですから、それはこっちのセリフです。

いつも楽しく読ませてもらって、ぢょんさんのブログは、私もこんなのが書けたらなあ、って思います。下さったコメント、読みそびれたのは惜しいです。読みたかったなあ。

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    まこ

    Author:まこ
    どこをクリックしても一銭にもならない、ただの主婦の日記帳です。
    ゲーマーで、本好きで、クラフト好きです。

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