掃除は嫌いだけど、部屋はましになってきたコツ
ここしばらく、朝のトイレ、洗面所、玄関の掃除はなんとかなっている。
ゴミを毎日1回、ゴミ捨て場に持って行って、広さでいうと一畳半ぐらい?のキッチンの流しとコンロの前を拭くのも、出来るようになってきた。
リビングと、そこにつながる和室からホコリが減り、掃除機を「テキトウ」にかけても、それなりにきれいに見えるようになった。
これは多分、「汚くなくても、掃除する」ということの結果なのだと思う。
大体、今までは、「もうこれはまずい、絶対まずい」という状態になってから、半日かけて掃除をするようなことになっていた。
すると、キレイ度(なんてものがあるとして)が大体、いや、違うな「汚い度」か。
汚い度が、大体90/100ぐらいでスタート。こういう部屋で寝ると体に悪そうかもしれない…というぐらいホコリっぽいが、生活可能。
つまり、床には髪の毛が目立つようになり、なんとなく寝室の床はざらつき、洗面台の下はほこりまみれ、ピアノの下にはダイニングスペースで食べたパン屑が風で吹き寄せられており、リビングのフローリングには、黒い汚れが点々と散り…。
必死で掃除しても、細かいところまで気が回るわけもなく、結局真ん中を掃除機かけて、床の汚れを拭き…目立つところからほこりを落として…。
すると、汚い度が40ぐらいに下がったあたりで、もう体力と気力がなくなってしまう。やれやれ、ちょっとはきれいになった、はあ、大変だった…。
前との比較で、そりゃまあ、だいぶ違いは出る。体に悪そう…な感じはしないが、なんていうか…で終了。次の日からまた放置して、次にまた、「まず…いよねこれ…」と思うのが、汚い度が65から70を超えてから。
こうなると、週末なんかに頑張って掃除をしたつもりでも、夫に「これでいい?」とお伺いをたてると、大抵、「四角い部屋を丸く掃除機かけてるからなあ…しょうがない、後は僕がやっておくから、お部屋で遊んでおいで(邪魔だから)」と、言うことになるのがオチ。
例外としてキレイになるのは、お客さんが来る日の前の日に、死ぬ気で掃除して、やったー。今日は頑張ったのー。でももう夕飯作るのイヤー。みたいな感じになりがち。
でも、ここ最近トイレと洗面所と、玄関とその3つが面する廊下が、かなりきれいに掃除できるようになってくると、ちょっとずつ、ちょっとずつきれいな範囲が広がりつつあった。玄関に雑巾かけてるなんて、前代未聞だ。
ふと、部屋の壁の一番下が、ぐるっと幅木が打ち付けてあるんだけど(これ、どうしてあるのかなあ、下まで普通の壁でいいのに)、この上の面にほこりがのっているのを、拭く気がでて、ぐるっと拭いて回る(玄関拭いた雑巾でやった)。
次の日、ドアのガラスの汚れを、洗面所を拭いたタオルでちょっとぬぐっておくときれいになった。
次の日、ピアノの下に潜り込んで細かいところを拭き掃除してみた。
次の日、空気清浄機を分解してフィルターを掃除機で吸って、細かいところをちょっとだけ拭いてみた。
…と、じりじり、じりじりと掃除を進めて、先週末は、掃除機をかけたあと、「これでいい?」と夫にお伺いを立てたら、「これで十分、今日はやらなくても気にならなかったのに」と言われた。
もちろん、一番上の画像みたいなのは、部屋の隅っこの方へ行けば残っている(写真にとったほうが目立つなあ。パッと見るとこれよりは目立たない感じがするのに)。こういうの、濡れた雑巾とかで拭いてみても取れないんだよね。でも、それ以外のホコリは減ったし、一番ホコリが出やすい寝室も、ベッドの棚や、プラスチックコンテナにうっすらホコリが…というのも減った。ホコリが見るのも嫌なほどたかる前に、ふいておけば、拭くのも大変じゃないし、触るのもいや…という感じもしないので、実はキレイに見えるうちに拭いておくのが、結局自分が楽できるんだな…ということがわかった。
思えば…。実家は今でも汚い。私もあんまり掃除の仕方を覚えず大人になった。私の一人暮らしの家は、人は呼べるが、雑然としていて、「ご飯を食べさせてもらったからお礼に」とか掃除していく友達もいたし、親しい人になると、「ちょっと手伝ってあげるから、掃除しようか」とか、しぶしぶの私に掃除をさせてくれる人がいたりして。お風呂が銭湯だったのでお風呂掃除の問題だけはなかったけど。掃除はずっとヘタで、苦手だった。
結婚した人は、それほど細かいことを気にする人ではなかったのだけれど、掃除は私よりうまかった。私は夫に指示されつつ、掃除をしていた。それでも彼は毎日、そういうことをやる時間はないわけだから、やっぱりだんだんと家が汚くなる。
要は、濡れた雑巾とか、使い捨てのフキンとか手に持って、気が付いたところをちょっと拭く。
あんまり細かいこと言わないで、床は床用とか家具は家具用とかそういうのはもう気にせず、ほこりがついていたらどこでも拭く。雑巾のきれいな面を出してから拭いたら、汚れとか、ほこりが減る。
毎日やって、ほこりが積もる速度よりも、拭いて減る量が多ければ、ちょっとずつ、ちょっとずつきれいになる。
多分、今、私の家に人が来たら、「まあ、どの家もそんなピカピカになんてしておけないよねえ」という感想が来るぐらいだと思う。
でも、今の状態になる前は、人なんて呼べなかったし、「うわ…。掃除、嫌いなんだね…」という感じにドン引きだったかも、と思うので、これは私としては「すごいこと」なのだ。
ゲームでいうと、前まではHPもMPも使い果たすまで掃除しても、全モンスター退治とはいかなかった。雑魚も残ってるし、中ボスも残ってるし、ボスも残っていた。なぜかというと、雑魚が多すぎだったから。
毎日、毎日雑魚を退治していれば、そのうち、あんなにいっぱいに見えた雑魚モンスターも、数が減っていって、時々は、一番雑魚じゃなくて、ちょっといいアイテムを落とすモンスターみたいなのが退治できる。中ボスにも、チャレンジ出来る。
隅の黒ずみは、もっと早くから毎日掃除すれば、残らなかったのだろうけれど、しょうがない。普段飛ぶほこりがないだけでも、間違いなくマシ。
この間、リビングにつながる和室のふすまを、ガッタンコとはずして、ふすまの下のホコリを取ったときは、住んでからの年月、やっていなかったことだなあ…と感慨深かった。ここは掃除機だけでは取れないホコリが固まっていたところだったのだ。
たった5分。普段の掃除機(10分ぐらい)にプラスして、たった5分のエクストラの気力が出せるか…ということだけで、これが出来るかどうかの違いが出る。
「まだきれいに見えるところ」の掃除だけなら、それほど気力はなくならないから、これが出来るようになったんだなあ…
洗濯機の下の「洗濯機パン」なんか、洗面所の掃除を始めてしばらくしてから一度根性で掃除して、もう3週間ぐらいたつけど、なんにもたまってない。
前はホコリと髪の毛と、それがからまったすごいものが、どっさりたまっていた。5年とか、やらないとそうなるんだよね。
ビフォーアフター、とっとけばよかったね、ブログのために(笑)。
ほこりが山ほどたまっていても、一度だけ…使い捨てフキン(ペーパータオルの上等みたいなの)を濡らして、拭いてゴミ袋に捨てるだけ、といえばだけ。それだけで違うってこと、3年前ぐらいの自分に教えてあげたい。
そんな、きれいになんてならないって…じゃないんだってこと。一度きれいにしてしまえば、キープだけなら、1日15分から20分で大丈夫だったなんて。