こどもと、ハーネス
子供が、小さいころ、うちではリュックサックの形になったハーネスを愛用していた。
手をつないで歩こう、というのもある。それも、子供の手首をつかんで、握らせた手を大人の手に包むという、どっちかといえば「捕まえておく」式のつなぎ方が育児雑誌にはお勧めになっているものだからそういうのもやっていた。
が。うちの子は男の子。これが女の子だと、違うと聞いたことはあるが、大体視野角は15度ぐらいしかないのではないか…というシングルフォーカス。興味のあるものに目が行ったら、目の前が道路であろうと、水たまりであろうとそんなものは目に入っちゃいない、突進。手は、結構な力で振り払う。
おっとぉ!と止めるのに、ハーネス(リーシュ?)はとても便利だった。
だって、前が車の通る大通りだということもあるんだよ…道の向こう側のアンパンマンの看板が、気になったら左右なんか見てくれない。1歳後半から2歳台。お子さんによっては、3歳でも微妙だと思う。これで、「えー?そんなの、ありえないよ」と思う人は、
1:大変良く出来た賢いお子さんだった
2:お子さんは女の子だった
3:自分が育児をした場所はかなり車どおりが少なかった
4:自分が育児をしたときのことをかなり忘れている
この4つのうちの、どれかだと思う。うちの子は、「まこさんちのボクは、結構おとなしいよね」と言われるタイプ。「まあー元気がいいわねえ」というタイプではなかったのだけれど、それでも突発的に飛び出すのはあった。だからこそのハーネスだったわけだけれど、これが、「犬みたいでかわいそう」という、全然しらない人が、何人かいたのも確か。
いや…そりゃあなたが子育てした頃はこんな大きい道路、なかったかもしれませんけどね…と心の中で突っ込んだ。それに、飛び出して轢かれて死んじゃったら、あなた責任とってくれるんですか、とか言いたかった。
正直、この現代に、住宅地にだって車は通る。全員がスピードを落として気を使ってくれるわけではない。そして、2歳と言えども、結構な瞬発力で駆けだされたら、重たい荷物を持っている時、とっさに走って追いつけるかと言われると、やっぱり、念を入れておきたいものだと思う。うちは1人だから、まだなんとかなったが年子、または2年差で、片手に歩けない年齢のお子さんを抱き、一人の手をつなぐとなると、ハーネスはやっぱりほしい。だって、ベビーカーに乗せると、邪魔、という人がいるんだよ?
子供用必需品を詰めたバッグ、買い物した袋、そして子供。なるべく迷惑にならないように、そして安全に。
40年前に、育児をしたならば、車どおりは多分今よりずっと少なかっただろう。それに、ベビーカーが迷惑だという人も、それほどいなかったんだと思う。だからといって、今、同じ方法を使って育児をしたら、「ちっ」とベビーカーに舌打ちをするおじさんがいるんだよ。(こういうおじさんは、男性が付いている場合はそういう態度を取らない。女子供限定でそうくるので、正直かなり警戒したし、怖かった) 街を歩いていても、信号がないなら、車は横断歩道で待っていても、止まってもくれないんだよ。だから、ハーネスは要る。
うちの子は電車好きで、2歳半ぐらいから、私がプラスチック製のバッグの持ち手用の白い輪と、合皮で作った「つり革」を握って歩いてくれるようになった。「電車が止まるまではしっかり、おつかまりくださーい」とアナウンスをして歩いたものだ。それでも、やっぱり歩かせる場所は、車どおりの少ない場所だったし、道路には飛び出しません、危ないからね、というのが大丈夫になったな、と思ったのは幼稚園に入るぐらいだったと思う。
今日ネットで、反対している記事を読んだから、これを書きたくなった。反対している人は、あなたに反対されたから外したんですよ、そしたらひかれましたから、と言ったら、「見てないあなたが悪い」というだろうと思う。見ていても、突然の事故は起きる。だって、子供だけじゃない、いい大人だって、轢かれるんだよ、車には。
責任を持ってくれない人のいうことなんか、聞かなくていい。子供の安全に気を配るのは、いいお母さんだから。子供が大事だから。大人が、歩道から飛び出さないように、子供も、飛び出さなくなるまでは、ハーネスでいい。
あれ、かわいいと思うよ。特に天使の羽とかついてるやつ。あれに、おやつと、ちいさーい水筒いれて、歩かせていた。公園に着いたらおやつにしようね、って。あの、小さい靴…。ベビーカーに乗るのをいやがって、でも帰る時はねむくなって、抱っこーーってなって。
しょうがないから、小さいベビーカーをしょって歩いていたこともあったっけ。今から思うと、楽しい年月だった。ぽっこーんと転んで、おでこに傷が出来て…。「まあ、転ばせたりしちゃダメじゃないの!」なんて、お前誰だよ、みたいなおばちゃんから、突然言われたこともあったっけ。転ばせたくて転ばせてるわけじゃないよ、と思って、家に帰ってから涙が出た。
ああいうおばちゃんには、なりたくない。ハーネスを使っていて、責められてるお母さんがいたら、「いやーそんなことないですよ、安全にはかえられませんよ!」とお節介したいものだと思う。
手をつないで歩こう、というのもある。それも、子供の手首をつかんで、握らせた手を大人の手に包むという、どっちかといえば「捕まえておく」式のつなぎ方が育児雑誌にはお勧めになっているものだからそういうのもやっていた。
が。うちの子は男の子。これが女の子だと、違うと聞いたことはあるが、大体視野角は15度ぐらいしかないのではないか…というシングルフォーカス。興味のあるものに目が行ったら、目の前が道路であろうと、水たまりであろうとそんなものは目に入っちゃいない、突進。手は、結構な力で振り払う。
おっとぉ!と止めるのに、ハーネス(リーシュ?)はとても便利だった。
だって、前が車の通る大通りだということもあるんだよ…道の向こう側のアンパンマンの看板が、気になったら左右なんか見てくれない。1歳後半から2歳台。お子さんによっては、3歳でも微妙だと思う。これで、「えー?そんなの、ありえないよ」と思う人は、
1:大変良く出来た賢いお子さんだった
2:お子さんは女の子だった
3:自分が育児をした場所はかなり車どおりが少なかった
4:自分が育児をしたときのことをかなり忘れている
この4つのうちの、どれかだと思う。うちの子は、「まこさんちのボクは、結構おとなしいよね」と言われるタイプ。「まあー元気がいいわねえ」というタイプではなかったのだけれど、それでも突発的に飛び出すのはあった。だからこそのハーネスだったわけだけれど、これが、「犬みたいでかわいそう」という、全然しらない人が、何人かいたのも確か。
いや…そりゃあなたが子育てした頃はこんな大きい道路、なかったかもしれませんけどね…と心の中で突っ込んだ。それに、飛び出して轢かれて死んじゃったら、あなた責任とってくれるんですか、とか言いたかった。
正直、この現代に、住宅地にだって車は通る。全員がスピードを落として気を使ってくれるわけではない。そして、2歳と言えども、結構な瞬発力で駆けだされたら、重たい荷物を持っている時、とっさに走って追いつけるかと言われると、やっぱり、念を入れておきたいものだと思う。うちは1人だから、まだなんとかなったが年子、または2年差で、片手に歩けない年齢のお子さんを抱き、一人の手をつなぐとなると、ハーネスはやっぱりほしい。だって、ベビーカーに乗せると、邪魔、という人がいるんだよ?
子供用必需品を詰めたバッグ、買い物した袋、そして子供。なるべく迷惑にならないように、そして安全に。
40年前に、育児をしたならば、車どおりは多分今よりずっと少なかっただろう。それに、ベビーカーが迷惑だという人も、それほどいなかったんだと思う。だからといって、今、同じ方法を使って育児をしたら、「ちっ」とベビーカーに舌打ちをするおじさんがいるんだよ。(こういうおじさんは、男性が付いている場合はそういう態度を取らない。女子供限定でそうくるので、正直かなり警戒したし、怖かった) 街を歩いていても、信号がないなら、車は横断歩道で待っていても、止まってもくれないんだよ。だから、ハーネスは要る。
うちの子は電車好きで、2歳半ぐらいから、私がプラスチック製のバッグの持ち手用の白い輪と、合皮で作った「つり革」を握って歩いてくれるようになった。「電車が止まるまではしっかり、おつかまりくださーい」とアナウンスをして歩いたものだ。それでも、やっぱり歩かせる場所は、車どおりの少ない場所だったし、道路には飛び出しません、危ないからね、というのが大丈夫になったな、と思ったのは幼稚園に入るぐらいだったと思う。
今日ネットで、反対している記事を読んだから、これを書きたくなった。反対している人は、あなたに反対されたから外したんですよ、そしたらひかれましたから、と言ったら、「見てないあなたが悪い」というだろうと思う。見ていても、突然の事故は起きる。だって、子供だけじゃない、いい大人だって、轢かれるんだよ、車には。
責任を持ってくれない人のいうことなんか、聞かなくていい。子供の安全に気を配るのは、いいお母さんだから。子供が大事だから。大人が、歩道から飛び出さないように、子供も、飛び出さなくなるまでは、ハーネスでいい。
あれ、かわいいと思うよ。特に天使の羽とかついてるやつ。あれに、おやつと、ちいさーい水筒いれて、歩かせていた。公園に着いたらおやつにしようね、って。あの、小さい靴…。ベビーカーに乗るのをいやがって、でも帰る時はねむくなって、抱っこーーってなって。
しょうがないから、小さいベビーカーをしょって歩いていたこともあったっけ。今から思うと、楽しい年月だった。ぽっこーんと転んで、おでこに傷が出来て…。「まあ、転ばせたりしちゃダメじゃないの!」なんて、お前誰だよ、みたいなおばちゃんから、突然言われたこともあったっけ。転ばせたくて転ばせてるわけじゃないよ、と思って、家に帰ってから涙が出た。
ああいうおばちゃんには、なりたくない。ハーネスを使っていて、責められてるお母さんがいたら、「いやーそんなことないですよ、安全にはかえられませんよ!」とお節介したいものだと思う。
コメント
賛成派
ぢょんでんばあさんへ
…ですよね、命あってこそ。正直それだけは、もう一個用意しておくわけにもいきませんし。
犬のほうが利口、ちょっと笑っちゃいましたけど、「お座り」「待て」が出来るだけ、犬の方が賢い説って、あの当時は「ありだな」と思っていましたよ。
今だって、盲導犬とかと比べると息子の方が断然落ち着きも、粘りも責任感もないな、と…。はああ。
これはなかなか、女の子のお母さん達とは、話が通じないところではあります。
犬のほうが利口、ちょっと笑っちゃいましたけど、「お座り」「待て」が出来るだけ、犬の方が賢い説って、あの当時は「ありだな」と思っていましたよ。
今だって、盲導犬とかと比べると息子の方が断然落ち着きも、粘りも責任感もないな、と…。はああ。
これはなかなか、女の子のお母さん達とは、話が通じないところではあります。
うちの子もハーネス育ちですよ。交通量の多い道路に面した社宅に入っていたので。
天使のハネなんてついてない、本当に犬の紐みたいなハーネスでしたけど、あんな有り難いもんはナイと思います。
「アラー犬みたいね~」と言われたこともあるけど「犬のほうがずっと利口ですよ~」なんて返事して、相手を困らせてました。
だんだん普及するだろうと思ってたのに、今の若いお母さんにもまだ抵抗ある人多いみたいで、不思議です。子供が死んでから泣いても、遅いのにね。