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皮膚の色での差別(アメリカの)

 今でも、アメリカには差別がある。日本に住んでいると、すごーーく、見えにくいのだけれど、アメリカに住むとやっぱり、わかる。

 1960年代に、アメリカは人権運動が起こって、「区別される、しかし平等」とされていた、人種差別は憲法違反とされた。
 たとえば、お店の入り口が「白人」と「色付き」とわけられているとか、(私たちアジア人は、色付きである)、ウォータークーラーや、トイレも、「白人のみ」「色付き用」とわけられているとか、学校も、白人の学校は今2000年代と変わらないような施設、例えば理科室とか、音楽室とか体育館があって、黒人用の小学校は教室1つしかない、複式学級とか…というような、それでも「義務教育は平等に与えられている」と定義されていた。

1960年のニューオーリンズで、【ルビー・ブリッジズ】という女の子が、6歳で、小学校に入学した。白人ばっかりの小学校に初めての黒人の子供として。

 そのルビーちゃんは、入学するなら殺す、などという脅しをたくさん受け取り、結局アメリカ連邦司法局(と訳すのだと思う)の、武装した司法官に守られた車にのって、街を抜けることになった。たった6歳の女の子に向かって、卵や、トマトを投げつけ、ののしった大人がとてもたくさんいたそうだ。

 たった6歳。彼女が、黙って前を見て、車に乗っている写真が残っている。罵られ、車に物を投げつける大人がどっさりいるというのにだ。うちの息子だったら、絶対泣く。いや、大人の私だって泣くぐらい、怖いことだと思う。6歳…。
 小学校入学する年の、幼稚園年長から、小学校1年生。自分が、自分の子供がその年のころのことを、思い出せば、それがどんなに小さいときか…。

 彼女は、自分が後から続くたくさんの子供たちのために、道を切り開いているということを、どのぐらい自覚していたのだろう。
 この行動が危険だという説明も、「なぜ危険」なのかということも、知らされていたけれど、彼女はひるまずに、がんばったのだ。

 このころ、黒人が、ただそこにいるというだけで、殴られたり、殺されたりする事件はたくさんあった。それに、犯人は「捕まらない」とか、「有罪にならない」というような結果に終わる。なぜなら、犯人は「白人だから」。
 
 そして、このころ、若者だった人は、まだ、生きている。そうだよね、今、70代、80代。そして、そういう親に育てられた人たちが、今、40代、50代、60代…。孫が、20代から30代。
 相手がたったの6歳でも、皮膚の色が黒いというだけで、そんな小さな子にものを投げつけ、殺すと脅かし、家に火をつけ、皆殺しにしてやる、といような手紙を匿名で出す、いい歳をした、「教育を受けた大人」がどっさりいる国が、アメリカ。

 あらためて、こう書くと、なんだかすごい。大体「自由と平等の国」とか言っちゃうから、みんな期待するんだよね。
もうね、差別と不平等の国、とか言っちゃえばいいのよほんと…。
 差別を「当然」とし、「白人が優遇されるのが当たり前」という環境で育ってきた大人が、まだどっさりいる。
 そういう人たちは、一応それを「公にしない」ようにしてきた。「無教養な差別主義者」と思われたくないからね…。

 でも、トランプ=そういう発言をするような人が大統領に当選した今、「えらい人がそういっているんだから、俺らも、やっぱりそうしていいんじゃないか?」と、思う人が出てきていて、最近は、差別発言を堂々とする人が、増えてきた感じがする。

  もちろん、60年台と違って、さすがに殺人まで行けば、罪に問われる、裁判で負ける…ということはみんなわかっているから、リンチとまではいかないけど、ソーシャルメディアで汚い言葉遣いで、ののしり散らすぐらいは朝飯前、あんまり英語圏の知り合いがたくさんいない私のアカウントにも、本当なのかウソなのかわからない人種差別を扱ったニュースが回ってくるようになっている。

 この町はやっぱり、割と治安が良く(=つまりものすごく貧乏な人ばっかりが住んでいる荒れた地区がない)、街に仕事関連で訪れる外国人に慣れていて、割とフレンドリーだけれど、場所によっては、もっと扱いが悪いのかもしれないなあ、と思うと、ちょっとため息。

 自分の子供を私立に行かせて、自分も公教育を受けたことがない人が教育省で一番偉い人に任命されちゃって、もっとクリスチャン教育を、みたいなことを言い出して、すごくバッシングされていたのだけれど(宗教と公教育をわける、というのは、だいじだと思われているので)、その人が当庁する時のイラストを、この6歳の黒人の女の子が最初に学校に行ったときのイラストと、そっくりの構図に描いて、もんのすごーーーーく、アフリカンアメリカンの市民感情を逆なでした…という話があったので、これを書こうと思ったのでした。

 まあね…子供のころから、私立にしか通ったことがない、ものすごいお金持ちで白人女性で…と恵まれた環境にある大人と、6歳の子供を比べたらだめだよねえ。それも、教育省の彼女は、自分の主義主張が原因でバッシングされているのだから。6歳のルビーは、ただ、皮膚の色がちがう、というだけで、バッシングされた。この違いは大きい。

 今でも、ルビーは「活動家」として名前が知られている。ちなみに私はこの人を今回、初めて知った。現在62才。まだ、62才…。まだ、それだけしか、時間が経っていない。誰でも、同じ学校に行けなかった、同じ店に入って同じサービスを受けることがかなわなかった時代から、まだ、50年ちょっとしか、経っていないのだよね…。それにしては、「人種差別はしないものだ」というのが常識ということを、みんなが知っているだけでも、ずいぶん進んだといえるのかもしれない。

 ほんと、人種差別って、根深いよなあ、と思う。なかなかなくならない。大体人間て、バナナと50パーセントぐらいDNAが同じだっていうのにねえ。細かいこと考えなくていいんだよほんと。だって、バナナよ?あれよ、黄色い食べるやつよ?

 あれと半分、おんなじなんだよ?だとしたら、個体差の方が大きいぐらい、人種間の差はない人間同士なんて、「おんなじ」でいいのに、と思う。

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コメント

こんにちは~。

私もイギリスにいる時、よくしてくれる人も沢山いた反面、「あーコレ差別だなあ」と思うこと、ありましたよ。

イギリス人の特にインテリ層って本音と建前のシッカリしてる人たちで、「こうしなきゃいけない」というカッコつけの部分があるから、本当は黄色人種なんかまっぴらごめんなんだけど、差別しないように頑張ってんだなあと、面白く思ったり。

やっぱり異質なものって怖いんだろうなあ。白と金色の人だけで暮らしてると、黒や黄色い人間は脅威に感じるのかもね。

しかしスクールバスの窓から子供に「中国人中国人」って騒がれた時はムカついて、学校に電話してやった。アイツらも今ごろはもう立派な大人ですよね。

ぢょんさんへ

ですね…。人種差別をする=無教養、という図式は一応、成立しているだけ、いいんでしょうけど、やっぱり最初はびっくりしたものです。
 白いと、日差しに弱くて、目が夏は見えにくい、とか結構大変なのに、なにがいいんだか…とかこっそり言いたくなりますw。
 時代がもっと、進んで、皮膚の色なんか、何色であろうと関係なくなるといいんですが。

トランプ大統領を支持しています、って書かれた帽子かぶってた子供が
バスの中で殴られた動画とか見たことあるんですけどね
移民の子が白人の子をぶちのめすケースもあるし、
きっかけは何からおこるかわからなくて、ちょっとした火薬庫状態ですよね
移民が大勢いる国から学ぶことは多いです

てかとさんへ

政治的信条がからむと、みんなもうね…。最近、トランプがらみは本当にピリピリしてます。人種差別OK=トランプ支持みたいに思われているところもあって。実際、それはないわ、とは言えないような発言も、トランプ支持者たちには多くて、ただ、「アメリカ大統領だから」支持、とか言えない雰囲気です。
白人至上主義団体との関係をトランプが否定しなかった、とか、今までの大統領とは、ちょっと違うところもあって、ほんと、火薬庫というか、一触即発というか。きなくさいな、とニュースを見るたびに思います。

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鍵コメh****さんへ

何人だから、そうなのか、それとも、ともかくそういう人なのか…。
やっぱり、「どこ出身でも、そういう人」なんだと思っていくしかないんですが、育った環境とか、出会う差別とかで、そういうひどい反応も出るようになってしまうのかもしれませんね。
 そういう人とは、近くにいるとしても、警戒しながら行くしか…。
グループでとなると、なかなか、ひとりだけ切るわけにはいきませんものね。
コメント、ありがとうございました。また、いらしてください。

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    まこ

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