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LuckyDuckyDiary

「ローズの幸福」「ローズの季節」

 

「若草物語」を書いたオルコットが書いた2部作、「八人のいとこ」と「花ざかりのローズ」。私が昔もっていた角川文庫版はそういう題名だったが、今回紹介する岩崎書店の世界少女名作全集では「ローズの季節」(これが八人のいとこ)と「ローズの幸福」(これが続編)。

 この「ローズの季節」というのが続編の方の原題、「Rose in bloom」という題名に似ている気がしたので、てっきり続編だと思ってネットの古本屋で買ったら、なんとこっちが最初の1巻、つまり「八人のいとこ」のほうだった。まぎらわしいったらない。
 大体この全集を全部そろえることを想定しているんだろうから、全集の巻数番号が「ローズの季節」が8、「ローズの幸福」が16なのに気づいておくべきだった。

 ええ、もうこうなったら…と思って「ローズの幸福」の方も買おうと思ったら「季節」のほうはカバーなし300円だったのに、「幸福」のほうは1500円越え。まあ続編の方が高いのはよくあることだし、この物語は1巻のほうが面白く、なおかつちゃんと締めくくりがついて終わっているから続巻のほうが出た冊数が少ないらしく、手に入れにくい。

 ローズの幸福(続巻)はずいぶんきれいな本で、高いのもやむなし。
 そして300円の「ローズの季節」の方は、小口に名前がボールペンで書いてあった。わはは、なるほど、これは300円でしょうがないだろう。これは多分リサイクルショップに買取に出すと、値段がつきませんと言われてただでよければ引き取りますになっちゃうタイプだとみたね。あのやり方は本当にひどいと思うけれど、こうして安く本がうちへ来てくれることがあると、うれしいのだから現金なものだ。

 そしてその小口の字がかなり汚いのもちょっとかわいい。小口のギザギザしたところへボールペンみたいなかすれやすいもので名前を書くのだもの、しょうがないとは思うけどもうちょっとなんとかならんかったのか(笑)。
 ついでにいうと、名前が上から下に縦に書いてあるのだけれど、




みたいに名前が上なのはなぜだ。流行ってたのか?

 裏の見返しに「S.48.01.23」と日付が入っていて、「友 佐藤 鈴木 たん生日プレゼント」と。(名前と日付は変えておいた)
 「たん」がひらがななので、多分小学校の高学年だろうなあ。お友達が2人でお金を出し合って、お誕生日にプレゼントしてくれたのだろう。ハードカバーの本だし昭和48年の480円と言えば、今でいうと1500円ぐらい?もっとか?ひと月分の6年生のおこづかいだとしてもおかしくない額だと思う。

 誰かのお誕生日の贈り物だった本。なんだか幸せが詰まっている気がする。
 今日は私の誕生日じゃないけれど、この本を初めて読むつもりになって読んでみようと思う。
 
 面白かったのは「ローズの幸福」の巻末の広告。20巻もののジュニア・ベスト・ノベルズなのだけれど、ほとんどわからなかった。

 1 ピーター空を飛ぶ W.P.デュボア作/白木茂訳
 2 鐘楼を守る少年  P.J.ボンゾン作/末永氷海子訳
 3 ローマ帝国の黄金 P.カポーン作/福島正実訳
 4 南海のサンゴ礁 C.ノードルホフ作/土居耕訳
 5 グライダーの少女 H.シュマヘロパー作/平賀悦子訳
 6 白夜の少年兵 K.ショーデルヘルム作/鈴木徹郎訳
 7 天井が落ちた日 J.ウェイン作/中山知子訳
 8 ウェイランドの古城 A.ブル作/内田庶
 9 谷間の呼び声 G.エイバリ作/塩谷太郎訳
 10 黒い牡牛 J.デニス作 /白木茂訳
 11 天使の洞くつの秘密 G.ハウスホールド作/前田三恵子訳
 12 恐怖の地滑り V.デイ作/三輪宣子訳
 13 シラカバ屋敷の少女 L.M.モンゴメリー作/田中とき子訳
 14 われらがジェニングス A.パッカリッジ作/小野芙佐訳
 15 ねらわれたスミス L.ガーフィールド作/亀山龍樹訳
 16 残された人びと A. ケイ作/内田庶訳
 17 ジョニイの奇妙な冒険 C.フィッシャー作/亀山龍樹訳
 18 栄光のポンコツ車 B.カーター作/斎藤伯好訳
 19 サミー南へいく W.H.キャナウェイ作/中尾明訳
 20 火の戦士 J.キェルガード作/福島正実訳

 モンゴメリは大体全部読んでいるはずなんだけど、「しらかば屋敷」は誰だ。パット?ジェーン?多分パット。あとは「残された人びと」は「未来少年コナン」の原作で、読んだことがあるのでわかるけれど、残りの18冊ははどれも全然知らない本。
 もしかしたらどれも未読かもしれない。
 あと、どれも翻訳物なので題名が今ポピュラーなものと違うのがありそう。

 しかし当時「ベスト・ノベルズ」なんていう題名で発行される全集でここまでわからないってのもねえ。
 探して読みたい本がどんどん増えていくなあ。

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コメント

巻末広告

こんにちは~。

巻末の広告を見るの楽しいですよね。今みたいに簡単に検索ができなかった時代、気に入った作家の他の本を探したり、すごく活用してました。

昔の文庫の巻末広告は、ちょっとしたパンフができそうなくらい分量が多いのもあって、今は忘れられている作家の名前を見つけると、切ないというかなんともいえない気持ちになります。

沼にはまってらっしゃるんですね~
広告は、その時のものですからね、本ではないけど、レコードやCDもそうでした、帯の後ろに、同じレーベルのアーティストの新譜を紹介していたり・・・そういうのを追いかけて行くと、沼にはまるんですね。
私は、根っからのコレクターではないんで、後発盤でも平気なほうなんですが、コレクターの人は同じアルバムを、国別で集めたりするんです。

ぢょんでんばあさんへ

ちょっと忘れそうになりますが、確かに1990年代ぐらいまでは検索ってあんまりなかったですよね。確かに巻末の宣伝と目録っぽいリストは使っていました。
 旺文社文庫のなんて、どれもこれも見たことないものばっかりで読んだら面白かったです。

レツゴーさんへ

なるほど、ズブズブはまっていくから「沼」。そうかもしれません。
国別に同じアルバムを集めるとか、それはなかなかに大変そう!私だったら再販だろうが、リマスターだろうが気にせず買ってそこで終わりになるでしょうけれども。ネットの情報ってなんでもあるようでいて、意外と細かいことはわからなかったりしますからね。いろいろあたるところがあるのはいいことだと思います。

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    まこ

    Author:まこ
    どこをクリックしても一銭にもならない、ただの主婦の日記帳です。
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