ひとりだけのお花見
さすがに今年はちょっとお花見は、と書きたいところだけれど、正直今年も去年もその前も、うちは世間一般でいう「お弁当持ってお花見」をしていない。
うちの夫は混んだところが大嫌いと来ている。それほど混んでいない、人がほとんどいないところでなら一緒に弁当をたべるぐらいのことはしてくれるが、人がぞろぞろいる場所は、通り過ぎるぐらいが関の山。
そんなわけで、それほど残念でもない感じ?
まあ、公園で座ってゆっくり桜を鑑賞出来ないのは惜しいが、かといっていろいろなところに咲いている桜が美しくないわけではない。たとえば市役所の前とか、学校の横とかに咲いている桜や、近隣のおうちのお庭に植えてある桜、小さめの公園に植えてある桜、なぜか駅前に1本あったり、神社にはいっぱいあったりと、花が咲いていないシーズンには全然わからないのに、「あ、桜だったの?」というのが目に入る。
今年のお花見はこれで決まり!枝ぶりも美しく、私が背伸びしたらこんなに接写出来るぐらい、低いところまで満開だ。
ちなみにこの写真の桜の木はスーパーまで歩く途中のおうちのお庭のだった。名前も知らないお宅のだが、ありがとうございます…って感じ。桜って気をつけないと毛虫もつくしねえ…。手入れが面倒なのに、こういう木をちゃんとお庭に植えていらっしゃるところが素晴らしい。
きれいだなあ…。空の青さがうまくスマホのカメラでは写らなかったが、空の青と、ちょっとだけ見えている葉っぱの出始めの緑と、そして桜の薄いピンクの花びらと、濃い色の芯のところのピンクが、とっても、とっても春だった。
こういうちょっとしたお花見もいい。お酒を飲んで騒がなくても、花は心を和ませてくれる。
酔っ払いが出ないだけ、実は今年のほうが平和な場所も多いのではないだろうか。
みんながちょっとずつ桜をひとりじめして、また歩いていけばいい。そういうスタイルのお花見もアリだと思う。
この写真を撮った瞬間だけ、桜とふたりっきりで、春を満喫した。
コメント
いいですね
ぢょん でんばあさんへ
河原みたいな人の少ないところに散歩も考えようかな、と思っています。
今この木は私の!って、決めちゃうのいいですね。
すごく贅沢な気分になりそう。私も真似しようっと、って今日は外出の予定ないんだけど。