オー!ドゥダー・デイ
コーラスの歌の暗記は割と、繰り返しに頼っている。
あんまり歌いながら歩くのもナニなので、頭の中で歌う。
意外とキャッチ―な歌もあるし、しょっちゅう頭の中で歌っているとやっぱり覚える。うろ覚えになっているところもそこで自分の歌が止まってしまうので「あとでこのあたり、楽譜見よう」とメモっておけばOKだ。
今度の本番は3月。お花のことを歌うのが多い。桜の花がきれいですね、とか、あとひな祭りの歌とか。本番も楽譜は見て歌える時もあるのだけれども、緊張するタチなので本番に譜面と指揮を両方見る余裕が残るかとなると正直微妙だものねえ…。
頭の中で美しい桜の季節に捧げる歌を歌いつつ自転車にのって街を横断していると、前から電子音が聞こえる。
のこのこと走る、歩道の敷石を清掃する機械がやってきた。人がゆっくり歩いても追い抜けるぐらいの速度なのだが、どっしりとしたマシンで、うっかり何かを巻き込んだらまずいらしく、歩道の右側の端にそって動きつつ、左側には黄色と黒のシマシマの棒を持っているおじさんが2人、付き添いについて歩いていくという、ずいぶんと厳重な警戒の下、あんまり抑揚のない感じのする曲を流してすれちがった。
ちょっと行ってから道を渡り、ふと気づくと頭の中の歌が変わっている。
「まわりは五マイル、オードゥダーデー!そーらはしれー!まーけるなよー♪穴ぼこよけて走れよ、ゴールはすぐだ♪」
あ。これ、さっきの。
歩道清掃マシンの電子音がこれだった。フォスターの「草競馬」だ。私が小学生のころ教科書に載っていたんだったか、授業で音楽プリントが配られたんだったか。
よく雑誌の選択式の答えを選んでいくと最後に性格判断が出来るタイプの占いで、「周りから影響を受けやすい」とか言われるタイプの私だが、うむ…その通りだと言えよう。通常運転だ。
そのあと、幼稚園で習った版も頭に一部、思い浮かんだが、今だとものすごく問題になりそうな歌詞だった。
「土人」につかまったらフライパンで丸焼きに、という歌だった。全部思い出せたら書いてもよかったのだけれど、「やーりーもってたーてーもっておっかけてーくるー」と「とっつかまったらふーらいぱんであげられる、ヘイ!」のところしか思い出せなかった。あとは「フライパン」というところで頭の上で腕で輪をつくるとか、振り付けがちょっと思い出せたぐらい。
ちょっとひどいな、と思うけど当時の幼児の語彙には多分「土人」はないだろうな。
念のため、原語版の方をネットで調べたら、ものすごい訛りのある英語で競馬にお金を賭けるような歌でこれはこれであんまり教育的ではなかった。これは多分今はどのバージョンにしろ教科書には載せないだろうな。
歌詞なしで音楽だけなら楽し気でいいんだけど。
病院の食事の配膳車がメリーさんの羊だったのを思い出した。あれも頭の中で回っちゃって困ったんだよなあ。
桜の季節の歌がちゃんと覚えられるのはちょっと遅れそうだ。
あんまり歌いながら歩くのもナニなので、頭の中で歌う。
意外とキャッチ―な歌もあるし、しょっちゅう頭の中で歌っているとやっぱり覚える。うろ覚えになっているところもそこで自分の歌が止まってしまうので「あとでこのあたり、楽譜見よう」とメモっておけばOKだ。
今度の本番は3月。お花のことを歌うのが多い。桜の花がきれいですね、とか、あとひな祭りの歌とか。本番も楽譜は見て歌える時もあるのだけれども、緊張するタチなので本番に譜面と指揮を両方見る余裕が残るかとなると正直微妙だものねえ…。
頭の中で美しい桜の季節に捧げる歌を歌いつつ自転車にのって街を横断していると、前から電子音が聞こえる。
のこのこと走る、歩道の敷石を清掃する機械がやってきた。人がゆっくり歩いても追い抜けるぐらいの速度なのだが、どっしりとしたマシンで、うっかり何かを巻き込んだらまずいらしく、歩道の右側の端にそって動きつつ、左側には黄色と黒のシマシマの棒を持っているおじさんが2人、付き添いについて歩いていくという、ずいぶんと厳重な警戒の下、あんまり抑揚のない感じのする曲を流してすれちがった。
ちょっと行ってから道を渡り、ふと気づくと頭の中の歌が変わっている。
「まわりは五マイル、オードゥダーデー!そーらはしれー!まーけるなよー♪穴ぼこよけて走れよ、ゴールはすぐだ♪」
あ。これ、さっきの。
歩道清掃マシンの電子音がこれだった。フォスターの「草競馬」だ。私が小学生のころ教科書に載っていたんだったか、授業で音楽プリントが配られたんだったか。
よく雑誌の選択式の答えを選んでいくと最後に性格判断が出来るタイプの占いで、「周りから影響を受けやすい」とか言われるタイプの私だが、うむ…その通りだと言えよう。通常運転だ。
そのあと、幼稚園で習った版も頭に一部、思い浮かんだが、今だとものすごく問題になりそうな歌詞だった。
「土人」につかまったらフライパンで丸焼きに、という歌だった。全部思い出せたら書いてもよかったのだけれど、「やーりーもってたーてーもっておっかけてーくるー」と「とっつかまったらふーらいぱんであげられる、ヘイ!」のところしか思い出せなかった。あとは「フライパン」というところで頭の上で腕で輪をつくるとか、振り付けがちょっと思い出せたぐらい。
ちょっとひどいな、と思うけど当時の幼児の語彙には多分「土人」はないだろうな。
念のため、原語版の方をネットで調べたら、ものすごい訛りのある英語で競馬にお金を賭けるような歌でこれはこれであんまり教育的ではなかった。これは多分今はどのバージョンにしろ教科書には載せないだろうな。
歌詞なしで音楽だけなら楽し気でいいんだけど。
病院の食事の配膳車がメリーさんの羊だったのを思い出した。あれも頭の中で回っちゃって困ったんだよなあ。
桜の季節の歌がちゃんと覚えられるのはちょっと遅れそうだ。