Look-alikeチョコレート
100均でこのチョコレートを見た。
てっきり100均で売っている外国製の形をうまく似せた商品かと思ったけれども、よく見たら左上のマークは不二家。ということは本家本元、LOOKチョコレートということになる。これは多分バレンタインの義理チョコ用パッケージであろう。
アメリカではLOVEという単語は何にでも使われる。日本でいう「好き」と同じだ。こういう食べ物が好き、これが気に入っている、友達としての好き。全部LOVEを使ってしまってOKだったし、それを聞いてびっくりする人はいなかった。
でも日本ではLOVEを「愛する」と最初に訳したらしいので、どちらかというと食べ物の好き嫌いとは別物で、恋愛の好きを表す言葉として定着したところがある。I love you mom!とこどもから親になんてしょっちゅう言われて別に当たり前なのがアメリカ文化だが、「お母さん、愛しています」と子どもから言われたらびっくりして言葉の使い方を教えるほうへ気持ちが向くのが日本文化。友達同士でI love you、なんてまず言わないよね、日本だと。 英語だと割と当たり前に聞くことを考えたら、こういうパッケージが出てくるということ自体に文化の違いを感じる。
loveなんて勘違いされたらとんでもない。
義理チョコはそういうものなんだなあ。それがいいんだけど。
「月がきれいですね」をI love youと解釈する話があるが、最近読んだ話で面白かったのが、そう言われたとき、「ずっとあなたのことが好きだったんです」という意味で返すのに、「月はずっときれいでしたよ」と答えるパターンがあるのだとか!
こういうのがいいなあ…と思うあたり、やっぱり私も日本人なんだなあ、と思う。
ちなみにこの箱の中身のルックチョコレートはごく普通の4色ルックだった。
しばらくはバレンタインでチョコのバリエーションが増えるので楽しみだ。
コメント
"I love coffee."
の表現を読んだとき、カフェイン中毒寸前のコーヒー好きのことかなと思ったことがありました。
ほかの場面でもやたらと"love"が使われているのに気づき、英語圏の人というのは物事に過度にのめり込む傾向があるのかと信じていたのです。
記事のおかげで半世紀に及ぶ私の疑問が霧消いたしました。
ありがとうございました。
こんにちわ!
愛する=好きでも、なんかちょっと違うなあと思うし。
物に対してもLOVEを使ったりしますからね。
自分もチョコレートは大好きなので、I Love chocorate.になるのかな??
篠原周助さんへ
声なき声さんへ
時々日本人はI love youと言われるともう、結婚前提か!みたいな話を考えるけれど、実は全然相手はちょっと粉かけてみただけ…的なすれ違いもあると聞いて、さもありなん……と思いました。
CLIMB AGAINさんへ
だからこそ身振り手振りが大げさになるわけですよね…。