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ガラケーを使う親

私の両親は、いまだにガラケーユーザー。父はメールを送っても滅多に返してよこさない。母はガラケーを持ったのこそ2000年より前と早かったが、ずっと同じようなケータイを使っていて、ケータイの種類が減ったのを嘆いていた。

 ただし、2人ともパソコンは使える。年賀状やカード、書類を作るとか、ブラウズぐらいならなんとかなるというわけだ。

母は、「今どきガラケーなのは格好が悪い」と愚痴っていた。
 じゃあ、ガラケーやめて、スマホにするかい?と私が聞くと、「とんでもない、あんなわけのわからないもの、使いたくない」とこう来る。
 まあ、そう言われてまで無理強いすることはない。3G停波まであと2年ぐらいあるし、そうなったとしてもガラケー需要がなくなるわけではない。今でも「がらほー」と言われる中身がスマホで操作方法がガラケーそっくりに仕立ててあるものだってあるのだから、いざとなりゃ、あれでいいだろうと私は思っていた。

 姉から連絡が来て、何だろうと思ったら、「母さん、スマホにしたいみたいよ?悪いけど付き添ってやってくれる?」という話。ああ、またこのパターンか…。
 姉はかなりの遠距離に住んでいる。そりゃ国内なのだからたどりつけないことはないが、年末年始とかゴールデンウィークとかに来るか来ないかぐらいの距離。そして姉が滅多に来ないのをわかっているからこそ、姉にはやってほしいことを言う。つまりやってもらえないのを承知の上でだ。

 私は隣の県の真ん中あたりに住んでいるので、電車を乗り継げば2時間ぐらいでたどり着けないこともない距離……ということはその気になれば朝一番から行って、大抵のことは日帰りで済ませて夕方に帰れる。なのに、私が提案すると「いや、そんなのいいよ、時間取るの悪いし」とか遠慮した風を見せるのだ。本当に遠慮して「やらなくてもいいや」と思っているのなら遠慮というものは意味があるが、そうでないなら日本人の美学として、一度目は遠慮するにしろ二度目に聞いたときに「じゃあ、やっぱりお願い」と言えないのはなぜだ。

 これを「外堀から埋めてうまいことやった」と思っているのかねえ。私はこの頼まれ方がとても嫌いだ。私が気付かないようなことならしょうがないけれども、私が今までにケータイがもう流行っていないというグチを聞くたびに提案してきたことなのだ。素直に「そうしようかなあ」と言って実行に移せばいいだけなのに。
 私が無理矢理やったみたいに見せなきゃだめってことなのか、それとも「やらせていただきます」といかなきゃだめなのか、なんかそういう雰囲気。そういう「察してちょうだい」みたいなの、本当に苦手なのだ。
やってほしいなら、私がやろうか?と提案した時に「いいの?ありがとう!」と言ってくれればどれだけ気分がいいことか。
 プライドがあって私の提案を受け入れられないというなら、やろうか、と聞いたときに「ううん、いい、自分でやる」と断ってくれたらそれでいいのに。

 高いとか、やったことがないとか、わからないとか、ぐちぐち文句を言い続ける母。
 文句を言うなら手続きは一緒にやるからチャレンジ。チャレンジがイヤなら文句を言うのはやめようね、と迫ることになった。

 使おうかな、と思っているのよ、でも、でも!とうるさいので、じゃあもう、今機種変更しよう、明後日にまた準備してくるから。
……と話をぶった切って帰った。やれやれくたびれた。

 そんなわけで私は自分の家のそばで親が契約しているケータイキャリアの営業所を探して、「大体こんな感じのプランを取っているようだけれど、こういう人がガラケーからケータイに変更したらどういう感じになるでしょう?」と話を聞きにいった。
 実は私の住んでいる街にはこのケータイ会社のお店が自転車で行ける範囲だけでも3、4軒ある。そんなわけでいうほど混んでいないし、他のキャリアもそのあたりにいっぱいあるので競合店が多く、接客が悪いとあっという間にお客が他所へ流れるので応対も丁寧。話だけを聞きに来たので、という私にも素晴らしい対応をしてくれて、私はスマホのカタログをいくつかと印刷した「大体こんなプラン」という見積もり書を何種類かもらうことが出来たのだった。

 これを持って、明日もう行く。おせんべいの味が食べなきゃわからないのと同じで、スマホだって使ってみなければ絶対わからない。それを「食べたいんだけど、口に入れるのは嫌なの」とずっと愚痴を聞かされる方の身にもなってみろってんだ。
 
 父は母を見ていてちょっと思うところはあるらしく、「もうやっちまおうか!」と推進する態度だったので、父のためにがんばっておこう。これがね、一番いやなパターンは「やっぱりスマホなんか使えない、それもこれもみんなお前のせい」みたいになること。
 マシなパターンは「やってみたらそれなりに出来たから、結果オーライ」。

 父は多分、じっくりと使い方を研究すると思う。マニュアルなんかを見てじわじわ行く人なんだよね、昔っから。
 つまり父は「説明書を読むタイプ」だ。

明日はがんばろう。

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コメント

 

まこさん、こんにちは。
うちもこんな感じです。
母はまだガラケーで、スマホをいじっている私を見ると「最近の携帯はいろいろできるみたいね」と興味は示すのですが、じゃあスマホに変えてみる?と尋ねると「使いこなせそうにないから」と。
話題を出した本人が自分で否定して終わるパターンがよくあります。
うちはそれっきりになってますが、やはり興味は示すのだからスマホを持ちたい気はあるんだろうか? その辺察してあげないといけないのだろうか・・・? なんて考えてしまいます。
周囲が持ってみればいいじゃん!と背中を押せば買い替えそうな気はしますがうちの母の場合はPCもロクに使いこなせない機械音痴なので積極的に勧めずにいます。
まこさん、お疲れ様です。

なんだか 様子が目に見えるようでした。
うちのところは
ダンナの方も 私の方も
どちらの親も ガラケーで満足してるので問題ないですが…
それはそれで どうなのか(笑)

まこさんの最後のところの
一番いやなパターン。
それって
一番がっかりするパターンですよね(^-^;

でも お父様が
説明書を読むタイプで
じっくりと使い方を研究される方との事なので
最初は なんだかんだあっても
うまくスマホに馴染まれていくのでは…と思います。
なんて言ってる私ですが
実は まだまだ スマホを使いこなせてない気がしています
(^^ゞ

明日は 頑張ってきてくださいね(*^^)

お父様は、スマホユーザーなんですか?お父様と一緒にショップに相談とかありえないんでしょうか?

家は、スマホ使ってないので、同じことはないけど、どなたかもコメントで書いておられたけど、「話題を出した本人が自分で否定して終わるパターン」あるあるです。

例えば、テレビでみたという『〇〇温泉(スーパー銭湯)に行きたいわ~』と言うので、料金やらアクセスやら調べて、さぁいつ行きますか?というだんになると、『行けへん』と否定されるたりします。

kyrieさんへ

いづくもおなじ、冬のゆふくれ……とかつぶやきつつ。意外と、難しいんですよね、その「本気で背中を押したら、やるの?」って。押してほしいのか、そうでないのか。半日ぐらい、古いアンドロイドを家のWi-Fiで使わせて調子を見ました。タブレットか、古い端末でお試しもいいかもです。

みけさんへ

最近は「がらほー」というものがあって、それ、ガラケーそっくりな挙動を出すし、出来ることもつまりはガラケー程度なんですが、嫌な感じに高いんですよ、足もと見ているっていうか。
 高くて低機能ってどうなのよ!と。たきつけて使わせましたが、大体1カ月、ラインとメールと電話とカメラぐらいはどうにかなったので、まあいいかなと。

レツゴーさんへ

あなたは私か…ですね。全部段取りしてからいやがるってこう、こっちのやる気ががっくり減るんですよ。
 で、後で「なんにもしてくれない」というようなことを愚痴るのが本当に疲れます。だーかーら。望みをかなえるには、かなえるほうとのるほうの両側が要るのだということをわかってないのか、単に不満を言うのが好きなのかどっちなんでしょう、と思うときがあります。

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    まこ

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