クッキー焼いた
【クルミのクッキーの夢を見た日】からこっち、気になっていたのだけれど、これ!というクッキーが見つからず、自分で焼くことにした。
正直いって、クッキーなんてこの日本で手作りにする意味は……あるのかなあと疑問に思う。
108円も出せば、サクサクして、甘みもちょうどいいクッキーが一箱買えてしまうからだ。アメリカでは焼く価値があったのは、つまり甘みがちょうどいいクッキーがほとんどなかったから。ついでに言うとアメリカはバターも安かった。材料費が安く、市販のものが口にあわない環境なら、手作りというのは「あり」だ。
しかしスーパーで売っているバターを買う金額でそれなりのクッキーの完成品が買えてしまうからなあ…と思うと、イマイチ作る気が起こらない。それなりではない「大変おいしいクッキー」は、1枚いくら……みたいな高いものもあるが、その場合はそれに匹敵するぐらいおいしいクッキーが焼けるかが争点。
無理。私が作るクッキーは「割とおいしい」が、高価な市販品に匹敵するほどではない。
材料の種類と量を間違えなければ、「まずいクッキー」というのは出来ない。でも、特に美味しく……となるとコツがあるのが料理というもので、そういうノウハウが習得できるほどは経験がないということだ。
小麦粉一袋、ベーキングパウダー1缶……とか買っていると普段の家計に響くので、買ったのはクッキー作成用の粉。これにバターと卵を手順通り足して焼けばクッキーになるというもの。計算上は割高だが、小麦粉を500g買ったところで持て余して古くなって捨てるのが目に見えているのでこれでOK。
クッキーの型は100均の。上の写真を見てもわかる通り、クッキーの1カ所がへこむようになっている。
この部分を、マグカップのふちにひっかけて出せるようになっているという触れ込みだったのだが、ちょっとでも切り目が広がっているとくるりん、と回ってマグカップにボッチャンと落ちてしまうし、ちょっとでも切り目が細いとマグカップに刺さらないし、切れ目が浅いのもあってうまくマグカップの縁にとどまってくれるのは、2、3枚に終わった。このクッキー型は、うちでは「企画倒れ」ということで。
20個ぐらい焼いてそういう感じに終わったので、型で抜いた残りはまとめて伸ばしてテキトウな形に分割して焼いて終わった。
面倒がらずに、細かく切ったクルミを生地に混ぜ込むとか、細かくしてから上にびっしり載せるとかがよかったかなあと思ったけど、とりあえずクルミのクッキーは食べられたので満足した。
コメント
Kyrieさんへ
しょっぱいクラッカー系統は食べられる味なのに、クッキーケーキはほぼ全滅。住む場所が違うとつらいのはやっぱり日常に食べる食べ物ですよね。
アメリカのクッキーは甘ったるいのが多かったですね。
お菓子なんか作らない私でさえ「自分で焼こう」という気になりました。
しかし生地を混ぜるのも面倒くさがる私は最終的にChips Ahoy!で済ませるようになりました。
日本にいたらよほど再現したい味がない限り市販のもので十分ですよね。