LuckyDuckyDiary

タウンシップにはまる

最近、始めたゲームがこれ、【Playrix社】の、【タウンシップ】というゲーム。
 Windows版、Mac版、それからAndroid版と、iphoneおよびipad版がある。

 このゲーム会社の他のゲームをPCの有料ダウンロード版で遊んだことがあって(日本ではビッグフィッシュゲームが扱っている)、宣伝に出てくるので気になっていた。

  このタウンシップ、最初は無料ダウンロードで、一応無課金でもかなり遊べる。

 やってみるとこれはつまり、スーパーファミコンとか、ゲームボーイとか、プレイステーションとかゲームキューブとか3DSでいうと、「牧場物語」みたいなものだということが判明。作物を育てて、その作物からたとえば「サトウキビから砂糖」のような製品を工場で作って出荷するゲーム。

 これだけ聞くと、えー。そんなの面白いの……と思う人もあるだろうが、このゲームのサイクルはこうなっている。
 
1:生産物を作る(畑と、家畜。最初に牛小屋と牛、畑を数枚くれる)
2:出来たものを出荷、お金を稼いで工場を建てる。
3:工場で作ったものを売り、さらにお金を稼いで、公共施設を建てる。
4:住宅を建て、畑で働いてくれる住民を増やす。
5:住民が増えると畑や家畜が増やせる。

……とまあ、こういうループになっているのだが、ものを買いに来る人が指定するものしか売れないため、どの注文も全部受けるわけにはいかず、なおかつ生産物は一瞬に出来るわけではない。
 たとえば、「いちごは1株1時間」なら短いほうで、4時間8時間、12時間、20時間かかる作物がある。
 
その上、稼働している工場というのが、ポテトチップス1袋作るのに2時間かかったりする!
 生クリーム1パック作るのに30分。フローズンヨーグルト作るのに2時間半って、ねえ、リアルで台所でこう、作ったとしてもそのぐらいで割とそれっぽく出来るのでは…。それに1つずつってどうなのよー。

 なんていうものをチマチマ作っていると、サンドイッチは30分?短い!とか思えるようになってくるのがすごい。

 このゲームのミソは、自分のゲーム機で遊ぶのではない、「オンライン版」だということ。他の人に手伝ってもらうことが出来るのだ。決まった数そろわないと出荷出来ないシステムになっているのだが、イチゴ1貨車分と、コットン2貨車分、いるんだけど、コットンが足りない…というときに、「誰かおねがい」というボタンを押しておけば、通りがかったよそのプレイヤーが、持っていれば積み込みをしてくれる。OKボタンを押すと、手伝ったプレイヤーにはシステム上で自動でくじびき券(5枚で1回くじがひける)が出て、助けるほうも、悪い話じゃない……というような仕組みが用意されている。

 このくじ引き、実は結構捨てたものではなく、課金して手に入れるようなアイテムが手に入ることも結構多い。ばんばん助け合えば、タダで課金アイテムや、レアアイテムが手に入るし、助け合って遊べば盛り上がって、なおかつ出荷速度があがり、みんなのログオン時間が増えて、課金速度もあがって、運営側ももうかるというわけだ。

  あと、このゲームは、あれだ、「ごっこ遊び」。あれに似ている。
 小さいころ、積み木で街を作って遊んだことは、私ぐらいの年代なら、あると思う。
 ここがお店屋さんね、ここが駅ね、自分の家はここね、と、並べて遊ぶわけだ。線路をブロックで作ったり、プラレールが参加した家もあるだろう。
  このゲームの町も、アイテムをためておく「納屋」や、今までの記録が見られる市役所のほかに、オブジェとしての公共施設と住民の家がある。道路や、敷石も最初から使えるようになっているし、そのあとプレイヤーのレベルによって、街を装飾するアイテムが販売される(こっちはゲーム内のコインなので、リアルのお金は絡まない。無課金でOKのものがほとんど)。
 公園みたいに飾るもよし、あちこちに木を植えるのもよし……。

 ただ、システムが「人口を増やすには、住宅を建てましょう」「こういう公共施設が立てられるようになりました」「工場が作れます」と要求するままに建物をテキトウに建てていると、ごじゃごじゃした建物がみっちり詰まった謎の空間になってしまう。
 確かにそういう街も結構ある。

 なおかつ、どうしてなのか不明だが、「一度建てた工場と公共施設は、ひっこめられない、取り壊し不可」という謎のルールがあるので、一度建てちゃったらもう、どうしようもない。畑の隣に、いきなりジェットコースターがあったりするのは、そういうルールのせいだ。リアルの町ならありえない、駅前がいきなり畑!となりが工場街、住宅はうーんと端っこ(何にも使えなくて邪魔だから)というのも使いやすさの点から、よくある。
 地形を変えたり、建物を狭い土地しかまだないのに、きれいに並べ替えて道路を敷設して……とやっているとそれだけで時間が過ぎてしまう。
 狭くても、いかにかわいく!飾り付けるか…。自然な感じにできるか、装飾過多にならないように、かといって殺風景にならず……とか思うと意外とセンスが問われるゲームかもしれない。

 箱庭ゲーの傑作だ。無料なので皆さんにお勧めできる良ゲーだと思う。
 

 しかしこういうゲーム、無料で配っちゃっていいのか…?というぐらい、かなりのクオリティ。
 絵もかなりかわいいし(洋ゲーには珍しいかわいさ、日本人受けもしそうな感じ)、作りこみも相当なもので、こんなものを無料で配られたら、ゲーム機用のゲームを作っている人は大変だ。

 でも、ゲーム機を持っている人は少ないけど、スマホやタブレットを持っている人は多いからなあ、そこが違うよね。
例えば5000円するゲームを1万人が買う。売上5000万円。
 でも、50万人が100円ずつ課金したら、もうそれで売り上げ5000万、みたいなことを考えると、なるほど、こういうゲームがタダで配れるわけだよ…と思う。
 たいていの人は100円よりもっとたくさん、課金するからなあ。

 かくいう私も、ちょっと課金した。その場で使ってなくなるタイプのものではなくて、ずっとゲーム内のシステムとして役に立つ「お店のスロット数をふやす」のと、工場の「作成待ちスロット増設」。
 この手のゲームは、たとえば私が夜寝ている間とか、ゲームを遊んでいない間に生産物が増えて、ログオンしたときにばーーーっとゲーム内で手続きしてまたログオフ、という遊び方が正しいんだものね。

 久しぶりにすごくはまるゲームだった。
 ここ20年で初めて、「もう、レトロゲームは始末してもいいかもな」と本気で思った。
 こういうゲームが、これからも出てくるなら…新しいものを遊ぶのもいい。夢中になって遊べるゲームがあると元気が出る。

 家事をしては、畑のお世話をして、また家事をやってから、工場に商品仕込みに行って、また家事をやって、出荷して……。
 こういうのがあると、最近でかけてないな、なんていうことが気にならなくなる。
 
今日は、早く夕飯を作り終わって、街の整備をするんだ―。街の真ん中に湖を作ってもいいし、もうこの際だからもとからあった川は埋め立てて土地を有効活用するのもいいなあ…。あとは大学と博物館と図書館は同じあたりにならべてもいいなあ。
 ……なあんてことを考えながら掃除をして。どんなことでもいい。元気が出るなら、もうなんでも。

 きれいで、かわいくて、遊びがいがあって、好みのゲーム。
 こういうのが、2、3年に1度、あればいいなあ。

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