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スーツはやっぱり黒なのか

 大学の入学式のスーツが黒いのばっかりになっているという記事を朝日新聞で読んだ。

 こういう横並びになると大体「思考停止」だとか、「出る杭は打たれる、同調圧力の強さ」だとか、そういう感じの意見が多くなる。
 まあね…。

 ただ、いくら全員黒のスーツは「やりすぎ」と思う人があるにしても、ある程度スーツか、それに準ずる格好であることは求められる…というところまでは大体の人が同意できるだろう。革のジャンパーだの、Tシャツにジーンズだので式典に出る人は非常識ということになる。
 黒のスーツから、Tシャツまでの間のどこかに、「ありそうで、よさそう」な範囲がありそうなんだけど。

 ちなみに、私が行ったアメリカの大学では、入学式はなかったのではないかと思う。みんな、どの学期に入ってくるかはバラバラで、単位も自分にどれが必要かは自分で確認して取るのでその学期に何単位とるか、というのももちろんバラバラ。卒業までにかかる期間も早い人は3年とかで終わってしまうし、のんきにやれば5年かかったなんていうのも当たり前。授業に落第はあっても、留年はなく、次の機会に同じ授業を取って受かればいいだけなので、1年丸ごとやり直しですね、なんていうのはなし。1科目足りなくって、1年卒業を待たなくてはならないのではなくて、1科目なら2単位とか4単位で1学期で終わらせることが出来るから、次の学期末には卒業申請がとおって卒業出来る。

 入学式はなくても、卒業式はアメリカにもある。卒業式はガウンと四角い学帽をかぶるので、下に何を着ていようと格好はお揃いだ。故にアメリカの大学の卒業式には、「何を着ていこう?」という問題はない。
 多分同じ時期に入社する人を集めた入社式も、ないんじゃないなかあ…。

 私は大学生になる時、こういうときのためにとスーツを買ってもらった覚えがある。ベージュのフレアスカートのスーツだった。
 百貨店の、大変無難なタイプのものだった。それを着た私を見た伝統にうるさいタイプの祖母は、「どこへ着ていっても大丈夫なスーツだ、着映えがする」とほめてくれたものだ。

 私は入学式にそのスーツを着て参加して、そして就職活動にもそれを着て行った。
 そうしたら、8割ぐらいの人が紺色のスーツを着ていた。まあ、ベージュや、黒の人もいたが、目立つぐらいに少なかった。
 あっちゃあ…と思ったがしょうがない、当時の金銭感覚と状況では、その日のうちに紺のスカートやブレザー、それもサマーウールだの、スリーシーズンだのの「ちゃんとした」スーツを買うのは無理だった。

 説明会という名目だったのを信じた私だったが、要は全員集めて話をした後、グループに分かれて面接があったりして、当時はネットで何をやるかがわかる時代ではなく、それこそ20センチ角もない学校の窓口で見られるファイルの中の紙に他の会社とまとめてかかれた情報程度しかわからない状態で飛び込むぐらい。短大だったので求人が少なかったから、なおのこと。

 その面接で「なぜスーツはその色なのか」と圧迫面接される始末。紺じゃないといけないとは知らなかったからです…と言っていいものか、と口ごもった覚えがある。確かに情報を集める力が弱かったというのはあるだろうが、面接試験でもない説明会から、それ?と突っ込みたかった。
 
 中学校や、高校と大差ないような気分で過ごしていた短大生活で、いきなり社会人としての対応を求められて大変にあせった経験だった。
 アルバイトして大急ぎでタイトスカートとブレザーのスーツを買った。就職活動に使うスーツがほしいです、と百貨店で頼んだら出てきたわけだ。老舗の百貨店だったし、これでいいだろう…と着て行って、確かに面接試験は何十回もやったが、スーツについて言及されたことは一度もなかったから、服装的には「ひっかからない」ものだったのだろう。

 今だったら、「ベージュが好きで、似合うので明るい気分で就職活動が出来そうだと思ったからです」とかなんとかごまかして、会社の出方をうかがったらどうなったんだろう、とか、「これは保護者が買ってくれたもので、紺色のものを買うお金はなく、こういう席に着てこられる服がこれしかなかったからです」とか言ってみたらどうなったんだろうとか、そういうことも考えるが、19歳の私にはそんなことは無理だった。

 たかが服の色で、不利になるかもしれないのなら、紺のスーツを買うほうがいいし、これから何十年も働くかもしれない会社を決めるときに、数万円惜しむのはいい考えではないだろうということはいくら社会人経験がなくても見当がついた。まあ今は終身雇用がないので何十年はないにしても、たかが服装、外見だけでトラブルが減るのならそうしておくのが結局楽だよね。

 …という経験をした私から言わせてもらうと、大学入学したばっかりの子たちのスーツが無難大前提の黒になるのはしょうがないことだと思う。ただでさえ勉強しながらアルバイトして学費を払っていたり、遊びに行くお金だって捻出しなくてはいけない生活なのだ。親が入学時にスーツを買ってあげようと言ってくれるのなら、それはもう、就職活動に使えるようにして、自分で買う分を減らそうと考えるのは当然だろう。

 3、4年あればもう一枚ぐらい買うかもしれないが、黒なら絶対就職のとき使える。そう思ったら、「もしかして何かあって自分では買えないかもしれない」と思ったら、安全策で1枚は「ありがとう」と親にもらっておくと思う。
 昔のように、「お金に余裕がある人だけが大学に行って、残りは高校で終了」という時代ではない。「なるべくなら、学費ローンを使っても大学に行くべき」という時代において、経済的な事情のことも考えたら、そうなるのが自然だろう。
 「入学式と卒業式だけに使う」スーツを買うよりも、「何度も使う就職活動にも使える」スーツがほしいよね、みんな。

 ただでさえ30年前と比べると服に使う金額は4割減っているという記事も読んだことがある。就職に使うまで、スーツなんていう種類の服を全く使わない大学生も多いことだろう。
 個性なんてね、服で表現しなくてもいいんだよ。お金は好きなことに使えばいい。ただ、社会的な規範にある程度は留意しています…ということのためにスーツを着るのだから、実用性を取り、合意的に判断したら黒になるだけなんだろうから、私は今の若者は画一的だとか、これからの時代が心配だとは言いたくないな、と思う。

 きっと、黒のスーツばっかりの若者の群れを見て、心配になる人は、服で個性を表現することを大事に思っているか、いろいろな色のスーツを流行に従って何着も家に置いておけるぐらい、お金に余裕がある人だと思う。
 金欠の学生なんて、20年、30年前の学生も、今の学生も全然違わないよ、ほんと。
 高校の時に就職しておけば制服で就職活動が出来たのにな、なんて頭に浮かぶ人は絶対いると思う。

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コメント

1980年代の女性の入社式写真を見たことがありますが、ほぼ全員が私服姿でした。あの当時はSNSなんてものはなかったので、入学式、入社式にこんな服装ありえないとかたたかれることもないし、晒されることもなかった。時代の必然なのでは。

私も80年代組ですが、まだ自由でしたよ。
私は白の半袖のスーツ、友人は色違いでベージュの半袖スーツ着て就活していました。確かに黒とか紺とか多かったけど、私は真夏にそんな色の長袖上下なんて着れないと思っていました。あ〜今の時代に就活していなくてよかった〜。なんでこんなに不自由になっちゃったんだろ。やっぱSNSが蔓延したせいだろか?やれやれ。

そうなんですよ。出る杭は打たれるのが日本。同じが美徳とされていますからね。
だから・・・前にも書いた、入試やテストで習ってない事をやるとダメみたいな。
先の事をドンドン吸収して、成長させた方が断然良いのに。
まだ習ってない事で答えが得られるなら、凄いねって褒めないとダメなのに。
もっと日本も飛び級とかで進学できるようにすべき。
これだから日本の教育hが良くないと思う。何でも同じにする事無いのに。
自分が小学校の頃、得意だった数学は、中学や高校レベルの問題解いたりしてたけど。

私は高卒で採用試験は一社のみ受けました。高校が私服だったので、試験や面接には普通のチェックのスカートにカーディガン。ロングヘアーでした。周囲は高校の制服ばかりでちょっとあせりました。両親もまったく口出しせず、卒業式や入社式には自分のバイト代で一人で買いに行った、薄茶色のスーツを着ました。こわいもの知らずでした。今の会社の面接を受けた時も、ごくごく普通の覚えていないような服。なーんにも考えていない人でした。息子の時にはさすがに口出ししていました。

てかとさんへ

なるほど、外部の目というものがかかわってきているということなんですね。
そうかもしれませんね…。社内の人しか見ないですものね。
でもそれを考えると入社式というのもとても日本的な行事だと思います。

さとちんさんへ

えー、半袖?そんなスーツ、あるんでしたっけ状態です。
私がやったころは、スーツは有無を言わせず長袖でした。夏にかかるぐらいまで就職活動したので暑かったのを覚えています。
 ブラウスになって、上着を持って歩いていいものやら、悩んだものです。

南斗家団兵衛さんへ

家庭学習で進度をあわせらるならともかく、大勢一度に教育してますからね…。なるべく効率よく、なおかつ人件費をかけないとこうなっちゃうのでしょうがないかなあ、と思いますね。
家庭学習が大切になってくるのはこういうところなんだろうなと思っています。
中高の問題を小学生で解けるということは、南斗家団兵衛さんの家は家庭の環境もよかったんでしょうね。教育ってお金かかるわあ…ってなってます。

たんぽぽ・ママさんへ

高校生らしいエピソードかもしれませんね。やはり成人前ですし、受ける会社側も、「まだ高校生だし」というのがあるのかもしれません。
 そりゃ…高校に制服がなければそういう風にするしかないですよね。
あれば簡単なんですが。
 うちの高校から就職した子もいましたが、やっぱり就職試験は制服で、プラス髪の毛が長い子は切らされていました。マニュアル本通りの指導だったんだと思います。

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    まこ

    Author:まこ
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