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毎日更新!LuckyDuckyDiary

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おもかげ

 友達が、前を歩いている。
 そうだ、彼は黒いTシャツが多かった。確かにこういう感じのプリントのをきていたような…。
 焼けた肌、がっしりした手足、そしてデニムのパンツに、靴。

 後ろ姿の髪型、首すじ、歩き方。
 背格好も本当に彼に似ていた。
呼んだらふりむいて、「おう」と言いそうだ。

 でも、彼がここにいるはずはない。もう彼が亡くなって…10年ぐらいになるだろうか。
 会いたいなあ。
 前を歩く人が遠ざかっていく。背中を目で追いながら、彼を思い出す。

 にやり、とした顔。絶対「にっこり」じゃあない。大笑いでないのなら、「にやり」だ。
 眼鏡をかけてすましながら、ちらりと目で合図する顔。眉毛が、くっと上がる。
 私が「気を使いすぎ」だといっては、しょうがないな、という顔で見られたものだ。
 苦手なお酒を飲む私を、見守る目。ビールが大好きだった。

 懐かしいな…。彼のことを忘れることはないだろうと思う。そして私もいつか、先にいったとき…。誰かがこういう風に思い出してくれればいいのにと思う。難しいかな…。私のほうがさらっとみんなの記憶から消えてしまいそうな気がする。彼ほどの存在感は、私にはない。

 彼を思い出すと、彼の友情が私の心を温かくする。いたのだ、確かに。私たちは友達だった。
だった、じゃないな。今も友達だ。
 
 人は死んだら、その存在はどうなるのだろう。跡形もなく消えてしまうのなら、考える必要自体ないが、もし何らかの形で残るのなら、死んだらそのあと、亡くなった友達と会いたい。もう数人はいる彼らに、待っていてほしい。

 にやりとした彼の笑みが、私をかすめて去ってから、ふと、あ…と思い出した。彼の誕生日だ。
 10/30。誕生日、おめでとう。どこにも、届かないけれど、でもいい。

 親指を上げて、goodサインを出しつつ、にやり、とした彼がもう一度思い浮かんだ。

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    まこ

    Author:まこ
    どこをクリックしても一銭にもならない、ただの主婦の日記帳です。
    ゲーマーで、本好きで、クラフト好きです。

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