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自分の名作全集をそろえる

こういう感じの本が、お誕生日に買ってもらえる本だったのは4,5歳の頃だった。
 お隣の家にはこのシリーズのほか、当時は珍しかった知育絵本のチャイクロとか、ディズニーのアニメ映画の絵がついた名作全集だとか、「イギリスのおはなし」「フランスのおはなし」「ドイツのおはなし」なんていう題名のついた幼年向けのきれいな絵がついたおはなし全集みたいなのとかがどっさりあったのだが、私のうちではこういうものはセットでは買えなかった。時々1冊ずつで、何冊かあったな…程度。
 
 お隣のおばちゃんはよくぞあんな高そうなセット本を隣の子に読ませてくれたと思う。百科事典とかとならんでそういう小さい子供向けの本がどっさりあったのはなかなかすごかった。私がそれを読んだ年齢は幼稚園ぐらいまでで、そのあとは「遠慮」というものを覚えたので遊びに行って読みふけるわけにはいかなくなったが、文学全集へのあこがれは多分そのころ、培われたのだと思う。


 図書館で大体の本のニーズを満たしていた我が家だが、お年玉が1000円だけ使わせてもらえるようになったのが10歳ぐらい(残りは親が回収していた)、月のおこづかいは六年生で500円ぐらいだったと記憶している。学用品は買ってもらえたが、メモ帳だとか色ペンだとか鉛筆キャップだとか…というようなものは自分で買うことになっていたから、正直お小遣いは毎回足りなかった。本なんて数百円からするようなものはなかなか買えなかった。

 それでも、親戚の集まりで酔っ払って機嫌よくなったおじさんが買ってくれたり(親は嫌がったけど)、誕生日に買ってもらったり、お年玉でなんとか買ったりと、じりじりと文庫本の名作を集め続けた。
 
 ティッシュの箱の上を切って本を入れていっぱいになるぐらいはあっただろうか。
 「小公女」「あしながおじさん」「はるかなるわがラスカル」は角川文庫。「小公子」と「秘密の花園」は旺文社文庫で、「若草物語」は割と厚手の新潮文庫。「少女パレアナ」は近所の人からのもらいものの古い本だった。「アルプスの少女ハイジ」は近所の古本屋さんで買った映画の表紙の角川文庫で、紙がかなり茶色く焼けた本で、私よりも年を取っていた。

 「十五少年漂流記」は割ときれいな本だったが、80-という表記が裏のところに鉛筆書きされた古本で80円だったのだろう。
 「宝島」はカバーの取れた岩波文庫、30円だか、50円だかで「古道具屋」と言っていたが、今でいうリサイクルショップの段ボール箱出身だった。

 「フランダースの犬」はかなり薄い新潮文庫だったと思う。今調べたら村岡花子訳でびっくり。
 これは薄くて安かったから新品を自分で買った覚えがある。150円ぐらい?

 あとは現代教養文庫の古本だった「ガリバー旅行記」と、多分新潮だった「ロビンソン漂流記」が入っていた。「ギリシャ・ローマ神話」の本が入っていたのは、そういう福音館の子ども用全集が図書館にあったからだと思う。

 日曜日のアニメ名作劇場と、図書館にあった子ども用の世界名作全集をまぜこぜにしたようなラインナップだが、本人的には結構満足だった。本で大事なのは中身だからってね。
 カバーのない、古本屋出身本が多かったから、カバーは自分でおそろいを作ってかけたりして。

 出版社がバラバラなのは、田舎の本屋や古本屋で揃う本がそれだったというだけの理由。
 訳がイマイチだな、と思ったものもあったし、図書館で読んだハードカバーの本にはかなわないなあ、と思ったこともあったが、そんなことを気にするほどは、お金がなかった。
 ただし、「秘密の花園」と、「小公子」はどうしても30円本の訳が気に入らず、交通費を使って繁華街まで行って大型書店で各社見比べて買った。旺文社文庫は田舎のお店にはまずない。岩波文庫だってないぐらいだった。私の持ち物の岩波文庫は軒並み古本屋か、リサイクルショップのだった。

 なんともつつましやかな名作全集だった。でも図書館に行かなくても読める。いつでも手元においておけるというのが幸せで、何度読んだか…。とはいえ、宝島よりは十五少年…のほうをよく読んだ。好きなのとそうでないのはしっかりあった。
 ガリバーが実は割と風刺に富んでいて、「子ども」にはちょっとなあ。というような部分があることに驚いたり、ピーターパンがディズニー映画の「ピーターパンとウェンディ」ではなく、「ケンジントン公園のピーターパン」のほうで、結局ウェンディが出てくる方は文庫本には見つからなかった。(今は「ピーターパンとウェンディ」として買える。名作劇場でアニメ化したときに復刊したっぽい)

 結局一人暮らしをして、家を出るときまで何度も何度も読んだ。
 
 今そんなことを思い出したのは、ふと「日本語版でああいうお話が取っておきたい」と思ったから。
 私のキンドルに入っている電子書籍に、この手の名作はたいていあるのだが、英語ばっかり。日本語でこういうのをちょっと読みたいなあ…。
 
 そう思って昔の本が電子版になっていないか調べたらこれが結構難しい。絶版が多いのだ。旺文社文庫なんかレーベルごと全滅していた。もちろん福音館書店とかのハードカバーを買えば解決なんだろうけれども、場所を取るからねえ…。
 サンプルをキンドルに送って、中身の文章をチェックすると、意外と当時と同じ訳にあたらない。

 愛読した本だから、「読んでいたのと違う」のはわかっても、訳者まで覚えていないのが多い。ネットで画像検索して、表紙のカバーに覚えがあったり、「絶対角川だった」とかわかるものは出版年月日からある程度推測が出来るけれども、古本屋でカバーのない文庫本買った、ではもう、全然だ。

 他よりちょっと背が高かったから新潮かな、紐(しおりの)あったしな!とか、勘で探すのも結構難しい。
 おまけに平成の間に改訳しているものが多いし、「文庫」とかけただけだと「ポプラ社文庫」とか「青い鳥文庫」とか「岩波少年文庫」とかジュニア向けまで引っかかってきて時間がかかる。

 ある程度こだわりは捨てて、自分が気分良く読める訳を探そう。

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    まこ

    Author:まこ
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