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日向が丘の少女

 子どもの頃に住んでいた町の、小さい図書館で私はこの「マーガレット文庫」世界の名作というシリーズをかなり読んだ。
 表紙の挿絵が一番かわいいと思っていたのはこれ、「すてきなおじさん」、田村セツコさんの挿絵で、今でもかわいいなあ、と思う本だ。(画像は、まんだらけの通販サイトからお借りしました)

 ちなみにこの本、ほかの題名のほうが有名だ。それは「八人のいとこ」。
 いとこが8人いる女の子ローズのお話。私は実はこれ、最初は「あしながおじさん」だと思って読んだ(注:あしながおじさんの作者は、ウェブスター)。シリーズをあたるを幸い借り出しているのでそうなったわけだが、この「八人のいとこ」を手にする前に「すてきなおじさん」の題名のほうを読んでしまったため、今でも「八人のいとこ」より「すてきなおじさん」の題名のほうがしっくりくるんだけど、これをわかってくれる人がまずいない。ほかのどんな翻訳も大体「八人のいとこ」が題名になっているし原題も「Eight Cousins or The Aunt Hill」なのにどうしてそうなったんだろうねえ?

 小さな図書館の常というかなんというか、このマーガレット文庫、全部はそろっていなかった。
 図書館というのはしょっちゅう本が借り出されるため、シリーズが目の前に全部そろっているというのはかなりまれなことだというのは私も理解していた。だから、シリーズの本というのは図書館の棚にあったりなかったりするわけだが、マーガレット文庫のリストのうち、いくつかはついぞ目にしなかった。

  そのうちの1冊が「日向が丘の少女」。これが意外とマイナーだったのか、同じ題名の本に当たらずおとなになった。
 この間、吉屋信子さんの「源氏物語」を借りたとき、「花物語」も目にして、今ある本を調べようと思った時にこのマーガレット文庫の中の「花物語」がひっかかってリストを見つけた。ちなみにこの花物語は「オルコット」作。このマーガレット文庫、何気にオルコット率が高い。リストを調べると50冊中7冊がオルコットだ。

 そのほかにも何冊も読めていないのがあったが、とりあえず「日向が丘の少女」を調べてみる。
 作者はマーガレット文庫ではB.ビョルンソンとなっているが、ビョルンスティエルネ・ビョルンソンというらしい。
 ノルウェーの人で、ノーベル賞作家だそう。ええ?そうなの?
 ウィキペディアによるとそうらしい。
 こういう情報はネットでもかなり正確に出るからなあ…。

 作家名で検索をかけたら、図書館の世界文学全集の中にこれが読めるのがあることがわかった。
 昭和3年発行の新潮社の世界文学全集 第27巻 (北欧三人集)
 らしい。ノーベル賞だもの、どこかにあると思ったけど、子どもの本とはだいぶ遠いところにあった。

 子どもの時にはこのシリーズ全部は読めなかったけど、大人の力で全作品読みたいものだ。



++++++++++++++
 図書館で世界文学全集を借りてきたけど、すごいな、これ…。
シンネェヴェ
 こういう感じにページの字がないところとの境目に枠が入っている本、確かに昔見たことがある。古い本の特徴だ。
 おまけに旧字体の旧仮名遣い。読めるけど…読めるけどね?きっついわあ。
  意味はわかるけど、スラスラ読めない。微妙に不自由な外国語を読んでいるような雰囲気で読み終えた。

 狭いコミュニティ、それも割と戒律の厳しい(キリスト教の)一派に属していてモラルだなんだとか厳しい場所で育てられた幼馴染…と言ってもいい環境にあるふたりのロマンスなんだろうということはわかった。
 うーん…。これは「八人のいとこ」とか、「少女パレアナ」とか、「赤毛のアン」よりは年上向けだろう。
 
 おまけにロマンスというにはかなりじれったい。展開が早めの今のロマンスになれるとこの進みの遅さ、なに?って感じ。
 文章もぷつぷつ切れている感じで流麗な文章とはいいがたい…のは単に私が読めていないだけか。
 もうちょっとマシな訳がどこかで見つかるといいんだけど。せめて新字体、新仮名遣いのが。ちなみに同じ作者の「アルネ」というのが岩波文庫から出ているので、それも図書館で借りた。今手に入るビョルンソンの本はこれだけ?
 
 ネットで調べると「日なたが丘の少女」というのが1983年で一番新しい本のよう(児童向け)。
 昔は角川文庫にもあったっぽいけどもちろん絶版。
 
 読んだ感じだと、多分今の時代の全集に入っていないのは、小さいころから日常的に体罰を受けながら育つ男の子トルビョルンの生育環境や、つらいことにも耐え、不幸になってもほかにもっと不幸な人がいるのだから、と我慢する…というような抑圧的な時代と場所の価値観が現代にそぐわないのと、殴り合いや、ナイフが出るような青年のけんかが出てくるからか。

 昭和三年に発行ってことは、これの翻訳中は昭和元年とか、昭和二年とかだったに違いない。またはもっと前から取り掛かったのかも。いくらノーベル賞といっても、ノルウェー語の専門家がどのぐらいいたかなんて、知れているだろうなあ。直訳で文章が並べてあるだけの語学の教科書みたいな雰囲気の訳なのもやむなしか。

 もうちょっと現代の…一番新しい1983年=昭和58年訳とまではいかなくても、ムーミンを訳された山室静さん訳の1954年=昭和27年版が読めればいいんだけど。
 
 ちなみにマーガレット文庫のは立原えりかさん訳。今売っている名作全集にもこの人の訳があるぐらいだから、今の人にも読みやすい訳だったに違いない。どこかで読める機会があることを祈ろう。

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    まこ

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