FC2ブログ

毎日更新!LuckyDuckyDiary

いらっしゃいませ。毎朝6時には更新します。さっくり読んでいってください。コメントくださった方はリンクさせてください、相互リンク歓迎、リンクがダメな方は連絡お願いします。

本の思い出

【昨日の日記】を書いてから、思い出した本のこと。


 私が初めてアメリカで暮らした時は、まだアマゾンがなかった。

 電子書籍だってなかった。インターネットはあるにはあったが、まだブログはなく、ネットで読める日本語小説もなかった。
 日本語が読みたければ、現地の本屋で日本文学として置いてある英語の本の横に、もしかしたらあるかも?ぐらいの日本語の本を読むか、日本人留学生や、駐留している企業の日本人のグループの中で回覧状態になっている本を読むしかなかった。

 お金がたくさんあれば本を取り寄せることはできたが、まずそれを購入して送ってくれる人が日本に残っているか…ということからスタートしなくてはならないので、一時帰国の時に日本で送って誰かに受け取ってもらうとか、重いけれども持ってくるとかというのはなかなかハードルが高いことだった。

 そんなわけで、別に好みでも何でもない本でも読んだ。そのうちの1冊が上の写真の「砂の女」。もちろんこれが名作であるということは私も知っていたし、読めばそれなりに楽しめたけれども、レストランのメニューにあるのは知っていても頼んだことがない料理のような感じがした。

 昨日の角田光代さんの本で、外国の古本屋で見つける「安倍公房とか、片岡義男の本」の話が書いてあって、私は笑ってしまったのだった。片岡義男さんの文庫本は、背表紙が赤くてフォントがゴシックでちょっと珍しく、どこに置いてあってもわかるような本で、本屋さんでもずらっと並ぶぐらいあったし、私が通った高校の図書室にもあった。そしてもちろん90年代のアメリカのとある大学のある小さな町にも、安倍公房の本と一緒にぐるぐる回っていた。

 多分私が片岡義男さんの本や、安倍公房さんの本を読んだのはあの時だけ。
 ほこりっぽくて乾いたあの気候と、擦り切れて白い筋がついた写真の表紙の片岡義男の文庫本がセットでよみがえってくる。
 
 赤毛のアンのシリーズの「アンをめぐる人々」や、「天声人語」の英語ヘ併訳版、なぜか夏目漱石も2冊ぐらいあった。当時は「今は読まないけど、そのうち読んでもいいかもしれない」と思っていた安倍公房さんの本や、片岡義男さんの本だけれど、今になったらわかる。読める本は有限で、結局好みの本ばかり読んでいると「そういえばこの人の本は読んでいないな」と思っている人の本にはなかなか手が伸びないってこと。

 本は一期一会。どんな出会い方をしたにしろ、読む機会があるのはいいことだったと思う。
 
 私が持って行った文庫本も何冊かあったな…ハインラインの「夏への扉」と、山本周五郎の「花杖記」と、栗本薫の「レダ」、それから村上知行訳の「西遊記」だったと思う。途中で一時帰国したときに田辺聖子さんの「新源氏物語」と「落窪物語」かなにかも足したはず。
 最終的に持って帰ってきたのは訳が変わったと聞いた「夏への扉」だけで、残りは「多分また買えるはず」と重さに負けて放流したはずだ。(日本に帰ってきてから買いなおした)
 
 今ではキンドルがあるからもう絶対起きないことだけれど、今、旅行とか駐在とかに行くのなら持っていく文庫本は何にするだろう。
あー、多分、「天声人語」を集めて文庫本にしたのになるかな…。それとも安野光雅の「異端審問」とかの軽いものになるだろうか。
 
 長編だったらこの際だし、「指輪物語」?6冊のほうで。いや、それともオーソン・スコット・カードの「ソングマスター」か。
 いや…意外ともう一度、田辺聖子さんの新源氏物語になるのかも。3冊で冊数的に何とかなりそうというのも大きい。10巻ものとかはやっぱり重いからね。

 自分の「この1冊」がよくわかる気がするなあ。
 あとはこれか!と思った「深代惇郎の天声人語」だけれど、もう一回読むのは電子版がいいと思って、検索したらなんと、電子版がない。うーん。
本の詳細から、「この本の電子化を希望する」リンクをクリックしておいた。
  

Top

HOME

    思ったことを何でも書くゲーマーブログ。リンクはご自由にどうぞ。

    まこ

    Author:まこ
    どこをクリックしても一銭にもならない、ただの主婦の日記帳です。
    ゲーマーで、本好きで、クラフト好きです。

    07 | 2020/08 | 09
    - - - - - - 1
    2 3 4 5 6 7 8
    9 10 11 12 13 14 15
    16 17 18 19 20 21 22
    23 24 25 26 27 28 29
    30 31 - - - - -

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    この人とブロともになる