マグネット将棋の駒
自粛中にちょっと遊んだりしていたのだが、私の独身時代のものとか、外国に行ったとき買った分とか、子どもが出来てから買ったものとか…といっぱいあって、オセロ(リバーシ)なんか、いろんなゲームのセットに入っていたものだから、一体いくつあるのか状態。
これは、私の学生時代からの遺産。案外遊べるのだが、どれもコマが小さい。
ま、そりゃそうだよね、盤は20センチ四方で、盤の下にぎちぎちとコマが詰めてあるマグネット式。
これの将棋の駒がね…かなりしょぼかった。コマの表面に字が書いてあるんだけど、これが剥げてきていて、爪でひっかいたら取れるぐらいの状態。
これは意外と私の家に来た時遊ぶ人が多かった。オセロやチェスはともかく、バックギャモンやキツネとめんどり(だっけ)は、まずルールがわかる人が少なく、面白さがわかるまで時間がかかる。
パーチェシという名前だと思ったけど、この写真の一番上の左側の盤のすごろくは盤面が単純な割に「6が出るまでスタートできない」というような時間ばっかり食うルールで、ゴールまでにプレイヤー同士が邪魔をしあって「振り出しに戻る」を繰り返すうち、「本当に面白いのか、面白くないのかわかんなくなる」(6歳の息子談)というようなもの。
ダイヤモンドゲームもそうで、意外にこう…面白さがわかって、お互い飛び越しあって競い合うところまで行くのに熟練がいるので、結局このセットで私が独身時代に大活躍だったのは「ソリティア」(一人で遊ぶパズル)と、オセロ、将棋、チェス、とこうなっていたのだった。
将棋の駒は半分ぐらいハゲハゲだし、大体磁石がほとんどくっつかない。古いからなあ…。
そこへ出てきたのが、私が詰め将棋の本とともに結婚してから買った(上記のゲームセット箱は実家にあった)ミニ将棋セット。
近所の中古ゲームやさんにある、雑多な商品のうちの一つだった。トラベルゲームシリーズ、将棋。
どこかの倒産流れ品かなにかで、ハナヤマのウィンザーチェスが20箱ぐらいあって、ひと箱200円、この将棋は300円というひっくり返りそうな値段で新古品だった。(両方思わずゲットした)メルカリのない時代だからね…。
多分このゲーム、1000円以上したんじゃないかなあ、と思うのはなぜかというと、コマの表面にプリントじゃなくて、薄くではあるけれども、字のところが凹んでいて、そこに色を乗せている方式だから。
普通の将棋駒なら、裏の字は赤とかになっているのも多いけれど、こっちはそこまではしていなくて黒。プリントしてあって禿げたほうは一応裏は赤文字だったけど、こっちのほうがへこんでいる分剥げにくいし、剥げたとしても違和感なく塗りなおしやすい。
コマはこっちのやつだな…あとは磁石がどっちにしろ弱い。
見てみると真ん中から二つに分かれるっぽい。
薄いものを差し込んでこじあけて、磁石入れるか…。
こないだ買ったネオジム磁石あるし。
試しに1つやってみたら、くっつく力が強くなったし、プラの部品にはさまれているからか、軽く持ち上げることも出来るしで、ばっちりだった。
…磁石の代金考えたら、デラックスになるなあ。
MEGA10ゲームは2000円前後だったはずだけれど、コマをいい感じに磁石を入れ替えたり、ほかの盤の駒(ちょっと大きめ)と入れ替えたりしたら、原価は考えたくない感じになりそう。
オセロの駒も入れ替えたいなあ、と思って、ハナヤマのマグネットでないほうのオセロコマが上下に割れないか試したらだめだった。
うーむ、これはなかなか…。
ま、楽しいからいいか。
あ、でも。マグネットチェスの駒の下のマグネットも…考え始めるときりがないし、多分全部はもう一生使わないかもだけど、これはつまり「コレクション」なんだし。趣味というのはほんと、人それぞれで、満足する基準も、なかなかわかりにくいものだ、と自分のことながら思う。