鬼滅の刃マスク
布マスクを作ってほしいという話が時々来る。畳んで終わりの簡単バージョンではなく、プリーツだとか立体だとかになると手に余る人が多いのだろう。
特に子供のサイズは見つかりづらいのか、それとも「ただの白いの」なんかなかなか喜んでくれないからなのか、悩む人が多い感じがする。
鬼滅の刃柄…といっても主人公の顔とかキャラとかが布になっているのではなくて、主人公が着ている服の柄の布で、緑と黒の市松柄。著作権がどうこう、という柄ではないし、技術がそれほど要る色柄でもないために、布屋さんでどんどんプリントしているらしく見かけることが多くなった。
小学生に、ということで一回り小さめに作ってみた。
まあ、それっぽければいいでしょう、うん。おまけに無料だからね、文句を言わない人が多い。お金出して買うとなるともっとこう、ってなると思うけど。
キャラっぽいだけで、マスクをしてくれるなら、もうね。いくら子供は症状が軽くなる傾向があるといっても、それが両親に、先生に、祖父母に感染することを考えたら、ちょっとでも取れる策は多いほうがいい。
花柄は試作して「こういう柄はどうかな」と友達にラインしたら、「私がほしい」と言われた。まあね…この布ちょっと高かったしな…。在庫の「ただかわいいだけ」で買った布がだいぶ、消費されそうだ。
夫は「まだ縫うの?機能は不織布のほうがいいのに」と言っているが、そんなことは百も承知だ。
でも、現実問題として、たかがゴミ出しだの、あんまり人と会わない散歩だののために買った不織布の高機能マスクをしていくほど今家には在庫はない。
そういう風に1日1枚使い捨てにするほど手に入れようと思うと、本当に到着するかわからないようなネット通販で1枚100円とか、そういう話になりがちなのだ。
夫によると、仕事から帰ってくる途中のドラッグストアや、コンビニには「おひとりさま1つ」の張り紙が残っていたそうだから入荷もある店も前よりは増えているのだろうけれども、かといって並んで買えるかとなるとねえ。
しばらくは布マスクの出番が続きそうだ。