Look-alikeチョコレート
100均でこのチョコレートを見た。
てっきり100均で売っている外国製の形をうまく似せた商品かと思ったけれども、よく見たら左上のマークは不二家。ということは本家本元、LOOKチョコレートということになる。これは多分バレンタインの義理チョコ用パッケージであろう。
アメリカではLOVEという単語は何にでも使われる。日本でいう「好き」と同じだ。こういう食べ物が好き、これが気に入っている、友達としての好き。全部LOVEを使ってしまってOKだったし、それを聞いてびっくりする人はいなかった。
でも日本ではLOVEを「愛する」と最初に訳したらしいので、どちらかというと食べ物の好き嫌いとは別物で、恋愛の好きを表す言葉として定着したところがある。I love you mom!とこどもから親になんてしょっちゅう言われて別に当たり前なのがアメリカ文化だが、「お母さん、愛しています」と子どもから言われたらびっくりして言葉の使い方を教えるほうへ気持ちが向くのが日本文化。友達同士でI love you、なんてまず言わないよね、日本だと。 英語だと割と当たり前に聞くことを考えたら、こういうパッケージが出てくるということ自体に文化の違いを感じる。
loveなんて勘違いされたらとんでもない。
義理チョコはそういうものなんだなあ。それがいいんだけど。
「月がきれいですね」をI love youと解釈する話があるが、最近読んだ話で面白かったのが、そう言われたとき、「ずっとあなたのことが好きだったんです」という意味で返すのに、「月はずっときれいでしたよ」と答えるパターンがあるのだとか!
こういうのがいいなあ…と思うあたり、やっぱり私も日本人なんだなあ、と思う。
ちなみにこの箱の中身のルックチョコレートはごく普通の4色ルックだった。
しばらくはバレンタインでチョコのバリエーションが増えるので楽しみだ。
軽いモバイルバッテリーがほしい
これはスマホを使い始めたらなかなかそうはいかないもので、1日に2度とまではいかないが、夜寝る時には充電しておく人が多いのではないだろうか。私はスマホを使い始めたのはずいぶん前なので当たり前の習慣にしていたから気が付かなかったが、出かけようと思ったときに充電が減っているのがスマホは不便だという話をきいて、なるほどガラケーの電池はずいぶんもつものね…と改めて思い出した。
そうなるとモバイルバッテリーをもっていくのはどうだろうか。
私が持っているのはこの写真のタイプ。80gほどでかなり小さく、2900mahしかないが、元々長時間出かけないので大体このぐらいあればiphoneSEなら20パーセントぐらいから満充電まで1回充電出来るのでちょうどいいぐらい。旅行とか長時間外出の時には5000mahのものを別に入れていくことにしている。
買おうと思ったらなんと品切れというか生産中止。えーー。これと似たようなシリーズで【壁のコンセントにさせるプラグが内蔵になった電池を買おうという日記】を書いたのが2018年4月。その時はまだ作っていたのだけれどそのあたりのシリーズが全滅。
しまったなあ、親の世代になると電池に充電する時のコードと、スマホにモバイルバッテリーから給電する時のコードが違う、なんていうのがなかなか覚えにくい。電池に充電する時は壁のコンセントに、スマホに給電する時はこのコードで!とやり方がわかれているほうがいいんだけど。日記書いたときに1つ買っておけばよかった。スマホの充電ACアダプタとしての機能もあって、壁のコンセントからUSBケーブルでケータイの充電をするついでに電池にも充電して、コンセントから引き抜いて全部持っていけばOKというのがわかりやすそうだったんだけどなあ。
しょうがないので「ACアダプタ付きモバイルバッテリー」とか検索してみた。
いくつか出たがどれも容量が大きくて重い。
100gぐらいので3000mahとかがよかったのに、軽いのでも160gとか180gとか。10000mahでスマホを4回充電できるのはすごい…のかもしれないけど、そこまで必要になる前に家に帰ってきちゃうしねえ。2人分に2回充電とすれば家族旅行に持っていくのにはいいかもしれないけど。
小さいのでも5000mahぐらいはある。そのぐらいが最小値になるんだね。私の使っているモバイルバッテリーが製造中止になるわけだよ。軽くてちょうどいいんだけどなあ。結局売れ残りと思しきマクセルのACアダプタ付きのモバイルバッテリー2100mahというのを発見したけど、これは微妙に小さすぎ?
ちなみに箱が傷んだアウトレット品で1500円(送料込み)だった。容量が大体倍のものも売っているけど、どうしようかな。
うろうろとネットを見ているとディズニープリンセスの円筒型バッテリーをはじめとしてサンリオにサンエックス、ディズニーやムーミンのキャラクターものもたくさんあることがわかった。電気製品にこういう「かわいい系」が出てくるようになるっていうことはやっぱりこの分野のものが全体に行きわたったってことだよね。こういう電子系のガジェットは最初はこういうのが好きな男性から導入が進むので大抵、黒、シルバー、白ぐらいしかないところからのスタートが多い。
その次に赤、ピンク、青までいくとだいぶ普及したってことで、最終段階として出てくるのがキャラつきとか花柄とかで、こうなると「みんなが使ってます」になるんだよね。
私もこういうかわいいの買うかな…。
夫に「ディズニーのバッテリーほしい」と言ったら苦笑されたけど。
重いのは持ち歩きたくないので3000ぐらいから5000ぐらいまでで、と探すと商品がかなり少ない。
ダンボーの顔をしたバッテリーの「ブロック」というタイプが3000mahで70g。これが多分今使っているのに一番近い。このぐらい軽いのはもうこれ一択ですね、という感じ。(画像はこれを販売している会社【cheero】さんからお借りしました)
小さいほうの需要もあると思うんだけどなあ。やっぱりこのダンボーは買っておくべきか。
それとも売れ残りを探して近所の量販店か、イオンなんかの売り場を探したほうがいいか。ネットでは見つからないものも実店舗にあったりするから。
一度見に行って、それでも見つからなかったらもうかわいい枠で次はキャラクターものを買うかな。
絶対持ち歩くものだし、かわいいものが増えるのはいいよね。いつか殻と中身を組み合わせたオリジナルバッテリーを自分で選んで組み立ててもらうお店とかが出来そうな気がする。
冬の洗濯シフト
特にうっかり干すのが遅くなって天気が曇りとかだと、まあそうなるわね的に湿気ている感じがする。
これを回避するのは難しくはない。お金をかける気があるのなら乾燥機にかければいいのだし、お金をかける気がないのなら天気の方はどうしようもないにしろ、とても早く洗濯物を干せば時間はかかるが乾いてくれるはず。
部屋の中に干すと邪魔だから何となく外に干す方がいいんだけど、これ夜に外に干さない理由ってなんだろうと思うとはっきりした理由はない気がする。
なんとなく夜に干すと縁起が悪いような、そういう迷信があったような?
つまり思い出せないぐらいの迷信ってことは、もう考えなくっていいってことだ。夜に外にものを干すと用心が悪いという話なら、マンションの中層階にわざわざ洗濯物を盗みにくるという話もないだろうし、生活が多様化した今、夜に洗濯物がでているうちだってないでもないだろう。
というわけでお風呂に早めに入って洗濯して外に干してみた。私がお風呂に入って、洗濯機を回した時点で洗濯物のサイクルが切れて次の日の分に回ると考えればいいだけだ。この気温だし洗濯物がたまっていても問題ないだろう。
ーーこれを思いついた日からしばらく夜に洗って干して、夕方取り入れることにしてみた。洗濯物に部屋干しのようなにおいがついたらやめようと思っていたのだがそういうこともなく、朝6時よりは夜の8時半の方が部屋も暖かいし手が冷たくなる程度も軽く、朝に掃除して洗濯して!と仕事が重なるよりも夕飯の片づけも終了してやることが減ってから干す方がスケジュール的にも楽。
肝心の乾き具合も問題ない。天気のいい日なら昼過ぎにもう乾いていることもあるぐらい。厚手のものも問題なし。
割といいことづくめだった。
バンドルとシリアルナンバー
で…今回の電話の話は、パソコンがダメになった、という話だった。
うちの父は美術系の趣味がある。絵を描いたりとか、写真の加工をするような感じで、フォトショップは発売直後ぐらいから仕事で使っていて、フォトショップ歴が30年近くある。定年した時も家にマッキントッシュパソコンとフォトショップを揃えて(100万とか、すごい金額かかった)今はウィンドウズ版になったが、父にとっては自信を持って使えるソフトらしい。
父の話はそれほどはっきりしなかったが
1:うるさい表示が出て、フォトショップが使えなくなった
2:何かがつながっていないらしいが、解決法がわからない
3:デスクトップパソコンは動くが、ノートパソコンの電源が入らない
この3つらしかった。
ノートパソコンのほうが古いはず。父はノートパソコンとデスクトップパソコンを時間差で交互に買い替えながらこの30年を過ごしている。ノートパソコンは下手すると10年もの…?これは壊れた可能性が高い。
夫が「これ、あげていいよ」と彼が前に使っていたノートPCを出してくれた。本体のディスクだけ乗せ換えてくれたらしい。あと5年ぐらいは使えると思う、と。
リュックサックでかなり大きいそのノートPCを背負って出発。
実家で見てみると、ノートPCはうんともすんとも言わないのでご臨終の模様。
デスクトップパソコンは無線wi-fiにつながっていない。つなぎ方がわからず、有線でつないであったらしいのだが、何かの都合でそれがつながらなくなったっぽい。
ノートPCの内部データは外部ディスクにバックアップがあったそうなので問題ないから、もう廃棄で。
デスクトップの方はまずwi-fiにつなげて、ウィンドウズのアップデートか、と思ったら、ウィルスバスターの使用期限が切れた、というのが出てくる。あー、こいつか。こういうの、昔は使うのが当たり前だったけどこの昨今windowsのOSの機能で入っている分も優秀だし、もう入れなくていいよ、ということでさっくりアンインストール。
ウィルスバスターソフトはパソコン買ったときのバンドルだったらしい。ウィンドウズアップデートをかけたら普通に動いた。
フォトショップエッセンシャルというのが入っていたはずなんだけど、うまく見つからないというのでもう面倒だし再インストール?と思ったら、「やってみたけどシリアル番号がない」のだという。
うわあ…それってさあ…。あるあるだけどさー。それはなかなか解決が難しい。
フォトショップエッセンシャルのVer2ってめちゃくちゃ古いな…。
そう思っていたら、「あ、そうだ、これも使えるようにしてくれ」と父が出してきたのがペンタブレット。
オッケーこれは多分ドライバがネットに…と思ったら、ディスクが出てきた。「これだと思う」と。
確かに、ペンタブメーカーの…と思ったら、あれ?下にフォトショップエッセンシャルVer.10ってのと、お絵かきソフトが?
あーーーー。わかった。これ、PC買ったときにバンドル品についてて、いろいろなソフトが全部まとまって入っているやつだ!
「父さん、そのVer.2ってやつはうんと前のやつだから、こっちをいれよう」と提案。
あとから出てきたディスクの方にはめちゃくちゃ小さい印刷とはいえ、シリアルナンバーが書いてあった。
数字20桁以上が4ケタずつ区切られていて、数字の横幅が大体1ミリ。
この細かい字、シリアルナンバーか!と父は驚いていた。
これは細かい。40代の私でも目がちょっとしょぼしょぼしそうなサイズ。
無事インストール出来た。
ネットにつながっていないパソコンは不便だったらしく、持って行ったノートPCと、デスクトップ、「両方ダメかと思ったけど2台も動くパソコンが手に入った、新しいパソコンが届いたみたいな感じだ」と父はウキウキしていた。
スマホで写真加工したのを持ち出したいというのでクラウドでPCとスマホでファイル共有できるようにして、ついでにスマホ用の無料写真加工ソフトをインストール。ボタン一つでいろいろなエフェクトが出せるのを見て、父は感動していた。
昼の写真が朝に撮ったように見えるように加工されるボタンとかを見て、「簡単だなあ」と。
このあたりだけ不自然だからちょっと直して…とかやっていたので、こういうのもやってたの?と聞いたら、PC画面で拡大しながらペンタブでドット単位でレタッチしていたらしい。何、その職人技。
仕上がった写真が保存してあるのをちょっと見せてもらったら旅行のパンフレット顔負けの美麗写真だった。
ちゃんと外部ディスクにもバックアップしてあって「1テラバイトの半分ぐらいしか使ってない」と言っていた。
それと最近プリンタを新調したら、どうも複合機だったらしく、昔から持っていたスキャナを使わなくなったとか、そういう話を聞いていると割と面白く遊んでいるようだ。
スマホよりもまだまだ、PCなんだよね。PC版のライン、いれてもらおうかなあ。こっちのほうが見えやすいから、って。
まあね!画面が大きいという点では断然パソコンだよ、うん。
今回PCが動かなくなったのをしばらくそのままにして残念に思っていたそうなので、PCが治ってうれしいみたい。ほんと、楽しそうでなによりだ。
初心者用スマホの罠
スタンプと絵文字の見分け方について、とか(画面に出てくるリストが、横4縦3のほうがスタンプ、横6縦4のほうが絵文字)絵文字は1個だけで送るとスタンプのような使い方が出来ることとか、その2つの入力画面の切り替え方(これが出来なかったらしい)とか。
ついでにかわいいスタンプや、名前入りのスタンプを何種類かプレゼントに。
父にも定型文っぽいやつを送っておいた。父は「なるほど、打つ手間が省いてあるんだな」と使用目的を理解したらしい。母もよく使う「ありがとう」とか「おつかれさま」とか、「おはよう」「こんにちは」なんかが絵になっているのは使いやすいと思ったようだ。
父はやっと、ラインを「既読」に出来るようになり、スタンプや絵文字を送れるようになった。メール代わりに家族と連絡をとるのに使えるようになったのでほっとした。ラインのほうが気楽なんだよね、もう。
あとは、母のリクエストは「写真が見たい」というのと、「ラインのアイコンをすぐ見えるところにだしてほしい」これだった。
まあ、確かにね…。
今は、ホーム画面から上に一度スワイプするとアプリ一覧が数ページ分出て、その中から選んでいるらしい。
それが出来るようになっただけでもなかなかいいことだけど、使うものが決まっているならホーム画面にアプリがあったほうがいいに決まっている。
アイコンを長押ししてホーム画面にドラッグしようとしたら、「ホーム画面のレイアウトがロックされています」と出て動かせない。
ええーー。なんだそれ!ホーム画面には「お天気」を知らせるウィジェットと、アイコンが4つ。
一番下にどの画面でも変わらないランチャーアイコンが4つ。電話、メール、音楽、ブラウザ。
ウィジェットは確かにアイコン1段分占領しているが、空いている場所がないわけじゃない。
音楽はいらないらしいし、キャリアショップでオンラインでお買い物アイコンもいらないらしいので、ホーム画面になくてもいいよね、と削除しようと思ったらそれも「ホーム画面のレイアウトにロックがかかっています」と拒否された。
ううむ…。これは多分、初心者用のスマホなので「必要なものを捨てられたらマズいので、どれも絶対動かせないようになっている」ということなのだろう。
確かに昔のマッキントッシュパソコンで、お子さんがデスクトップのアイコンをゴミ箱へ全捨てにしたとか聞いたことがあった。つまりそういうものを使ったことが全然ない人は『そんなの必要だと思わなかった』とウィンドウズでいうと「ショートカット」(Macだとエイリアス)だけ残してソフト本体の方を捨てる…というような予想外のことをすることがあるという話で、素人なだけにパソコンを使い慣れた人には思いもかけない結果になることがあるので注意したほうがいいのは、多分、スマホでも同じなんだろうな。つまりスマホはミニサイズのコンピューターなんだから。
しかしホーム画面にアイコンを置くぐらいやらせてくれてもいいのになあ。なにもアンインストールしようっていうのじゃないんだからねえ。
私もアンドロイドスマホを試したことがあるけれど、それにはこんな機能ついてなかった。
しょうがない、こういう時にはネットを見るに限る。
調べてみてもこういうロックはかけてあるスマホが少ない…のではないな。こういうスマホを使っている人で、アイコンを買ったときの状態から変えたい人があんまりいないらしく、情報があんまりでない。
設定から変えるとしか書いていないが、どこにもロックを外す話が見つからない。
結局小一時間調べて、ホーム画面を把握しているアプリがあって、それを強制的に終了させると、画面のロックのレイアウトが解けるかも…ということがなんとなくわかった。
どれがその「ホームアプリ」なのかわかるのにさらに10分を要した。
アイコンの移動なんてすごく簡単だと思ったのに!初心者向けでないスマホなら30秒で出来るようなことなのに。
こんな罠があるなんて思わなかった。
はあ…今はもう意識できないけどiPhoneを使い始めた時もこういう感じだったか。
きっとこうやってひとつずつ、アンドロイドでもわかることが増えていくんだろうなあ。
ちなみに私の持っている古いアンドロイド端末は後で調べたらディズニーデラックスの壁紙を毎日日替わりでいれてくれるという「ディズニーホーム」だった。
なるほど、アイコンの形がミッキー入りになっているのに気付いてはいた。こういうことを実はやっていたのだね。
やっぱりいろいろやってみないとわからないことってある。
これは初心者には敷居が高いなあ。こういうの苦手な人はどうしているんだろう、アイコンの場所を替えたい時とか。割とよく使う機能だと思うんだけどな。
あとね、私のiPhoneは写真を見るアプリは「写真」と名前がついているので、スマホ利用が初めてだった時も全く問題なく写真を見ることが出来たのだけれど、両親のスマホで写真見ようと思ったら「ギャラリー」というのをクリックしないといけない。
ギャラリーと言えば、絵を展示しているあれだ…というのは知っているみたいだけど、それが写真を見るときのアイコンだというのはピンとこないみたいで、わからなかったらしい。(父はお絵かきソフトの一種かと思って立ち上げて写真を発見していた)
どうしてもカタカナにしたいなら、せめて「フォト」にしておいてくれたらいいのに。割と初心者向けをうたっているエントリーモデルなんだしこういう謎の外国語もやめてほしい。ギャラリーのアイコンが両親の機種だとお花みたいなマークに見えるのだけれど、これが写真っぽい形、たとえば四角くて山が描いてあるのが2枚重なっているようなピクトグラムになっていればもうちょっとわかったかも?
開発している人はつまり「その畑」の人だろうからね…。こういうことがわかりにくいのだということがわからなくて当然だけど。初心者がこういう意見を言うのにはどこへ行けばいいんだろうね。
コーラスもういっこ
もうひとつ…というのはつまり同じ先生がやっているコーラスで練習場所と曜日が違うのがもういっこあるのだという話で、隔週どうしなのでかぶらず週に一回ずつ練習できるよ、ということだった。
声というのは出さないと出なくなる。スポーツと同じようなもので1週に1度練習しておくとそれほどでもないが、2週に1度となると声が出るようになった時間にはコーラスの練習時間が終わっているというようなことになりがち。
場所は今のコーラスの練習場所よりかなり近い。っていうかここなら玄関から5分で着くのでは?という近場。
見学にいくと人数が10人前後と少なめだが、見知った顔がちらほらある。
普段通っているコーラスのメンバーが混ざっている。つまり普段のコーラスは幼稚園の保護者OBの人しか入れないが、こっちは入団資格は市の施設を使うことから市内に在住していることぐらいしかないらしく、どっちの入団資格もある人がかぶってこうなっているらしい。
同じ先生に習っていることから私と同じように誘われて入っている人があるということだね。
幼稚園の時のコーラス部にいた人は最低3年はコーラス経験があるけれども、こっちは市の広報とかでテキトウに募集されるため、全く経験のない人もくるので歌は簡単なのを選んでいると先生は言うけれども、それで十分。私は不協和音の多い現代曲(こういうのに難曲が多い)は嫌いだからちょうどいい。
というわけで入団決定。
知っている人が何人かあるのも心強いし、ピアノを弾いている人と、指揮をしている先生は同じだし、断然なじみやすい。
入団を決めたら、メンバーの一人が、「お近づきのしるしに」とご丁寧にジップバッグをひとつ、くださった。
なにごと!と思ったら中に便箋と封筒が。
お返しとか考えなくていいから、メモ帳代わりにね、と笑ってくださった年上の方だったが、いやあ、珍しいものをもらったなあという感じ。サンリオ柄で、どっさり入っていた。かわいい紙だった。最近便箋と封筒なんていつ買っただろう。
曲が簡単だからなのか、人数が少ないからかなんなのか、やたらと譜読みの早いグループで、初見力を試される感じ。しょうがない、これは家で音をみながら復習するしかない。なんでこんなに正確で早いのさ…。最初の発表は3月。げえ、またそんなぎりぎり?
「あの周年コンサートを2カ月でやったんだから、大丈夫」と先生に言われてしまった。曲数が少ないし、老人ホームの集会室でやるらしく、舞台も「単に前の方」というだけで段差はないので気楽にやったらいいから、って。
しまったなあ。見学だけして、4月から来ます、と言っておけばよかった。
こういう「やらなきゃいけないこと」があるほうがいいのかなあ。こういうことをやる元気が出たのを喜ぶべきだろうか。去年の今頃だったら絶対無理だったと思うから、これはいい傾向だということにしておこう。
でも家に帰ってから精神的に疲れた感じが。それは、「あの時こうしたほうがよかったか」とか「ああいうことをいわなきゃよかったか」とかくよくよするので判定出来る。こうなったらちょっとまだ自分の範疇外のことをやった、という判断でいいっぽい。
楽しかったなあ、また行きたいな、と思うようなときは元気がある時で、そういう時はあとからこんなこと言わなきゃよかったとか思わない。
ちょっと元気が出てきたからと言って、もっともっとと思わないほうがいいのは自覚しておこう。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…
ということが起きてからもう、1週間経っているのだが、いまだにもらった便箋と封筒が使えていない。メモにするには柄が多すぎな感じ。正方形なら折り紙にでもと思ったが、(というぐらい、裏側の柄がかわいい)正方形ではないんだよね。プリンタの設定にあるような長方形と、正方形の間ぐらいの形で、手紙をいつも印刷にしている(字が汚いのと、打つ方が早いから)私としてはどうにも使いづらい紙なのだった。
20年前なら手書きで手紙も書いたし、お手紙交換なんていうのもありだったから便箋は消費したけど…今はラインで連絡が多いし、手書きはしなくなったからね。大体「紙の手紙」なんていうものをもらうつもりの人があんまりもう周りにいない。
世代の差なのかねえ、やっぱり。ラインとインスタでしか連絡しない、いいね!世代と、はがきを書く世代のどちらにも足がかかっている私としては難しいところだ。
持ち歩き用バッテリーAC付き
【モバイルバッテリーを持ち歩くようになって買い替える日記】を書いたのが2018年4月。
日記に「今度はこれかな」と書いた左の写真のACプラグ付きバッテリーQE-AL102が手に入らないとわかったのが【ちょっと前】。
オークションなどを見歩いていたのだが、全く売っていないか、売っていても5000円とか8000円とか。
とっても気になる。使ったらいいだろうなあと思っていたのに、一度も手に入らず使えなかったのがとても残念。
ふと思いついて、メルカリをチェックしてみた。新品未使用で、家で保管というものが1000円で出品されていた。
新品未使用かどうかが本当かどうかが確かめようがないのがこういう買い方をするときの問題点なのだが、パナソニックはこの電池の後継機種を全く出していない。似たようなものすら発売されていない。
ずっともやもやして使いたかったなあ、と思いながら過ごすことを考えれば、たとえ何度か使用したものであってもある程度充電出来るのならそれでいいか、と割り切って買うことにした。
1000円なら、定価よりずっと安いし、容量が低い=軽いのも理想通り。
これから容量が低いものが出る可能性は少ない。スマホ(≒内部バッテリー)のサイズと性能が上がっていくので、充電容量が増えているから、5000mah以下では足りなくなるからだ。
だから4000mah以下で軽い商品の種類が増えるとも思えないし、ACアダプタを充電池に含めることで構造的に小さくなりづらいから他のメーカーがあまり作らないだろうことも想像に難くない。ACから電源を取る機能を組み込むスペース分充電容量を大きくした方が容量で選ぶユーザーにウケるだろうしな。だからパナソニックもACプラグ付きモバイルバッテリーから撤退したんだろう。わかるんだけどね…。
1600回充電出来るというので、経年劣化で充電量が減るにしろ5年ぐらい使えればいいなあ。3年使えれば問題なしだし、さすがのパナソニックというのはあって、今使っているサイズのACプラグなしで小さいQE-QL105も酷使している割にはまだ充電能力に問題がある感じはしない。うちで使っている単三のエネループは2011年の物に現役なのがあるぐらいだ。つまりモバイルバッテリーはエネループのでっかいの、ってことだもんね。
しかし…撤退したのが惜しい。新製品でどんどんステキなのが出るといいんだけど。
おすすめ商品のところに、1500mahぐらいのパナソニックの水玉模様の充電池が出ていた。かわいいなあ。まあ、白地に赤の水玉、お店に売っていた当時にかわいいから買おうと思ったかはわからないけど、こういう小型の柄付きが他に最近ないし、無地よりはかわいいもんね。3000円ならいらないが、500円なら…。
充電池にも「小さくてかわいい部門」なんていうのがあればいいのに。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…
……と書いてから、新品1つ200円で、上に書いた水玉模様のバッテリーを手に入れた(2個)。
正確には1430mahらしい。フリマってホント、こういうものを売っているからつい、見歩いてしまうんだよね。1個200円ならまあ、ね。大体普段ドラクエウォークをプレイしながら買い物に行って、ぶらぶら買い物して歩き回ってから、「バッテリーがあと20%です」と警告が出る。うまくいけばバッテリーが切れないうちに家に着けることもあるが、ダメなときもあるので、ちょーっとだけのびれば――たとえば10%とか20%とか――でいいから普段使いにちょうどいい。
ついているケーブルがUSBmicroみたいなので、アダプタが要るけどそれはもう家にあるし。58グラムで小さくて軽いし、6センチ四方ぐらいなのでカバンにぶら下げて、左右のメッシュポケットにいれておけばいいよね。ストラップホールもついている。
オシャレなバッグも化粧品もいらないし、服も買わないけどこういうものには滅法弱いんだよねえ。
実家の母がほしいと言ったらACアダプタ付きはあげてもいいなあ。壁のコンセントで充電、ケーブルをつなげてスマホを充電がわかりやすいだろうからね。
デマとマスク
つまり今話題になっている「コロナウィルス」の問題で、そこのおうちの2人のお子さんのうち、1人は「そんなのいらないよ」とマスクをせず通学しているのだが、もう1人のお子さんはマスクをしないで電車に乗りたくないというらしい。
マスクを買いに行ったらもう棚には一枚たりとも残っていないという状態だと。
おばあちゃんが作った布マスクは柄が派手なのがはずかしいからしていかないという追加情報もあったので、恥ずかしいのに怖いのが負けるぐらいなら、まあそこまで深刻ではないのだろうが、毎朝駄々をこねられるのも面倒だろう。
私は花粉症なので、マスクをカバンに持っていることが多い。一応カバンの背中のポケットに個包装のやつがはいっていたはず?と思ってさぐると案の定、2枚入っていたのであげたら大変喜ばれた。
しかしWHOによるとマスクよりは手洗いのほうがよっぽど効果があるらしい。つまりマスクは必須ではないんだよね。
気持ちの問題を別にすれば、だけど。これは大型の地震が起こったあと、地震が起きた地域以外で電池が売り切れる現象と同じだよね。
ちなみに、麻疹のウィルスは空気感染で、5m離れていてもうつるらしいけど、コロナウィルスは飛沫感染……というと、「はっくしょーい」ってなったときのしぶきがかかったら…というタイプ、それから接触感染というと、インフルとかと同じで、ウィルスが付いたところを触った手を口に運ぶと…というタイプ。
そうなると、空気の乾燥を防いでのどの調子をよくするというような感じのこと、それからかかった人がくしゃみとか咳をしたときに飛ばないようにするという理由でのマスクは役に立つのは立つけど、あとはうっかりウィルスがついた手で口とか鼻とかを触ったりしないのを避ける働きがあるぐらい?
正直私としては今の時点では遠くのコロナウィルスより花粉のほうがイヤかもしれない。花粉は確実に飛んでくるからねえ…。
あと、免疫がしっかりしていればウィルスに感染していても症状が出ない人もいるとか。これはあれだ、インフル。あれと似てるよね。小さいこども、それからお年寄りは免疫力が低いのでかかったとき重症化しやすい。あとは持病がある人が問題になりやすい。
結局なくなっているのも高齢者が多いらしい。インフルエンザと同じぐらいの警戒具合でいいんじゃないのかなあ、と思う。
今まで発見されているコロナウィルスいろいろは、感染のピークが冬。つまり風邪にしろ、ちょっと前に流行って大騒ぎになったMERSとかSARSとかも真夏に流行ったりはしないらしい。暖かい気候に弱いウィルスなんだね。
ってことは、今から1カ月たったら、感染している人がぐっと減るってことだ。【国の感染症の研究所のサイト】の情報を読むと、大体そういう感じなんだなーってことがわかる。
こういう時こそ、落ち着かないとね!
私は持病のない中高年で、まだ「老齢」とまではいかないのでまだいいけれども、乳幼児のある親御さんたちや、持病のあるお年寄りはきっと心配だろうなあ。
家に帰ったら手を洗って、ちゃんと睡眠をとってご飯を食べて免疫力をあげて、持病がある人に、お年寄りに、そして感染者が増えている場所にマスクを届けてあげられるようにしないとね。
あとはこういう時にもマスクが必要な仕事をしている人たち、たとえば介護職とか、給食を作る人たちとか、病院勤めの人とかは困るだろうしな。そういう話をしていたことがあったなあ。
そういやあ、7年かな?前ぐらいにこういうマスクがすごく品薄になったときがあったのを思い出した。
新型インフルエンザが流行した年で、息子の幼稚園で「マスクを持たせてください」と言われて、びっくりした年だ。
あわてて買いに回る人がいたのだが、私はマスクを縫った覚えがある。結局マスクが言うほど役にたったわけでもなく、インフルエンザはどれにしろ、似たような感じで例年通り冬が終わって、暖かくなったらマスクが激安!50枚100円で投げ売られたのを見たのはあの時じゃなかったかなあ。次の年の花粉症の時はマスク代がずいぶん助かったものだ。
待てよ、私マスクもってないか?そうだよ、去年の花粉のシーズン終わったときに余ってたはずよねえ。
あと、息子が給食当番でマスクを忘れると学校で個包装のマスクくれるんだけど、その次の日に個包装のマスクを1つ、学校に持っていくことになっている、それ用の個包装マスクがまだあるはずだ。あれは確か、30枚入りとかの大きいパックだった。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…
……というわけで洗面所の下の物入れをさぐったところ、個包装のマスクが20枚ぐらい、ビニール袋に重なって入った未使用のマスクが25枚と15枚あったのに、なぜかもう1箱、新品の状態からちょっとだけ使ったのが出てきた。フィルター付きガーゼのマスクも(これは不織布のマスクが嫌いな私が花粉の時期に使うのに気に入って買ったやつだ。高い)2枚入りが3袋、それから「本当かなあ」と思って買った、「メガネが曇らないマスク」が1パック出てきた。
意外とあったな…。
ママ友さんに連絡して、使いかけの箱のやつでよければ、半分どう?と声をかけたらすごく喜ばれた。
全部じゃないのは、私が花粉症用に必要だから。
花粉のシーズンになくなったら、その時はまた、考えればいいや。
思うに、みんな2、3週間たったら沈静化してくると思うんだよね。ウィルスが温暖化に弱いのもそうだし、みんなずーーっとパニックにはならなくって、慣れてくるものだし。
笛を誰かが吹いても、踊らない気構えというものはちゃんとした大人には必要だろう。
どうしても怖いということなら、私は不要不急の外出を控えることも出来るんだしね!立場としては人混みに行かなくていいだけでも、有利なんだし。
自分が肺炎になるぐらいはやったら、その時は病院へ行けばいい。日本は医療も進んでいるし、ここは案外都会で病院までも近いからね。アメリカに住んでいたころは病院まで数十キロ、ということもあったし、それに比べたら全然安心だ。18世紀ならともかく、日本で「野戦病院みたいなこと」にはならない。
コロナウィルスの情報は【政府が出しているサイトで】ちゃんとしたのを読もう。SNSとかツイッターは面白半分で出した情報を真にうけて本気でリツィート、シェアして、「間違った情報でも、たくさんの人が言っていたら本当くさい」という感じになっているものがあるので、こういう時には、それだけを情報源にすると足もとをすくわれることがあるので気をつけないと。
そういや、思い出した。ちょっと大型の地震があったとき、シェアされてきた友達からの情報で、「地震の時に湯船に水をためていると家が倒壊する」というものがあった。湯船に水をためている時は、小さいお子さんや、ペットが落ちておぼれるので注意、という情報も聞いたが、そっちは理解できた。
でもなぜ「家が倒壊するのか」は最後まで謎だったし、地震対策のどこのサイトを読んでも、自治体で配られている冊子を読んでも一度もそういう記述は出てこなかった。それでも私のところへ何カ所かから届いたことから察するに、たくさんシェアされたものだったのだろう。
ほんと、デマの見本みたいな感じだった。ああいうのに引っかからないように気をつけよう。
マスクを渡すママ友さんとは明日一緒にケーキを食べながらおしゃべりしようか、という話になった。ちょっと楽しみだ。
息子の中受の話
息子の入試は、親がドキドキだ。
もちろん、それなりに対策はしたし、本人的にはうんざりするほど頑張ったという気分らしい。ここしばらくになってやっと、「落ちたらどうしよう」なんていうことが頭に去来したらしく、変に不安定になっていてくっついてくることが増えた。
最初の試験の前日は、一人で寝るのが嫌だ、というので私のベッドを息子に譲って私は息子の布団で寝たぐらいだ。
だいぶ、参っている感じがするねえ…と2人で顔を見合わせたが、しょうがない、こればっかりは親が代わってやるわけにもいかないのだ。
1つ目の試験は伝統男子校。一応特進で出願だが、特進のレベルに受かっていなくても、普通クラス合格ラインを越えていれば、普通クラスの合格をくれるという二段構えになっており、ちょっと安心。数学が難しく、国語はゆるめで、テストのタイプは一番息子向き…と思っているのは親だけで、息子は、「公立よりましだけどー」ぐらいのノリ。男子校は匂いがしそうでイヤだと。どこで得た知識なんだ、と思ったら、「暗殺教室」のマンガで、男子はくさいと言われていたかららしい。
自分がその「男子」というカテゴリに入っているのに、なぜそうなるのか謎だ。
2つ目は近場の共学。
ここはスーパーサイエンススクールなんていう認定があって、息子はこの学校のロボット部みたいなのを見学の時に見て、「ここなら、いってもいいかも…」ぐらいの希望具合。
1つ目の学校より近く、出発時間も遅く試験も短く、ここに通うなら、楽だね。と言いながら試験。
3つ目の試験が本命共学校。
国算英受験。ここで助かったのは、特殊な入試である英語ありの受験日がちょっとずれていて、1つ目の学校の合格がわかってから受験できたこと。「だめなら男子校にいけばいいから、もう心配しなくていいから、どーんといってこーい」とつきそった。
2つ目の合格がわかる時間と2時間差で、男子校の振り込み締め切りが終わってしまうので、男子校のそばでお金をもって待機、2校目合格。
2校目の振り込み期限は、本命校の発表より後なので、発表を待った。
3校目も試験の次の日に合格。
息子も目をキラキラさせて大喜び。親もやれやれ…と肩の荷が下りたし、ラッキーなことに入学金を払わなければいけなかったのも本命校1つで済んだ。
まああとは、無事に通えるか、という問題だけれど、とりあえずそんなことは今考えてもしょうがない。決まってよかった。
兄弟いなくてよかった。もう1回こっきりで十分だ。ハラハラするし、受験前は息子も夫もピリピリして正直家にいるのがつらかった。はあ、終わってよかった…という感想しか出なかった。
中受の結果と努力の話
だが、本当に夢がかなう人というのは一握りだし、報われるというのにも色々ある。正直、未成年の頃した勉強が本当に「報われて」いるのかと聞かれれば、私に関してはそれほどでも、というしかない。
仕事の役にたったこともあるし、生きていく途中に役に立ったな、知っていてよかった、と思ったことがなかったか、と言われればあることはあるが、微々たるものだ。
漢字が読めなくて恥ずかしい思いをしても、英語が喋れなくてちょっと困ったことがあっても、人間それなりに生きていけるものだ…というのは実感がある。
報われなくても、努力をするのはいいことなのだと子どもに教えるのは、やっぱり難しいな…と思う。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…
息子は無事、出願したところに全部合格したので、大打撃―。ということはなかったが、実は息子が幼稚園の時から仲良くしていたお友達は、同じ学校を3回受けて、全部だめだった、という連絡が来ていた。
同じ学校を3回受ける…というのは、つまり国算受験を2回、国算理受験を1回だと思うが、その学校は統一日の最初の日から3回受験があって、最初の試験が一番やさしく、だんだん難しくなるという噂だった。最初の試験日は、一番たくさんの学校が試験をする。これ1回で終わり、という学校もあるぐらいだ。つまり1日目の午前中の試験は「専願」が多い。この学校が第一希望!という人たちの受験ということだ。
これが一番のチャンス。2回目の受験、3回の受験は、1日目に本命校の試験を終えて、滑り止めに…と来る子が多いので、受験生のレベル自体があがってしまうから、落ちやすい。
3回目は理科が入って、算数国語が苦手な場合は理科で配点が変わって稼げる分、違った受験校の子が増える。3科受験の優秀な子が流れ込んでくることも考えられるから、やっぱり1日目に決められなかったのが惜しい、そういう受験なのだ。
この学校に行けなかったら、公立でいい。と言い切ったそうで、りりしいなあ…と思っていた。
受験のチャンスが増えるなら、頑張る、と5年生の半ばから理科コースまで取って、うちの息子とモチベーションが全然違う、えらいなあ…と思っていた子だったので、不合格の話がLINEされてきたときには胸が詰まった。
だがしかし、大逆転。うちの息子の学校が決まってから数日して、「追加合格になった!」という連絡が。おおおお!すばらしーい!
どの学校も、ある程度辞退者が出ることは見越して人数を取るので、辞退者が出た場合は繰り上げ合格で連絡がくるらしい。本当にもうちょっとってところだったんだねえ、よかった。
努力が報われたねえ、と子どもに言ってやれるのは、なんとうれしいことだろう。頑張った甲斐があったねえ、と。きっと喜びもひとしおに違いない。
学校側も、入学を熱望して3回も試験を受けてくれる子が入ってくれるのはうれしいと思う。滑り止めでがっかり…なんていう子より、ずっと学校を好きになってくれそうだ。
合格になったよ、というLINEからしばらくして、今度お茶でも、というお誘いがあって、日付を聞かれた。うんうん、是非喜びを語り合いましょう。
おいしくお茶が飲めそうだ。
年月の指標
一応クラウドに一部のファイルはバックアップはしてあるが、一カ所に集中するよりは、数カ所に分けるのがいいかと思ったわけだ。小さいメディアにいれてあるものを整理して集めて分類しておきたい。
そうしたら、8ギガのSDカード(か、microSDカード)が680円、16ギガが980円。
えええー。もうそういう値段になっているの?
前にこういう売り場を見たときは2ギガとか4ギガがそういう値段だったような…。
年月が経ったんだなあ…。
最初に「1ギガ」をこういうワゴンセールみたいなので見た時もそう思った。
息子が幼稚園の時に、習い事で写真ファイルを分けてくれる話になったときだったか。
大体5年ぐらいでひと刻み容量があがる気がする。
SDカードの容量の変化で「あ、結構年月が経っている」と年月を実感する。
きっと、32ギガが680円、64ギガが1000円になったとき、また私は「ああ…年を取ったなあ」と思うのだろう。
64ギガが「超巨大ハードディスク」だった時代があると言っても、もうみんな信じないだろうなあ。
指先ぐらいのmicroSDが、64ギガですってよ、奥さん!!
私がパソコンを初めて使ったときは単位が「メガ」だったのよ!ギガなんてあったのかなあ、多分企業向けにはあったのかもだけど。あの当時のパソコン本体のハードディスクが、今のスマホの写真100枚とかでパンパンだなんてねえ。
あと10年たったら、「テラ」になってて、「ギガバイトなんて時代もあったね」とか言われそうだ。
ギギギ、ギター??
まあね…そういうお年頃ではあるよね。
一応私もギターという楽器がどういうものであるかは知っている。弦が6本ある楽器であること、アコースティックとエレキギターがあること、確か、低い方から、EADGBE(だった…かな?)という音が鳴るようにチューニングすること、ギターを弾くのに使う三角のピックという道具があること、ピックにはいろいろな材質があること。コードを鳴らせること…。
うーむ、大体これで全部か。
高校の時音楽の選択授業を取ったときに、「キラキラ星」を、単音で「どどそそららそー♪」とか弾いたが、なかなかきれいに弦が押さえられず、最後は弾けない人のための救済措置として、目の前にギターを平らに置き、日本の伝統楽器であるお琴のように片手で上から弦を一本ずつ押さえて反対側の手でサウンドホール周辺の弦をはじいて音を出す方式で「弦楽器の音が上下する仕組みを理解しています」ということのためになんとかそれできらきら星を弾ききり、単位をもぎ取ったという思い出がある。つまりギターは全く弾けない。
でも、ギターなしでギターを始めるのは難しいからねえ。
夫に相談してみた。「安いやつ、一本買ってやれば?なんならまこがちょっと遊べばいいしさ」と気楽な答えが返ってきた。
予算は15000円まで(周辺機器こみ)まで出してOKと。
チューナーはスマホのアプリでいいよね。安いチューナーがついているのもあったけど、その分楽器本体に回せるほうがいい。
教本もなくていいだろう。図書館にきっとある。しばらく弾くならその時買えばいいもんね!まずはyoutube動画でもいいんだし。
スタンドは…床に置くと踏み割りそうだしな。楽器が床に転がっているのがなんかいやなので安いのを買おうか。
息子の場合は身長がまだ低いからね…。多分フルサイズは無理だろうということで子どもや女性でも、と言われているサイズが小さいものを選ばないといけないだろう。こういうの、「ベビーサイズ」っていうのだよね。ギターを弾く友達が持っていたのを20代のころに見せてもらったことがある。
私は管楽器はやっていたことがあるし、ピアノも中年になってから習っているので一応楽器というのはあんまりひどく安いものを買うとマズいのは知っている。造りがかなり悪いことがあるからだ。ただし、初心者だとそれが全然わからないので、「初心者向け」として売られている、最安値「よりは」高いものを買うほうがいい。
もちろん初心者用というのは音がよくない。よくないが、そんなことがわかる中級者になるまで続けることが出来れば、その時に自分で選べばいい。中級者になれば、音の良し悪し、好みというものも出てくるし、わかるようになるからね。
最安値のギターというのは、5、6000円かなあ。15000円出すとどのぐらいのが買えるんだろう。楽器のお値段というのは大体天井なしだからねえ…。
よし、じゃあ小さいギターで!と思ったら、もう選択肢は予算内だと2つ3つあるかないか。フルサイズのギターならいくらでも出てくるんだけど、短いやつといったらもう全然!そして楽器の良し悪しというのはわかりにくいから、まずは定番ヤマハのギター……と思うと微妙に予算オーバー。オーバーしないやつと思ったらあっというまに1種類に絞れてしまった。
そして息子は面倒くさいことを言い出した。エレキギターのほうがカッコいいと。
あー。なんじゃそれ。エレキギター買ったらアンプが要るじゃあないか!予算足りないよ!
あんまり知らないけど、多分アンプなしだとエレキギターは音が出ないよね?そういう仕組みになってたはずだ。
エレキギターの初心者用セットにアンプがついているのを見てもそうだとしか思えない。
夫は全然音楽をやらないし興味もないし聞かないし、という人だ。これ以上の予算増額は難しいだろう。よくぞ15000円も出してくれる気になったものだと思っているぐらいだ。そう思いながらブラウズしていたら「エレアコ」というものを発見。
アコースティックギターと同じく、普通に弾いても音が出るが、エレキギターのようにアンプにつなげるようになっていて、エレキギターのようにも弾けるという、便利なものが。
……っていうか、これの使いどころってどこなんだろうね?
これにショートスケール(ミニサイズのものをこう呼ぶらしい)のギターがあることがわかった。
なんていうか、選択の余地なし!色は選べたけど、だからなに!という褐色か、クリーム色っぽい色かの2択。どっちでも大差ない。エレキギターほしければ、まずこれ弾いて、コード押さえて楽しく色々出来るようになったら、その時はもうちょっと高いアンプ付きセットを買ってあげようということで、14000円ぐらいで購入。(写真は製造元の【S.Yairi】さんからお借りしました)
私の予想だと、多分3日で終わりだと思う。
ピアノだって1日2、3分しか練習しないし、コツコツ練習しないと実力があがらないようなものを習得するのが嫌いと来ている。ピアノは先生がうまくやってくれるので続いたが、正直なところ、コードが3つぐらい弾けるようになるかどうかで道が分かれる気がする。練習しないとうまくならない、うまくならないと楽しくない。楽しくないとやりたくない…とこう来るのがうちの息子なのだ。
努力は大事だと教えなかったわけでは決してないのだが、本人がそれを聞き入れるかどうかはまた話が別。これも性格だし、しょうがない。
せっかくだし(もったいないし)私もちょっとやろうかな。せめて、C、F、Gのコードぐらい弾けて、童謡を歌いながらコードがかきならせるぐらいにならないだろうか。息子が飽きても、私が遊べれば元は取れるし!
もう新しいことをそうそう始めることもないだろうとは思っていたけど、他のこと、例えばスポーツよりは見込みがありそうな気がする。おまけに「息子が欲しがるから買った」という表看板もあるわけだから、挫折してOK?親子で仲良く挫折という線もありそうだけど、まあいいや。まずはちょっと、さわってみよう。
中受の話題
全員が男子のお母さんで、全員が「あれは親が疲れる、もういやだ」という共通見解からスタート。
うちの息子は3つ全部に合格したため、落ちた話はなかったものの、つまり難関校を受けていないし、中堅で受かりそうなところだけを受けるという安全受験だったからそうなっただけで、ママ友さんのお子さんたちがここも多分行けます、と言われたところに落ちた話は、興味深かった。
面白いのは、2人とも統一日1日目の試験には落ちたのだが、試験が終わって帰る時は、「俺、絶対受かった!」とご機嫌だったこと。スキップせんばかりの浮かれっぷりで、試験から解放されたし、もう遊べる!ぐらいのノリだったのだとか。
なので親も気が抜けていたらまさかの不合格でとてもショックだったそう。(親が)
そのうちの1人は、落ちた学校は「絶対いけますよ!」と言われたぐらいのところで、塾の先生方が問題と答えを前に、「XX君の合格対策会議」が開かれたそうだが、問題を見ても、先生方にも「なぜ落ちたのかわからない」という結論が出たそう。
滑り止めには受かって、そのあと第一志望校の繰り上げ合格もしたため、最終的には問題はなかったのだが、気が気ではなくて、大変疲弊した…という話だった。
やはり12歳の受験というのは、波が出やすいのだね…。何年も塾に通って、絶対いける、と言われても謎の不合格…ってさ。
うちの息子も、本命校の試験のあと、「どうだった?」と聞いたら、「オレ、算数満点だと思うんだー!」と浮かれていたからなあ…。落ちなかったからまあ、よかったけど、その自信満々さってどこからくるんだろう、ねえ…。と3人で顔を見合わせた。
繰り上げ合格とはいえ、合格したので問題なかったから、笑いながら話が出来たけど、これ、落ちてたら気まずいだろうなあ。
私はもうこれで中学受験は終了だが、この日あったママ友さんはふたりとも2つ違いの次男君がいる。「もう一回かあ…」となっていた。
とはいえ、お兄ちゃんたちが試験に落っこちたのを見ているので、勉強には熱が入っているらしい。なるほど、次男のほうが要領がいい、と言われるのには多分、理由があるんだな。
上のふたりはつまり「マイペース」らしい。危機感がなくて親だけがキーっっとなって疲れた、という感想だったから、そのあたりはうちと同じだ。
そのあと、もうひとり中学受験をさせた人と会って話す機会があった。
そこの息子さんは、受験前の夏まで、すごく頑張って塾に通っていて、模擬テストの点数が偏差値60オーバーまで上がり、いい感じになって、「志望校にばっちり合格圏内、これなら、難関ではなく、最難関でも狙えるかも、志望校変える?」とか思われていたらしいのだが、そのあたりから、「もうここまででいいや」的にずるずる失速。塾には行ってもノートは取らず、塾の宿題もやらず…になってしまい、そのまますごく遠くの地方の学校の前受けをいくつかと、滑り止めには受かったものの、本命校を落としてしまって、結局滑り止めに行くことになったらしい。
中堅クラスのすべり止めは、悪くはない学校ではあるけれども、あの夏の成績をキープできれば難関校にサラッと受かりそうだったのに、本当にイライラした…という話だった。
ちなみに前受け校は、地方の名門校だったので、寮に入れるのもいいかなあ…とか(北海道の学校とか)思ったらしいけれど、本人は嫌がったらしい。そうだろうな…私も今息子が寮に入るといったら、嫌だと思うし。
もうひとり、中学受験をするとは全然知らなかった人と話をした。そこのお子さんは、「絶対知られたくないから、誰にも言わないで」と言って、大手の塾には行かず、個別指導のどちらかと言えば進学塾というより、学校の勉強をわかるようにしてくれる塾だという認識が近隣ではされているタイプの塾に行って、そこで学力をぐぐぐっとあげて、無事、中堅の学校に入ったらしい。
試験の当日は土曜日だったのだが、前日や、次の日にも、「学校を休むとバレるから」と休まず学校に行って受験したそうだ。えらいなあ。(うちの子は結構学校を休んだ)
…というわけで、うちは中学受験は誰にも内緒だったのよー。と教えてくれたママ友さんは、とてもうれしそうだった。受かってよかったなあ…。聞けば、息子さんは自分でその学校の話を聞いてきて、この学校に行きたいから、受験させてくれ、と6年生の春に親と交渉したらしい。すごいな。
その学校1つに絞って、だめなら公立に行くつもりだったのだとか。立派だ。
6年生の春から勉強して間にあったんだから、お勉強もよく出来たんだろう。3年生ぐらいから、じりじりと時間をかけてつぎ込んできた我が子のことを考えると、その効率の良さがうらやましい。
やれやれ、終わったよねえ…。と全員、「ほっとしたけど、もう嫌だ」というのが共通の感想。
これで、高校受験やらなくていいしね!って。
受験の話も、聞いたら面白いなあ、みんな色々で。
この感じ、どっかで…と思ったらあれだ。「はじめての妊娠と出産の話」に似ている。みんな初めてでやったことがないから、いろいろあって、なおかつバラエティに富んだ体験談が聞けるところが。
中受は「自分がやるんじゃないからねえ…」というところと、「かといって知らんぷりも出来ないぐらいいにはかかわらないとダメ」というところと、「期間限定で結果がどっちにしろ出る」のが特徴で、過ぎちゃうからこそ、面白い話題なんだと思う。
マスクの買えない時に
身の回りの話題として「マスクが買えないねえ」というのが割と共感の呼べる話題のひとつとして雑談に出ているのを何度か聞いたし、確かに全然マスクは近隣のお店にはない。幼稚園の子どもだったら、まあ…というサイズの子ども用が数枚売っているのを見たぐらいだろうか。
私も家にある布マスクの数をチェックして作り足そうかな、と思うぐらいには気になる。もうそろそろ花粉が飛ぶシーズンだし、たとえ布でも「ないよりまし」ということはあるだろうからだ。(鼻水がたれそうになっているのが外に見えないだけでも、私にとっては意味がある)新聞記事でも、マスクの増産の設備投資に公的な補助を出す、というようなのを読んだぐらいだ、こういう風に大騒ぎになるほど品不足が起きるのは日本ではまれなことだと思う。
転売は、確かに儲かる。うちの母のように、ないとなったらパニックになって突然要りもしなかったものが買いたくなる人というのは一定数いるからだ(父が止めている)。今回は伝染する病気がからんでいるため、恐怖にかられた人たちが買い占めたり、転売品を高い値段を出して買う…ということを思えば、これはそういうものを売りつけるのにいい機会だと思う人が出るのもしょうがないことなのかなあ、とは思う。みんなお金はほしいよね。
買占めや転売を見るたびに私は思い出すことがある。
それは、25年以上前のことになるのか?もう。コメ不足になったとき。
米が記録的な不作で、当時ほとんど米の輸入をしていなかった日本だが、タイの米を輸入したぐらいには、不足していた年のこと。生協でお米を配達してもらっていた実家でも、タイ米しか買えない日が続き、一人暮らしをしていた私も、スーパーのお米がみんなタイ米になった。実家で一度タイ米を食べた私は、買って食べるほどでもない、と判断。
今はタイ米をおいしいな、とエスニックレストランで食べることが出来る私だが、当時はそういう味に慣れていなかった。小麦粉食に移行、めん類や、お好み焼き、パンなどを食べていたのだが、基本1日1度は米を食べていたため、コメ不足にはちょっと参っていた。
個人商店のいわゆる「米穀店」からお米を届けてもらっていた友人の家は変わらず米が届いたというから、「売り渋り」とか、「お得意様限定」とか、「一見さんお断り」とか、そういう感じで、お年寄りの中には買えるうちに、と何百キロも買いだめをしたという新聞の記事を読んだ覚えがある。
会社帰りの自転車での通勤路の米屋さんに、ダメもとで入って、聞いてみた。
当たり前にキロ単位で売っているというではないか。びっくりした。
「お米がどこでも買えなくって。ありがとうございます」と喜ぶ私に、本当にそうですねえと相槌を打ちながら、あんまりたくさん買って保存しておくとおいしくなくなっちゃうので、今食べる分だけ買って、また来た方がいい、と勧めて、精米してくれた。
そのあと、私が周りにお米が買えなくなっている人が多いので、このお店のことを教えてもいいか、と聞いたら大丈夫だと請け負ってくれた。
その時は、お米屋さんがお店を閉めてしまって、お得意様の配達にしか回っていないというのが当たり前になってしまったころで、電話をかけても「予約の方にしか売っていないんですよ」と断られた話もよく聞いたし、お得意様として登録されて配達をしてもらっていた人だって、10キロじゃなくて5キロにしてくれとか、ちょっと値段が上がっちゃうとか、なんていう話をされたという話だって聞いたほどだった。私がその通勤途中の米屋さんに目が行ったのだって「お米屋さんなのに開いている」からだったような時期だったのだ。
初めてきた人にも、スーパーの安いお米とそれほど違わない値段でブレンド米を売ってくれる(コシヒカリとかのブランド米はそれなりに高かったが、それはどこで買っても高いからね)お米屋さんというのはもしかしたら全国でそこだけとはいわないものの県下にそこだけだったのかもしれないと思うぐらいには、珍しかった。
「うちは売りますよ、誰にでも、なくなるまでね。お米が本当になくなっちゃったら、みんなでタイ米を食べましょうよ」とニコニコ笑って言ってくれるお米屋さんのご主人の心意気が、美しいな、と思ったのだった。
家に帰って食べた白いご飯はとてもおいしかった。またしばらくは小麦粉で頑張れそう…と思った。
次の日の昼休みに私がそのお米屋さんでコメが買えた話はあっという間に社内をかけめぐり、私は米屋さんの場所をお局さんに聞かれた。そこから話は全体的に飛び火してかなり会社から近かったのでみんなが昼休みの残り時間やら、就業時間終了後に財布をもって米屋さんへ駆けつけたり、おじさんたちは家に2キロ持って帰ったり。みんな大喜びだった。
休日に遊びに来た友達に、そんなわけでお米あるんだ、食べる?とご飯炊いて出したらすごく有難がられた(うちは小麦粉祭りだったが、その子はパスタ祭りになっていたそうだ)。
「その米屋の場所教えて、買って帰る!」という県外の友達を案内したこともあった。
理屈から行くと、多分値段をあげてもみんな買ったと思う。そのぐらい貴重で、足りなかったのだ。
初めての人に義理なんかない、と売らなくてもよかっただろう。自分がキープしている人との関係性をよく保つためには、在庫が欠かせないからだ。
でも値段を高くもしない、売り渋りもしない。みんなでこの危機を乗り越えましょう、だめならみんなでちょっとずつ大変な思いをすればいいのだと言い切るその人を見て、わたしも見習いたいと思った。
そして…結局米はそのお米屋さんからなくならなかった。それから引っ越すまで、私はその米屋さんでお米を買い続けた。うちの会社の人も相当数の人がそうしていた。多分、あのお米屋さんはあの米騒動のあと固定客がとても増えただろうと思う。いつのまにかまた、お米の収穫シーズンが来て、コメ不足は見事解消したのだった。
人の弱みに付け込む商売は儲かるのかもしれない。買占めもすれば安心なのかもしれない。でも、私はあのお米を一人暮らしの私に分け隔てなく売ってくれたあの人のことを考えると、自分ではやらないでおこうと思うのだ。
「みんなでわけよう、そしてだめならみんなでちょっとずつ不便を我慢しましょう」そういうスタンスでいきたい。
これが、日本で最後の食べ物だとか、これがないと間違いなく死ぬとか、絶対病気がうつらない魔法のようなアイテムだったら…私だって息子のことを考えたら手に入れてやりたいと思うだろう。
でも…今のところはそこまで深刻な話でもなし、マスクにはそんな魔法のような効果はないらしい。
だからちょっとだけ…ちょーーっとだけ、格好つけたいなあと思うのだ。
こういうのも、見栄っ張りというのだろうけれども、あのお米屋さんのご主人は、かっこよかったなあ。ああいうことが言える人に、私もなりたい。
そして、多分だけど、マスク不足は近いうちに解消すると思う。終わってしまえば「あれはなんだったんだ」ということになるんだよねえ。
オー!ドゥダー・デイ
あんまり歌いながら歩くのもナニなので、頭の中で歌う。
意外とキャッチ―な歌もあるし、しょっちゅう頭の中で歌っているとやっぱり覚える。うろ覚えになっているところもそこで自分の歌が止まってしまうので「あとでこのあたり、楽譜見よう」とメモっておけばOKだ。
今度の本番は3月。お花のことを歌うのが多い。桜の花がきれいですね、とか、あとひな祭りの歌とか。本番も楽譜は見て歌える時もあるのだけれども、緊張するタチなので本番に譜面と指揮を両方見る余裕が残るかとなると正直微妙だものねえ…。
頭の中で美しい桜の季節に捧げる歌を歌いつつ自転車にのって街を横断していると、前から電子音が聞こえる。
のこのこと走る、歩道の敷石を清掃する機械がやってきた。人がゆっくり歩いても追い抜けるぐらいの速度なのだが、どっしりとしたマシンで、うっかり何かを巻き込んだらまずいらしく、歩道の右側の端にそって動きつつ、左側には黄色と黒のシマシマの棒を持っているおじさんが2人、付き添いについて歩いていくという、ずいぶんと厳重な警戒の下、あんまり抑揚のない感じのする曲を流してすれちがった。
ちょっと行ってから道を渡り、ふと気づくと頭の中の歌が変わっている。
「まわりは五マイル、オードゥダーデー!そーらはしれー!まーけるなよー♪穴ぼこよけて走れよ、ゴールはすぐだ♪」
あ。これ、さっきの。
歩道清掃マシンの電子音がこれだった。フォスターの「草競馬」だ。私が小学生のころ教科書に載っていたんだったか、授業で音楽プリントが配られたんだったか。
よく雑誌の選択式の答えを選んでいくと最後に性格判断が出来るタイプの占いで、「周りから影響を受けやすい」とか言われるタイプの私だが、うむ…その通りだと言えよう。通常運転だ。
そのあと、幼稚園で習った版も頭に一部、思い浮かんだが、今だとものすごく問題になりそうな歌詞だった。
「土人」につかまったらフライパンで丸焼きに、という歌だった。全部思い出せたら書いてもよかったのだけれど、「やーりーもってたーてーもっておっかけてーくるー」と「とっつかまったらふーらいぱんであげられる、ヘイ!」のところしか思い出せなかった。あとは「フライパン」というところで頭の上で腕で輪をつくるとか、振り付けがちょっと思い出せたぐらい。
ちょっとひどいな、と思うけど当時の幼児の語彙には多分「土人」はないだろうな。
念のため、原語版の方をネットで調べたら、ものすごい訛りのある英語で競馬にお金を賭けるような歌でこれはこれであんまり教育的ではなかった。これは多分今はどのバージョンにしろ教科書には載せないだろうな。
歌詞なしで音楽だけなら楽し気でいいんだけど。
病院の食事の配膳車がメリーさんの羊だったのを思い出した。あれも頭の中で回っちゃって困ったんだよなあ。
桜の季節の歌がちゃんと覚えられるのはちょっと遅れそうだ。
物品販売日
学校の上靴がひも付きのスニーカーだった。バレエシューズの形が多いのに、ちょっと予想外。かかとを踏まずに履くようにという指導が結構厳しいようだ。
私立の、キリスト教系の学校だったので賛美歌集と聖書の販売。カバーが本体より高いってどうなの。
ちなみにこういう感じの学校の卒業生の友人に聞いたら、カバーなんかいらないよというので買うのはやめた。販売ブースで見てみたら、革なんかつかっていて、ファスナーで開け閉めするやたら立派なものだった。なるほど、高いわけだ。
カバンは決まっていないのでなし。
体操服は体に合わせないでサイズだけ選んで買うのだけれども、案の定というかなんというか、上は大丈夫でも、下のジャージが長すぎる。2センチぐらい裾上げした方がいいだろう。家で縫うか。
しかし学校のジャージは、アディダスのだそうで、めちゃくちゃ高い。ジャージ上下、半パンとTシャツで二万円をこえた。たっかい体操服だなあもう…。
ブレザーとかの制服が高いのはなんとなくわかる。百貨店に行けばスーツなんてそんなお値段だ。でも私が買ったことのあるジャージといえば近所のスポーツ店の上下2980円だもんねえ。
教科書は物品販売日ではなくて、配られるのは入学式だそうだ。今日持って帰るのはちょっと無理があるよね、うん。
息子にとってはいろいろなことが始めてで、わくわくした感じが伝わってくる。一人一人が使えるというロッカーも大きいし、あちこちがレンガ造りだし、トイレはきれいだし!あげくに廊下まで空調がきいている。
お父さんも、お母さんもがんばって学費を払うからね。がんばって通ってくれよ!と思いながら帰ってきた。
「ぺい」の話
……というラインが夕方、夫から送られてきた。
駅前のドラッグストアにいると見たが、珍しいラインだ。
絶対必要なものはドラッグストアにはあることはある。でも1500円というと、例えば電器屋さんとかだと大した金額ではないが、洗剤の値段を考えると意外とドラッグストアで1500円は「たくさん」だ。
まず洗濯用の洗剤。これは必ず一定ペースで消費する。こういう箱のやつが168円以下なら買って、と洗剤の箱の写真を送る。それより高いならいらない。
それと「私が使ってる歯ブラシ、あれ一本買って。暖色系のやつ(寒色系のを買うと夫が間違う)」これが250円ぐらい。大抵割引がないのでこれは普通にゲットしてオッケー。
あと食器用洗剤のこういうやつの「5回分」が278円ぐらいなら買って。300円にのるならいらない。と写真を送る。
歯磨き粉のいつものやつの大型は結構高いから、それはどうか、と送ったらなんと置いてないらしい。確かに私はその歯みがきを違うドラッグストアで買っている。
1500円って意外と難しいね、と返事が返ってきた。
確かに…。いつも食べているシリアルの特大は?598円以下なら買っていいと思う。
あ、そうだ!鉄分のサプリ。サプリ系は結構高いからね!800円とかするから。
鉄分のサプリは飲まないとすぐ立ちくらみがするようになって、ものすごく効果がわかりやすいのでサプリ系にちょっと疑心暗鬼な私でも飲む気になるサプリだ。
あとはかなりのロングパスになるが、ラップの22センチのこういう耐熱温度のもので50m以上を……とか。
ゴミ袋の半透明で、こういうサイズの1枚8円以下で。(普段のは1枚6円)
トイレのこういう洗剤詰め替え用が99円なら。
トイレの手洗いの所にのっている洗浄芳香剤の青いのが詰め替えが178円以下、2つ328円以下なら(青限定)
ここまで送ったら「テキトウに組み合わせて買うよ、ありがとう」…と返事があった。
普段こういうものは私がもらっている生活費からやりくりして出しているので、ここで旦那が身銭を切って(?)くれるのなら家計に回っている分で私が使える分が増えるので、私としては歓迎だ。「うち全体の家計」からなので出どころは結局同じだが、管轄が違うので気分が違う。この分で普段は買わないようなものを備蓄したり、プールしておいてちょっと予算不足な時に使えるのがいいんだよねえ。夫もそのあたりはうるさいことを言わない。
洗剤を持って帰って来てくれた夫に話を聞いたら、つまりこれは「PayPay」のせいらしい。
買い物額の半額を2000ポイントになるまでポイントで還元してくれるというキャンペーンに乗りたかったのだって。
つまり全部で4000円分買い物して、2000ポイントもらいたかったのだが、彼が欲しかったものを2500円分で買い、残りが1500円、支払いの出来る店を近隣で探したところ、それが商店街のドラッグストアだった、とこういうことになっていたらしい。
こういうキャンペーンとかに冷静であんまり「乗らない」のが特徴の夫にしては珍しい浮かれぶりだ。
どう計算してもお得にしか思えなかった、と珍しいことを言っていたが、多分PayPayを使うことが結構あって、便利に使っているのだろう。
私が登録しているのは「メルペイ」。メルカリを使う(もっぱら買うほう)のに便利というか、支払い方法を登録すると1000ポイントだか、2000ポイントだかくれるキャンペーンの時に登録して、そのポイント金額内で買い物して終わったという状態。
これはあんまり使わない都市銀の口座がちょうどメルペイの指定銀行にあったのでそこを登録した。
この口座、なんで持ってるんだ?と今考えたけど多分これはまだあんまりATMが多くなかった時代に、自分が使っている地方銀行とかゆうちょのカードが使えないATMしか見つからなかった時、または手数料が700円とかかかるような時に、「どこのATMでも一応使える」ので作ったカードだった、気がする。
つまり旅行先とかで土地勘はないけど、現金がすぐ必要みたいな時のことを想定して作ったってこと。それと引っ越ししてすぐにお金が欲しい時のためにも。前は引っ越しが多かったからね…。一応10万円ぐらいは入っていたはずだが、事実上休眠中みたいな口座。
そういう口座を用意していた時代のことを考えると、確かにこの「なんとかPay」は便利だねえ。
最近はクレジットカードを使える店も増えたけど、少額、たとえば200円とかだと使えないお店も多い。それを現金じゃなくてこのなんとかペイで払えばいいわけだ。
確かになあ…。でもこれで心配なのは、お金を使っている感覚が少ないこと。
「ぴっ」ってやったらOKなので、たとえばうちの息子でいうと、交通ICカードに慣れてしまって、この間カードを忘れた時に切符を買わせたら、「結構高いんだね」と驚いていたからね…。
実際に500円玉1枚では足りない金額が必要だというのがわかっていなかったのだろう。
私だってそう。たとえば財布の中身を確認して、「これは買えるかな?」と見れば絶対間違えないし、いくら私が計画性に乏しいとは言っても仕組みは単純。お金があれば売ってもらえる、なければ今回は見送り。ほしいものに見合った金額をちゃんと用意してから出かけて買い物をする、そういうスタイルになる。
家には生活費をわけて保存した封筒があるから、「日用品費」とか「食費7日から15日」なんていう個別の封筒の中身を見つつ、この分を財布に入れておいて…とかざっくりと予算を組んで買い物。生活必需品を普段通りのペースで買えば不足がないようにしてあるので、余ってもちょっとだけ、足りなくてもちょっとだけで、数カ月分ならせば大体一定額。
1カ月に1回、口座から現金を下ろしてきて予算分けする封筒の中身も現金、お財布の中身も現金なので減ったらはっきりわかる。普段は買わないような消費パターンになると、「あ、なんかキツイ」とすぐわかる。そういう時はつまり、昼ご飯を家で食べなくて外で買ったときが多い週だったり、ちょっと珍しいものをふっと買ったときだったりする。
でも、このナントカPayを使ったとしよう。
すると「ぴっ」って払って、いくら減ったかが確認しづらい。口座から勝手にひかれていく、またはクレジットカード会社と連携していて、クレジットカード使用と同じ状態になり、1カ月分まとめて引き落とし。
もちろんクレジットカード系の物なら明細を見ればわかるし、口座だってどこから引き落としがあったかは記録するのだからちゃんと記録を取ってみればいいだけのことなんだけれど、忘れっぽいし、のど元過ぎれば熱さ忘れるしで「あ、ちょっと使いすぎた?」と分かったときにはもう、引き落とし後。
いくら500円、300円でもちりも積もればなんとかで、4ケタならともかく5ケタになってたりしそう。
正直、今自分が持っている交通系ICカードの残高を答えよ、と言われても全く見当がつかないぐらいの管理状態。交通にしか使わないという条件で現金の要らないクレジットカード連携のチャージ(それも夫の口座から落ちる)で3000円、5000円と機械で適宜チャージさせてもらっているものだが、これと同じ感覚でなんとなくチャージ、なんとなく引き落としになったら…。交通費は必要なときにしか使わないので無駄遣いにはならないが、軽い飲食代や、ちょっとしたものの買い物に使うことになったら危ない感じがする。
もしも使うとしたら、
1:なるべく1つか、多くても2つに絞って
2:プリペイドでおこづかい分を前もってチャージする範囲で
3:入っている金額が少なくなったらその月は終了で
……ぐらいのことを考えないとダメな気がする。
ポイント還元分が多くて、なおかつ使えるお店が多くないとあんまりメリットはないな。
ちなみに夫によると「使えますか?」と聞いて「さあ…ちょっと待ってください」式に対応されることもまだあるそうで、似たようなサービスで「あ、ラインペイはOKですけど、ペイペイはだめなんです」みたいな話になることもあるとか。
nanacoとかは確かプリペイド方式だった気がするけど、あれってどこで使えたっけ。
ラインは利用しているから、ラインペイでもいいかもだけど、近所にどのぐらい対応店舗があるんだろう。
それに…食料品と日用品以外での買い物になると、もう通販ばっかりだしさ…。まあ、楽天ポイントは買ったら楽天が勝手にためてくれるから問題ないし。(大体貯めて、次の買い物の時使っている)
とか考えてたら、まだ私にはこのなんとかペイ、要らない気がしてきた。
さすがに「現金払いは今受け付けてないんですよ、お支払いサービスはもってらっしゃいませんか」とか言われるようになったら考えないとダメだろうけど…。それでも最初はすでに持っている交通系ICを考えるだろう。
かなり使う近所のスーパーのポイントさえろくにたまらないというのにね。
家電製品とかの高額商品を買う夫はともかくも、消費が少なめの私にはそれほどでもないサービスだ。
もうちょっと調べよう。
「ペイ」、電子決済の必要性
どこでもいつでも現金のようには使えない。
そりゃそうだわね…。政府はどうも、この電子決済を勧めたいようで、今だと5パーセントぐらい還元があるっぽいので、確かにいい話じゃあるのだけれども、つまり「そのぐらいやらないとみんなが使わない」ぐらいには不便ってことだ。
ファーストフード、カフェ、それから百貨店。このあたりは結構対応しているみたい。
飲食店でも大型チェーン店に多い。多分東京通勤圏ではもっと便利に使えると思うけど、このあたりだとそれほどでもない?
それと、ドラッグストアはいろいろ対応していた。都市通勤圏、または郊外で使うのならイオン、ドラッグストアチェーン、ファーストフードチェーンということになりそう。トイザらスとか、アウトレットモールとかの郊外型の大規模店舗がちらほら対応している。
ヨドバシカメラとかビックカメラ、それから通販のアマゾンや楽天あたりのポイントとからめて対応している感じがするので、私が使うとしたらアマゾン、楽天、ヤフーショッピングならまあ…多分使うかなあ。
クレジットカードはすでにもうそのあたりで使っていて、今まででもクレジットカード会社のポイントはもらっていたから、それが「ペイ」のポイントになり、クレジットカード会社の景品とか支払いでなく、他のことにも使えることになるのが、多分、クレジットカードとの差になる。
うーむ。つまり…外でコーヒー飲んだり、お茶をしたり、コンビニを使ったりする頻度が高ければ多分、ポイントがたまる。
ファーストフードの利用が多いとか、近所のスーパーがイオンだとか、そういう人も。
または「買い物は百貨店で」という人もポイントがたまると思う。
コンビニのスイーツ、お弁当、コーヒー。こういうものを買うのはやっぱり会社に勤めている人だろうなあ。
スタバでコーヒーをしょっちゅう飲むのも多分、外で仕事をする人だろう。
外食は大好きだが、基本家族で行くのでその場合支払いは夫。
息子と2人で行くときは確かにあるが、回数が少なく金額が低い。
ママ友さんとランチ…もないわけではないが回数が少ないし、ひとりで600円出してスタバのコーヒー飲んだりしないからなあ。
それで1回「今回は家でお茶のもう」と家に帰ったらポイント還元分どころか、という額が節約できてしまう。
となると、いいところ通販で使って、ポイントを稼ぐぐらいが関の山ってところだろう。
近所のスーパーがイオンなら、使ってもいいんだろうけど。
ちなみにうちの近所のスーパーで対応していたのはdカード。スーパー独自のカードのほうが還元率が高いという仕組みだったので、ただでさえ貯まらないスーパーのポイントが更に貯まらないだろうことを考えると、微妙だ。
近所のホームセンターは楽天ポイント対応だった。財布がカードだらけになることを思うと、もういいや、という気分。
どこでも同じカードが使えるようになったら、使ってもいいんだけど。
一応メルペイはもう持っているから、しばらくはこれで。
なるほど、政府が5パーセント還元をエサにしないといけないわけだよ。
まだまだ主婦にとっては使いどころは微妙だ。
女子高生と電源
買った人に質問を書いて聞ける商品のレビューが載っているサイトは結構参考になる。
大容量のバッテリーのレビューで、「充電式ドライヤーとヘアブラシが同時に使える」と書いてあった。最近は充電式ドライヤーなどというものがあるのか…。
カールとか、ストレートとかあたためて使うブラシがあったよね、多分あれだな。
移動用の電源として大容量バッテリーを持ち歩き、寝ぐせ直しとか、髪型を整えるのにドライヤーとかブラシかー。
いたなあ…私が中学生の時、一生懸命前髪をカーラーで巻いている子。
当時は電気を使うカールブラシはなかったような…。だからヘアスプレーと、プラスチックのカーラーだったけど。
修学旅行の時は部屋でドライヤーを全員が使うとブレーカーが落ちるからダメ、と言われていたし、確かに髪型が自分の思うようになっているかどうか、ということに情熱をかけている子はいた。
ヘアアイロンもきっと持ち歩けるなら持ち歩きたい子はいるんだろうなあ。
大容量バッテリーが数千円で手に入って、教室に持ち込めたら、いろいろと生活が変わるだろう。同級生で、こういうのを喜びそうな子の顔が脳裏に浮かんだ。当時にこんなことが出来たらきっと喜んだだろうな。
今の女子高生にもきっと、「前髪の調子が悪いと気分があがらない」子がきっといるのだろう。
かわいいなあ。
当時は音楽プレイヤーのガム型の電池の充電が切れてしまってがっかり、というようなこともよく聞いた。今のUSB充電の音楽プレイヤーがあったらよかっただろうな。それとも、エネループでも。いつだったか忘れたが私もああいう四角くて薄っぺらい特殊電池の入るプレイヤーを持っていた記憶がある(多分誰かからプレゼントにもらったんだと思う)。
確かにすぐ電池が切れた。2時間ぐらいだっただろうか。90分ぐらい?確か時間数でなく、60分、80分、120分のように分数で持続時間が表記してあった。お金に余裕がある子はそういう充電池の予備を持っていた。
数千円したんじゃないっけ、あの特殊電池。
大型バッテリーのUSB給電口が2つの商品は、なかなか評判がよさそうだった。
ずいぶんと給電速度も速いらしい。ドライヤーだとか、ストレートorカールブラシの電熱系は結構電気を食うからねえ。
10000mahどころか、25000mahだって。
現代の女子高生がちらっと、垣間見えた気がした。
ギターお試し
ひとつ違うのは、昔と違って、初心者のための動画がネットで見られること。
一応、Cのコードは押さえることが出来るようになった。これ以上ないぐらいに細かくコツを教えてくれる動画で、指の形がどうなっているかということを解説してくれて、確かにその通りに指の形を作ると、時々は鳴るようになった。しかし、指が痛い。これはなんとかならないものなんだろうか。
この調子でせめてコード3つぐらい弾ければいいなあ。
先は長そうだ。いろいろな動画がおすすめに出てくるようになった。アマゾンの商品にも、楽天のお勧めにもつまりギターを見るときに検索した分からなのだろうね。
そこに出てくるのが「ギタレレ」というのと「ウクレレ」。
ウクレレ関連の動画を見ると、Cは押さえるところが1カ所。4本しか弦がなくて、そのうち3本がドミソだというのだから(もう1本はラ)そりゃそうなるよね、ということは私にもわかる。
ギターもそういう風にしておけばいいのにー。
ギタレレというのは、ウクレレサイズのギターで、弦は6本だから、難易度は多分、ギターと大差ないだろうけど。(ギターと同じ弦の押さえ方で調が違うらしい)
ギターと一緒に買った「超かんたん!10分でひけるギターソロ」という本は、最初っから無理感が。10分で、ってまあ無理な感じがしたんだよなー。と思っていたら途中で「コードがいくつか弾けることが前提」だということがわかった。
うーわー。スタート地点まで遠いよそれ。
というわけで私はスタート地点よりずーーっと後ろにいることが判明。しょうがない、最初に「簡単なコードぐらい弾ける」ところまでが載っている本を図書館で探してこないと。簡単なコードがいくつか弾けるようになってからもう一回同じ本見て、10分で行けるのか試そう。
ウクレレが気になる。だって、ネットの動画を適当に2、3本みたら、確かにコードが10分間で2、3個押さえられそうだからだ。
と思っていたら、ネットで2300円というウクレレが。
2300円だったら、買ってもいいかな、私のおこづかいで。
簡単なほうを選んではいけません、というルールはないもんねえ。
最初からギターじゃなくてウクレレにしとけばよかったんではないのか?
気になって、自転車を20分こいでいくショッピングセンターに入っている小さい楽器屋さんへ行ったら、3980円で、黄色いスマイルの顔をしたウクレレがあった。かわいい…
この際だし、と店員さんに頼んで弾かせてもらった。一番下の3フレットを押さえてCコード!
うあ、ひっどい音がした。ぺけりーん。
「音は、よくないですね」と苦笑する店員さん。弦を張り替えればもうちょっとよくなるかもしれないそうだ。
多分こっちのほうが、とその隣の8000円ぐらいのをおろして店員さんが弾いてくれた。
あ、こっちはまとも。じゃかーん、と音がした。一応楽器っぽい音だった。
ネットで見た2300円のウクレレ(本体のみ)は、一応木で出来てたしなー。どんな音がするんだろう!
買ったらまた、レポートします(すっかりその気)
コロナウィルスってどのぐらい怖いの?
まあね……私だって昔アメリカにいたときに「炭そ菌」が郵便でばらまかれて死んだ人が出たときには郵便物をさわるのがなんとなくいやになったものだし、新型インフルエンザが流行った年にには手洗い石鹸を洗面所におくようにしたし、正直今回のコロナウィルスだって知っている人がかかって入院だなんだとなったら嫌だな、とは思う。
でも、本当にどこまで怖いんだろう…と思ったとき、あんまり確信のある情報というものはもっていない。つまり「なんとなく薄気味悪い」だけなのだ。目に見えない何かが、空中に飛んでいて、それを吸い込んだ瞬間死ぬ、無味無臭のガスのようなイメージ。
でもそれは気分の問題で、うそっぱちだ。
こういうの専門家がわかりやすい話だしてないのか?と思ったので検索をしてみた。
ここで注意をしなくてはならないのは、ネットに載っている情報にはきれいさっぱり100パーセント嘘、大嘘。というものもあるということ。半分ぐらいは本当だけど、半分ぐらい嘘、とか、かなり本当だけどところどころ嘘、とかも混ざっているので、なかなか見極めが難しい。
つまり「医学博士」と書いてあっても、その人が効果を保証するわけではないサプリメントとか(こういうのはお金をもらって名前を貸すのだとか)、毒でもないが、効きもしないXX療法とかもあるので(そういう人は本を売ってお金儲けをしていたりする)、肩書がついていれば全部本当かというとそうでもない。
読むほうもある程度疑いつつ読むべき、と自分に確認しながら探す。
あんまり怖い情報に偏りすぎず、なおかつサプリの宣伝なんかじゃないものがいいよね!
体の免疫体制が整ってなかったら、体にウィルスが入ったとき発症するかもしれない。これはウィルスでかかるもの全部に言える。私がかかる可能性だってある、多分全員にある。でも、怖いな、怖いな、と思いながら待っているよりは、「もう出来るだけのことはやった!あとはくるならしょーがないわ!」と思いながら待っている方がいいような気がする。
割と上の方に出たのが【コロナウイルス感染拡大は「3月までに終結」と大御所が断言する理由】というインタビュー記事。
ブルーバックスアウトリーチ、というサイトらしい。ブルーバックスというのは講談社が古くから出している一般向けの教養分野の新書で、確か化学とか、数学の系統の本が多かった。中学生ぐらいから読めて、うちの父が時々買っていたり、田舎の中学校の図書室にも並んでいたりしたから私もなじみがある。
このインタビュイーの「根路銘国昭さん」て、誰だ…と思ったら、ウィルスの研究をしているひとらしい。どうやったらうつりやすくなっちゃうのかとか、ウィルスがどのぐらい生きているものなのか、とか感染経路のこととか。ネットでしらべたらこの人は研究者で、論文をたくさん出している人のようだ。なんせこの名前が珍しいので同姓同名の人があるとも思えない。
この人のインタビューをみてわかったこと。
「疫学」というお勉強の分野があること。つまり、うつったり、かかったりする病気の仕組みを勉強する学問のようだ。
コロナウィルスは、1メートル空中を飛んだら、もう死んじゃうこと。えーーーー。弱そう…ってこと?
それに比べて、インフルエンザはこう。
「インフルエンザのように1回の咳で1万個以上のウイルスが死ぬことなく長時間浮遊し続け10メートル以内のほとんどの人を感染させる『空気感染』」カッコ内青文字、インタビューから引用。
えー。インフルエンザのほうが断然、うつりやすいってことね…。
空気感染とちがって、コロナウィルスはつまり至近距離で、つばとか痰とかが飛んだら感染の可能性はあるけど(これが飛沫感染)、1メートル以上離れていたら多分、大丈夫ってこと。
マスクをかけるべきなのは咳が出る人で、予防にはあんまり役に立たないこと。…うーん、この情報は新しくないな。
インフルエンザにかかる人は年間日本でも1000万人(多いね)。その中でインフルエンザがこじれてなくなる人とかも含めると死ぬ人が年に1万人…ってそんなに死ぬものなの?多くない?まあ…冬に風邪ひいたと思ったら入院して、こじらせてなくなるお年寄りが多いことを考えたらそんなものなのか?
インフルエンザもハイリスク、つまり乳幼児、お年寄り、持病のある人が亡くなる人が多い。まあ、これは納得。そういう話は前にも聞いたし、元気な小中高校生がそんなにぱたぱた亡くなったという話は聞かないね。
なぜ私たちがインフルエンザが流行っていると聞いても「マスク!手洗い!怖い!」とならないのは、毎年のことで慣れているから、ってことなのか。インフルエンザって毎年来るもんね。
コロナウィルスも、元気な小中学生、高校生に感染したとしても、風邪?ぐらいで終了するらしい。ただ、ハイリスクの人たちがかかると重症化しちゃうことがあるのだそうだ。
あとは中国で人がたくさん死んでいるけれども、普通のインフルエンザでなくなっている人との区別がついていない可能性がある。つまり症状が似ていること、インフルエンザもハイリスクの人がかかったら亡くなる率がかなりあること、病院がすし詰めで締め切られていてウィルスが蔓延している環境にあるので逆に培養しているも同然の環境であること、空気を入れ替えて、ウィルスを追い出すのが方法としては有効であろうこと。
しかし、こういう話はどうしていっぱい出てこないんだろう。みんなが怖がっているのはなぜなんだろうなあ。
英語の情報とかを調べたらもっと出るのか?
そんな話を夫にしていたら、「自分が信じたいことばっかり読んでいるとそれはそれで正しい情報にたどり着きづらいと思う」とざっくり一刀両断だった。ちぇ、理系め。
だってさあ…私は実は怖がりなんだよ。マンガで終末ものとかの登場人物でいうと、クライシスが起きてしばらくして大変になってくると、「こんな思いをするぐらいなら一思いに死んだほうがマシだ!」といって断崖絶壁から飛び降りちゃうようなタイプというか…。ドキドキし続けるのは嫌いなのだ。
このインタビューによると、あったかくなってくると流行らなくなるらしい。そうだといいなあ。こういう時に誰が正しかったかというのは時間がたてばわかってくる。そして研究者とかじゃない一般人も、学んでいく。前回の新型インフルエンザでマスクがなくなった時みたいに、「なんだか思ったより大したことなかったねえ」で終わるかもしれないのだ。きっとまたこんなことが起きたときには「あの2020年だっけ、あの年にコロナウィルスの肺炎ってのがあったよね」「あったあった、みんなマスクがないないって大騒ぎになって、店の棚、からっぽだったよねえ」…なんて笑いながら話せる時が早く来るといいな。
コロナウィルスは思ったより弱そうなウィルスだった…ということが分かっただけでも、よかったと思う。
あと、アルコールのスプレーとかじゃなくて、せっけんでも効果はあるそう。手ピカジェルじゃなくても当たり前のせっけんでいいってことだね。
きっと間違ったことがテレビや雑誌や、ネットや、政府の発表にも今は入っていると思う。後から見たらこれが正しかったんだ、ということをまとめて誰かが出してくれたらいいなあ。情報を正しく選ぶのはなかなか難しいというのを痛感しただけに終わった。
ウクレレ買った
毛糸は高いのなら1玉、安いのなら4つぐらいは買える。
近所のマンガ喫茶の7時間パックがこのぐらい。ちょっといい感じのランチが2人で食べられる。サイゼリヤや牛丼、セルフのうどん屋さんだったら3人でお昼ごはんが出来るかどうか、といったところ。
楽器の本体と、薄っぺらいファスナー付き楽器袋のみの値段でこれで、【楽器屋さんで初心者用のセットとして売っている】のは、これに初心者向けの教則本、弦楽器用チューナーや替えの弦をつけて4300円といったところらしい。
息子に買った初心者用ギターは、本体、袋、楽器スタンド、教本で15000円ぐらいだったから、ウクレレというのはエントリークラスのお値段が安いっぽい。
今ここにリンクを貼ろうと思って楽器の機種名を検索にかけたら、値段が3万円越えのリンクがあって、何事!詐欺か!と思ったら12本セットだった。鉛筆じゃないんだから…。つまり12本買っても3万円でいけるような楽器ってこと(ちなみに12本のはお花の柄だった)だ。わはは!12人で同じ花柄の楽器弾きながら舞台に出てきたら面白いだろうなあ。
このAla-MoanaUK-100は赤、黄、青、白、ピンクに水色に黒と色もたくさんある。ツヤありとツヤなしがあったり、サウンドホール周りの色が薄くて周りが色が濃い「サンバースト」と言われるタイプのものや、赤、黄色、水色のハワイアン花柄なんていうかわいいのまであって、どっちかといえばお店のディスプレイに使われる小物みたいなラインナップ。
ちなみに色が派手なのは2600円だった。私が買ったのは「マホガニー」と言われる茶色いもの(多分材質からの名前ではなくて、色合いから)。このあたりまえそうな茶色のと、ピンクのだけが2318円とちょっと安かったのだった。(多分一番人気がないのだと思う)ネットでは売れ残り系の色で本体のみ(多分袋もないかも)だと2000円以下もあるっぽい。
実は家に到着するまでに楽しみすぎてネットで記事を探し回り、こういう激安の楽器は「初期不良」で糊がはがれて部品がとれていたりするような「重大な問題」には気をつけなくてはいけないが、あとはもう当たりはずれはあるものとして楽しむほかはないという意見が大半。
そして「弦を換えると音が全然違う」という話もあちこちに書いてあった。
初心者用セットに替えの弦がついているのはそのせいらしい。
こないだ黄色いスマイリーな顔のウクレレを弾かせてもらった楽器屋さんに改めて自転車をこいでいき、「一番スタンダードなウクレレの弦下さい」といって、750円で弦を買ってきたという浮かれぶり。
famousというところの弦で、日本の老舗ウクレレメーカーの出している弦らしい。
ふーん。弦の張り方の動画も見た。端に結び目作って溝におしこんで留めてあるだけってえーー?そういうもんなの?ギターってこう、ほら端っこにピンがあったりとか、からめて結んであったりするよね?
到着したウクレレのブリッジ(こういう言葉も覚えた)を見たら、なんだかすごーーくイイカゲン。のこぎりでちょちょっと溝を切っただけみたいなので、確かにバリが残っている。まあね…1本2500円以下の楽器に手間なんかかけてられないよね。
スマホでチューニングアプリをダウンロードしたので、作法通り合わせてみた。めちゃくちゃチューニングが狂う楽器だということが判明。買ったばっかりの時はそういうものらしいとネットでは読んだからいいけど、これそういうの読んでなかったら「不良品?」と思うかも。だって、合わせて1分経ってから弾いたら、もう20セントぐらい下がってるってどうなの?(特にGとA)ペグを巻いても巻いてもまだ下がる。
スマイリーの顔の楽器よりましな音がする。一応楽器っぽいもんね。
コードがC、F、G7ぐらいは押さえられることも判明して気をよくしてから弦を張替え。
本当に結んで溝から抜けないようにしているだけだな、これ。なんとなく息子が2歳ぐらいの時にフリマで50円で買ってきたアンパンマンギター(ほとんど音が鳴らない)を思わせる感じ。
弦を張り替えたら、おや?というぐらい音がいい感じになった。ちょっと!楽器弾いてるよ!って感じになった!
スマホで録音してみた。それっぽい。
ギターはいまだに弾けるコードが2つ!ついでにきれいに音が響かない(つまり、押さえている方の手の指が当たっちゃいけないところに当たって響きを止めている)し、コード2つをスムースに行き来するなんてまだ全然、出来るようになる気配もない。
でもウクレレはちょっと遊べば元が取れそうだし、楽しく遊べそうだ。
音程はまだ安定しないし、もしかすると音程がよくない楽器…なのかもしれないが、私にそういう細かい音を聞き取る能力があんまりないので無問題だ。耳だけでチューニングが出来ます…という人には言語道断な楽器かもしれないけど。
しかし新しくした弦代含めても3000円ちょいでこれなんだったら、高い楽器だとどんなふうになるんだろう。
またはこの個体は「すごい大当たり」なんだろうか。
昔、20代だったころに友達が「ああ~あやんなっちゃうな~あ~おどろいた♪」とか弾いてくれたのをうっすら覚えている。あれは多分、ウクレレだった。
ああいうの、弾けるかなあ。ネットで「やんなっちゃうな 驚いた」と検索かけたら、ウクレレ弾いて歌う人が出てきた。なるほど、あれはこの人の真似だったんだ。私ぐらいの中高年の人はやっぱりこれがウクレレと言えば出てくるっぽいけど、これ、実はディズニーランドの「魅惑のチキ・ルーム」の最後の方に出てくる曲だったりしない?何回聞いてもやっぱりそうにしか聞こえない。
南国風ってことでいいのか、つまり。ハワイに行ったら、すてきな楽器が買えそうな気がするなあ。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…
ここまで書いてから、そういや、ブログ友達のさとちんさんがウクレレやってたなあ、と思い出した。
どんな曲を弾いているんだろうなあ。近くにそういう話が出来るひとがいたらもっと面白いのに。
絶対ずれている
まあ、見透かされている感じがちょっとイヤな感じでもあるし、こういうのを監視されている感じがして気分が悪いという人もあるとは思うが、これも現代に暮らす上である程度受け入れていくものなんだろう。
音楽関連で出てくるのが「あなたも弾ける、ピアノ教室」だとか、「駅から10分、ギター教室」。わかるんだけど、どの線の何駅から10分なんだろうね?調べてみたらめちゃくちゃ遠いというか、隣の、そのまた隣ぐらいの県だ。もちろん地続きなんだからたどり着けないことはないが、とてもじゃないけど習い事に通おうかという距離ではない。
こういうのって私がアクセスしているはずのIPアドレスがうまく読めていないか、うちが契約している光ネットの範囲が広くて、IPに幅が出るのを吸収し切れていないか(それでも隣県まではともかく、そこまでずれるものなの?)、広告を出す地域設定が広すぎるのか、そういう理由なのかなあ。かなり無駄だよね。〇マハ音楽教室みたいなどこの都道府県にもありそうなものはいいけど、私が見た広告はどう見ても個人がやっている教室だった。
ちなみに初心者向けのピアノ教室のほうも見てみたけどこっちも似たような場所で、どうも私がアクセスしている位置が間違って登録されているっぽかった。ちなみに広告は見たことはないけど、ギター教室は駅前の息子が普段通っている歯医者さんの隣のビルディングの2階に入っているのを発見。行きたいというなら行かせてやってもいいな、と思っている。楽器というのは割と「最初が肝心」ってこともあるし、夏休みとかに集中して通ってもいいもんね。
私が子供だった頃は近隣のそういう教室は口コミでなければ、多分「イエローページ」を見たのだと思う。学校の文化祭で使う材料が欲しかった時に中学生でもそういうのを調べて自転車で…とか出来るぐらいには当たり前のことだった。今、うちにイエローページってあるっけか…と思ったけど、あったな!災害時の対処とか避難場所とかが書いてあるので念のため玄関のwi-fiのルーターとか、ブレーカーとかがあるところに突っ込んでおいたな。(全然見ないけど)
イエローページで調べるとしたら「ギター教室」とかだろうか。それより早いのは多分、楽器屋さんで「この近隣でギターを教えているところがありますか?」と聞いたら教えてくれそうだけど。
ウクレレは小さいし、音があんまり響かない…のはお値段のせいなのかもしれないけど、ギターはギターにしては安っちいし、ちょっと小さめだけど、ウクレレとボディサイズが違うからなのか弦が6本だからなのかなんなのか、ものすごく音が響く。ウクレレの後にひいたらびっくりするぐらい。でもって、指が痛い。
ギターの弦って、固くて、特に一番細い弦は指に食い込む。ウクレレがぱっと押さえられるのって弦の材質が柔らかいからじゃないのかなあ、と思うぐらいにギターは指が痛いんだよー。
ギターにこういうやわらかい弦ってないのかなあ、と思ったけどそういう話はまだ見つからない。
ちなみに細い弦を張ると痛くなりにくいという「ライトゲージ弦」というものがあることはわかった。今うちのギターに貼られている弦が既にそういう細いものなのかどうかの判定が出来ないので結構無駄?初心者用と銘打ってあるからにはその可能性もないではないんだよね。
管楽器でもそう。たとえば金管楽器だったら初心者用は大体金属が薄くて響きやすいのが多いらしい。外国製の音が重厚なのとかは金属が分厚くて初心者ではつらいので中級者向けだと聞いたことがあるから、つまり弦楽器もそういうことになっている可能性は高い。ノギス買ってきて計ればわかるんだろうけど。
広告の精度がもっと上がって、便利になって、口コミなんかなくても十分になったらそれはそれで面白いだろうけど、気持ち悪さも上がるかなあ。遠くのギター教室の広告を見ながら和音を鳴らしてみる。
ずがしゃーんぺ。
あ。また6弦の音が鳴らない。難しいったらないよー。
盲点だった。
どこの絆創膏でも「バンドエイド」と呼ぶとか、ニチバンのじゃなくても「セロテープ」と呼ぶとか、そういうのに近い気がする。
ちなみにパナソニックとサンヨーが合併したときはしばらくはそういう充電池は全部「エボルタ」と書いてあるのしか売らなくなったので、エネループもなくなるのか…と思っていたのだが、しばらくして、パナソニックはエボルタだけでなく、エネループブランドの充電池も売り始めた。
多分あまりにも知名度と定着率が高いので、その知名度をなくすのは惜しいと思ったのだと思う。きっと私のように「充電池下さい」の代わりに「エネループありますか」と聞く人がたくさんいそうだものね。
うちではエネループ大活躍。単四は今目の前にあるマウスに入っているし、電池であったまるカイロがあったり、夜にちょっとつける小さめのランプにもエネループが入っているし、ゲームのコントローラにも、時計にも、小さめの電池で動くBluetoothのキーボードにも、電子メモ帳にも、おおよそ小さめの家電で電池が必要なものにはどれも入っている…という勢いだ。
色がカラフルなものを買ったこともあるのだが、どれが新しいかなんてあんまり覚えていないので、大抵購入年度がラベルになって貼られているものが多い。
私が外へ行くときに念のためカバンに持っている充電池をいれるカイロの電池をチェックしたら2010年と書いてあった。10年ものだ。まだちゃんと使える。
ちなみに夫にちょっと聞いてみたら、彼は充電しなくなったのとかを適宜捨てているらしい。「電池の小人さんがな、夜の間に使えなくなった電池を捨てているんだよ」と笑っていた。
あと、かなり電池を食う用途と、ほとんど食わない用途で新旧を使い分けているのだとか。
今日日記に書こうと思ったのは、左の写真のこれのこと。
もうすっかりいつ買ったのかすら忘れていたが、写真のこれがパナソニックの。私のはサンヨーのロゴがあるから古いとみた。
非常袋の電池の入れ替えの時に出てきた。エネループ2つと、ガラケーのケーブルが一緒に入っていたから、多分そういう時に使おうと思って入れておいたのだと思う。
ネットでスペックを見ると、給電速度が0.5Aと書いてある。ちょっと弱いというか、長時間かかるなあ。昔は1Aを「高速充電」と言っていたのだが、今は2.1Aではもう高速といわないよね。3.5Aだと高速になるのかな?
外出して帰ってきたときにiPhoneの充電が15%ぐらいに減っていたので、試しにエネループとこのスティックブースターで充電したら、7割ぐらいまで回復した。
これも使えるんだなあ。エネループは入れ替えながらずっと使っているのだし、これもかなり軽いしなかなかいい。
惜しむらくはエネループ2つ分しか給電できないことだけど。電池をもっと持ち歩けばいいといえばいいんだけど。
しまっておかないで活用しよう。
この商品は残念なことにこれだけでは充電出来ない。充電は別の充電器でやらないとだめなんだねえ。ちょっと残念。
夫に、「エネループ2つ、ちょうだい」と聞いたら、「エボルタでもいい?」と返事が。差、あるの?
スペック表をネットで見る限り、ちょっとしか差が(1900mahと1950mahとか)ないみたい。エボルタでもちゃんと給電出来た。
後ろゆみ
とはいえ、かけたはずのプレイリストからしょっちゅう逸脱する。80年代の日本の歌謡曲をかけていたら、いつの間にかムード歌謡曲みたいなのがかかっていることも結構あって、昔ラジオからこんな曲流れていたなあ…なんて。
70年代、80年代前半あたりに幼児から子どもだった世代の場合は、家に「レコードプレイヤ―」がある家は結構あったが、それはつまり「お父さんか、お母さんが」趣味で持っているものだった。
自分用のオーディオ機器を持っている小学生は少なかったし、少なくとも私のまわりでは中学生になってからラジカセだの、小型のステレオだのを自分の部屋に置いてもらえるぐらいがせいぜいだろうか。自分の好きなレコードをずっと聞き続けるようなことはなかなか出来なかった。
アルバムはどれもこれも小中学生の手に余るぐらい高かった。今みたいに1曲ずつ買うというのは出来なかった。
確か1枚2800円ぐらいから、4000円ぐらいはしたと思う。シングルレコードというのもあった気がするけど、いくらだったんだろう。安いのでも700円だっただろうか。シングルと言いつつ、2曲聞けたけど。あれはシングルじゃなくて「ダブルレコード」というべき?
レコードが高くて買えない場合どうしたのかというと、歌謡曲を流すラジオに頼ることになる。
はがきでリクエストを書いて応募して、採用されると名前とコメントが読まれてその曲をかけてくれたりするようなタイプの番組を聞き、運よく自分が好きな曲がかかったらテープに録音して愛聴するということになっていた。
ティーン向け、洋楽好き向け、クラシック愛好家向け、中年向け、というようなリスナー別の住み分けはされていたが、動画もない、マンガも買えない小中学生の暇つぶしとしてラジオは案外聞いている子が多かったと思う。
親が歌謡曲好きなら、演歌やムード歌謡なんかもなんとなく耳に入ってしまう、そういう環境下にいた子どもは多かった。
あれは多分まだ私が小学校に入る前のこと。
ラジオの曲が何となく流れている家で遊んでいたのだが、「うしろゆみって、なんだろう」とまりこちゃんが疑問を出した。
私は当時もうだいぶ小学生向きの本が読めたから、「いろいろな言葉を知っている子」という扱いだったので、言葉の意味の質問は時々受けていた。
「えー。それしらなーい」と私は大変ストレートに知らないことを公言したのだが、「うしろ」と「ゆみ」は知っている、と見栄を張って答えた覚えがある。
「うしろ」はまりこちゃんも知っていた。
「ゆみ」は、私が確かその時、絵本で見せた。
私の持っていた薄い、真ん中をホチキスで止めた絵本に「10人のインディアン」というのがあった。
今は多分ポリティカルコレクトネスとかで差別的だと言われそうだけど、当時は羽のついたヘッドバンドをかぶり、浅黒い肌をした男の子が上半身がたすきだけの裸で革のズボンをはいている絵が描いてあって、「ひとり、ふたり、さんにんのインディアン」とまあ、歌が書いてあって、10人のインディアンまでいったら、次は一人ずつ減って行って、誰もいなくなる、みたいな絵本は「あり」だったのだ。
最後に楽譜までかいてあって、歌えるようになっていたが、そのインディアンは「弓」を持っていた。
「これが『ゆみ』だよ」と見せて、この矢を飛ばす武器だということを説明したわけだ。
協議の結果、「うしろゆみをさされる」というラジオから流れてきた歌の歌詞は、どうも「後ろから誰かに弓をうたれて、矢がささる」という大変危ないことを歌ったものであろう、という結論に達した。
わかるところをつなぎ合わせて、「とても危険な目にあっても耐える」というようなことを歌っているのだと理解した幼稚園児であった。
ちなみに正しくは「後ろ指をさされる」で、その誤解が解けたのは一体何歳のころなのか全然覚えていないけれど、突然そのことを歌謡曲の歌詞と共に思い出したのでちょっと笑えてしまったので日記でシェアでした。
テレフォンカードの今
タブレットには、その位置がわかるアプリがインストールされており、両親のスマホから位置が確認できる。
息子が一人で習い事のイベントに出かけた。帰りに乗換駅で待ち合わせてレストランでご飯食べましょう、ということになった。ちょっと珍しい行動パターンだが、もうそういうことも出来るだろう、と思っていたのだけれど。
イベントがある位置から、息子のGPSが動かない。とっくに終わっている時間のはずなのに、その位置からぴくりともしない。
GPSの不具合か…と思ったが、そのあと夫のスマホに謎の電話番号から電話がかかってきた。
相手は半べその息子で、タブレットをなくしたというのだ。
あああもう。面倒なことを。
探し回って、見つけられず、会場はもう立ち入りが出来なくなっており、一緒に探してくれた子のケータイを借りて、リュックに私がずっと前に入れておいた夫と私のケータイ番号を書いてラミネートしたカードを発見してそれを使って電話が出来たらしい。
多分そのラミネートカードを作ったのは3年とか前だ。よく入ってたなあ。
とりあえず居場所はわかったのでそのまま息子に指示を出して電車に乗せて、合流したけど、まだまだ一人で不慣れなところへ出すのは無理があるのかなあ、とちょっとがっかりした。私が子供だった頃はこのぐらいの年齢で電車で乗り換えをして一人で出かけて帰って来ることが出来たのに。
持ち物の管理が悪いのは小学校一年生の時の通信簿に書かれるぐらいの時から。最近は減っては来ていたが、ぽん、と持ち物を置いてその場を離れるようなことをまだやるということだね、これは。
そりゃね?スマホだったらポケットに入るのかもしれないよ?でもそういうものを持たせるほど自己管理が出来ないんだよね、まだ。スマホなんぞ持たせたら動画見っぱなしになる。タブレットの中身のアプリも親が管理しているしさ。
というわけで、そういうタブレットの電池が切れた、壊れた、なくした…というようなときにもう1つ、連絡手段を持たせようということでテレホンカードを導入することになった。電話番号を書いたカードは作り直してプラバンにした。
公衆電話は駅とか、学校、公共施設の前にあることが多いから、連絡できるはず。
小学校の前の公衆電話で電話をかける実習をやった。テレホンカードは半分ぐらい使ったものが診察券入れに挟んであったのを使った。これ、何年か前の入院の時使ったんだね、きっと。
家に他にテレカがない。ネットで調べたらコンビニにあるという話だったので近所のコンビニを回ってみた。
「すみません、うちにはおいてないです」 <3軒
「あー、5000円のならあるんですけど、いいですか?」<1軒
いや…さすがに国際電話とかじゃないから5000円は高すぎ。
駅前のコンビニで「1000円のでいいですか?」<ついに発見。
105回数、1000円のNTTのデフォルトパターンのを売っていたのでとりあえずゲット。
そうだよねえ…いらないよね、もう。
でも病院の時にほしいかも、と思ったので50度数がどこかにないかと思ったら、ネットで販売していた。
50度数x5枚、柄は選べません、2480円、送料無料。
まあ、これでいいだろう…。
柄は、プロ野球チームの1枚、風景写真の温泉宿の宣伝1枚、伊勢神宮式年遷宮の1枚、観光地の風景の宣伝1枚、そして有名な芸能人(故人)のものが1枚。なるほど、柄が選べないわけだね…。
昔付き合っていた人がそういや、テレカのコレクターだったな、と思い出した。
その時はジブリのだとか、子猫や子犬の写真なんかのかわいいのを選んで彼が私にくれたっけ。
イラストと、ちょっとした詩を描いたのもあったなあ。
テレフォンカードをきれいな絵のように集めていた時代というのがあったんだよね。
多分歌手のやつは使いたがらないだろうから、病院の診察券入れにそれをいれて、残りは取っておいた。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
…という話を友達にしたら、「1枚売ってくれない?」と頼まれた。
そこの家のお子さんは、そういう連絡の時用に、とお金を持たせてはあるのだが、「ジュース買っちゃった」とかで使ってきてしまってなくなるということが時々起こるので、テレカを持たせる方がいいかと思ったらしい。
テレカって、電話以外に全然使い道がないからねえ。
式年遷宮と、野球チームと、温泉宿と観光地、どれがいい?と聞いたら笑っていた。温泉宿の風景が売られていった。
ちなみにタブレットは問い合わせをして、私が後日取りに行った。
貧乏趣味
ここまでぎりぎりのやつを冷凍すると何となく焼き直して食べたときにおいしくないし、カビが生えてから食べるのもちょっと、そこまではなあ。と思うので今日食べることにした。スーパーの特売品、5枚100円のスライスチーズ(底値。だがこのメーカーの物は薄い)をのせて、トースト。
お供はティーバッグのストレートティ。(1つ4円ぐらい)
昨日の残りの味噌汁もあったので野菜摂取はそれで行う(番外)。
…とまあ、かなりの安さなのがちょっと誇らしいというべきか。
お皿にチーズトーストのせて、あつあつの紅茶をふうふう冷まして飲んだら、これはこれであり…。
南向きのリビングの床が日の光であたたまり、腰に貼り付けたカイロがいい感じのお昼どき。
こんな気分、いつぶりかなあ。なんか今日は気分があがっているってことだ。いい…。なにがちがうかわかんないけど。
私はこんな気分になった午後のことを、遠くに思い出した。
多分、一人暮らしを始めたばっかりだった、22歳だったころ。
私の休日の昼食もこんな感じだった。安い1斤128円ぐらいのパンだったか、でなきゃあパンの耳だったか…。
ティーバッグは1日1つしか使わない、と決めていた。
温かい紅茶というのの大切なところは「お湯じゃなくて味と色がついていること」と、「あったかい」というところにある。そう割り切ってしまえば、ティーバッグを2回使う、がんばって3回…というのは別に出来ないことでもない。
大きめのマグカップでまず1回。これは一番おいしい。
次は待ち時間を長くして、2度目を飲む。まあ、ありだ。
最後は牛乳を鍋にいれて、そこにティーバッグをいれて牛乳をあたためて、ちょっと甘くするのが休日の楽しみだった。時間があるからこそ出来ることだと。
そのあたたかくて薄甘いミルクティをおやつに、コタツで本を読むのが楽しかった。
私はそんなわけで、今でもかなり香りのない紅茶が飲めてしまう。
老後に2000万ないとダメ、とかそういう話も聞くけど、年金がいくら少ないと言っても、節約しても食べ物に困るほど…ではないんだよね、実は。贅沢品や旅行、余裕に回すお金が少なくなるだけ。
あの頃、ティーバッグを3回も使う生活をしていても、パンの耳を食べていても、夕飯のメインが1枚50円の干物でも、幸せな気分で生活は出来た。そう思うと多分やっていけそうだなあ、と思う。
思うに今日の幸せ感はどこからきているのかと思い返すと、この日記を書いている日がまた、「今季一番の寒波」の時だというのが大きい。外に出たらものすごく風が冷たくて「これが冬なんだよねえ」という感じで、暖冬終了か…と思うような寒さだったから。
家の中にいられるというだけで、幸せ感があがった感じがする。
単純というのか、現金というのか、やっぱり幸せは比較の問題なのかね、やっぱり。
あの頃、あんなに幸せだったのは、仕事をしていて、家でゆっくりできる日が週に2度しかなかったからなのかもしれない。
今は、掃除と洗濯とごはんさえどうにかなれば毎日家にいられるからね。働きに出たほうが休みの幸せを満喫できるとかなのかなあ。それとも体力がなくなった今は、疲れてそれどころじゃなくなるだろうか。
お湯をもう一度沸かして、ティーバッグから紅茶的要素をぎりぎりまで引き出して。
当時は「これは紅茶風味のお湯だな、白湯よりゃ、いいか」なんて思って、そんな自分がおかしくて笑いながら過ごした。
こういうのもちょっと自分の趣味が出るよね。貧乏でも幸せに生きていけるのは、多分いいことだ。特に自分にそれほど稼げる手段がないのなら。
不幸だ、と嘆きながら過ごすよりも、必要なところにだけお金をかけて、そうでないところは軽く、ないものはない、でやっていけるのは多分そういう能力がある気がする。そういう能力は失わずにいきたい。
シンドバットは夢のシャープペン
シャープペンは私が子供のころは「憧れの筆記具」であり、中学生になったら使うんだ、と思って、もしお誕生日にもらったら取っておくようなものだった。
中学生になったとき、私も使い始めたが、芯は0.5ミリ限定。一応0.3ミリのものがあるということは知識としては知っていたが、見たことはなかった。
今みたいに「最後の3ミリまで使える」なんていうシャープペンはなかった。短くなった芯が詰まったり、書こうとすると引っ込むくせにノックしても出てこない、というような事故も起きたので、その時のためにシャープペンの先を取り外して芯を取り除くための細い針金がシャープペンのキャップの中にあるモデルがほとんど。それがないのは「一番安い100円シャーペン」と呼ばれていた六角軸のプラスチックシャープぐらいだったと思う。
最初は削らず書けるシャープペンを愛用していたのだが、うっかり芯をいれる作業を忘れると、どうしようもなくなることに気が付いた。芯は消耗品で、大体のシャープペンには使用中のものを含めて3本入るかどうか、というぐらいだったので、気づいたら芯が最後の1本。
自分が忘れっぽく、おっちょこちょいである…ということをかみしめることに。
ボールペンのインクの残量と違って、シャープペンの芯の残量というのはなかなか把握しづらいものだった。
親が「家に鉛筆があるのにシャープペンを使いたいならそれは自由だけれども、芯は家では買いません」という方針だったため、小遣いが足りなかったということもある。姉が実験的に買った芯の余ったのとかを結構くれた覚えがあるけれども…。ものすごく長い、多分速記用だったと思われる芯が学校で流行したことがあったり(当時のシャープペンは太くて短いのがかわいいということになっていたため、この長い芯を使うときには二つに折っていれなくてはならなかった。何のための芯なんだか)、外側に金色のコーティングをかけた芯が流行ったこともあった(金色なのに、書いたら黒い普通の色で書ける芯だった。カッコいいと流行ったのだが、書き心地が悪く、すぐ私がもらうことになった)のを覚えている。
結局私は中学校の途中でシャープペンシルを見限り、高校の時は鉛筆を使った。学齢期の子どものある家に、入学祝いなどでダース入りの鉛筆をくださる人たちというのは結構ある。親がケチって子どもに贈り物の「ハイユニ」などをほとんど使わせなかったせいで、私が高校生になるころにもまだ、そういう頂き物の鉛筆が束で家に残っていたということもあった。ハイユニはすごく書きやすかった。当時ばら売りで1本130円したのだから、当然だと言えば当然だけど。鉛筆は見れば絶対、残量がわかるわけだし、鉛筆削りは1つ買っておけばずっと使えて、こづかいがいらなかった。
だが、「芯が切れないシャープがあればなあ」なんていう夢みたいなことを考えたことは、あった。
芯が40本入るシャープペンの話をネットで読んだのが、多分4、5年前。サンスター文具の「SINDBAT」。
なに、そのネーミング。芯がドバっとはいるから、シンドバット。作った人のセンスを感じる。おまけに200円(税抜き)と安いのもよかった。40本も入っていれば相当いけるはず…。ほしい!
と思ったのだけれども、廃盤になっていた。終売は2008年ごろらしい。
あー。この時期まだ息子は抱っこの赤ちゃんだったころで、私は外出の機会がほとんどなかった。ネットを見ている時間も相当短く、自由時間はミニマムだったはず。
こういうものを見聞きする機会もなかったよね。残念…ほしかったのに。
……と思っていたのを、オークションで見つけて手に入れることが出来た。
もう学生じゃないのだから、シャープペンを使う機会なんてほとんどないけど、けど…。
これは昔からの夢をかなえる儀式なのでいいんだ、これで。
ちなみにこれは正確にはシャープペンシルではないらしい。
これは実はシャープペンの芯ケース。そこにシャープペンとしての機能が足してあるものなのだそう。
なるほどねえ…。ずんぐりしたボディはそのせいか。
ちょっと短いけど、こういうシャープペンが流行った時代も経験したので無問題。
空っぽのを買ったので、好みの芯の買い置きをいれた。55本あったけど入ったし、まだぎちぎちとかじゃなくてジャラジャラと芯が動くぐらいだったので大丈夫だろう。
今数行ずつ書いている「5年日記」をこれで書こう。もう一生芯をいれなくていいかも、というぐらいあるよね。
このシンドバット本体のほうが壊れる可能性の方を考えたほうがいいかもしれない。
サンスターさん、復刻してください、是非。
芯ケースなんだったら消耗品だし、「面白いジョークグッズ」として配りたいなあ。
ボトルの茶渋取り
毎晩、朝に飲む紅茶を作ってベッドにもっていっているぐらい。
そういうことをしていると、ステンレスボトルに茶渋がつく。
中をのぞくと茶色っぽくなって、がんばってメラミンスポンジとか、ボトルの中を洗うブラシとかでこすっていたのだがイマイチ取れない。結構高いブラシもあったんだけど、ちょっとなら取れても、全部は取れない。
ポット洗浄剤と言われるものを売り場で見て、中身がほとんどクエン酸なのを見て、クエン酸を溶かしたお湯なんかも入れて置いてみたりしたことはあるのだけれども…。
塩素漂白剤、いわゆる「ハイター」と書いてあるものはあるんだけど、あれの匂いは正直嫌いだ。それと、あれはステンレスボトルに使っちゃっても大丈夫なのかどうかがちょっと疑問で、念のため使ったことはなかった。
取れないってことはだな!口にも入ってこないってことだよな!と、おおざっぱさを全面的に適用して、茶渋は気にしないことにして使っていたのだが、やっぱり洗うたびちょっとだけ、ちょっとだけ気になる。
もう全面的に茶色くなってるし…もうお小遣いで新しいボトル買っちゃおうかな!なんて思ったりして。
…でもさ?みんな使ってて平気というか、私よりずっときれい好きだとか、家事がうまい人がいそうな気がするのに、みんなが対策してないわけないよね?と思ってネットを検索してみた。
そしていくつかのサイトやブログを見て歩いて、大体の共通項がわかってきた。
使うのは「酸素漂白剤」なこと。どうも、効く素材は「過炭酸ナトリウム」と言われるものらしいこと。
過炭酸ナトリウムはプラスチックとかステンレスには使えるが、鉄とかアルミには使っちゃダメなこと。
つまりステンレスボトルはこの酸素漂白剤をいれたお湯を入れておけばきれいになること。
うーん、私、この表示どこかで見た。この名前を知っていると思う。
洗濯洗剤だか、漂白剤にこういうの書いたのあった!と思って洗面所の棚を探したらあった。粉の酸素漂白剤。割と有名な洗剤メーカーの代表的な名前のものだ。
これは子どもの真っ白ユニフォームを漂白するのに使っていたけど、匂いが結構するんだよね(好きじゃないにおい)。鍋にこれをいれて、ぐつぐつ煮ると結構ふきんとかが白くなるのは確かにある。
結構、他の成分も入っているなあ。水のPHを整えるものとか、補助剤が入っているのかも…とまず、試してみた。
うーん、一応取れなくはないか?でもやっぱりにおいが嫌いだ。
参考にしたサイトの中には、「匂いがしない」と書いているところもあった。そこで紹介されているのが【太陽油脂の酸素系漂白剤】だった。えーっと、これはカテゴリではなくて、そういう商品名のよう。太陽油脂はたしかせっけん作ってる会社で、ここのせっけんシャンプーとか、クエン酸リンスとか、添加物の少ない昔風のせっけんとか…というものを使ったことはある。
これは中身にいろいろなものが入っていない過炭酸ナトリウムの単剤のようだ。こういうのが結局単純でいいのかも、というわけで買ってみた。30度から50度のお湯に2リットルあたり8グラム溶かして、と書いてあるので、1リットル入る容器に4グラム計って入れて、1リットルの溶液にして、水筒とボトルにそそいでためたまま2時間ぐらい放置。
ビンゴ。ものすごく取れてピッカピカ。
信じられないぐらい。「しまったぁ、茶渋が付いたときの画像を写真にとっておけばビフォーアフターでブログに載せられたのに!」と思った。
まるで内側だけ新品?と言うぐらいピカピカ。そしてにおいも全然しない!
勢いあまってしばらく使っていない水筒も出してきて、茶渋とった。
どのボトルも水筒もピカピカ!うれしいな。
10年前に知りたかったなあ。今度から愛用しよう、これ。
今度はトイレットペーパーかい!
昨日、熊本で局地的に品不足になったところがあって、きっと熊本地震の記憶がまだ新しいので、デマでも不安を感じて買いたくなる人が多いのだろう、なんていう記事を新聞で読んだところだった。
はあ……。きっと昨日のニュースを見た途端に、「あ、うちもひとつぐらい買っておこうかな」と思った人が多かったのだろう。そしてそれを見た人がまた、「マスクみたいになくなるかも?」と思って買いたくなるという現象が起きているのだと思う。
消費税が10月に上がるというときに買いだめをした人が多いらしくて、製紙会社には過剰在庫があるということだったから、すぐにまた店に並ぶだろうけど、社会の時間にオイルショック(1973年)を習った、つまりあれってことだ。
実はうちの母、オイルショックの時に案の定というかやっぱりというかパニックになって洗剤とトイレットペーパーを買ったクチらしい。父は「やめておけ!」と止めていたらしいが(これも、父らしいと思う)、どうしても心配で、半間の押し入れの上の段に入るだけトイレットペーパーと洗剤を買ったのだとか。母は「もっと買った人もたくさんいたのよ」と言っていたが、正直情けない。
父はトイレットペーパーがなきゃあ、新聞でも何でも使えばいいんだ!と(注:田舎の方ではそういうこともやっていたらしい)怒っていたのだって。当時くみ取り式だったからね…。今の水洗トイレで新聞紙なんか流したら詰まるかもだけど。洗剤は、家に固形石鹸が山になっていた(贈答品だった)ので、それでいいじゃないか!と。結局全然なくなったりはしなくって、もうかったのは製紙会社だけだったというオチだったのだそうだが。
製紙会社の陰謀とかじゃないとは思うけど(今そんなことをしたら後でたたかれるからね)、オイルショックで馬鹿を見た人が身近にある私はなんとなくトイレットペーパーを買う列に並ぶのが嫌だな、と思ったのだった。
後世に…2、3世代後の人に「2020年マスクデマトイレットペーパー事件」とか言われたくないよね?それに引っかかった人にもなりたくない。大体の仕組みだってわかってるんだし、社会でオイルショックを教えるのは何のためかというと、こういうことにひっかからないようにするためなんだから。
マスクも、コロナには効果それほど効果がないらしい。それを血眼になって買い求めるのがなんかもうばからしい。花粉症のひとはわかる。マスクは花粉症に効果があるんだから。ストックがないわけじゃないけど、意地でも今年は布マスクで乗り切ってやる!
マスクも、トイレットペーパーも、なんかもういやになってきた。
同じようにもう嫌になった人は、僕と握手!