編み物がうまくなりたい
編み物は、慣れが大事だと思う。生まれて初めて編み物をしたら、道具は単純、動作も単純だが、きれいにそろって編むのが難しいのは、字を書く動作と似たようなものだといえばわかりやすいだろう。
幼児や、一年生の習いたての文字というのは必要な要素がそろっていたとしても隣の文字とのサイズをあわせるのは難しいし、バラバラになるのが普通だ。みっちり詰めて書くとか、一つ一つが整っているというのは練習をしないと出来ないこと。ただ、反復練習あるのみ。
編み物もそういうものであって、要は手先の作業で、慣れればきれいに編める。
作る、とめる、減らす、増やす……といったような作業はやり方がわからないと難しいし、やり方が何種類かあるので、基本の一種類(つまり最初に習ったもの)を除けば、応用問題になるので、取り掛からなければ解き方がわからず、基本問題だけ解いておけば最低ラインはクリアできるから出来ないままでもやっていける。
……というわけで、私は形が単純なものしか編めない。ゴム編み止めは「多分こう」というのは今年になってからおぼえたぐらいで、まだ本をじっと見ながら1手順ずつ図と解説を見ないと出来ないぐらい。
うまくなりたい。でも失敗すると面倒なのも確か。こういうのは、誰か他の人と一緒に編んで、「今、こうやったけどあってる?」と聞きながらやるのが一番いい。昔はそこら中に編み物をする人があったので聞くことも出来たが、既製品が安く簡単に手に入る昨今、編み物は実用ではなく趣味なのが普通、たとえばまっすぐ編むだけのマフラーを編むだけでも「できる人」扱いになってしまって、それ以上のことを聞けるとなったらプロの編み物講師か、毛糸屋さんの店員さん(は大抵編み物講師の資格ももっている)のどちらかになってしまう。
編み物の教室がこの町にもあるのだが、噂では「講師の人と馬が合わなくてすぐやめた」とか、「あの編み物教室の先生のうちの一人は、とても言い方がきついので、それに耐えられない人がすぐやめた」とか、本当だかウソだか、またはその先生がどの人のことを指すのかはさっぱりわからないが、聞こえてくる話を総合するに、「先生と気が合えばいいけど、合わないなら無茶」という感じの人間関係問題がからみそうだということがわかった。
うーん……。私はあんまり人当たりのいいほうではないし、編み物教室というのは案外お月謝が高い。初心者向けの集団で受講するものはそれほどでもないが、その場合12回のうち半分ぐらいは初歩すぎて私には必要がない感じ。さすがに今更、作り目とガーター編みのアクリルたわしだとか、ゴム編みのマフラー、減らし目を使うキャップ……でもないだろう。イギリスゴム編みのマフラーとか、なわ編みのポーチはいいかもしれないけどそれは7回目からあとだし、両方多分だけど家とか図書館の本で割と用が足りてしまいそうだ。中級向けはいきなりセーター。そこまで根性が出ない感じがする。月謝も一気に8000円とかで、ちょっとお試しに出す額でもない。
そんなことを思った11月編み物シーズン初めだったが、街の毛糸がたくさんある手芸屋さんの前を通ったら、ワークショップのちらしがあった。靴下の編み方をやるワークショップ。あ、いいなあ。こういうのやりたい。1回こっきりだし、講師の人がイヤな感じでも、1回しか会わないならもうそういうことはどうでもいいわけだし。
3800円。結構するなあ、と思ったら、道具と毛糸コミだった。いや、それでもちょっと高いけど。
チラシをもらって帰って来て、眺めて……ダメ元で夫に「これに行きたいんだけど」とチラシを見せてみたら、出してくれるって!
わーい。予約をしないといけないらしいので、次に出かけるときに申し込んで来よう。
今年は、いい感じに靴下が編めるようになりたい。
幼児や、一年生の習いたての文字というのは必要な要素がそろっていたとしても隣の文字とのサイズをあわせるのは難しいし、バラバラになるのが普通だ。みっちり詰めて書くとか、一つ一つが整っているというのは練習をしないと出来ないこと。ただ、反復練習あるのみ。
編み物もそういうものであって、要は手先の作業で、慣れればきれいに編める。
作る、とめる、減らす、増やす……といったような作業はやり方がわからないと難しいし、やり方が何種類かあるので、基本の一種類(つまり最初に習ったもの)を除けば、応用問題になるので、取り掛からなければ解き方がわからず、基本問題だけ解いておけば最低ラインはクリアできるから出来ないままでもやっていける。
……というわけで、私は形が単純なものしか編めない。ゴム編み止めは「多分こう」というのは今年になってからおぼえたぐらいで、まだ本をじっと見ながら1手順ずつ図と解説を見ないと出来ないぐらい。
うまくなりたい。でも失敗すると面倒なのも確か。こういうのは、誰か他の人と一緒に編んで、「今、こうやったけどあってる?」と聞きながらやるのが一番いい。昔はそこら中に編み物をする人があったので聞くことも出来たが、既製品が安く簡単に手に入る昨今、編み物は実用ではなく趣味なのが普通、たとえばまっすぐ編むだけのマフラーを編むだけでも「できる人」扱いになってしまって、それ以上のことを聞けるとなったらプロの編み物講師か、毛糸屋さんの店員さん(は大抵編み物講師の資格ももっている)のどちらかになってしまう。
編み物の教室がこの町にもあるのだが、噂では「講師の人と馬が合わなくてすぐやめた」とか、「あの編み物教室の先生のうちの一人は、とても言い方がきついので、それに耐えられない人がすぐやめた」とか、本当だかウソだか、またはその先生がどの人のことを指すのかはさっぱりわからないが、聞こえてくる話を総合するに、「先生と気が合えばいいけど、合わないなら無茶」という感じの人間関係問題がからみそうだということがわかった。
うーん……。私はあんまり人当たりのいいほうではないし、編み物教室というのは案外お月謝が高い。初心者向けの集団で受講するものはそれほどでもないが、その場合12回のうち半分ぐらいは初歩すぎて私には必要がない感じ。さすがに今更、作り目とガーター編みのアクリルたわしだとか、ゴム編みのマフラー、減らし目を使うキャップ……でもないだろう。イギリスゴム編みのマフラーとか、なわ編みのポーチはいいかもしれないけどそれは7回目からあとだし、両方多分だけど家とか図書館の本で割と用が足りてしまいそうだ。中級向けはいきなりセーター。そこまで根性が出ない感じがする。月謝も一気に8000円とかで、ちょっとお試しに出す額でもない。
そんなことを思った11月編み物シーズン初めだったが、街の毛糸がたくさんある手芸屋さんの前を通ったら、ワークショップのちらしがあった。靴下の編み方をやるワークショップ。あ、いいなあ。こういうのやりたい。1回こっきりだし、講師の人がイヤな感じでも、1回しか会わないならもうそういうことはどうでもいいわけだし。
3800円。結構するなあ、と思ったら、道具と毛糸コミだった。いや、それでもちょっと高いけど。
チラシをもらって帰って来て、眺めて……ダメ元で夫に「これに行きたいんだけど」とチラシを見せてみたら、出してくれるって!
わーい。予約をしないといけないらしいので、次に出かけるときに申し込んで来よう。
今年は、いい感じに靴下が編めるようになりたい。