体験型小説のすすめ
最近【小説家になろう】というサイトで投稿小説を読むのにはまっている。とはいえ、ネットの連載小説というのは1ページずつクリックすることになるので読みづらいから、【kindle用文書変換サイト】を使って変換してから読んでいる。
人気ランキングから選べば、結構面白いのにあたるし、これはいける!と思ったら電子書籍を買ったのもある。
なんせ無料で試し読みが出来る(なんなら完結まで全部読める)ので、ものすごーくいいサイトだ。もちろん誤字脱字文章の稚拙さとかには目をつぶるしかないし、完結しないものも多いから、そのあたりは無料と割り切って読むしかない。
面白いものはかなりの数「書籍化」つまり出版社が目を付けて文章を加筆訂正などして、本、電子書籍として出版されているから、改稿され、誤字脱字チェックのある程度入ったものを読みたければ金を出せ、ということだね。いくつか気に入ったものは買った。
ここで大人気なのが「異世界転生もの」というジャンル。これは私たち日本に住む誰かが、全く違う物語の中の世界にふっとばされたり、赤ちゃんとしてその世界に生まれたり、またはその世界である程度の年齢になるまで育った時に日本に住んでいた時の記憶がよみがえって、そのころの知識を利用して、「中身は日本人」のままその世界で生きていく様子を読むというもの。
小説とか、エッセイとかが面白いのは、「そうだよねえ」と共感できるからじゃないかと私は思う。
主人公の体験を自分のことのように読み、年齢や性別や育った環境が違っても感情や気分は共通のものとして楽しむのが読書の、または映画やマンガの楽しみだと思うが、それにはかなり自力で想像する力がないとだめなわけで。
共感する力が低いと、自分と似ている人のものしか共感できないし、育った環境や性別の差を想像力で補えなければ物語というのは共感度が低くなるので楽しめなくなる。その敷居をぐっと低くするのが、この「異世界転生」もの。
異世界に暮らしている人の常識はないところからスタート。日本人にとってあたりまえの常識と照らし合わせながら順応していくことになる。もちろん主人公は現代日本人なので、常識は読者とかなり共通するから、それ以外に文章で解説をされていく形に落ち着いていく。想像力を働かせなくても、解説されて正しい道のりがあって、その世界に入っていきやすいように知らない間に誘導されている。気が付いたら主人公の肩越しにのぞき込むような感じにその世界になじめる。
なるほど、普通のファンタジー小説より読みやすくなるんだなあ。何かに似ている、この感じ、どこかで…とずっと思っていたのだけれど、わかった。あれだ、遊園地の体験型アトラクション。本物じゃない、でも十分面白さが堪能できるように作ってあるヴァーチャルアトラクションに似ている感じ。
惜しむらくは異世界転生ものがファンタジーと恋愛ものに偏っているところ。まあ、どれも面白いけど!(タダだし!)
サイエンスフィクション系とか、ハードボイルドアクションものとかがもっとあればいいのになあ。
ただ……こういうのに慣れてしまうと普通の小説の導入部を読んで、面白いところまでたどり着く力が弱くなりそうではある。
人気ランキングから選べば、結構面白いのにあたるし、これはいける!と思ったら電子書籍を買ったのもある。
なんせ無料で試し読みが出来る(なんなら完結まで全部読める)ので、ものすごーくいいサイトだ。もちろん誤字脱字文章の稚拙さとかには目をつぶるしかないし、完結しないものも多いから、そのあたりは無料と割り切って読むしかない。
面白いものはかなりの数「書籍化」つまり出版社が目を付けて文章を加筆訂正などして、本、電子書籍として出版されているから、改稿され、誤字脱字チェックのある程度入ったものを読みたければ金を出せ、ということだね。いくつか気に入ったものは買った。
ここで大人気なのが「異世界転生もの」というジャンル。これは私たち日本に住む誰かが、全く違う物語の中の世界にふっとばされたり、赤ちゃんとしてその世界に生まれたり、またはその世界である程度の年齢になるまで育った時に日本に住んでいた時の記憶がよみがえって、そのころの知識を利用して、「中身は日本人」のままその世界で生きていく様子を読むというもの。
小説とか、エッセイとかが面白いのは、「そうだよねえ」と共感できるからじゃないかと私は思う。
主人公の体験を自分のことのように読み、年齢や性別や育った環境が違っても感情や気分は共通のものとして楽しむのが読書の、または映画やマンガの楽しみだと思うが、それにはかなり自力で想像する力がないとだめなわけで。
共感する力が低いと、自分と似ている人のものしか共感できないし、育った環境や性別の差を想像力で補えなければ物語というのは共感度が低くなるので楽しめなくなる。その敷居をぐっと低くするのが、この「異世界転生」もの。
異世界に暮らしている人の常識はないところからスタート。日本人にとってあたりまえの常識と照らし合わせながら順応していくことになる。もちろん主人公は現代日本人なので、常識は読者とかなり共通するから、それ以外に文章で解説をされていく形に落ち着いていく。想像力を働かせなくても、解説されて正しい道のりがあって、その世界に入っていきやすいように知らない間に誘導されている。気が付いたら主人公の肩越しにのぞき込むような感じにその世界になじめる。
なるほど、普通のファンタジー小説より読みやすくなるんだなあ。何かに似ている、この感じ、どこかで…とずっと思っていたのだけれど、わかった。あれだ、遊園地の体験型アトラクション。本物じゃない、でも十分面白さが堪能できるように作ってあるヴァーチャルアトラクションに似ている感じ。
惜しむらくは異世界転生ものがファンタジーと恋愛ものに偏っているところ。まあ、どれも面白いけど!(タダだし!)
サイエンスフィクション系とか、ハードボイルドアクションものとかがもっとあればいいのになあ。
ただ……こういうのに慣れてしまうと普通の小説の導入部を読んで、面白いところまでたどり着く力が弱くなりそうではある。