料理は技術
これは暑さがちょっと和らいで、いきなり秋めいた一日のこと。
私と夫は見事なまでにシンクロして風邪をひいていた。
せっかくの休日だというのに。
息子はラッキーなことにお出かけで、昼ご飯も外で食べてくる話があったので、私と夫は家で療養だ。
私の風邪のほうが軽症で、家事は出来た。しとしと雨も降って、もう外には出ない感じ満点。
とはいえ、昼ご飯と夕ご飯はどっちにしても必要だ。
昼ご飯は息子のお弁当のためにどっさり用意してあった自家製冷凍食品と、卵焼きと白いご飯でお弁当風。
解凍したのはほぐしたシャケ、ほうれん草のごまあえ、鶏肉の和風つくね。ああ、作っておいてよかった……。
お昼ご飯をお皿に並べながら、「おなかの調子があんまりよくない」という夫に何が食べたいか聞いたら、「プリンがいいなあ」と。
夫は大体、ものすごく調子が悪い時には、「たまご粥」がいいらしい。そこまでひどくないなら「ぞうすい」だ。その次にくるのが「プリン」のことが多い。この線を越えると「消化がよさそうな感じで普通のごはん」がいいということになるので、確かに調子が悪いっぽい。
雨……。のどがいがらっぽくてだるい。夕飯は昨日買ってきたもので作成可能だ。
プリン。近所のスーパーへ行けばある焼きプリンだろうな、彼が食べたいのは。
歩いてスーパーに行くほうが普段は楽なんだけど、今日は作るかな…と思って、おもむろに牛乳をコンロにかけて温め、卵を6個割って菜箸でテキトウに混ぜ、砂糖を90g、卵に混ぜてから、温めた牛乳(600ml)にざぶんと投入。
ざるでテキトーに濾して、パウンドケーキ型に入れて、フライパンにたたんだタオルをいれてパウンドケーキ型をいれて蒸す。
蒸すまでの時間は5分程度の簡単さ。20分蒸して、そのあと余熱でしばらくおいて、冷蔵庫に入れて終わり。
冷蔵庫で冷やす時間があるので、お昼に作って食べたのは3時過ぎだったが、作っている時間は短いし、何よりたくさん出来て好みの甘さ、家から出ないでプリンが食べられる。
料理って、技術だよなあ…と改めて実感。
この技術がなければ、買い物に行かないとプリンは食べられない。
夫はプリンが食べたいなあ…と思っても一人暮らしなら買いに行かなくてはならないことを考えると、やっぱりこの技術は持っている方が便利だと思う。
特にこういう外に出たくない体調と天気の時は。
対して料理がうまくない私だけれども、年月とともにある程度スキルが上がっているということはある。
私は自分が一人暮らしをしていた20代の頃に、プリンは自分で作れなかったものね。
病気になったら友達に連絡したりして、お互いこういう時にはコンビニで買い物をしあったりしていたものだ。
こういう時にはプリンいいね、と言いながらふたりで一緒に食べた。質実剛健、生クリームが入ったようなお店の味じゃなくて、卵と牛乳と砂糖で作ったらこうなる!という味。メイプルシロップをちょっとだけかけたら、本当においしい。
甘くて、冷たくて、やわらかくて。
結局、たっぷり食べても、夕飯後のデザートと次の日のおやつに出来るぐらいあったので、一度にどっさり作るのはいいアイディアだった。
太る心配がなければもっとしょっちゅう作るんだけどな。
そういえば、缶のプリンのことを思い出した。
病気用非常食としてぷりんをとっとくならあれだな。夏にもらうお中元に水ようかんとセットになって入っているあれ。
……あれって、どこで売っているんだろう。
私と夫は見事なまでにシンクロして風邪をひいていた。
せっかくの休日だというのに。
息子はラッキーなことにお出かけで、昼ご飯も外で食べてくる話があったので、私と夫は家で療養だ。
私の風邪のほうが軽症で、家事は出来た。しとしと雨も降って、もう外には出ない感じ満点。
とはいえ、昼ご飯と夕ご飯はどっちにしても必要だ。
昼ご飯は息子のお弁当のためにどっさり用意してあった自家製冷凍食品と、卵焼きと白いご飯でお弁当風。
解凍したのはほぐしたシャケ、ほうれん草のごまあえ、鶏肉の和風つくね。ああ、作っておいてよかった……。
お昼ご飯をお皿に並べながら、「おなかの調子があんまりよくない」という夫に何が食べたいか聞いたら、「プリンがいいなあ」と。
夫は大体、ものすごく調子が悪い時には、「たまご粥」がいいらしい。そこまでひどくないなら「ぞうすい」だ。その次にくるのが「プリン」のことが多い。この線を越えると「消化がよさそうな感じで普通のごはん」がいいということになるので、確かに調子が悪いっぽい。
雨……。のどがいがらっぽくてだるい。夕飯は昨日買ってきたもので作成可能だ。
プリン。近所のスーパーへ行けばある焼きプリンだろうな、彼が食べたいのは。
歩いてスーパーに行くほうが普段は楽なんだけど、今日は作るかな…と思って、おもむろに牛乳をコンロにかけて温め、卵を6個割って菜箸でテキトウに混ぜ、砂糖を90g、卵に混ぜてから、温めた牛乳(600ml)にざぶんと投入。
ざるでテキトーに濾して、パウンドケーキ型に入れて、フライパンにたたんだタオルをいれてパウンドケーキ型をいれて蒸す。
蒸すまでの時間は5分程度の簡単さ。20分蒸して、そのあと余熱でしばらくおいて、冷蔵庫に入れて終わり。
冷蔵庫で冷やす時間があるので、お昼に作って食べたのは3時過ぎだったが、作っている時間は短いし、何よりたくさん出来て好みの甘さ、家から出ないでプリンが食べられる。
料理って、技術だよなあ…と改めて実感。
この技術がなければ、買い物に行かないとプリンは食べられない。
夫はプリンが食べたいなあ…と思っても一人暮らしなら買いに行かなくてはならないことを考えると、やっぱりこの技術は持っている方が便利だと思う。
特にこういう外に出たくない体調と天気の時は。
対して料理がうまくない私だけれども、年月とともにある程度スキルが上がっているということはある。
私は自分が一人暮らしをしていた20代の頃に、プリンは自分で作れなかったものね。
病気になったら友達に連絡したりして、お互いこういう時にはコンビニで買い物をしあったりしていたものだ。
こういう時にはプリンいいね、と言いながらふたりで一緒に食べた。質実剛健、生クリームが入ったようなお店の味じゃなくて、卵と牛乳と砂糖で作ったらこうなる!という味。メイプルシロップをちょっとだけかけたら、本当においしい。
甘くて、冷たくて、やわらかくて。
結局、たっぷり食べても、夕飯後のデザートと次の日のおやつに出来るぐらいあったので、一度にどっさり作るのはいいアイディアだった。
太る心配がなければもっとしょっちゅう作るんだけどな。
そういえば、缶のプリンのことを思い出した。
病気用非常食としてぷりんをとっとくならあれだな。夏にもらうお中元に水ようかんとセットになって入っているあれ。
……あれって、どこで売っているんだろう。