夏の買い物は昼は危険かも
たかが食料品の買い物に行くだけで、マイボトルを持ち、日傘をさして出かけるという重装備。
日差しの強い時間に日の当たる場所をちんたら歩いていたら体にとても悪そうなので歩くのはあきらめて自転車に乗った。
今日の目的地は遠くの100均と業務スーパー。ここは遠いのだが、ちょっと普段は行かない場所なので珍しいものが買える。
ミネラル補給の梅干し入りお茶を400mlぐらい飲み干してから出かけた。
なんせ2、3日前には27度だったのだから32度が暑いのなんの!100均は、エコなんとかでクーラーが微妙な感じにしか効いていない。
歩いていると、あ、なんだかくらくらする?まだ倒れるほどじゃないけど、これはもしや、熱中症か。
しょうがないのでいつもならゆっくり見て回るのに必要なものだけパパっと買って、階下にあるスーパーに移動。
夕飯の材料を買うのもここで済ませることにして、大急ぎで買い物。これで家に帰ったらもう外には出なくていい。
ついでに69円のペットボトルのレモン味スポーツドリンクなどを買い、買ったものを飲食できるコーナーへ。スポーツドリンクを飲みながら、クーラー(ここもそれなりにしか効いていない)でちょっと涼む。
うーん……。あんまり回復しない。マイボトルの麦茶も飲み干し、スポーツドリンクも飲んだが、なんとなくふらつく。
このままここにいても回復する感じではない……ということは次善の策は帰宅。15分はもつな、でも1時間はつらいだろう。
そういう予想をたてて自転車に乗って、気を付けながら帰った。
冷蔵庫に買ってきたものをいれて、まず麦茶と塩分補給タブレット、そのあと、アイスノンを出して寝っ転がる。
クーラーをかけて、扇風機もかけて急冷。
30分ぐらい、ごろごろしたら回復した。
完璧、モデルケースの熱中症だ。
毎年の夏なら、7月半ば過ぎから8月頭だと「まだまだ、32度」ぐらいなのに、この体たらく。
慣れって、結構あるよね……。
もう少し暑さに慣れるまで、買い物は朝早くか、夕方がよさそうだ。
洗濯洗剤の名前
買い置きしておく洗剤はどれにしようかな…とドラッグストアを回っていた時に思ったのだけれど、最近粉の洗剤はどれも値上げ傾向にある。
ぱっと見、前と同じ値段に見えるのだけれど、箱に入っている量が1キロだったのが900gになったのがいつだったか。最近は800gになりつつある。そのうち500gになったりしそうだ。
その中にあって、一つだけ、ぐっと安めで、なおかつ900gというのがあった。
それが、これ。【第一石鹸】という会社の、この洗剤は、なんと名前が「衣料用洗剤」というのだ。種類を名乗っているだけ。なんと、潔いことだろうか。
色々な名前の付いた洗剤がある。汚れに果敢に挑戦する感じが出したい「アタック」とか、業界で一番と言いたいらしい「トップ」とか……。
それに比べてこの洗剤の名前の、イメージ戦略に頼っていないところがすごくいいと思う。
ちなみに成分はほかの衣料用洗剤と大差なかったのでお買い上げ。200円切っているところがいい。
結局「高いほうがよく落ちそうな気がする」のって、幻想なんだよね。箱の裏の成分を見て同じならそりゃ、同じように落ちるに決まっている。
ちなみに、この会社の粉末洗剤のリスト(上のリンク)から、「商品詳細を見る」のボタンをクリックすると、メーカーの商品サイトではなく、外部販売サイトであろう、「爽快ドラッグ」の通販ページに飛ぶ。通常販売価格は212円だそうな。
この会社には全く、義理はないけれども、この質実剛健というか、実用一点張りのところが気に入ったのでブログに書いたのでした。今度からもう、うちの洗剤はこれにしよう。
お弁当と旗
そうめんばっかりとかになりがちだしね…。
私が出かけるときは、普段ならば近隣の安めの外食に夫と息子のペアで出かけることが多いのだが、この日はあいにくの雨。この天気では外に出歩きたくないだろうなあ。
というわけで、本日はお弁当となった。
作り置きの冷凍弁当おかずがあるので卵焼きだけ焼いて、ご飯を炊き、弁当箱にはつめないでお皿にのっけておく。
最近息子が食べる量が増えて、夫のと見分けがつきづらくなってきた。息子が幼稚園だったときはこういうスタイルでご飯を食べても、大人と子供の食べる量の違いは歴然で、夫にも「自分の分がどっちか」がはっきりわかった。でも最近は息子も一人前食べるからねえ…。
お弁当のピックに、付箋を使って旗を作り、各自のイニシャルを書いてお弁当のチキン照り焼きに立てておいた。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…
帰ってきてからのお弁当の話題は、おかずの味とか種類のことではなく、「旗」のことだった。気分があがるらしい。お子様ランチとか、ああいう感じ?
食べられもしない旗がこんなにウケるとは思わなかった。
100均にある、お子様ランチっぽいお弁当用の小旗、買って来ようかな。名前はその旗に書くとか。
2層デザートに挑戦
ゼリーと、杏仁プリン、またはパンナコッタは結構な売れ行きで、安い1リットルパックのコーヒーで作るコーヒーゼリーも夫に好評、冷蔵庫がゼリーだらけになっている。
パンナコッタ風ミルクプリンを作ったとき、これをコーヒーゼリーと一緒に食べたらおいしいのでは?と思いついたので2段に作ってみた。
コーヒーゼリーが固まっただろうと思って上からミルクゼリーをいれたら、まだ固まり具合が浅くて、微妙な感じに混ざってしまったのも出来たが無事完成。(左の写真)
で……食べてみたら、コーヒーゼリーが苦すぎ。ミルクプリンのほうと大体固さが同じぐらいで、コーヒーゼリーにシロップや、クリームみたいに絡まないので、一番上から下までぐっとスプーンをいれて、両方がスプーンにのるようにして食べないとおいしくない。ついでに言うと、ここまでコーヒーゼリーが苦いのなら、上のミルクプリンはもうちょっと甘くやわらかくしてもよかったかな…というぐらいだった。
量は、パックのコーヒー全部を使って作ったので1リットルを10個にわけて、その上から白いミルクプリンを流し込んでいるのだから、相当な量あって、苦いよね、と思いながら食べきった。夫は「割と行ける」と言ってくれたが、結局一番おいしかったのはモザイク的に混ざってしまった、「固まっていないうちに流し込んじゃって全体にまざり気味になった分」であった。
上にのせるミルク味の部分をもっと甘くして、崩してかけたらどうだろうか…と思ったけど、それならもう、普通のコーヒーゼリーにガムシロップとメロディアンミニをかけて食べちゃったほうがおいしいと思う。
1リットル88円のアイスコーヒーのパック、「無糖」と「微糖」というのしかなかった。「しっかり甘い」のってウケないのかな、やっぱり。砂糖足すのが面倒なので、「うんと甘いの」とかあれば面白いのに。
あ。そうだ。崩して上から牛乳とシロップかけて、太いストローで吸ったらよかったかも?うーん、もう1つも残っていない。
とけやすい?ゼラチン
これが、普通のゼラチンよりちょっと高い。お弁当の分はともかく、冷蔵庫から出して食べる分はゼラチンでもいいのでは?と思ったので、「業務用ゼラチン」というのを見つけて買ってみた。
【新田ゼラチンフード株式会社】というところのもので、細かめのフレーク状になっていて(パン粉みたいな感じ)お湯にさっととけるのが特徴らしい。
普通のゼラチンと違って、袋がふわふわしていて、特殊加工なのはよくわかった。
これが!私がバサッと入れたのが悪かったのかとは思うが、牛乳にはすごく溶けづらかった。
結局ダマが出来て、ちょこちょこ溶け残ってしまい、息子に「残って固まってる」と言われるようなのが出来た。
しょうがないから、次に使うときは水を入れた容器にゼラチンを振り入れて、ふやかしてから温めた牛乳に溶かすとOKだったが、普通のゼラチンの粉よりかさが高いので、水もたくさん必要で、分量外の分が増えるから水分量の計算が必要だった。
1キロ使い切るの、大変そうだな、今度はごく当たり前のゼラチンパウダーにしようか、なんて思いながら、次はコーヒーゼリーを作る時、試みにふやかさずに袋の後ろの説明通りあたためたコーヒーに投入してみた。
あっさり溶けた。
えー?と思ったので、次にオレンジジュースで試してみたらそれもOK。なるほど……これは牛乳には気を付けて溶かさなくてはいけないけれども、他の液体だったら大丈夫なんだな。
いっぱいあるからね!この夏はエンドレスにゼリー三昧といこうか。
「おかあさん、オレはアガーのゼリーのほうが好きかもしれない」という息子の意見は、聞いていないふりをしておいた。
100均の充電ケーブル
USB-Cのほうが使用者が多いので、いろいろなところで安く手に入るので、次回は私もそっちがいいな、と思っている。
普段持ち歩いているのは、充電がなくなったとき用充電池と、100均で買った充電用ライトニングケーブル。
このライトニングケーブル、純正のとか、高いのは表裏がない端子なんだけれど、100均のは表裏が決まっていて、裏向きに差すと充電しない。ついでにいうと、充電しか出来なくて、データ転送は出来ない、30センチ。
もうちょっと短いといいのになあ。そう思っていた矢先に、充電が出来なくなった。手で押さえると充電するので、多分断線。
100均で同じの買おう。そう思って出かけたら、全く同じケーブルに見えるのに、10センチのがあった。絶対これ、前までなかった。あったら絶対こっちを買っているからだ。私は30センチのケーブルの真ん中を丸く巻いてまとめていたのだから。
100均って、商品が絶対進化するよね。好きだ。
10センチだと充電池とまとめておいても邪魔な感じがしない。同じようなケーブルを電器屋さんで買うと高いからね…。
1か月に1回ぐらいは絶対100均に行かないとな、と思った。
浴衣を着る(その後)
なんと一枚目を買ったときは見落としたが、2000円だというのに、帯を1本、セットしてくれるらしい。ちょうちょ結びに作ったつくり帯はさすがに追加料金らしいが、半幅のリバーシブル帯は帯だけ買えば1000円、浴衣とセットだと1本無料だって。
お店の人に悪いな、と思うようなサービス品だった。水色で裏が紫色という帯をチョイス、1枚目はピンクと薄い紫系だったので、2枚目は紺地をチョイス。
だて締めと腰ひも3本セットはネットで両方で1000円ちょっとで買えた。だて締めも別に正絹の上等じゃなくて、化繊のでよければ、500円なんだね、と感心した。ちなみに腰ひも3本セットはウールのモスリンで、和装屋さんで売っているのと見分けがつかなかった。
だて締めをつけたら、帯がすごく結びやすくなった。着なれてきたのもあって、それっぽくなった気がする。
夫は、インド雑貨店の貫頭衣みたいなエプロンドレスにはあんまりいい顔をしなかったが、(涼しいんだけど、横から見えるんだって)浴衣はかわいいと喜んでくれた。やっぱり露出度が高い服を着ているより、ぐっとお上品に見えるらしい。
ただ、涼しくはないね、これ。
冬に浴衣を着るという話は聞いたことがないから、やっぱり夏に着るべきなんだろうけど、今の気候だと、ちょっと暑い。クーラー必須だ。
今度旅行に行ったら、、旅館の浴衣着るんだ。ちょっと自信がついた。
宝の持ち腐れ
宿泊していってほしいみたいなのだが、そのほこりっぽさで、アレルギーの傾向がある夫と息子には正直お勧めしにくい環境で、それほど遠くはないので夕飯をごちそうになっても、なかなか泊まろうかという話にはならない。
一応母は、それを気にしているようなのは気が付いていた。夫と息子と一緒に行くときは、私だけが行くときよりもちょっと、きれいになっているのがわかるからだ。
今回は姉が遠くから泊まりに来るという予定に私もちょっと、お付き合いしようということになった。姉は宿泊なしで日帰りは難しいだろう、と言うぐらいの距離から来る。一対一で母親と対峙するよりも、姉も入れば断然話は楽で、それは姉も同じこと。
最近姉からも話を聞くようになったのだが、私はてっきり、姉と母はすごく仲がいいのだと思っていたがそれほどでもないみたいだということもわかってきた。
今日の私の目標はクーラーのフィルター掃除。そういうことをあまりしないからね…そして「クーラーの効きが悪い」と文句は言うのだ。
掃除機はどこだっけ、と言ったら親が出してくれたのが、なんか、充電式?
スティック型っぽい、近未来っぽい見かけに、えーー??DYSONって書いてあるよ、ダイソン?これ、たっかいんじゃあ、なかったっけ??
お金がないないとうるさい割には、スチーム式オーブン「ヘルシア」が出たときも飛びついて買ったりして、こういう「最新式電気製品」に弱いのがうちの母。ヘルシアは結局使い方がよくわからないといって、しばらく食糧庫になって乾物が入っていたが、今では物置にあるそうだ。(8万円とかするんだよ、あれ。しかもそのあと、機能がもっと良くなって使いやすくなった後継機種も出た)
ダイソンのスティック型クリーナー、もちろん私は触ったこともない。うちのは東芝の「トルネオミニ」だ。コードを壁のコンセントに差したまま使う、車輪のついた従来型だ。
これかな?と思うスイッチを入れてみたが、うんともすんとも言わない。
「ねーちゃーん。これ使い方知ってるー?」
姉を呼んでみた。2人でああでもない、こうでもないとやってみた結果、結局、充電ステーションにくっつけたままだとスイッチが入らないということが判明。取り外し方も判明して、無事動いた。
軽くそこらに掃除機をかけて、クーラーのフィルターのホコリをとる。
カップ式だったので外してゴミを捨てる。
父がそれを見て言った。
「使えるんだな」
えーっと。壊れてなかったよ?父に使い方をレクチャー。
なんと、母は買って箱から出して充電しては見たものの、結局使っていないらしい。
掃除はほうきを使って、外にほこりを掃き出しているそうな。なに、その60年ぐらい前の掃除法は。
元々掃除が苦手なのはわかってたけど、そういう問題とはまた、別のような気がする。
まあね……若い時の母も、そうやってちりとりでごみを集めて、そのあと外へほこりを掃き出していたのだから、変わっていないといえば変わっていないわけだねえ。
じゃあ、買わなきゃあ、いいのに……。
吸引力絶大だというダイソンの掃除機も、スイッチ入れなきゃあ、ただのオブジェ。
母の機嫌を損ねないように姉と結託して掃除機の話はしないで帰ってきたが、実家がきれいになる日は、多分来ないと思う。
リュックサックカバー
私の愛用品であるリュックサックは、ナイロン製でちょっとは、防水がある。雨が「パラパラ」降っている程度だと中のものはあまりぬれたりしない。
でも、「どしゃぶり」とか、「雨の中を長く歩く」とか、そういう環境だと中まで水がしみとおってしまう。
自転車に乗って傘を差している時だとリュックは濡れるし、中身に楽譜だの、本だのが入っていたら結構ひどいことになる。
これまでは、雨が降った中、自転車で帰る時には、リュックに常備してあるゴミ袋を出してリュックをカバーして、自転車の後ろのかごに積んで走っていたのだが、リュックサックカバーがあったらいいのではないだろうか…と思いついた。
私のリュックはタウンユースの15リットル。15リットルから25リットル用と書いてあるリュックサックカバーを買ってみた。800円。
大雨の日にわくわくして持ち歩いてみた。
防水はばっちり。ただ、外す時に上に雨水がたまっていて、じゃばっとなる時があるので注意したほうがいい。
これはばっちりだったなあ、と思っていたら息子が使いたいと言い出した。
えー……。これお母さんのお小遣いで買ってるんですけどー!
でも、息子は傘を差すのがへただ。確かにカバンは濡れやすい。おまけに息子が普段カバンに入れて持ち歩いている軽量の傘は、これ以上ないだろうぐらい小さい傘だ。リュックのカバーの必要性は確かに、ある。
アーミーグリーンのなんか買っちゃったからなあ。
ちぇ。ピンクにしとけばよかったなあ。そうしたら絶対息子は使いたいなんて言わないのに。
私のカバーは、また来月のお小遣いで買おう。
エンドレス・シャツ
元々アイロンかけは好きではない。下手なんだよねえ。でも、これは外注に出すとかなり高くつく家事ではある。1枚安くても150円ぐらいはするので下手をすると一週間で750円。クリーニング屋さんに日参する手間を考えると、家でがんばろうかねということになる。
毎日やっておけば、枚数は少ないのだが、ここしばらくサボって、週末に1枚は洗濯物としてベランダに。残りの3枚がアイロン待機中。
うちにある半袖のワイシャツは4枚なので、今日かけてしまわないと明日の朝出勤前に大急ぎという変則スケジュールになってしまう。午後になってもなんとなくだらだらと先延ばしにして、「なかなかアイロンかける気にならない、暑いねえ」という話題を昼休みの時にしたら、夫が、「シャツはいっぱいあるんだから、今日はやらなくてもいいんじゃない?」と。
え??と思ってから気が付いた。
そうだった……彼は、自分のシャツがどれかは、クローゼットにあればわかるものの、あんまり1枚ずつ細かく把握しているわけではない。彼にとってはアイロン後の着用可能状態のシャツというのは常に2、3枚はクローゼットにかかっているものであって、なんとなくエンドレスに出てくるような感じなのだろう。
いや…実は4枚しかなくてね、今全部アイロンしてないのしかないんだよ、と答えておいたけど、魔法のようにシャツが出てくることにしておいたほうがよかったかな?
魔法をかけるとするか…。
がんばってアイロンしたら、3枚でも10分ぐらいなんだよねえ。すぐなんだけど。
アイロンするとき、クーラーかけたらどうだろう、という提案が夫のほうからきたけど、アイロン台をリビングまで持ってくるのが面倒なんだよぅ(普段は、洗面台のところにアイロンとアイロン台がしまってある)。
どうせかけなきゃいけないのなら、アイロンより魔法のほうがいい。
魔法をかけるときは、物語なら、何かといつでも引き換えだ。
魔法をかける力、気力、マナ、MP……。なんでもいいけど。ただじゃあ、かけられない。魔法は私の気力と、暑さとの引き換えになっているのだ、きっと。
上履きと洗剤
息子は低学年の時は毎週持って帰ってきてくれたのに、今はいいところ1学期に1回しか持って帰ってこない上履き、かなりひどい状態だ。
酸素漂白剤と洗剤で一晩漬け置きして、ざっと流してからウタマロせっけんでガシガシこすったのに、黒い筋が取れない。
家中にある洗剤総動員だったのに……。
夫は「学期ごとに1足、買えば?」ぐらいのノリで、私がなぜこんなに必死になって靴を洗っているのか理解してくれない。
今年は、息子が買ってきた上履きはキャンバス地のもの。去年までは私が選んだのでビニールのやつで、これは汚れが落ちやすかった。キャンバス地のやつのほうがはき心地がいいらしいが、この黒いの、ほんと何なの?習字の墨?それともぞうきんをゆすいだ水にでも漬けた?という感じだ。
上履きが真っ黒の靴でもいいのにねえ…でなきゃ濃いグレーとかさ。
一応地は白っぽく回復したが、歩くときにしわが寄る部分のしわの中にホコリがたまるらしく、「∩」の形の黒い線が取れないったらとれない。
35年かそこら前に読んだ「しらないとソン500」という本で読んだ……と思う豆知識がふと頭に浮かんだ。
白いズック靴の汚れが取れない時は、濡れている時にチョークを塗る。
あと、どこかで歯磨き粉(白いの)を塗るというのも読んだような……?
昨今のジェル状の歯みがきはダメだな。多分重曹の入った、真っ白のペースト状のあれだろう、と見当をつけて、旅行先の使い捨て歯ブラシの袋に入っていたミニサイズ歯みがきをつまようじを使って濡れたままの靴の黒い線汚れに塗って、乾かしてみた。
チョークは歯磨き粉がうまくいかなかったら、試そう……と思って靴を乾かしたら、おお!乾いたらぐっと汚れが目立たなくなっているじゃあないですか!(靴からミントのにおいがうっすらしたけど)
この本は「間羊太郎」という人が書いたらしい、1983年刊。
昔々の本ではあるが、上履き=ズック靴は、当時と全然変わっていないものねえ。
「しらないとソン500」、面白い本だったけど。今ならきっと、ネットの「ライフハック」みたいな動画ってとこだ。
次回はホームセンターで白いチョーク買おう。
チョーク代で上履きが買えてしまう……かもしれないところが、ちょっと難か。
甘い夢の話
でも今朝見た夢は味があった。
誰かのプレゼントを買いに行って、クッキーや、焼き菓子なんかのお店にいる夢。多分、【はまっている農場ゲーム】の中で、チョコレートブラウニーとか、マフィンとか、カップケーキとかを毎日毎日焼いているせいだと思う。
夢の中でこれをあげようと思っている人はしばらく会っていないママ友さんで、私は「人に持っていくんだったら、ちょっといいものを買っておかないとなあ」なんて思いながら焼き菓子を選んでいる。
くるみが乗っているクッキーがとてもおいしそうなので一つ食べて(買うところは夢から飛んでいた。いきなり口に入れている場面に飛ぶ)、クルミが砕いてない、半分のくるみがどかんと乗っているクッキー(こういうのは高い)で、奥歯にクルミの薄皮がはさまる感じがして(このあたりが変にリアルだった)、日本らしく甘さ控えめでいい匂いのするクッキー。おいしいなあ…と思った後、また場面はショーウィンドウの前でクッキーを選ぶところに飛ぶ。
「アーモンドののった、クマさんクッキーがおいしそうだけど、高いなあ…」
でも、私はそのクッキーをカゴにいれながら思うのだ。最近こういうものを値段を気にして買うことが減ったなあ、やっぱり夫が頑張って稼いでくれているからだよなー。「人にあげる」「クッキー程度」なら、なんとかなるってことだよね、前はこんなこと全然出来なかったし、生活に余裕があるのって、ありがたいなあ。
……と思ったところで目が覚めた。
本当にお金に余裕がない時は、たとえ一箱100円のクッキーでも買えないものだ。そんな「必要じゃないもの」に使うお金はないからだ。アーモンドパウダーが入った、あんなくるみが丸ごとのったクッキーなんて、とてもじゃないけど無理無理。
夫にこの話をして、クルミのクッキーが猛烈に食べたくなったと打ち明けたら、彼は「そうだねえ、生クリームとかのお菓子はいろいろ試したけど、焼き菓子系は開発してないから、今度近所の洋菓子屋さんを回ってみる?」と提案してくれた。
マドレーヌ、フィナンシェ、クッキー、パウンドケーキ……。クルミのクッキー。
自分で焼くとどうもこう、サクッとしないんだよね。「質実剛健」という感じになってしまうのがクッキー。
たくさんでなくていい、一枚だけでいいから、買いたいなあ。
ゼリーの入れ物、大転換
多すぎて、邪魔。
普段お弁当に持って行っているいれものはネジ式のフタがついているので縦に重ねることが出来るのだが、残りはプラスチックのコップとか、ガラスのモロゾフプリンの空き容器とかに入っているので重ねられない。固まってからなら、ラップをして積めないこともないが……
ネジ式のフタがついたプラ容器はとても便利なのだけれども、フタを取っても重ねて収納が出来ない。空いているのがごろごろしていると大変じゃまっけだ。
100ミリリットルぐらい入って、重ねられる容器で……というわけで私のデパート、100均を偵察に行った。
すると、俗にいう「タッパ―」的な容器がいっぱい!フタを外すと重ねられます、とわざわざ注意書きがあるものも。3つ100円。
薄くて、小さい四角い容器で、ゼリーのカップとは形が違うが、冷蔵庫の1段に5つぐらい重ねて入れられることも分かった。
10個あっても、この容器2つ分の面積で積み重ねておけるってことだ。
とりあえず試しに6個買って200円でお試しすることにした。
この四角い容器のぎりぎりまで注ぐと120mlぐらい入るのだが、小さく見えるらしく、「少ない」と文句が出た。
実はカップ状の容器に入っている方も、そのぐらいしか入っていないので、おたま一杯分で実演して、少なくないよと実演しておいた。
最初はちょっと違和感があったようだが、すぐ慣れて、本体が透明なので積み上げておいても横から見てミルクプリン、コーヒーゼリー、オレンジゼリー、スポーツドリンクの差がすぐわかるし、本体は重ねて収納出来て、上に蓋だけを重ねてのせて収納も出来て、とても便利だった。
100円で3つ買えるのもいい。ただ、割と蓋が緩めで浅いので持ち歩くお弁当の時にはふたがネジ式になっているカップのほうがよさそうということで、そのタイプもお弁当用には続投。
「家にこういうデザートが常備になってるのはいいね」と夫も息子もガンガン消費する。
子どものころ、お母さんがクッキーとかケーキとかを焼いてくれた、いい思い出があるという人の話はよく聞くが、冷蔵庫にゼリーが常備されている……というのも、そういう思い出になるといいなあ。
夏の外出対策(近場)
20代、30代の頃ってこんなに暑かっただろうか?なんて疑問がわいてしまうぐらい暑い。多分、同じぐらい暑かった……のかもしれないが、温度を調整する機能が落ちていなかったのでそこまで問題にならなかったというようなことではなかろうかと思っている。
年をとったということなんだろうな……と片づけてしまっては人生あと何年あるかわからないけれども生活に困る。まだまだ息子も夫もごはんもお弁当も必要なのだし、洗濯と掃除と、各種家事は必要なわけで、準引きこもりとはいっても本当にクーラーをかけた部屋から動かないわけにはいかないからね。
そして自転車で30分では着かないかもしれない…という場所に用事もやっぱりあるわけだ。バスは走っているのだけれども、嫌に遠回りをするし、バスの本数は少ない。やっぱり自転車で行くのが便利なんだよね。
12時集合。暑いったらないけど、夕方5時まで待つわけにもいかない。
普段買い物に行くとき、私は小さい200gぐらいの保冷剤をストールに包んで首に巻いている。帽子をかぶり、保冷剤を首周りに巻いて、「どう見てもハイキング」だと夫には言われたが、コンクリートにアスファルト、カンカン照りの時間にたとえ15分でも自転車に乗るとなったら、日傘とハイキング装備ぐらいしておかないと気分が悪くなりそうだ。
今回は片道30分。200gでは足りないよなあ…保冷剤は小さいとすぐ冷たくなくなる。
かといって次に大きい400gはストールに巻いて首に巻いたらかなり邪魔。
外の温度はクーラーのセンサーによると36度。
かなり大きい、500gの固いプラスチックに入った保冷剤。やわらかくはないが、これが一番長持ち。(100均の、クーラーボックス用)
長いストールの真ん中に置いて、落ちないように両端を折り返してねじり、背中に回して斜めに背負ってみた。
肩の上からと、反対側の脇の下を回して前で結ぶ。
うわー。これは背中が冷たい。江戸時代の旅姿のようだが、この際いいだろう。上に大きめのパーカーを羽織って隠して、リュックサックを背負うとそれほど目立たない(希望的観測)。
ついでに首にスカーフに包んだ150gのミニサイズ保冷剤をまいて出発。
背中の保冷剤はA5サイズぐらいあるのでかなり広範囲に冷たい。長袖のパーカーを着ていても気にならないぐらい。
首も冷たいし、長距離自転車をこいでもかなりの涼しさ、快適だ。
結局30分炎天下で自転車をこいでもばてなかった。
空冷式とか水冷式とかあるけど、これはつまり保冷剤冷式?
重さは確かにあるけど、背中に背負ってしまえばかなりマシ。というか、これを全くなしで30分自転車こぐ方がつらいかも。
自転車の後ろのかごに100均の発泡スチロールのクーラーボックスをいれていって、ついたところでそこに保冷剤を片付けて(ストールと、スカーフと小さい保冷剤も取って)用事を済ませてから、帰りにまた、自転車のところで保冷剤を背負いなおして帰ってきた。
ちょっと珍妙かもしれないが、自転車に乗っている時は目立たないし、帰ってきたときの疲れ具合が格段に違った。
暑さに耐える力が減っている年齢なんだから、対策は大切。
背中に保冷剤をしょって出かけるだけでここまで違うのか……と驚くほどの差だった。
リュックサックの方にポケットとかつけて、保冷剤が背負えるようにしてもいいなあ。工事現場の人が着ている保冷剤を入れて使うベスト、あれは効果があるんだねえ、そうだよね、あんな炎天下で仕事してるんだもの、このぐらいしないと体に悪いよね。全員体力のある20代なわけないんだから。
プラスチックの箱に入った固い保冷剤をもう1つ、買って帰った。
枕みたいなやわらかいのよりも長持ちするのがわかったし、なんたって100円だし。
自転車にクーラーボックス積んで、日傘をさしているおばちゃんは意外と用意周到。
背に腹は代えられないというか、快適さには勝てないというか……。
背中の保冷剤に気が付いても、みんな知らんぷりしてほしい。
ブログを何のために書くか。
時々ブログをやめようかな、と思うときがあるという話で、誰のために書いているんだろうとか、自己満足にすぎないのではないか、とか悩んでいる話が書いてあった。
私も、改めてそう突きつけられると、答えにくいな、と思う。
7月の途中から、いつもなら大体2週間は先に貯めておくブログの記事のストックが切れて、2日分ぐらいしかなくなったことがあった。何を書こうか、明日はもう書くことがなくなるんじゃないか、とか思うとちょっと気が気ではなかった(また2週間ぐらいのストックに今は戻っている)。
でもせっかく「毎日更新」とか題名に入れているブログではあるし、毎日更新しないと絶対更新できなくなると思うので、毎日書きたい。
書いて何になるのか?と言われると別になんにも、と言うしかない。株式情報とか、投資のコツとか、お得な情報とかがあるわけではないし、読んでためになるようなことが書いてあるわけじゃないからね。
でも、書くのが楽しいか、と言われると答えはYESだ。大体あんまり頭を使わない生活をしているので、こういう文章を書くのは多分、脳トレになっている気もするし、知り合いがただでさえ少ないので、ブログを読みに来てくれる人と、薄くてもつながりを持てることは、私の気持ちの助けになっていると思う。
こんな「ブログ」なんていうものがない時にも、私は日記をつけていたことがある。後から読み返すと自分でもすっかり忘れているようなことが書いてあって面白いし、大体日本文学には「日記文学」とか言われる分野もあるぐらいだ。自分の覚書として書いた日記が、その人の死後読まれるようになったなんていう話があることを考えると、やっぱり「他人の日記」というのは読んだら面白いということではないだろうか。
他の人の心が、垣間見えるような日記を読むことは、読まれる本人には恥ずかしいこともあるだろうが、たとえば鍵付きの日記帳があったり、「隠してあった日記を読まれる」というような話は聞いたことがあるから、やっぱり「どんなことを書いているのだろう」と覗き見るような興味深いものだということは、ネットがないころからのお約束なのだろう。
私が思っていることを文章にして、もやもやしていることを書いたり、落ち込んだ時にはブログをはけ口にしたりするのは、つまりは紙の日記帳に文章を書いていたころと変わっていない。楽しかった体験や思い出を取っておくために書く。
つらいことがあったときにも、書く。体験はどれでも、その瞬間が一番新鮮で鮮烈であり、時が経ったらぼやけて、薄れて、忘れ去られていくそういうものだからこそ、文章に書いて残しておくのがいいと思っている。
読みに来てくれる人も少ないけれども、でもいいの。紙の日記帳と違って、他の人が手に取って読んでくれる、ネットの日記帳は、コメントをもらったり、「私も同じこと考えてる」とか感想を持ってくれる人がいるのがうれしい。
自己満足でいいんだと思う。世の中の趣味なんてね、ほとんどが自己満足なんだから。世のため、人のためになる人なんて一握りだと思う。
私はそういう人にはなれなかった。でもきっと、私みたいな人がほかにもたくさんいる、そう思う。
「おまえだけじゃない、みんなもつらいのだから、大丈夫」そう言われて、なんとなく納得した気がしてくるけど、自分だけじゃないからと言って、何が大丈夫なの?というのを読んだことがある。確かに、他の人も同じような体験をしているからといって、今経験しているつらいことがなくなるわけではない。ないけど……
でも、私だけじゃないと思うと、なんとなくほっとする。そういう効果が多分、ブログにはあるのだと思う。
ウナギはウナギでも。
それを令和の現代にまでしっかり持ち越しているというのは、伝統といえば伝統?
なんとなく面白いからみんながやるんだけど、ウナギが安かった時代はともかく、この現代にはなかなかお金のかかることになっている。
ウナギはおいしい。イギリス料理のウナギの筒切りを煮たのとかは、あんまりおいしいと思ったことはないけれども、香ばしいタレをつけて焼いた、かば焼きは本当においしいと思う。
でも、お値段のことを考えると、特に丑の日にだけは絶対買わないぞ、と思っている。丑の日以外は、もうちょっと安いからね!
でも今回見たこれ!面白かったのでつい買ってしまった。
これはあれだ、節分の恵方巻丸かじりの時に、クリームコロンの長いの丸かじりとか、細めのロールケーキの丸かじりとかが出るのと同じようなことなんだろうと思うけど。このウナギイヌのキャラクターも、なつかしい。
こういうのなら、買ってもいいなあ。
ちなみにこれを買ったのは丑の日の当日の夕方だったので、消費期限が迫っていたのもあって、4割引きの64円、ウナギエキスが入っていると書いてあるのが、敬遠された理由かもしれない。私も実は買ってから気づいてちょっと、躊躇したもの。ウナギエキスがどんな味だかは知らないが、食べてみた感じでは全然わからなかった。
結構チョコレートの味が濃いクリームで、かなりゴージャスにチョコレートコーティングがかかっていて、手がちょっとベタベタになるお菓子だった。おいしかった。夏バテに効いたか、というと、多分。
最近体重を気にしてこういうお菓子を食べていなかったので、元気が出た。
里帰り、またはお盆の帰省
問題は「帰省」。これはつまり結婚相手の実家に行くかどうか、ということをさしている。「嫁」という立場になって、「孫」を連れていくという行事のこと。
これがね……。ちなみに、私も子供が小さいころは、行った。大体夫が転勤になるまでは同居していたということもあるし、息子が小学校低学年ぐらいまでは「おかあさんも」と息子が言うので行っていたわけだ。
うちの義母はとてもいい人で、小説やドラマに出てくるような嫌味を言う人ではないし、かなり気を使って迎えてくれて、こっちも恐縮するぐらい。私は義理の両親には恵まれたと思う。出産の時にもお世話になったし、何年も同居していて困ったことはないし、おしゃべりも出来るし、手芸の腕も相当だ。
でもね……。やっぱり「行ってとても楽しいか」と言われると、そうでもない。
部屋を一つ、貸してもらって居候という状態になるわけだが、冷蔵庫を開けてお茶を飲むだけでも気を遣う。洗濯は一緒にやっておくから、と言われるけど、下着まで洗ってもらうのもさすがになんだから自分で手洗いして部屋に干しているが、義母が気を使ってくれるのがわかるだけに、なんとなく気まずい。
料理なんかも、お手伝いはいらないらしいし、一応お皿洗いは志願してやっておくけれども、こういうことにはお互い自分のやり方というのがあるものなので、義母は義母で落ち着かないだろうな、と思うし、私は私でどうにも、これでいいのかなあ、という感じが抜けきらない。
夫にとっては自分の家だから、全然遠慮がないものなのだろうし、息子も何にも考えていない、通常運転。結局気を使っているのは血のつながっていない私だけで、息子のイトコも、義妹もあそびにくるが全員血縁があるわけだからしてつまり、一人だけアウェイ感が半端ない。私にとっては「よその家」でしかない。くつろげないし、なんとなく気づまり。
……とまあ、私がこういう話をすると、「わかるーーー」と、ママ友さんたちには言われる。
嫁なんてものは、テキトウに好きなときに呼び出せるタクシーの一種としか思っていないお姑さんとか、お盆で帰省するとやたらいい格好したがって、ご主人がお金をホイホイだして全員分の外食のお金を払ってしまい、あとで家計に響いて大変、とか、または「こういう時は息子が出すのが当然」ぐらいのことしか考えていない義両親とか、愚痴られる話を聞いていると、なかなか大変そうな家もあることを思えば、うちはまだ私が居心地よくない程度で済んでいる分、マシ。
ひと昔前の、「うちの名字になった=嫁にきた」からには、従属物として扱う……というような、それいつの明治時代?みたいな考え方の人が時々残っているのか?みたいな話も聞く。
いい義母を持っている私としては、そういうグチは聞いておくべきかな……なんて思って食べた今日のランチだった。
さあ、お盆も終了、夏休みも、あとは消化試合といったところか。
だいぶ暑さに体も慣れてきた感じがする。
浴衣の柄
白地に、赤と青のアネモネだった。ターコイズと折り紙の青の中間ぐらいの青と、真っ赤なアネモネ、ついでに割とショッキングピンクっぽい、周りをぼかした丸があちこちに散っているという柄で、子供心にも、「これはなんだか、普段着る洋服の柄とは性質が違う」ということはわかった。
姉のは白地にピンクと水色と紫のちょうちょという、こっちもまた、紫と言ってもちょっと赤っぽい紫に、ちょうちょのピンクも赤紫がかったピンクで、ターコイズ(という言葉は知らなかったが)と合わせるとかなり派手だった。ちょうちょの飛んだ軌跡のような点線がぐるぐると浴衣を回っていた。普段着るような色柄ではないのはよくわかった。
私の浴衣はいったい何歳まで着せるつもりだったのだろう、30センチぐらい「あげ」がしてあって、ピンクや、赤に絞りが入った兵児帯をして、姉のおさがりの塗りの下駄をはいて……。
あれは多分、幼稚園の盆踊りだったのだと思う。
そこから大人になる間に着た浴衣はあんまり詳しく覚えていないが、割と花の模様や、葉っぱの模様が多かったように思う。紺地のものが多かったはずだ。
この前私が買った浴衣は、つるしてある2000円のもので、いろいろな柄があったが、この花をモチーフにしたものがあった。これはハワイアンっぽいドレスとかシャツに使われていることが多いと思う。アオイの花だけどなんとなく南国風?
黄色にピンクの花柄とかは、あんまり洋服にはない気がするなあ。色の合わせ方がちょっと違うのか?
ショッキングピンクと、山吹色が表裏になった帯を、ピンクの浴衣に合わせたらどうですか?とおすすめされたけど、確かにこの色の組み合わせは、洋服ではおすすめされない気がする。昔のうちのそばを走っていた幼稚園バスがショッキングピンクと山吹色の組み合わせだった気がするけど……。
紫っぽいピンクだったので、紫+水色の帯にしておいたけど、和装ならではの合わせ方というものがあるのなら、どこかでまとめて本になっているのとかを探してきた方がよさそうだ。
新しい傘を買う
滅多にないことなので、とってもうれしい。新しい傘は、ちょっとステキなのと、実用品だから買ってもいいんだ、という正当性があるところが特にいい。
ことの初めは、息子が私の傘を折ったこと。私の通常使用の傘は、水色の花柄の傘。これは雨用。日傘は真っ黒のコットン張りだった。飾りも何もない、ただの黒い傘だったのだが、去年の猛暑で色がヨウカン色にさめて、なんだかくたびれたような感じになっていた。
自分の紺色の傘を電車の中に置いてきてしまった息子が、雨の日に「おかあさん、傘、かりるね」と言って出て行った。
水色の花柄……をさすわけはないので、てっきり玄関のビニール傘だろうと思っていたら、わざわざ玄関の戸棚にしまってあった黒い日傘をさしていったらしい。
まあ、一応うちでは「日傘専用」に使っていたが、ものとしては「晴雨兼用」だったので、雨傘として使用可ではあった。
それに、飾りもないし、黒いしで、ぱっと見、男性がさしても違和感がないような傘ではあるけれどもいかんせんサイズが50センチで、取っ手が竹のきゃしゃなもので、女物ということが……息子にはまだ、判断は無理か……。
そして、家に帰ってきた息子が、「おかあさん、ごめん、傘壊れた」と持ってきた。
まあ、うちには傘の骨がおれたぐらいなら直せる「傘修理キット」がある。小学校低学年の時あまりにも息子が傘を壊すので買ったものだ。ラジオペンチだな、と思ったときに息子が見せたその黒い傘、ばっきり折れていた。
持ち手のところから10センチぐらいのところで中棒が2つに折れている。
絶対直すのが無理なパターンだ。
私は子供の時育った家はあんまり裕福ではなかった。傘は補修しながら使うもので、骨が折れたらついだし、糸がほどけたら縫ったし、石突だって古くなった傘のがとってあったりしたものだったが、さすがに中心の棒が折れたら「これはもう新しいのを買いましょう」ということになっていた。
生まれて初めて自分のを買ってもらった傘の柄を、私は今でも覚えている。白地で縁が赤く、緑の葉っぱが付いた赤いリンゴが散らしてある柄だった。あまりにも気に入ったので、そのあと小学校に入ったころ買ってもらった傘もリンゴの傘にしたぐらいだ。
でも不思議なことに、そのあとも使ったはずの傘はあんまり柄に覚えがない。中高生の頃は紺のギンガムのをさしたような気がするけど、その程度か。
今回折れた黒い日傘を買ったのは、まだ息子が幼稚園の送り迎えがあったころだったはずだから、6年か、7年か使ったことになる。
今度の日傘は、外側が銀色のコーティングで、ギラギラしないように【レースがかかっている傘】にした。
猛暑の買い物に。体感温度が下がる傘で、息子にも、夫にも「絶対涼しいから、さしたら?」と日傘をおすすめしたくなるような傘だった。
まだまだ、男性には日傘は必需品ではないみたいだけど、一度こういう傘をさしてしまうと炎天下を帽子だけで歩く気にならなくなる。あと、上のリンクのショップで、傘の内部に扇風機が仕込んである傘、というすごいものも見かけた。
5000円ぐらいして高かったので買わなかったけど(私の傘は大体4000円だった。ずいぶんぜいたくした気分がする。黒い日傘は1000円だったからね)、面白いものもあるものだなあ、と思って眺めた。
でも、この猛暑ではなあ……アスファルトの照り返しといい、湿度の高さといい、ちょっと身の危険を感じるぐらいの気候だし、毎日の買いもののことを考えると、いい投資だといっていいと思う。
首に保冷剤まいて、お茶をリュックにいれて、日傘をさして。たかが夕食の買い物にすごい装備だ。早く夏が終わって、涼しくならないかなあ。
爽やかレモンとミネラル塩サブレ
みんなが知っている【ココナッツサブレ】、割とくせがなくて、安くておいしいので、時々買う。ナッツ入りとか、チーズ入りとか、レギュラーのフレーバーにちょっとバリエーションがあるのは知っていたけれど、それの季節限定フレーバーを見かけた。
まず一つ目がこれ。
それほどしょっぱい感じはしない。これはあれだ、塩大福とか、塩飴、それからsaltwater taffyとかの塩系スイーツの一種?
ナトリウム、カルシウム、鉄とマグネシウムが添加されているらしい。
でもあんまり特徴のない味で、これだけ、袋なしで黙って出されたら「ココナッツサブレってこういう味だっけ、もぐもぐ」と食べて終わりかもしれない。
グレープフルーツ味ということになっているけれど、あんまりわからなかった。ちなみにカロリーメイトにもグレープフルーツ味があるが、カロリーメイトのほうはグレープフルーツが入っているのはわかるから、グレープフルーツ味は薄めと判断していいかな。
別にこの味である必要性はない感じもするが、おいしいかと言われると素直においしい。
あ、でも!これ汗をあんまりかかない季節に食べたら、塩味が強調されてわかるかも?
2つめがこれ、爽やかレモン味。
こっちのほうは、はっきりとレモン味がわかって、おいしかった。こっちはリピート決定。
ヤマザキナビスコのビスケットにレモンクリームがはさまった四角いビスケット(後で調べたら、「レモンパック」というビスケットだった)があったけど、あれが好きならこっちも絶対好きになると思う。味も、どちらかというと上のカリカリした部分だけが特に甘くて、生地の味が薄めのココナッツサブレよりも「しっかりした味」で、特徴がある。
夏限定だろうし、もう8月も半ば過ぎだし、いつまであるかどうかわからないので、今度見かけたらこの爽やかレモン味のほうは2パックぐらい買おう。
1リットルジュースでゼリー
冷蔵庫に立てて固めてまあこんなものだろう、というところまで行ったのだが、出すのが大苦労。
結局、ずばっとなんて出てこなくて、ナイフを紙パックとゼリーの間に入れ、空気を入れてから出したら、なんだか外側がぼこぼこになった。ついでに言うと途中で割れた。
うーむ……たくさん出来たのは確かだけど、インパクトに欠ける出来となった。
今、書きながら思いついたけど、紙パックのまわりをちょっとあたためたら出しやすかったかも?とはいえ1リットルのパックを横に寝かせて入る鍋なんてうちにはないし、縦に立てて温めるにしろ、そんな深さのある鍋だってないわけだけど。
どうやったらもっとうまく出せたんだろう。
夫は、ジュースの紙パックのコーティングの差じゃない?などというし、息子は、まあ食べるのに問題ないし、ぐらいのノリだったが、ちょっと残念。
適当にスプーンで小鉢に盛り分けてラップしておいたが、やっぱり見栄えがあんまりよくない。
今度から小さい容器に普通に作成しよう。
息子がいない夜
いやあもうね……三人のうち一人いないだけで静かだし、何時までに寝ろとかうるさいこと言わなくていいし、宿題の、勉強の、動画の見過ぎの……というようなイライラしたこと言わなくていいし。
正直に言おう。夏に子供だけで参加できるキャンプだのサマースクールだの、合宿だのは、子どもの体験のため……というのは表向きで、正直夏休みに顔をあわせ続ける、外遊びにあまり行かないタイプの子供とちょっと離れて親が休むという目的がある。
静かだねえ…。のんびりするねえ…。と、親が二人でぼんやりして、別に何をするでもなく、早く寝てしまった。
大人だけの生活にも、いつか慣れるのだろうけれど、今はちょっと新鮮だ。
私は息子が大根おろしが好きではないので作らない、キノコをダシで煮て上から大根おろしかけたの……とか、大根おろしにシラスを混ぜたのとかを作って食べた。うーん、夏はこういうおかずが好きだ―。
あとは辛い料理を出す韓国料理屋に外食に行った。息子は辛いものがまだ、苦手なのだ。
ちょっと寂しくなったころ、息子が帰ってくる。
親は夏休みを堪能したような気分になった。
ちなみに、息子の開口一番のセリフは「暑い!アイスある?」だった。
ピンチの時のハンカチ
帰りに出先で雨が降ったので、傘をさして、駅まできてからたたんで電車にのった。
はあ、これであとはもう、家のそばの駅で降りて歩いて帰るだけ。今日の用事は終了だ。
ちょっとほっとして、濡れた傘をビニール袋に突っ込んでカバンに格納。そのあと、濡れた手を拭こうと思ったら、珍しいことにハンカチが入っていない。
普段一番持ち歩くカバンは、防水が微妙なので今日は違うカバンを持ってきた。普段のカバンにはいつでも、ジップロックに入ったハンカチが入っている。こういう時のため……つまりハンカチをいれるのをすっかり忘れたときのためにカバンに常備されているはずだったんだけどねえ。
そういう忘れ物をする人はカバンを1つにしておくべきなのかもしれないな、と思ったが、今日持っているカバンは、私の手作りだ。ナイロン地を使った「雨専用バッグ」となっている。
そして、このかばんには、内ポケットがついているのだが、そのポケットは、古いハンドタオルで出来ているのだった!
布の端の始末をするのが面倒だったので、1/3ぐらい折って端をテキトウに縫ってポケット状にしてからカバンの中にぶら下がるようにして取り付けたからね…。折ってあるだけで、タオルなわけだからして、もちろん手も拭ける。カバンの中から出せないだけだ。
すまして手を拭いて、そのまま帰ってきた。カバンごとネットに入れて洗濯したらOK。
うーむ、滅多に使わないけど洗えるカバンならいいアイディアかもしれない。特にハンカチを持ち歩かない息子のとかに。
息子にこの話をしたら、「俺は服で拭く」と言われてしまった。……そうだったね、うん。やめてほしいんだけどね、それ。
……考えてみたらば大差、ないか。ないな、うん。
自分のいい加減さというのが、遺伝しているのだなあ……。よく言えば融通が利くということでもあるんだろうけど。
レジ袋をもらうかどうか
最初は忘れて、「あ」となったものだが、最近は慣れてきて、滅多なことではレジ袋をもらわなくなった。たかが1枚2円でも、なんとなく「自分で袋を持ってくれば払わなくて済んだのに」なんて思いたくないので、予備などもカバンに常備しておくようになった。
近所のスーパーでは、だから、「ポイントカードお持ちですか」というのと「レジ袋をお入れしましょうか」と店員さんにたずねられる。
ポイントカードは出して、レジ袋は、「なくていいです」と答えている。
「いいです」という人も見たことがあるが、これが、人によっては解釈が違って、「袋をいれましょうか」にたいして、「OKですよ、いれてくださいね」と答えているつもりの人と、「いらないです」と答えているつもりの人にわかれるらしい。
私だったら、「しましょうか」と聞かれて、「いいです」と答えたら、それは「不要ですよ」と言っているつもりだけれど、昨今、レジの人が日本語に堪能とも限らないし、言葉に不自由しながら外国に住んだ経験があったら、そのあたりは明確にしておきたいと思うから、「袋はありますから、いらないです」と答えるか、「おいれしましょうか」に対して「なくていいです」と答えるかどちらかにしておこうと思って、そう答えていた。
自転車を15分以上こがないと着かない遠くの店に行く機会があった。
暑いし遠いが、ここのスーパー併設のショッピングセンターの大安売りのちらしがあまりにも魅力的だったからだ。
大安売りを堪能した後、スーパーで夕飯の買い物をしたら、レジの人がお客さんに聞く定型文がちょっと違った。
「レジ袋、お持ちですか」
あー。なるほど。「ないです」と言われれば入れて、「あります」と言われれば入れない。
こっちのほうが、すっきりしているなあ。
簡単だし、わかりやすいし、解釈に違いが出にくい。これは是非、近所のスーパーでも採用してもらいたいな…と思ったが、こんなこと、誰に言えばいいんだ。しょうがないので、ブログに書くことにした。
似てると思うんだけどなあ。
水族館へ遊びに行った。
ちょっと薄暗いような、涼しいような水族館の中を、ぼーっと歩いて、時々面白い展示なんか見て、クラゲが状態を循環して不死で生きている話とか、ちらちら泳ぐシマシマの魚は展示用というよりはガラスにつく苔を掃除してくれるから入れてあるだけだとか、そんな話を読んだり話したり。
魚の写真はフラッシュをたくわけにはいかないうえに、動くのであんまりうまく撮影できなかったが、これ。
この魚を見たとき、一瞬、何かに似てる!と思った。絶対初対面じゃない!と。
じいぃっ!と見て、もしかして、これか!と脳裏に浮かんだのは生き物じゃなかった。
似てない?黒地に白のドット柄と、ちょっとだけレモンイエローがこう…。
絶対似ていると思ったのに、息子も夫も、賛成してくれなかった。
横断歩道の変化
斜めの白黒のシマシマだ。うーん、前はこういうのじゃなくてこう……両端があってハシゴの形をしているのだったような。
そう思ってネットを調べたら、どうも最新式の横断歩道には、両端はないらしい。つまりハシゴの形をしているのは旧型で、今はシマシマ部分だけのゼブラ(と呼ぶそうな)になっているのだとか。
ふーん……白い部分がちょっと盛り上がるものらしく、両端の部分に線を引くと水がたまりやすくなったりするのがよくないらしい。
あー……たしかに。雪が降ったり凍ったりする地方にいたときは横断歩道というのは「注意して歩くところ」だったものね。
当たり前に合った景色がいつかなくなって、気が付いたら別の物になっている。
幼稚園や、小学校低学年向けに学校にきていた「交通安全教室」を思い出した。近所の警察署がやってくれるそれは、講堂や、体育館に、道路をマットで作り、信号機や横断歩道、交通標識などを置き、段ボールの電車を腰に装着した鉄道役の助手の先生方まで参加して、踏切や、信号の渡り方とか標識の見方を教えてくれる、幼児や、小学校一年生には結構面白い行事だった。
アスファルトに見立てた黒いゴムマットに、白いペンキが塗られた横断歩道マット。あれも横線だけになっているんだなあ、きっと。
右見て、左見て、また右。手をあげて、旗を持って……。小さいころの交通ルールはとてもかわいかった。
旗を持ってわたる交差点なんて、今もまだあるんだろうか。
近所の横断歩道をそのつもりで見ていたら、確かにもう全部、ただのシマシマだけになっている。
残念、別れを告げそびれた。
なんのために、だれのために、でもなくただ……。思い出のために。
アーモンドプリン作成
「値段は1/3だけど、3倍食べてる気がする」と夫には苦笑されているが、つまりは好評だ。
色々な飲み物をみては「これ、固めたらおいしいかな」と私はスーパーの飲み物売り場を物色している。
これ、おいしいかも?と思って買ってきたのが、「アーモンドミルク」。豆乳のアーモンド版という理解でよさそうだ。
杏仁霜は、つまり英語でいうと「アーモンドパウダー」。アンズとはあんまり関係がないっぽい。アーモンドミルクと相性もいいだろう。
植物性生クリーム(180ml198円)を足して、砂糖で味付け、ゼラチンで固めてみると、ほんのりと茶色っぽさのあるアーモンドプリンに。
味は……というと、ちょっと香ばしくてナッツっぽく(あたりまえだ)案外おいしい。
これも味違いとしてはいいかも、ぐらいの感想も来た。
でも、問題点が。このアーモンドミルク、1リットルで350円ぐらいする。普通の牛乳が安ければ158円、高くても198円で買えるので材料として高いのは間違いない。
牛乳で作ったのより、アーモンドミルクで作ったほうがとてもおいしいか、といわれるとなあ。
私は、キャラメルとアーモンドキャラメルには、かなり差があると思う。アーモンドの粒粒が入ったキャラメルは大好きだ。
(ちなみに祖母は私とわけたアーモンドキャラメルを「種が入っている」と出していたのが面白かった覚えがある)普通のキャラメルとアーモンドキャラメルを出されたら絶対アーモンドを取るけど……でも、今回のプリンは、ミルクプリンとアーモンドプリンでどっちが絶対いいという差が出ない程度の味だった。
材料費の点から、ミルクプリンでOK、アーモンドプリンは実験としては面白かったけどレギュラー入りはなし。これはあれだ、「季節限定」みたいなものだね。
一応作った……ということで日記に書いておく。
香りの残る柔軟剤と洗剤
私はこの手の「匂いが残る」のが苦手だ。
最初は渡米中のこと。大体スーパーマーケットに入った途端のにおいがそれ。つまり洗剤のにおい。ちょっと嗅いだだけでは悪いにおいではないのだが、洗濯物が全部そのにおい。シーツも、枕カバーも結構なにおいがつく。無香料の洗剤は普通のスーパーにはなかったので、使用量を減らして対処するしかなかったが、眠る時にあんまり強い香りがすると眠りにくい気がして、香りが少ない洗剤を探すのに苦労した。
アメリカ人って、鼻が鈍感?と思ったものだ。日本の洗剤の香の薄さに帰国後ほっとしたものだ。
その後、「まさか日本では香りが強すぎて受け入れられないだろう」と思っていた、柔軟剤と、乾燥機用のシートが売られ始める。香り2倍、なんていう商品もあった。数年前だったと思うが、すれ違ったときにちょっと香るぐらいならかわいいほうで、そばに寄ってもいないのにそういうにおいがする人もいた。
ちなみにラベンダーの香りなら、大丈夫かな、と思って一度使って見たが、寝室のものが全部そのにおいになるとやっぱりつらくて、引き出しをあけても、クローゼットを開けてもだめだ、となって安売りだったけれどそういうのは結局、使わなくなった。
そして今は、それなりにいい香りがするが、干したらほとんど飛んでしまうような洗剤を使っている。柔軟剤はかけていないから、そういうにおいもしない。
やっぱりにおいに敏感な人もいるだろうしねえ…。臭くなきゃいいや。
ふと、昔のことを思い出した。
20歳ぐらいの時だと思う。
「おまえ、今日なんかつけてる?」と突然聞かれた。「えー?何にも。なんかにおいする?」と聞いたら、オレンジのにおいがしたらしい。
私は爆笑した。それは朝に私が手でオレンジをむいて食べたからだ。
「なーんだ、そんなことだろうと思ったよ、お前が香水なんてなあ」と笑っていたが、「つけていたらどうだってのよ」と言い返した私に、「いや、お前も女なんだなと」
「香水つけただけで性別なんか、変わってたまるか!」
という会話が交わされたことがある
その程度なんだよね、香水と私の関係というのは。きっとこれからも、私はあんまり「ずっと残る香り」はつけないと思う。
満員電車で身動きできない状態で、とてもたくさん香水をつけた人と密着する羽目になったら、自分ではやめよう、と思うものだ。
この「香りがずっと残る」洗剤ブームって続くのかなあ。
粉末スムージー?
ドラッグストアというのは薬じゃなくても色々売っていて例えば下着とか靴下のような衣料品、お菓子に食品、コンビニにある程度の簡単な文具、電球に電池に延長コード、ペット用品にベビー用品といったような、一体何屋さん?みたいな品ぞろえになっているので案外便利。
もちろんお値段をよく見ないと専門店には負けることもあるが、時々寄っている。たまに面白いものが見つかる。
今日のこれは、あ、おいしそう……と目についた。
これはきっと牛乳に溶かして飲むやつだ!
と思ったらば、これは、何か液体がしみこんでいて、顔にのせて皮膚の手入れをする、美容用品であった。
うーむ……おいしそうなのに。食品も売っているお店なのでおいしそうなものがないわけでもなく、ちょっと期待してしまうからなあ。残念だった。
ギモーヴを初めて食べ……ようと思ったんだけど。
硬く泡立てた卵白をお湯に落としてゆでて、カスタードクリームの上にのせて食べる、ウフ・アラネージュあたりがくるのかと思ったのに、このギモーヴというお菓子を私は聞いたことがなかった。
大体お菓子好きなのもあるし、もうアラフィフというあたりをうろついているのだから、知らないお菓子なんて最近全然なかったので、興味がわいた。
お菓子の本歴史について書いた本とかだって読んだことがあるし、食べたことはなくても聞いたことぐらいあってもいいのに。結局本に書いてある作り方と解説を見ると、マシュマロの材料違いみたいな感じだということがわかった。
多分、古い本だと「フルーツマシュマロ」という感じに訳されていたのかもしれない。
砂糖を煮溶かして、ゼラチンをいれて作るのがマシュマロだとしたならば、その砂糖部分がフルーツピュレになっているんだって。
実は中学校の調理実習でマシュマロを作ったことがある私は、なんとなく仕組みはわかった。
あの時作ったマシュマロは、コーンスターチをいれたバットにタマゴ(先生が用意したゆで卵だった)でくぼみをつけて、流し込んで作るもので、お菓子好きの中学二年生女子たちも「これは甘すぎる」と全員同意したような味だった。売っているのはどうしてこれより甘さが控えめなんだろうという疑問が出て終わってしまった謎調理実習だったっけ。
一度、食べてみたいと思って、この場合は「XX市、ギモーヴ」で検索だ。
便利だねえ、グーグル検索。駅前のお店に売っているところがあるようだ。
そんなわけで自転車をこいで暑い中、ギモーヴを探しに行ったお店のショーウィンドウにはマカロンとフルーツのゼリーはあっても、ギモーヴがない。聞いてみたら、「バレンタインとか、ホワイトデーにはあるんですけど、季節商品なんです」とのことだった。えー。まあねえ、チョコレートのお返しにマシュマロを、って確かにあった気がするけど、思いもよらなかったなあ。
ちなみに都内にある本店では通年扱っているそうだが、たかがマシュマロのために新幹線に乗るのもねえ。
通販にもあるのがわかったけど、送料は780円とか、840円とか。その送料分で近隣のケーキ屋さんでケーキが買えてしまう。
このギモーヴというものは、ネットの情報によると「数年前に流行った」とのことだけど、全然、知らなかったなあ……。
マカロンがその前に流行ってたのは知っている。でもマカロンってさー。あんまりおいしいと思ったことない。かわいいと思ったことはあるしマカロンの形をした小物入れとかも作ったことあるけど……。
とか考えると、ギモーヴもこの廃れ具合からいくに、それほど特筆すべき味でもないのかもしれない。
というわけで、ギモーヴは2月か、3月あたりに覚えていたら買いにいくことにしよう。今回は残念だった。
夏の飲み物?
毎日毎日くらくらする暑さ。昼間は出かけるには暑すぎるので夕方に買い物に行くのが精いっぱい。そして気温は夕方5時でも32度ならいいほうだ。
糖分なしのスポーツドリンクとグレープフルーツ果汁で作ったローカロリーのゼリー、同じくノーカロリーを歌ったスポーツドリンク、それからカロリーなしの炭酸水、水出し紅茶と甘味料コンボ、それと定番麦茶。
塩分が入っていないものは、塩分補給タブレットなんかもちょっと食べたり、漬物をつまんだりしてミネラル補給。
朝には牛乳も。
飲まないと気分が悪くなったりするので水分補給は大切だ。クーラーをかけていない場合は部屋の中でも熱中症になるような温度だものね。
しかし味にバリエーションがない。もちろんカロリーを度外視するのなら日本の清涼飲料水というのは大変バリエーションが多い。一日何本かずつ近隣の自販機の物を試しているだけでも1カ月では無理だろうというぐらい。でも体重の管理も大切だ。
なんかもっと変わった味のものはないかなあ…と思って過ぎた8月。
夕飯の準備の時、私はダシを取って冷やしていた。これは暑くないシーズンなら味噌汁を出すのだけれど、この温度で暑い味噌汁なんぞ飲む気にもならないので、ゆでた野菜をお椀にいれて、よく冷やして味付けをした出汁をいれて、お吸い物にするため。
ちょっと余ったので、コップに入れて冷蔵庫に置いておいたそれを水分補給に飲んだら、意外とおいしい。
氷を入れて薄めてもおいしい。
ちゃんと取った出しじゃなくてもおいしいかな?というわけで「白だし」というビン入りのだしで実験。
お吸い物よりちょっと薄めにして飲んでみたら、これはいける。つまり……薄めて飲むカルピスのように、冷蔵庫にこれを常備しておくといいってことだ。
昼ご飯のお茶漬けに、お茶のかわりにかけても大変おいしかった。「だし茶漬け」ってきいたことあるもんねえ。
甘い飲み物だけじゃなくてこういうのも用意してあるといいな、というわけで「白だしは飲み物です」ということで。塩分過多には気を付けないとダメだけど、ちょっと今までやったことがないことだったので、来年の夏のためにも、ここに書いておく。
ちなみに、ちゃんと取った昆布とカツオの混合だしのほうが当然おいしかったけど、材料費と手間のことを考えると、白だしのびん入りで十分だと思う。
ちなみに、こんなことがあってね、と話をした友達は、「素麺を食べたときに、あとに残ったそうめんつゆが、とてもおいしく感じられる」といっていた。
わかる気がする。ただの塩水より断然おいしいよね。