組体操の話
運動会、うちの近所の小学校ではまだ9月だが、近隣の市町村では5月の終わりとか、6月にやる学校も増えてきた。
今日のブログはママ友さんたちの間で話題になったとき取っておいたメモから。
組体操というのは、3、40代から上だとほとんどが体験したのではないだろうか。
ほこりっぽい運動場に、裸足で並ばされて、校庭いっぱいにレイアウトされ、二人組からスタート。
1人がもうひとりを肩車して、笛の音で下の人が上の人の両足の間から後ろに頭を抜き、前の人の太ももあたりを支えて、上の人は下の人の太ももの上に足を置き、前にせり出した形になって完成の「サボテン」あたりが2人組体操の高難度だろうか。
3人組になると、スタートは同じく肩車で、上に乗った人が、下の人と向かい合わせになった3人目の肩に手を置いて、下の人が後ろに下がって上の人の足首をぐっともちあげて作る「橋」だとか、向かい合って両肩にお互いの手をのせて組んだ人の上に一人が立ち上がる「神輿」(名前はうろ覚え)とか。
4人組の技で難しいのは、輪になって肩を組んでしゃがんだ3人の肩の上に一人が乗り、笛の音で下の3人が立ち上がり、そのあとの笛で上の一人が立つ、「タワー」。
このあたりで、集団演技に移って、6人、3人、1人のタワーのまわりを、人数が少なめの演技で囲む形になって、最後が大ピラミッドとその両側に並ぶ小ピラミッドで終了というのが私が経験した演技。
今書いていて思ったけど、危ないよね、ほんと。もちろん上に書いたもの以外に、手をつないで扇の形を作るのとか、膝をついて座って手をつないで花のように広がって反るとか、危なくないものもあったけれど、運動神経が悪かろうと、平衡感覚が悪かろうとともかく全員参加だった。
私は体格的にはそれほど大きくなかったので、大ピラミッドだとか、タワーだとかでは中の段を担当することが多かった。
ピラミッドも、昔のは四つん這いになって、全体重を下の人にかけるタイプだったし、中学校の時はピラミッドの一部が崩落したのも見たことがある。誰かが手首を折ったという話も一度聞いた覚えがある。
これが、親になった今、考えると正直なところ、すごくやめてほしい。去年、隣の学校の、幼稚園が一緒だったお子さんが頭を打って病院に運ばれたという話はものすごい速さで伝わった。(ちなみに、骨にひびが入ってしばらく運動禁止になったそう)うちの息子は体格が小さいのでうっかりするとピラミッドのてっぺんになりかねない。あんまり運動神経もよくないから、大丈夫だって、とは思えないのだ。
……と思っていたら!うちの学校の組体操は、近隣の事故例が多い話と、教育委員会の指導だか何だかにより、どちらかというとダンスとかに近い構成になったらしい。「扇」はあるそうだが、まああれはね…全員の足が地面についている状態だし、主な見せ場は全員が輪になったウェーブ(立って、腕の上げ下げで作る)らしい。で、一番難易度が高いのでも、四つん這いになった人の上に立つのと、2人横並びで片膝を立てた人の上にひとりが立つぐらいらしい。
まあ…そのぐらいなら大丈夫でしょう、うん。
あれで忍耐と協調が学べるのだ、親の世代だってみんながやったのだからやらせろ、という意見も依然根強いらしいが、運動会の練習をやるだけでも忍耐の訓練には充分なると思うよ…。協調だって大体日本の学校では給食当番だの掃除だのだってやっているのだから十分だと思う。授業にグループワークもあるし。
怪我の危険まで冒してやらなくていいと思うよ、本当に。
ちなみにネットで調べたら、最初は体育大学の生徒さんたちがやったらしい。
まあね……そんな大学に入ろうと思うぐらいなんだから、運動神経は全員いい人だっただろうし、体育の好きな人ばかりだったんだろうから理解できる。そういうところでなら、まだやってもいいと思うけど、筋力がそれほどない小学生や中学生が全員でやるのはもう、やめちゃってもいいのにと思う。
せめて志願者だけやるとかさ。今年は組体操の志願者がいないのでダンスにします、でいいと思うのだけど。
今日のブログはママ友さんたちの間で話題になったとき取っておいたメモから。
組体操というのは、3、40代から上だとほとんどが体験したのではないだろうか。
ほこりっぽい運動場に、裸足で並ばされて、校庭いっぱいにレイアウトされ、二人組からスタート。
1人がもうひとりを肩車して、笛の音で下の人が上の人の両足の間から後ろに頭を抜き、前の人の太ももあたりを支えて、上の人は下の人の太ももの上に足を置き、前にせり出した形になって完成の「サボテン」あたりが2人組体操の高難度だろうか。
3人組になると、スタートは同じく肩車で、上に乗った人が、下の人と向かい合わせになった3人目の肩に手を置いて、下の人が後ろに下がって上の人の足首をぐっともちあげて作る「橋」だとか、向かい合って両肩にお互いの手をのせて組んだ人の上に一人が立ち上がる「神輿」(名前はうろ覚え)とか。
4人組の技で難しいのは、輪になって肩を組んでしゃがんだ3人の肩の上に一人が乗り、笛の音で下の3人が立ち上がり、そのあとの笛で上の一人が立つ、「タワー」。
このあたりで、集団演技に移って、6人、3人、1人のタワーのまわりを、人数が少なめの演技で囲む形になって、最後が大ピラミッドとその両側に並ぶ小ピラミッドで終了というのが私が経験した演技。
今書いていて思ったけど、危ないよね、ほんと。もちろん上に書いたもの以外に、手をつないで扇の形を作るのとか、膝をついて座って手をつないで花のように広がって反るとか、危なくないものもあったけれど、運動神経が悪かろうと、平衡感覚が悪かろうとともかく全員参加だった。
私は体格的にはそれほど大きくなかったので、大ピラミッドだとか、タワーだとかでは中の段を担当することが多かった。
ピラミッドも、昔のは四つん這いになって、全体重を下の人にかけるタイプだったし、中学校の時はピラミッドの一部が崩落したのも見たことがある。誰かが手首を折ったという話も一度聞いた覚えがある。
これが、親になった今、考えると正直なところ、すごくやめてほしい。去年、隣の学校の、幼稚園が一緒だったお子さんが頭を打って病院に運ばれたという話はものすごい速さで伝わった。(ちなみに、骨にひびが入ってしばらく運動禁止になったそう)うちの息子は体格が小さいのでうっかりするとピラミッドのてっぺんになりかねない。あんまり運動神経もよくないから、大丈夫だって、とは思えないのだ。
……と思っていたら!うちの学校の組体操は、近隣の事故例が多い話と、教育委員会の指導だか何だかにより、どちらかというとダンスとかに近い構成になったらしい。「扇」はあるそうだが、まああれはね…全員の足が地面についている状態だし、主な見せ場は全員が輪になったウェーブ(立って、腕の上げ下げで作る)らしい。で、一番難易度が高いのでも、四つん這いになった人の上に立つのと、2人横並びで片膝を立てた人の上にひとりが立つぐらいらしい。
まあ…そのぐらいなら大丈夫でしょう、うん。
あれで忍耐と協調が学べるのだ、親の世代だってみんながやったのだからやらせろ、という意見も依然根強いらしいが、運動会の練習をやるだけでも忍耐の訓練には充分なると思うよ…。協調だって大体日本の学校では給食当番だの掃除だのだってやっているのだから十分だと思う。授業にグループワークもあるし。
怪我の危険まで冒してやらなくていいと思うよ、本当に。
ちなみにネットで調べたら、最初は体育大学の生徒さんたちがやったらしい。
まあね……そんな大学に入ろうと思うぐらいなんだから、運動神経は全員いい人だっただろうし、体育の好きな人ばかりだったんだろうから理解できる。そういうところでなら、まだやってもいいと思うけど、筋力がそれほどない小学生や中学生が全員でやるのはもう、やめちゃってもいいのにと思う。
せめて志願者だけやるとかさ。今年は組体操の志願者がいないのでダンスにします、でいいと思うのだけど。