10万アクセス、ありがとうございます
昨日の「子供の科学」の「ペンパル募集コーナー」なんていうのがすごく懐かしくて思い出したこと。まだインターネットも、ケータイも、パソコンもなかった頃、私たちは「お手紙交換」をしていた。紙に字を書いてたたんで封筒に入れて、切手を貼る遠距離型と、手渡し、または家のポストにいれる近距離型があった。
近距離は、もう便箋と封筒を用意するのが面倒な場合は「交換ノート」なんていうのもあった。好きなことを書いては、相手に渡して返事をもらう。小学校3年か、4年ぐらいのときに始めたはずだ。
いっぱい文章を書かないと「ちゃんとしていない」と怒る子もいたのだが、生活圏が大体同じで、同じクラスの生徒同士という関係で、おまけに10歳前後ではそうそう相手が面白がるような文章が書けるわけでもなく、私とじゅんこちゃんの交換ノートはもっぱら、本で読んだ面白いなぞなぞを書き写して相手に渡して、答えを書いてもらうクイズ交換ノートと化していた。
誰と誰が仲がいい、なんとかちゃんには書いてあげるのに、私にはこれだけしか書いてくれない…いろいろと関係がややこしくなってくるお年頃でもあったので、正直面倒になって、クイズ交換形式に逃げたというのもあるかもしれない。
お互い、「交換ノートも出来ない人」という評価には困るものがあったのだが、あんまりたくさんの人から申し込まれて、安請け合いすると書かなければいけないノートが増えて大変なことになる、という、社会的な交流を始めたばっかりの年齢での試行錯誤だったと思う。
今考えると、そのアナログさがほほえましい。
とりとめのない文章を、それっぽく書けるようになったのはいつごろからなんだろう…もう覚えていない。
高校生の時には近況とか、最近考えていることとか、日常のこととかを書いて、封筒に入れて友達に送っていたのだから、多分その6年間でそうなったのだろうけれど。
今は手紙ではなくてブログを書いている。同じ文章が、同時にたくさんの人に届いているのが、手紙とはちょっと違う。
10万アクセスを越えた。大体100人ぐらいの人が、1000回分来てくれているっていうことだ。いつもありがとうございます。