自家製切干大根
ちょっと茶色がかった大根で、おいしそうだった。
おや?これは?と聞いたら母がうれしそうに、「お父さんがしてくれたのよ」と。
つまり、父が千切り大根を作り、ベランダに干して作成した完全自家製らしい。
大体この時期に実家に顔を出すと、大根祭りになっていて、特大の大根を持って帰れと言われることが多かった。
これが困るんだ。2時間の距離、電車にのって大根2本背負って帰るのは大変。小さめの、とかじゃない。八百屋さんで売っていたら、まありっぱな大根…というしかないサイズ、真っ二つじゃなくて、3つに切ってもスーパーのカット大根に勝てるだろう。
小さい種が、ここまで育つんだもの、農業ってすごいね…と感心しきりだったのだが、重いし、持って帰って特厚のふろふき大根を煮て、次の日におでん作って、もう一本はみぞれ鍋に…と消費が大変だ。
父の趣味と実益をかねた家庭菜園は、家庭菜園と呼ぶにはあまりにも大規模、近隣の人も大根をもらってくれなくなるぐらいの迫力がある…というわけで、編み出したのが乾物作成ということらしかった。
さすがに乾物は、軽いし、保存期間も長いので好評なのだって。
スルメのように生で食べてもおいしいというので、ダイエット系おやつとして家にかえってからそのまま食べてみた。
甘くてうまみがあって、かなりおいしい。…っていうか、これ、カロリー大丈夫?という味。
私も大根が安くなった時、作ろうかな。
旅行の次の日に
私はいつもより30分遅く起きた。目が開かない、ってこういうことを言うんだな…。泥のような眠さ。
起き上がっても、なんとなく腕に筋肉痛?昨日荷物を持ち歩いたからだろうな。
洗濯物。昨日の夜に予約しておいた分をまず干して、旅行中の分を洗濯機にいれる。
こまごましたものを片付ける。洗面用具や、ハンカチ、ティッシュ、ビニール袋などの旅行用品、常備薬を棚に戻して…スーツケースが空になったところでクローゼットに片づける。
そのままいつも通りの掃除。20分ぐらいで終わるのだけれど、廊下と部屋に掃除機、軽くモップをかけてトイレ掃除まで行ったところで力尽きた。
だーるーいー。
旅行に持って行ったお菓子の残りを食べ、景気づけにカフェインブーストのため紅茶を飲む。
30分休憩後になんとか洗濯物第二弾を干し、買い物に行く。
マーボ豆腐、小松菜の胡麻和え、ネギと油揚げの煮物、えのきだけの味噌汁、ごはんはタイマーで炊飯。
よしもうやめた。夕飯出来た。昼ご飯はスーパーで買ってきた300円の巻きずし。
座り込んでぼーーっと本を読む。もう絶対立たない。
旅行のあと、こういう休養日がいるようになったのはいつからだっただろう。
20代の頃はテントを貼って薪を、石を積んで作ったかまどで炊いてご飯を3食作るキャンプを3泊4日やってから、みんなで総括と称した会議をやって、銭湯へ行ってから打ち上げだ!とご飯とお酒とカラオケで徹夜みたいなことが出来た。まあ、その次の日は流石に家に帰って寝たけど、あの体力、どこから出ていたのだろう。
今だとあんなキャンプ、1泊で絶対、その日の夜は夢も見ずに眠れそうだ。
旅行の次の日にランチだの、飲み会だのをやったこともあるし、車の中で夜を過ごし…つまり夜通し走り続けて、次の日の目的地で演奏会、なんてことも出来た。私は「体力はないほう」だということになっていたのに、このスケジュール。
体力のある人のスケジュールは、途中でどんちゃん騒ぎの宴会が入ると聞いたこともあったっけ…。
大体、当時はスケジュールというのは「同じ日に当たっていなければ」OKなのであって、次の日とか、前の日とかに他の予定が入っていても、それは全然気にしないことであった。
今じゃあ、ちょっと旅行に行ったら、次の日は「休養日」。旅行の前の日は、あんまり体力の要りそうな用事は入れない。
旅行って、楽しくないわけじゃないんだけど…。
スケジュールに余裕がなければ、出来ないなあ。
結局、午後は床暖の上で毛布をかけて、半分眠りながら本を読んで過ごした。
夫は、外食でもいいよ?と言っていたが、これが微妙なんだよね、寒い時期は。片づけなくていいのはいいんだけど、出て行って帰ってくるのもだるい。単純な献立で、調理時間が短いものを食べるほうが多分いい。旅行中の食事って野菜が少なくなるのもあるし。家からでて2分の場所に外食できる場所があるならいいんだけど、結構遠いしなあ。
あ、でもピザなら取ってもいいかも…と思ったけど、バランス悪いよね、あれは。野菜たっぷりで体によさそうなピザというのもあんまりねえ…ピザはあの、チーズたっぷりで、肉っぽいものがのっていて、味が濃くて体に悪そうーなところがそそるんだから。
そしてそれを「たまにはいいよねえ」といって食べるのがいいんだから、旅行の次の日にはやめておこう。
メモ:今回の旅行に持って行ってよかったもの:薄っぺらい形にたためる、折り畳みの傘と、半透明のゴミ袋。
ぺぺぺ日めくりカレンダー レビュー
日めくりというのは、昔からあった。田舎の文具屋さんでも買えて、大きいのは2000円とかしたが、小さいのは200円ぐらいで、お年玉で買ったことがある。一枚一枚めくるのがなんとなく楽しいものだった。旧暦や、月齢、スローガンみたいなのが書いてあったり、神社のお参り用の「一粒万倍日」なんていうのが書いてあったりしたものだ。
でも、これがだんだんと面倒になって、一回に、2、3枚めくる、というようなことになってくる。社会人になると忙しいからというのもあって、日めくりカレンダーがライフスタイルに合わなくなってきたので、1人暮らしの大人になってからは買わなくなっていた。
ちなみに、アメリカでは日めくりカレンダーはイラストとか、日替わりのパズル、コミックが載ったものが多くて、5ドルから10ドル近辺で買えるものも多くて人気があった。うれしくて渡米してからは時々買った。印刷されている紙が真四角で、折り図が毎日載っている日替わり折り紙カレンダーなんていう変種も暇つぶしに買ったことがある。
安いのには理由があって、365枚全部違うのは少ないということ。大抵、60種類ぐらいが5、6巡みたいな、同じものが年に何回か出る仕組みになっていて、そういうのを買ったときは、えー…日めくりカレンダーって同じのが出ないのが売りだと思ってたのにー。とがっかりしたおぼえがある。
今回のぺぺぺカレンダーは、ネットで面白いという評判を見て買った。正直なところ3000円とかするので、私が「カレンダーにかける予算」としてはびっくりのお値段だったのだが(普段は全くお金をかけないから)、小学生の息子が喜びそうだし、365枚のイラストのいい具合に力の抜けているそれに、ちょっと興味があった(ちなみに今年で6年目だそうだが、6年間分x365日、1枚も同じのはないらしい)。
面倒でめくらなくなるかなあ…と思ったけど、今日は何かな!と楽しみだし、アメリカで日めくりカレンダーを置いていた時には全然興味を示さなかった夫も、面白いと思っているようで、息子、私、夫の誰かが毎日、「今日は〇〇〇〇〇〇〇の日だって!」と読み上げながらめくることになっている。
それほど大きいカレンダーではないので、スマホ用のスタンドに乗せて、リビングのカウンターに置いてある。
土曜日は青で印刷、日曜日は赤で印刷されている。
これはつまり…毎日更新される1コママンガみたいなものだと思えばいい感じ。ネットで自分のPCや、スマホで見るのではなく、家に掲示されているので、家族で共有出来る。
息子も大きくなって、いつでもおかーさーん、と来るわけではなくなってしまったし、夫ともずいぶん長く一緒に暮らして、話題がそれほどもう、あるわけでもないから、こういうちょっとした会話のネタみたいなのがあるのはいいな。
ちょっとクスっとなるようなのが多いし、1月、2月すぎて、今日までめくってきた中で、嫌な気持ちになるイラストは一枚もなかった。こういうのをたくさん考え付くのも、なかなかに稀有な才能だと思う。
来年も買うことにしよう…と思った。
トップのツイッターのアカウントで、何枚か見られるので、それをみて、「何が面白いのか分からん」という人はやめておいたほうがいいが、クスっとなった人には、一度買ってみることをお勧めする。
おいしい飲み物がほしいとき
簡単に作れる飲み物は、大体このぐらい。
夏なら、炭酸の入ったものという選択肢もあるけれども、甘くて…いい匂いがして、元気が出そうなものが飲みたい、と思ったとき、ネットでこのレシピを発見した。
【ロッテのお酒の入ったチョコレート】を、ホットミルクに溶かすレシピ。
うーん、レシピとは言えるほどの難易度がない気がする。上のリンクは、ロッテの商品とレシピが載った公式サイト。
「ラミー」とか、「カルヴァドス」とか「バッカス」とか、何種類かあるのだけれども、今回はカルヴァドスで試した。
ちなみに、「バッカス」も買ったので今度試そう。
電子レンジでマグカップに牛乳を温めて、チョコを4粒入れてかき混ぜて溶かして、なんだか溶け残ったのでもう30秒ずつ2回電子レンジにかけて、スプーンでぐるぐる混ぜて完成。
夫には、「甘すぎだけど、いろいろなものが入っている味がする」という評価で、イマイチ…?なので私の分を作るのはやめて、自分で飲んだ。
ホットチョコレートにお酒をいれたようなー…ってそりゃそうなるに決まってる!でも、誰の家にも香りのいいお酒があるわけもなし、そういうものをひと瓶買ったら、結構するものね。これはお手軽で美味しい。
紅茶にラム酒をいれたのとかは本にも出てくるし、「ラミー」もよさそうだ。
ふつーのミルクチョコレートをホットミルクに溶かしてホットチョコレートにするのもココアとはちょっとちがっていいかもしれない。
この飲み物は確かに、原価を考えるとすごくおいしい。こういうドリンクをカフェで頼んだら一体いくらかかるか…。
袋入りのホットチョコレートの素を溶かしたようなのでも、400円ぐらいすることを思えば、ねえ。
甘くて、いい匂いがして、体が温まって…。
こういうものを飲む効果ってある。
雪が降るのを見ながら、マグカップで手を温めて飲む、甘い飲み物って、雰囲気があるよね。
本当は寝る前にこういうの飲みたいな…と思ったんだけど、やっぱり歯のことを考えるとそのあとに歯をみがきたくなるからなあ。物語には、寝る前にホットミルクを飲む話はよくあるし、ちょっと憧れるんだけど、そのあと床の冷たい洗面所に5分、と思うとあきらめて寝よう、となる。
なかなか本の主人公みたいにはいかないものだ。
お酒が入っているので息子には飲ませなかったが、寒いシーズンが終わってしまうまでに、何度か作ろうと思うレシピだった。
1号 金属棒針
まあ…無理もない。細い針だしね…。
多分普通に編んでいたら折れなかったのだけれど、うっかり袋に入った編み物を踏んだ(床に置いたのが間違いともいう)ら、一本、ぺきっといってしまったのだ。はあ…100円だしいいけど。
そういえば、昔うちの母親は金属の編み針を使っていた。特に細いやつは。
なんかあっただろう、と思ってネットで検索をかけたら、どうもクロバーの金属とか、強化プラスチックの針は廃盤らしい。
輪針は外国製の金属の針があるので、それでもいいかもだけど、棒針がいい時もあるんだよねえ。
ネットでいろいろなメーカーの針を見るのもいいけれども、実は何年か前から裏技的にやっていることがある。
それは近所にある、リサイクルショップ。
このリサイクルショップが普通と違うのは、買取り枠と、寄付枠があるところ。
買取り枠は、普通のリサイクルショップと同じ。でも、寄付枠は普通のお店なら買ってくれないようなものも無料で引き取ってくれることがある、という枠で、そのために意外と、半端な手芸材料とか、昔の手芸道具が出てくることがあるお店なのだった。
自転車をこいで、リサイクルショップに入る。
このシーズンは、誰かが…多分亡くなった誰かが残したのだろう、古い、それこそ昭和にはこんな毛糸あったね、という毛糸のかなり半端なのが箱に入っていることが多い。化繊の、細いのが多いのだけれど…。
編み針のコーナーを見る。私はここで25センチぐらいの竹針の、見たこともないようなメーカーの物を何組か買ったことがある。問屋さんか、お店がつぶれたときに出たのだろう、同じ号数の竹針が山になっていた。
ひとつずつパッケージを横にどけながらチェック。
昭和40年とかじゃないのか、というようなパッケージなので、パッケージが裂けていたり、折れてたり、汚かったりする。
やっぱりあった、金属針の細いの!表示サイズは1号。
お宝発見!
150円だった。
これで折れずに編める。
1号より細い0号は発見できなかった。2号は折れそうな感じがあんまりしないんだけど、1号と0号の竹針は嫌な感じにしなるからなあ…。0号の金属棒針もどこかで買いたいものだ。
ストラディバリ
私は小さいころ、辻久子さんという人のコンサートを聞きに行ったとき、そのストラディバリウスの話を初めて聞いた。
多分、小学校の低学年だったと思う。子どもも聞きに行ける、「親子コンサート」ってやつだったはずだ。
多分、プロの演奏であれば、ストラディバリとか、アマティとかではなくて、ヤマハやスズキでも感動したと思う。ものすごくうまかったからだ。当然だよね、プロなんだし、私はプロの演奏をしょっちゅう聞ける環境には全くなかった。
今でも、たとえばストラディバリとか、アマティとか、グァルネリなんていう名器のコンサートじゃなくても、プロとか、音大の生徒さんが弾いているコンサートで十分、すばらしいと思うし、多分どんな楽器を弾かれても、「おおおー」となってしまうぐらい、聞き分けが出来ない。
好きなんだけどね、音楽を聴くのは。
今日、こんなことを書いたのは、知り合いから、コンサートの切符をもらって見に行ったから。学生さんがいっぱい出るジョイントコンサートみたいなので、世界的に有名な誰が来る…という話とかではなかったのだが、その学生さんに貸与されているのが、ストラディバリのヴァイオリンだ、というのが紹介されていた。
いやー、どの子もみんなうまかったけど!へーーっ。ってなって帰ってきたが、1つ面白かったのが、私が知っている有名なヴァイオリンである、アマティ、ストラディバリ、グァルネリは、全員関連があるってこと。
グァルネリと、ストラディバリさんはアマティのお弟子さんなんだって!えー。ってことはやっぱりすごいのはアマティさんかもしれない…と思った。
どんなヴァイオリンでも、うまい人が弾いたら結局すごいよなあ。
これが楽器によって、さらに素晴らしさが聞き分けられたらもっといいのかもしれないけど。
ヴァイオリンみたいなものが弾けたら、面白いだろうなあ!と思ったけど、さすがに今からはなー。
いい音楽を聴くと、自分も元気が出て、何かやろうかな、という気持ちになる。
軽い気晴らし
夫が「究極超人あーる」の10巻があるのって知ってた?というからだ。
全然知らなかった。あれは確か9巻しかなかったよね?(昔持ってた)
なんと、10巻が発売になっているらしい。そして夫は電子書籍版を購入したといって、私にも読ませてくれた。
おおーーー。面白かった。最後の巻が出てから20年以上経っていると思うけれど、この違和感のなさったら!てっきり当時に出たときに買い忘れただけと言われても違和感がない。大抵そういう風に年月が空いて続きが出されるものは絵柄に違和感が出るのが多いのに、さすがだ、ゆうき先生。
それを読んでから、リストを見ていると、なんとなく見覚えのある少女漫画の表紙が。
3巻しかない。そういえば昔これ、読んでたと思う。
4巻は?と聞いたら、無料で配信していた時とっておいたもので、続きはないという。確か40巻近くあるんだよねこれ…
多分、渡米前に読んでいて、結末を読んでいないはずだ。おお、続きが読みたい!
次の日、近所のマンガ喫茶に行ってみた。
全巻あった。3時間パック税込み626円。
このぐらいなら…。全速力で4巻からスタート。27巻まで、つまり24冊読めて残り時間2分。…こんなもんだろう。
長編だったので面白かったが、残り10巻どうしようかなー。やっぱり結末まで読むべきだろう。来週時間できたら、また読もう。
626円で3時間。ちょっと高かったけど、いい気晴らしになった。
小説でも1冊買えば600円で2時間もつかどうか…ということを考えれば、妥当だし、よほど気に入ったコミックスでも買うとなれば中古でも1冊100円前後はするからなあ…。
問題点は服と体と頭がたばこ臭くなること。禁煙エリアではあったのだけど…ま、もっと安く24冊マンガが読めるところってないからねえ。しょうがないや。
気分をあげたいときどうするか
わかっている。。。これは多分、更年期とか、ホルモンバランスとか、そういうもののせいだ。
それでも、気持ちが落ち込むのはもう、どうしようもない。
この前はマンガ喫茶でどうにかなったが、今日もまたかい…という気分がする。
頭でわかっていてどうなるというものでもないよなあ…。体がなんとなく気だるく、毎日結構な時間睡眠をとっているのに、どうにも歯切れが悪い。
こうなったとき…。誰かが優しくしてくれたら、いいのになあ…。
別に、その人に魔法のようにこれを直してくれ、といっているのではなくて、ちょっとこう…
たとえば、「なんだか辛そうだけど、大丈夫?」と聞いてくれて、温かいお茶が出てくるとかさ?眠れない感じがする夜には、「目を閉じているだけでも、体は休まるからね、早めに寝ようね」と、静かな音楽を勧めてくれる人がいたりとか。
誰かがごはん、作ってくれないかなあ…。あったかい野菜スープと、パンと、ちょっと軽いたんぱく質ならなんでもいいや…。なんならスクランブルエッグとか半熟のゆで卵ぐらいでいい。そうでなきゃあ、うどんとかさ…。ほうれん草とシイタケが入っていて、半熟たまごの入った月見うどん…。
今日一日だけ、やさしくしてもらって、そしたらきっとまたがんばれるのになあ…。
そんなことを思いながら、トイレ掃除して、テレビとテレビ台のまわりにぞうきんかけて、床を一通り掃除機かけて、ワイパーにぞうきん装着して床を拭き、玄関掃除して、洗濯物を干して。
本日分の掃除と洗濯は無事終了だ。
夕飯に使う野菜だけ、ゆでておこう…。
これでなんとか…。ベッドに座り込んでkindleを取り出し、本をぼうっと読む。
「なんだか、元気がないみたいだね、そんなときには落ち着いてお茶を飲むといいですよ」
なあんてね…。そんな人がいたらなあ…。
しょうがないから自分で紅茶をいれて飲んだ。
「甘いものを食べると、元気が出るよね」
誰かが笑いかけてくれれば、私も笑える気がするのに。
チョコレートをひとかけら、口に入れて。
これは、あれだな…。執事が出てくるんだよ、そういうマンガあった。気の利く人が一緒に住んでいて、掃除洗濯、つくろいものから、お茶のしたくに、日常のお世話をしてくれるというやつだ。ああいうの、あればいいのにな!
誰だって、日常の面倒なことを誰かがやってくれればうれしいよねえ。
今日は予定がないのだから、ゆっくりしても大丈夫。夕飯の支度に動かなくてはいけないのは午後4時ぐらいで材料はもうある。
「今日は、予定がないのですから、ゆっくりなさっては?」
頭の中のキャラクターに、「そうね…」と返事をして、読書することにした。
部屋の温度は、整えてあるという設定だ(暖房付けた)。
「お飲み物もお持ちしましょう」 (冷蔵庫の炭酸水取りに行った)
うん…なんとなくいい感じがしてきた。頭の中に、コンシェルジュが住んでいるってのもいいんじゃないだろうか。
妄想といえば妄想だが、便利な妄想というのは、いいアイディアのような気がする。
元気がないときは、ちゃんとそういう風に気遣ってくれる。
予定を管理して、動かなくてはいけない時はそういう風に助言してくれる。
体のことを心配してくれる、そういう誰かが、誰にでもいるわけでもないし、執事なんて家にいる人は日本に何人いるんだろう!
この現代にそういう人を雇っておく人たちというのは、少ないだろうなあ。
自分の頭で、自分がしてほしいことはわかっているのだから、これほど気の利いたコンシェルジュもないだろう。
しばらく、頭の中に住んでもらって、お世話してもらうことにしよう、と思った。
メンソレータムの効能
あかぎれとか、しもやけとか、そういう時に塗ってはマッサージした。
ほとんどはワセリンで出来ていて、血が出たとき止めるのにも使えるが、私が一番使う機能は、あの匂い。
鼻が詰まったとき、鼻の下に塗ると、スース―して鼻詰まりが治る時がある。
つまり、ヴィックスヴェポラップとかと同じような機能が見込めるというわけだ。
鼻詰まりのしやすい子供だったので、しょっちゅう塗って寝た。安かったのもあって、家には常備されており、使っても親がうるさく言わない薬ナンバーワンだった。
風邪が治りますように…。メンソレータムの匂いは、なんとなく落ち着く匂いだ、と記憶されている。
眠りにくい…。ちょっと花粉症気味なのもあって、鼻がぐずぐずする。思いついてメンソレータムを持ってきて塗ったら、なんとなくいい気分になって眠れた。
息子はそういう思い出がないので、メンソレータムの匂いをすごーく嫌がるのだが、私と夫は、メンソレータムの匂いが好きだ。
ついでに言うと、メンソレータムってなかなか減らない薬だと思う。薬箱じゃなくて、自分のベッドに常備にしようかと思って買いに行ったら、とても大きいパッケージの物しかなかった。75グラムって!
あのちっちゃい缶みたいなのは?
しょうがない、他のドラッグストアを見に行こう、と思ってもう一軒回ったら、シャーリーテンプルがモデルだという看護師さんのやつじゃなくて、インディアンの男の子の方だった。ま、こっちでもいいか。昔、これの試供品というものすごく薄くて小さい缶を持っていたのを思い出した。あれ、また手に入らないかなあ。
数学と、慣れと、スタイル
こんなの、方程式使ったらあっという間ですね、というようなものもあるが、方程式は使えない。
問題集は、メルカリとかで買っているのもあって、時々答えがないものもある(とても安い)。その場合、親が答えを求めておくわけだが、私はもちろん、方程式を使うわけだ。
息子が、これをやりたい、というので、簡単に方程式とは…という説明をして、XとYの2つの変数を…というところからスタート。
出来る、やりたい、かっこいい…とうるさいので簡単な問題をやらせてみた。
ミカンを何個かと、リンゴを何個か買って、合計金額は…とかそういうやつだ。
式を作らせてみると、まず、ミカンの数がX個。
合計の個数がY。
で、リンゴの個数がY-X個
ちょっとまって!ちょっとまって!
ミカンがX個、リンゴがY個、ではないの??
「えー?これでいいじゃん、なんでダメなの?」
えーっと…えーーっとね…。説明できなかった。だめだ、ごめん、説明できないから、後でパパとやって…。
ちなみに、パパは息子が立てた式でもOKということにして、解き方を教えていた。さすが…。
こういうものにも、定番のスタイルというものがあって、私はそれに慣れているんだなあということが分かった。全く意識していなかったけれど、はじめて、ってそういうことだよねえ。
決まった方式に当てはめて解くのは出来ても、仕組みがちゃんとわかっていないんだなあ…ということも分かった。
中学校のテストであんまり困ったことはなかったんだけど、人に教えるほどはわかっていない。
息子は、今から本当に初めて知ることがたくさんある。うらやましいような、かといって自分でまたやるのかと言われると遠慮したいような。
久しぶりの乗り物酔い
滅多なことでは行かないようなところで、電車の駅は近くにはない。
土地勘もないし、ということで帰りはタクシーを呼んで帰った。
このタクシーの運転手さん、すごくおしゃべりな方で、道々にあるものを解説してくれる。これはナントカ団地で、何年ごろから出来たとか、何棟あるとか、この小学校はXX小学校で、このそばでこんな事件があって新聞にのったことがある、とかそういう話。
これが京都や奈良の観光地ならさぞかし面白かっただろうな…と思いながら乗っていた。
この運転手さん…多分、運転があんまりうまくない…のかも。と思い始めたのはしばらくたってから。
学生時代に趣味で二種免許を取っていた人の車にのっけてもらったことがあるが、ブレーキのかけ方とかがすごくスムースで、なるほど、普通の免許とは違うんだな、と感心したことはあったが、今日のこの運転手さん、本当に免許は二種なんだろうか…という気がしてくるぐらい、がっくんがっくんだ。
道は、「この時間は幹線道路を通ると、すごく混むから」と細い道を通ってくれたらしいのだが、それがまた、あんまりまっすぐでもない道で路面も悪かったのもあるだろう、だんだん車に酔ってきた。
タクシーで酔うことなんて、ここ20年ぐらいなかったような…いや、でも確か息子がおなかにいてつわりが最強だった時に酔った記憶があるような気もする…?
とか考えながら、まずい、これは。と思って目を閉じて、なんとか最寄りの駅まで耐えきった。
本当は家まで乗ってもよかったのだが、正直歩いて帰るほうがマシなぐらい限界だった。
自動販売機で冷たい水を買い、それを飲んで、うすら寒いベンチに座り、吐き気が減るまで待ってから、歩いて帰ってきた。こういう時は、涼しいか、寒いほうがいいよね…暖かすぎると回復が遅い気がする。
歩くともっと回復する…のはするけど、食欲がぐっと減った。
タクシーというのは、運転がうまい人とそうでない人の見分けってあんまりつかないからなー。
今度はもうちょっと早い時間に行って、バスに乗りたい。
春の空
こんな日はもう、全力で家事を片づけて、早めに買い物に行って料理して、家に引っ込もう…。そう思って掃除洗濯。
トイレ掃除に数分、玄関廊下寝室洗面所に掃除機をかけて、雑巾でピアノとテレビのホコリを拭いて、リビングに掃除機、クイックルワイパーに雑巾をつけてリビングの床を拭き、廊下、洗面所、寝室玄関を拭いて終了。
毎日拭いても毎日ホコリがつくってことは、やらないとこれがたまっていくんだから!やる甲斐はある、きっとある。花粉も減ってるはず!と思いながら拭く。狭いマンションなので、掃除に15分程度。
冷蔵庫にあるものでゴマ和えと、きんぴらと、野菜と豆腐の味噌汁を作成。これで後はメインだけ作れば終了だ。メインの材料は買いに行かないとない。
肉がいい、っていうだろうなあ、息子。
昨日は魚だったからなあ。夫はまずこういうときには、タマネギと肉を甘辛で炒めたのがいい、という。絶対言う。3日に1回でても文句ないそうだ。
とはいえ、3日に1回はさすがにまずいと思うので出さないけど、時々出すと、「俺ね、これ大好きなんだよ」と毎回喜んでくれる。これはつまり、牛丼の具の部分と同じなんだけど、彼は牛丼は嫌いじゃない程度の扱いなので、それがちょっと不思議。
違いがあるとしたら、牛丼やさんの具は、牛限定だけど、うちの場合は豚肉のバージョンもあることと、味が牛丼やさんのよりは薄いことか。
今日は奮発して薄切りの国産牛肉、100gあたり328円。たっかいなあ、もう。300グラムで3人分だが、1000円近く行く。タマネギ増量!!
豚肉だったら、半額だからなあ…。どっちがいいか、聞いてみよう。
念のため、タンパク質増量で青菜のゴマ和えは今から刻み納豆和えに変更かなあ。
味噌汁の豆腐も一応あるけど。それともがんもどきの煮浸しとかにしようか。
家計、ボリューム、タンパク質の確保。バランスは難しい。
入院事件
今日便が黒いのにびっくりして病院にいった、今検査で入院で、2日目であること、どうも胃潰瘍っぽいこと、どのぐらいの期間病院にいるかはわからないこと…などをつらつらかいたメールが届いた。
主語が全然ないものだから、母が書いているのはわかっても、入院したのが父なのか、母なのかイマイチ要領を得ない。
父に電話をしたら、ちょうど病室にいるところで、入院したのは母だということが判明。
まあ、それほど深刻でもないようなのんびりした口調だし、父は家で好きなことをして、普通にご飯を食べているそうだから、とりあえずいいとして、今、ほしいのがパジャマとパンツ…らしい。入院している病院で、貸しパジャマだの、なんだのはないのか…と聞いても、自分のがいいとかいうので、しょうがない、明日出かけることになった。
大急ぎで近隣の洋品店で母が着そうなパジャマをゲット。前開き希望だそうだが、もう冬物はさすがにない。春物で我慢してもらうしかないな…ついでに長袖のダウンジャケットとか、フリースのベストも持っていくか…ついでにおいておけば寒いとは言えないだろう。 パジャマは1つは家の中で発見したものがあったそうで、父が今日持って行って着替えられたそうだが、パンツはなあ…。父が買うのはかなり敷居が高いだろう。パジャマも、ヨレヨレになるまで着て、かといってこういう時には見栄っ張りという面倒な感じなんだよねえ。
でも、Tシャツと、コットンパンツとかいやなんだよね、いかにも「ねまきですよ」というような感じのを欲しがる。
私は、「ゴミぐらいなら捨てに行ける」パジャマが好きなので、そういう「間違いなくパジャマ」という見かけの物を買わないので、売り場に行ったのも久しぶりだった。色違いで水色と、薄紫の花柄で同じのを2枚。たしか、昔母のパジャマはこんな感じだった…と思う。
パンツ…まあどれを買っていってもどうせ文句は言われるのでテキトウに。母は絶対人からもらうものを素直にありがとう、と受け取らない。柄が気に入らない、薄すぎる、分厚すぎる、派手すぎる、地味すぎる、形が嫌い、こんな色着たことない、とかなんとか、ともかく一言言わなきゃ気が済まないのだ。
はあ。気が重いが、まあしょうがない。死にそうな病気じゃないだけ、よしとするか…。
これでパンツとパジャマは買えたから、あとはダウンジャケット丸めて袋に詰めて…多分リュック1つでいけるだろう。病院は一応実家の近辺の市町村なのだが、大体の場所しかわからないけど…まあいいや、グーグルマップで。後は駅からバスが出ていたと思う。
自分が今住んでいる近辺の市町村の病院に、そういう通院用のバスがあるかなんて全然知らないのに、さすが長年住んでいただけのことはある、実家の隣の市ぐらいなら、なんとなくうっすら、情報があるところが、ちょっと不思議な気分がする。年に何回もいいかないのにねえ。
今、出来ることだけ。届けて、ある程度グチを聞いて、夕飯作れる時間に帰ってくる。大丈夫。
割り切って出かけよう。こういうのは仕事と思っていくほうがいいんだよね。
お見舞いに何を持っていくか
それなりに私が来たことは喜んでくれているようだったし、病院の保証人の欄にサインもしなきゃだめだし…。点滴がまだくっついていたし、食事は流動食ではないものの、低残滓食というのか、消化がいいものらしい。肉が食べたい、とか言っていて割と元気そうだった。顔色もよかったし、深刻度は低めとみた。
本は字が細かくて最近目が悪くなったから読みたくない、かといって退屈、という入院中の母。愛読しているミステリーは一応持ってきているらしいが、雑誌には好みがうるさいし、父なら数独で決まりなのだが、ペンシルパズルも好きではないらしい。
私なら電子書籍か、でなければタブレットかスマホか…ということになるけれども、電子書籍は紙の本がいい、とどうにも食わず嫌い発症中だし、(父は電子書籍を読むのに)ガラケー使用だし、ゲーム機はもちろん拒否。
もう退屈でもしょーがないでしょうよ…と思う。
これを機に、タブレットの使用方法ぐらい、覚えさせた方がいいのか、あとはホームセンターにあったポータブルDVD再生機でも持って行く?
気が合わなくて、正直あんまり会いたくもないと思っている母なのだが、私は何を一生懸命考えているんだろう。別に本人が不満であろうとも、私は一応出来る範囲でいろいろおすすめしてみたし、本ぐらいなら持って行こうかとか、雑誌なら買えるよとか言ってみたわけだよね。それをいらないというなら、もっていかなくてもいいはずだし、こんなに一生懸命何が出来るか考えなくたっていいはずなのに。
親に気に入られたい、なんていうことはもう、考えてはいないつもりだったんだけど、とか思うとちょっともやもやする。
それとも自分が入院したら、何がしてほしいかなあ。なんてことを考えるからだろうか。
中古の写真集を何冊か、アマゾンでゲット。
中古でないのも1冊ゲット。んー。これでいいや。
絶対持って帰るのに困るからいらない、というだろうけど、入院期間が終わったら、中古のは同室の入院患者さんに、もしよかったらどうぞ、とあげてもいいんだし、新しいのはいかにも、私が好きそうなやつだったから、ぼーっと眺めよう。たまにはこういう本もいいよね。普段なら絶対買わない、図書館で借りるタイプの本なのだけれど。
あとはアナログのタングラムとか、ラッキーパズルみたいなのを持っていくか…。昔、と言っていいぐらい昔…。
母親の実家にまだ、若いころの母の持ち物が残っていたころ、祖母がその中から「ラッキーパズル」を私にくれたことがあるのを思い出した。ピンクの、かなり小さいパズルで、小学生になりたてぐらいだったろうか。今でもラッキーパズルは現役なんだよね。ただ、あの時もらったような小さいのはもう売っていないと思う。最近のはかなり大きめだ。
どこかにあったはず。探そう。
夫婦の鍋のコツ
夕方帰ってきて、「鍋、おいしかった?牡蠣はいいよねえ」と声をかけたら、「うーん…まあまあ」ぐらいの返事だった。
実は牡蠣が大好きな夫、牡蠣の味にはうるさい。スーパーで買った牡蠣を、「XX産の牡蠣には負ける」と毎回言う。そりゃ…親戚があるその牡蠣の名産地から送ってもらう、産地直送の牡蠣と、スーパーで10個398円で売ってるやつを比べるだけ無駄というものだ。
牡蠣はしょうがないが、白身魚と白菜と大根、結構おいしかったけどなあ…と思ったら、「なんか、固かった、ショリショリした、もっと煮てあったほうがいいかも」
…ってねえ、それ、私にいうことなわけ?と一瞬むっとした。
でも、この場合、ムッとしたところを見せると喧嘩になりやすいので、一応聞いてみた。
「もうちょっと、煮たほうがよかった、ってこと?それは自分で調整してもいいんじゃない?」と。
彼の顔に一瞬、クエスチョンマークが出た。
「あれって、もう煮てあったんじゃないの?あっためたらいいだけだと思ってた」
思わず笑ってしまった。そりゃ、軽くあっためただけなら、ショリショリになるよねえ。 「冷蔵庫に入れて保存することを考えると、あたためたのはすぐには入れられないから、あれは生の材料がいれてあったんだよ、だから、しばらくグツグツさせないとダメだと思う。大根、固かったでしょう?」
「うん…まこはこういう固さのが好きなのか、結構ショリショリだと思った」と彼も笑っていた。私のはもちろん、私が煮込み具合を見ていたのだからやわらかかったよ、うん。
普段、鍋をするときは私がある程度コンロで煮てから卓上調理機に乗せ換えているからなあ…。私が作った鍋を何度も何度もこの20年で食べているはずなのに、どうして煮なおそうと思わなかったのか、違和感あるだろうに。まあ…ショリショリでも、こんなものかなあと食べてしまえるところが、料理がそれほどうまくない私と文句なく結婚生活が続く理由でもあるわけだけれども。
あ。豆腐はともかくも、牡蠣。大丈夫だったのかなあ。沸騰するところまでは、いっていたみたいだから、ある程度火は通っていたと思うけど…
夫は今度からはもっとグツグツさせてから食べるよ、と言っていたから大丈夫だと思うけど、まさかこういうのもわかってなかったとは。普段は絶対頭がいい人だと思っているし、何をやらせても危なげがないのに、この料理分野だけは、ものすごく経験値が低いんだよね。
念のため、次の日の昼ご飯も鍋にしておいた。
白菜と大根と、豆腐と鶏肉の鍋。今度はちゃんと煮て食べて、おいしかったそうだ。よかったよかった。
マスクを選ぶ話
でもマスクをしていると、マスクの内側が湿気てくる。つけている時間が長いと、濡れている、といっていいぐらいになるのが嫌いだ。
ガーゼマスクに、フィルターを挟んだというマスクが100均にあった。2枚で100円、手洗いして再利用できるということだけれど、これが洗うと結構縮む。
それと1枚50円…。結構するよね。
そして100均にあるマスクで安いのは30枚100円。1枚3円…ってことは。
目的地の行き帰りで2枚マスクを使ってしまっても、安上がり。簡便さという点では、使い捨ての方に軍配が上がる。
付け心地はガーゼのほうが断然、いいんだけど…。あと、ガーゼのマスクはやっぱり、花粉をブロック出来なかったりするのかも…と思うと。もちろん「ないよりまし」ということなんだろうけど、やっぱり手作りでマスク作って、フィルター代わりに使い捨てマスクをばらして縫い込むとか、そういうことをしないとダメかなあ。
ガーゼマスクがあそこまで洗ったとき縮まなきゃいいんだけど…
うろうろと迷いながら、両方使っていたら、薬局で使い捨てじゃないマスクで、プラスチックっぽい見かけのカラーマスクを発見。箱の説明書によると、3回ぐらいは使えるということだったけれど、1枚200円。
一回70円か…。一度ぐらい試そうかな。
早く花粉のシーズンが終わってほしい。
ミンティア「アロマミント」レビュー
ミンティアの【アロマミント】というのをコンビニで買った。通常版のミンティアと違って、MINTIAの文字がばーんと書いていないパッケージで、AROMA MINTという文字の方が目立つように書いてある。
レモンと、オレンジと、多分グレープフルーツ?のような柑橘っぽい絵が描いてあるけど、それほど酸っぱくない。
どちらかというとレモンピール系の味で、ちょっと苦みが。レモンのミンティアとは似ていない。どっちかというと、大粒のほうのミンティア「MINTIA BREEZE」の、OASIS GOLDと系統としては似ているのではないだろうか。
OASIS GOLDが好みの私としては、小粒でもよければこれでもいけるなあ、という感じ。ただ、大粒の方を食べ慣れているとあっという間になくなるのが残念。
フルーツっぽさよりは、アロマと言うだけあって、香り重視で、酸味は期待しないほうがいい。ミント感はcoolよりは薄いが、フルーツ系ミントよりは強めで、大体ミンティア全体で見ると真ん中ぐらいだと思う。
香りがいいのが売りのガム…これはフルーツ系のボトルガムを思わせる味。最近は、ガムを噛む人が減っているということだから、そういう香りがいいガムを噛む人、タブレットタイプのブレスケア商品、たとえばグリコのBREOあたりを食べる人を取り込みたいんだろうなあ、という商品だと思う。
100円だからねえ…試せばいいようなものだけれど、おいしくないミントって余るし、始末に困るので、レビューが欲しい人もいるかもと思ったので書いてみました。いま出ている通常商品で一番近いのはライムミント?ブリーズのほうなら、オアシスゴールドか、シャイニーピンクのカテゴリに近いと思う。
柑橘系の味が欲しいなら、レモン味とはっきり銘打っているもののほうが酸味があっておいしいし、ミントぽさがほしければ、wild&
coolか、大粒のMINTIA BREEZEでもリフレッシュブルーのほうが…と思うので、なんていうか中途半端と言えば中途半端。
でも、その真ん中あたりのがほしかった!という人には合うので、ミントっぽさもマイルド、酸味もマイルド…というのがよければこれで。香りは確かにアロマとうたうだけあって、強かった。
古い子供の科学
ほしい本が届いたのはよかったのだが、その中に混ざっていたのが「子供の科学」1975年の号。これがものすごく面白かった。
ものすごく電子工作と、アマチュア無線推しで、キットや道具をすごくたくさん売っている。多分、秋葉原のような電子部品をたくさん売っている場所にアクセスできない人が多かったからだろう。
電気製品の修理を覚える通信講座は、就職に有利だとか書いてあるし、ラジオなんかもう、全然簡単じゃない高機能のだって組み立てキットはあるし…。年上の友達の顔を思い出した。アマチュア無線の4級だの3級だのを持ち、粗大ごみの日に拾った電気製品をちょちょいのちょいと修理して使えてしまうような人は確かに、何人かいた。
こういう雑誌を読んでいたんだろうな…
車の「ラジコン」は、夫によると、「ガソリンで走るエンジンがついていたんだよ、このころのは」ということだった。私が知っているラジコンは電池で動くものだけだから、それはまた本格派…とびっくり。
ヘリコプターの模型もあった。
私がまだ幼児だったころ、河原までいくと、確かに爆音のヘリコプターとか飛行機の模型を飛ばしている人がいた。確かに、見たことがある。なるほど…あの爆音なうえに、よく操作不能になって土手につっこんでいたあの飛行機ラジコンは、こういう雑誌で通販が出来たのだな…。
電子工作キットには、私がほしいな!と思うようなものもあった。
回路図も、つまりよくよくみればまだICなんかあんまりないころだったらしく、基本的な部品で、かなり複雑なものを組み立てていたっぽい。
あと、面白いのが「空手の通信講座」。えー?あんなもの、通信でどうにかなるものなの?動きとかが間違っていたらどうするんだろうね?
小学生の時には、私はこの雑誌を知らなかった。
「子供の科学」を見て買うようになったのは、「大人の科学」という付録付きの雑誌が出るようになってからなので、大人になってからなんだよね…。今もあるけど、今はそれほど面白い広告は出ていない。
空手の通信講座とかも全然ない。
昭和50年代には、頭にかぶってグリーンのライトがついたら集中力が出せる状態、赤いランプだったら勉強に向かない、とかいうような怪しい道具が雑誌の後ろの広告に載っていたものだ。多分、その広告は姉の「中学時代」のような学年誌で見たのだと思うけど…
子ども時代にこの雑誌を読んでいたらもっと面白かっただろうなあ。
読者の投稿コーナーの「文通しましょう」なんていうのがすごく懐かしかった。
10万アクセス、ありがとうございます
昨日の「子供の科学」の「ペンパル募集コーナー」なんていうのがすごく懐かしくて思い出したこと。まだインターネットも、ケータイも、パソコンもなかった頃、私たちは「お手紙交換」をしていた。紙に字を書いてたたんで封筒に入れて、切手を貼る遠距離型と、手渡し、または家のポストにいれる近距離型があった。
近距離は、もう便箋と封筒を用意するのが面倒な場合は「交換ノート」なんていうのもあった。好きなことを書いては、相手に渡して返事をもらう。小学校3年か、4年ぐらいのときに始めたはずだ。
いっぱい文章を書かないと「ちゃんとしていない」と怒る子もいたのだが、生活圏が大体同じで、同じクラスの生徒同士という関係で、おまけに10歳前後ではそうそう相手が面白がるような文章が書けるわけでもなく、私とじゅんこちゃんの交換ノートはもっぱら、本で読んだ面白いなぞなぞを書き写して相手に渡して、答えを書いてもらうクイズ交換ノートと化していた。
誰と誰が仲がいい、なんとかちゃんには書いてあげるのに、私にはこれだけしか書いてくれない…いろいろと関係がややこしくなってくるお年頃でもあったので、正直面倒になって、クイズ交換形式に逃げたというのもあるかもしれない。
お互い、「交換ノートも出来ない人」という評価には困るものがあったのだが、あんまりたくさんの人から申し込まれて、安請け合いすると書かなければいけないノートが増えて大変なことになる、という、社会的な交流を始めたばっかりの年齢での試行錯誤だったと思う。
今考えると、そのアナログさがほほえましい。
とりとめのない文章を、それっぽく書けるようになったのはいつごろからなんだろう…もう覚えていない。
高校生の時には近況とか、最近考えていることとか、日常のこととかを書いて、封筒に入れて友達に送っていたのだから、多分その6年間でそうなったのだろうけれど。
今は手紙ではなくてブログを書いている。同じ文章が、同時にたくさんの人に届いているのが、手紙とはちょっと違う。
10万アクセスを越えた。大体100人ぐらいの人が、1000回分来てくれているっていうことだ。いつもありがとうございます。
果汁グミ「Peelé」感想
そこで、明治の果汁グミのブランドで売っている「ピーレ」というグミをみかけた。(パッケージの字は「Peelé」となっているけれども、面倒なのでカタカナ書きで)
「果汁グミ」はグミの中ではかなり古い方で、私はこれのオレンジとグレープはかなりたくさん食べていると思う。
このピーレはレモン果汁と、レモンピールが入っているのが売りらしい。
一袋50円。激安だ。おひとり様4袋までとかいてあったので上限いっぱいまで買う。
レモン味というのは、酸っぱいだけでも案外それっぽいし、クエン酸は材料としては高くない上、レモンの酸っぱさの成分とまったく同じなので、大いばりで添加出来るから、レモン味は割と安上がりな味といえる。
とはいえ、香料の入れ方によってはひどくまずくなるのもレモン味の特徴で、レモンの香りの洗剤を思わせるようなものもアメリカで食べたことがある。家族全員、ひとくちでギブだった。
このピーレは、しっかり酸っぱくて、かなりおいしい。香りにも嫌みな感じがしないし、いくらでも食べられそう…。ちょっと目が覚める感じだし、リフレッシュにもってこい。ちなみに夫には「見ただけでギブ」といわれた。彼は酸っぱいものが苦手だ。それを聞いた息子は一つ食べて、「俺すっぱいの全然平気ー」ってそれ、威張りたかっただけよね。もったいないからもうあげない!
おひとり様4つとかじゃなかったら10袋ぐらい買ってきたのに…というぐらいおいしかった。
私がこのシリーズが好きというのもあるんだろうけど…でもこの安売り具合ということは、この店では売れなかったんだろうなあ。廃盤になる前に食べよう。
こういうの食べると、アメリカの果物味のお菓子はおいしくなかったなあ…としみじみ思う。好みというのが、子供時代に作られてしまうからなんだろうけど、やっぱり日本のお菓子が一番好きだ。
ひとりでいられる
前の日が雨だったからか、花粉は少な目で、気温は16度ぐらい。歩いていれば、手足が冷えてきてつらいほどではなく、春めいた空気が感じられる。
鳥も一番寒かった時期より増えている感じがするし、冬枯れのススキぐらいしかなかった河原に、新しい緑の芽や、柔らかそうな若葉が見える。
春に向けて、新しい季節への期待がどこかから立ちのぼっている気がする。だからだろうか、一人でいても、自分が何かの一部分なのだ、という気がしてくる。
誰かが一緒にいてくれないだろうか、という気分がするときがある。自分が孤独なのだという気がするときが。親しくつきあう人が、みんな遠くにいるような、近くにいる人とはそれほど仲良くやっていないような気がしてくるときがある。
でも今日みたいに、たった一人で、周りにだれも見えないようなところを歩いていても大丈夫なときもある。結局、気分の問題、ってことなんだよねえ…。
田舎に住んでいた私はずっと小さいときだって、一人でこうして河原を歩いていたのだ。誰にも気にされず、ススキや、ハコベや、つくしを見ながら歩いていた。自分も、鳥や、風や、花や…そんなものの一つなのだと感じながら。
あのつながりが、なんだったのかは、今はもう、わからないけれど、当時は全然寂しいとも思っていなかった。
その気持ちが一瞬、ふんわりと戻ってきたような、春の散歩日和だった。
外出先で文章を書くには
ネットで調べると、電子インク、つまり白黒の読書端末「キンドル」と同じ形式で画面を映す「ポメラ」という電子メモみたいなのがあることがわかった。
画面はそれほど大きくないが、キーボードと画面がセットになったもので、折り畳むと薄くなるらしい。
電池で動いていて、USBでパソコンとつないでテキスト形式のやりとりが出来るとか。
ちょっといいなあ…と思ってその話を夕食の話題に出したら、「あるよ」と夫。
えー。あるの?
まあね…電子系のガジェットは、割と試してみる人だからなあ。あってもびっくりはしない。
DM100という機種らしい。キーボードは小さめだが、割と打ちやすいし(多分男性で、手が大きいとつらいかも)、画面を開くと自動で電源が入る。
目も疲れづらいし、これはいいのでは…。パソコンと違って文章を書く目的にしか使えないので、途中でネットをぼーっと見歩いてしまって長時間経ったというのも回避できる。
あとでパソコンに取り込んで、ブログに貼り付ければいいし。
さっき病院の待合室で、カチャカチャこれを書いていたら、周りに座っている人からガン見された。しょうがないね、これは。でもみんながスマホを持っているので、前よりは他の人が電子端末に慣れている気もする。
スマホに慣れている人なら、スマホで文章を書いておけるのかもしれないけど、私はタッチパネルで長文なんて書く気がしないからなあ。キーボードの端末はいい。
見てみると、後継機種があんまりないっぽい?それと案外このポメラ、高い。
壊れたらどうしよう、次のが高い、という話をしていたら、まずこっちを酷使して壊してから相談して、と夫には言われた。
はーい。しばらく愛用しよう。
訂正印
あったあった、と印面を確かめると…
「えー?旧姓?」
確かに私の訂正印ではあったが、旧姓だった。
ありえない。何年前のだよ…。20年以上前のものだ。私はOLだったことがあるから、当然こういうものは日常的に仕事に使っていた。シヤチハタ、あのスタンプみたいな訂正印も、もちろん持っていたが、当時はシヤチハタ不可の書類も多かったから、こっちも持っていたのだと思う。
まとめて管理していたからこうなったのだけれど、旧姓の印鑑は残っていないのに、訂正印だけ残っていたとは。
訂正印って、どこで買ったんだろう。私の旧姓は、田中佐藤系統の、ありがちな名字で、この名前がないはんこ売場はみたことがないが、今の名字は難読ではないが案外珍しい。
まあ、これからいることがあるとも限らないが、ほしいときにないのも困るなあ、ということでネットのはんこ屋さんで注文した。
ネットのはんこ屋さんを探している最中に、イラスト入りの印鑑を売るお店がひっかかった。めちゃくちゃかわいいなあ。
こういうのもいいかもしれない。
特に珍しい名字だとどっちにしてもオーダーすることになるから、ついでに柄ぐらい足しても。
あ、でも真面目な書類の時に、猫がついでにくっついたはんことかは、ダメそうだなあ。
最近は、印鑑を押す機会も減っているし、イラストとしてはかわいくても、多分使わないだろうなあ…。それならラインスタンプの方がぐっと活躍する機会は多そうだ。名前入りのスタンプとかあるもんね。
ちびっとした訂正印は、確かにかわいい。メモとかの下に、サインのかわりに押そうかな。
ちなみに書類は訂正印を押したのが通るかどうかわからなかったので書き直した。
電話って何時ごろまでかけていいんだろう。
「済みませんが、この時間のお電話はお断りしています」とはっきり断った。
「こんな時間に申し訳ありません、では、またの機会にかけ直し…」というので、「いいえ、もう結構です、かけないでください」と打ち切った。
うちには小学生の息子がいる。9時にはもう静かにしていること、と寝かせるモードに入っている上、元々朝4時に起きようか、という夫もいるので、うちでは9時は「遅い時間」扱いだ。
そして実のところ、私は夜の9時から朝の9時までの間にかかってくる電話が大嫌いだ。
それには、理由がある。身内の入院が多かった時期があるのだ。そういう時間に電話がかかってきたらもう、それは非常時。たいてい泡を食ってタクシーで病院にかけつけるとか、もうなくなる寸前とか、そういうことになっているという状態では、電話の音に敏感になるものだと思う。
個人同士で交換するケータイのメッセージとか、Eメールとか、LINEとかがなかった、たとえば2000年より前のころなら、電話というのは友達と話すために使うことはあった。でも、携帯が普及してからあとは、予告もなしに、夜の9時に電話をかけてくる、なんていう動きをする人はほとんどいなくなった。。
その後私がそういう時間に電話を受けるとしたならば、時差のある人のうっかり電話か、文字通り、誰かの非常時を伝えるもののみ。事故、救急車で搬送、死亡。
電話でおしゃべりを…なんて、子育てする年齢になるとすごく減るということもあって、ここ15年ぐらいは本当に夜遅く、または朝早くのふいうち電話は非常時のものしか覚えがない。
それに、独身だった頃だって、夜遅くにかけてくるのは、かなり仲がいいか、この時間にしか話せる時間がないとわかっている実家か…といったところだった。
というわけで、多分息子の模試の申し込みとか、塾のあたりから漏れた名簿だと思うけれど、こんな時間に電話をかけるとうちではひどい扱いを受けることになる。
ほかの家では非常識な時間じゃないのかもしれないけど…でも、やっぱり、夜9時からあとは、くつろぐ時間だし、たかが宣伝だの、勧誘だのの電話はいらないな。
息子が1歳だか、2歳だかのときに、やっとこ寝かせた…と思ったとたんに玄関のチャイムで起きた新聞勧誘にもかなり腹が立ったけれど、これも似たようなものだ。
勧誘電話の人も、一件いくらで仕事をしているのかもしれないけど、どんないい話でもやっぱりかける時間によっては印象が悪いよね。他の人の家では10時ぐらいまで平気、とかなんだろうか。
行きづらい健康診断
面倒くさい…し、なんとなく病気が見つかるのが怖い。
もちろん手遅れになる方が実際問題もっと怖いだろうというのはわかっているのだけれど、それでもなんとなく知りたくないような気分がする。
というわけで、1年に1度、ドキドキしながら病院へ。尿検査はともかくも、血圧を測って、心電図とって、血液検査の血をぬいて…。今日、血を抜いた人はとても上手で一回で成功。下手な人に当たると針で血管を探られたりするのでうまい人に当たるとうれしい。一度で終わるのもありがたい。これは、だから年度末か、少なくとも秋ぐらいに行くのに限ると私は思う。
一番避けた方がいいのは四月とか五月の春先で、初心者の人が「この人血管よく見えるわ、やってごらんなさい」とか言われて実験台になったことがある。針を刺す方も、刺される方も気が気じゃない…という経験をすると、たとえ「年度末で混みます」と言われていても、なんとなく待ってしまった。
結果がでるのは一ヶ月後らしい。大腸のカメラと、マンモグラフィーは、違う病院でやるのでまた今度。朝ご飯を抜いて出かけたので、終わったときにはおなかが空いた。
でも…ずっと先延ばしにしてきたのでちょっとすっきり。8時半に病院について、終わったのが10時前。結構待ち時間が長かったけれども、ブランチにでもするか…と思って、お店に入ったら、普段は見かけないモーニングメニューをまだやっていた。
掃除と洗濯は終わらせたから、今日はゆっくり出来る。ドリンクバーの温かい紅茶を飲みながら、優雅な朝ご飯だった。
春が来た
この写真にあるような草を、そのあたりで摘んで、洗って鳥かごにつっこんでおくことになっている家は近所にところどころあった。柔らかいハコベは、お手伝いでちぎって帰る草で、七草に入っているのでもわかるように、食べられる。
私が子供だった頃は、ペットを飼うのにもお金はあんまり使わないのが普通で、たとえば、「ボレー粉」などというものが本では推奨されていても、そんなものを買えるところはいったいどこ…ぐらいのこと、うちの小鳥は卵の殻を食べていた。
ペットの飼育の基本が書いてある子供向けの本では、小松菜などをやることになっていたのだが、そのかわりにハコベが鳥かごに引っかけられていた。
ペットも、文鳥とか、セキセイインコなどは、家にそういうのをつがいで飼っている人が譲ってくれるという入手先が多かった。町内のインコでインコの家系図がかけるぐらいいた。
時々アルビノのセキセイインコが生まれて、みんなの興味を引いたのを覚えている。
やわらかな緑の春の草を見ると、ちょっとうれしくなる。春は、ものみなあらたに。って誰の詩だっけ。
日はちょっと長くなり、日差しがあたたかくなり、布団はちょっと薄くなって。
行ったり来たりしていた春が、もうここにいることに決めたんだなあ、ということがわかる日だった。
服を買わない暮らし
かといって面倒がって買い物にはついてこないのだから自業自得だ。
大体、うちが譲ってもらうおさがりは、息子の習い事の先生からくる。お子さんは二人とも小学校から私学というおうちなので、一番着ている時間が長いのは制服!というお子さんたちだ…ということは、私服もかなり傷みが少ない。おまけに小学校からお子さんを私学に…ということは、お洋服などにもお金をかけているおうちなので、どれもみんな「私だったら絶対買わない」というブランドのものが多い。
厚手で、乾きにくい…というぐらいのトレーナーなんて、ねえ。私が買うのは町の安売り洋服屋さんのもので、薄い上に半分ぐらいポリエステル混紡で、乾きやすいが安っぽいので、そりゃ、もらい物はありがたい。
私もおさがりで育ったし、こんなことでどうこうなるプライドなんかないほうが人生楽だし、小さいころから一体いくら節約になったのかと思うと、十万円単位あるのでは…というぐらいだ。
私の服も、こないだ買ったのはショッピングセンターの催事場の安売りで買った700円のカットソーと、ホームセンターの698円のフリースだし、薄手の上着が破れたので買った春秋用(あ、これの記事を書いていない)トラベルジャケットは、10年着るつもりで5500円。それまで使っていた上着は、写真から察するに、多分12年使った。春秋物はシーズンが短いので長持ちだ。
夫のジャケットは義父のおさがり(笑)で、私のいまのジャケットも、1枚はお友達が、「ごめん、失礼かもしれないけど、これ、ほとんど着てなくて…まこさんに似合いそうだと思ったんだけど、いらない?」と言われてタダでもらったものだし、(確かに、私の好きそうな色と形だったし、似合ったと思う)もう一枚は買ったのは息子が幼稚園に入るころだった。
服にはお金をかけていないなあ、と衣替えのたびに思う。
でも…私も夫も、お金をかけていないことが一番気にならないのが、服飾なんだよねえ…。
私はカジュアルが好きだし、若いころから同じような服ばっかり着ていた。ジーンズ、カットソー、ベスト。若いころにおばさんっぽい格好だった、ということでもあると思う。
夫も、スーツを着る機会は少ない職業だというのもあるし、ジャケットのもちがいい職業だと思う。
ただ、同じチノパンを年中履くので、これだけは時々買わないといけないが、それでもユニクロのだったりする。
年齢も上がってきたし、上質なものを着る…とかも考えたほうがいいのかというアイディアもちょっと心をよぎるのだけれども、いくら平均年収よりも上のお金を彼が稼いでくるからと言って、ちょっといいものを買いつづけると、やっぱりジリ貧になるんだよね。ところどころで一万円、五千円を余計にかけるというのは服飾系統においてはむずかしいことではない。正直それほど見かけがちがわないのに5900円のカットソーだとか、9900円のジャケット…ではなくて19800円のジャケットなんて、そこらじゅうにある。
もっと高いジャケットを着ている人もたくさんいると思う。桁が違うのだって見るぐらいだ。
それが年に何回かあったとしたら、3人分で結構な出費になりそうだ。服には流行というものがあって、気にする人にとっては「去年の服なんか着られない」というものだそうだから、そんなことまで考えたら、ねえ。
そんなわけで、うちの服は、年収が200万円以下だったころと同じ買い方になっている。
多分、おやつや、おいしいものを食べに行くということのために使っているお金のほうが、服飾費より高い。
息子の中学受験のことを考えると…そしてそれに付随する費用、中高6年の学費のことを考えたら、何百万円なんだから…。教育費には、かなりかけていると思う。
でも、どこかを削らないと、年間100万円以上の学費を出したら厳しいもんねえ…。私がそのあたりに全く不満がないことは、多分いいことなのだ、うん。
700円の服がダメになるまで着る。アメリカにいるときは古着屋さんにも行ったし、破れを繕って着るのもやったし…。
やっぱり新品を買い、そして数年で傷んで捨てるというのが一番自分にあっていると思う。いいものを買って、長く使うというのは、多分あてはまるのはコートぐらい。他のアイテムは「いいもの」と「安いもの」の値段の差が大きすぎて、長年着ることで「元が取れない」感じがする。
わかりやすく言うと、7000円のカットソーは700円のカットソーの10倍もつか…というとそうでもない。7万円したら100倍すごいのかもしれないが、そういうお洋服を着る機会はまず、ないからねえ。
多分、和装というカテゴリだったら、いいものを買って、長く着るのはありかもなあ、と思う。手書きのものや、上等の染めや…親子孫にひ孫まで行こうか、という勢いのものはある。なんせ正絹、この現代に十万円、百万円…でも、普段に着物って着ない。普段着とか浴衣とか、実家に住んでいたころは着たこともあるが、あれはなんといっても動きづらいし、簡単にお洗濯というわけにもいかないし、明治ならともかく、今の生活スタイルに合わないからねえ。すごーく見栄えはするんだけど…。
お金をかけないことも大事。稼げる額には限度があるし、マンションも買ったし子供の学費もいるし…。
…とか思いながら捨てた、ユニクロの長袖シャツ2枚(多分7年もの)。今年はついに、新しいのを買わなかった。
1人暮らしへのきっかけ
だが、うちの母は実家から婚家へそのままお嫁に来た…という経歴だったため、一人暮らしの経験が全くなく、なぜか「一人暮らしなんか絶対あなたには無理」と言われていた。
何をやらせても要領が悪いといわれていた私だったので、無理といわれてもしょうがないと思っていた。折り合いが悪いとはいえ、生まれたときから私を見ている人なんだもの、そういわれれば、「そうなのか」と思うしかない。
18歳の頃、知り合った人は、一人暮らしだった。電話なんか持っていないということだったので、その人と会おうと思ったら、約束はその人に会ったときするしかない。その人は音楽のプロになりたくて都市部に出てきたという人だった。
その人は大変パワフルで、何をさせても面白い人で、仲間内でも大変人気があった。しょっちゅう誰かがその人の家に遊びに行っていて、仲間に入れてもらったばかりの私も、みんなが行くので、いつの間にか遊びに行くようになった。
かなり古そうなアパートだったが、まず、お茶をみんなで飲もうったって、ガスは止まっている。
そこで出てくるのは電気ポット。ブレーカーをどっこいしょ、とあげてスタート。
普段はブレーカーを落として生活するという徹底ぶり。紅茶にはビタミンCが入ってるから、野菜が取れないときはこれに限るんだ、などと聞かされながらみんなで飲む温かい紅茶がやけにおいしかった。
なるほど、みんながこの家に行く前にお菓子を買い込むわけだ…。納得。
冷蔵庫もなかった。買ってきてすぐ食べてしまえば冷蔵庫なんかいらないらしい。
私が、一人暮らしが出来るかどうか悩んでいる、ということを聞いた彼は、私が遊びに行くたびにいろいろなことを教えてくれた。
米を買わなくても、町にはパンの耳を30円も出せば結構な量、売ってくれるお店があること。スーパーで売っているハムのはしっこだけの「切り落としパック」のこと。マヨネーズと切り落としハムで作るおいしいピザトーストの作り方。実際にパンの耳にハムをのせて、マヨネーズをかけてこんがり焼いたトーストをごちそうになりながら、そんな話を聞くのはとても面白かった。
なけなしのお小遣いで買った板チョコやカップラーメンなんかもって、本当によく遊びに行った。電気ポットで、ふたつに折ったパスタをゆでて、塩コショウと少量のオイルで味をつけたのなんかもあったっけ、家財道具は、つまり鍋さえないぐらいの状態で(当時100均はなかった)、それでも、最低限このぐらいあれば…という生活を目の当たりにした。
寒い部屋で、みんなで毛布を膝に掛けて、体温でこたつ状態になって、朝から夕方までわいわい話をして、それからみんなで歩いて銭湯まで行く…なんていうのも楽しかったものだ。
礼金だの、敷金だのがいらない部屋が、「ちゃんと不動産やさんで聞けば」あること、トイレが共同ならもっと安くなること、「まこは女の子だから、もうちょっと安全な方がいいだろうから、トイレバス共同はやめておいたほうがいい」と言われたが、風呂なし物件は「あり」で、一万円ぐらい家賃が安くなるなんて、聞いたこともなかったことだった。
彼の生活費は、5万円ぐらい?ということだったので、私は、「これは、私にもいける」と確信した。家賃が2万5000円、食費に1万円以下、ガスはなしで、電気と水道で5000円以下。そういう感じ。
クーラーもない、ガス湯沸かし器もない、ないけど…でも、いける。人間そういうものがない時代だって生きていたんだから。
当時私は20歳前、彼も20台前半。若さで無理を乗り切っていたという側面もあるだろうが、好きなことで身をたてるためには、そのほかのことはもう、問題ではない、という彼を見て、私も、自分の力で生活していくことは出来るのではないだろうか…と思ったのだった。
社会人になったら、いくらなんでも5万円、いや、10万円は手取り分にあるだろう。うまくいけばもっと。生活に5万円、まあ女性ということでもう少し安全な建物をねらうとしても風呂なしで銭湯が近辺にあれば、家賃4万、食べ物もパンの耳よりは贅沢にするとしたって自炊で2万円…とか考えると、インフラこみで7、8万あれば大丈夫だろう。ガスなんか、なくていいのだ。
不便は不便だろうけれども、友達はちゃんと生活している。みんなが家に遊びに来てくれたら、きっと楽しいだろうし…。
私はぐっと希望がかなう望みが出てきたなあとうれしくなったのだった。
時は過ぎて、社会人になり、無事就職を果たした私は、せっせと貯金して一年、100万円ぐらいためてから、会社のそばの不動産屋さんへ行って、銭湯のそばで、お風呂がない物件を紹介してください、給料このぐらいなので、家賃がその2割か、3割で収まるようにしたいです、と相談して部屋を決めた。
ガスも通っているし、トイレは部屋にあった上に、ちょっと安全を考えた建物だったので友達の生活ほど安くはならなかったが、それでも、お金が足りなくなったら、ガスを自分で止めて、電気のブレーカーは落として冷蔵庫なしだって生活できる、銭湯だって無理なら家で水だって浴びていいんだし、流し台で頭を洗ったっていいんだ、と思えるようになった。
ちなみに私の食費節約のこつは、業務用小麦粉とキャベツで作るお好み焼き。切り落としのハムを乗せて。
一人暮らしは、友達がたくさん遊びに来てくれてとても楽しかった。
実家の母は、「すぐお金がなくなって、帰ってくるに決まっている」と言っていたらしいのだが、私は結局、全然帰らず、結婚してその部屋を引き払うまでその部屋で暮らした。
友達は、結婚を反対されていた彼女が郷里から出てきたのを潮に、音楽で身をたてるのはあきらめて、持ち前の電気工学の知識で一部上場の大企業にさっさと就職を決め、「やっぱり、優秀な人は何をやってもさすがだなあ…」とみんなを感心させた。
洗濯は一週間まとめてコインランドリー、冷蔵庫は近所のスーパーで買い物をして食べて、保存をしない。リサイクルショップの家電は安いこと、ガスはどうしても使いたければ、カセットコンロだったら前払いでガスをその都度買うしかないので、後で困らないこと、粗大ゴミは拾って直せば使えること…。国民保険は、払えなくても少しずつ分割が出来ること、保険証はそういうときのために期限の短い一時的なものが発行されること…一時的にしのいで、貯金がなくても、家電が買えなくても、流動資金だけでなんとかなることを教えてもらったのは、とても勉強になったと思う。
優先順位を決めて、一番上以外は、切り捨てると意外と覚悟が決まって、ちゃんと私でも一人暮らしが出来た。水道はともかく、ガスと電気は止まっても大丈夫なのだ。そのあと、結婚して渡米して、貧乏暮らしだったけれども、楽しくやっていけたのは彼の生活を見ていたからだと思う。
パンの耳、一袋30円、というのを今日パン屋さんで見て、当時のことを思い出したので書いてみた思い出でした。
タオルのニオイを取りたい
これの欠点は、洗濯物のにおい。
部屋干し用の洗剤もあるし、そういうものを使えばちょっとはましか…と思うのだけれども、私が買っている洗剤の底値の倍以上と思うと、なんとなく手が出ない。(理由はそこなわけ?と思うけど、確かに、そこだと思う)
大体は扇風機をかけながらリビングに干すので大丈夫なのだけれど、なんとなくタオルにニオイがする。
頭を拭くときにわかるぐらいには。
ネットで検索するとやっぱり、素早く乾かすとそういうのが減るらしい。
うーむ、細菌の繁殖というのもあるっぽいけど…。でもこういうのをあんまり神経質に考えすぎると、手間がかかりすぎるからなあ。もちろん、酸素漂白剤をいれた鍋で煮洗いすると、この問題は完璧にクリアできるわけよ、うん。
多分漂白剤をいれないとしても、グツグツ煮ておけば、多分解消すると思う。
でも、タオルというのは毎日使う。それをいちいち煮洗いって、ちょっとなあ。1800年代のお洗濯でもあるまいし。
最近、花粉症だ、とはいえ、家の中に毎日クイックルワイパーに濡れぞうきんで床を拭くようになってから、症状は軽減している。
朝にちょっと鼻をかむぐらいで、後は時々目がちょっとかゆい…かな?ぐらい。
短時間で気にならない程度までおさまるので、薬も飲んでいない。
朝、1時間から2時間ぐらい、タオルを外に干して、すぐ取り込んでみた。
あ、平気だ。
薄手のタオルなのもあって、匂いがしなくなった。
早く乾いたからなのか、紫外線で殺菌したのか、または両方か。
どっちにしても大丈夫になったのでそのままタオルを使ってみた。
数日使っても、アレルギーの症状がひどくならなかったので、しばらくはこれで。
晴れた日で1時間、曇りの日でも2時間、外で干しておけばいいなら、まあ…
でも、普段はタオルのニオイなんて気にしていないのは、外に干しているからなんだね。
アメリカにいたときには外に干している人なんて皆無だったし、フランスとかも外に干さないのが当たり前だと聞いたことはあるけど、やっぱり意味があるんだなあ、これ。
まあ、北海道にいるときは外に出る窓が開かなかったので、外になんか干さなかったけど(当時は乾燥機をかけていた)、気を付けて時間を区切って、干すことにしよう。
中村とむさんのカレンダー
近所の信用金庫とか、商店街のよく行くお店、家に訪問してくる(多分集金?)保険会社の人…といったようなところから、もらうわけだ。
台所に貼るカレンダーは銀行の、1カ月ごとの12枚もので、日付の下が空白メモ欄になっているタイプ。これはなんと、実家で今も継続中だ。つまり、親はもう何十年も自分の予定をカレンダーに書いている。「粗大ごみ」とか、「大型ごみ」とかもここに書いてある。
父は大抵、画家さんの絵が入った12枚もの。これも毎年…印刷系の会社に勤めていたので、その取引先が配っているものだったらしい。絵が大変美麗で、多分印刷がよかったのだろう、観賞用という感じだった。
私が自分のとしてもらっている二段ベッドの下の段の横の壁に貼っているのは、大抵電器屋さんがくれる6枚もので、これはなぜか…というと、「誕生日」とか「記念日」とか「夏休み」「冬休み」とかのシールがついているものだったから。
シールというのは、当時どれでも貴重だった。マンガ雑誌の付録なんか、結局使わず温存したほどだったし、たとえば通信教育の勧誘封筒の中に入ってくる「重要!」とか「チェック」なんていうシールだって一枚残らず回収された。
姉のカレンダーは、確か製薬会社の、小人の写真集みたいなのが…多分薬屋さんがくれるカレンダーだったのだろう。
この小人の写真集は、多分、ネットにあるのは、【とむワールド】の、この人のだと思う。CGなんか、影も形もなかった頃、カメラを使って撮る写真でこういう、きれいでかわいい写真を撮っていた人がいた。
カレンダーの写真は、意外と大きく、私は破り取ったそのカレンダーからハサミできれいにその写真を切り取って飾ったり、取っておいて眺めたりした。
こういう写真を眺めながらストーリーを頭の中で作ったりとか…。
うーん、暗いな。当時は家の中にプライバシーなどというものはなかった。ノートだの紙だのに書いておくと、どんなに隠しておいても母や姉に見られてしまう危険があったから、ストーリーを隠しておけるのは頭の中だけだった。
何度も何度も繰り返して付け加えて、整えていくと、まるで映画のように頭の中で再生できるようになる。
当時好きだった佐藤さとるさんの「誰も知らない小さな国」のストーリーのように、どこかにこんな小人たちがもっと洋風のコミュニティで生きているのだ…と空想するのは楽しかった。
アニメの「アルプスの少女ハイジ」に出てくるようなパンを焼き、【ブルーベリーもりでのプッテの冒険】のような、コケモモやブルーベリーを摘んで生活している小人たち。
写真というのは、絵よりもずっと細密で、実在の小人たちを想像する助けになった。
当時はオリジナルのキャラクターや、設定を考えることなんて全然出来なかったので、全部どこかからの借り物だったのだけれど、楽しかった。
私のカレンダーの切り抜きコレクションは、数年分あったから、このカレンダーもきっと何年ももらっていたものなのだろうなあ。中学校に上がったとき、この小人たちが好きな人がクラスメイトにいて、私に文庫本サイズの写真集を貸してくれたことがあった。
確か後で、自分でも手に入れたはず。
今、アマゾンで調べてみたら大きい版の写真集も相当数でているようだ。
なつかしいものを思い出したなあ、本当に。
ちなみに、上のリンクのとむワールドでは、まだカレンダーが売っているようだ(今年の分は売り切れ。でもこの感じだと、多分来年分も、発売されると思う)あと、絵葉書も50種類売っているようだ。
見本の画像全部にTOM WORLDと入っているので、これ、商品にも入っているのか…と一瞬思ったけど、注意書きとして「実際の商品にはTOM WORLDの文字は入っておりません」とあった。よかった。1枚100円ぐらいはするけど、今もちゃんと買えるのなら、昔気に入っていたのがあったら、買ってもいいな…。
光の加減といい、背景とのマッチングといい、本当にいいのがあったんだよね…。
あんなに何度も頭の中で反芻した小人のストーリーは、もうおぼろげにしか思い出せなかった。
チョコボの不思議なダンジョンエブリバディ感想
Nintendo Switch版の【チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ】を購入した。
今日が初プレイ。
順調に1章めをクリア。2章めの最初の鉱山ダンジョンまで(多分かなり序盤)。
「ハード」と「ノーマル」があるので、ノーマルにしてみた。難しいのが好き…というわけでもないからね。
このゲームはダンジョンに潜って階層を降りていくゲームなのだけれども、階層を降りる階段で「脱出する」というコマンドが(今のところは)出る。
つまり、このタイプの「ローグライクゲーム」の中では、かなり簡単にしてあるのだと思う。
あとでこの「脱出」コマンドが出ないダンジョンもあるのかもしれないけれども、今のところはこのコマンドを選ぶと、その時点でのレベルはそのまま+集めたアイテムは全部保持したままダンジョンから出られるので、時々外へ出て武器と防具を強化してダンジョンに潜りなおせばいいのね、と理解して遊んだ。
武器と防具の強化にはお金がかかるので、ある程度稼いでは出て3度目に全22階のダンジョンの9階あたりでレベル10、金のクラ+3、革のツメ+6ぐらいにまでなった。
そろそろ寝る時間だしな、と思って一度戻ることにして、脱出を選んだら…
なんと、ゲーム画面に、エラーが出ました、終了してトップに戻ります、と出るではないか。
ええええー!!!ちょっと!
もちろん前にセーブしたところまで戻ってしまった。
セーブしたところまで戻れるだけ、いいといえばいいのかもしれないが(このタイプのゲームは一度ロードしたらセーブデータが何度もは使えないものもあるので)、自分が失敗したのでもないのに、アイテムのかなりの部分と、武器防具の強化と、数千ギルがパー。もちろん自分の時間も。
これが嫌だから失敗したら全部ロストのハードモードを遊んでいないのに!!強制全ロストってどうなのよ!
バグが多いと言われるプレイステーション版チョコボの不思議なダンジョン(1と2両方)で、こんなふうになったことないのにー。
スクウェア・エニックスは好きよ?ドラクエは1から9、11は遊んでいるし、ファイナルファンタジーだって1から6まで何度遊んだか…。トルネコの不思議なダンジョン2のゲームボーイアドバンス版なんか、相当極めたし…
チョコボの不思議なダンジョンのPSPで遊ぶダウンロード版だって買ったし、なんなら不人気だったワンダースワン版だって遊んだけどさ…
自分が失敗したのなら、自分のせいで、気を取り直して遊ぶんだけど自分の力の及ばないところでこういう全ロスは、すごくがっかりする。
今はNintendoSwitch版だとネットにつながっているのでバグを直したり、ソフトの修正をしたりするのが簡単なんだから、こういうエラーがあんまりよくおこるようなら直してもらえると思うけど、もうちょっと経つまで遊ぶのやめようかなあ。
そんなに特殊なプレイの仕方じゃないと思うし、確かに誰でも遊べるように作ってあるのはいいと思うけど、これが頻発したら絶対遊ぶ気がなくなる。
ダウンロード版なのに、びっくりするほどロードが長い。今までNintendoSwitchで遊んだどのゲームより長いんだけど…きっとほかにも、ムービーをロードしているゲームはあるんだろうけど、体感ロード時間を短くする工夫をしていないのだと思う。
wii版と3DS版で出ていたらしい前作のチョコボの不思議なダンジョンを遊んでいないので、リメイク版であるということには全く文句はないけれども、プレイステーション版をリメイクしてくれたら、それでいいのになあ…と思ってしまう。
バグだけつぶしてくれたら、もうそれで十分、私は買うよ!
今はPSVitaで遊べるようになっているんだけれども、立ち上げるのはNintendoSwitchのほうが早いからね…スイッチで動くのならなおいい。
結局プレイステーション版のチョコボの不思議なダンジョンが遊びたくなって終了となった。
ちなみに、プレステ版のお店の女の子、「カミラ」が一番最初に行ける牧場のサイロにいて、そのダンジョンはプレステ版と音楽が同じでなつかしかった。
そこはクリアできてないので、そこだけ遊ぼうかな…。
次に強制全ロストになったら、もうこのゲームはアップデートするまで遊ばない。