LuckyDuckyDiary

冬の制服

私が普段着ているユニクロの、ウルトラライトダウンジャケットの、襟がないのは「制服」と呼ばれている。
そう呼ばれてもおかしくないぐらい毎日着ているからだ。

他の人にも、暖かくていいよ、と説明する時にはこうだ。
 「Vネックのカーディガンあるでしょう、そういうかたちで、薄めのダウンなんだよ」
これで、大体どんなものかわかってもらえる。

これを着るようになる前には、家の中では半天を着ていた。でも、半天より断然軽いし、袖も邪魔にならない。
おまけに半天と違って、外に着て行ってもおかしくないという特典付き。ごみを捨てたり、新聞をポストに取りに行ったり、短時間の外出ならこれで十分だ。

 襟がついておらず、あきが広いので素肌に当たるところが全然ないため、シーズンに洗濯が一回でも、嫌な感じがしないところも気に入っている。そして上に薄手のコートを羽織って出かけることも出来る。ダウンのライナー付きコートのことを思えばそりゃそうなるよね。
 そして気分が悪くなるぐらい暖かく暖房してあるショッピングモールを歩くときは、このダウンだけ脱いでぎゅっと丸めて付属の袋に入れればコンパクトにカバンに入る。現代の温度調整にぴったりというわけだ。

 LLビーンのイージーケアマッキントッシュコート(薄手で洗濯機で洗える)と、このダウンの組み合わせで一冬、乗り切ってしまった。旅行にも便利だったし…。

 この間実家に行ったとき、ふと思いついて父にこのダウンをプレゼントした。父は、石油ストーブのニオイが大嫌いで、なるべくならつけたくない、という人だ。電気ストーブもハロゲンヒーターも「電気代がもったいない」という人で、もともと結構寒い地域の出身だったのもあるだろうし、田舎の家、つまり縁側はほとんど外で、部屋と障子一枚しか仕切りがない(障子の一番下の端っこのマスははネコの入り口として紙が貼られていない)という家で育ったこととも関連があるのかもしれないが、家の中では綿入れの着物を着てコタツに足を突っ込めばOKぐらいの意識なので、家の中がとーてーも寒い。

 私も実家にいたときはこれが普通だと思っていたのだが、気密性の高いマンションに住み慣れると、実家が真昼でもうすら寒い。
基本厚着をするしかない…という感じだし、母はむやみに節約に走っていて、しょうがないから私は寒くなってきたら使い捨てカイロを箱単位で送り付けている。
 
 母は、着ない、いらないというのであきらめたが、父は軽くて暖かくていい、と喜んでくれた。
もう、いい年だものなあ。若いころと同じような温度ではつらくなってきていると思うのに、どうしてこんなうすら寒いところにいるのか…とここまで出かかったが、やめておいた。

 これを着て、喜んでくれるのなら、それでいいか。
 ストーブはやっぱり、嫌いらしい。

 私がそこにいる間だけ灯油のストーブをつけてくれたが、私が帰ったら窓を開けて換気するのだとか。
 着ないといわれたけど、やっぱり母にも送るべきだろうか。

母は遠慮するのが美学みたいなところあるしなあ。なんていうのか複雑な思考回路というか、自分からありがとうと言いたくないみたいなところがある。「送ってくるっていうなら、もらってあげるわ」とか言いたい感じというか、「どうしてもっていって送ってくるから、着てあげたのよ」という感じに持ち込みたいというか…。

 家の外で着るなら、まあセンスがとか、見かけがとかいうのも気にしなければいけないだろうが、あくまで部屋着だというのに。なんていうか、好みじゃなくても、実用ということも考えて、ごく当たり前に「ありがとう」と受け取ってくれるのなら、出すほうも気分いいのになあ。
 セールになった3990円のピンクのジャケットを見ながら、買うかどうか結局決心がつかなかった。
 

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    まこ

    Author:まこ
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