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毎日更新!LuckyDuckyDiary

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夫婦喧嘩

最初は題名を「けっこんもながいよね」と打って、変換したら、「血痕」と出てしまって、うち直してもまたそうなって、結局題名はこっちになった。私は別に血痕について書いたことなんかないのにどうしてこういう変換に…。
(後でわかった。素麺のパッケージの薄黒い柄が赤ければ血痕、という日記を書いたことによって、こうなったらしい)
閑話休題。

 お互い、もう知り合ってからずいぶん経つ。結婚してからの年月も20年越えともなれば、ま、お互い何が嫌いで、何が好きで、どういうことを気にしがちである…というようなことはそれっぽくわかっているし、お互い地雷を踏まないようにして生活するのも慣れているといえば慣れている。

 それは通りなれた道に、切り株があればそのうち避ける癖がつくように、とか、同じ場所にネコがいつも寝ていれば避けて通れるようになるような、そういうことと同じだ。
 彼は優しい人だし、私も気を付けている…と思ってはいるし、それほどけんかになることはない。大体喧嘩すると気まずいしエネルギーは無駄にいるし…意見の調整は喧嘩腰ではないほうが大体はうまくいくからだ。

 これをいつか日記にかかなくては、と思ってメモっておいたころは、まだ腹が立っていたのだが、それから半月もして改めてこうして記事にしようと思ったら、何が原因だったのか全く思い出せなくなっている…ということは、多分大した原因ではないケンカ。

 最後の締めくくりが、彼が、「じゃあ、働けばいいじゃないか、マコも」
…と言われて、私が黙って、終わりになった。

 こういわれると、私が黙るのを彼は知っている。私の年齢では、今から…職歴が20年ぐらいないのに就職活動がどんなに大変かということを…それに私がしり込みすることを知っていて、出す、攻撃なのだ。

 私は、若いときにはもちろん学校を出てすぐ働いていた。事務職というやつで、まあなんていうか、どこの会社でもいるよね、なタイプの仕事で、能力よりは慣れがいる仕事だった。そのキャリアは数年で寿退社、私のキャリアはそこでいったん終了している。

 帰国して、妊娠したとき、一応派遣社員として働くというのも決まりそうだったのだが、彼は「心配だから、お願い、働くのはやめて、俺が稼ぐから」と、私を止めたし、私も無理して働くほど仕事好きでもなかったので、キャリア再開ならず。

 子供が3歳ぐらいの時に、また再開する話…もあったのだが、まず特殊な技能もなく、その時点で10年以上職歴がないという時点で保育園の優先順位なんか3ケタ。パートで働くとしても、時給計算すると疲れるだけで赤字になる可能性もあるぐらい。「俺の給料だけで大丈夫だからね、家にいて、家事してくれたらいいから。俺は家事手伝うのいやだから、それでいいんだよ」…と言ってくれる彼に甘えていたのは確かだ。

 本当に彼の給料が少なくてどうにも…というのなら、私も働くのが嫌いだとか好きだとか、そういう問題ではない、パートの給料が大したことない額であろうと、なんであろうとお金はお金であって、たとえ3万円でも2万円でも稼げればという感じで仕事をすることになったと思う。

 でも…幸いなことにというか、なんというか、彼の給料はつまり、私たち三人が食べて、こじんまりしたマンションに住み、子供に習い事位させてやり、一週に一度は外食し、一年に一回ぐらいは旅行に行くのに問題がない程度にはあったわけで。
ブランド物のバッグや宝石は買わないけれども、手作りのクラフトを楽しんだり、1200円のペンダントを買ったりするぐらいの小遣いで、私はそれなりに日常を楽しんでいたので、これはこれで…と思っていたわけで、働くという選択肢はそれほど、危急存亡の一大事…ではなかった。

 だから、私は「じゃあ、働いて稼いでくればいい」という彼の攻撃がざっくりと刺さるのを見ていた。
 痛かった。私のキャリアが…一番入り口が簡単だった学生から就職してつながっていたキャリアがすっぱりないのはね、あなたがアメリカに来てくれと言ったからだよ。日本にいる人にプロポーズされたことがなかったわけではない。それと、日本に帰ってきたら結婚しましょうね、というのだってあったはずだ。

 私がいつも彼の仕事の都合で外国に住むことを選択するたびに、「私だったら単身赴任してもらうよ、すごいねえ」という人だっているのだから。

 それでも、ついてきてほしい、と言われて嬉しかったのも確かだし、結婚してからはついていかないというのも彼のことを考えればちょっとつらそうではあった。彼の家事能力というのはかなり、ゼロに近いのだ。

 二人で補いあって、暮らしていこうね、と言っていたのに。
彼が外で稼いでくる能力は、高かった。私は大体年収でいうと350万円ぐらいだったからね…。もし私が順当にキャリアを積んでいたとしても年収500万までいけたかどうか…多分無理。400万ぐらいまでは行ったかもしれないとは思う。彼は家でも仕事をするときがある。彼に家事を手伝ってもらって生産性が下がるよりは、彼には仕事を頑張ってもらうほうが、家族全員が享受できるメリットが多くなる。

 そういうことで分担が進んでいたのに、今更その「お前も稼げ」はないだろうよ…。と本当にがっかりしたのだ。

専業主婦は、社会のくず。甘やかされ、世間知らずで、働いている夫をATMとしか思っていないのに自分だけ贅沢をして…というようなことまでネットでは書かれるぐらい、傍から見たら楽に見える職業だと思う。
でも、子供は全員預けられるほど保育園もない。誰かが専業主婦をやるしかないといえば、ない社会だと思う。

 ただ…私みたいに子供が大きくなってからも、仕事していないというのはやっぱり…社会貢献というところから見ると、なあ…。

そんなことをぐるぐる考えて、がっかりして、はあ…と思ってからその夜は寝た。

 次の日、夫が、「なんだか、年を取ってきて怒りっぽくなった気がする、ごめんね」と。

私は思った。いや…カッとなって、相手を攻撃するのは若い時もそーだったよ、と。性格が変わったわけではない。ただ、カっとなった後、抑えるのが多分、私も夫も遅くなってると思う。

 そのあと、ちょっと話をした。

 彼は、けんかとなると、「勝ちたい」という思いがまず、一番先に来るのだそう。
(相手がひるんで、黙れば、勝ち判定らしい)
 一番簡単に勝てるセリフがこれ、というのがわかっているので、出してしまうのだそうだ。

なんか、男ってさ、と思う。私は喧嘩になったときには、「勝ちたい」とか思うタイプじゃないんだよね。
 正しいほうが勝つ、とかじゃないのがけんか。言い分を聞いてほしいというのはある。でもいい負かせれば勝負に勝ちというのはあんまり優先順位としては高くないのだが、彼にとってはカッとなった瞬間、その優先順位が上がっちゃうのだそうだ。
 
 「俺ばっかり働かせやがって」とか、「お前も稼いで来い」とか本気で思っているのか、と聞けばそうではないという。

…じゃどうして出すのか、となると、「つまりこういえば勝てるから」と。

本気じゃないことでも、口に出るってあるのかなあ…と思うけど、勝つのに手段を選んでいると勝利が遠のくからとか、カッとなっていると、普段は思っていないことでも口に出るとか…ありそうな話ではある。そのあたり、人間ってあんまり論理的に出来ているわけじゃないしね。
 
 これは、若いときにはもっと優しかった…と言ってしまうと身も蓋もないし、単にそういう思い出が美化されているだけかもしれないので、そういう結論につくのはやめておくけれども、普段優しくしてくれている夫には、こういうことは「言わせてあげる」のもお礼がわりとして、いいのかもしれないな、と思った。

腹が立つんだけど…今まで彼が主張していた働かなくても、家で家事してくれるのが一番いいから、という意見とか、二人で分担して頑張ろうね、と言っているこの結婚生活全般とものすごく一貫しないけど…でも、彼がそれで勝った感じがして、喧嘩終了に出来て、次の日にはごめんね、と言ってくれるのなら、これは受け入れるべきかもな、と思う。

 私の欠点もたくさんある。このブログを読んでいる人にはわからない欠点もたくさんある。多分私の欠点を一番たくさん知っているのは彼だ。イライラする時も、感情的なときも、気分屋なことも…怖がりなことも。全部知っていて、そしていろいろフォローしてくれて、この20年一緒にいてくれた。

 多分男女どっちがフォローしてカバーして、貢献したか、というと彼のほうが貢献度が高い気がする。彼は私のわがままも結構きいてくれたりするのだから。若い時と変わらず優しくて、夫とランチに行くのを楽しみにしている私を、私の友人は「そこがすごいよね、私なんか、夫とランチなんて行きたくもないわ」と笑いながらほめてるんだか、けなしてるんだか。
 やっぱり大好きだと思える人なのだ。

 年を取って、怒りっぽくなった…のかもしれない。でも…今度は私がちょっと、がんばってあげようかな…そう思った。
喧嘩のスタイルも、感情に任せてポンポン言い返す私を彼がなだめている…ということが多かった若いときから、けんかをしなくなって、そして今回のこれのように、だんだんかわってきているのかもしれない。

 20年以上経てば、そりゃそうなるよね…。いつまでも変わらず仲良く…というのは、総括であって、細かいところは変わっていくんだな。
 こうやって文章を書いていると何となく頭が整理される気がする。

 私が働くのは、これからもっと難しくなるだろう。年齢が上がるというのはそういうことだ。
 でも、私に「私も稼いでいるんだから」と言われると、夫も家事を手伝わなきゃいけなくなるんだよ?そこを突っ込まれると困るのは彼なんだよねえ。そのあたり、無駄に平等思想が根付いている夫なので、「稼いできて家事もしろ」とか「給料額が低いんだから家事をするのは当然」とか、そういう考え方は根本的にない人だからなあ。

 適材適所、お互い(比較的)得意なことをやりましょう、ということを考えると…まあ、そうなるんだけど。
 頭でわかっていても、勝ちたいんだろうな。

 しょーがない、負けてあげよう。こうやって合わせられる人が多分、彼の好みなんだと思うし。
 ここで働きに出て、家事をしろ、と夫に迫るような人なら多分、結婚生活続いてないと思う。

 専業主婦じゃなかったら…。そんなこと考えてもどうしようもないけど、共働きだったら…。
もっと楽しかったのかなあ。それとも二人とも苦手なことをする機会が増えて、機嫌が悪くなる日が増え、お互いに感謝出来なくなってしまってここまで仲良くいられなかっただろうか。

 …多分、そうだろうな。
 お互いの性格を考えるに、多分そうなってしまう。だからこそ、私たちはこれでベストマッチ、と思ってやってきたのだから。

夫婦喧嘩は犬も食わぬ。ほんとにね。

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    まこ

    Author:まこ
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    ゲーマーで、本好きで、クラフト好きです。

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