災害に備えて買うものを考える
全くポエムとは関係がないけど、日記。
大阪で大規模な地震が起きた日、近所のスーパーからいろいろなものがすごく減った。ペットボトルの水、乾電池、パックのごはん、プラスチックのスプーン(フォークはあった)。缶詰の棚もすごくスカスカだったし、ラーメンも激売れだった。カップ麺はほとんどなくて、辛いのしか残ってないみたいな感じ。あと、レトルトのカレーもかなり減っていた。
うちには、ペットボトルの水2リットルが2本。あとはシリアルと、常温長期保存可の牛乳が2パック、それから米。
2リットル2本は、箱にいれて、ドアストッパーとして利用中。毎年、防災の日(9/1)に取り換える。牛乳は、朝のコーヒーに絶対牛乳がほしい夫がいるので、うっかり普通の1リットルパックの牛乳が切れたとき使えるように。使ったら買い足す。シリアルは「どうせ食べる」ので、なくなったら1つ買って、それを貯蔵、貯蔵しておいた方を食べる。1袋で10食分ぐらいあるし、非常時にぜいたくは言わないからね…。
でも、スーパーの棚が空になったのを見ると危機感が募る。「うちにある分だけで、大丈夫だろうか」って思っちゃうんだね。
だから、こういう大地震があったら、みんな「はっ」ってなって買うんだけど…。
でも、日本で被災すると、陸の孤島みたいな山な立地でもない限りは、半日も断水すればもう給水車が出るんだよね…。
食べ物も、多分丸一日何とかなれば、いろいろと配られたりするみたいだし。本当に、3日も経っても誰も助けに来ないようなことになったら、もう心配するのは食べ物のことじゃない。
ケガとか病気ってことなら、あっという間に救護だ、救急だ…ということになるだろうし、家で療養なんていうことにはならないだろうからなあ。給水車でもらいに行くのに、入れ物はあったほうがいいだろうけど、つまり最初に手持ちのペットボトルの水を飲んだらそれでいいわけだから…。
冷静に考えると、非常時に我慢できずにおなかがすいたと泣く年齢の子供がいないならば、食料はそれほどいらない。
水も、半日から1日もてば、多分給水車へ歩ければ、大丈夫。
あとはお風呂は多分無理だろうから、旅行用の紙タオルの固まったやつとかがあったら、ぬれタオルが作れていいかもなあぐらいか…。(ウエットティッシュも棚から減っていたけど、あれって長期保存できるの?)
買わない。買い占めない。絶対邪魔になるし、多分使わない。
空っぽの棚を前に、ちょっとドキドキしたけど、特に何も買わずに帰ってきた。
…という話を夫にしたら、「大丈夫だよ、3日も経てば、ちゃんと戻ってくるから」だって。
「東日本大震災の時もそうだったじゃない」と言われた。(うちは被災地から遠かった)
ああ…そういえばそうだったねえ。
そんなやり取りをしてから、3日。確かに、商品は元通り棚に並べてあった。
ラーメンと、水はなんだか余って安売りになっていて、2リットルペットボトルの水は税込み100円以下になっていた。
えーっと、これはやっぱり、安いから買っておくべき…?これは買い占めてるとかじゃないよね。
阪神大震災の時、配られたペットボトル1リットルの水が、北陸地方の製薬会社の工場で作られたボトルだった。
地震とかがあったとき、普段は作っていない工場でも作れるようになっているんだ、すごいね、とラベルが真っ白に字だけのペットボトルを眺めたことを思い出した。
きっと、この水のペットボトルも、非常時だから、と一生懸命作ってくれたんだろうなあ…。
心配しすぎないように、でも用意はしておくのって、なかなか「ちょうどいいところ」が難しいね。
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この写真を撮ってから、2、3日して同じアジサイの横を通ったら、見事に全部ピンクになっていた。
梅雨時のあじさいって、いいなあ。