大きい回す編み機
その記事の最後に、それの大きい版があって、3万円ぐらいした…という話も書いた。
その大きい編み機は、ドイツaddiという会社のもので、46目編めるもので、ネットで見て一番安かったのが26000円+送料。
ちょっと私が使えるおこづかいで買える額ではない。
まあ3カ月全く使わずにためれば買えるが、ママ友さんとのランチだとか、手芸の材料とかもおこづかいで買うのだから、なかなか…。
と思っていたら、アマゾンに40目編めるという、多分中国製の編み機が…。
大体、70年台からずっとあったおもちゃの編み機(最初はアメリカのマテルが出したっぽい)は、多分金型がどれも同じなのか、22目か16目。キャラだけ違うのがいっぱいあって、私はオークションで古いのを買ったのだが、検索しただけでも、たれぱんだとか、お茶犬とかのサンエックス系、キティちゃん、マイメロディなんかのサンリオ系、それからなぜかディズニーのまであったが、どれもこれもみんな16目から22目。編めるものは…というと細い筒で、それに綿を詰めてぬいぐるみにするのが主な目的。
ちなみに、毛糸関連のものをいっぱい出しているハマナカが作っていた「i Knit (アイニット)」という大人向けの商品もやっぱり、22目(調べたら結局は、おもちゃの22目のモノの色違いだった)、その編み機で作れるものを集めた本もあったけど、ほとんどが、その編み機で編んでも編み目が目立たないふわふわのファーヤーンでただ、筒を編んだだけのマフラーとか、その筒に綿をつめて結んだ芋虫のぬいぐるみ…?とか、平らにあんだ細い編地を何枚かはぎあわせて…とか、「まあ、そうなるわねえ」というタイプのモノしか載っていなかった。
…思い切って購入、第一印象は、大きいということ。ハンドル部分はいれずに直径30センチある。
箱はさらに大きかったのでちょっと驚愕。
60目編めたら帽子に出来そうなんだけど、そうなると直径50センチとか?どこに置くんだ。
今さっき編んでみたのだが、100均並太の毛糸で編んでみたら、幅14センチの筒が編めた。
おおお、これは普通のマフラーの太さでないだろうか?大体マフラーって幅15センチぐらいのが多いものね。
編み機から外してから、棒針にとって輪をとじてボタンを付けてネックウォーマーにしてみた。
1時間ぐらいで完成。
毛糸を導くための部品が付属していたのだけれど、つけなくても編めた。
あと、多分一番のコツはこれ(左写真)。毛糸を編み機に供給するところに、毛糸をはさんだら、抜けないように上からテープを貼ること(写真の水色のテープ)そこから、毛糸が外れてしまうと穴があいたり、編地が外れて失敗ということになる。
毛糸を継ぎ足すときは外して貼り直し。マスキングテープがちょうどいい。
この編み機は、途中でちょっとだけ直す…というのがすごく難しい…というか、基本無理。編地が外れて失敗したら、全部最初から編みなおしにするしかない。
ちょっと穴が開いているとか、あとでわかったら全部編みあがってから、棒針にとって、「一目落ちているのが後でわかったとき」の方法で1段ずつかぎ針で直すのがたぶん一番楽。(なので、編み物の「目」というのがどうなっているのかの知識はあったほうがいい)
しかしこれ、あとで1目落ちて直すにしろ、ものすごく早い。糸の太ささえ合えば、あっという間。模様とかゴム編みとか考えないで輪編みでマフラーだけ!ならこれで十分だなあ…。
5000円分編めそうかって?
金額的にはもうからないんだけど…でも買って死蔵している安い毛糸を全部マフラーにしてバザーに寄付するとか、ネックウォーマーにするとかは出来そう!
細い毛糸は2本取りにするとかもいいなあ…。気を付ければもうちょっと太い毛糸も編めるかも!
編み物は手でやるのが正しいと思っている人は多いし、私も編み物は好きだ。
好きなんだけど、こういう楽ちんなのも、いいなあって思うんだよね。編みたいのか編みたくないのか、どっちなんだか。
フリージア
花を見たわけじゃないけれども、絶対に咲いていた。
この花は、もうすっかり春…にならないと咲かない花だと思う。あの細いラッパ型をした花が頭に浮かんだ。
この花は、うちの実家の庭で父が育てていた。うちの実家の庭は、いろいろなものが少しずつ植えてあった。フリージア、チューリップ、クロッカス、ムスカリ…小さいけれど梅と桃の木もあった。
フリージアは特にいい匂いがする。紫がかったピンクのと、白、それから黄色があったと思うけれど、球根を買わないとだんだん黄色いのばっかりになっていく。チューリップも同じで、赤、黄色、白、ピンク、紫なんかがあるのだけれど、白が1つ2つ咲いたらいいぐらいで、去年の球根植えたら赤、黄色ばっかりになったりする。
私はそんなわけで、「優性遺伝」という言葉を覚えたのは、確かそういうことだったと思う。
柚子や、山椒の木にアゲハがくること、その幼虫に卵を産んでさなぎになっている間に出てくる(蝶はつまり死んでしまう)よく考えたら怖い習性を持つ蜂がいることも、クリスマスローズがクリスマスなんかに絶対咲かないことも、葉っぱがつやつやした山茶花や、椿につくイラガの幼虫に刺されるとすごーく痛いことも、その幼虫に直接触らなくても風で飛んでくる毛でも腫れることとかも…白いユリの花粉が服につくと取れないことも、みんなうちの庭で覚えた。
春になってもまだ朝の気温が低くて、空気の中に霧の気配が残る早朝には、フリージアのにおいが散ってしまわないまま空気の中に込められていて…
そんな朝の記憶が一瞬でよみがえった。
春が来て、年度が改まって、私も一つ年を取る季節。
いつも、春は新しいにおいがする。
春は、ものみな新たに。そして今年の春もまた。
扇風機応急修理
これが、物干しスタンドの横に置いてあるのだけれども、コードが引っかかって倒れてしまった。
パキャ、とイヤな音がしたなあ…と思ったら案の定、プラスチック部品が割れていた。
大体、扇風機…それも安い扇風機というのは、大体構造が同じで、モーターの入った本体に、前後二つに分かれるおわん型の網がついている。その網の前後を止めているプラスチックの輪が割れた。
扇風機の本体というのは、モーターと羽なので、そこが壊れていない限り回るし、風も来るのだけれども、やっぱり羽がむき出し…というのは危ない気がする。後ろ側の網は本体にくっついているのでいいんだけれども、外側を止めている輪がないと前のネットは落っこちる。
…大変単純に、ひもで結んでおけばいいのではないだろうか…。
…というわけで、手持ちの紐で結んでみた。
2980円だった扇風機とはいえ、買い替えるのはもったいないもんねえ。本体がこわれたならともかく、たかが枠だし。
なんとなく、ピンクのリボンを結んで女の子っぽくなった気がする。
ピンクって、すごい。電化製品でピンクが売れ残るのがわかる気がするなあ。
今年の夏はこれで乗り切ろう。
甘いシナモンキャンディ
この日記を書いたとき買ったニッキ飴は、チャック付きの袋に飴がそのまま入っているもので、結構早く食べきらなくてはならなかったから、次回は個包装の飴を買おう、と思っていた。
ふと気が向いて、スーパーで買ってきたニッキ飴を食べてみたら甘ったるい。
なんていうか、べっこう飴のニッキ風味ぐらい。うーむ…。
次にお菓子を売っているところに行ったとき、とてもスタンダードだと自分で思っていたニッキ飴を買ってみた。
このキャンディを先に買わなかった理由は、この飴は個包装なのだけれども、両端がひねってあるだけという昔風の個包装なので、これもまた、ベタベタになってしまうのがむき出しの飴よりは遅いが、昨今の密封個包装のものより早い気がしたから。
割とおいしい飴なんだけど…やっぱり甘い。【春日井のニッキアメ】は、ものすごく昔からあったと思う。これと、ハッカアメという水色の飴があって、この二つは固くて長持ち、割と好きな味で、中学生ぐらいの頃はかなり愛用した。
多分、ニッキ飴と言われたときこのパッケージが頭に浮かぶ人は多いと思う。甘さ、シナモン味共にスタンダード…と思っていたのだけれど、なんだかこれが、物足りないんだな…。
今日、個包装ではない、2/22の日記に書いた飴を探しにいったら、同じ袋が見つからなかったけれども、100均には、ちょっと小さくて、多分同じ会社のが見つかった。「昔がし」直火炊き辛口にっき 工場直送便」と書いてある袋。
製造元は「吉岡製菓所」さんというところだった。(サイトが見つからなかった)
やっぱり個包装じゃないんだな…。でも食べたら軽く辛くておいしい。こうでなくちゃねえ、と思う。
甘くない紅茶と食べるなら、このぐらいの味じゃないと、シナモンティっぽくない。
ニッキ中毒というかなんというか…。今度からここの飴だと覚えておこう。
「地飴」「直火炊き」「辛口ニッキ」とこういう言葉をキーワードにしたら、多分それほど違わない飴が買えそう。
100均の袋は小さいので、食べきりやすくて、大袋よりいい。
甘ったるいほうの飴は、夫に頼んで食べてもらうことに。
「大丈夫、仕事場においておいたら、そのうちなくなるから」って。
「ご自由にお取りください」的お菓子置き場があるらしい。
ふと思ったんだけど、この味、何に似てるか思い出した。
「浅田飴」のニッキ味だ。あれは結構辛い。
ちなみに風邪をひいてせきがひどいとき、あれをなめるのは私も夫も好きだけれども、夫は「クール」しか食べないから、最近食べていなかった。
それを思い出したら、なんとなく…咳に効きそうな気がする。(気だけだけど)
40目の手で回す編み機
まず…。日本製の22目の編み機は、目が飛んだら、そこから結構な頻度ではずれて、「そのまま編み続けると大穴が開いて、とてもじゃないけど使えない状態になるので、ほどいてやり直しになる。
中国製の40目の編み機は、「一目飛んでも、そのまま編み続ければ次の段をそのまま編めてしまうことが多く、横に2目から5目ぐらい続けてすっとぶこともあるが、出来上がったときには目立ちづらい。ただし、縦に2段編めなかった場合は日本の物と同じ。
そして、中国編み機はほどこうとすると、編めなかった目のところから、目に糸が通ってしまって(一番最初の段か、最後の糸始末と同じ状態)サラッとほどけないことがけっこうある。(糸を切って抜いて、次の段までいくと、また普通にほどけるようになることが多い)。
日本の編み機は、途中で回復することはないが、ほどくときには簡単。
日本の編み機の場合は、編地が外れる原因は、糸の供給口のところで針が下に降りるとき拾いそびれるケースが多い。
故に、落ちないようにみるところは、糸が針にかかるところ。
中国の編み機の場合はこれ(左写真)。
青い枠で囲んであるほうが「正しく糸がかかっている」。赤枠のほうは、糸が突起の下にかかっていない。
こうなっていると、次の段で赤い枠の目が落ちる。指で、突起の下に押し込んでおくと落ちない。
針に糸がかかって、下におりきったときに見て、何目も続いてこの赤枠のようなかかりかたをしていたら、ちょっと糸の供給がゆるめなので、引っ張ってきつくするついでに、指で突起の下に全目押し込んでおくと、目が落ちる頻度が激減。
なので、見るところは糸の供給口のところではなく、そこを通り過ぎて、針が落ち切ったところ。
あとは、この右の写真のように、糸の供給口から、糸が外れないようにテープを貼っておくといいと思う。(写真では水色のテープ)
糸の供給口と、針の通り道が近いのは中国製で、糸を拾いそびれることが少ない感じがする。
ただ、ほどくとなると断然日本製のほうがスムース。両方のいいところが採用できればいいのになあ。
やっぱりドイツの高いのは、どうなんだろう…。これでもっと針の間隔が狭くて、もっと細い毛糸が編めればいうことないんだけど!
もう、テープは貼ったりはがしたりするのが面倒になってきて、毛糸針で通して使っている。
そしてネックウォーマー量産。
近所のバザーの寄付とか募集が秋になったらあるから、それまでに編めるといいなあ。
ちなみに、【アマゾンで購入した】。アフィリエイトとかはやってないけど、22目とか16目じゃない目数の多い編み機は珍しいので、ほしい人があったら、と思って貼っておきます。
上履きを買う
息子の持ち物の補充、点検、取り換えの時期でもある。
上履きがそろそろダメになっているので、夫と息子に買いに行ってもらった。サイズ、1つ上がるかもしれないから、頼むわね、と一応言っておいたのだが…。
買ってきた上履きがなんと、前のサイズの2センチ上。
なわけないでしょう!!!1センチ刻みにしかない店もあるから、1センチ上ならわからんでもない。
でも、一度に2センチも大きくなるわけ、ないよね!!それなら絶対、3月には前の上履きがはけたわけはないから!!!
…とりあえず、大変手厳しく突っ込みたかったのだが、ここで上のセリフを言うと絶対に夫がへそをまげて、こういう買い物に行ってくれなくなるので、ぐぐぐっとおさえて、
「ええと、どうしてこのサイズになったの?試し履きはしてくれた?」と聞いてみた。
「試し履きは出来なかったよ、袋を開けるなってかいてあるんだもの」
(大抵、試し履き用に、片方だけの靴がぶらさげてあるでしょうが!)
「えーっと、じゃあどうやって合わせたの?」(これは本当に疑問だった)
「今はいてる靴の底と比べてみたら大体一緒だったから、こんなものかと思って」
「うーん。試し履き用に、そこに紐で靴がぶら下げてなかった?」
「ごめん、見てない」
そこで、彼は多分、選び方に問題があったことに気が付いたらしく、「まあ、そのうち履けるから」って。
まあね…多分来年か、再来年になればね。
「今度から、奥さんが買いに行って」
はーーー。こうなるのがいやだったんだよねえ…
まあ、でもしょうがない。子供の靴を合わせて選ぶという作業は、「彼が出来ること」には含まれていないと思うしかない。
息子も息子だ。もう小学校も高学年だというのに!
前回上靴選びに行ったとき、透明の試し履き用の靴、履いたでしょうが!
息子に聞いたら、「ごめん、覚えていない」…という反応だった。
しょうがないので、次に買い物に行く機会があったとき息子を連れだして、靴を返品+新しいのゲットに行った。
靴売り場にはやっぱり、上が透明になった試し履き用の靴が各サイズ、ぶらさげてあった。
息子には、「今度はこれのこと、覚えておいてね」と釘を刺しておいた。夫がわからなくても、息子が思い出せればそれでいいんだから。
…やっぱりまだまだ、お母さんの出番はあるんだなあ…ということを実感した四月の初めだったのでした。
ガムのボトル再利用
ミント味だったり、フルーツ味だったりする。私がこの粒ガムを買わないのは高いから。ボトル入りで500円以上する。
プラスチックボトルが、今日空っぽになったので、シールがはがせるかな…と思ってはがしてみたら、すごくうまくはがれて、白いふたつきボトルになった。
こういうのって、捨てにくいんだよね。
デコレーションしたら、かわいくないかな…とか思ってしまうし、何か小物入れに使えそうではあるし!!
でも、こういうのを取っておくとね…。ごちゃごちゃして、多分使わなくて、それでもたまっていってしまう。
実家の押入れが頭に浮かぶ。
紐(何かについていたもの。ほどいて巻いて、しまってある)
包装紙(これも、何かが包まれていたもので、中古。しわを伸ばしてたたんである)
紙袋(もちろんこれも、買い物時にもらってきたもの。特に百貨店のなんかテキトーに使うと機嫌が悪くなるぐらい、大事にしているのだが、たまる一方)
そのほかにも、お菓子の缶、箱、すだれの小さいの…、そうめんの木箱、粗品…みたいなものがどっさりがっさり、ぎっちりに入っているのだ。
「何かに使えそうだから」と取ってあるものは、大抵「何にも使えない」。わかってるんだけど。
あ、でも!これ、絶対どこかで見た…何かの代わりになる。今、豆電球が頭についた音がした。
じーーっと眺める。
わかった。これは綿棒にちょうどいいサイズだ。
我が家の綿棒は、大抵100均のものと決まっているのだが、100均の綿棒のケースは、やわらかめで、ふたが薄い。
つまり…ふたを一度開けると、とても閉めにくい上に、ちょっと強めに綿棒ケースを握るとぱこっと外れてしまう。
そしてふたと本体はつながっていないので、ふたが落ちることが多い。
だけど、ガムのボトルは、ふたと本体がくっついているし、ガムが湿気るのを防ぐのにパチンと閉まるようになっているから、これはいいかも!
綿棒ケースを取り出してみたら、まさに高さも直径もぴったり!
綿棒を移し替えて、綿棒ケースを廃棄。
これは、再利用だけど、ちゃんと「入れ替えて」入れ替えたものは捨てたんだから、ちゃんと利用できたってことでOK!
次回にボトルガムのボトルが開いたときはちゃんと捨てましょう(<自分宛てのメモ)
ジョナサンって誰
共通の友達がいると表示されるのはわかる。たとえば、子供が幼稚園の時のママ友さんの友達は、大抵私も顔見知り…ということはよくあることだし、学生の時の友達の友達は、私にも友達というパターンが多いので、「友達申請」出そうかな、と旧交を温めるよすがになるわけだ。
何度かの渡米生活によって、外国にも知り合いがあるわけで、時々メッセージを交わしあったり、「いいね」なんていうのを送りあったりしているのだけれども、この前からずっと「Jonathan Allen」という人が、知り合いでは?というところに出てくる。
なんとなく、なんとなく…なんとなく覚えがある。でも、リンクをたどっていっても顔に覚えがあるわけでなし、住んでいたことがある場所もかぶっている形跡はない。多分アメリカ人。男性。そして、私がアメリカで知り合った人の友達だ。
趣味が一緒でもない…年齢的にも多分20歳ぐらい離れている(若い)ということは、私がアメリカにいたときは子供だったはず…ってことは、やっぱり接点はなさそう。
…と思って数日たったさっき、思い出した。ジョナサン・アレンというのは私が昔愛読していたコミックス、【ファミリー!】のキャラクターだ!この画像の、中央の赤毛のメガネの男の子の名前が、確かジョナサン・アレン。
渡辺多恵子さんという人が書いたマンガで、なんていうか…アメリカへのあこがれを凝縮したような感じ。まだ留学が珍しかったころのもので、日本人が短期留学して、この家族のところへホームステイする、というような回もあったりして。
みんなが、いいなあ…と思うようなアメリカのイメージが詰まっている。
いうなればこう…杏里という歌手が歌っていた「思い切りアメリカン」のような。
♪窓をあければ、サンタモニカの海 軽くはおるパーカーは、マリンブルー♪みたいな、カリフォルニアの青い空だとか、自由と平等とか、全体的にイメージ戦略満載。
家族にゲイの人がいたり、養子縁組の話があったりと、自由と多様性の国なんだ、という当時の日本人のアメリカはいい!というあこがれがたっぷり詰まったコミックスだった。
これを読んでアメリカ留学にあこがれた人も多いのではないだろうか。
ジョナサン・アレンが誰かわかって、すっきりした。
アメリカに何年も住んだことがある今、もうアメリカにそういうあこがれはない。アメリカに住んでいるのも結局同じような人間だし、自由の国…といいつつ、まだ学校によって人種が偏っているのは、恣意的に調整すべきかなんていうことを本気で議論しなくてはならないような国なのだ。
いろいろとあこがれていた時には見えなかった問題も見えているがために、中学生の頃のように純粋に、見知らぬ世界を見てみたいとか、英語で暮らしてみたいとか、そういうことは思わなくなっているけれども、当時の気持ちがよみがえってくる、懐かしい再会だった。
30円でちょっと違う
塩と野菜をいれて、漬物にしたり、肉にたれをからめたり、魚に粉を振ったりするときに使い捨てにする。
一番安いのは、50枚ぐらいの袋が束ねてビニール袋に入っているもので、つるして使うようになっていたりする。実家で使っていたのはこれだった。うちでは「安いのがともかくいい」ということになっていた。
一人暮らしをはじめて、100均で買ったのが、箱ティッシュと同じ形式になっていて、1枚ずつ引っ張り出して使えるもの。これが、壁の釘にかかっているビニール袋から1枚ずつ取り出すのより、断然便利だった。(おまけに、一人暮らしの部屋には、壁に釘なんか打てなかった)
100均にその箱入りポリ袋が売られているのがわかってからは、ずっとそれを愛用している。
最近、その箱がそろそろ空っぽになったので、新しいのを買ったほうがいいな…と思い出したのが近所のスーパーでのこと。
100均で買うともちろん108円だが、スーパーだといくらなんだろう、と思って売り場を見に行ったら、138円だった。
30円…。この差を大きいとみるか、小さいとみるか。少しでも節約できるように普段からいろいろな努力をしているし、たとえば洗剤が底値から30円も高ければ、まず買わないのだからこれはやっぱりやめるべきか…とは思ったのだけれど、最近すっかり忘れっぽくなっている私のこと、これをまたすっかり忘れてしまうと次に思い出せるのはいつになることやら。
…というわけで138円のポリ袋箱を買ってしまった。
おもむろに開けて1枚取り出し、肉を中に入れて上から調味料をかけてもみこんでから、口を結んで冷蔵庫に。
使いやすい気がする。
もう一枚、同じ作業をする。
やっぱり使いやすい…??よね。
同じようなビニール袋に見えるのに…。値段が30円高いからといって、突然使いやすくなるなんてこと、あるだろうか。
だまされている?
30円分の思い込み?
前のポリ袋の箱を、ごみ箱から発掘して、新しい方と比べてみた。
あーーーー。幅は同じだけれども、長さが違う!新しいほうが5センチぐらい長い。
なるほど、長い分、空気を抜いてから、口をねじって結ぶのが楽なんだね。
道理で。5センチ長い分、使いやすくて、そして高いんだな…。今まで、元の袋のほうが使いにくいなんて思ったことなかったのだけれども、比較すると確かにもうちょっと長いほうが使いやすい。
30円分の贅沢といえば贅沢だけれども、毎回結ぶときにギリギリで、ひっぱったらほどけるように結ぶのがむずかしくて、開けるときにハサミを使ったり手でひき破いて粉が散ったりしていることを考えたら、これはいい投資なのかも。
古いkindle発見
このかばんはナイロンクロスで出来ていて、やわらかくて軽いのに、丈夫で結構たくさん入るので、うちでは「入院の時使うバッグ」として認識されている。
もちろん入院でない時も持っていくが、「そのぐらい大荷物」でないときはもって行かないぐらいたっぷり入るバッグ。
夫が、「あ、何か入ってる?」というので見てみると、かばんの断面の薄いポケットから、古いkindleが出てきた。
今持っているkindleの3世代ぐらい前のもので、アルファベットのボタンがついているもの。
てっきり夫が部屋に死蔵しているものと思っていたけど、私が数年前の家族の入院の時に、付き添うのに持って行って、そのままポケットに置き去りにして、新しいほうのkindleで本を読んで古いほうを回収するのを忘れていたらしい。多分だけれども、「盗まれてもいいぐらい古い」端末として、病室に何かあったとき置き去りにしてもいいや、と持って行ったのだと思う。
もちろん電池はきれていたので、充電しなおして(ちゃんと充電した、すごい)、のぞいてみたら、ほとんどが無料の著作権切れの名作だった。
今のkindleよりもずっと冊数が少なくて、フォルダに10作ぐらいずつ整理されて保存されていて、本が探しやすい。
今のkindleには、何百冊も入っているからね…。
持ち歩いて読むとしたら、このぐらいでいいのかも、と思わせるサイズ感だった。
「風と共に去りぬ」とか、「若草物語」とか、いつ読んでも懐かしい本。
こういう本を、しばらく読んでいないなあ。
あ…「秘密の花園」があった。
これは、春に読みたくなる本だと思う。
花が、植物が芽生え、育っていく様子がとても美しく書かれていて。
…と思ったら、さすが、タッチパネル方式のkindleに慣れて数年、ページのめくり方まで忘れている。
えーっと…こっちのスイッチが進むほうで、こっちが戻るほう。
オンオフのスイッチは、そうそう、こういう横にずらして、手を離すと戻るスイッチだったねえ…。
あ、これ、バックライトないや、夜にベッドで読むのは無理ってことだ、とか記憶が戻ってくるまでちょっとかかった。
たしか、このkindleはヘッドフォン端子があって、音楽が聴けたような…。音楽ファイル、何が入ってるんだろう、記憶にないけど。
しばらく読んで、読みやすかったら、今のkindleの整理をしようかな。
クリームコロッケ
まあ、大したものは作らないが、焼きそばとか、うどんとかの麺類のほか、ごはんと味噌汁…まではいいとしても、おかずをなににしようか、なっとう、卵焼き…(材料がない)。
普段あんまり食材を買い置きしないのでこういう「普段と違うスケジュールでご飯を作る」時に問題が出るんだよな…。
私ならもう、朝の残りの(または昨晩の残りの)味噌汁と、ごはん、ふりかけか、つくだにか漬物、納豆ぐらいあれば普通にごはん終了だが、息子がいると、さすがにもうちょっとなんとかせねばな…という感じになる。
何が食べたい?と聞けば、「てんぷら!」「かにクリームコロッケ!」
…容赦ないな。
どっちも相当「手間のかかるメニュー」として認識されているものだ。
特にカニは缶詰のを使うにしろ、クリームコロッケというのは、玉ねぎをいためてホワイトソースをな…だあっ。最後に揚げるという工程までいるのだ。私が作る料理の中では多分一番、時間がかかる料理であろう。
…と、それを聞いていた夫が、「ねえ、スーパーで売ってるやつでいいと思うんだけど」と口をはさんだ。
あ…。私の実家の母親は、添加物恐怖症みたいなところがあって、お惣菜も絶対買わない人だった。
デパートのデリであろうが、近所のスーパーの手作り総菜であろうが、そんな「怖いもの」を買うぐらいなら食べないほうがましというぐらい、というような人で、黄色いたくあんや、赤いソーセージや、色付きのそうめんなどは、全く私たちの口には入らなかった。
「それで、いいかなあ」と、聞き返した私に、「いいと思うよ、たまのことなんだし」と夫。
かにクリームコロッケは、80円だった。
私も食べたけど、かなりおいしい。あの手間のことを考えると80円なんて、嘘みたいだ。そりゃ、家で大量に作ろうと思えばできるけど、多分たくさん作れば1つ80円より材料費は安いだろうけど…。スーパーまで自転車で五分、買って帰って所要時間15分。
息子は「あったかくないのが好き」とかいうものだから、そのまま出すでしょ。私の分は温めなおすとしたって…。
息子は2つ、ペロッと食べてしまったので全部で240円。
数は少ないけど…おいしいと喜んでるし…外で食べさせることを考えると安いし、おかず作るにしろ肉だの魚だの買えば、もっとするんだからねえ。卵焼きと納豆なら多分似たような値段だろうけど…。食費もこのぐらいのものなら出来合いを買っても大丈夫。
なぜこんなところにこだわりがあるんだろう、と思うと確かにこれでいい気がする。
買ってきたトンカツで、かつ丼作ったら喜ぶかな…と思ったらなんだかうれしくなってきた。
夫は、「昼ごはんじゃなくて、普段の夕飯も、こういうの使っていいよ?」というのだけれども…そこはどうしようかまだちょっと悩む。
算数の問題
かなりの先取り学習なんだろう、小学校の範囲に入ってるのかこれ?というようなものだし、まあ、それでも受験には出す学校があるのだといわれたらもう、しょうがないのだけれども…。
息子は、夫が算数が得意なのはわかっているようで、勉強の質問は大抵夫が引き受ける。私も、もう問題をじっくり読んでもぱっと解けないものが多いので、それでいいと思っている昨今のこと。
「難しい、これ無理」と投げ出した問題を、ちょっと見てみる。
「おかーさんには無理だって」とか生意気なことを言うようになってきた。
図形問題で、内角の和が180度外角の和も同じ、というようなことを使って解く問題だ。
「あのさ、ここの角度を180度から引いたのと、こっちの角度を180度から引いたら同じ、というのを使って解くんじゃない?」
ちょっとゆっくり式を書いたほうがいいが、多分とっかかりはそこだな…私ならこうやって解くよね、と思ってそれを口に出したら、息子の顔が「あ、わかった」という顔になって、問題が解けた。
「おかーさん、わかるの?」
まあ…ねえ、息子よ。私ね、中学校も高校も卒業したわけよ?
これは多分、公立の小学校ではやらない問題だけれども、公立の中学校に行けば、多分出てくる問題だと思う。という説明をしたら、ちょっとびっくりしていた。
多分だけど、私も夫も若かった頃があって、学生を…中学生、高校生、大学生をしていたということがあんまりピンとこないんだろうなあ。
そりゃ…私は夫よりお勉強苦手だけどね!でも、一応義務教育範囲の問題ぐらいならさー。
ちなみに、息子と同じ年の時は解けなかったと思うわよ、と言っておいたら「へへっ」という顔だったけど。
絶対「俺のほーが頭いい」と思ってる顔だなあ。
全くかわいいったら。
塾の問題の答え合わせを夫と一緒にすることになっているのだけれども、その時に、「ここはお母さんにヒントをもらったんだ」と打ち明けていた。
こういう時に、自分で解きたかった、悔しい、と思うタイプみたい。
そういうところは私にはない。教えてもらって解けるのならそれでいいや、みたいな気がしちゃうんだけど、そういうところはやっぱり男の子というのは、違うものなのかも。
帽子のゴム
結構深めに帽子をかぶっていても、あおられるし、かといって帽子がかぶりたいのは、髪に花粉が付きづらくなるから。
この場合…対処法はやっぱり、ぼうしにあごひもをつけることなのかなあ…。
野球帽の形の帽子は、たいがい後ろで大きさが調整できるようになっているのが多いのだけれど、私がかぶっている帽子は、つばがぐるっとついているもので、調整機能がない。
子供の頃にかぶっていた麦わら帽子には、必ず、あごにかけるゴムひもがついていた。おさがりで、のびちゃったのがついているにしても、ついていれば風にあおられて背中の方へ落ちることはあっても、落とすことはない。
小学校の時の体育の時の赤白帽にもゴムがついていた。赤白帽の後ろにはちょっとゴムも入っていた気がする。
大人になってからの帽子で、ゴムがついてたのは…そうだ、ベレー帽。
頭の上にちょこっと乗せるだけのベレーで、祖母が取っておいたのをもらったもので、帽子屋さんの箱に入っていた。
黒くて細いゴム紐がついていたので、てっきり、あごひもかとおもったら、頭の後ろにおいて、髪の毛の下に入れるものだということがわかって、「あごにゴムひもをかけて、外に出なくてよかった…」と思ったっけ。
当時は髪が長かったので、ベレー帽のゴムひもは無事、髪の下に隠すことが出来たが、残念、今の私はかなりのショート。髪の下にゴムをいれてもすぐ帽子ごと落ちそうだ。
しょーがない、園児スタイルであごにかけるしかないか…。
白いゴムと黒いゴム、両方あった。どっちにしろ目立つけれども、これは息子が幼稚園だったときの帽子があごひも式だったので取り換えるのに買ったゴムだ。古いな…大丈夫か…と思ったけど、ちゃんとまだ使えた。
白いゴムをあごに回して、自転車に乗る。
風が吹いても余裕、手で帽子を押さえながら自転車をこがなくてもいいし、かなりの強風でも、帽子がずれないし快適!
みかけより、快適さを取る年齢になったんだなあ…としみじみしながら自転車をこいだ。
早く花粉の季節が終わらないかなあ。
たばかるサラダ
放っておくと多分、本当に肉や、魚は食べてもそれだけに終わってしまうのではないかと思う。
トンカツとか、からあげとか食べて、白いご飯食べて終わりみたいな。
トマト…は多分食べるだろうけど、野菜を食べたほうがいいというようなことを思いつかないのではないかと時々疑いたくなるぐらい。ほうれん草の胡麻和えとか、みんなで分け合って食べたら、一口分食べて、野菜終了!みたいになるので、小鉢に盛り分けて、これは割り当て分ね、と配ることにしているのはそのせいだ。
サラダも、たとえばトマトのサラダなら、50グラムとか100グラムぐらい食べるけれど、レタスのサラダはかさばる割に、実質それほどグラム数がない。でも「サラダ1皿食べた」と思っちゃうので、うちでは生野菜はあんまり出さず、煮物、炒め物、ゆでてからサラダにしたのが多い。
あとは味噌汁に入っていれば黙って食べるので、結局熱を通したものばっかり。
普段愛読している【俺は楽をしたい】ブログのてかとさんが、ブロッコリースプラウトを食べるという話をしていた。体にいい成分が入っているのだそうだが、熱をかけると、その成分が飛ぶという話。
おいしい食べ方として、ハムで巻いて食べるのがいいという話になっていた。
カイワレ大根をハムで巻いて、マヨネーズをかけたサラダはどこかで見た。多分外食した場所で見たのだと思う。
でも、小学生の息子は、カイワレの生が辛くて嫌いなので、家で作ったことがなかった。
(カイワレは汁の実にしたことはある)
ブロッコリースプラウトは、味があんまりないらしい?
…ということで挑戦してみた。
ハムを半分に切って、くるりと巻いてお皿に乗っけておいた。
大体、初めての食べ物があんまり好きではない夫と息子。全体的に食べ物にはコンサバ。
緑色の、いかにも野菜!という色の葉っぱが束でのぞいているブロッコリースプラウトサラダを見て、「ううう」という顔をしたが、ブロッコリースプラウトの味がかなり薄いのと、ハムの塩味が相性が良くて、「あ、意外においしい」となっていた。
サラダにだまされた、みたいな感じなんだって。
いい風にだまされたんだもの、文句ないよね?
「また、食べてもいいな」って。
野菜の料理の中では最高評価と言えよう。
もやしを安く売っていない(上にかなり古いのが売られていた)アメリカでは、自分でもやしを栽培するというライフハックがネットで紹介されていた。日本でもやしを作る人がいないのは新しくて安いものが簡単に手に入るから。アメリカのライフハックでは、ネジ蓋のついたガラス瓶で育てていたが、瓶の中に入れた大豆を適当に水と混ぜて育てるのでごっしゃごしゃにからまって育っているのを見たけど…。
てかとさんが試してみたスプラウト栽培キットは、プラスチックのザルの、そこが平ら…みたいなものが使ってあって、古い水がたまらないようになっているし、種が下にしっかり植えられて、上下左右、バラバラになったりしないので、自分で栽培するなら、買うかな…なんて眺めたけれども、テレビの上のホコリを拭くのさえ時々忘れるのに、こういうものを育てるのって、無理じゃないかな、という気がしてまだチャレンジしていない。
でもブロッコリースプラウトは好評だったのでまた買おう。
スマホのゲームとPCのゲーム
大体ちょっとした時間で遊べるパズルなんかが多い。
3つそろえて消す、「マッチ3」ゲームはもう何年も前から気に入っていて、最近も、ゲームの宣伝で見かけたものをダウンロードして遊んでいた。
最近のスマホゲームは「最初はタダ」でダウンロードさせてくれて、ゲーム内で課金をするものが多い。
人によっては何十万も課金する人もいるという話で、そういうゲームはもちろん、課金する人が間違いなくものすごく有利に作ってあって、無料でプレイすると、まあ最初のほうはともかく…というようなことになっているのもあるらしい。
今回遊んでいたゲームは、パズルだったのだけれど、難しいところを解くのに失敗すると、ライフが減る。ライフが全部なくなってしまうと、50分経つまでライフが回復しない。ライフは3つ100円で買える。上限は3つだが、200円払うと上限が1つ上がって4つ所持出来る。もう300円払うと、上限5つになって…とか。
ぬーーー。もちろん、上手ければライフがなくならないので、ずーーーーーっと遊べるわけではあるが、これが絶妙に作ってある。もうちょっとなんだけどーーー!というところで、時間切れになったり、あと1個、コマが取れたら成功なのに、動かせるのがなくなるとか…。
遊んでいない間にも、ライフ数は回復するので、そこでスパッとやめて、数時間後にまたトライすればいいだけなんだけど、「ライフが5つあればなー」とか、「あと1回、遊べたらなあ」とか思ってしまうのが、多分ゲーム会社の思うツボというやつなのだろう。
今までも、こういうことはあった。今まで…つまり、スマホのゲームがあんまりなかったころの解決法は、パソコン版を探すこと。もしCDとかに入った「製品版」が買えれば、大抵課金なしで全ゲーム遊べるようになっている。
または、ゲームをダウンロードで売るダウンロードサイトから、最初1回、お金を払って買えば、そのあとは課金なしでフルバージョン遊べる(ライフ制じゃない版になっている)というのも結構あった。
今回のパズルゲーも、ゲーム配信会社のロゴに見覚えがあった。
PC版を1本ずつ買わせてくれるサイトがあったはず…。
PC版サイトに登録して、ゲームを検索すると、同じ題名のものがあった。
お、と思って有料版をダウンロード。お金もさっさと払ってしまって始めてびっくり。
パズルをクリアすると、庭のアイテムが1つずつ新しくなって、きれいな庭が出来ていくという【ガーデンスケープ】というソフトだったのだけれど、ゴールは同じでも、クリアするのが、アイテム探しゲームになっていた。
画面の中から、指定されたものをクリックして見つけて、リストにあるものを全部見つけるとクリア、というタイプのゲーム。
英語ではHidden Object Game、略してHOGと呼ばれるゲーム。
えーーーー。マッチ3は?
分野違いなの?スマホの画面は小さいからねえ…。こまごましたアイテムを探すゲームは確かに見るのがつらいから、パソコンのゲームをそのまま持っていくわけにはいかないから、マッチ3になったんだろうけど…。
お金、払っちゃったからやるけど!やるけどさ。庭が出来ていくのが見たかったので、一応これで最後の庭がどんなふうになるのか見られるからいいけど。今度から気を付けよう。同じ題名でも、機種によって全く違う分野のゲームがあるってこと。
ちなみに、会員登録して最初の1本買うだけなら、300円ぐらいだった。
マッチ3…もう一本何か探して買おうかな!
微妙な不眠症の解消に
すごく朝早くに目が覚めてしまう。多分理由は夜明けが早くなったから。
まだ、日が昇らないうちの、ちょっと明るくなってきたころに目が覚めてしまう。
寝不足で、早く寝なければ、と思うとなんだか眠れないような気がしてしまって…そうなると余計、眠りづらいような。
何か対策がないかな…。薬を飲むほどでもないけど、何か…と思ったときふと、旅行用ポーチの中に入れてあるアイマスクのことを思い出した。100均で買った、内側がタオル地、外側がフランネルで、頭の後ろに回すゴムがついているもの。
かけて寝てみると、なんともやさしい付け心地。飛行機のゴウゴウと音がするところで、耳栓とセットでかけても、すごくいいと思ったことはなかったけれど(大体とても眠りづらい環境だものね、飛行機って)これをベッドで普通に寝ている時にかけると、効果がある気がする!
この感じは…熱があって、もうこれは寝るしかないな…という状態になって、うとうと眠っている時に、誰かが額に手を置いている感じとでもいおうか。一段階、安らぐ気がする。
大体眠れないから、と目を開けてもどうせ暗いという状態になるのもいい。
昔…お金のなかったころ、移動にフェリーの二等船室を使ったことがあって。エンジン音と振動と、そしてっほとんど雑魚寝という状態で、眠れなかった時に、年上の友達が、「眠れなくてもいいから、体だけ、休めておけ」と言って、私の顔にタオルをかけたのを思い出した。
なんだかこう、死んだとき顔にかける布みたいだ…と思いながら、結構そのあと、体を休めるだけ…と思いながら寝転がっていたら結構眠れてしまったっけ。
もう…20年以上前のことになるのか…。そんな昔のことを思い出した。
アイマスクをして眠ると、明け方に目が覚めづらい。太陽が昇って、部屋がとても明るくなったら、アイマスクをしていても薄明るくなるので目が覚めるのだが、日の出前に目が覚めるのと全然違う。
夏になったら暑苦しくなるだろうから、カーテンを替えるとか必要なんだろうけど、厚手の遮光カーテンをかけると部屋の中が真っ暗になるんだよねえ…。
暑くなるまではアイマスクでいいや。この安らぐ感じが気に入った。
洗って使えるように、もう1つ買おうかな。なんたって100均のやつなんだから、気楽なものだ。
安くて、簡単で、効果があってよかった。
発想の転換?
私のノートパソコンの画面はそれほど大きくない。ピンボールゲームを遊ぶ時も、縦画面に出来ないし(パソコン全体を横倒しにすることになるから)、小さい画面でチマチマ遊んでいると、うまく仕掛けが見えなかったりして。老眼…なんだろうかやっぱり。
大きい画面がほしいんだけど、と言うと、夫に「あー、それはつまり42インチより大きいのがほしいってこと?」と聞き返された。
えっと…?42インチ?
あーーー。そうだ。うちにリビングにあるテレビ画面は、テレビ受像機能はないモニタだったねえ…。
リビングで遊ばないといけないけど…PCとモニタをつながないといけないけど、確かに特大だ。
42インチか…。あ、でも!「ねえ、夫、あの画面、縦に回せる?」と聞いたらだめだそう。
こんな大きいの、回すのないよ、だって。調べてみると確かに、90度画面が回せる「ピボット機能」は31インチぐらいまでみたい。
まあ、横画面でも大きさが十分あれば遊べるから、横でもいいか。
というわけで、HDMIケーブルでパソコンとリビングのモニタをつないでみた。
大きいし、遊べるし…。これで縦画面ならなあ…
画面が自分の横に来るように座って、画面表示を90度回転させてみた。
うーん、何とか遊べるかな?
ちょっとまてよ、つまり…この状態で、床が自分の右側、壁が自分の上と認識できればいいわけだから…
床に、脇を下にして寝転んでみた。
あ、これでいける。自分の頭の上が画面の上方向とそろっているもんね。
ちょっと腕が片方、自分の体の下になるから遊びにくいし、ピンボールコントローラが使えないけど…ゲームパッドで遊ぶならこれでいいよね。
発想の転換といえば転換だが、そりゃそうだろうよ、といえば当たり前すぎる。
あとは画面と自分の高さがそろうようになればいいわけだから…と、リビングのソファに寝転がってみた。
ものすごく自堕落に見えるなあ。まあ、ゲームをしている時に誰に見られるわけでもないけど!
42インチ縦画面表示は、ピンボールマシン実機と大体同じ大きさか、それより幅が大きいぐらい。
すごく迫力が出る。いいぞこれ…。
やっぱりここは、自分が横倒しになったまま、つかえるピンボールコントローラを作成するべき?
ネギ一束
キャベツじゃなくて、ネギが入った「ネギ焼き」がいいなあ…。この前入ったお好み焼き屋さんで食べたらおいしかった。醤油っぽい味つけにしてあって、和風な感じ。
材料を混ぜてしまえば、あとは焼くだけ。前もって決めておけば、くつろいでいる時間に、「あ、そうだ、ご飯作らなきゃ、何にしよう、本当にもー、夫と息子は待ってればご飯出るんだし、いいよねえ、気楽で」なんて思わなくていい。
3月の野菜の高騰はどこへやら、安い八百屋さんじゃなくて、スーパーだったのに、青い細ネギが一束128円。束の直径が10センチ…ではきかないな。12センチはある。
この場合気をつけなきゃいけないのは、これをどうやって全部消費するか。
ねぎを刻んで冷凍にしておいて、必要なとき使うというのは聞いたことがあるのだけれども、忘れて冷凍庫にかなり長い間放置されて、霜とネギが絡んだ緑と白のパックになってから使う…とどうにも味がよくない気がする(気がするじゃない、多分味が悪くなっているのだ)。
故に、冷凍にするなら、かなり少なめにして、頑張って覚えておかないとならない。(スパッと忘れる公算大)
それよりは、なんとかしなびないうちに料理してしまうほうがいい。
まず、ネギ焼きに入れる分は、緑の部分がいいよね。下の白くて、固い部分は長持ちするから、みそ汁にいれてもいいし…。
刻んで納豆にいれてもいいから、下1/3は、ざっくり切って冷蔵庫に束のまま入れる。
薄緑の下の方から、葉先…ってこれって、フードプロセッサーで輪切りになるかなあ。切るの面倒。
ここまで面倒くさがりなのもどうかと自分でも思うけど…でも、毎日の仕事が嫌いだという会社勤めの人は「そうだよねえ、好きなことを仕事に出来る人なんて1割もいないよ」とか言われるぐらいで済むのに、家で主婦していて家事が嫌いだというとどうしてこうも大問題みたいな論調で批判されるんだろう。これも給料は出ないとはいえ仕事の一種なんだし、掃除洗濯料理を楽し気にやらなきゃいけないというルールがあるかのように、または家事なんて趣味の一種のように、誰でもやる気が出て当たり前みたいに思われるのも心外だよな…
…とか考えながらフードプロセッサーに2ミリスライス用の刃を取り付けて、ネギの葉を突っ込んでみた。
厚手で、ぴんとしているところはスライス出来たが、先の方のやわらかめのところがうまくスライスできない。
ボウルにいっぱい小口切りのネギが完成したので、ネギ焼きに入れる分はこれでOK。
残るは下がギザギザになった葉先の部分。20センチぐらいのいっぱい。
んーーー。包丁で適当にまとめて3、4センチにカット。
薄味にしたダシに、油揚げの刻んだのと一緒に入れて煮物に。
これは、家にある簡単おかずのレシピ本にあった。およそ葉っぱとか茎とか、緑のものは大体このダシと油揚げでさっと煮ておくレシピが使える。キノコ、わかめなんかも。小松菜、水菜、しめじ、わかめ、水煮のタケノコ、三つ葉、カイワレ、千切り大根…何でもかんでもこうやって煮ておくとそれなりに食べられる味になる。
もちろん、ネギでも失敗する要素はあんまり見当たらないもんね。
…というわけで、一番先の部分は、煮物になった。
フードプロセッサーにくっついて残った分は、ゴムベラで、今日の作成予定の味噌汁のだしにかき落としておいた。
ネギ一束、始末出来た。
冷蔵庫に入っている白いところは厚揚げや油揚げとさっと煮てもいいし、短くぶつ切りにしてみそ汁の具にしてもいいし、軽くゆでて、田楽味噌で和えてもいいよね。
野菜、安くなったなあ…。無駄にしないようにがんばろう。
ポケモンコミュニティデイ(その3)
ポケモンGOのコミュニティ・デイというのがまた、あった(4/15)。今回は羊のポケモン、メリープがどかどか出るというイベント。
正直なところポケモンGOでメリープ、モココ、デンリュウがどのぐらい役に立つか…というとそれほどでもないのだけれども、私はこのポケモンが個人的に好きだ。
(今日の画像は3枚とも任天堂の【ポケモンだいすきクラブ】のポケモン図鑑からお借りしました)
ポケモンがまだ、ゲームボーイの白黒のソフトだったころに、このポケモンは出てきた。
ポケモン初代の赤、緑、青とピカチュウ版の次のソフトとして出てきたポケモン金銀で初登場。当時のポケモンのターゲット層はやっぱり男子で、「かわいいポケモン」が少なかった中、羊のぬいぐるみみたいなメリープは、初めて見たときから、「わあかわいい」と思って手持ちに入れた。
ちなみに、最初の進化前のメリープは4足歩行で羊さんぽいが、一回進化するとこういう風に2足歩行モードに。確かゲーム内のポケモン図鑑はお座りポーズだった気もするけど、クリーム色だった羊毛も、ピンクになるのでかわいさ倍増。おお、これはかわいい!と進化後も手持ちに入れてかわいがっていたのだが…
なぜか、ピンクでもなく、羊でもなく、最後の進化系はこれ。
突然ドラゴン?おまけに色が黄色と黒のトラ柄になってしまうのはなぜ!!
どうしても、羊っぽいのがよかったので、確かセーブデータをロードしなおしてこの2段階目進化のモココのままゲームをクリアした覚えがある。
…という思い出のあるポケモンが今回ポケモンGOで取り放題になるという。
ポケモンのタマゴの歩く距離も25%でいいという話も聞いて、私も夫も息子も準備万端、マクドナルドでジム戦をしながらお昼ご飯を食べて、12時ぴったりぐらいにマクドナルドを出て歩き始めた。
全くメリープとは関連しないのだとは思うけれども、「カント―ポケモンフェア」もついでにやっているので、コイキングがたくさん出る。なんと、黄色いコイキングもゲット!テンション上がり放題。ほしかったんだよねえ…。赤いギャラドスにするんだー。
最初は思ったより出なかったが、それでも歩いているうちに何匹も取れる。
私が今回はまず、色違いをゲット。
顔は青いままだが、ピンクの羊さんだ。
かーわーいーーーい。ポケモンゲーム本編で出したことのない色違いで、かわいいったらない。
進化させたら、あれ?またピンク?普通の色のと全然見分けがつかないぐらい色の違いがない…とおもったら、ちょっと前髪と首周りのもこもこがクリームがかった色なのと、しっぽの先の玉が緑色。
何色になるんだ?と思ってデンリュウに進化させたら、全身紫色になった。しっぽの玉は群青色に。うわー。派手!
今回はちょっと大きめの駅前で試したのだけれど、スマホを持った人がたくさんうろうろしている。
あ、色違い出たっ。と喜んでいる人や、後何匹で進化出来るぐらいたまる、と話している人が通るので、みんなポケモンGOのプレイヤーだということがわかる。
「これって、色違いってどうやったら出るんですか?」と聞かれた。私よりかなり年上のプレイヤーで、みんなが色違いを取っているのを見て、疑問に思ったのだろう。
「普通に、そのあたりに出ている時は画面ではわからないんです、ボールを投げる画面になるまでは、普通のと、色違いのはわからないんですよ」といっても「?」という感じだったので、並んで画面を見て、説明した。
じゃあ、狙って取るのは無理…ということがわかったらしくて、「ともかくいっぱい取ってみるしかないです」というと、残念そうだったが、これは全員同じとしか。
2時間で、なんとか色違いを3匹捕まえた息子と、2匹色違いを捕まえた夫はギブ。
私はもうちょっとがんばる!ということで3時間粘った。
結局色違いが5匹。
3時過ぎたし帰ろう!と思って歩き始めてもまだまだメリープが沸き続ける。なぜ?と思ったけど(後から1時間延長になったらしいと聞いた)、家のそばについてからも、まだちらちら出るので、取りまくった。もうさっさと帰ろう、と思うたびにキラキラと色違いが出現して、ついついギリギリまで粘ってしまった。
結局タマゴが孵化する距離が25%というのは適用されなかった。
あとで理由判明。私は家を出るときにタマゴをふ化器にかけたのだが、25%の距離でかえるようになるタマゴは、コミュニティデイ開始後にセットされたタマゴだけだったんだって!ちぇー。
そんなわけで、私の歩いた距離も判明。大体5キロ歩いていた。
取ったメリープは、家でチェックしたら106匹。色違いがそのうち9匹だった。
ポケモンコミュニティ・デイ、堪能した。
次回は何かなあ。
ホワイトボード「ではないもの」
最近これは、なんのせいなんだろう、更年期なのか、それともただ単にやる気が減っているだけなのか、料理が好きではないからなのか、家事全般が嫌いだからなのか、ご飯を作るのが面倒くさい。
私だって食べるのだし、なにがどうでも毎日必要なことなのだからやらなきゃいけないんだけれど、とても楽しいか…といわれるとそうでもない。でも、みそ汁のだしがすでにとってあるとか、野菜が下茹でしてあるとか、玉ねぎの炒めたのはこしらえてあるとか…となると、ちょっとやる気が出るのが早いということ。
今日はもう、なんにしていいか思いつかない、というときは、まず野菜を切って、ボウルにでも入れて置き、だしをとる。
おひたしとか、胡麻和えにすれば食べられるようなものがあれば、ゆでる。
ダシが出来たら、煮物になりそうなものがあったら、煮る。
ここまでくると、大体「サブのおかず」がどうなるかが決定、または完成。
メインは魚、肉などを焼く、または煮るだけでもいいので、買い物の後にするとして…
夕方に、ちょっとやったら終わり、というところまで持っていける。
これの問題点は、冷蔵庫で保存したサブおかずを出すのを忘れるということ。
基本、メイン1つ、サブ2つで通しているのだけれど、これがサブ3つになる日がある。1つ1つが少ないときか、パックから出しただけ(卵豆腐とか)の時は2つではなく3つのことが多いんだけれど、なんか、微妙に寂しい盛り付けになったまま出してしまい、あとで冷蔵庫に胡麻和えとか、焼きびたしや、小鉢にちょっと入れようと思っていたミニ煮物が発見される。
しまったー、出すの忘れたーっ。ってなる。
これを防ぐためには…やっぱり、冷蔵庫にホワイトボードとか貼っておいて、献立とか書いておいた方がいいかな?そう思って、いつもの100均にホワイトボードを買いに出かけた。
裏がマグネットで、冷蔵庫にくっつくタイプで、シンプルなのがいいな。
そう思ってテキトウに1枚、枠も飾りもないものを買ってきた…つもりだった。
「水性ペンが使えます」と書いてある。えー?そういうのもあったっけ?
っと、その下に「消えません」って。えーー?これは、ホワイトボードではないわけ?
よく見てみるとわかった。これはつまり、白い紙のように絵をかいたりして、マグネットがくっつくところへ飾る…という用途のものだったらしい。そりゃまあ、そうなると水性ペンが使えるといいわね…。油性ペンって、ぱっと買える色は少ないものね。
もう一回出かけて、ホワイトボード買ってこないと。
それとも、部屋の棚に死蔵してある「石板」を使おうかしら。そうなると買うのはチョークにするべきか。
石板
ゲーム好きなら、ドラクエの石板だったりするだろうし、ロゼッタストーンとかの石に彫った何か…というものを想像する人もいるかもしれない。
今日私がブログに書きたいと思った「石板」は、昔子供が学校で字の練習をするのに使った、ミニサイズ黒板みたいなもののこと。
グリーンゲイブルスのアンが、からかった相手の頭に振り下ろして割った…という、石板。
日本でも使われていたらしい。紙のノートが貴重だったころ、子供の文字の練習「ごとき」に紙なんか使えない頃には、いろいろなところで使われていたっぽい。
スレート=粘板岩のことらしい。人造のものもあるらしいけれども、昔は多分、天然ものしかなかったんだろうな。
薄く切って、枠にはめてあるのが通例で、頭に上からばん、とぶつけたら割れるぐらいだというのだから、もろいはず(割ってみたことはない)。
チョークでもかけるけど、書くときは「石筆」を使うことになっている。石筆というのは、実は子供の頃には道路に字を書くのに使っていた「ロウセキ」のことらしい。
これは白い石で、私が子供の頃住んでいた町の駄菓子屋さんには、1センチ角の太さの棒状のものと、5ミリぐらいの薄さで幅2センチぐらいの板状のもの、2種類が売られていた。
これが、アスファルトの道路に、字や、絵を描くのに大変適していたのだ。
チョークは、アスファルトの道路にかけるのだけれど、「すぐ減る」ので、子供からの支持率は低かった。すぐなくなる=すぐ買わないとダメ…ということであり、子供の小遣いは安く、子供が道路に落書きするためのツールをそんなに頻繁に買ってくれる大人は当時はいなかった。
ロウセキは70円ぐらいでかなり長持ちした。それで友達と手分けして、何十メートルも電車の線路をかいたことがある。石けりや、ケンケンパーや、陣地のいる鬼ごっこの陣地も、ロウセキで描いた。
ロウセキにはそんなわけでなじみがある。
でも、石板は、なかなか手に入らなかった。赤毛のアンや、大草原の小さな家のローラは石板を使っている。そういうお話にあこがれるころ…。アンや、ローラの体験したこと、持っていたものを私も…と思うような年頃の頃に、そういう物語の本から料理や、手芸なんかを実際作れるように書いた本とかがあったので、自分でいろんなものを縫ったり、料理を試してみたりしたころ、石板も探してみたのだけれども、木の板を黒く塗ったのを木枠にはめた「石板もどき」が多かった。今でいう、チョークボードペイントで仕上げた小型の黒板もあったけれど、私は「石でできた石板」がほしかったのだった。
そういう「外国製のモノを売っているおしゃれな雑貨屋さん」とかを見るたびチェックしていたのだけれど、見つからなかった。
まあね…チョークは軽く布とかで拭いたら取れるけれど、石筆は水でぬらさないと取れないのが確かに面倒ではある。
ちなみに、石筆は建材に印をつけるのに今も使われているらしく、ロウセキを買うのならホームセンター。
建築、工事関係の小物売り場にあることが多い。
石板は今アマゾンで「スレート」と調べると、チーズとかをのせて出すのに使う、「食器」か「まな板」として使うものが出てくる。
私がほしい「筆記用」のスレートが見つかったのは、なんとフランスに旅行したとき。
フランスで宿泊したパリまで何駅かぐらいの中規模の街のスーパーで、子供のおもちゃのコーナーにあった。
スケッチブックや、ぬりえみたいな、ちょっとスーパーに行ったとき子供が欲しがりそうな小さいおもちゃと一緒に売られていた。
ふっと見て、あまりの安さに、「あ、これは黒いプラスチック板がはめてあるタイプ?」と思ったが、手に取るとちょっと重い。購入の決め手は触ったら、冷たかったこと。石の冷たさ。あ、これは木製とかじゃない、スレートだ(人工か、天然かはともかく)…と確信して買ってきた。日本円で500円を切っていた。
むき出しの木枠の愛想のなさは、日本の雑貨屋さんで売られていた黒板よりずっと粗末な感じがしたが、そんなことはいい。これは「実用」で、「石で出来ている」本物なのだ。さすがフランス、伝統を捨てないんだなあ…と感心した。
日本でも、アメリカでも、同じ場所で売られているのは、磁石のついたペンで書くとかける、日本での商品名は「せんせい」というタイプのあれだものね。あれは何が悪いとは言わないが、細い線が引けないからね…。
石板の表は無地、裏側には1センチの升目が引いてあった。
買ったことで満足して、ずっと戸棚に寝かせてあったのだけれども、これはやっぱりホワイトボードの代わりに使うべき…?
しばらく使って、やっぱりホワイトボードのほうが便利、ってなったら100均で買えばいいか。
石板の実用なるか。それともやっぱり古くなって使われなくなったものにはそれなりの理由がある…という結論が出て終わるだろうか。
アクセサリをしない理由って
独身の頃は買ってつけていたし、子供が生まれる前は確かに私はペンダントだの、ネックレスだのピアスだのを夫にプレゼントにもらったことがあるから、最初からつけなかったわけではないはずだ。
確か…そうだ、ネックレスを付けなくなったのは多分子供が生まれてから。子供は珍しいものがあったら何でも手を伸ばすし、力加減なんていうものを全く考えていない。ブランコのチェーンならともかくも、アクセサリ用の華奢なチェーンは、案外切れやすい。大人はそういうものをむやみに引っ張ったりしないが、赤ちゃんは本当に遠慮なくグイっといく。
プラチナの鎖にしろ、金鎖にしろ、複雑な形をしていて、切れたら修理…する?出来る?というようなネックレスがうちには多かった。それと、絶対赤ちゃんの力では切れないネックレス、例えば革ひものとか…は首が締まるかなあ、とか、もちろんペンダントヘッドだのなんだのをなめたりしてしまうのが1歳児というものである…ということはなんとなく予想がついたので確かそのころを境に、しなくなったと思う。
ピアスは子供が3歳になったころに、つけることにした。出かけるときにピアスを付けたら、穴がふさがりかけていたのでこれはまずい、と思って毎日つけっぱなしにするようになった…ので今もやっぱり時々取り換えるが割とつけたまま。
そんなに派手なものではない、シンプルなのをちょっとつけるのもいいよね…と思って、ネットを検索してみた。
色々いい感じのものがあるんだけど…。でも、やっぱりアクセサリってしない感じがする…と思って、しない理由を考えてみた。
1:落とすのがいや。
これは、ピアスでも落とすことがある私には大変問題になる理由。自分でビーズで作ったのなら落としても構わないが、プラチナだの、ゴールドだの小さいにしろ宝石だのがはまったものを落としたときのショックったらない(値段的に)。
2:手入れが面倒。
これは、シルバーのものが当てはまる。シルバーはきれいだし、割と安いので落としてもショックの程度はプラチナよりまし…ということもあるので、結構持っていたのだが、シルバーのアクセサリはつけたままにしておくと黒くなる。もちろんちゃんと磨けば復活するんだけど…。ネックレスやピアスは直接肌に当たるものなだけに、黒くなるのも早い。
アクセサリの手入れをしてくれるメイドさんが住み込んでいる18世紀のブルジョワならともかく、自分で手入れをするのが面倒な向きには、シルバーとか、パールなんかは、あんまり実用的ではない。
私がアクセサリをしなくなった理由は、子供が出来たからだけではなさそうだ。生来の怠け者だということと、貧乏性だということが割と絡んでいるのであろう。
…と思っていたら、面白いものが見つかった。
材質がステンレスのアクセサリ。かなり安い。そして色とか光沢がプラチナと全然見分けがつかない。
指輪を1つ買って、はめておいたらば、そういうことに結構目ざとい友人が、「いつもはしないのをしてるね」、というので、そうなんだよ、これは自分で買ったんだー。という話をして、「ステンレスで1200円なんだよ」といったらふきだしていた。
てっきり旦那さんに買ってもらってプラチナかと思ったのに、って。
まあね…ステンレスの指輪をはめていたのは右手で、左手にはかなりこれに似た(ただし長年の使用で傷がついた)プラチナの指輪をはめているからね。
この友達は結構アクセサリが好きで、社会人になってからも、数百万するようなものも買ったことがあるような人。
「全然わからないわー」と感心していた。
1200円なら落としても惜しくないしねえ…という私のセリフに、うんうん、とうなずいていた。
それと、洗剤にひたろうが、キズが付こうが、心配いらないもんね。
「飽きて、使わなくなっても1200円なら惜しくないもんねえ…」とつぶやいていたところを見ると、彼女のコレクションには多分飽きて使わなくなったものがたくさんあると見た。
ぱっと見、わからなかったらこれで十分だなあ…。と思って、もう1つ、今度はキュービックジルコニアがはまった銀色のステンレスの指輪を買ってみた。ちょっとキラキラして、太陽が当たるときれいだし、これは1080円だった。
正直土台がプラチナのものと比べても見分けがつく気がしない。
落としても平気で、手入れが要らない。この条件にぴったりでなおかつちょっときれいで気持ちが上がる。
検索したら、これで婚約指輪や、結婚指輪に使えるペアリングもあるらしい。最近の若い人はこういうものに無駄なお金を使わないのだな。
私が結婚したころは「給料の3カ月分はするべき」みたいな話がまだあった。
でも、こっちの指輪のほうがずっと実際的で好感が持てる。
夫には、「ほしかったら言ってもいいんだよ」と言われたけれども、なんていうか、この「安くて手入れが要らなくて、なおかつちょっとかわいくて、いいものが買えた気がする」というのは、本当にジュエリーショップで買っちゃったらダメなんだよー。そういうのは高いんだから!
とても、説明しづらい。
掃除機のホース収納
掃除機を収納しておくと、掃除する気にならない。シンプルに、単純に、手順が増えるとその分、やる気が減る。
なんていうか、歩ける歩数が決まっていて、掃除をはじめてから、終わるまでに一定距離があるような感じ。掃除のスタート地点から、ゴールまで100m分、あるとしたら、掃除の準備分で手順が増えるとそこに10m分ぐらい足されて、最後までやりきる力が残らない気がする。
そんなわけで、うちでは部屋の片隅に掃除機が置かれている。なんと、コンセントまでさしたままだ。
掃除、と思った瞬間、掃除機のハンドル部分をつかみ、コードだけ伸ばしてハイ、出発。
掃除が終わったら、ごみをすて、コード巻取りボタンを押して、そのまま部屋の隅に立てておく。まあ、見栄えはよろしくないが、毎日掃除をするということを優先した結果こうなった。
自分の性格がわかっているからこそ、こうしているのだけれど、うちの掃除機はスタンドタイプではないから、立てたときに、ホースがだれーんとなって、ひっかかりやすい。
これ…どうにかならないかな…。掃除機のホースを収納する道具というものはないだろうか?そう思って、ネットを検索してみた。思ったより出ない。出るのは、コードレス掃除機を立てるスタンド。
コードレス掃除機なあ…。新しくもう1つ買うほどでもない。この掃除機は去年買ったばっかりだからねえ。
出てきたのは、「方法」。それがこの、掃除機の部品にホース部分を巻き付けて立てる方法。掃除機の先の部分に突起がついていて、本体のおなかに刺さるようになっているのでこうすると、ちょっとダラダラ感が減る。
ちょっときをつけて、ぐるぐるっハンドル部分をねじってから掃除機の本体に突起部分をはめるとこうなる。
…確かにちょっとましか…。
この掃除機、割とよく吸うし気に入っているんだけど、次に買うときはスタンド式も考えるかな。
石板利用その後
上に、今日のメニュー。下に今の手持ち材料、一番下に、冷蔵庫にあるおかず…と書いてある。
今日のメニューにあるものは、忘れずに冷蔵庫から出す。
材料を使ったら線を引いて消す。
おかずは食べたら線を引いて消す。
確かにこうすると、忘れにくくなる。
しばらく書いてわかった。
私がホワイトボードを嫌いなわけは、ホワイトボードマーカーが「いつの間にか書けなくなっている」ことがあるからだというのにもなんとなく思い当たった。まあ、最近全然ホワイトボードを使っていないから、今のホワイトボードマーカーは昔よりよくなっているのかもしれないし、細いのもカラーのも、あるのもわかっているんだけど。
ロウセキは、減っているのがよくわかるからね…。ついでにいうと、クーピーのように「全部が芯」なので鉛筆みたいにけずらなくていいし、結構細い線も引けるので、チョークより小さい文字が書けるのもいい。
石板は裏表あるから、片面使い終わったら軽く水でふいて、裏返してもう片面使えば、次に書き直したいときには水も乾いているし問題なし。
そして…もう、何もかも覚えておけた20代の頃とは違うんだなあ…としみじみした。
今度また、フランスへ行くことがあったら、もう1枚買えるか試そうかしら。それとも、お皿とか、まな板として売られているのを買おうか。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…
最近はねえ…。「ロウセキ」って言わないんですってよ!「ソープストーン」というのだそうだ。英語にしてから、カタカナにしたってやつだね。多分ロウセキは英語でsoap stoneというのであろう。なんでも横文字にすりゃいいと思うなよっ。と思ったんだけど、まあ、石板…スレートを、お皿にして、上にチーズの盛り合わせのっけて、そのチーズの種類をお皿に書く、みたいなオシャレーなことをやろうと思うような人は、多分…「ロウ石」ではなくて、「ソープストーン」のほうを好むのであろう。
ちびたローセキをポケットにいれて、ケンケンパーを跳んでいた一年生の鼻たれ小僧だったタケシ君の顔が、思いうかんだ。
禁じ手?
手芸に手を出すほど余裕もなく、本は読み始めても頭に入らない感じがするし、ゲーム…もなんだか気がのらない。
…こういう時に、何するかなあ…。でも、こういう時に、誰かに愚痴るのも悪いしなあ。多分これは、一過性のもので、ごく淡々とご飯を食べ、眠れないかもしれないと思っても、気を付けて睡眠をとり、軽い運動を欠かさず、ポケモンを捕りながら散歩をしたら、多分、何日かするうちに直ってしまうようなものなんだろうけど。
おこづかいの封筒を見に行った。
使わなかった分は毎月プールしてあるので、ちょっとはあるはず。
千円札が…えええ!10枚!
一万円、あった。思ったよりあった。
…買い物しよう…。と思ったとたん、ちょっと気分が上がったところがとっても現金。
何がほしいかな…本かな。それとも新しい音楽でも…いや、それより…
こうなったとき危険なのは、クレジットカードを使って買い物をすること。
気が付いたら、2000円ぐらいのものを、いくつか買ったぐらいのつもりでも、1万円なんかとっくに超えてしまうことがある。
1つ1つは安くても…みたいな。
私のほしいものは、大体どこにあるかというと、実は、ネットにある。
ダウンロードするゲーム、音楽、電子本。手芸の材料、アクセサリ、それから雑貨…。
まあ、実際の店舗でも買えないことはないが、家から出る気力が減っている今日、ネットで買えるのはいいよね。
一番そばのコンビニまでは行ける気がしたので、現金をアマゾンのプリペイドカードにした。
よし、これでポイントで支払い限定にすれば、使いすぎにはならない。
ポイントなくなるまで、買いものだーー。
ま、これはおこづかいがある時限定の禁じ手だ。おこづかいがないときにこれは無理だからね…。
しょっちゅうできるわけではないけど、たまにはいいよね。
…ねえ、待って。
今、気分上がってない?
上がってるよね。
…ってことはここまででいいんじゃあないだろうか。
と思ってプリペイドカードはまだ、そのまま手元にある。
一応番号をいれて、登録はするけど、ポイントは多分期限ないから、買い物は今日はやめよう。
お金を全然からめずに使ったつもりになってここまで来ることが出来ればもっといいんだけど、それはちょっと難しいから、今日はここまでで済んでよかった。
今度もっと気分がいいときに買い物しよう。そう思ってこの日は早く寝たら、次の日には、なんとなく回復していた。
睡眠不足とかだったのかなあ。
…というわけで一万円分、何を買おうかな。
ちょっとマウスを片手に浮かれている。
300円ショップ
多分、スーパーを除けば私が一番ひんぱんに行く店だと思う。
おやつを買うもよし、雑貨を買ってバラバラに部品取りして手芸材料にするによし、普段使いの買い物袋や、ポーチや、ポケモンGOのボタン電池やミニペットボトルのお茶、子供の学習帳…。100均で買うことにしているものはたくさんある。
食料品なんかも、特にサイズの小さいものがあるので、3人家族のうちにはちょうどいいな、ということもあるし、なぜか100均にしかないふりかけが気にいっていたりして、ちょこちょこ顔を出しているから、これはあれだ、昔の駄菓子屋さんみたいな感じ。
子供の頃は私が買うものは、近所の文具店か、本屋か、駄菓子屋さんか、に全部あったといっていい。
もし100均が個人商店なら、絶対お店の人はわたしの顔を覚えているだろうと思う(まあ、チェーン店のダイソーやセリアのレジの人も私を覚えているかもしれないが)。100均は便利な雑貨店。服意外の持ち物は結構100均のもので間に合うんだよなあ…。前まで持っていた500円ぐらいする3色ボールペンを、最近100均のものに替えた。3色ボールペンに、シャーペンまでついていて100円だったので、つい…。 使うたびに、最初の黒のボールペンとシャーペンが一緒になった「シャーボ」がどんなに高かったか…ということを思い出して、時代の流れを感じて、そして、赤、青、のボールペンまでついて、この細さで、100円…としみじみする。
お得だよなあ…って思うために多分、私はこのペンを持っているのだ。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…
あ、で題名の300円ショップの話を書かないと。
待ち合わせの時間に、友達が遅れると連絡してきたので、そのあたりのお店を見ながら待っていたのだが、そこに300円ショップがあった。300円ショップを見てみると、さすがお値段3倍出せるとこうなるのか…という品ぞろえに。そこらのおしゃれ雑貨屋さんみたいなラインナップ。レインコートなんか、非常用にカバンにいれておいてもこれならちょっといいな、というようなものだし、エプロンも子供の給食当番のも、これでいいかもしれない…という感じ。
そして1メートルのライトニングケーブルがあった。
色も、赤、黒、白で、ビニールコーティングじゃない、ちょっと折れにくい繊維のカバーがかかったタイプ。
100均のは30センチだったから、充電池とセットで持ち歩くのによかったけれど、家で充電する時にはこっちの長さのほうがいいな…というわけで購入。
ヘッドフォンで、耳の外側にインコがばーんとついていて、つけたときかわいいですよ、という謎のヘッドフォンとか(すごい不思議な人に見えそう)、かわいく見えるけど、なぜかとっても重たい皿とか、肩にかけるのには足りないのに手に持つには長すぎる持ち手のついたバッグとか、「ほしい人はほしいだろうけど、今日は買わずに帰ろう」というようなものも結構あったが、なんせ300円。手持ちの現金で全商品買う選択肢があるという気分が楽しい。
たいていのおしゃれ雑貨屋さんは、お値段がとてもじゃないけど私のこづかいとは見合わないものがあるからね…。
多分、私が100均が好きなのは、「どの商品も買おうと思ったら買える」ところなのだと思う。
笑うために本を買う
面白い話としては、「作り笑い」でも効果があるという話も聞いたことがある…けれども、大体人間というのは、何もないのに、「わーっはっは、あははのは」とか笑えるわけじゃないと思う。
ちなみにサイトのおすすめはここ、【ほぼ日刊イトイ新聞、言いまつがいのコーナー】。これは誰かを傷つけるようなものではなく、誰にでもある言い間違いの投稿ページ。
この傑作集の文庫本もあるので、私が入院した人のお見舞いに持っていくのは大抵これ。ゲラゲラわらえるようなものではないけれども、「ああー、あるある」ってなって、クスっとなるようなのが多い。どの人にも割と問題なくウケる本だと思う。
本当に深刻につらいときにはこんな本、読めやしないが、ちょっとイマイチ…ぐらいなときにはこんな本があるといい。
1つ1つは投稿文なので、とても短いし、どこから読み始めてもどこでやめてもいいところもいい。
こういう本、他にないかなあ、と思っていたのだけれど見つからなかった。
代わりに、ふっと思い出した本があった。それは落語の本。【古典落語】の本で、同じ人が著者になった本がたくさんある。
落語は、大体が誰かが話しながら演技するもので、CDもあるんだけれども、なんとなく本がいいな、と思った。
というわけで、落語の本をまず1冊。こないだアマゾンに登録しておいたポイントでゲット。
それを読んで、あはは、と笑ってみた。
結構いいな、これ。ちなみにサイトのは、ハードカバーだけれど、文庫版で上下巻になっていて、なおかつ続編もある。
寄席を見に行くほどでもない。行けば面白いんだろうけれども…でも、こういうのをやっているところはかなり遠い。都内に住んでいればもっと近くにあったりするのかもしれないなあ。
落語の本の次は、何を買おうかな。
迷って迷って買った本
迷って買っていない本があった。
買っていない理由は簡単、これはどの図書館にもある本だから。
子供の本のコーナーと、大人の本のコーナーの両方に版が違うものがあることが多くて、まず、すぐ読めないということはない。
それは、この本。【ムーミンシリーズ】。
この本は、私にとっては不思議な本だ。何回読んでも、何となく頭に残らない本で、でも読んでいる時はすごくいい、という感じがする。
こんなエピソードがあった、こんな言い回しがあった。そういうことはちょっとずつ覚えている。
でも、全体的な世界が目の前に広がって、遊びに行った後、記憶の残らない桃源郷のように、気が付いたらあんまり思い出せなくなって、また読むことになる、そういう本。
最初の出会いがアニメだったからか、子供向けかと思っていたら、実は本のセリフは意外に辛辣で、自分勝手な登場人物も多く、読むと時々ドキッとさせられる。
北欧の習慣にはあんまりなじみもなかったし、昔は北欧風インテリアなんて望むべくもなく、イケアなんてどこにもなかったのだから、ムーミンにちらちら見える北欧っぽさも魅力だった。
ジュースを温めて飲むなんて思いつきもしなかったが、そりゃあ、子供にカフェインが入ったものを飲ませないとしたら、零下の気温な季節に飲ませるなら、ミルクやココアや…まあ、温かいジュースもありか?とか思いながらリンゴジュースを温めて飲んでみた記憶もある。
この本が買いたかったのは、中学生の時。私は、「秘密の花園」とか、「小公子」とか「若草物語」とかの名作子供向けの本が、いつでも家で読めたらいいなあ、なんて思って、自分の「ライトリーディング文庫」を作りたかった。
何度読んでも好きな本で、軽く読めて、箱に入れて置けるぐらい小さい、文庫本。お小遣いで何とか手が届くのはそのぐらいが関の山だったというのもある。
近所の古道具屋の床に置かれた段ボール箱で30円だの50円で売られていた古い文庫本を、一体何冊自分のものにしただろう。
ムーミンのシリーズはたくさんあった。手に入れたのが、2冊かそこら。後は新品で買う…となったらチャンスはお年玉シーズンか…というような頃だった。
今回は、ついに!この本をまとめて買うことにした。文庫本は、字が小さめなのでそろそろ老眼が入り始めた身にはつらいか、ということはあるが、そこは安心の電子本。字は大きく出来るから!
シリーズそろえても4050円。そろそろ寒さの遠ざかったリビングでなら、北欧の11月のような薄暗いムーミン谷に行くのも楽しそうだ。
今度から、忘れてしまっても、手の中のkindleに桃源郷はある。
距離が、ちょっと縮まったんだな…。
ゆっくり読もう。
ちょっとだけ、映画。
つまり、テレビ番組を見られる画面がないわけだ。代わりに、映像配信サービスを取っていて、子供が見たがるアニメ(ポケモンとか、妖怪ウォッチとかのような)は、そういうサービスで見ている。ちゃんと最新版まで見ることが出来るし、前のものも見ることができるので、ストーリー物を見逃したら友達から話を聞くしかなかった私たちが子供の頃とは全然違う。
今までは、リビングのパソコンでその映像サービスは見られるようになっており、40インチのモニタに映し出されていたのだが、息子が見たい番組に私がすっかり飽きた。
彼が好きな最近のお笑いコンビのジョークはあんまり好みではない上に割とワンパターンで、オチが読めるのが多いのであまり笑えないというのもあるし、妖怪ウォッチよりは怪盗ジョーカーのがましだが、私が見たいドラマとかを見ると、息子のテレビ視聴時間が増えてしまう。(制限を付けているからね)
…というわけで、私のノートパソコンでも見られるようにできるかなあ、という話になった。
映像サービスの規約では、違う端末でも見られるようにしていいということだったので、サイトを登録してログインしてもらい、無事私のパソコンでも見られるようになった。
大概息子が見ているのを横で見ている…ぐらいのことだったので、自分ではほとんど選ばなかったのだが、改めてリストを見てみると結構古いのもあるし、見たことがあるのもないのも…。日本のアニメがたくさん登録されていた。
パタリロのアニメねえ。確かにこれ、友達にコミックス借りて読んだな、とか(当時でも50巻以上あった)思いながらつい、一話みてしまった。ああ、こんな感じだったなあ。コミックスが読みたくなる。
映画館で映画もいいけれども、こういうものをちょっと見るのもいいな…。
ルパン三世の特番があった。あー。これ見てないや!
1時間半のスペシャルを1本見た。面白かった。やっぱりこういうのは世代的に鉄板だなあ…。
他にもまだルパンの1時間半ものはあった。またみよう。
…ガンダム全話。おおお。実は世代的にはどんぴしゃりガンダム世代のはずなのに、私は一番最初のガンダムのテレビ放送を全部は見ていない。なぜなんだろうか、多分裏番組を見ていたかなんかだと思うのだけど。
ちなみにガンダムのストーリーはなんとなく知っている。
ガンダムの戦略ゲームなんかやったことがあるからね…。
だから、「ザク」とか「ゲルググ」とかああいうモビルスーツ?の名前とか大体の性能とかもゲームで見たし…どんな「感じ」なのかはわかる(詳しいスペックとか、見分けが細かいところまでつくか、と言われたら無理だけど)。
「オヤジにもぶたれたことないのに!」とか「弾幕薄いぞ、なにやってんの?」とか、「認めたくないものだな、自分の若さゆえの過ちというものを」とかそういう名セリフだって誰のものか知っているぐらいには、知っているんだけど…でも、見てないんだなあ。
ビデオ借りてみるほどでもなかったけど、つまり今、全部見られる状態になって目の前にある。
これはやっぱり見るべきか。
家でパソコンの前でちょっとだけ、映画会。なんなら30分番組だったものを1本ずつ見てもいいよね。
そう思うと目の前のリストがとても素敵に思えてきた。
田舎だったから見られなかったアニメとか、裏番組が好きで見られなかったアニメとか、アメリカで見ていたドラマもあった。
ひと月いくら、という課金の仕方なので、何本見ても値段も一緒だし、キャンディ、ポップコーンに、ソーダでも用意して、部屋を暗くしてプライベートシアター。
ちょっといいよね。
モバイルバッテリー買い替え
多分ポケモンGOが出始めたころぐらいから売っている数も増えたし、安いのも出てきたし、大容量も多くなってきた。
まあ、ポケモンGOはびっくりするぐらい電池が減るアプリだし、無理もないかな、と思う。
今使っているモバイルバッテリーは、もう一体何年前に買ったんだろうというぐらい前のエネループとは今は言わないのか。最初に買ったこのタイプのは、エネループブランド(サンヨー)のだったのだけれども、今見てみたら多分これは2個目で、「Panasonic」と書いてあるから、松下に買収されてからも売っていたはず。
これがなんとなく充電量が少なくなってきたような…。これは、USBケーブルを差して使うタイプで、3DSやkindleの充電にも使えるので(端末にあわせたケーブルを持ち歩けばOK)容量は2700mahとさほど大きくはないが、iPhone5Sなら1回丸ごと充電できるし、外出時間がそれほど長くない私にはこれでちょうどぐらい。
特筆すべきはその軽さ、85グラム。(サイズは4センチx7センチ、厚み2センチぐらい)
これ以上重たいものをカバンに入れるとなったら旅行ならともかく…という感じなので、このサイズのもの…か、100グラムぐらいまでのものを想定してネットを検索。
安いのは1000円ぐらいからあるが、信頼性の方がいまいち。アマゾンのレビューなんかだと、すぐ使えなくなった、というようなレビューもあったりする電池もあるが、これはつまり「壊れなかった人はあんまりレビューをいれないが、壊れた人はレビューをいれる率が高い」ことによって、偏りが出るので、自分はいいのを引くかどうか…という運試しをするかどうか。
なんて思っていたら、私が使っていたパナソニックの電池の、どうも【後継機種】だろうな、というものが引っかかった。(画像はパナソニックのサイトのものをお借りしました)
大きさもほとんど変わらないし、ピンク、水色、黒、グレー、白、オレンジとカラーも豊富だ。
もう製造中止とメーカーのサイトでは書いてあるが、アマゾンで1800円で買えるってことは、それほど古い商品でもなさそうだ。 黒よりかわいいし、ピンクのがいいな。
2900mahってことは、前に使っていたのとあんまり変わらないということだろうし。というわけでゲット。かわいいし、重さも81グラム。6センチx4センチ、厚み2センチで、かばんの中でも邪魔にならないのは前のと同じ。
ちなみに調べてみたところ、【現在生産中の後継種】はサイズが大きく、なおかつ壁のコンセントにそのままさせるプラグを内蔵しているらしい。
電池から、スマホに充電するケーブルは持ち歩くことになるけれども、家に帰ったら電池だけカバンから出して、壁のコンセントに差しておけばOKというのは確かに使いやすいと思う。ちょっと大きいけど…でも、ホテルとかに泊まったときも、これを充電器にして、ケーブルもくっつけておいて、充電池とスマホの両方が充電できるようになっていたりして確かに便利そう。
この新しいモバイルバッテリーが使えなくなったら次もまたこのシリーズを買うだろうから、次回はプラグ内蔵でもいいなあ。