どん
愛読しているブログ、【202日記】のさとちんさんが、ライスクリスピーをマシュマロで固めて作るお菓子の話を書いていらっしゃったのを見て思い出した。
お米を、ふくらませて作るお菓子を、私の田舎では「どん」といった。「ポン」とか「ポン菓子」という人もいたように思うが、近所に、機械を乗せたトラックがこのお菓子を売りに来る。
お米を渡して作ってもらうと、袋に入って売っているものよりも安く買えるということになっていた。薄甘くて、パフパフしたお菓子で、味に全然くせがなく、ちょっと手にくっつくようなお菓子だった。
お菓子は本当に大好きだったのだが、私はこの「ドンのトラック」が大嫌いだった。
このお菓子、作る時にすごい破裂音がするのだ。
「ぽん菓子」の名前の「ぽん」もこの音から来ているらしいが、「ぽん」なんてかわいい音ではない。「どっかーん」だ。
母や、姉には笑われたが、私はこのトラックが来ると大抵、進行方向と反対方向にある川とか、公園とかに避難した。
いつ頃からだろう、ドンのトラックを見なくなったのは。
そのころから、三角の赤いビニール袋に詰まった「にんじん」というお菓子が駄菓子屋さんに入るようになり、「どん」が食べたければそれを買う…ということになったように思う。
アメリカに行ったときは、あんまり食べられるお菓子がなくて、シリアル売り場で「ライスクリスピー」という、「どん」を固めたようなものを見たときは、うれしくて買ってしまい、食べてそのあまりの甘さに絶句したことがある。
どちらかといえば、どんは薄甘いお菓子だったからね…。それを固めてせんべいのようにしたものも見たことはあったが、それでもお饅頭ほどは甘くない…という味だったためにアメリカのライスクリスピーバーは、ちょっと甘すぎだった。
そのあと、ホワイトチョコをかけて固めたお菓子を食べたときは割といける味だったのもあったが、それは健康食品ばっかり売っているお店のだった。砂糖控えめだったのだろう。
さとちんさんが作っているライスクリスピー、おいしそうだった。
手作りっていいなあ…。私も試そうかな…。
遠くから近づいてくる、どんのトラックの音が、耳の底によみがえった日でした。
お米を、ふくらませて作るお菓子を、私の田舎では「どん」といった。「ポン」とか「ポン菓子」という人もいたように思うが、近所に、機械を乗せたトラックがこのお菓子を売りに来る。
お米を渡して作ってもらうと、袋に入って売っているものよりも安く買えるということになっていた。薄甘くて、パフパフしたお菓子で、味に全然くせがなく、ちょっと手にくっつくようなお菓子だった。
お菓子は本当に大好きだったのだが、私はこの「ドンのトラック」が大嫌いだった。
このお菓子、作る時にすごい破裂音がするのだ。
「ぽん菓子」の名前の「ぽん」もこの音から来ているらしいが、「ぽん」なんてかわいい音ではない。「どっかーん」だ。
母や、姉には笑われたが、私はこのトラックが来ると大抵、進行方向と反対方向にある川とか、公園とかに避難した。
いつ頃からだろう、ドンのトラックを見なくなったのは。
そのころから、三角の赤いビニール袋に詰まった「にんじん」というお菓子が駄菓子屋さんに入るようになり、「どん」が食べたければそれを買う…ということになったように思う。
アメリカに行ったときは、あんまり食べられるお菓子がなくて、シリアル売り場で「ライスクリスピー」という、「どん」を固めたようなものを見たときは、うれしくて買ってしまい、食べてそのあまりの甘さに絶句したことがある。
どちらかといえば、どんは薄甘いお菓子だったからね…。それを固めてせんべいのようにしたものも見たことはあったが、それでもお饅頭ほどは甘くない…という味だったためにアメリカのライスクリスピーバーは、ちょっと甘すぎだった。
そのあと、ホワイトチョコをかけて固めたお菓子を食べたときは割といける味だったのもあったが、それは健康食品ばっかり売っているお店のだった。砂糖控えめだったのだろう。
さとちんさんが作っているライスクリスピー、おいしそうだった。
手作りっていいなあ…。私も試そうかな…。
遠くから近づいてくる、どんのトラックの音が、耳の底によみがえった日でした。