挙動不審
ポケモン好きというのはさんざんこのブログで公言している私。
ポケモンバーチャルコンソールの金銀発売の時には、わざわざポケモンセンターにソフトを買いに行った。
別に…ね。ポケセンじゃなくていいのよ、なんならコンビニにも、ダウンロードカードはあったし、電器屋さん、たとえば、ヨドバシカメラみたいなお店にも山積みだったし、ゲームの付録のポスターやシールや、マグネットがいらなければ、それこそ家のWi-Fiでダウンロード出来たのだから。
でも…なんとなくね…なんとなくこの、みんなが楽しみにしている新発売ソフトというものを、雰囲気に乗って買いたかった。交通費がいるのにね?
ポケモンセンターは、予想通り、大変混んでいて、レジで会計をするのさえ「最後尾」などというプラカードを持った人がいたぐらいで、グッズはどれもかわいかったし、ゆっくり見て回って。ポケモンセンターは、やっぱりいい。みんながポケモン好きだから、大人が真剣な顔をしてシールや、カードや、キーホルダーを物色していても、おもちゃ屋さんや、雑貨屋さんより、ぐっと目立たない。
…というか、看過される感じがする。おじちゃんおばちゃんでもポケモンが好きな人は好き、と。
みんな大好きなポケモングッズを、今から買うのだ…という期待と喜びに、にこにこしてレジに並んでいて、お祭りのよう。
銀にしようか、金にしようか、迷って、ここで子供がいない頃とか、独身のころなら私は迷わず2本、そろえるところだが、金銀はルギアホウオウ、両方取れるし、片方でもいい、ということで銀にした。確か、昔これをゲームボーイでプレイしたときも、最初に選んだのはこっちだったなあ、なんて思いながら。
レジに並んで、自分の番が回ってくる。
ダウンロードカードは、レジでアクティベート、つまり有効化してもらわないといけないので、ちょっと時間がかかる。
その時に、レジの若いお姉さんが、
「私も、銀派だったんですよ、子供の時!」と話しかけられた。
話しかけられると思っていなかったので、その文字列が意味を持って、頭に入ってくるまでに3秒ぐらいかかった。
「あ、あ、そうなんですか」
ちょっと詰まった。
なんかちょっと、挙動不審…。
こういう時に、うまく対応できたらいいのに。
そのあとも、「ヴァーチャルコンソールで、懐かしいゲームがプレイできるのはいいですね」とか話しかけられたけれど、「ええ、そうですね」と相槌を打つのが精いっぱい。
多分、ヨドバシカメラとか、ゲオとかで買ったら、店員さんは黙って、商品をラッピングして、値段の復唱、私が出したお金を受け取り、おつりはいくらか、と言って、ありがとうございました、と商品をくれると思う。
大体、いちいち、たとえば18禁ゲームを買っていく人とかに、「あなたもこのゲーム好きなんですか、私もこのゲームのヒロインが好きで」とか話しかけてたら、買うほうはいたたまれないだろうから。
でも、ポケモンの場合は…特に大人の場合は、こういうの、あり、なのかなあ。
ちょっと、ひきつった愛想笑いのまま、商品を受けとり、帰りながら私は考えた。
商品を買ったとき、こういう風に話かけられたことって最近あるかなあ、と。
…思いつかなかった。
多分「こども」という年齢のころは、話しかけられたことがあったように思う。
でも、「なになにもおすすめですよ」とか、「今なら、クーポンがお得ですよ」とか、「何とかカードはおもちですか」とか。そういうの以外は、確かにあんまり、話かけられたことはないかも。
うーん。挙動不審になる自分も、あんまりよくないような気もするけど、この予想外のコミュニケーションは「いいサービス」とみるべきなんだろうか。
次回、ポケモンセンターで買い物する時には、ちょっと心構えをしてからいくほうがいいかもしれない。
こういう時に、にこやかに、楽しそうに、またはそつなく、対応出来たらいいのになあ。
なんとなく、ぎこちなくなってしまう、自分がちょっといや。
いやだけど、これ、「答えない」というのもよくないもんね。これはきっと、ぎこちなくても答えておいて正解だと思う…ことにしておこう。
ポケモンバーチャルコンソールの金銀発売の時には、わざわざポケモンセンターにソフトを買いに行った。
別に…ね。ポケセンじゃなくていいのよ、なんならコンビニにも、ダウンロードカードはあったし、電器屋さん、たとえば、ヨドバシカメラみたいなお店にも山積みだったし、ゲームの付録のポスターやシールや、マグネットがいらなければ、それこそ家のWi-Fiでダウンロード出来たのだから。
でも…なんとなくね…なんとなくこの、みんなが楽しみにしている新発売ソフトというものを、雰囲気に乗って買いたかった。交通費がいるのにね?
ポケモンセンターは、予想通り、大変混んでいて、レジで会計をするのさえ「最後尾」などというプラカードを持った人がいたぐらいで、グッズはどれもかわいかったし、ゆっくり見て回って。ポケモンセンターは、やっぱりいい。みんながポケモン好きだから、大人が真剣な顔をしてシールや、カードや、キーホルダーを物色していても、おもちゃ屋さんや、雑貨屋さんより、ぐっと目立たない。
…というか、看過される感じがする。おじちゃんおばちゃんでもポケモンが好きな人は好き、と。
みんな大好きなポケモングッズを、今から買うのだ…という期待と喜びに、にこにこしてレジに並んでいて、お祭りのよう。
銀にしようか、金にしようか、迷って、ここで子供がいない頃とか、独身のころなら私は迷わず2本、そろえるところだが、金銀はルギアホウオウ、両方取れるし、片方でもいい、ということで銀にした。確か、昔これをゲームボーイでプレイしたときも、最初に選んだのはこっちだったなあ、なんて思いながら。
レジに並んで、自分の番が回ってくる。
ダウンロードカードは、レジでアクティベート、つまり有効化してもらわないといけないので、ちょっと時間がかかる。
その時に、レジの若いお姉さんが、
「私も、銀派だったんですよ、子供の時!」と話しかけられた。
話しかけられると思っていなかったので、その文字列が意味を持って、頭に入ってくるまでに3秒ぐらいかかった。
「あ、あ、そうなんですか」
ちょっと詰まった。
なんかちょっと、挙動不審…。
こういう時に、うまく対応できたらいいのに。
そのあとも、「ヴァーチャルコンソールで、懐かしいゲームがプレイできるのはいいですね」とか話しかけられたけれど、「ええ、そうですね」と相槌を打つのが精いっぱい。
多分、ヨドバシカメラとか、ゲオとかで買ったら、店員さんは黙って、商品をラッピングして、値段の復唱、私が出したお金を受け取り、おつりはいくらか、と言って、ありがとうございました、と商品をくれると思う。
大体、いちいち、たとえば18禁ゲームを買っていく人とかに、「あなたもこのゲーム好きなんですか、私もこのゲームのヒロインが好きで」とか話しかけてたら、買うほうはいたたまれないだろうから。
でも、ポケモンの場合は…特に大人の場合は、こういうの、あり、なのかなあ。
ちょっと、ひきつった愛想笑いのまま、商品を受けとり、帰りながら私は考えた。
商品を買ったとき、こういう風に話かけられたことって最近あるかなあ、と。
…思いつかなかった。
多分「こども」という年齢のころは、話しかけられたことがあったように思う。
でも、「なになにもおすすめですよ」とか、「今なら、クーポンがお得ですよ」とか、「何とかカードはおもちですか」とか。そういうの以外は、確かにあんまり、話かけられたことはないかも。
うーん。挙動不審になる自分も、あんまりよくないような気もするけど、この予想外のコミュニケーションは「いいサービス」とみるべきなんだろうか。
次回、ポケモンセンターで買い物する時には、ちょっと心構えをしてからいくほうがいいかもしれない。
こういう時に、にこやかに、楽しそうに、またはそつなく、対応出来たらいいのになあ。
なんとなく、ぎこちなくなってしまう、自分がちょっといや。
いやだけど、これ、「答えない」というのもよくないもんね。これはきっと、ぎこちなくても答えておいて正解だと思う…ことにしておこう。