クリームが食べたい
ケーキが、食べたいな…。おいしい、甘いものが食べたい。
アメリカの甘いもの、特にケーキのカテゴリに入るものは、たいてい甘すぎ。かなり甘いものが平気な小学生の息子も、学校のパーティで出たカップケーキの砂糖衣=フロスティングを一口食べて、「あれはだめだった、はがしてたべた」と言っていたぐらいだから、日本の甘さに慣れたら、なかなかにつらいものが多い。
アメリカの甘いもので、大丈夫なのは、アイスクリーム系。シェイク、アイスクリーム、シャーベット、フローズンヨーグルト、ジェラート、このあたりは大体、食べられる味をしている。ハーゲンダッツのなんかは日本と同じで、私は今まで甘いものが食べたくなったら、ハーゲンダッツのアイスクリームを食べていた。
…でもね…。寒いんだよね、もう…。アイスクリームという気分じゃない。
家に材料があるのは…。カスタードクリームならいけるか…と思って、牛乳、卵、砂糖と、小麦粉はなかったけど、コーンスターチがあったから、作ってみた。うん…。裏ごしてないけど、まあ食べられる味。リンゴをフライパンで炒めて、カスタードクリームとミックスして出したら、息子は、大喜びで食べてるし、私も、それなりにおいしいとは、思った。
おいしいけど、これはこう、質実剛健な味ではある。家庭で作った、手作りで、よく言えば素朴、悪く言えばあり合わせ、なんていうかファンシーさに欠ける。
でもなあ…。ケーキが食べたいな…。私の技術力では、これ以上のものは、かなり無理がある。ふわふわのスポンジケーキというのは、相当の腕前がいるのだ。ムースだの、パイだの、タルトだのも同じこと。
日本で私が住む、微妙な大きさの町にも、おいしいケーキ屋さんはある。
生クリームが絶妙な加減で混ざっているカスタードクリームをたっぷりいれた、シュークリーム。
甘酸っぱいイチゴと、本物の生クリームを、そうっと混ぜながら味わう、飛び切りのショートケーキ。
チョコレートと、カスタードのムースが段々の地層みたいになったケーキ。
ラズベリー味のゼリーの上に、ブラックベリーと、カシスと、ラズベリーと、ブルーベリーが乗ったタルト。
レアチーズケーキと、ベイクドチーズケーキが2層になっていて、上に生クリームをちょっとだけ飾ったチーズケーキ。
電車に乗っていく、大きな町の、英国風、ティールーム。ケーキサーバーの上のケーキを選ばせてもらって…。あったかい紅茶と、スコーンと、クリームと、イチゴの砂糖煮…は、なんていうんだ、あれ、プリザーブ?
うわーん…。食べたい…と思って、その話をしたら、夫が、「スターバックスの、スコーンじゃ、だめ?」だって。
ダメに決まってるでしょうーーーーーっ。…あ。でも、スコーンは、確かにああいう食べ心地…?…ってことは、違いは何かというと、多分、クリームだ。ふむ…。
アメリカの、「クリーム」は泡立てた状態で冷凍で売っているのが一番、ポピュラーなんだけど、あれはなんていうか、甘くて柔らかいけれど、絶海の岩だらけの孤島で演習中に、投げ落とされるレーション缶の粉乳(植物性)が、唯一の乳製品…というストーリーが頭に浮かぶぐらい、牛から遠い味なんだよね…。
本物の生クリームはあるんだけど、うちに泡だて器はない。あれを、腕の力だけで泡立てるの、面倒だなあ…。
大体、アメリカは、もともとイギリスから来た人がとっても多いはずなんだし、英国風のお茶の伝統は、どこへ行った…と思ったらそうだよね、ボストン茶会事件の時に、伝統なんかぶっつぶして、コーヒーに鞍替えし、イギリスと袂をわかつことになったんだもん、残ってないのか。
いや、それにしたって、あのクリーム、アメリカにあっても変じゃないよね…。なんつったっけね、スコーンに乗せて食べるやつ。ネットで「scone cream」で検索したら、あのクリームは「clotted cream」というらしい。確かに、バーネットの【秘密の花園】では、この単語が出ていた。
この本は、イギリスの地方の、自然の描写が美しく、クリームや、ジャガイモや、ハムがとてもおいしそうに見えてくる本だった。また読もうかな。
いや、その話はともかく、このスコーンに乗せるクリームは、瓶詰で売っているらしい。
近所の、ちょっと高いものを売っている食料品やさんを、見に行くことに決定。泡立てクリームではなくて、のせて食べるなら、手間はないもんね。
大体、自分が面倒がるのがいけないということを棚に上げてるだけといえばだけなんだけど…。クリーム。余ったら、ポタージュにでもいれとけばいいか…。砂糖、はいってないみたいだし。食料品の高いやつを売っている店に連れて行ってもらおう。
アメリカの甘いもの、特にケーキのカテゴリに入るものは、たいてい甘すぎ。かなり甘いものが平気な小学生の息子も、学校のパーティで出たカップケーキの砂糖衣=フロスティングを一口食べて、「あれはだめだった、はがしてたべた」と言っていたぐらいだから、日本の甘さに慣れたら、なかなかにつらいものが多い。
アメリカの甘いもので、大丈夫なのは、アイスクリーム系。シェイク、アイスクリーム、シャーベット、フローズンヨーグルト、ジェラート、このあたりは大体、食べられる味をしている。ハーゲンダッツのなんかは日本と同じで、私は今まで甘いものが食べたくなったら、ハーゲンダッツのアイスクリームを食べていた。
…でもね…。寒いんだよね、もう…。アイスクリームという気分じゃない。
家に材料があるのは…。カスタードクリームならいけるか…と思って、牛乳、卵、砂糖と、小麦粉はなかったけど、コーンスターチがあったから、作ってみた。うん…。裏ごしてないけど、まあ食べられる味。リンゴをフライパンで炒めて、カスタードクリームとミックスして出したら、息子は、大喜びで食べてるし、私も、それなりにおいしいとは、思った。
おいしいけど、これはこう、質実剛健な味ではある。家庭で作った、手作りで、よく言えば素朴、悪く言えばあり合わせ、なんていうかファンシーさに欠ける。
でもなあ…。ケーキが食べたいな…。私の技術力では、これ以上のものは、かなり無理がある。ふわふわのスポンジケーキというのは、相当の腕前がいるのだ。ムースだの、パイだの、タルトだのも同じこと。
日本で私が住む、微妙な大きさの町にも、おいしいケーキ屋さんはある。
生クリームが絶妙な加減で混ざっているカスタードクリームをたっぷりいれた、シュークリーム。
甘酸っぱいイチゴと、本物の生クリームを、そうっと混ぜながら味わう、飛び切りのショートケーキ。
チョコレートと、カスタードのムースが段々の地層みたいになったケーキ。
ラズベリー味のゼリーの上に、ブラックベリーと、カシスと、ラズベリーと、ブルーベリーが乗ったタルト。
レアチーズケーキと、ベイクドチーズケーキが2層になっていて、上に生クリームをちょっとだけ飾ったチーズケーキ。
電車に乗っていく、大きな町の、英国風、ティールーム。ケーキサーバーの上のケーキを選ばせてもらって…。あったかい紅茶と、スコーンと、クリームと、イチゴの砂糖煮…は、なんていうんだ、あれ、プリザーブ?
うわーん…。食べたい…と思って、その話をしたら、夫が、「スターバックスの、スコーンじゃ、だめ?」だって。
ダメに決まってるでしょうーーーーーっ。…あ。でも、スコーンは、確かにああいう食べ心地…?…ってことは、違いは何かというと、多分、クリームだ。ふむ…。
アメリカの、「クリーム」は泡立てた状態で冷凍で売っているのが一番、ポピュラーなんだけど、あれはなんていうか、甘くて柔らかいけれど、絶海の岩だらけの孤島で演習中に、投げ落とされるレーション缶の粉乳(植物性)が、唯一の乳製品…というストーリーが頭に浮かぶぐらい、牛から遠い味なんだよね…。
本物の生クリームはあるんだけど、うちに泡だて器はない。あれを、腕の力だけで泡立てるの、面倒だなあ…。
大体、アメリカは、もともとイギリスから来た人がとっても多いはずなんだし、英国風のお茶の伝統は、どこへ行った…と思ったらそうだよね、ボストン茶会事件の時に、伝統なんかぶっつぶして、コーヒーに鞍替えし、イギリスと袂をわかつことになったんだもん、残ってないのか。
いや、それにしたって、あのクリーム、アメリカにあっても変じゃないよね…。なんつったっけね、スコーンに乗せて食べるやつ。ネットで「scone cream」で検索したら、あのクリームは「clotted cream」というらしい。確かに、バーネットの【秘密の花園】では、この単語が出ていた。
この本は、イギリスの地方の、自然の描写が美しく、クリームや、ジャガイモや、ハムがとてもおいしそうに見えてくる本だった。また読もうかな。
いや、その話はともかく、このスコーンに乗せるクリームは、瓶詰で売っているらしい。
近所の、ちょっと高いものを売っている食料品やさんを、見に行くことに決定。泡立てクリームではなくて、のせて食べるなら、手間はないもんね。
大体、自分が面倒がるのがいけないということを棚に上げてるだけといえばだけなんだけど…。クリーム。余ったら、ポタージュにでもいれとけばいいか…。砂糖、はいってないみたいだし。食料品の高いやつを売っている店に連れて行ってもらおう。