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夏への扉

 誰にも、思い出に残る本というのはあるだろうけれども、それが今でも買って読めるのは本当にいいと思う。私のその1冊は、ハヤカワSFの「夏への扉」。これは、祖母の家のそばであった、フリーマーケットで買った。祖母がくれた小遣いは、あんまりたくさん出すと母親がいやがるので、500円だったが、アマゾンも、ブックオフもないころ、古本は「売れる」機会自体少なかったのだろう、頭にバンダナを巻いた店のお兄ちゃんは、お金のない中学生にかなり安く本を売ってくれた。


 今から思えば、あの兄ちゃんは、SF好きだったんだろうね、ハヤカワのSFばっかりがどっさり箱に詰まっていた。確かサンリオ文庫もあった。今思えばあのサンリオ文庫、どれだったんだろう(注:出た冊数が少ないので、SF系のものは今、すごく高値で取引されている)と思うけれども(笑)、当時は、そんなことがわかるわけもなく、まだそれほどSFに詳しいわけでもなかった。私がほしかったのは「長編」だった。読んでも、読んでも終わらないぐらい長い物語が大好きだった。細かいところまで書き込まれ、本筋に関係のないところがうんとたくさんあって、ずーーっとその世界に浸れるようなものが、本当に好きだった。


 というわけで、5冊セットのとか3冊セットのを買った後、そのお兄ちゃんが、「これ、おまけにやるよ」と、持って帰らせてくれたのが、「夏への扉」だった。


 この「夏への扉」は、実は結構名作。【私が読んだ古い訳】【新しい訳】の二つともが読める珍しい作品。大体、古い訳を新しく訳しなおす…というのは、よくあることなのだけれど、その場合大抵、古い訳は買えなくなってしまう。


 けれども、この本は、私たちぐらいの世代の人で読み返したくなる人が多いのだろう、古い方の訳が今でも買える。どっちも売れれば、ひっこめる理由はないものね。


 あんまり何度も読んだ本だと、自分が読んだ訳じゃないと、違和感がぬぐいきれない…というのもあって、こういうふうにしてくれるのはありがたい。用語があまりにも違ったりすると、それに慣れるまで、まるで別の作者の本を読んでいるみたいな気がすることがあるからね…。


 それにしても、あのフリマのバンダナの兄ちゃんは、この本をくれたのは、本当にいいことだったと思う。この本のヒロインのリッキィは、11歳。私は当時12歳だったから、もちろん感情移入したキャラはリッキィだった。


 「いつか、運命の人を待って、結ばれたい」と思ったものだったし、21歳なんていう大人な年齢になれば、30台と結婚するのだって、「あたりまえ」に思えた。何といってもカテゴリとしては「大人」なのだから。


 今、読み返すと、おいおいダニー・・・と思う。相手は11歳で、かわいいのはわかるけどさ。かわいいと思った女の子が、自分がタイムリープしている間に21歳になって目の前に現れる・・・のは、まあ中年男性の夢だよな…。と思う。


 50代になっても女の魅力がまだ、自分で使えると思っているベルの痛さも、ビジネスパートナーの不誠実さの、その欲得づくなところが、ありそうなことも、または後のパートナーの誠実さがすばらしいことも、今ならわかる。そして、やっぱりダニーとリッキィは歳の差婚だと思うし、ダニーは本当に果報者だと思うよっわかってんのか!と言いたくなる。


 それでも・・・やっぱり読み直してしまう本だと思う。


 時代は変わる。でも…やっぱり、恋愛はこの現代に、ケータイがある時代になっても、基本はかわらないし、裏切りと、挫折と、そして痛快な成功というものも、カバーは変わっても中身はかわらない。だから、昔の本だって、今読めるのだものね。


女性なら、まだ恋愛にあこがれがあるうちに、そして
男性なら、まだ、ビジネスに、将来に夢があるうちにおすすめしたい本だと思う。


 そんな時代、過ぎちゃったよ、という人にも、そんな頃のことを思い出させてくれる本なので、一度も読んだことがなければ、おすすめ。

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    まこ

    Author:まこ
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    ゲーマーで、本好きで、クラフト好きです。

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