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LuckyDuckyDiary

はちみつの「えー?」

はちみつ、安いやつは安いなりに。高いやつは高いなりにおいしいと思う。はちみつのキャンディも、これから寒くなってくる季節に、いいと思うし、妊娠したとき、はちみつが、びっくりするほどおいしくて、本能なんだろうかこれ…とぼうぜんと、トーストを眺めたものだった。

 巣に入ったままのハチミツ。これはスーパーじゃなくて、たいてい珍しいものを売っている店にあった。外国の輸入ものが多かった気がする。

 これが、指輪物語を読んだころ、食べたくてしょうがなかったものだ。疲れ切った主人公たちが、助けてもらった人の家で出してもらうのが、パンや、バターのほかに、この「巣に入ったままのはちみつ」だった。

 私は無条件で、食べ物をおいしそうに書ける作者(と訳者)はすばらしいと思っているのだけれど、パンとバターと、チーズぐらいまでは想像がついても、「なぜ、巣に入っているのがすごいのか」に関しては全く想像が及ばなかった。

 社会人になってから、巣に入ったハチミツを買ってみた。平べったい缶に入っていたと思う。
ハチの巣ごと、かんでしまっていいのだけど、注意書きとして、このハチの巣は、「ミツロウ」で出来ています。消化しないので、ガムのように噛んで、出してください、と書いてあった。「飲み込んでしまっても、問題ありません」とも。

 ミツロウ。これも、アンデルセンだったろうか、「みつろうそく」と「獣脂ろうそく」の会話を物語にしたものを読んだことがあって、ミツロウで作ったキャンドルは、上等で明るくて、素晴らしく、お屋敷の広間だったか、教会だったかで使われ、獣脂で出来たものは安く、貧乏な環境で使われるが、光がもたらす喜びは、どちらも変わりない…みたいな教訓の話だったっけ…。と思って、一応とかせば、使えるんでは?と思ったけれど、口から引っ張り出した微妙な形の塊を集めなおして溶かす気にならず、捨てた覚えがある。

確かに、巣入りのハチミツはおいしかった…。けど、値段の割に少ないし、今度は、同じ上等買うなら、瓶入りにしよう…と思って、百貨店の食料品売り場で、アカシヤのはちみつみたいな植物の名前がついたものを買って帰った覚えがある。

 で、なぜこんなことを思い出したのかというと、今日、巣入りハチミツの広告を見たから。
で、ね?なんて書いてあったかというのが問題で。

「この巣の部分は、ミツロウで出来ています」 <これはいいの。

「異物ではないので」 <これもOK、異物かもしれないけど、無害だから。(アレルギーがなければ、らしい)

しっかりと噛んで体に吸収させることで、カラダにも良し<これ、ないから。

体を通り過ぎてはくれるよ?でも、人間はミツロウを消化できない。確か、人間が出す消化用の物質では、分解できないんだよね。
こういうの…。昔買ったハチミツやさんのハチミツは、ちゃんと本当のことが書いてあった。

でも、今はこんなことまで言って売るんだなあ…と思う。食べちゃったところで、無害といえば無害だけど、体にいいみたいな話までくっつけて、売るのは、あんまりいい感じがしない。 悪くないだけまし…といえばましか。

いいところというのは、割増しにしたいところだろうけど、なんか、消費者を馬鹿にしてるよな、と思う。
「どうせ、嘘でもわかんないだろう」って思われてるみたいな。

 …ハチミツ…。トーストに、バターたっぷりにハチミツかけて。
アメリカのパンがなあ…。おいしければいいのにな。ふわふわの、日本の食パンが食べたい。

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    まこ

    Author:まこ
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