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イチロー選手

イチローには、本当にお世話になっている。
 もちろん、私はイチロー選手とは、全く面識がない。が、アメリカに住んだことのある日本人は、全員、イチローに世話になっていると言ってもいいと思う。

 イチローが出てくるまで、多分アメリカで一番有名な日本人は、ジョン・レノンの奥さんの、ヨーコ・オノ。といっても、この場合有名なのは旦那さんのほうであって、奥さんにももちろん活躍の歴史はあるのだけれど、90年代にはあんまり詳しいことを知っているアメリカ人はいなかったと思う。「ああ、ジョンレノンの奥さんが、日本人だねえ」程度。

 イチローも、もちろん渡米してメジャーリーグに入ると聞いたときには、日本人はみんな「おおおー」と思ったが、メジャーリーグではもちろん無名だった。スポーツ選手とはいえ、イチローはアジア人、体格は6フィートにも満たず、マッチョにも見えず、人種差別も入って、ずいぶんな酷評ぶり…だったのは最初だけ。

 イチローは、だまーって、安打を量産し、盗塁をしまくり、挙句守備で、無理そうなボールを取って投げ返すその剛速球のコントロールのいいことったら…。「レーザービーム」と呼ばれていたのは、覚えている人も多いだろう。「スターウォーズの映画のよう」って一体何と比べてるの?という評価も聞いたことがある。

 人種差別主義者が黙らざるを得ないぐらい、活躍した。アジア人が白人にかなわないなんて、イチローを見れば、酔っていても言えないぐらいだった。彼はその年、首位打者になったからね…。四捨五入したら4割?と思うぐらい打ったし、スポーツに全然興味がない私も、野球のニュースだけはみたぐらいだ。打つだけじゃない、「外野手がキャッチするところを楽しみに見る」なんて野球は、イチローがいなかったときには、なかったものだと野球ファンの友達は言っていたっけ。「昨日の、イチローのプレイみた?」まず、野球好きの話題はこうだった。

 当時は私たちが日本人とみると、「イチローのファンだ」とか、「イチローは日本人だろう、彼はすごいな!」と、話題にしてくれる人が多くなった。日本人のイメージが、メガネ、出っ歯、首にカメラのカリカチュアされた、ドラマに出てくるヘンテコなおじぎをする日本人ではなく、「イチロー」に書き換わったのだ。イメージアップ、それも大アップだった。

 それと、スポーツ好きの男性だけでなく、子育てしている年齢層の人たちにも、彼はものすごく感謝されていた。彼は「クリーン」だったから。つまり、薬物と縁がなかったということだ。実はアメリカのスポーツ選手というのは、薬物疑惑のある人が、うんと多い。ドーピング疑惑だけでなく、麻薬とか、覚せい剤とかそっち系。アメリカでは、金の力は正義で、「お金持ちになりたい」「金の稼げる仕事に就きたい」もう、赤裸々に公言するものであって、「やりがいのある仕事に」も「人の役に立つ仕事に」もなにも、「儲からない仕事の、何がいいわけ?」という風潮がある。単純な子供(特に小学生男児)だとなおのこと。スポーツ選手は、年間何億円も稼ぐのであるから、素晴らしいと称賛されるし、あこがれる子供も多い。

 けれども、薬物疑惑で逮捕とかになると、「彼のように、なれるといいわね」とは、なかなか言えないものだ。金は儲かるほうがいいが、薬物はやっぱり困る。ゴシップ雑誌の根拠なんかない噂話であろうとなんとなくいやなものだ。でも、イチローには、そういう話は、まったくなかった。安心して、「イチローみたいに、なれたらいいわね」と言えた。 

 体格が小さい子供にも、「イチローを見なさい、彼は、小さくても(アメリカ基準だと6フィートないからスポーツ選手としては最小クラス)ああだよ?トレーニングで、一流になれるんだ」と言えた。彼は、準備に余念なく、あれだけ活躍する一流選手だというのにトレーニングを欠かさない。オフシーズンであろうと、ストレッチをし、筋トレ、ランニング…。基礎練習をやるわけだ。試合があるときも、早く来てそういうことをやるのがすごいと報道されていた。(ほかの選手は、そういう風に毎日やる人はいなかったらしい)

 子供のお手本に、ものすごく「いい」。努力と、一流でもそれを維持する力。簡単に稼げる金というものはない、自分の持っているものを使って、一生懸命やろうね?というのを教えたい人は多い。
「彼は、本当にすばらしいと思う、子供がロールモデルにするのに、どれだけありがたいか」というお母さんたちを私は何人も見た。彼が日本人だから、私との話題に出してくれるという要素はあるにしても、「カッコよく活躍して、有名で、裕福で、そして努力をする」この要素がそろったイチローは絶賛間違いなしだった。

 乱暴な言葉遣いをあまりしないし、下品なことも(それほど)言わないし、唾を吐いたり、ガムをかんだりしながらインタビューに答えないし、言葉少なに、ちょっとイイことを言うのが、またいい。イチローの本が英語でもどっさり出ている。8月に出た本の題名なんかすごいよ?「Ichiro Suzuki--Baseball's Most valuable player」(野球史上最高のプレイヤー)とか。子供用の伝記もあるし、【絵本】の題材にもなっている。あと、【彼をインタビューして、言葉を集めた本】なんかも出版された。彼は「ZEN」だ(禅のことらしい。東洋の神秘みたいなもので、わびさびとか、渋さとか、ああいう感じのことで、イメージがすごくよくて、あこがれる人が多い言葉)と言われている。

 いいよなあ、イチロー選手…。かっこいいよな…。そしてアメリカに住んでいると、日本人としてのアイデンティティを持ったまま、活躍してくれるイチローが、本当にありがたいな、と思う。いまだに、日本人がドラマに出てくるときには、「ぼわーん」と銅鑼の音がするんだけど(日本でも中国の人が出るときにはそうなることがあるよね)、これが「カキーン」とか、バットの音になると面白いのにな、と今思った。

 野球選手としては、40代で、相当な年齢だということだけど、まだまだ、伝説を作ってほしいと思う。

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    まこ

    Author:まこ
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