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LuckyDuckyDiary

大麦若葉

牧場の見学に行った。息子の小学校から、案内が来ていたので、見に行ったのだけれど、すごく景色のいいところだった。

トラクターにけん引された、荷車には、束ねた干し草のブロックが座席としておかれていて、乗せてもらってスタート。牧場には、アルパカが飼われているのが、売り。

…といっても、豚や、牛、馬、ロバ、ヤギ、ニワトリなどもいるのだけれども。

まず、ヤギ。「ミニヤギ」で、これは「単にかわいいから」飼ってあるのだそうで、もともと、ペットとして売り出されていたミニヤギが、どうにも飼育しきれなくなった人が持ち込んだらしい。これは牧場見学に来た人に、餌を配って、食べさせる体験をさせてくれる。ひろびろとした草地に、ヤギが登って遊べるような場所まで用意してあって、4匹の大人になっても子ヤギサイズのヤギが遊んでいて、幸せそうね…という環境だった。

ロバ。これもまた「ミニロバ」で、子供は乗れるけれど大人は乗れません、というサイズ。ロバのパン屋さんのロバ…と思った、本当に、おもちゃのような…かわいい目をしていて、まつ毛が長く、これも、餌をやるのが主なアトラクション。ペットとして需要があるそうだ。

馬。フルサイズの本物。これも、餌をやらせてくれる。これも、ペット用(乗るのに)需要があるそうだ。エサ用のペレットには「リンゴ入り」の馬スナックだと袋に書いてあって、そんなものを見たのははじめてで、へーーーーっってなった。息子は、「かまれることがあるから、注意して」と言われたとたん、こわいからやめる、と私に餌を押し付けたので、私が手のひらにそうっと乗せて、やってみた。がぶぶっってなるけど、大丈夫だった。
 ちなみに一緒に見学していた女の子、かまれちゃって血が出てた。あとで消毒してもらってたけど。
ミニロバをみたあと、馬を見ると、大きいのにびっくり。

 ブタ。これは、小さい種類だといわれていた。日本でいう、黒豚みたいなものだろうか。これも、浅い水たまりや、砂場、それから草地がひろがっているところで遊んでいる豚さんたちで、大変幸せそうだった。一匹だけ、サイズが違う子が混ざっていたのだけれど、説明によると、そのぶたちゃんは、ペット用ミニブタです、と言われて売られていたのだけれど、実はそうではなかったので、大変大きくなってもてあまされ、飼い主は庭にシリアルを撒いてテキトーに食べさせるという方法で飼っていたのだけれど、アメリカのシリアルは大変糖分が多いので、どんどん太ってしまい、目が埋没、息も出来ないぐらいに顔の肉が盛り上がってきたので、動物虐待だ、と近所の人に通報され、牧場で保護してもらえないか、とやってきたらしい。今では健康な食事をして動けるようになり、子豚のお守り役をしているのだとか。

 ニワトリ。卵を産んだら、坂になっているところをころがって、鶏小屋の端に集まるようになっていて、外から卵が集められるようになっているのだけれども、そこの外のふたを、アライグマが上手にあけて、卵を取ってしまうのが、一番の悩みだとか。きつね、蛇、いたち…あらゆるものが、このヒヨコを食べようとする、地球上のおおよそすべてのものは、チキンが好きなんだから、と牧場主さんは笑っていたけれども、野生動物が入らないように、地下には何メートルもの深さに金属板がうめられて、地下からの侵入を防ぎ、屋根から、フクロウなどの鳥が絶対は入れないように隙間をふさぎ…。ヒヨコが、大きくなる前の、半分ニワトリになったのがたくさんいる小屋が、一番厳重に警戒されていた。

 蛇が、フェンスに引っかかって、電流で何度もショックを受けて、バッチバッチ火花が散っているのに、蛇は卵を9つも飲み込んでいたので、フェンスの網をくぐることが出来ず、そのまま死んだ話とか、きつねが、夜になると現れて、足跡がいっぱい残る話とかが、興味深かった。

 今日のブログの題名の、「大麦若葉」。飼料を、なるべく使わず、やっていきたいと思っている牧場主さんの意向もあって、牧場では、大麦の種を水耕栽培していた。9日で十分そだって、青々とした、高さ20cmぐらいの若葉になる。タネと、根の部分も、ニワトリが食べてしまうので、全く問題ない、というときの牧場主さんは、大変得意げだった。豚も、牛も、ヤギも、馬も、この若葉が大好きなのだそう。干し草や、穀類なんかも、食べているのだけれども、フレッシュなものは、また特別らしい。

 水耕栽培場には、植えたばっかりのものから、9日目のものまでが、ずらっと並んでいた。これって、日本で青汁作るやつよね、と思いついた。なるほど…作るのに、手間と値段がかからず、早く育つんだなあ…青汁メーカーも採算がとれるわけだよ…なんて。

 そして、今日のメインだった、アルパカを見に行った。かわいい…。触らせてくれるのだけれど、みっしりなのにモフモフ。カールした毛が、大変暖かい感じで、ああ…アルパカが高いのって、理由あるよね…。と思った(ちょっと現実的すぎ)。生まれたばっかりの子は、遠くから眺めるだけだったけど。ちなみに、近くによって、アルパカが危険を感じると、唾をはきかけられるそうだ。

 さわらせてもらったアルパカたちは、穏やかなのを選んで、牧場の係りの人が、ついていてくれるためにそういうことはあんまりないらしいけど。色は、白(というか、クリーム色)から、真っ黒まで、牧場主さんに言わせると14種類あるそう。クリーム色で、背中だけ、茶色くなった、エクレアみたいな柄の子とか、茶色とクリーム色のぶちとか、黒と、茶色が混ざったのとか、かなりいろいろなパターンの子がいた。真っ黒とか、茶色だけとかの子もいたのだけれど、牧場主さんによれば、どの色が出てくるかという可能性はまったく彼にはわからないのだとか。黒と、黒で掛け合わて、真っ白な子が生まれることもあるし、白と、茶色を組み合わせて黒がうまれることもあるし、混色系は言うに及ばず…というわけで、今のところ、決まった色を生み出すのには成功していないそうだ。

 アルパカは、どうも群れで暮らす習性があるらしい。群れのリーダーとして、なぜか「ラマ」が飼われていた。ラマは、なんと「番ラマ」として買ってきたものらしく、そういうふうに訓練したものだといっていた。怪しいものがいたら、近くに寄って、甲高い声で鳴き、それでも下がらないと、後ろ足で立って前足で攻撃、爪も鋭く、野犬や、きつねどころか、人間も死ねるらしい。

 …そんなふうに訓練「する」というのも初めて聞いたし、そういう訓練された牧場用番ラマ、などというものを売って生計を立てているひとがいるというのも、なんていうか初耳だった。すごい。

 牧場の、生みたて卵を1ダース、買って帰ってきた。おいしい卵だった。殻が、茶色の、白の、それから薄い水色の卵だった。
水色の卵…みたことなーい。どんなニワトリがこれを産むのか、聞けばよかったなあ。

アメリカのオレンジ、またはみかん

皆さんのおうちには、もう、ミカンの箱はあるだろうか。
冬になるとこたつにミカン。箱ごとのミカンを買ってきたとき、田舎の家では箱をひっくり返して、固いミカンから詰めなおす…というようなことをやったものだった。

 祖母の家の納戸は火の気がなく、大変寒かったが、そこにミカン箱があって、いつでもたべていいことになっていた。ミカンにマッチ棒を刺して、輪ゴムを飛ばして引っ掛ける遊びとか、ミカンを5つとか6つとか積み上げる遊びとか、皮がタコの形になるようにむくとか…。コタツから出ない子供たちは、そんなことをしている時代だった。皮を上半分残して、そこから白い筋を使ってミカンをぶら下げる、という難易度の高いむき方を見せてくれたおじさんとか(草鞋、と呼ばれていた。多分つるして売っている草鞋売り場に見立てたのだろう)、ミカンの汁でやる、「あぶりだし」とか(時々、紙が燃えて大騒ぎになったり)。

90年代アメリカにいたときは、「マンダリンオレンジ」とか「クリスマスオレンジ」とか呼ばれた、ミカンっぽい味のオレンジはあった。あったが、これがもう、種が多いのなんのって。「時々入ってる」とかじゃないの。もれなく、どの房にもまんべんなくたくさん入っているといっていい頻度。

 お行儀悪く縁側でスイカを食べるときの感じ、もぐもぐもぐ。と口に入れて、種と実をよりわけ、実をのみこんだあとで、「べべべべ」と種を出す、あの食べ方になってしまうようなミカン。味は確かにミカンだったが、あまりの食べにくさに、一度きりにした覚えがある。

 今回、そんなことをすっかり忘れた夫が、「なんとなくかってきた」オレンジ。まーたあれか…と思ったけれども、味が、みかんよりも、「オレンジ」の方に近い。ヘタのところがちょっと盛り上がっていて、ミカンぐらいのサイズのオレンジ。形は、ミカンや、柿のように、直径より高さが低い形ではなくて、真ん丸に近い?でもどことなく、ミカンぽさがうかがえるような…。ハイブリッドだな…とわかるものだった。

 そして、特筆すべきは、タネが全然ない!それとネーブルオレンジとかと違って、手でむきやすい。これは便利な…。

 家族全員に大好評。あっという間になくなって、もう1袋、買って来たら、今度の袋はちょっと違った。同じようなオレンジ風のものもあったのだけれど、「どーーーみてもみかん」というのが混ざっている。形も、日本のミカンと同じ。味も間違いなくミカン。ううむ…
【公式サイト】によると、いろんな農家のものを、集めて混ぜて入れているらしい。なるほど…。品種まで違っても、大体大きくひとくくりに「マンダリンオレンジ」のカテゴリに入ることにしてしまって、売っているのだろう。

 ミカンみたいな形をしているのと、オレンジみたいな形をしているのがあって、ヘタのところがちょこんと盛り上がっているのと盛り上がっていないのがあって、ネーブルみたいなおへそが小さいけどあるものまで、バリエーションいろいろ。味も、オレンジにしか思えない、というものから、絶対ミカンまで、バラバラだ。

 こういう、ばらつきを「あるもの」として売ってしまうのがアメリカだと思う。同じ店で買ってきても、入荷時期により、味がバラバラ(笑)。面白い。種はどれにもなかったから、多分この15年ぐらいの間に、そういう技術が日本から伝わったか、品種が改良されたか…。

 中の袋も、あまり口に残らないのがいい。果肉の色はかなり薄いので(オレンジというより、黄色寄り)すっぱいのかと思うのだけど、普通のオレンジぐらいには、甘いし、これはいい。オレンジより皮もやわらかいし(オレンジ風のものは、ミカン風のより皮が固いけど)十分手でむける。

 アメリカに滞在している時は、冬はいつもミカンが恋しくなったものだけれど、今年はこれでばっちりだ。

オレンジジュースのバリエーション

アメリカにいて、日本よりおいしいものってある?と聞かれたとき、それほど思いうかぶものがあるわけではないけれど、1つだけ。それは「オレンジジュース」。もちろんこれには「メーカーによる」し「値段による」が、平均値が確かに高いと思う。


 もちろん、日本でホテルなどへ行き、そこで「フレッシュオレンジジュース」などを注文して、ジュース1杯に1000円とか払えば、それはとてもおいしいオレンジジュースが飲める。値段なり、間違いなしだ。


 アメリカでも、そういう感じに、生、しぼりたて!で出してくれるやつは、大変おいしい。大体日本の半額ぐらいだと思う。まあでも、さすがにそれは比べるもなにも…。


 でも、スーパーに売ってるやつは、確かに、メーカーによって違う。1.8リットルぐらい4ドルぐらいするジュースで、分離したみたいに見えるのがあって、それは、もうびっくりするぐらいおいしかった。最初、分離しているのをみて、悪くなっているんじゃないか…と思ったけどそれは杞憂だった。【ナタリーズオレンジジュース】これは、正直かなり高い。高いが、味の方も相当よくて、フレッシュジュースに迫るおいしさ。これを飲んでしまうと、最安値の1.8リットル1ドルぐらいの、濃縮還元を、おいしくない水でやったみたいなやつを飲むとがっかりする。


 あと、日本でも売ってる「トロピカーナ」も、割とおいしいし、普通のスーパーに売っているブランドも、確かに「値段のわりに」おいしい。大体日本の半額ぐらい?今家で飲んでいるのは「Simply Orange」というやつだけど、これが、「パルプなし」「パルプあり」「パルプ多め」があって、要は、果肉がそのままになってるか、はいってないか。搾りかすというなかれ、その濃さがおいしい。「多め」になると、パルプが上の方にういてきて、瓶の口にぎっしりつまってジュースが出ないぐらい。もしょもしょと噛みしめることになって、これはこれで…。


 いろいろと混ぜたものもあって、例えば「パイナップルとオレンジ」、「イチゴ、キウイ、オレンジ」とか、「マンゴー、オレンジ」とか…。どれも結局、オレンジが勝っている味で、バリエーションとして好きだったが、なんとなく、手を出していなかったのが「バナナ、オレンジ」。バナナってすごくわかりやすい味だし、味もなんとなく想像がつくし、わざわざ買って試すほどでも…と思ってたのだけれど、夫婦二人だった頃と違って、最近は息子もジュースを選ぶから、「ねーこれ買おうよ」というので買ってみた。


見た目は、オレンジジュースの色。
 どっかでこれ…飲んだ。絶対、これと似たの飲んだ。昔…。絶対、最近じゃない。という味。


 目をつぶってもう一口。


 子供のころ…。そうだ、ペコちゃんのプリンのコップに入っていた。おばあちゃんちだ。分けて飲んだ。缶入り。


 もう一口。


 わかった。「ネクター」だ。不二家の缶入りで、「もも」のではないネクターにこんな味のがあった。多分、オレンジネクターってのがあった。それか、ミックスネクターってのがあった。ちょっと、とろりとしているところも、似ている気がする。


 懐かしいな。ちなみに、今ネットで検索かけたら、今あるのはピーチネクターだけ、らしい。面白かったのでこれ、また飲もう。

アメリカのウェットティッシュ

 日本だと100円でも買える、ウェットティッシュ。それの、「消毒つき」バージョンはこっちでもかなりポピュラー。一番有名なブランドはLysolで、洗剤にはこれと同じ名前のものがたくさんある。学校の備品にも「できれば寄付してください」というリストに入っている。


 日本でいうと「手ピカジェル」という名前で売っている、手にちょっと付けてすりこんで、乾いたら手の消毒が出来るという、あれはものすごくポピュラーで、実はアメリカでは15年前にはもうあったと思う。あれはどうも、洗い流さない感じがいやで、試しに99セントで売っていた小さいやつを試してみたけれど、すぐ使わなくなった。それなら、トイレに行って手を洗った方がなんとなくいい感じがしたので、ハンカチを持ち歩くことにしたわけで。


 そのころは持ち運び用ウェットティッシュはアメリカでは見かけなかったから、国によって、何が気になるのかは違うんだな…と思った覚えがある。
 最近、ウェットティッシュが「学校に置いておく備品」になったぐらい…ということは、やっぱりこれがポピュラーになったってことだよね。


 アメリカではこれは「ウェットティッシュ」とは呼ばない。これは「wipe」と呼ぶ。飛行機の中で出てくる紙のおしぼり、あれも「wipe」という。赤ちゃんのおしりふきもwipe。ウェットティッシュ、というと「?」という反応になるので注意。


 で、このワイプ、消毒液がしみ込んだものは「disinfectant wipe」というのだけど、これが「びっしょびしょ」。もう、手で握ってしぼったら、ぽたぽた水が垂れるぐらい、びしょびしょ。筒型の、一枚ずつ引っ張り出せるようになっている容器に入っているのだけど、もう、出したとき、ぽたっぽたっとなるぐらい濡れている。


 使いづらい…。まあ、本気で消毒しようと思ったら、このぐらい濡れてないとダメなのかもしれないけど。この前、ふたがうっかり開けっ放しになったけれど、その時はみ出ていた分は、だいぶ乾いて、ちょうどいい湿り具合だった。本気で消毒が必要…というときはあまりないので、しばらく開けたまま放置にしてから、使おうかなあ。

トランプ当選後

トランプが次期大統領になった。まあ、これからどんなことをするのか…というのはともかく、トランプを応援していた人は、もちろん喜んだ。そこまではいい。で、トランプを応援していなかった方の人たちが、「トランプが当選したことで世の中が悪くなっている」というようなことを言いたいがために、トランプの「一番嫌な部分」である、「差別主義」が理由で起きている事件を、クローズアップして、シェアしはじめた。

つまり「そら、みたことか」という感じにしたいわけだ。気持ちは、わかる。
私は、トランプの女性蔑視発言も、移民排斥主義も、人種差別主義的なことも、トランプ自身の個人的な意見はともかく、政治家として、言ってはならない…つまり「公にすべきことではない」と思っている。(私はトランプを嫌いということでいえば、とても嫌いだ)。
トランプ派の人達が、「俺たちは正しかった」と、人種差別や、女性差別を「してもいいんだ」と思うのは、間違っていると思う。
トランプが当選するということの、一番怖いところはそこで、「トランプが、言っていること」が、当選したからには、正義だと思ってしまうという影響が出て、アメリカが60年代からこっち、一生懸命推奨してきた人種差別反対とか、性的マイノリティの権利を守ることとか、女性の社会参加への働きとか…というものが、「巻き戻ってしまう」という効果が出るのではないか、と心配されていた。

 案の定…という感じに見える。SNSを通じて、シェアされるニュースは、例えばイスラム教の女性がかぶっているヒジャブというスカーフを目印に、女子大学生が男子学生から、押しのけられるようなことがあったとか、「お前らがいなければ、またアメリカは素晴らしくなれる(make America Great againという、トランプのスローガン)と、黒人に面と向かって言う人が出るとか…。
 確かに、いやな話だと思う。私、つまりアジア人は差別される側なわけだから、町が、キャンパスが危険になる…という可能性は想定しておかなくてはならない、という気分は、なんとも怖いものだ。
今までも、そういうのは、やっぱり「うっすら警戒」しておくもの」ではあった。なぜなら、それは「本当に起こり得るから」。

例えば、こんなこと。

南北戦争の時、南部の旗(右図)というのが使われた。南部というのはつまり「奴隷制度賛成」の州のことを指す。

「北部の(今のアメリカ政府は、つまり北部の流れをくんでいるので)方針には反対です、私は南部派」ということを主張する旗がつまりこれ、ってことで。こんなものをつまり自分の車にステッカーとして貼る人は、「人種差別主義」である可能性が高いわけだ。日本でいうと、国旗とか、旭日旗をお正月でもないのに車に立てている人は、「右翼」とみられる。それと同じ効果がこの旗にはある。 だから、この旗を揚げている人は、私にとっては警戒対象。


こういうことはまあはっきり「そういう人かも」とわかるだけまし…というのはあっても、なんとなくピリピリするものだ。

だから、SNSの投稿も、確かになんとなーく、警戒度が上がるような、とげとげしさがあると思う。

ただ…。このSNSでシェアされている、こういう事件というのは、今までもあったのだと思う。トランプのスローガンを叫ぶ人は、選挙以前にはいなかっただろうけれど、その点をのぞけば、結局、差別主義の人達はいつだっているのだ、一定数は。どこの国にもね…。
「私はそんなことしない。トランプに投票したのは「民主党」の方針がいいからで、私は差別主義者ではない」という人は、安全ピンを服につけましょう、「安全ですよ」と。…という運動は、いいと思う。南部の旗を「お前ら、わかってんだろうな!」とばかりに揚げている人が、堂々と主義主張をしているのと、主義は違うけれど、はっきり見せようというところは似ている。「私は、あなたを差別しない」という印が見えるのは、安心なことだから。

 だから、それを掘り起こして、見せつけるのは、見ている方は、「たまんないな、もう」という気持ちになるものだけれど…。これは、正確には「増えているのではないのかも」と思っておいた方がいい。危機感を煽られるように仕向けられているのだと。

 この国にとっては、される側以外に、それほどは見えなかった差別が、表にさらけ出されて、意識が高まり、「なんてひどい事件だろう、こんなこと、あってはいけないよ」と思う人が増えるのはいいことだと思う。つまりこれは70年代ぐらいに盛り上がった人権運動のリバイバル…ということにしておこう。

 アメリカ…。自由と、平等と、機会均等、そして友愛の国である…という誇りをもって、国を作ってきた人たちであると、思いたい。安全ピン、大いに結構。差別をする人達が、「少数派である」ということを見せつけてほしい。

例えようもない味

カルビーの「さやえんどう」スナックの、アメリカ版「Harvest Snaps」。うすしお味、黒コショウ味、ランチドレッシング味、トマトバジル味、オニオンタイム味、それから、とどめにワサビ味が、売られていた。

全フレーバー試して、ワサビ味は辛すぎな感じがしたので、1度しか食べなかった。オニオンタイム味は、タイムの味が強くて、私は好みではなかったが、トマトバジル味はイタリアン味ぽさがよくて、ランチドレッシングは日本でもよくある白いあのドレッシングの酸味と甘みがおいしかったし、黒コショウはビールが進みそうな味だった。うすしお味は、いくらでも食べられてしまう、体重管理的に危険なスナックだった。

 そして…人気があるらしく、特にうすしお味は近所のスーパーではしょっちゅう売り切れ。ワサビ味だけが売り場に取り残されているのをよく見る。

 で…私はこの間、新発売と思われる味を発見。名付けて、「Mango Chile Lime」味。多分、この組み合わせだとメキシコ風のはずだ。あんまり冒険とかギャンブルとかは好きではないのだけれど、食べ物ぐらいならちょっとチャレンジ出来る。

 で…今食べてみて、あまりの味に、これは日記に書くしかない!と思った。

最初、口に入れたときは、甘めの味がする。甘辛いおせんべい、あれの味。ぽたぽた焼きの味と似ているような。
で、焦げてる…いや、ちがう。バーベキューの味だ。バーベキューソース、炭火の匂いが…ちょっとこう、苦さがあって、こんがり焦げた味。 ちょっとこってりした味で、スモーキーで、つまり「バーベキューサンド」の肉の味、最後の後味が、そのソースの酸味とすごく似てる。何の味に例えよう、と思ったとき、私の頭に浮かんだのは「かば焼きさん太郎」であった。あと、安いウナギのかば焼きの焦げたところ。

 じっくり口に中に噛まないで入れておくと、甘いのがなくなってしまうのだけれど、素早くかみ砕くと、確かにこれはバーベキュー味だ。日本のバーベキュー味じゃないのよ、日本のバーベキュー味はあんまり酸味がない気がする。「焼肉のたれ」の味だ。甘辛い味。でも、アメリカのバーベキューソースは、酸味があるのが当たり前。バーベキューソースを塗りながら炭火で焼いて、ばらばらに裂いた肉をはさんだバーベキューサンド、あれのソースがかなり、甘いバージョンの味だ。

 なんかマンゴーとチリと、ライムというから、てっきり、もっと酸っぱくてさらっとした味…つまりマンゴーと、チリのサルサの味かと思ったので、似てない!おいしくない!と思ったけど、ブログにどんな味が説明しようと思って食べながら書いたら、これが、バーベキューソースに味が似てる…と分かったら、「バーベキュー味としてはありだな」という気がしてきた。

 ブログを立ち上げて、文章書き始めたときはこれ書き終わったら残りは食べるのやめようと思ったけど、バーベキュー味としてなら、一袋いけそうだ(笑)。 甘辛くて酸っぱくて、スモーキーで、何味、と一言では言えない味だった。

サンクスギビング

サンクスギビング、または「感謝祭」。これは、イギリスから入植してきて、最初のころ、飢え死にしかけたアメリカに渡った人達を、当時土着の人達だった、ネイティブアメリカンが、助けてあげた…ということを記念して行われる、お祭り。

 ちなみに、アメリカの入植者たちは、最初からうまくいっていたわけではなく、コロニーの跡地は残っているけど、記録も人間も残ってません…というような失敗したパターン(北欧から来た人と戦って負けたという話が有力)とか、半分壊滅したところで、逃げ帰ったとか…という失敗例もあったらしい。なんせ、航海の仕方だってひどい、「イギリスから南へ進んで、バターが溶ける温度になったら、方向転換」みたいな、なんじゃそら…みたいな船長の知識と、羅針盤と、かなりいい加減な地図だけで、イギリスからわたってこようという話だった、というのは、アメリカの歴史本にかいてあった。

 こんなお祭りする割に、ネイティブアメリカン=インディアンを滅ぼしまくったのはなぜか、という疑問はともかく、サンクスギビングは11月の最後の木曜日に、行われる「七面鳥祭り」…だと思っていい。七面鳥、ターキーの肉は、「脂が少ない」ので有名で、健康を気にする人はチキンでもポークでもない、ターキーを食べる。 日本のハムみたいに、薄く切ったのや、塊の加工肉もあるし、ビーフジャーキーならぬ「ターキージャーキー」もある。

日本で食べようと思ったら、多分、「サブウェイ」のサンドイッチを食べるのが早い。 確か、「ターキーサンド」があるはずだ。薄切りのハム…の淡白なものぐらいのインパクトで、あっさり食べてしまえる味で、何も知らない人に出したらただのコールドミート扱いになりそうで、それほど癖もない。

 で、何が問題って、これは「大きい」のだった。鶏よりずっと大きいので、私の家のように家族は3人!となると、余ったターキーを食べ続けることになる。大体脂の少ない肉で、いうなれば、全身鶏むね肉?ぱっさぱさになりやすい肉ではある。冷凍のかっちこちになったやつも売っているが、大きいので解凍に3日ぐらいかかる。

 うまく解凍出来てないと、もちろん、焼け具合がよくなくなるので、難しいところ。アメリカじゃないと、七面鳥なんて丸ごと絶対買えないし(ああ、でもデパートとかでクリスマスとかだけ、やりそうか?)、大体、子豚だの、七面鳥だのが入るオーブンだって、うちのマンションでは無茶だ。アメリカのオーブンは、作り付けの特大で、七面鳥だけでなく、子豚のローストぐらいなら作れそうな巨大サイズだからな…。

 でも、それが相当手の込んだことである…というのは夫もわかっているようで、「今年、アメリカにせっかくいるんだし、サンクスギビングディナー、どうする?」と聞いてくれた。

 「外食でもいいけど、ターキー焼く?」 二人で頭の中でシミュレーションしてみた。一週間前に買ってきて、4、5日かけて冷蔵庫で完全解凍。処理してあるやつでも、内臓だけ別に料理して、スタッフィング詰めて、オーブンで…ネットで作り方調べて…。で…。夫と息子と、私で食べたら、多分3日たっても…

 「余るね…」
 「うん…すごく」

大体、二人して同じ結論についた。あの淡泊極まりないあの肉…。サンドイッチにするにしても、足とかは結構おいしいけど、最後の方に胸肉が残って、あれを夕飯と昼ごはんのサンドイッチにして食べ続けるとしたら…。飽きる。絶対飽き飽きする。

 「トリにする?」
 「いつも買ってるあれ?」
ちなみに、「あれ」とは、スーパーのデリにある、丸焼きの「Rotisserie chicken」のこと。焼きたてでも、びっくりするぐらい安く、5ドルぐらい。安売りの日には半額になるという代物で、用事で出かけて夕飯をまともに作る時間がないときに買う。安ければ2ドル半で買えてしまうため、生肉より安く、夕飯を作る気力がすごくなくなるという魔法がかかっている。

夫がふきだした。 まあね…特別な感じはゼロだもんね?
 「外食な、そうしよう」

 うん…。特別な感じがほしいなら、やっぱり外食が楽だねえ…。

手で洗濯

 washing basinという検索語で、洗面器が出てくる話を書いたけれども、一緒に出てきて面白かったのが「洗濯板」。日本の洗面器は「小さい!」というレビューが多かった。そりゃそうだ。「洗い桶」と思って買ったら、びっくりするぐらい小さいだろう。 ただ、モーテルの洗面所でも使えるぐらい小さいので、旅行用に重宝しているという人もいた。

 あと、100均でみたことあるんだけど、洗面器の一部が、洗濯板になってるやつ。あれは、便利!と喜んでいる人がいた。日本で100円で売っているものと、何の違いがあるようにも見えなかったが、8ドル以上してびっくり。

 アメリカの洗濯板は、ブリキと木枠みたいなものが多い。とても雰囲気があるものだし、日本の雑貨屋さんで売っていそうな外見だ。あと、これを金属の指ぬきをはめて、ギロのようにこすったり、タップして音を出したりして演奏するパーカッションとしての機能を求める人がいるようだった。

 さすがにそっちの用途には日本のプラスチックの洗濯板は使えないけど、これも100均の小さめのやつが、どこでも使えて便利、というレビューと、小さすぎというレビューが。ケチャップとか、チョコレートとかの部分洗いに重宝されていた。

 子供が幼稚園だったとき、制服のソックスが白限定だったので、洗濯板は必須だったけど、そういや、最近使ってない。どこを歩けばこうなるのか…。というぐらい、茶色の足形が浮き上がっている白い靴下を(たぶん、靴をはきかえるとき、靴下でそのあたりをあるくとそうなる)毎日毎日洗ったものだった

 アメリカにはもってこなかったけど…変なものがウケるんだな…。100均で売ってるということは原価は知れてる。これをアメリカで8ドルで売れるなら、悪い話じゃないよね。

 確かに、プラスチックの洗濯板は、木枠のものより扱いやすいだろうし。
今時、普通の洗濯物を洗濯板使ってやる人ってのは…いるのか?と思ったら、この商品を買った人はこんなものも買っています…というところに、ローラー式の洗濯物を絞る道具が出た。洗濯物をはさんで、ハンドルを手で回すと、ローラーの間を通って、水が絞れるという、いや…本で見たことあるけど…ぐらいのもの。…いるんだね、まだ。きっと、手でお洗濯をする人が。
 アメリカって、ほんと、いろんな人がいるところなんだなと思う。

シャワーと洗面器

 アメリカでは、湯船がなくてシャワーだけ…ということも多いのだけれども、私が今住んでいるアパートのシャワーの水の出てくるところの直径は、20センチぐらいある。…といっても、水道局から送られてくる水の圧力というのは、日本とあまり変わらないらしいとなると、何が起きるか。

 つまりシャワーの勢いがあんまりない。雨だとすれば、確かに大雨だけど…というぐらいの勢いになってしまうわけだ。シャーーーッという感じではなくて、ザアザアぐらいだろうか。

 髪の毛についた泡が取れにくいし、なんとなくすっきりしない。ジョワジョワ…かな。どっちにしろ、使えないわけではないが…。それに、何が問題って、シャワーヘッドは、動かせるようになっていない。上の方にくっついていて、動かせないのだ。手に持って流すというのが出来ない。

 これは、前に渡米したときのアパートでもそうだった。5、6か所に住んだことがあるけれども、手で持って流せるようになっているものは多分、なかったと思う。いや、もちろん、私が住んだことがある場所が全部安いからそうなっていただけ…という可能性も捨てきれないが。

 洗面器に使えそうな容器というものは、ありそうに見えて、あんまりない。もちろん、ペットボトルの切ったのとかでも、ないよりまし。台所用品のボウルは、ものによっては使えるけれども、ふちが反り返ったり、巻いてあったりするものが少ないので、水を満杯に入れて、持つときに手が滑る。

 というわけで、アメリカに行くなら、洗面器か、手桶を持参した方が絶対いいと思う。折りたたみのプラスチック枠が入ったシリコン製でもいいし、私がもってきたように、100均の安いプラでも、割れないように中に服でも詰めて持っていけば、手洗いにも使えるし、便利。

…と書いてから、ねえ、昔は、スタンドに、洗面器を置いて、水差しで水を入れて使う「手洗い場所」なんていうのが、水道が普及する前はあったんだから、洗面器、ないわけないよね?と思って、ネットで調べてみた。検索語はwashing basin。10ドルぐらい出したら、プラのが、買えるみたいだ。

 10ドル…。出すかどうか、微妙な値段だよねえ。大きさには注意しないと、かなり大きい「洗い桶」も、同じ検索語にで出てくる。まあ、この時代に、水差しと洗面器という組み合わせの、昔風の洗面台が必要な人は、まあいないものね。

アメリカに住んでいいことって。

アメリカにいるので、いいことって何かなあ。と考えると…。ふと今朝の朝ごはんの片づけをしながら思ったことがあった。

 アメリカは、ごみの分別が「リサイクル」「それ以外」しかない。ビン、缶はリサイクルだが、あとは大体全部「ごみ」という分類でいい。少なくとも私が住んでいるところではそうなっている。

 すると、食べ終わった後、アルミのふたが突っ込まれているヨーグルトの容器が、そのままゴミに捨てておしまいに出来るのがいい。

 これ、夫がなかなか覚えてくれないんだよね…。プラスチックのカップに、食べ終わった後のヨーグルトのふたを、えいっと突っ込んでおくのは、「お手伝い」でも「手間が省ける」でもなんでもないことを。それはつまり、ヨーグルトにまみれたアルミのふたを洗いなおして、分別する手間がいるという・・・・。そう、裏側だけでなく、表側にもつくことがあるからね。

 ・・・・まあね…はがして、はい、と出してあげればいいのか・・・・。子供が独立したらやってあげたほうがいいかな。でも、それならテーブルにそのまま、おいてくれるとかしたほうが、よっぽどいいんだけどな。

 時々、ちょっと、提案してみては、「あ、ごめんごめん、そうだったね」と言ってくれるのだけど。

・・・・という問題が、アメリカでは起きない。もう生ごみと一緒に捨てちゃうんだから。その点だけは、いいかなあ。

アメリカに住んでいても、映画は無理…ってさあ。

 昨日は、「レジの人と雑談できますか?」という広告について書いたけど、今日は、「アメリカに住んでいても、映画は無理」この広告について。

 ちなみに、映画は、はっきりしゃべる人が多いが、早口でまくしたてられると、確かにきつい。例えば、喧嘩なんかのシーンは、まずののしり言葉がわかりにくい(日本には、ののしり言葉が少ない)。大体において「ヒアリング」ということになると、知らない言葉は聞こえないことが多い。知っている単語だと、大体聞こえるんだけれども、例えばバイオテクノロジー系とか、医療系、それから、戦争ものだと、乗り物の部品とか、部分とか。それから政治家のスピーチ。このあたりのことは、語彙が専門的だとか、難しいとか…というものが多いので、チラチラ落ちてしまうことが多い。

 つまり…単語力不足。恋愛もの、学校ものは、喧嘩の罵りあい以外は、聞こえやすいはず(日常的な語彙が多いから)あとは、大体ホラーなんてものは、映像のインパクトが売り、言葉はかなり聞こえなくて大丈夫のはずだ。

 戦争もので、スピーチが多いもの、SF、それからドキュメンタリーものは、言葉が難しくなる(というかSFだと、その物語に特有の言葉が出てくるから)ことが多い。あと、時代が中世ぐらいまでいくと、ちょっと古い言葉が使われることがあって、そうなると、一気に聞き取りづらくなる…というか基本的な語彙がわかりにくくなって、セリフが1つ抜けて、「あ?」となったときに、次のセリフまで聞こえなくなるパターンが…。

 これが、テレビ映画とかDVDだと何がいいって、字幕が出ること。字幕が出れば、ほとんどわかるし、わからない単語は見たところでどーせわからない…ということはこれは聞こえない、と納得できる。よく出る単語の場合は、だんだん推測が効くようになるというのもある。字幕を見つづけて、多分、こんな意味。発音はこれ。とわかってくると、映画を見終わるころには、自分の語彙に追加できる。

 映画も無理…なときは、多分、その人は自分の英語力以上の映画をみちゃっているってこと。その場合は、まず、映画のジャンルを単語が少ないものにかえるか(例えば、恋愛ものを見るとか)、子供向け、またはティーン向けのもの、または自分が興味を持っていて今まで読んでいる本が多いジャンルにするといいと思う。あとはもう、単語なんて聞こえなかろうと、画面のインパクトだけで、なんとなくわかるもの…で、英語は無視して楽しむ。アクションものとか。B級SF映画なんてのは、正直、サイレントでみても、大体のストーリーがわかると思う。

 英語を勉強するのに映画を使いたい、どうしても使う。というのならまず、どんな教材を使うよりも、映画を見続けると同時に単語を覚えた方が早いと思う。知らない単語は、聞こえない。または聞こえても、覚えておけない。これはもう、いやでも、単語を増やして、そしてテレビでも、動画でもいい。聞きなれるしかない。

 日本語で大人の見るものを見てわかる…というのは、つまり単語が頭に入っていて、「大体何を言いそうかな」というのを予測しながら聞けるから。それを英語でも出来るようにするしかない。たくさん単語を入れて、そして英語がどんな順番で単語を並べて文章をつくっているのか…という法則を頭に入れ、「重要なところ」をピックアップ出来るようにすること。

 そんなの、当たり前じゃないの?と思う人は多いと思う。本当にそれだけ。文法をやって、どんな並び方になっているのかを覚えて、聞くところはつまり、「誰が、何をした」んだけど、それがどんな風にか、いつか。という順番で聞くことになっている…というようなことに慣れれば、重要な部分を聞き落とさなくなる。

 絶対同じことを日本語でもやっているんだよね。ただ、回数が多くて、年月が長くて、慣れているだけ。日本語の単語は、長年かけて、入っているだけといえば、だけ

 なので、英語も同じ。単語を入れ、回数を稼いで、慣れる。どんな高い教材買っても、結局はそこだと思う。札束をフォークリフトで駿河湾に捨てようというぐらい持っている人はそういう教材買ってもいいだろうけど、結局、単語集と、ネット動画と、あとは本で、いいと思うよ、私は。

 大体、アメリカに住んでいるってことはさ?アメリカ永住権を持っている人と結婚してるか、自分が永住権持ってるか、アメリカの学校に通う学生か、仕事でアメリカにいる人か…。でなきゃあ、うーん。ほかにはどんな人がいるんだ。留学を自分からしようという人は、意欲もあるだろうからこんな教材なくても勉強できるし、アメリカに永住するという決意を持っている人だったら、正直こんな教材要らないと思う。だって、その人達には「時間」があるから。数年かければ、全然ちがうしね。そうか、問題は、「仕事でこなきゃいけなかった」けど、英語はだめ、というタイプか、その配偶者と子供、というパターンか。でもこういう人は、数年で帰るんだよね?

 20年前ならともかく…今、「英語は全然だけど、会社から派遣されてきました」なんて人、いるのかなあ。やっぱり社内で、選抜とかするんじゃないの、TOEICとかで。TOEICで800点超えれば、映画ならかなり聞こえるはずだ。専門外の学会発表が聞こえるかとなると、話は別だと思うけどね。

 そういう配偶者についてこなきゃいけなかった人とか、子供でも2年で帰るのなら、映画なんか全部聞こえるほど英語なくて平気だよ、ほんと。買い物するのに、それほど英語って要らないし。子供は学校で困るかもしれないけど、その場合いるのは、そういう教材じゃなくて学校用…ということは、かなり、ボキャブラリの「種類がちがう」はず。小学生の息子が勉強している単語は、私が「これは知らなかったな」というものが混ざっている。まあ…日本語でいうなら、「大陸棚」とか、「堆積岩」とか理科が特に多い。学校の場合は、「外人向け補習クラス」があるところも多いからなあ。こういう広告で売っている教材は、大体大人向けで、子供用じゃない。

この広告、ほんと、誰向けなんだろうね。疑問が残る。

レジで雑談出来ますか?(ってみたことある?)

 私は、今アメリカに住んでいるからだろう、ブラウズしていると出てくる広告が、日本にいたときと違ってくる。たとえば「スーパーのレジで、雑談できますか?」とか、「アメリカに住んでいても、映画は無理」とかで、これはつまり英語の教材かなんかの広告。

 これは、私は雑談は、しない。なぜか…。というと、仕事が遅いから!!!
 日本のスーパーのレジの店員さんの手際の良さというものは、実に素晴らしいと思う。てきぱきしているし、滅多なことで間違えないし、袋に詰めてくれるときも、冷凍食品とかの冷たいものとかをわけてくれたり、重いものを下に、軽いものを絶対上に詰めてくれたりとか…。

 アメリカの店員さんは、まず、遅い人が多い。スキャンする速度が遅いのに加えて、仕事が丁寧か…というとそうでもない店員さんが結構いる。あーーー桃を缶詰と一緒にいれるのはやめてぇえ。というタイプ。

 ちなみに、アメリカは、お店の人が詰めるのがデフォルト。私はじぶんでやらせてほしいのだけれど、手が届かない位置で詰められてしまう(スキャンする人が詰める場合)か、邪魔するな、みたいな扱いに(袋入れ係の人が詰める場合)なることも多くて、タイミングがむずかしい。
ちなみに、セルフレジもあるのだが、機械の重さのセンサーがあんまりよくなくて、エラー頻発。「お店の人がアシスタンスに来るまで待ってください」がしょっちゅう出るので、よけい遅くなることが今までの経験から多いのがわかっているので、よっぽど点数が少ないときしか利用しない。

 ただでさえ間違いを見張っておかないと、「あ、それは種類が違うから」(量り売りの場合)とか、「それはセールだと値段ついてたのに」とか…ということが多いのに加えて、「おそい…」という感じが捨てきれないし、そこに雑談してもっと遅くするなんて、ほんと、やりたくない。

 まあね…大して給料が高いわけでも何でもない仕事だしね?やりたくないのも、疲れてるのも、飽きるのもわかるけど…「どんな仕事でも、いっしょうけんめいやるのがいい」ことになってる日本が恋しい、と思う。

 もちろん、「あ、今日の人は、早いし、うまい!」と思う店員さんもいるんだけどね…。少数派。
 レジでは、だから実は…しゃべりたくない日本人は結構いるのではないかなと思う。アメリカにずっと住むことにしていたら、これはあきらめることなのだろうけどね。

 大体、アメリカに住んで、やりたいのは、レジの人との雑談じゃない。ていうか、「調子はどう?」「いいですよ、ありがとう」とか、「ひどい雨ね」「ええほんとに」とかの、英会話なら1レッスンで終わりそうな会話に終わるか、、「かわいい子ね、何年生?」とか、「この町では旅行で?」とかそういうことしか話しかけられたことないよ。 今度の大統領選、誰に投票する?とか、前の駐車場にすごくかわいい犬がいてね…とか、そんな雑談するとしたら、レジの人とじゃないよね。

いまいち、この広告のターゲット層がわからない。

日本人留学生に言いたくなること

 英語を勉強する人に…特に注意するとしたら。若い人達…うを、なんという年寄りくさいフレーズだ。だがしかし…。気を付けてほしいのは、罵り言葉について。

大体、日本には、ののしり言葉はかなり少ない。バカとか、とんまとか、間抜け系統の「知性がない」ということを指摘するタイプを除くと、かなり少ないのが現状で、女性なら、「アバズレ」とか男性なら「ゲス」になるんだろうか、行動が「上品でない」というようなことを言うもの、さあ、その次となると、何がある?と思ったとき、「お前のかーちゃんでべそ」みたいなのしか残ってない。というのが日本語の、ののしり言葉のバラエティなわけだ。

ただ、語尾が乱暴になった「やくざみたいに聞こえる」という言葉遣いはあるものの、実はこのあたり、あんまり英訳したときには「出せない」。男女、または立場による語尾変化は、英語にはない。それを出すとすると、言葉を付け加えることになる。日本語でいうと「くそばばあ」のクソ部分に当たる、「いろんなものにくっつけて、ののしってる感じを出して、下品にするもの」というのが、あって、それが、FUCKとSHITの2つ、と思えばいい…んだけど、これがね。

日本で、くそばばあ、とののしるよりも、ずーーーっと強い意味が乗ってしまうことがある。とくにF***の方はダメ。つまり、さっきはちゃんと単語として書いたけれども、大体の人はこう、「F-word」と(Fの付くあの言葉)と書くか、最初の文字だけ出して、あとは「*」で実際には書かないぐらい、下品…という認識になっている。

英和辞典では「失せろ」などと訳されていることがあるんだけど、これは、それを日本語にしたときに単語がないからであって、絶対、それは日本語の「失せろ」ではない

 じゃあ、どんな意味なの?と思うぐらいなら、その言葉は、絶対使わない方がいい。それは相手に「自分が腹を立てていることを伝える」という言葉ではない

それは、相手を侮辱している言い回し…つまり、
1:相手が立ち直れないぐらいひどい屈辱的な目にあうことを当然と思い
2:それが起きればいいと自分が思っていて、
3a:「そうなるのが当然」なぐらい、扱いが悪い状態に置かれるのが相応というぐらい、自分よりも地位が下である…ということを自分が思っているという挑発を込めた言葉だから。
3b:または、自分がそういう屈辱的な目にお前を遭わせることが出来る、と挑発する言葉だから。
4:おまけとして「言った人は、その瞬間、とても下品になる」というボーナス点も追加。


…とまあ、これだけ文字数を使わないと書けないぐらいの言葉がF***youという言い回しには詰まっている。つまり、一言これを聞いただけで、激昂する人が出るということも、想定しておかなくてはならない言葉なのだ。
 もちろん、こういう言葉を「かっこいいから」と使う層もいる。悪ぶった若者たちというものは、やっぱりいるから。でもコンセプトによっては、ただ単に「悪ぶったつけたし」では済まなくなる。その、コンセプトの見分けが、使い分けが、出来るぐらい英語力があるか。

つまり、就職活動で、「それ、すっげやべっすよ」という人はバカだ。が、これで撃ち殺される危険はない。だけれども、アメリカでは、激昂した相手に、ポケットに入った銃で撃たれる…ということも「ないではない」ということを念頭に置いたとき、これを「さらっと口に出す」ことが危険だということは覚えておいてほしい。

自分がこれを言うたび、教養のない下品な馬鹿に見えるだけでなく、誰かをものすごく挑発してしまう可能性がある…ということ。そして、ドラッグの問題がずっとずっと、多いアメリカで、薬で頭がおかしくなった人が銃を持っているという嫌な組み合わせがあること。それをわかってから、ののしり言葉は使ってほしいと思う。仲間内のくだけた関係なら、OKでも、言葉遣いを外で切り替えられるだけの英語力がついてから、考えてほしい。

もともと、ののしり言葉の少ない文化圏で育つと、このあたり、軽く考える傾向があるけれども、短い言葉の中に思ってもみないコンセプトが入っていることは、ある。 まずしばらくは、使わなくていい。誰が使うか、どんなとき使うか。そして誰が使わないのか。見極めてほしい。

よくわからないなら、使うなーーーっ。秋、短期留学生が増えるとき…。そしてそういう人に会う機会が多くなるとき、不自由な英語を駆使しつつ、そういう言葉を挟んでいる男子学生を見た思い出が、よみがえる。 きっと、いろんな学校に来る子たちがいるだろうと思うと、大丈夫かな、とふと思うのだ。

 19歳とか20歳とかの子たちを見ると、なんとなくお母さんっぽい気持ちで…。初めてのアメリカ、いくら英語が好きと言っても、実際アメリカに来たらわからなかったなあ、ということだってある。文化の違いだって知ってるつもりでも数年住むまでわからないことだってあった。 そして自分の息子があと十年たって、留学…ってなったときに、調子に乗ってやりそうだよなあ、と思う。

 直接、注意するわけにもいかないからね…。ここに書いておく。

ネイティブアメリカン・ジュエリー

今日、近所の大きい公園で、秋祭りがあるというので、遊びに行った。何とかフェスティバルみたいな名前がついていて、出店が出て、子供用のクラフトブースが出て、みたいなもので、つまりは地域のお祭りだ。

このあたりに伝統的に、昔から住んでいたというインディアン(ネイティブアメリカン、と呼ぶことになってるけど)の部族のダンスがみられるとか、旗をもっていろいろな団体が練り歩く「グランド・オープニング」と言われるセレモニーがあるとか…というので割と早めに見に行った。

現代に残るネイティブアメリカン文化というのは、かなり薄いというか、部族がどこであろうと、混ざってるんでは…という感じだったけれど、しょうがないんだろうなあ。でも「伝統的な衣装」というのはどこの文化圏のものでも、興味深いし、音楽や歌…というより詠唱みたいなのだったけど、聞けたし、文化体験としては面白かった。ぶらさげているポーチが亀の甲羅で出来ていたりする。そして、亀をモチーフにしたものが、お店ではたくさん売られていた。牛の骨とか、角とかで出来たものが多かったけど、亀のペンダントが、5ドルとかの安いやつは、まあ…なんていうか「おみやげもの」というクォリティだったけど、30ドルぐらいになってくると、なんていうかぐっと格好良くなりはじめて、50ドルぐらいまでいくと、「工芸品」なのが一目瞭然。かわいいというよりも、ぐっと美しく…。数百ドルとなると、これはもう、ああ…これは好きな人は好きだろうなあ…。という美術品になっていくのがよくわかるものだった。

モザイク屋根だけ、テントになっている、屋台みたいなお店の、珍しく鍵のかかったケースに、銀のベースの上に、薄い石でモザイクになったアクセサリが並んでいた。

スターリングシルバーと書いてあったから、高そうだな…と思ったけど、オパールや、マザーパールのモザイクで形どられた動物や昆虫が、すごくきれいで、聞いてみたら、真珠母貝のものは30ドルぐらいから、オパールや、ラピスラズリのものは50ドルぐらいだ、ということだった。
これは、デザイナーが1つ1つ、作るんだ、、ここに名前も入っていて…とおじさんが説明してくれたけど。

 ほかのものは、そんなに目をひかなかったのだけれど、1つだけ、どうしても気になるのがあって。値段を聞いたら50ドル。高い…。私が付けるアクセサリは結婚指輪を除けばみんな、3000円以下。なぜかというと、落っことすからなんだけど(笑)。でも…。いいな…これ…。

 「こういうの、普段はあんまり、買わないからね、あんまりあることじゃないから、買ってあげよう」
と、夫が買ってくれた。


ひとめぼれだったんだもん…。
「つけないかもしれない、落とすともったいないから」
という私の弱気な発言には、
「宝箱に、いれておくでしょ?」
…って。

うん…。時々眺める。

ふと、帰りの車で、この金額あったら、Steamのウイッシュリストに入ってるゲームが、何本買えただろう…という大変無粋な考えが浮かんだことは、夫には内緒である。

オクトーバーサプライズ

大統領候補、トランプが、10年前にしていた雑談な発言を、誰かが録音していて、それをこの10月になってから、メディアに出した。女性を蔑視するような…というので、私はわざわざ英語版を読みに行ったが、まあ「スターなら、何をしたって許されるんだからな」というような発言はわかっても、なんだか放送禁止用語系がちりばめられているのはわかるものの…こういう話は男性はするのかもしれないけど、私が読むような小説にはこういう会話は出ないな…という感じ。でも直訳にしてもだ。やっぱりこれは「下卑ている」としか表現できない。こういうことは、いう人がいるだろう、ということは想像がつくけど、金の力と、有名であること…つまり「セレブ」であることを鼻にかけて、うーん。いうにしても、お酒を女性の来ない場所で飲んでいたら…。出るのかなあ。

 誰にでも待たずにいい女だと思ったらキスする…ってされたほうは、いくら相手がトランプだとしてもびっくりするだろうなあ…。あと、なんていうか、「力でそれ以上のことにさっさと持ち込めば…」というような話になっていて、そりゃあ…。こんな人ににらまれたくはないだろうけど、近くにうっかり、寄ってしまった女性は大変なことになりかねないと思う。

 金と、力と…に群がる女性はあるというけれども、それは自分から寄っていくからには、覚悟というか、心づもりというものがあるだろうけれど、そうでないひとは、ちょっと、トランプに素敵だと思われただけで襲われるってことよね。そりゃ、あんまりだよ、ほんと。それを「スターなら、なにやったっていいんだ」とうそぶくってことなんだから、そりゃ、なんていうか…女性はある程度「そういう男もいる」ということはわかっていても、そういう人を「国家元首として」4年間、自分の国に置きたいかとなれば、その倫理観が心配になってくるのは無理もない。

 ちなみに、最初見出しを読んだときは「Lewd」という言葉がわからなくて、ネットの辞書を見る羽目になったが、これはわからなかった人が多かったらしく、一時検索語トップに躍り出たらしい(笑)。多分、日本語訳は、「卑猥」。

 選挙が11月のはじめ。つまりこれがリークされたときは、大体1か月ぐらい間があるぐらいだろうか。こういうふうに、大統領選挙で、「これは決め手に!」というような情報を出すのを「オクトーバー・サプライズ」と呼ぶらしい。歴代の大統領選でも、あったやり口なんだろうね。

 人種問題とか、移民との軋轢とかあるけど、どんな人種でも、どこの国から来た人でも「人口の大体半分」が女性というのは変わらないからなあ…。男性でもお母さんや、姉妹、従妹や、娘が家族に含まれる人が相当多いことを考えると、この発言は「自分が関連するもの」として考える人が多いだろうから、確かに、この発言はメガトン級。

 男性だって、自分が大切にしている女性…たとえば、娘さんからとか、「じゃあ、トランプが、私を素敵だと思ったら、瞬間押し倒されるとして、それでいいと思える?」とか言われたら、ねえ。そういうことをしそうな人を、選ぶのか、といわれたら…。投票するのやめようかな、という気になりそうだよね。

 いやー。誰かわかんないけど、すごい。絶対これ、リークした反トランプ派の人は「してやったり」と思っているだろうと思う。
「自分は、トランプが魅力的だと思わないだろう」と確信を持っている女性でも、こういうことを言う人は「いやな感じがする」し、国家の重要なことを決めるのにふさわしいか…ときかれたら、「いや、こういうこと考えてる人は、信頼できない」と思う率高いだろうし。

 トランプの支持者は、どう思っているのだろう。やっぱり、「男はこれぐらいのこと、考えてるものさ。大っぴらには言って歩かないだけで。それを、正直に出しているトランプは、それを隠して、何を腹で考えているのかわからない政治家より、ずっと信用できる」とか…。そういう感じなのかなあ。

 やっぱりトランプと同じような思考回路の持ち主なんだろうなあ、支持者だってことは。

誰か、評論家が、「トランプが勝つかもしれない」と先月言っていた時の記事を読んだけど、それによると、「トランプに投票するなんて、トランプと同じようなことを考えているバカだと思われるのがいや」だから、みんな声に出しては、トランプ派だとは言わないが、実はトランプを支持しているという人は、たくさんいるはずだ…ということだったけど、こんなの、足してからも、そう思う人がどのぐらい残るんだろう。

 共和党の、衆院のトップの人は、もうトランプのために選挙運動はしない、といったし。
でもやっぱり、こういうスピーチパターンは「脳みそ筋肉」だと思う。…これって、英語圏では、なんというのだろう。
教養がなく、粗野で、男尊女卑っぽい発言をする、田舎者みたいなのは「Red Neck」と言われるのはあるけど、それとはちょっとずれる気がするなあ。

大統領選とジョーク看板

あんまり、政治に詳しいほうでもないけど、アメリカの大統領選挙というのは、かなりキャンペーン期間が長いので、なんとなく、目に入ってくる。

 ヒラリーと、トランプの大統領選挙、盛り上がっている。テレビ討論なんか一億人が見たそうで、小学生の息子も見ていたぐらい、次の日学校で子供同士でこっちがいい、あっちがいいと話をしたそうだ…というぐらいの盛り上がり。トランプのあの、根拠はないけどインパクトだけがあるあの演説と、初の女性大統領なるか…というのは売りだけれども、どうにも決め手に欠けるヒラリー、みたいな構図が、「これがこれから4年間のアメリカを左右する大統領選挙じゃなきゃ、気楽に楽しめるのにな」とか思えてくる。お祭り騒ぎ。

 大統領選のときには、バッジが配られるのを付けたり、庭に看板を立てたりして、応援する…というのがアメリカではポピュラー。たいていの場合は「赤白青」のパターンが多く、アメリカ国旗のあのシマシマと、星マークをデザインしたのとかが多い。たとえば「Elect George Washington 2016」とか書いてあるわけだ。それでもって、家の前を通ると、「あ、このうちは民主党」とか、「この家は共和党」だとか、わかることもあるし、大統領選だけじゃなくて、知事選とかにも、もちろんこの看板はある。大体、A3ぐらいの大きさかなあ。あんまり大きいものではない。小さいやつだと、A4ぐらいのも、みかけたことがある。
 選挙運動する人が応援会で配ったり、庭においてくださいと、家を回ってお願いもするらしい。

でも…今年は確かに微妙だ。トランプよりはヒラリーのほうがまし程度?一度ネットでは、「OK, Hillary, I guess」(まあね…。ヒラリーでしょうがないよね、うん)という車に貼るステッカーが話題になったことがあったが(普通はvote for 誰々、とか、もっともっと応援しているタイプのが多い)、。

看板画像それと同じようなもので、紹介されていた応援看板の文句が「They All Suck 2016」(あいつら、全部だめだめじゃん2016)というのだった。あと、この画像の。「(候補者)全員、ヒドい」とあって、看板の一番下に「アメリカはもう破滅だ」と書いてある。まあ…なんていうか、俗物極まりないトランプの言動行動を見ているとなんていうか。今年の大統領選より前の「大統領候補」よりもなんていうか…。品性下劣というのは、ちょっと言いすぎなのかもしれないけど「こんなやつに、アメリカを牛耳らせるのか」という気分になるのもわからんでもない。だ…大丈夫か…。これなら、そのあたりの「市長さん」とか「知事さん」のほうがずっとまし…。と思われやすいんだろうなあ、あの過激発言では。

しかし、こんな看板、買ってまで置こうか、という人がいるのがアメリカだと思う。

カナダの留学生の事件に思うこと

外国に留学。これを、魅力的だと思う人は、いつでも何人かいる。アメリカとか、カナダとか、フランスとか、イギリスとか、イタリアとか。そういう国へ行って、日本とは全然違う環境で生活して、例えばフランスのパリとか、イギリスのロンドンとか、まあ…なんていうか、ドラマに出てくるような…。そういう「外国の素敵な街で」暮らすのが素敵に思えるというのは、わかる。

 私だって、留学というのには、「いいな」と思ったことがあったし、まあ夫の仕事の都合とはいえ、やることになったからね…。一応あれは「アメリカ留学の夢がかなった」と言ってしまっていいことなんだと思うけど。

 まず…。外国に、「お友達と二人で」とか留学する人ってあんまり聞かない。つまり、「友達はいない」状態からスタート。そして、英語が「最初からぺっらぺら」という人は、あんまりいない。まあ、「ある程度はいける」と思って、留学スタート、のっけから聞こえないし、スラングがわからないし、ジョークに笑えないし…という状態になる人はかなり、いると思う。

 寂しくなるんだよね…。自分が言えることのグレードが落ちる。たどたどしい中学生みたいになっちゃうのよ。気の利いたことが言えないし、ウィットにとんだジョークなんて出しようもないし、まず、相手の言葉の裏が読めない。ほのめかしていることなんか、「あ、そうかも」と思っても確信が持てないし、大体ニュアンスが読めない。

 これはつまり、本を読み、会話をし、映像をみたり、音声を聞いたりして、自分の中にデータベースを作らないといけないわけだ。「子供っぽい」「洗練されている」「教養高い」「下品な」…そういう会話パターン。たとえば、日本人の成人女性なら、駅で話されている会話をランダムにピックアップして聞かせたら、「上品そうな老夫婦」とか、「高校生(多分結構いい学校)」とか、「かなり偏差値の低い大学生」とか、「柄の悪い感じがする人」とか、「小学生以下の子供と親」とか、まあ、大体「どんな感じの人同士で話されている会話」だということがわかるはずだ。

 その会話が、どんな間柄で話されているか、例えば仕事関連、取引先、同僚、同級生、親しい、親しくない、恋人同士。そういうことが会話からわかる。あと、例えばナンパしてくる人。ナンパ慣れしているのか、誰にでも声かけそうか、そしてどのぐらい「あやしそうか」。

  もちろん、わからないこともある。けれども、長年の日本語能力のなせる技、割と「なんとなく嫌な感じ」というものはわかることが多い。この、データベース構築作業を、英語版で進めなきゃいけないんだけど…。これがね…。単語力の増強と、英語力、特に読解力の増強と、異文化への適応と一緒にやるのが、大変すぎるんだよね…。

 安らげる場所が、用意できるか…ということは、結構大切。もし、それが無理なら、まず、英語力の増強「だけ」に絞った方がいい。異文化への適応は「徐々にしみてくるのをまって」、あとは、寂しい…という気持ちを、抑えて、危険な環境に飛び込まないこと。必死で勉強する。単語、読書、ニュース映像、映画。単語のニュアンスを、言葉が使われるシチュエーションを詰め込む。

 そして、会話慣れには「学校が提供する」か、「教会」のような施設で提供されているグループ」に参加すること。誰か…特に男性と、二人きりにならない。少なくとも、しばらくはグループで会って、どんな人だかわかってから、二人で会うとき、グループで会うときの両方、出せる人にしておく方がいい。 趣味のグループでもいい。でも、個人じゃなくて、「グループ」。

 日本で、誘われたら、すぐ、二人っきりになれる場所に行く?男性で、あんまり1、2回しかあってない人と?多分、今回殺された女性も、絶対日本ではもっと警戒したと思う。昼間のファミレスや、カフェのような場所を絶対選んだと思う。英語だけで、会話出来て英語力がつくかも、と思い、そしてグループでだと一気に会話があちこちで起こるのが聞き取りづらいので、二人きりのほうが楽だからと二人きりを選んでしまったのではないか、と思う。

 そして、多分だけど…この犯人は、寂しいところにつけ込んだのではないかな、と思う。芝居がうまかったか、怪しげなニュアンスや、会話の整合性のなさを見抜けなかったか…。

 英会話は、やらなきゃうまくならない。これは留学していると、何度も言われる。間違えるし、恥ずかしいし、聞こえないし、恥ずかしがらなくていい、と言われてもなかなか開き直れない人は多い。日本人はそういうところがすごく、ある。そしてなんとかがんばって、一言口をはさんでみたとたん、みんながばっ!とこっちを向くんだよーーーーー。西洋人て、目を見て話す人が多いんだ…。あれになれるのに結構かかった。


 うまくなるには、どこかで英語…それも、たどたどしい、自分の言いたいことを半分も言えない英語に付き合ってもらわないといけない…と思うと、手伝ってくれる人が、すっごーーーーくいい人に見えちゃう。きっと…彼女もそうだったんだろうな、と思う。
 いい発音を聞き、現地の人とやったほうが、うまくいく…と思ったんだろうなあ…。わかる、わかるけど…。

 そばに、いてあげたかった。そんなに焦らなくていいんだよ、まずは、グループでね?留学生同士でいいんだよ、と言ってあげたかったなあ…。二人きりになるの、危ないからダメだよ、と言ってあげたかった。まだ若いのに…。たまには、日本語で話して、思っていることが全部言える環境を作ってあげたかった…かなわないことだけど、そう思う。「みんなそうだよ、間違うのよ、私なんかめっちゃめちゃよ、いいのよ、それで。留学で覚えて帰るのはね、「間違ったって、なんでも言えた方が、間違わないで黙ってるよりまし」ってことなのよ」…と、言ってあげたかったなあ、と思う。

 みんな、安全に気を配って。そこは、日本じゃない。カナダって、いいところだと思うよ?思うけど、犯罪率は、日本の何倍だっけ。アメリカよりは低いのよ?でも、カナダも確か数倍…3倍ぐらいあったはずだ。国土が広いので、人目がないところが多い。町の中でも。絶対、絶対、日本と同じじゃない。銃だって、アメリカより少ないけど、結構ある。

 知らない人「しか」いない。これが留学のスタート地点。だから「知らない人についていかない」という子供のときのルールを適用したら誰にもついていけないんだけど、最初はそれでいいと思う。学校で会う人と。学校内で。それから、学校の外でグループで。1対1の会話がしたいのなら、まず昼に、人目のある、パブリックスペースで。

 すぐ、二人きりになれる環境に誘う異性には注意。車には乗せてもらわない。「みんなで、集まりましょうよ」を渋る人は、大体危険。「恋人同士」になる…のならば、日本よりも警戒気味に。寂しい思いをしている日本人は、「人を信じやすいのでだましやすい」という評判は、20年前から、聞いたぐらい、「あり」。ということは、それを知っている外国人男性も多いということ。

 まあ柔道とか合気道とかの段がある…というぐらい護身術に自信があるならともかく、日本にいるときより、ずっと、ずっと警戒しなくてはならないのが、外国…と覚えておいた方がいい。叫んだ距離に、誰もいない…というぐらい広いということは、あるからね…。

 日本人であるということは、留学をした年齢になるまで、「とても安全な環境で暮らしている」癖がついている。
だから…。それは覚えて、学んでいかなくてはならない。「安全そうに見えても、気を付けないと怖いところもある」と。いやなことに聞こえるかもしれない。「そんな、いい人ばっかりなのに、疑うなんて」と。でも、これが、外国の現実。アメリカも、カナダも、日本より危ない。もちろん、日本だって、危ないところもあるけどね。でも、日本と同じつもりで行動すると、危なさ倍増ってこと。

 私は渡米から帰るたび、しばらく自分の行動が変なのに気づくものね。
大きい荷物を持っているとき、警戒気味になるし、財布を出すときに警戒するし、荷物を横にでなく、足の間に置く癖があったり。人込みで、カバンを前に回したりするのも。ちなみに、5年以上滞在して帰ってきて、しばらくしたとき、ショッピングセンターで、(タイヤのだと思うけど)破裂音聞いて、しゃがんだことあったものね(笑)。膝ついて、音のした方向に注意を払って、出口…。と思ってから、はっ!と気が付いたよ。ここ、日本じゃん…。銃なわけないよ…


 どんな人だったのか、想像がつく。まじめで、一生懸命な女の子だったんだろうなあ…。がんばって、早く英語が話せるようになるには、なるべく英会話の機会を、と思ったんだろうね…。「たのしかったらいーんですー」というような留学生も見たことあるけど、そういう子たちとは違って…。 はあ…。犯人は、わかってるからよかったけど、こういう殺人につながるケースだけじゃなくて、ナンパされたみたいな話なら、もっと多いと思う。

 みんな、安全に、日本に帰ってほしい。留学は、楽しいし、有意義なことだというのは、わかる。けれども…。英語力と、身の安全は引き換えにしてはいけない。 

アメリカに何を持って行くか

アメリカに長期滞在するという人に、「経験者として聞かれる」ことで、一番多いのは、「アメリカにもって行ったほうがいいものは、何か」。
あとは「アメリカの生理用品って、どうなってる?」 この2つ。
まず1つ目。
アメリカに長期に行くときに持って行ったほうがいいものは、

刃物(包丁、はさみ(いいものと、百均の両方)、爪切りと鉛筆削り)
洗面器。折り畳みでも、たためないやつでも。
日焼け止め用長袖上着(少ないんだこれが。手の甲をカバーするやつはまず、見ない)

次点で布のガムテープと目の細かいザル、百均のゴマすり器とおろし金(プラでOK)とスライサー兼用でも。
学校に行くなら鉛筆と消しゴム。ボールペンも、三色のが1本か、2本あると違う。
 鉛筆を使うなら、絶対、鉛筆削り。どんなタイプでもいいけれど、日本製を。
裁縫道具系だと針、ゴム通し、安全ピンはどれもちょっとでいいけど、あると全然違う。アメリカで買える安い針は、気を付けないと刺さりにくいというか…これも刃物と同じらしい。

綿棒は、棒部分がプラが多くて「びょんびょん」ってなるので、耳かきに使いたいなら、耳かきを持っていくか、日本の綿棒を。黒い綿棒はアメリカでは見ない。ただ、高い奴は軸が木のもあるので、そういうのが上手く見つかれば。

木製の櫛は高いので、使っているならそれを持って行ったほうがいい。安くて木製ってのがない。
日焼け止めはテスターがない。白残りするのが多いので、愛用品があるなら。
ナイロンタオルを使っているならそれも。100均ので十分。
おはし。食洗器OKのタイプが重宝する。
アクリルたわし(スポンジはあるが、高い)
100均にあるような、いろんなサイズのジップ付きビニール袋の詰め合わせ。特に、15センチ四方より小さいものは、手に入れるのは大変なので、小さいのだけ持って行ってもいいと思う。

パソコン用品、特にマウスとヘッドフォンは日本よりずっと高いか、ショボいの2択。…じゃないな、「高くてしょぼい」というのもあるから、3択だ。通販で買うなら、まあ…という感じではあるが、お店で買うとそうなる。

文具、特にスティックのりと、ホッチキスは日本のが優秀。ハサミは言うに及ばず。クリップ類は量がとても多い。ちょっとだけ、入れておけば足りるなら、そうしたほうがいい。

包丁は、数万出せば間違いなくアメリカでも買えるが、日本で3000円台のやつを買っていけば、1,2年の滞在なら平気。アメリカでは30ドルの包丁でもひどいのがある。それより安い奴は、日本の百均の包丁といい勝負と思ったほうがいい。

ハサミは、紙を切るだけなら、ちゃんとした店で売っている5ドルから10ドルのものを買えばまあ、いけないわけではないが、安くて切れるハサミはない。「よく切れるねえ」というハサミは10ドルでは買えない。(日本だと500円でも結構いいし、1000円出せばかなり違うから)

スライサーは「結果が分厚い上に、あんまり切れない」(のに10ドル以上とか)なので、日本の100均のやつで十分、ホームセンターの398円ならいうことない。

 荷物に余裕があったら、ホームセンターの398円でいいから卵焼き用の小さいフライパンも重宝した。小さいフライパンが少ない。卵焼きをお弁当に、というのをやるなら必要。丸いのは「ノンスティック」じゃなくて、「スキレット」扱いで鋳鉄のが多い。アメリカの調理器具は全体的に大ぶり。

 コンビニと、ホームセンターとイオンみたいな便利な品揃えの店が少ないので、特にホームセンターで買うようなものが見つかる店は「ウォールマートスーパーセンター」ぐらい?ケーズデンキとか、ヨドバシカメラに当たる店もすごくとびとびにしかない上に、品ぞろえの悪いことったらないので(ベストバイとか)結局アマゾンで通販ということになりがちだから、ほしいものが決まっているとか、いつもこれ、というのがあって、小さいなら「予備を1つ」持っておくのは悪いアイディアではない。

 どうしても、日本から家電を送りたいということなら「掃除機」をお勧め。ほかの電気製品は、まあ、なんとかなるが、掃除機だけは、すごく高いやつはよくても、うるさい。卓上用の小さいのなんか、アメリカのはうるさいだけで、全然吸わないことも。1万円ぐらいで買える掃除機は間違いなく日本のやつのほうが優秀(で静か)。
 
 食品用ラップは、Raynoldsのを買えば高いけどいける。ほかのメーカーのは日本のほどはくっつかないことが多い。安い奴は、本当にくっつかない。後、箱についている刃の切れ味が悪い。もしも、1つもっていくならば、30センチ幅を。箱はアメリカのラップを中に入れて再利用したら、切れないラップでも使える。アメリカのラップは12インチつまり30cmが主流。

 あんまり見ない便利グッズに「S字フック」がある。小さめのものを4つぐらい、あったら便利だったな…と思うことはよくある。

あと、「ひも」という物体はかなり手に入れづらい。日本で新聞紙を束ねるような用途に使うもの。100円で一巻き買うわけにいかないのが残念。もちろん、気を付けて買いに行けば、ある。が、巨大。5mもあれば、いろいろ使えるんだけど。今回ものを干す場所を作るのに利用したが、5mだけ、もってきておいてよかったと思った。使い捨てないで利用する[ロープ」はあるので、本当に長期滞在ならそれで。キャンプ用品売り場か、手芸材料のところにある。

 100円で売っている、洗濯バサミが10個ぐらいのついた小さいハンガー。
 基本、洗濯物は乾燥機に入れるのだけれど、何せあっつあつでぐるぐる回すので、(温度が低い設定でも、相当な温度)そういうことを想定していない日本のもの、特に靴下は傷みやすい。靴下だけでも、干せたらなあ…ということであるといいかも。500円ぐらいで売ってるやつなら、たくさん干せる。安くて便利なのを、まず、みない。

 コーヒーを自分で豆をひいて作らないのなら、コーヒー用スプーンの長いやつ。こっちのは、短いのに、缶とか袋が大きくて、手にコーヒーが…。もちろん、10ドル出すつもりなら買えるが、日本で100均で売ってるやつで十分だった。ひいて小さいカップに入っていて、それをセットするコーヒーマシンが主流なので、そっちを使うなら、それで。

 弁当箱。お弁当を作る機会が少ないにしろあるなら。100均のでいいが、やっぱりジップロックのコンテナとは違って詰めやすいと思う。日本式弁当が上手く詰まる箱はあんまり買えない。サンドイッチ、野菜スティックとディップ、ポテトチップの袋…みたいなアメリカ式弁当にするのでないなら。

 折り畳み傘。大きくて重くて、ジャンプ式のならある。邪魔だし重いし、たたむのに力がいるし…。車社会のアメリカとはいえ、一本あったら重宝する。ちなみに、「日傘」は売っているところを通販以外で見たことない。女性なら、晴雨兼用の日傘にもなるやつを1本、お勧め。夏の行楽地で、あればなあ…と思う機会はあると思う。

 筆記具は愛用のものがあればOKの社会人で、調理を自分でしないなら、「爪切りと耳かき」かなあ…。綿棒で耳掃除をしたい人なら綿棒で。

まあたいていのものは、「金の力」で解決できると言ってしまえばそこまでだけどねえ。日本から送ってもらうのだって、出来るんだけど。でもスーツケースに入れていったらよかったかなあ、と思ったのは、このあたりで。

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太いのか細いのか

アメリカでクラフトをするとき、いろいろとわけがわからなくて困ることになるのが、いろいろなものの「太さ」。材料のもそうだし、道具のもそう。針なんか「号数」がついているものが多いのだけれども、「昔からの慣習」でついているものが多くて、刺繍用の針なんか、アメリカ(とイギリス)の#24は、日本では22番だっけ(うろ覚え)、びっみょーに、番号がずれている。クロスステッチ用のブロックタイプの布では、穴が広がらないぐらいの太さで、なおかつ糸が痩せないように「十分太くないとだめ」なので、結構ピッタリのを使うほうがいいみたいなのだけれども、てっきり番号がずれていないものだと思って買ったら、なんか違う…。となって、調べたら太さの違いが判明した。外国の本とかも売っている刺繍のものが多い手芸やさんには【換算表】もある。見ておくべきだったなあ。

 これが、毎回ずれているというのなら、私だって毎回調べる手間を省かないのだけれども、たとえば、針金の規格は同じだったりする。あ、これは同じなんだね…。ってなった。あと、「25番刺繍糸」というのは、どうも外国のものしか最初はなかったらしく、それに合わせて日本が作った結果、全部同じサイズになったぽい。なぜ番号が「25」なのかについては、全く不明。5番刺繍糸とか、8番パールコットンとか、どうも刺繍系は番号は同じ…というか、ポピュラーな5番と25番を除くと、日本で売ってるやつは「DMC」という、イギリスアメリカと共通のメーカーのだけ。同じも、揃うもないよね、「そこのしかない」んだから。

 ビーズのサイズも、ちょっと、ずれがある。日本のビーズは、粒の大きさ、穴の径の大きさが、「こう」と書いてあったらその通り間違いないものが多い。どれにも、合わせたサイズの糸を買ってくれば通るし、パッケージの中に使えないビーズがそれほど混ざっていない。日本製ビーズの欠点は、お値段が高いことだけだ(笑)。アメリカで手に入るものは、安いものもたくさんある。が、粒がそろっていない、形がそろっていない、穴の径がばらばら。100粒のうち、2割、下手をすると3割、「これは通らないな、別のときに使おう」というものが出ることも。まあ…お値段見れば、文句も言えんわ、という…。リーマーとかで削ればいいのかもしれないけど、そこまで凝るほどでもない…。

今、困っているのは、ビーズのネックレスの糸のサイズ。通るサイズぎりぎりの糸を使わないと、結び目でビーズが止まらないものが出る。が、穴の径がばらばらで、ぎりぎりのサイズを使うと通らないビーズ続出。木工用ボンドで糸の先を固めて斜めに切って頑張っているけど、やっぱりこれは、ピンでつなげるタイプにしないとダメかなあ。ビーズ用の針、持ってくればよかった。

日本のビーズなんかさ…。ビーズの大きさが同じのでも、「穴が大きい」のと、「普通の穴のサイズ」のが買えたりするのになあ…。いや、まあ確かにアメリカだと同じ値段で何倍?というぐらい買えるけど…。

あと、糸のサイズも、近所の店にもアマゾンにも出てくるのはほとんどが#6。これが、ポピュラーな太さなのであろう。そのほかに#4もあるっぽいんだけど、ええと、これは数字が減るとどっちになるわけ?針金は、数字が小さくなると太くなるんだけど…。調べたら、数字が小さくなると細くなることがわかった。こういうのも、あんまり統一されてないよね…。おまけに「偶数しかない」とかさ。メーカーが違うと、数字の体系も違ったりとかして、「何番」かはいいから、実際のサイズを書いてくれ…と思う(探さないととても目立たないところに書いてあったり、ネットで調べないとわからなかったりする)。

この感じでいくと、私がほしいのは、#6よりちょっと太いものだと思うのだけど、2mで300円ぐらいする。高い…。1本半ぐらい作れるとは思うけど…。シルクだからなのかなあ。日本のやつは、ナイロンだけど、15m巻とかで400円前後なのに…。調べたら、ナイロンのもあったけど、どっちにしろ2mで3ドル前後。

スイス製の、輸入物があった。20ヤードということは18メートル、7ドルか…まあ、いいかな。と思ったけれども、サイズが#6、と検索をかけたのだけれど、太さへの言及が全くない。
「サイズ換算:: Size 1-A, Size 2-B, Size 3-E, Size 4-EE, Size 5-F, Size 6-FF, Size 8-FFF」だって。

わかるわけないだろう…という感じ。この、アルファベットのサイズはつまり、ヨーロッパ規格?それともアメリカのサイズにこういうのがあるのか…。調べて見たけど、わかりやすい表とかmmでの表記とかが見つからない。しらべるのにしばらくかかりそうだ。

アメリカの櫛

「この前旅行に行ったときに使った櫛、まだ持ってる?」と夫に聞かれた。そりゃ持ってるけど。旅行の時に持っていく歯ブラシとか、耳栓とか、せっけんとかシャンプーの小さいのとか、細かいものをいれた「旅行用ポーチ」があって、そこに入っている。
 
そのポーチに入っているものは、基本普段は使わない。泊りがけで旅行、となったとき、ポンとスーツケースに入れれば、足りないものが出ないようになっている。そうでないと、私は細かいものを家に置いていってしまうからだ。日本のホテルなら、歯磨き、歯ブラシ、くし、コットン、綿棒、髪ゴム、シャンプーにせっけんぐらいまでは、もらえてしまうことが多いのだけれど、アメリカではなかなかそうはいかない。少なくとも、私の家で泊まろうと思うホテルだと、コップはあっても、歯ブラシは、ない。シャンプーとせっけんがついていたら「今回は、奮発したなあ」ってなものだ。

私が旅行用ポーチに入れている櫛は、ハンドルが長く、折り畳みナイフのように二つに折れるもので、確か、日本で旅行した時のホテルのアメニティだった。あまりにもいい櫛だったので、持って帰ってきた。ブラシをくれることもあるのだけど、ブラシは髪の毛がからんだのを掃除するのが面倒という理由で、旅行には持って行かないことが多い。

「あの櫛借りたら、すごくよかったから、使わせて」というので、洗面所に櫛を出した。彼は、私が日本から持ってきた、やわらかいヘアブラシが「なんかすっきりしない」のでいやなんだということだった。固いほうがいいのだって。確かに、日本で彼が愛用していたブラシは、プラスチックだったね…。

これには、一つ問題が。もう1つ、櫛がほしい。旅行用のポーチに入っていないと、絶対次回の旅行で入れるの忘れて出発する自信がある。100均のやつでいい、と日本なら言うだろうと思う。プラスチックの、なんでもないやつでいい。汚れたら、水道で洗えるようなのがいい。夫と子供は、いざとなったら櫛がいらないぐらいには、髪が短い。でも、私はさすがに無理なぐらいには、髪が長いわけで。

1ドルショップの櫛。12本入り、1ドル。ええと…そんなにたくさん、入っていなくていいってば。1本でいいんだよ…。1本1ドルなのは、ヘアブラシのみ、櫛がない。ヘアブラシって、かさばるんだよね…。

しょうがない、1ドル12本、試してみることにした。

やっぱり失敗。「ぺなぺな」だ。櫛が湾曲する。同じ形の櫛が、何本かずつ入っていたので、二本重ねて使うと、ちょっとまし…?つまり、使えないな、ということがわかった。

…こういう感じの櫛、昔々に、実は見た。それは、「おまけいりお菓子」のおまけの櫛。もっともっと、ミニチュアだったけれども(たぶん人形用)、確かあれで自分の髪をとかすとこういうしなり具合だった。

一応、2本は、旅行用ポーチに放り込んでおいた(ないよりまし)。でも、どこかで3ドルぐらいだして、100均ぐらいのが買えるなら、買おうかな。
 

アメリカのブドウ

日本で、デラウェア以外のブドウというものは、高い。うちではこの時期の果物を、特にバナナでないものを買ってくるのは夫の役目。夫は巨峰が好きなのだけれども、そんなものを1週間1万円の予算枠の「家計の食費」で買ったらきっついからだ。なんせ、1房1000円なんて珍しくない。もちろん種類によっては、400円ぐらいのもあるが、そういうのを食べた後、夫が言うのだ。「やっぱり、巨峰には負けるなあ」と。勝てればみんなこっちを買うってば…。それかこっちが勝つなら、巨峰なんか滅びてるって。高すぎだよ。

「これがうまそうでさ…」と夫が買ってきた、なんとも美しく大きく、黒々とした奴は3000円だったこともある。それは夫が「家の食費とは別に」買ってくるわけだ。うちでは、家計費として、これでお願いね?と私に一定額渡されていて、そのほかのお金は夫が管理しているのでこうなっている。さすがに夫も、1週間1万円の予算で3000円クラスのブドウを買えという無茶は言わない。そして果物屋さんは夫の顔をすっかりおぼえているそうだ(笑)。ちなみに、息子や私が好きなものも把握していて、気をつけて買ってきてくれる。

 かたやアメリカ。ブドウは、450グラムあたり200円切るぐらいが底値。5ドル半ぐらいぶん、袋に入っているけど、そりゃ、キロ単位だもの、2房とはいえ、どっさりある。家族全員でがぶがぶ食べても余る。「ぼく、もっとほしいー」と日本ではねだる息子も、おなかいっぱいたべた、というぐらい食べられる。もったいないから2度に分けて食べようか、とか言う話になる日本では高いブドウも、「食べきれないから2度に分けざるを得ない」状態。

 皮がうすくて、くっついていて、まず、むくことは想定されていない。どのブドウでもだ。ブドウの皮は、食べるもの。初めてのアメリカ滞在で、アメリカ人とグループでピクニックに行ったとき、私がうわ、はがれにくい…と思いながら皮をむいていたら、「ビタミンと繊維質は、皮にあるんだから、そこ取っちゃったらだめじゃないー」みたいなことを言われた覚えがある。アメリカ滞在が長くなるうち、皮をむかなくても平気で食べられるようになった。

 ブドウは大きく分けて2種類。赤紫色のと、緑の。あと一度もっと黒みがかった小粒のをみたことがあるかな…程度。大体2種類にみえる。多分品種はもっとあるんだろうけど。赤紫色のほうが、甘みが強いような…。緑の、細長い粒のものは、味がすっぱめでちょっと薄く、実は私は、これが大好き。味が、スグリの実に似ている。それに塩をちょっとつけて食べるのが昔から好きで。といっても「すぐり」を栽培種として育てているのは、北海道だけというのは後で知った。親戚の家の庭にあったので、毎年食べたんだけど。

 緑のブドウは、私がよく食べるのは夫も子供も知っていて、新しいのがスーパーにあったら、「今回のは良さそうだよ?」と勧めてくれる。(古いのも平気で置いてあるのがアメリカ)今日、買ってきたやつを、洗いながら1つ食べたら、あまっ!!ってなった。

 えー…。怪訝な顔をしてブドウの残りを眺める私に夫爆笑。だってー。このブドウはね、味がすっぱめでさわやかなのがいいんじゃないの…ちょっとさくっとしててさ?それがなんでちょっとやわらかくて、甘いわけ…?

 子供と夫には大好評。これ、いつものよりおいしいー。って。

一般的ブドウ論としては、やわらかくて甘いのがいいんだろうけど、違うー。しょうがないので、房の上のほうのやわらかいやつを夫と子供に配って、下のほうのすっぱそうなのを選んで食べた。

 日本に帰ったら、また高いから、ここまで食べないからね。飽きるまで食べて帰ろうね!

知らなかったアメリカ

アフリカンアメリカンの女性、つまり黒人女性がアメリカのオリンピックでメダルを取った。もちろん、アメリカではニュースになった。そりゃ、メダルとなればみんなうれしいものね、SNSでシェアされていたのはもちろん日本でもメダルとったら、そういうのは「いいね!」となってあちこちに拡散されるからめずらしくはない。
Simone&Dorothyこれが、その時の写真。で、英語で
「They drained an entire swiming pool because Dorothy Dandridge stuck her toe in it.」
私の訳:「ドロシー・ダンドリッジのつま先が、「とれなくなって」しまったので、プールの水を全部抜いた」

…と書いてあるように見えた。「Stuck」という単語は、「詰まる」とき、つまり、ウサギさんの家の穴に詰まって出られなくなったプーさん、あれがその単語の意味なわけだ。「どっかに「詰まって」動けなくなる」状態。

 私は、プールの排水口に足を吸い込まれて、おぼれて亡くなった子供の事故を思い出した。こういう事故は、日本でも10年20年前には起きて、手足を吸い込まれて力の弱い子供が吸い込み口から動けなくなるのは危ない、と、その取水口の網は絶対取れないように、とかそういう安全策を取りましょう、という話は市民プールでもあったはずだ。
なるほど…。小さい時にそんな事故にあってたのに、プールの水を排水してもらって助かったんだねえ、大きくなってオリンピックかー。よかったねえー。と思った。おぼれかけて、死にかけたなら怖かっただろうに、トラウマを克服してがんばったんだねえ、親御さんもそりゃ、そんなことがあればスイミングに入れるわな…。とか思っていた。

 半日たってから、また同じのが回ってきたけど、まあこれはいろいろな人とつながってたらそういうもんだし。と思った時、二行目が目に付いた。 「だからこそ、Simone Manuelのことが、重要なんだから」 …? あ、一番上にNever Forget、があるからー。
ええと、忘れちゃいけないよ、ドロシーダンドリッジ(の命が助かった)からこそ、シモーン・マニュエルが…ええと。いや、プールの水をとっさに抜いたプールの職員さんはそりゃいい判断だったと思うけど。
えーっとドロシーちゃんは、シモーンちゃんのお母さんだったとか?助かってオリンピック選手になる娘を生んだ…ええい、わからん。

というわけで、私は、この写真を使った投稿から、リンクを踏んで、「この写真の全貌の話」を読みに行った。

 読んでみるとわかってきた。アメリカに住む、アフリカンアメリカン、つまり黒人は、泳げない人が多い。それは、70年代まであった、「人種差別制度」のせい。60年代に、ものすごくたくさん運動がおこって、だんだんゆるくはなっていったけれど、白人と、「それ以外」の人たちは、入れるレストランも、入れる学校も違った。中で食べられるアイスクリーム屋さんでも、中の椅子に座れるのは白人だけ、そのほかの人種(もちろん当時行けば、私たち日本人も)は「裏口から」買えるだけは買えても、中のテーブルは使えなかったりした。 水飲み場も「White」と「Colored」にわけられていて、(私たちは「ぬりえ」か何かか、と思うけど)そしてとどめは、「水泳用のプール」。白人が使っているプールには、黒人は入れない。そのプールは黒人が「つま先をつけただけ」で「水を抜いて清掃、水を入れ替え」することになったのだって。

ちなみに、これはドロシー・ダンドリッジという女優さんが、泊まっていた「ホテルのプール」での出来事らしいが、最初の一行を、私は読み違えていた。

They drained an entire swiming pool because Dorothy Dandridge stuck her toe in it
これは、「ドロシーが、つま先を漬けただけで、プールの水を全部、入れ替えた」…と読まなくてはいけなかったというわけだ。「黒人が、つま先をちょっとつけただけでも、「そんな水には入れない」という文句を言う人があった…ということなんだろう。

長い間、公共のプールでは、黒人お断りだったらしい。人種に関係なく、施設は一緒にしましょう、という政策が取られるようになったときは、白人と黒人で同じプールを使うぐらいならこうしたほうがましだ、とコンクリートとか、土を流し込んだりして、使えなくしたプールもあったそうだ。強烈だなあ…。 

白人の、人種融和政策反対派は、黒人の入っているプールに酸をいれたりして、反対の意を表明したこともあると、この文章は書いている。そのあとは、会員制のすごく高いスイミングクラブみたいなのを作って、黒人を締め出した…と。黒人の入れる公共のプールは、小さくて浅いものがほとんどで、泳ぎを覚えられるようなものではなかったらしい。まあ、子供用のじゃぶじゃぶプールみたいなので、泳ぎを覚えるのは無理だものね…。



 そうだよ、息子の行ってる小学校、プールなんか、ないもんね?ていうかスイミングプールのある小学校ってそういや、聞かないな。なるほど…学校の体育の授業でなんとかなる…というのが、ないわけか…。それと、その人種隔離されていたころの黒人用の学校の施設は、かなりひどかったはずだ。プールどころか、体育館さえ微妙ってところだろう。

 70年代でそれってことはよ。今の40代ぐらいから上はかなり、泳げないわね…。海水浴場があるぐらい海が近い人ならいいけど(でも多分、そこも白人専用とかになってたら、黒人は入れなかっただろうし)。泳げなきゃ、プールに行く気半減だろうしなあ…。子供をプールに連れていく…。お金を出してスイミングに入れる…。それも、白人ばっかりのところにか…

 この文章によると、今でも白人の子供のほうがずっと数が多いのに、おぼれる子供は黒人が3倍もいるそうだ。多分、泳ぎを教えてもらっていない子が多いのと、助けに行けない黒人の親が多い、という事実によって。

つまり…白人主体の、「黒人はみんな泳げない」という偽の常識を崩して、子供をスイミングにいれ、選手になる子供たちが育って世界一ぐらいまでくるのに、40年以上、かかってる…ってことなんだね。

がんばったよ…ね。 まだまだ、差別された時代を覚えている人は多いし、今でもそういうことを考えている人は多い。
もちろんアジア人である私たちも、差別されるほうではあるし、時々、そういうところがまだ、アメリカには顔を出すときがあるのがわかる。少しずつ、減るといいな、と思う。 

 英語に関していえば、つまり「思いもつかないこと」というのは、読めてないんだな、ということもわかった。確かに、そういう文脈で読めば、「in it」ってなってるんだもん、そりゃ、そのItはPoolですね…ってことは、最初の読み方が間違ってるに違いないのは、今はわかるけど。

英語…もうちょっと気を付けて読まないとなあ。それと、やっぱり思う。アメリカって、ねえぇええ。

追記:
この話は、もう一度読みに行ったら、「つま先をつけただけで、いれかえた」というのではなくて、「プールを使わせないように、(ほかのお客さんから文句が出ないように)水を抜いて「修理中」状態にしてしまうことで、「これはただ、メンテ中なんですよ、だから誰にも使えません」と、ごまかしてしまう手法で、よく使われた、というような話が、いろいろと伝わっていくうちに、こういう風に解釈されるようになった、という解説があった。…ホテル側としては、お客さんにいろいろ言わせないための苦肉の策だったかもしれないが、どっちにしてもひどいのに変わりはない。ちなみに、白人の人種差別反対派の人たちは、ホテルを使い、プールを利用し、そして「友人を招く」という形で黒人たちをプールにさそってパーティをしたそうだ。みんな、がんばったと思う。だから今、私は誰とも同じように、どこの店にも入ってアイスクリームが食べられるんだからね。昔は映画館の入り口も別々だったそうだ。白人しか入れないブティックなんかもあって、黒人が試着したら全部買い取らなくてはならなかったらしい。そりゃ、暴動も起こるよね、と思う。


漬物とピクルス

糠漬けが食べたい。アメリカでは無理な話だけれども。住んでいた地方は、基本塩漬けの地方だったのだが、私は糠漬けのほうが好きだった。祖母は「たる」で塩漬けを作っていたぐらいであるから、相当な規模だったのだと思う。ともかく、お茶請けと言えばそれで、しょっぱい漬物をバリバリ食べて、薄いお茶をがぶがぶ飲む…というのが「お茶」だった。

もう一人の祖母のほうは、ぬか漬けで、これは「かめ」といっていたが、ふたのついた、陶器のいれものでつくっているもので、しょっぱいよりは、「酸っぱい」味のもの。特に、夏は「つかりすぎ」になってしまい、朝に入れたキュウリが、夜には、しんなりどころか、しょっぱくてすっぱくて、こうなったやつは、薄切りにしてちょっと水で洗い、しょうが醤油がかかったのが出てくることになっていた。これを食べる機会があんまりなかったからか、私はこれが大好きになり、夏はつかりすぎが出ないかなあ…。と思ったものだった。冬は、一晩付けておいたとしても、そうはならないのだ。

本や、漫画を読むようになってから、「ぬかみそが臭い」という話を聞いたときは、正直「どこが?」と思った。大人になってからわかってきたのは、ちゃんとケアされたぬかみそは「臭い」ところまでは、なかなかいかないものだということ。「むうん…」と漫画にかかれるような臭気を発する状態になったぬかみそはつまり、発酵しているはずの菌の種類がよくない状態になっている。朝、昼、夜とかき混ぜて、空気をたくさんいれたぬかみその発酵をしてくれる菌は、それほどひどいにおいがしない。面倒でも、水分を取りのぞき、1日3回かき混ぜてあるぬかみそというのは、台所に置いておいても、至近距離まで近づいて、顔をくっつけてクンクンしない限り、全然、においがしないものだった。

祖母のぬかみそは、そうなっていたのが当たり前だったので、私は「臭いぬかみそ」を知ったのは、自分でやってから(笑)。一人暮らしのときは、漬物なんていうものを買うお金も惜しんでいた。「ばりばりどんどん」なんて食べたら、200円じゃ、きかないものなのだ。特に「おいしいぬか漬け」なんていうものを買おうと思ったら、300円400円と、どんどん予算が上がる。

祖母の家に行って、ひとすくい、分けてもらってから、作ったぬかみそは、ちゃんと朝と、夜に混ぜている分には、美味しく漬かったし、においもしなかった。これが、「ああ…これが、臭くなるってことか…」とわかったのは、旅行に行った時であった。
 くさくなったら、しばらくまた、こまめに混ぜておくと、だんだんにおいがしなくなる。旅行のときは、冷蔵庫に入れていくというのも覚えた。

結婚して、日本に住んで、お漬物は買ってくるようになった。食べるのが私だけで、アメリカに住んでいた間に、漬物を食べない生活になれたというのもあって、どうしても食べたくなるときが減ったから。売っているたくあんや、高菜や、しばづけ、きゅーりのキューちゃんもおいしいなあ、と思うようになった。そして、スーパーでは面白いものを売っていることもあった。

 それは、「古漬け」という名前の糠漬けキュウリ。つまり、漬かりすぎて、酸っぱめになったやつ(をわざわざ作ったの)が売られていた。買ってみたら、「本気でつけすぎ」になったのよりはつかり具合が浅かったが、スライサーでスライスして、しょうが醤油をかけたら、祖母の家で出てきたやつと、かなり似ていた。私は近所のスーパーのそれを、売り場にあるたびに買い、毎日と言っていいほど買い支えてしまった。飽きるまで、食べた。

今、アメリカにいるので、それも出来ないしなあ…。と思った時、そういや、アメリカにも独自の漬物があるよな…。とおもいついた。そう、アメリカには「ピクルス」というものがある。味は、「ディル」というのが代表的で、使ってあるハーブの名前からそうなっているらしいけれど、塩漬けしたあと、味付きの酢につけるのが基本で、甘いのはSweetと書いてあり、ディル味は酸っぱくて、「ブレッドアンドバター」と書いてあるのが、その中間ぐらいだろうか。試してみて、一番、味に癖がないのが、「ディル」とかいてあるもので、「フレッシュパック」とかいてあるやつが、酸味が控えめかなあ…ぐらい。zetsyと書いてあるものは唐辛子の味が辛くて、Kosher dillというのはニンニクが入っている。 babyとかghakinと書いてあるのは、単にキュウリのサイズらしい。

キュウリでないもののピクルスはあるものの、「ハラペニョ」なんて書いてあるものは、試すまでもなく相当辛いのは見当がつくので手を出さなかった。小粒の玉ねぎやペパー(これはピーマンや、唐辛子系のものはたいていこう呼ぶ)のピクルスも、売り場にあるのはあったけれど、かなり少なく、瓶詰の塩漬けはつまり、オリーブと、キュウリだけなんだなーという感じだった。

試せるだけ試して(ビンがどれも大きいので、食べきるのに苦労した)、一番味が平均的だったディルのピクルスを薄切りにして、しょうが醤油にしてみた。…だまされておいてあげようかな…という味だった。ないよりましか。

ちなみに、「ピクルス味のアイス」というものがアメリカにある。チューペットみたいな商品で凍らせて食べる。これは日本でいう、「塩飴」と水分補給のような、塩分+水分コンビネーションを狙ったものらしい。夏の暑い時に、酸っぱいピクルスを食べると涼しくなる。という言い回しも小説で読んだことがあるし、そういえば、ロサンジェルスのディズニーランドでも、トム・ソーヤ島のそばで丸ごとのピクルスを売っているのを見た…ということは、「夏」と「ピクルス」の組み合わせは「当たり前」ということになっているのだろう。

浅漬けぐらいなら、やってみるかなあ…。薄切りのキュウリを軽く塩漬けにして、しょうが醤油かけたら、それっぽいかなあ…。
大根が食べたい。あんまり買えないけど。こういうこと、考え始めると、どんどんいろんなものが食べたくなるから、だめなんだよね。

athleisureって知らない言葉

本当のことを言うもの3選とは。

1;子供
2:酔っぱらい
3:ヨガパンツ

…という冗談がアメリカにはある。


「athleisure」という服装関連の言葉。これは、「athletic」と「leisure」を足した造語らしい。「アスレチック、と英語でいうと、これは丸太やロープで出来た遊具を並べた公園のことではなくて、「運動の」と訳せばいいだろうか。「He is athletic」という文章だったら、「彼は運動が好きなタイプだ」まあ、日本語で同じことをいうとすれば「彼はスポーツマンだ」になるだろう。

 leisureというのは、カタカナ英語で「レジャー」という言葉になったのがそれで、遊びに行くことのほか、ぶらぶらしたり、ゆったりのんびりしたり…というような感じを指す。仕事や運動によさそうで、スポーツっぽいカジュアルウェアという感じのものらしい。

 ヨガパンツ…というのは、インドっぽいパンツのことか、と思っていたら、伸び縮みする素材で出来た、もとはヨガなんかの、体の動きが激しい運動用に開発されたパンツのことで、女性がはく場合には、「サイズに関係なく「はいる」パンツで」あり、なおかつ「ちょっと運動してるみたいにみえる(たとえしてなくても)パンツである」という含みがあるらしい。日本でいうと「ジャージ」にあたるのかな?

でも実は、ヨガパンツというのは伸び縮みするため、「ぴったぴた」に体の形が見えてしまう…というのもあって、それが上のジョーク、「本当のことがばれちゃう」パンツである…ということにつながるらしい。

 実は運動したと見栄を張りたいがためにはいているということがバレバレの体形…ってことなんだろうね。

 このathleisure分野が、最近セールスが増えているらしい。ジーンズ市場が食われ気味だとか、あと、下着。かわいいのとか、レースがついたのとかの豪華なやつを買う人が減って、タンクトップを半分にしたようなやつとか、ワイヤーの入ってないやつ(で安いの)が、売れるようになってきているらしい。動きやすく、カジュアルで、着るのが楽な服。私もそういうのが好きだ。ワイヤーの入っているブラの付け心地の悪いことったらない。ちゃんと店でサイズを合わせてもらったとしても。

 ヨガパンツって、写真で見てもいまいちわからないけど、どんなものか、見に行ってみようかな。履き心地がいいかもしれない。

エナジードリンク

水に溶かして飲む、粉末飲料がアメリカにはいっぱいある、という日記は確か前にも書いたけれど、それに「カフェイン入り」があることがわかった。

コーラとかコーヒー、紅茶のカフェインというのは、割と日常的に取り入れている人が多いし、日本では薬事法だか、なんだかによってひっかかって売らないカフェインがどっさり入った清涼飲料水みたいなものも、ずらずら並んでいる。

代表格は「Chrystal Light」。スーパーの独自ブランドのものにも、energyとか、with caffeineとか、商品名に足してあるのがこの手のだろう。私はもっぱら、カフェイン摂取は、コーラに頼っていたのだけれども、味に飽きるし、こういうのもいいかな…と思って、スーパーに行った時、「シトラス味」というのと、「ドラゴンフルーツ味」というのを買ってみた。シトラスはwith caffeineとかいてあって、ドラゴンフルーツのほうはenergy drinkとかいてあった。

シトラス味のほうが、値段1,5倍。で、味は、同じメーカーのオレンジ味と大差ない?ドラゴンフルーツ味のほうは、実はあんまりドラゴンフルーツを食べたことがないために、(1回、2回はあるけど、味が薄かった覚えしかない)これで正しいのか?という感じだけれど、こっちは箱に、「with vitamin B」というのと、「午後からのだるさに」なんてかいてあった。

ビタミンBとカフェイン…。んん??なんか、どっかで見た組み合わせ…。

あー。そうか。日本で売ってる、「チョコラBB」とかの錠剤とか、後ドリンク剤。それがこういう感じだ。
なるほど…。日本人で、こういうのが必要という人は、アリナミンとか、チョコラBBとか、リポビタンとかを飲むんだな…。アメリカ人は、水にこれを入れる。味が、とっても…駄菓子っぽいんだけど(笑)。

ちなみに、「ピーチティ」「グレープ」「ワイルドストロベリー」「シトラス」「ラズベリーレモネード」などをみかけた。
確かに…。ドリンク剤よりはおいしいかも? 

昔飲んだ、「ポーション」というドリンクを思い出した。ファイナルファンタジーに出てくるポーションをドリンクにしてみましたみたいな触れ込みで、ビンが何種類かあって、なかなか手に入らなくて、私はなじみのゲーム屋さんで手に入れてもらって1本試したんだっけ。味は、「これ飲んで、体力回復しなかったら怒るよ」というようなものだったけど(笑)。

エナジードリンク飲んだし、元気出して、家事しよう…。

コーラのこと

大体日本で「コーラ」といった時、一番最初に頭に思い浮かぶのは、やっぱりあの「コカ・コーラ」。
その次に来るのが、「ペプシ・コーラ」。

私が子供だったときは、田舎に住んでいたので、近所の自動販売機のコーラは「ロイヤルクラウンコーラ」というやつで、「RC」というマークだった。ダイエットが白い缶、普通の缶は青かったと記憶している。

それから近所の駄菓子屋にあったやつは、チェリオ。 ちなみに、子供が小さい時住んでいた町の80円自販機には、チェリオの「がぶ飲みコーラ」というのが入っていた。昔、アメリカに住んでいたとき、好奇心で飲んでみた「インカ・コーラ」というのは、色が黄色くて、微妙にコーラから遠い味だった気がするが、たいていの「コーラ」は、似たような味。まあ…なんていうか「コーラ味」。 

ちなみに、私の両親は、初めてコーラを飲んだ時のことをおぼえているそうだ。「なぜこれがおいしいのか」と2人とも思ったらしい。
果物を使った飲み物や、サイダー、それからコーヒー紅茶のあたりしか、知らなければ確かに、「珍しい味」と表現するしかないだろう。ガム、ラムネ、キャンディ…。そういうものにもなっていて、そういう商品の中で今まで一番まずかったのは「コーラ味の豆乳」だった。

「そんなもの、試すほうが間違ってる」と思ったあなたは正しい。 豆乳と、コーラは致命的に合わなかった。
 それでもつい…試してしまった。(ちなみにお値段は、半額で山積みだった。)私はつまり、そんなのも買ってしまうぐらい、コーラが好きだ。レモン入りコーラは平気だが、バニラコークは嫌いだ。 ペプシの珍しい味は、評判が良くても悪くても、見かけたら一度は飲む。 夫には、いやな顔をされるが、100%オレンジジュースと、コーラをドリンクバーでミックスするのも好きだ。ちょっと、ミルク入りアイスコーヒーみたいに見えるので、何も言わなければそれほど変に見えないはず?

  外国へ遊びに行っても、生水が危ない地域へ行っても、文字が読めない国へ行っても、何がいいって、コーラは、たいがいある。そして、字が読めなくても、コーラ缶は、案外見分けがつくうえに、味がわかっている。アメリカだったら、「コーク」「ダイエットコーク」は、どこのレストランにもある。ほかのどんなソフトドリンクより、手に入りやすい。まあメーカーは、「コーク」といったら、「ペプシだけどいいか?」ときかれることはあっても。

なんとなくだけれど、コカコーラか、ペプシコーラ(ただし、ダイエット版)しか買っていなかったのだけれど、その二つとも、安売りになっていない日に、ふと、そのスーパーのプライベートブランドのコーラが目に付いた。このブランドの、レモン味炭酸は、愛用している。コーラもここのやつでいいかな…と思ったら、それよりさらに安い箱が並んでいた。

…みたことない…。 
ダイエーとかのプライベートブランドのコーラを愛飲している私だけれど、このコーラ…。355mlで1本15セント(と消費税)だ…。安い…。

 安すぎる、それもうんと安い上に、砂糖の入っていないダイエットコーラには気を付けたほうがいい。
昔、自動販売機で、25セント一枚で買えるというのを見かけて買って、がしゃんと出てきた、ダイエットコーラ缶(有名メーカーの)は、消費期限が切れていたのかそれともあったのか、甘味料の甘みがなくなって、とーーーーっても酸っぱくて、一口飲んで「こういう味だっけ…?」となった。甘味料って、長く取っておくと甘くなくなるんだねえ…。とあきれたというか、感心したというか (ちなみに、砂糖入りの飲料のほうが、味が変わるのがうんと遅いらしい)。そんなもの売るなよ!と思ったけれど(ほかの自動販売機は、値段最低でも4倍だった)。

とはいっても、この箱は、山積み。「売れ残り」感はあんまりしない。
白地に赤い影がついている青い文字でCOLA。缶はRCコーラと似たような感じだな…。
潔いというか…「何とか」コーラ、と名乗るのが多い中、必要最低限に「コーラ」としか名乗ってない。
買って飲んでみたら、さっぱりしたダイエットコーラだった。スーパーのプライベートブランドと違いが判らず。

息子は、「Mountain Dew」のファンだけれど、このコーラの横にあった箱の「Mountain Lightning」を見て、味、似てるかなあ…となっていた。多分似てるよ(笑)。

ちなみに、コカ・コーラ社のDr.Pepper、私は味は嫌いだけど、これのペプシ版がMr.Pibb。このスーパーのブランドはDr.Thunderだった。サンダーとか、ライトニングとか…名前付けた人はカミナリ好きだな。

あんまり、ゆっくり見て回らないけど、有名なの「ではない」ブランドの清涼飲料、名前がパロディっぽくて面白いかも。

でもほんと、これだけ安かったら、日本で飲むより、ずっと気楽に飲んでしまうよね…。日本で一番安いのは、2リットル150円前後だから、それで3リットル半買える。缶入りだし、途中で炭酸が抜けたりしないし。

アメリカの食べ物で、「これは日本より絶対いい」というものはほとんどないけど、コーラの値段だけは、アメリカのほうがいいと思う。

 ナポレオン(アメリカの)

ナポレオン、といっても、フランスの歴史的に有名な人のことではない。お酒のことでもなくて、これは、お菓子の名前。

アメリカの田舎町のことを書いた、Mitfordシリーズというのを今読んでいるのだけれども、この主人公が、甘いもの好き。

この主人公が、どうぞ、ともらって持って帰るのが「ナポレオン」というものなのだけれど、なんだかおいしそう…と思って、調べてみたら、パイ生地の間に、カスタードクリームを挟んで、かさねた、日本でいうなら、ミルフィーユみたいなものらしい、ということがわかった。

このシリーズは、全然知らない人に説明するとするならば、赤毛のアンの住んでいる村から、アンを抜いて、主人公に牧師さんをいれ、思いっきりアメリカ化して、電話と自動車が出てくるぐらい現代に舞台をうごかしたようなもの…というのがわかりやすいだろうか。 アンの住んでいる村よりは、ちょっと都会だけれども、つまりは田舎町で、JRが一日三回しか止まらない町の、農協のおじさんが主人公で、街の人との触れ合いと生活を書いたような本なのだった。食べ物がおいしそうに書いてあって、街の人の生活が、何となく見えてくるようで、古き良きアメリカを楽しめる本だと思う。ドキドキワクワクするような本ではないので、好き嫌いが別れる本だと思う。


ミルフィーユというのは、パイ生地と、カスタードクリームと、イチゴと…で出来ているのが多くて(イチゴのミルフィーユというのが一番よくみかける。そういやあ、「桃のミルフィーユ」とか、「栗のミルフィーユ」なんていうのは、見ない気がする)これがね…上に生クリーム飾ってあったりとかして、ちょっと見、イチゴのショートケーキの、パイ変換版みたいに思えるわけだ。あ…なんかおいしそう。そう思って、注文する。

…と、はじめて食べることになった時のこと…。その食べにくさに困った。なんと、そのケーキ屋さんは、ナイフをくれなかったからだ。あの、ケーキ屋さんで出てくる、小さめのフォークで、しめったパイ皮を切るのは、至難の業だった。むり。そう思った私は、デートの相手に、笑いながらそれを告げ、私たちは二人で、それを、カスタードクリームの絡んだ、四角い薄いパイ…という状態で、手でつまんで、かじって食べたのだった。 おいしいけど、食べづらいねえ…。と。作りたてのぱっりぱりだったら、違ったのかもしれないけれど、作り置きしてあるものだったら、一人分に切られたものを、さらに一口分に切るには、ちゃんとしたナイフがいるだろうなあ…と思いながら帰ってきた。

それ以来、イチゴのミルフィーユは、家でお行儀悪くたべる…つまり、倒して、崩しつつ、口に運ぶことになるんだなー。ということはわかっていたはずだったのに!この間、つまり私は観光地の、おしゃれっぽい公園にあるカフェで、この「ナポレオン」が、スイーツのメニューに入っているのに気が付いた。息子は、「ベリータルト」の文字に「こういうケーキって、アメリカにないんだと思ってた!」と歓喜し、夫は「キーライムパイ」を「おお、いいねえ、昔Keysに行った時、食べたの覚えてる?」と、注文。この二人のパイ、またはタルトは、下がビスケット状のものにバターを絡めたタルト生地に、クリームが流し込まれているタイプだったので、プラスチックのフォークで大丈夫だった。

ナポレオン…は、カスタードクリームと、パイ皮だけだろうと思っていたら、上にフロスティングがかけてあった。白地にチョコレートのマーブル模様が入ったもので、さすが、おしゃれなケーキ屋さんなだけのことはある…と思うものだったのだけれど、それが、とても分厚かった。 そして、とても固い。カッチンコッチン。いやな予感が…。

プラスチックのフォークと、ナイフでは、歯が立たない。ぬうお!と力を入れて、フロスティングを切りにかかったら、全体に力がかかってしまって、圧縮されたパイ皮の間からクリームがはみ出るのに、上のフロスティング(一部、チョコレートだったのかあれは?)が切れないという非常事態に。

…。しょうがない、上の層をぱかっとはがして、皿の向こうに置き、パイ皮と、カスタード部分をぎしぎしとクリームがこぼれるのをものともせず切って、口に運んでみた。
カスタードクリームが、なんていうのか…モロモロしている。卵が多いのか、熱のかけすぎか…。そして甘ーーーーい。
日本の、クリームパンに入っているカスタードとか、コンビニのシュークリームに入っているのとかより、ずっとざらつきが気になるクリームだった。まあ、固くないと、水分多すぎとか、粘着力が足りないとか、いろいろあるんだろうけど…。

食べづらいのは、ミルフィーユと同じ。味は…。甘かった。 本ではこれを4つもらった、と書いてあったけど、そりゃ食べないほうがいいね、そんなにたくさんは。ちなみに、サイズだけは、日本の小さめのケーキ屋さんのミルフィーユの1,5倍ぐらい厚切りだった。
フロスティングかかってなくて、チョコレートバーぐらいの大きさの厚さと大きさだったら、がぶっとかじれていいかもなあ。私が自分で作るとしたらそういうサイズに作ると思う。カスタードとパイ皮はいい組み合わせだと思うけど、食べづらすぎ。

海外旅行ってさ

私は、海外旅行が、きらいだ。

こういうと、みんなが「えーーーーっ」という。みんな言う。でも嫌いだ。今私はつまり1年間のアメリカ旅行の真っ最中と言っていいが、それでも嫌いなものは嫌いだ。

大体、日本は治安がいい。まあ、落としたものが帰ってこないとか、すりとか、自転車泥棒とか、そういう話がないわけじゃない。でも、命の危険…というところまでは、めったなことではいかないし、秋葉原でトラックで人をはねまくった、ああいう無差別殺人事件というのは、本当に少ない。アメリカでは、未遂まで含めると結構たくさんそういうことが起きるのだ。 そう。銃があるから。

荷物だって、席に鞄をおいて、カウンターに注文しに行っても、帰ってきたときには、荷物は無事に残っているのが当たり前の日本というのは、実はとっても、安全な国なのだ。 アメリカだと、荷物には「気を配って」いる必要があるし、アメリカよりも、もっと危ない国…たとえば、メキシコとか、ブラジルとか…になると、面白そうな文化がある割に、あんまり行く気にならない。ホールドアップ、つまり通りすがりの強盗事件とか、結構あるとか聞くし。

そして、日本と違って、交通機関が時間通り来ないのなんて当たり前、ごみはポイ捨てする人が多いし、外国人ということで、なんといっても言葉が不自由、ついでにその国ではマイノリティ、扱いが悪い時もある。観光地にいっても、目に付く汚さ。フランスのディズニーランドは、ごみだらけだったのには、びっくりした。 東京ディズニーランド、あれはすっごく、気を付けて掃除してるんだなあ…ということがよくわかった。

ごはんは、まあ…例えばアメリカにおいて、サンドイッチ、ハンバーガー、チキンナゲット…などが「まずい場合の限界値」というものはあるので、「食べられない」とまではいわないけれども、「これはもう、最高っ!」というサンドイッチ、ハンバーガー、またはラムチョップ、プライムリブ、サーロインステーキ…パンケーキ。に遭遇しようと思うとかなりの試行錯誤と、お金がいる。

私が日本生まれの、日本育ち…ということはもちろんあるけれども、その労力。探す労力が面倒。もちろん、「これは食べたことがあんまりない珍しいもので、本当はどんな味をしている「べき」かすらわからない」というようなものを食べるのは、旅行先での楽しみではあるけれども、子連れではそこまで冒険するわけにもいかず…それと、多分そういうことをやるのなら、短期間限定だ。

みんな、なんでそんなに海外が好きなんだろう…。と思った時、やっぱり「短期間」だからじゃないだろうか。と思う。
私の初めての海外旅行は、夏からはじまって、次に日本に帰ったのは…ええっと…。たぶん…2年後…?いや、一年で一度帰って、長期になるからと荷物取りに行ったかも。

数年、滞在して。そのあとも、子供が幼稚園ぐらいから、何度かいったけれども、空港にしろ、現地でにしろ、「盗まれないように気を付けておく」とか「生水が飲めないので注意」とか、「出歩くと危ない街の地区はここ」とか…。そういうことに気を付けておかなくてはならないのが、なんだか疲れて、帰ってきたときはほっとしたし、「私、海外嫌いかもな」と思ったのは確か…ってことは、もう海外旅行は、その時点ですでに嫌いだった。

でも、外国に行ったことがなかったころは「いってみたいな」というあこがれはあったんだよ?夫が、「一緒についてきてね」と言ってくれた時はうれしかったし、喜んで出かけた。「あの時は、まって、もうちょっとまって…とスーパーマーケットでも、すごく喜んで目がキラキラしたのになあ…」と言われている。 いまなんか、スーパーなんか、10分で終了のときがあるぐらいだ。毎日の食料品しか買わないからね。

めずらしいもの、みたことがないもの。でも、そっちの国には、当たり前のこと。そういうものを見るのが、海外旅行は面白いのだと思う。 へえ…この国では、こんなことをするんだ…こんなのを売ってるんだ…。こんな、景色なんだね…。
 つまり…私は、もう、アメリカには長くいすぎて、そういう楽しい体験がないんだよね。「あれもみた、これもやった」(英語ではBeen there, done thatと表現する) そして、治安が悪いのが、いや、と。

めずらしい体験ができて、治安が良ければ…。ほかの国にも、行く気が出るかなあ。思うに、みんな、海外旅行は特別の体験だから、というので、お金をちょっといい感じに使って、短い時間で贅沢するよね。そして、一週間で家に帰って、近所のおいしいお寿司屋さんへいける。 だからだよね…海外が楽しめるのは。

日々、日常と同じ節約モードで、慣れたものがない環境で、日本に帰って、自分がおいしいと思える外食が出来るのが、さあいつだか…というような予定だったら、海外って楽しくない。 <たぶん、こうだと思う。

海外旅行が楽しいのは、短期間で、ぜいたくで、すぐ、帰れるからだ。

そして…たぶん、安全とわかっているところだけを、案内されて回れば、安心でいいかもしれない。

実は、私はツアーガイドがついた、海外旅行にいったことがない。
アメリカを除いても、4、5回行ったけど…確かに、一度もない。夫が、「決まった時間にここに来てください」みたいなの、いやなんだよねえ…。といって、自分で準備してくれちゃうので、ツアーに乗ったことがないのだった。
旅行会社のカタログを見ていく旅行って安全そうで、いいんだけどね…。

一度…。日本にかえったら、1週間以下の、行ったことがない外国に行くのがやってみたいなあ。ツアーガイド付きで。そうしたら、楽しいかも?
香港とか、韓国とか、中国とか台湾とか、近くがいいなあ。見たことがないものをいっぱい見て、食べたことがあんまりないもの食べて、ちょっとだけ、ものをかって…。すぐ帰ってくる。

…それなら、日本の温泉旅行で、いいんじゃないだろうか…という気がしてきた。
私は、国内旅行は好きだ。特に温泉がついていて、ごはんがおいしかったら、もう絶対そっちがいい。
おさしみとか、かにとか、鍋とかがでるの。朝ごはんバイキングで、なっとーとかがでて、大根おろしとが取り放題になってるの。あれがいいなあ…。

日本に帰ったら、「次の旅行は、国内がいい!」とおねだりすることにしよう…。

半ズボン?調達。

気温が厚くなってきて、家の中で長いズボンをはかなくなってきた。
ここで「パンツ」と何となく書かないのは、下着のパンツと区別がつきづらいからだ。英語には「アンダーパンツ」という言い方が定着しているので、「パンツ」というと、たいがいはつまり「ズボン」のことだ、と思って読めばいいのだけれども、日本だと、下着も、服も混在している気がする。

私は基本、スカートをはかない。足首が太い、とからかわれることがいや…と思えるぐらいの年齢のときから、あまりはかなくなった。ボーイッシュだと言われていたし、あんまり動作が女の子っぽい…というほうでもなかったから、「制服、または特別のとき以外、スカートをはかない」まま、大人になった。

デートのときは頑張ってスカートはいていったのは、あるかなあ…。
そしてここだけの話、スカートをはくと、ムダ毛の処理がいるのが面倒という、大変女子力の低い理由もある。
永久脱毛をしているのならともかくも、女性のすねがつるつるなのは、あれはつまり「女には生えない」のでは、ない。見えないように取り除くという処理を(大概は自分で)することになっている。(ちなみに、永久脱毛というものは、名前に反して、やっぱり何年か経つと、生えてきてしまう人が結構いるらしい)

色を薄くして、目立ちにくくしたり、剃りとったり、粘着力のあるものでくっつけて取ったり、「脱毛器」で抜いたりする…のであるが、つまり、「長いズボン」をはいていると、まったく人目につかないため、この作業はやらなくていいわけだ。
…というわけで、私は家の外では、足が外に出るようなものをまず、はかない。スカートをはくにしても、かなり長いものを着て、下に靴下だのなんだのをはけば、まず素足が見えない状態に。それもこれも、脱毛が面倒なためにほかならない。

でも、家の中なら…。夫と子供以外、誰もみない…となれば話は別。夏は、やっぱり暑い。それでも、ロングでひらひらしたスカートが多いのは、動きやすいからだけど、残念、今回の渡米には、「外に着ていく一枚」以外、もってこなかった。家用の部屋着にする分がない。

半ズボン…それも、短い奴がほしい。近所の「5ドルショップ」の広告に、ピンクの半ズボン、ええと…日本でいうと「ジョギングパンツ」と昔言われたタイプが5ドル。大体暑い季節に着ようというのだから、絶対2枚はほしい。10ドル…。ううむ…。1100円見当か…。

大型スーパーでみたら、一番安い奴は、ジーンズをざっくり切ったようなもので7ドルぐらい。ひざ丈の、子供の半パンを、大きくしたようなものが(バスケットボール選手のユニフォームみたいな)のが、10ドルぐらい。

今日は買うのやめよう…と思いながら、歩いていたら、ふと、「チェックの半ズボン」の写真が目の端をよぎった。
いや、違う。これは、男児用トランクスか。

チェックのコットンの、トランクス。裾がまっすぐで、つまり前は開いてるけど、子供が幼稚園のときはいていた、とても短いパンツと同じようなものだった。ってか、裾が、まっすぐ「ではない」のなら、夫のトランクスにそっくりだ…。
5枚セットで9ドル弱。 赤系のチェック3枚、黒系2枚。

サイズ的には、見てみたらちょうどよさそうだ…。
「このサイズ、俺もいけそうだな」 そう。アメリカの男児用のXLは、日本の細めの男性用ぐらいのサイズがある。

家に帰ってはいてみたら、ばっちり、チェックの半パン、という感じになった。あれだ、ユニクロで売ってる、とても短い部屋着。あれをはいているのかと思うような…ちょっと裾のひらひら感が足りないけどその程度?
黒系の2枚は、夫が「そろそろトランクス痛んできたし、これ、はくかなあ」だそうで、彼の下着になった。
赤系の3枚は、私の部屋着に。短いし、涼しい…。


これ…いいなあ。日本にも、売ってるだろうし、今度からユニクロの部屋着じゃなくて、これをはこうかな(笑)。

グリークヨーグルト

月日がたって、変わる。 気づかないうちに、そういうことが起きる。

アメリカのヨーグルトは、少なくとも十数年前は、「どれも甘くて食べられなかった」ものだった。プレーンヨーグルトを、フルーツヨーグルトと一緒に購入して、半分に…お酒のように「割れ」ば、食べられるので、そうしていた。日本でよく見る、ダ○ンだって、パッケージそっくりなのに、ため息が出るほど甘かった。

ひとつだけ、結構高いブランドに、食べられるものがあって、それは茶色い牛マーク、クリームの層がてっぺんにうっすらのっていて、メイプルシロップの入ったものだった(今もある)このBrown Cowブランドは、「ちょっと甘いけど、結構おいしいね」というやつで、ただしほかのヨーグルトより値段がちょっと高かった。

最近、Greek Yogurt、つまり、ギリシャヨーグルトという名前のものが目に付くようになった。これは、10年前…いや、5年前にも全く見ないものだった。一応どんなものかということは、知っているけど…。

ちなみにこれは、本当にギリシャでそうやって作っているかどうかは知らないけれども、日本のスーパーで売っているプレーンヨーグルトを、目の小さめのざるか、コーヒーフィルターにいれて、一晩、水を切ると出来る。ねっとりして濃厚な感じ。ジャムを混ぜてから、水を切ると、なかなかにおいしいデザートになる…というのは、どこで読んだんだっけ。タダで配ってる雑誌か、ミニコミの料理コーナーか…「ちょっとした簡単なデザート」みたいな感じに載っていた。

これが、アメリカで、ちょっと普通のヨーグルトとは違う、口が広くて背が低いカップに入って売られている。なぜか、グリークヨーグルトは全部、カップの形が違うのだった。で、40% less sugar than regular yogurt と書いてある。「普通のヨーグルトより、40パーセント、砂糖が少ない」。 ふーむ。ここで、騙されてはいけない。気を付けないといけないのは、アメリカには、「甘味料」をいれて、「砂糖」を減らしたものも、こういう表示になることがあるからだ。味がもう、あっまいのなんの…そりゃ、カロリーは低いかもしれないが、舌に感じる甘さは、アメリカ流、ということになる。

後ろの原材料表示をじーーーーっと眺める。ここには、何がどのぐらい入っているか、という表示が入っている。砂糖だの、塩分だの、脂肪分だの…というものは、全部ここで確かめることが出来る(法律で、書くことに決まっている)。1 serving つまり、「一人分当たり」どれだけ入っています、と書いてあるのだけれど、ここにもちょっと注意がいる。 一人分「何グラム」、この入れ物に入っているのは、「2人分」とか、「4人分」、とか書いてあったりするからだ。パックに「半分」が一人分だったりすると、もちろん、砂糖の量も、脂肪の量も、半分に書いておけばいいわけだ。こんなの、1カップ、食べちゃうってば!2人でなんか分けないよ!というような、見せかけ上の砂糖の量や、脂肪の量を少なくするためのトリックがある。

大丈夫…。今日見たグリークヨーグルトは、1カップで1人分。砂糖は…15グラム。おお、確かに少ない(Brown Cowブランドは同じ重さで21グラム)。甘味料は入っていない。いけそうだ。

帰って、おやつに食べてみたら、下のほうにフルーツが入っていて、大変おいしかった。日本のと大差ない味だ。おおー。
いろんな味があったし、しばらく楽しめそうだ。すごいぞ、ギリシャ。

ちなみに、ブランド名を調べてみたら、ここ数年で、ものすごーーーーく売れて、ヨーグルト界に、大革命をもたらしたそうだ。へえ…。 というわけで、アメリカでヨーグルトの甘さに困ったら、グリークヨーグルトを試してみるべきだと思う。今回食べたヨーグルトのメーカー名は、CHOBANIというやつだった。ネットで調べたら、2005年に、トルコからやってきた人が、アメリカのヨーグルトはおいしくないので作ることにしたそうだ。 うんうん、そうだよね…。…ってことは、上には10年前になんか見なかった、と書いたけど、10年前には、どこかにあったんだね。有名じゃなかっただけか。今回、気づいて食べてみてよかった。

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    まこ

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