LuckyDuckyDiary

赤い色鉛筆

断捨離とまではなかなかいかないが、箱に入った水性色鉛筆が出てきた。
もう、使わないかなあ。

これが、片付けてあったのは、確か…息子がかじったことがあるから。

1歳の時だったかなあ。多分その年だと思う。1歳前から、2歳半ぐらいまではなんでも口に入れる時期だった。

いやにおとなしいな、と思ったら案の定、机の低めの引き出しから、色鉛筆のささった鉛筆立てを発見していた。

振り向いた息子の口の周りが真っ赤で、血!!!と思って慌てたら、お手々にもっている鉛筆がこの水性色鉛筆の赤だったというオチ。

小さい子どもも使えるように、材料に毒性のあるものを使っていないという触れ込みの製品だったので、問題はなかったが、あのドキリとした瞬間を私は忘れないと思う。

まあ、黒でも青でもびっくりするよう眺めになったであろうことは間違いがないが、赤はインパクトがあった。

この季節になると、空気中の湿気の問題でとても濃く書けるようになる色鉛筆。ふと、塗り絵がまだどこかに残ってたな…と思いついた。塗ろうかな。

マウスを新調(?)

 マウスの動きが悪くて、タッチパッドを使っていたのだけれど、やっぱりマウスのほうが使っていた年月が長い分、ちょっと不便な感じが抜けない。新しいのを買うとしたら、どんなマウスがいいかな…と思って、その話を夫にしていたら、決めるまでこれ使う?と有線のマウスを貸してくれた。MacBookAirはUSBが2つしかない。1つはCDドライブとかUSBメモリとか、キンドルをつなぐとか…という用途に使いたいのであけておきたいからと思ってブルートゥースのマウスを使っていたのだけれど、有線マウスを使うと、これが快適!

 細かい動きが出来るし、反応が早い。夫にこれ、なんか高いやつ?と聞いても、別にそういう高級品とかではなくて、パソコンを昔買った時のおまけだったのだとか。

 うーむ…おまけ程度でこの差。まあ、前のマウスは動きがとても悪いのが体感できる状態だったというのもあるのだろうが、全くストレスのないその動きに、もうこれでいいんじゃないだろうか…という気がしてくる。
 安いしな…。っていうか、このマウスもらっちゃっていい?
 聞いたらOKだということだったので使わせてもらうことにした。ちなみに家にこのマウスが置いてある理由は、私が体験したように壊れたときの非常時用だということだった。1つぐらいは置いておくことにしてるんだって。技術が枯れている分、壊れにくいらしい。なるほどね。

 USBが足りない問題は、出たときに対処するしかない。今のところは一番使いやすい右側のUSBはあけておいて、左側の電源の横のUSBにマウスをさして、PCの画面の後ろにケーブルを回して右側にマウスを置くことにした。ケーブルが長くてよかった。

 PCの後ろ側とかにもう2つぐらいはUSBがあるタイプが多いのになあ。どうしてたった2つなのか。あと2つもあれば1つぐらいマウスのためにつぶしてもいいのに…。ないものを嘆いてもしょうがないけど。

名刺をつくる

 ピアノの先生が、名刺を作りに行く時間がなくて、という話をしていた。もうなくなっちゃって、こないだ困った、という話をしていたので、相槌として、「今はじゃあ、どうしてるんですか?」と聞いたら、何と先生は手書きの名刺を見せてくれた。

 えーー。昭和の頃か平成一桁なら、まあ…私も自分でカリグラフィで名前を書いて、スタンプを押した名刺なんか作成してたからね、わからないでもない。でもここまでネットが普及して、自分でスマホ持ってて、手書きはないでしょうよ…。無理すぎ。
 ピアノの先生の家でこういうことを一手に引き受けているのは息子君。PCでプログラミングなどもやってしまうようなお子さんだったはず。

 と思って、たずねてみると長男君は今年高3。春からこっち、パソコンを封印してお勉強をがんばっているらしい。えらいなあ。確かにそういう状況で名刺作って…とは頼めないわな。先生の名刺は去年の息子君作の残りだったそう。
 私が作ろうか?と提案したらものすごく喜ばれた。

 まあ…こないだ柄付きのしおりなんか作ったことではあるしねえ。カードの形に切れるA4の紙さえ買ってくれば、同じソフトで作れるし、大したことではない。

 そんなわけで、どんな柄がいいか聞いたら、ピンクっぽく、お花っぽく、または黒い猫が入ったのがいい…という、大分かわいい寄りの、ビジネス向けというよりはファンシーっぽく作ったのがいいらしい。
 家に帰ってから自分のパソコンでフリーのイラストや、バックグラウンドなどをささっと検索して、A4で10枚刷れるというレイアウトを持ってきてぱぱっと10種類ぐらい作成。

 家に「クレジットカードサイズのカードが作れる」というマルチカード用紙があったので、それでとりあえず作成。
 こんな感じねー。と画像を先生に送ったら、こんな短い時間で、出来るものなの?と感心された。

 ふふふ…つまりほとんどのデータは共通だからね!背景画像が違うだけなんだよーん。
 配置もちょこっとしかいじってないしね!ないのはセンスなんだけど、それは、本職の名刺作成サイトの見本なんか見て、それっぽくしといたから!
 
 パステルカラーのお花の上下フレームに、黒猫。大体ピンクっぽい色合いで仕上げた。黒い猫のシルエットは人気なのか、あっちこっちでフリー素材があったし、パステルカラーのお花の画像もいっぱい見つかったし。これが「アフリカンテーマで熱帯ジャングルの迷彩で」と言われたらこうはいかない。やっぱりこういうかわいい系は人気があるからばっちりだ。

 余っていたカードも活用できたし、次のレッスン日に時間取って先生にどれが気に入ったか聞いて、枚数刷ることに。
 お試しの10枚は息子のピアノレッスン日に持たせて出した。
 *************
 レッスン日に、どれがよかったか聞いたら、10枚のうち、3枚ぐらいが特によかった、というのでその3枚の増産を引き受けた。特にこの1枚が、と言われたのをたくさん刷ろう、という話になったら、「じゃあ、これ、もう使えるかな」って、先生、使わない名刺って何の役に立つんですか、トレーディングカードじゃないんですからね?と疑問が目に浮かんだ私を見て、先生は「なんだかかわいくて渡したくなくて」とまた、かわいらしいことを…。

 いくらでも刷るから、気にせず使ってください、と言っておいた。そこまで気に入ってくれるなんてねえ。
 息子さんが作ってくれる名刺は、お任せだったらしいから、多分もうちょっとビジネス寄りだったのであろう。男の子には、パステルカラーの花柄のどれが特にかわいい!とか、多分わからないよね、うん。

 人の名刺を作っていたら、自分のもほしくなった。名刺なんてこの10年、1枚も使ってないけどな!!自分としても、トレーディングカードみたいな気持ちなのかもしれない。
 

分厚い便箋

 とてもきれいなエンボスの入った、真っ白なびんせん。正直高かった。店中で一番高いびんせんだったかもしれない。
 でも、花の模様はあくまで上品、かける量はそれほど多くなさそうだが、黒いインクでも、青いインクでもぐっと引き立ちそうなそのびんせんは、久しぶりに手紙を書こうと思った時に、楽しいだろうな…と思わせる空白に、薄い罫を浮かばせて、なんとも美麗だった。

 はあ…こういうの、好きだ。そう思ってつい買って、元気よくお手紙を黒いインクで書いて、さあ、折って出そうと思ったのだけれども、ここでちょっと違和感が。
 
 いつも使う(ことにした)洋2の封筒に重ねて田の字に折って入れましょうと思ったら、紙がうまく4つに折れない。
 分厚すぎるのだ。ひゃー。予想外!しょうがないので1枚ずつ折って、あとからかさねて、最後の折り目だけ別につけて薄いコの字になるようにして何とか入れた。

 中厚口と書いてある封筒なのに、手紙の4つ折りの角が固くて封筒が負けそうになっている。下まで落として、打ちどころが悪ければ封筒が破れるかも?4枚も書くんじゃなかった…。
 この便せんは、2枚ぐらいさらりと書くためのものなんだね。
 そして3つに巻くように折って、長い封筒に入れるもの。おそろいの封筒はお店で売り切れだったのか、仕入れてないのかはわからないが、お店にはなかった。真っ白の封筒使えばいいよね、と思ったのがあだになったわけだ。これの柄違いで、同じシリーズの封筒はあったのだから、封筒が大きめの洋4だったのぐらい、確かめておけばよかったのに。(洋4というのは長4と同じサイズで、開く場所が違うタイプ)

 そして切手を貼る段になってもうひとつ。
 24グラム。うわーぎりぎり、危なかった!25グラム以上は郵便料金が上がる。ちょっと重いな?と思って台所のスケールで計っておいてよかった。これ5枚入れたら、料金不足になるところだった。お手紙が来るのは好きだ。でも、料金不足の封書というのは誰からにしろ興ざめだものね。

 つまり、このびんせんはきれいで、素敵なんだけど…。これ使い切ったらもうやめておこう。話題を3枚ぐらいにとどめておいて、長4の封筒で送るしかない。
 びんせんが薄っぺらいのには、そういや、こういう理由があったんだなあ、忘れていた。二十代の頃に使っていた便箋は、コピー用紙で自作したのでなければ、あとは一番安い書簡箋だとか、なんならレポート用紙だったりした。あの時はお金がなかったから、安いのを使っていたのだと思っていたが、長文が送りたければ割とそれでよかったのかも。
 カラーのレポート用紙4枚なんかしょっちゅう埋めたけど、それで郵便料金が違ったことなんかなかったし、もちろん4つに折ってペラい封筒にいれてもなんでもなかったものね。
  
 いつもの私のデパート、100均の書簡箋は80枚110円だ。
 レターヘッドでも印刷していれようか、という簡素さだが、結局お手紙というのは、こういうのが一番いいのかも。
 ああいうかっこよくて高いびんせんは、プレゼントのお供かなにかに、さらっと数行書いて…とかで、昨日読んだ本のことなんか、つらつら書くのには無理があるってことか。

 高いものが似合わない自分を改めて再認識。
 残念なような、でもこれでいいような…。紙が薄くて、きれいでかわいいびんせんというものも探してみよう。

かわいいスタンプ

 スーパーと、図書館にしか行っていない昨今、なんとなく気分が盛り上がらない。
 買い物がしたいなあ…ちょっとかわいいものだけ見て、2000円ぐらい散財してから帰ってくる、そういう買い物。食料品と洗剤だけじゃなくて、日常に必要ではないものがほしい。
  
 夫にそういうと、平日のすいていそうな時間に行って来たらどう?とおこづかいを3000円、出してくれた。わーい。つまり彼は自分で対処するのは無理と判断したってことだ。家計と別に使えるお金はうれしい。
 大体普段はあんまりこういうものを見に行かないことにしているのは、ほしくなっちゃうから。絶対買わない…と思いながら見ているのはちょっと残念なものだし、「いつか買おう」…ということは割と買ってしまいそうになる=今買ってもいいやってなって買ってしまったりするので、無駄遣いになりやすいから気を付けているわけで。

 だが、これはつまりストレス解消の手段であって、「かならず一つ買う」と思って売り場をみたら、きらめいて見えるんだな…。
 売り場を歩いていても、何を見ても買えると思ったら楽しい。封筒、びんせん、筆記用具…。もうぐるぐる歩き回っているだけで相当の時間だ。今日のスマホの歩数計算は相当行くだろう。

 普段は絶対買わないであろう、500円ぐらいするお高いびんせんをひとつづり買うことに決めてから売り場をめぐっているうち、見つけたのがこれ、見られない場合は画像のリンク切れです【切手のこびと】。(画像はリンク先のオフィシャルサイトからお借りしました)実はこれが発売になったときの新聞記事は読んだことがあった。 ただ、私が住んでいる街には、まだ到着していなかったのだ。何年かたって、全国に広がってきたということだろう(リンクのサイトでは送料一律270円で全国に通販している)

  売り場でかなり長い時間箱を眺めて、決めたのがこの絵を描いているみたいになるスタンプ。
 四角いシールを作って、切手側じゃなくて、封緘側のシールに押してもかわいいだろう。
 こうなると次に買うものが決まってくる。まず、シール用紙。写真シールで24x17ミリのシールになるタイプのPC印刷用。それからちゃんとしたスタンプインク。小型のシャチハタのスタンプ台にした。100均のじゃない上等だ。

 そして文具売り場に、そこのオリジナルのコットンのお買い物バッグが税込み180円で売られていた。エコバッグの販売ってやつね。結構かわいい。つい、袋を買ってしまった。これはこれからも利用するからいいんだもーん。とか言い訳しながら買う。
 そのあと、老舗の文具店まで行って、洋7号と洋4号の封筒を買う。このサイズはあんまり使ったことがないから実験。残りのお金でお菓子を買って、買い物終了。気が付いたら日が暮れていた。

 朝のうちに夕飯の準備をして出て行ったのは大正解。帰り道では足が痛くなった。まあ…滅多にないぐらい長時間歩いたからねえ…。
 「楽しかった?」と聞かれた。うん、すごく。彼が一番よかったねえ、と言ってくれたのは180円のエコバッグだった(笑)。半年に一度ぐらいやるといいかもしれない。


封筒の好み最終決着

 結局手紙をぽつぽつと出し、近所のホームセンターで適当に買った封筒とか、家にあったのを印刷してわかってきたことがある。
 うちのプリンタと、年賀状作成ソフト(お金を出して買った)は、微妙に相性が悪い。

 プリンタに「洋2」封筒用の設定がないのだよ…。ポピュラーなサイズだと思うんだけどねえ。
プリンタはプリンタで、ちゃんと刷る責任があるんだから、紙が違えば「違う」と言わなきゃいけないのはわかるよ。でもなぜ、キャノン(日本の会社)のプリンタドライバにその設定がないんだ…。11㎝x22㎝の滅多に使われないようなアメリカでポピュラーなサイズとか、日本人が全然ぴんと来ないフールスキャップサイズ(イギリスの)がぱっと選べるのに、洋2の設定がないのは片手落ちだと思う。
 いちいちユーザー規定用紙っていう設定もあるんだけどさ?電源切ったら飛ぶしさ…。保存するところが別にあるのかなあ。
近いサイズを選んでも、違う!といって絶対刷らないときもあれば、どうする?このまま刷る?と聞いてくれてこのままでいいよ、とボタン押したらしぶしぶ刷ってくれる時と両方あるのだけど、その違いがわからない。

  結局、洋2サイズを印刷するときは「はがき」が入ってるから!とプリンタに教えておくと一番うまく、だまくらかせることがわかった。(うちのプリンターはキャノンの複合機)
 違う気がするけどいいの?と聞かれたら、「いいから刷って」とボタンを押しておくと刷れる。
 100㎜x150㎜のはがきサイズに対して、114㎜x162㎜。ちょっと違うが14ミリと12ミリだと、印刷したときに余白が広くなるぐらいのことで、たいして問題もない。
 

あと、あけたときにこういう形になる封筒を刷ると、紙が入る時にパリパリパリ!とちょっと不安になる音がするのと、端にちらっと汚れが付くことがある。


こっちの形だと全く大丈夫なんだけど。
 多分、貼り方の問題で、紙がどのぐらいしなやかに曲がるか…というのが違っているのだろう。ふたの方、つまり横長に巻き込まれるように入れたらマシなのかもしれないけれども、紙が縦だ、横だ、というのは上下がはっきりしている長い封筒とか、はがきはともかくも、年賀状ソフトが刷ってほしい向きと違うことがあって、もう試し刷りが面倒くさくなってきたので考えるのはやめて、下の方の貼り方の封筒を探すことにした(カマス貼りというらしい)。

 郵便番号の枠はないのに限る。なんせプリンタをだまして刷っているので、ずれる危険があるからだ。自力で枠と数字の両方を刷ります、という設定が年賀状ソフトのほうにあるので、それを使う。
 
 それと、大体便せんを田の字に4つに折って入れているので、紙の角が結構立っている。
 うっかりたくさん入っていて安いのを買ったら、封筒が紙の角にやられて負けそうな感じが…。多分大丈夫だし、昔お金のないころはやっすい紙でこしらえた封筒を使って送っていたから、いまさら何を…ではあるが、やっぱりちょっと上等の封筒のほうがいいかもしれないなあ…という気がしてきた。それに年間500通とか送っていた昔と違って、今はもっと少ないんだから、ちょっとぐらいお金がかかっても大丈夫だろう。
 というわけで、ちょっと厚手の封筒を選んでみることに。10枚100円の封筒ぐらいで十分だということもわかってきた。
だめだったのは100円で25枚入っているタイプ。やっぱり値段で厚みが違う。

 それと関連して、色はカラフルなのも楽しいけれども、やっぱり中に入れてある紙がPCで刷ったのが多い以上、ちぐはぐにならないように無難な色がいい。昔はレターセットをいっぱいもっていたので、おそろいの封筒と便せんで…なんていうのだってやったことがあるけれど、そこまでたくさん家に置いておけない。やっぱり白が無難なんだよねえ…。白が大体一番安く、買いやすいという身もふたもない理由もある。

 1:洋2封筒。(長い封筒はどうも事務っぽいので)
 2:白 (目が痛くなるぐらい白いかどうかはともかく。白に見える範囲)
 3:郵便番号枠がない
 4:カマス貼り
 5:ちょっと厚手、または二重になっている。

 こうやって条件に書いてみるとたくさんあるように見えるけど、洋2号の封筒はいっぱいあるし、白はデフォルトといってもいい色だから、実際の条件としては3つだろう。
 そう思って、お店に行ってみた。行先は家のそばのホームセンターと、町の老舗の文具やさん。

結論。ホームセンターには、なんとこの条件に当てはまる封筒はたったの1種類。
etrange di costarica(エトランジェディコスタリカ)というメーカーの、25枚入りの厚口アイボリー封筒、198円。
 メーカーのサイトによると、白は3色、「スノー」「ナチュラル」「アイボリー」があるよう。そのほかにパステルカラーが何色かあった。
 多分、スノーは目が痛くなる白さ、みたいな青っぽい白さで、卵の殻みたいな色がナチュラル、アイボリーはちょっとクリーム色がかっているということなんだろうけど、アイボリーだけみたら白い封筒にしか見えなかった。

 老舗文具屋さんのほうには、「スノー」があったので、こっちでもいいか。「中厚口」と「厚口」があって、81g/㎡と100g/㎡で厚みの差があるらしい。
 郵便番号枠がある封筒は他にもあったけど、ないのはもう、このあたりで買おうと思ったらこのメーカー一択ってことだ。
 迷う余地なし。

 ふと、「私、アイボリーの紙もってなかったっけ」と思って、がさごそ家を探したら、出てきたけど全然違うメーカーのもので、この一択のコスタリカアイボリー封筒の色がどう見ても「白」なのに、紙の方の「アイボリー」は黄色寄り。
 つまり●●●●●●こういう感じの色。
 うーむ。A4とA5、両方あった。いつ買ったっけ…。メーカー違いで、でも似たような色で、私の好みがこのあたりなんだな、ということがよくわかる。危ない。また買うところだった。なんとかこの紙を先に消費しよう。

 封筒はもう、このメーカーの25枚入りに決定。近所のホームセンターで買えるのがいい。手紙って、その気になったときにパッと書くのが一番いいんだよね。

 

ネジ式カッターナイフ

  ただ薄いものを、さっと切るときは、今まで家にあったカッターで大丈夫。
 プラスティックボディのカッターで、刃を送り出すとチキチキチキ、と音がして、そのまま普通に使える。

 でもちょっとこう、ひねるような動きをしたり、固いものを切ったりすると、なんとなく刃が押し負ける。
 まあ、一番小さい規格のカッターナイフでそんなものを切るな、という意見はあるだろうが、その時私は昔自分がもっていたカッターナイフのことを思い出した。

 紙の表面を削り取って作る紙版画工作があるというので、担任の先生が次回はカッターナイフを持ってきてください、と言った。
 当時私は小学三年生。カッターナイフは家にはあったが、自分のものはなかった。
 そんなわけで、親にお金をもらって、本屋兼、文具店に行き、買ったのがNTカッター。工作の時間に使う、といったらおじさんが出してくれたのはもうそれ一択。
  
 190円ぐらいだったと思う。姉が持っていたのはチキチキと刃を繰り出すタイプの、多分オルファのだったが、それはおばちゃんが書道教室と一緒に経営している駅前のちょっと遠い文具店のほうだったらしい。というわけで、私が最初に手に入れたのは金属ボディに青のプラ部品がはまっていて、ネジで締めて刃を留める、この左側の写真みたいなやつだった。
 クラスで同じカッターを持っている人が多くて、油性マジックで名字が書いてあった。ネジをなくす男子がいた覚えがある。故に、チキチキ繰り出し式のほうが人気だった。

 めちゃくちゃ長持ちした。中学校になっても、まだ使っていたし、高校生ぐらいの頃まで多分使っていた。
 そのあと、全体が金属でできたちょっとお高いタイプのに買い替えたのは、多分プラ部品が傷んできたからだったはず。刃をおるところの溝がだめになったんだったか。うちには刃を折って入れる道具なんてなかった。付属の溝で折りとるのでなければ、うちではペンチを利用していた。替え刃のケースにも溝があるのがわかったのは、多分自分で替え刃を買うようになってから。

 いつの間にか私が持っているカッターは、プラボディの廉価普及版になって、もしかしたらオルファでもNTでもないのになったこともあると思うけれど、結局そのどちらかのメーカーに戻ってくる。

 話は戻って、力で押し負けるときに、ネジ式で刃を留めるカッターがあったらいいなあ…と思った。探してみるとすごく少ない。
 ホームセンターには、かなりゴツい見かけの大型はあったけど、そこまで大きいと小回りが利かない。
 住んでいる街の老舗の文具店へ行ったら、あった。さすがだ。

 というわけでこのカッター。ちょっと一番下のところが中空になって、折った刃を貯めて置けるというのが違うけれど、私が持っていた初代カッターナイフと大体同じだ。金属ボディのは久しぶり。こういうのって、傷みにくいからね!ネジさえなくさなければ多分長く使える。

 手にもってちょ、と親指でネジを緩めて刃を出してまた締めなおした。
 片手で確かに、そうしてたなあ…。記憶自体は残っていないのに、私の手はこのカッターの使い方を覚えていた。
不思議な感じだ。

蔵書票 自作

 

 昔、もし家が持てたなら、本棚がいっぱいある部屋が欲しいと思っていた。
 どの本で読んだか忘れたが、本好きの人が廊下にまで文庫本の厚みの棚を置いて、びっしり廊下が図書館状態だとか、壁一面、作り付けの本棚があるとか、私も好きな本がたくさんあるほうだったし、そういう家はうらやましいと思っていた。

 ところが実際に手にいれたのは田舎の一軒家ではなく、中規模都市のマンションだったため、広さが足りなかった。
 これでも結構高い買い物だったのだし、本棚を壁一面、なんてやったら地震が来た時危ないのは大人になる過程で覚えたから、あきらめはついた。

 ついでに言うと、電子書籍が出てきたのも大きい。私はかなりの本を電子書籍に置き換えたのだ。

 それでも、電子化していない本はある。大好きな本、絶版本、もう訳が違ってしまって昔のが読めない本…。そこに、蔵書票が貼りたいなあ…とは思っていた。

 夫は蔵書印を作って押しているけれど、紙で作って、貼る…のはちょっと気が進まないとしたら、しおり代わりに挟んでおくのはどうだろう?そう思って、「クレジットカードサイズ」のカードが印刷できる用紙が余っていたのでそのサイズに作ってみた。画像はネットのフリー素材。ちなみに、実際のには左下に私の名前がローマ字で入っている。字は適当にいれて、印刷用ラベル会社の出しているフリーソフトで傾けたりして配置。

 昔の蔵書票には版画が多いんだけれども、それはつまり同じものをどの本にも貼るからで、何十枚も、ことによっては何百枚も必要だったからそうなっていたらしい。(なので白黒とかの単色刷りが多い)でも、今はパソコンとプリンターでカラーのも、何十枚でも同じのが出せるから…。そう思って、最初はカラーの素材を使って作っていたのだけれど、何かしっくりこなくて、おもちゃっぽい感じが抜けず、結局白黒におさまった。ここで、自分で版画彫る!とかだとかっこいいかもなんだけど、無理無理!

 ネットのフリー素材って、結構かわいいのがある。上のはテニエルの本の挿絵で、著作権切れ。
 その気になって作ろうと思うとまだまだいろいろ出来そう。…やっぱ自分で彫るかな、版画。一枚だけあれば、取り込んで印刷すればいいんだしねえ。

よりぬきサザエさんと封筒

 図書館で、「よりぬきサザエさん」が何の特集だか展示コーナーに置いてあった。
 ふと表紙を手に取ってみて、パラパラっと見て、ああ、こういうのいいよね、と思ったのだが、予約していた本が結構重たかったのでそのまま帰ってきた(次は借りたい)。

 その中で目に付いたのが、師走=12月の末のマンガで、家じゅう大忙しですね、という感じにまとめてある何篇かの中の一つ。波平さんが、サザエとカツオのけんかを仲裁。そのあと机の前に戻って、広げた紙を前に、「はて、誰に出すんだったか」と筆を片手に考えていて次のコマでカツオが「それは障子紙じゃないか」と、隣の座敷に立てかけてある貼りかけの障子の前で指摘しているというマンガ。

 おおう、筆。それと、その障子紙は巻いてあった。まだ巻紙に筆でこう、手紙を書く時代だったということだねえ。
 巻紙が当たり前となると、手紙は書いたところまでで切って、巻いて押しつぶして封筒に入れるってことだろう。

 なるほどなー。封筒が長3だの長4だのという形になるわけだよ…。
 実際、巻紙なんか使ったこともない私たちの年齢になると、子どもの頃から折り紙をやるわけであるから、配られたプリントは「田」の字のように4つ折りにするのが当たり前と思っていた。
 それでいくと、お手紙を書いて、4つに折るとこれが長細い封筒には入らないわけで。
 
 「洋」系統の封筒は、一番安くてたくさん入っている長4の封筒より高く、1枚あたり4円見当の長4と、1枚9円の洋2、ぐらいの差があった。小さい町の、これまた小さい本屋兼文具屋では洋形の封筒はおいていないこともあったぐらいだ。どうして縦に4つに折って入れる封筒しかないんだろう…と思っていたけれど、歴史的なことを考えれば自然だったのかもしれない。
 言われてみれば納得の話だった。

 サザエさんを、今の子どもに読ませて、解説をつけると「昔の暮らし」の学習にいいかもなあ。
 それを言うなら、すでに昭和世代の私にも十分勉強になりそうだけど。私の年代の場合には解説はいらないだろうな。
 「赤電話」が出てくるだものね、サザエさんて。10円で電話かけるとかね!切符は紙だし。

 巻物って、手に入れたこと、ないな…(ゲーム内はのぞく)。
 アマゾンにもさすがに絵巻の取り扱いはないだろう…と思って検索をかけたら、「すぐわかる絵巻の見方」という本のほかに、絵を自分で描くための空白の絵巻を売っていた(紙は画用紙らしい)。おおう、そっちかあ…。あとは「芳名録」が多い。カテゴリは文房具。

 有名な絵巻を本にして解説しているものもずいぶんあるようだ。

そして出てきたのがこれ。見られない場合は画像のリンク切れです【オリジナル兵法書を作ろう 三国志 軍師キット 】。いや、そうだけどさあ!時代をさかのぼりすぎだろう。材料も簡単だし、技術もいらないし、多分当時のものにそっくりだろうけど。みんないろいろ考えるなあ。
 ちなみにこの竹簡、3500円ぐらいするが、有名な書で埋めてあるのもあった。「孫子兵法」とか、「三字経」とか。お習字のお手本にとかする人がいるのかなあ。「論語」とかもあったので、壁に掛けておきたいとか、そういうニーズが…あるにしろ紙が発明されたのを全否定?ちょっと面白かった。


封筒の変な好み

 封筒に宛名を印刷した日からこっち、ちょっと好みの問題…というのを考えてみた。
 手書きの多かった昔は便せんの標準はB5で、それに合わせたサイズで、9x19センチの長4号がデフォルトになったということらしいが、私は縦に長い封筒が好きではなかった。大体縦書きが苦手だったのがその理由で、横書きが当たり前の「洋」とつく封筒を使っていたし、自分で作る時も参考にしたのは洋3だった。

 昨今書類のサイズはA4が標準化してきて、一番よく使用されるサイズだと思われるのが「長3号」。近所のホームセンターで一番安くて種類があるのがこれ。定型郵便の最大サイズの12x23.5センチ。A4を3つに折って入れるのにちょうどいいサイズ。
 ただ…これはかなり大きい。ビジネスにはよくてもなんとなく私信には向かない気がする。

 幅だけはこれでいいんだけど、長さがありすぎ。そう思った時に候補にはいるのはやっぱり洋2号か洋1号。洋1号は幅12x長さ17.6センチ。洋2号は幅が11.4センチぐらいでちょっと狭く、長さが16.2センチ。

 やっぱり洋2号かな、と思ったけどこれはもちろん「洋」系統なので、長辺のほうから物を入れる。
 プリンタにかけると、紙を入れる方向が決まっていて横からプリンタに巻き込まれるので(うちのプリンタはぐるっと巻き込んで印刷するタイプ)、しわがよったり、ちょっと変なところにインクが付いたりする事故が起こりやすい。ひし形合わせの封筒だから、というのもあるだろう、紙がスムースに送られるように、となると、短辺が上になる=トップから物を入れるタイプの長形の封筒のほうが有利なのだ。紙のローディングの向きが変えられるプリンタもあるようだけれども、うちのプリンタはそういうことが出来ないっぽい。

 トップから入れる封筒で、一番寸詰まりの封筒は…ずばり金封だったりするんだけどさ…。(金封は長さが17センチ半)
 ネットで調べた感じだと、角8形という封筒が、横11.9センチ、長さ19.7センチ。
 これの白いのがあんまりない。クラフト紙のが多くて薄茶色の封筒が多い。

 これはつまり、長3号(安い)に、印刷した後、下を切り取って15センチぐらいまでに切り詰めたら、ちょうど好みの感じになりそうか…。定型として扱われるサイズだと、正方形に一番近い封筒は12x14センチだし。
 とはいえそこまで手間をかけなくてもいい気がする。

 意外にニッチな好みなんだなあ、これ。確かに私は学生の頃とかも変形封筒のレターセットが好きだった。
 でも誰も封筒のことなんて気にしてないよね。手紙は「来る」というところと、「中身の文章がいい感じ」なのが大事なんだから。
 うちにあるプリンタで印刷するとなると、無理矢理A6で印刷するのが手っ取り早いけど。または洋6の設定で印刷するか。

 ユーザー定義用紙の印刷も出来た気がするけど、年賀状ソフトのほうが対応していないんだよね。
 ソフト側もプリンタ側もエラーが出づらく、さっさとセット出来て、問題なく印刷出来て、安い封筒。以外とコツがある気がするので、覚書としてブログに書いておく。

封筒印刷の向き

 手紙をちょっと出してみようかと思って、封筒を買ってきた。家にあるのは学校とかにお金を持って行かせるときに使っていた長形4号という縦型でいかにも事務用というみかけの封筒しかなかったから、ちょっとこう、事務用じゃなくて「お手紙を出しますよ」という形の封筒が欲しかったのだ。

 学生の頃は、小さいのがかわいいからとはがきサイズの封筒(洋形3号)を愛用していたのだが、最近は紙がA4が多いのでちょっと3号だと小さすぎる。洋形2号はA4の4つ折りがちょうど入るから…と思って、白い洋形2号をゲット。10枚100円ぐらい。大体白い一重の封筒というのは安い。くちのところにテープとかがついているのは高いけれど、そういうのはプリンタにかけたらくっついちゃったりする事故が起きることがあるので使わない。テープ付きは便利だから好きなんだけど、最近宛名もきれいに印刷のほうがいいかなと…自分の字が汚いのでつい、プリンタに頼りがちだ。

 手紙を書いて、さて、封筒の印刷。年賀状を作るソフトは封筒の印刷も出来るからね!
 プリントするにあたって、紙が間違っているというアラートが出る。えーっと。
 PCのソフト側では、洋2号が選ばれている。プリンタ本体の設定を見に行ったら、なんと洋4号と洋6号があるのに、洋2号はない。洋3号は多分、はがきサイズと大体同じなのでそれで問題ないだろうけど。

 洋2号って割とポピュラーなサイズだと思うんだけどねえ…。
 しょうがない、A6を選んで、そのまま印刷してOK!と無理矢理通しておいた。

 あて先はこれでOK。次は差出人。
 おりゃ、印刷!と思ったら、上下が違って、封筒のふたのほうに印刷されてしまった。あーらら。
 
 ここにメモっておこう、と思ってこのブログを書くことにした。
 横に長い洋形封筒を、この絵の向き(プリンタの用紙トレイの絵に合わせる)にくるようにして、(手前が下)、なおかつ印刷面は天面ではなく、下になるほう(印刷しないほうが天にくる)。

 封筒とかはがきの印刷って、ややこしいんだよねえ…。
 あとから文具を置いている場所から出てきた白い封筒があった。確か前回はこの封筒でお手紙を出したはずだ。こっちでもよかったかな。封筒のサイズを計りなおしたら、9x17.5センチ。この封筒、何サイズだろう。雰囲気で洋形7号だと思ったけど、ちがうっぽい。(洋形7号は9x16.2センチ)大体この封筒は短辺が開いている「縦型」だ。つまり系統でいうなら洋形ではなく「長形」が付くタイプだろう。
 100均のレターセットとかかな?と思ったのだがネットで調べて判明。
これ、お札入れるときのやつだ。無地の金封、お札が折らずに入るタイプの。
 
 外側の袋がなくなっていて、箱に入っていたからわからなかった。縦型の封筒でこういうサイズのはないので、意外とニッチなサイズ。
 短辺が8センチ半というサイズのもあるみたいで、危なかった。9センチはないと郵便局の定型にならないからね。
 
 金封と封筒はすごく似ているのに、まったくの別商品として扱われているのが面白い。
縦入れの封筒で、短いものが欲しい場合はこの無地の金封を封筒に流用してもいいんじゃないかな…。と思ったけど多分出番はないな。
 無駄な知識が面白かっただけに終わった。
 

最低限のメモの定義

メモ用紙というのは、持ち歩くかどうかは最近結構微妙なところ。スマホのメモ用紙とかノートのアプリがあるから、そっちも使えないわけではないからだ。

 とはいえ、ぎりぎりの電池切れだということもあったり、相手にスマホを渡すわけにもいかないから、紙のメモもあったらいいかなあ、と思っていて、カバンに入っていたり入っていなかったり。

 筆記用具は何かと必要になることが多いから、はいっているけれど。
 そんなことを考えながら、持ち歩くためのペンをアマゾンで見歩いていたら、面白かったレビュー。
 

見られない場合はページがなくなっている場合が多いです◆オートのミニモボールペン◆ のレビューを書いていたその人は、これを財布のポケットにいれておいて、紙は「財布にレシートが1、2枚は絶対入っているのでそれで」と。
 あー、盲点だったねえ…。最近は確かに、どんなに小さいお店であろうと、レシートをくれる。正直いらないときもあるぐらいで、コンビニなんかだとレジのところにいらないレシートを捨てる箱が置いてある。

 なるほど、私も財布なら絶対持ち歩いているから、そういわれれば財布に装備しておけば「紙と筆記具」がそろうわけだ。


 紙は買ったメモ帳じゃなくていいわけだものね。発想の転換だ。

  どうせ、メモを書いてもすぐ捨てるしなあ。いいアイディアだったので採用決定。私はこのペンは「面白いから」という理由で買っていて、持っているからね!ちょっと小さすぎの懸念もあるぐらいだが、メモを取る頻度は低いし、スマホのカバーとか、財布に挿しておいても邪魔にならないサイズだし。
 

ずーっとおじさんだ

 友達の友達が、ボールペンをすごく大事にしているそうだ。
 どのぐらい大事にしているかというと「絶対貸してくれないぐらい」だとか。

 そりゃあ相当だねえ。なんて相槌を打ちながら話を聞いた。
 彼は、ちょっと年上の人で、今60台らしいのだが、「特に使いやすいボールペン」があって、それと同じものは決まった取引先から景品として、つまり販促品?として「どうぞ」ともらうものなのだそうだが、ほかに同じのを見たことがないというのだとか。

 えー。そんなわけないよね。
 大体、販促品としてお得意先に配るようなのは、有名な会社のボールペンが多い。つまり日本だとパイロット、ゼブラ、三菱、ぺんてる、セーラー、珍しいかもだけどプラチナ。100歩ゆずってオート?ぐらいまでだろう。
 何千本とか、そういう単位で発注して買うとは思うし、確かに「外側のみかけ」が、市販のものとちょっと違うということはあるだろうが、たとえば色違いとか、ちょっとした細部の差ぐらいにとどまるはずだ。

 それに「お店で買うのよりもずっと書きやすいボールペン」と言われているということになると、外国で安く作られて輸入されているというパターンはないだろう。あんまり外国のものを悪く言いたくはないが、日本製のボールペンが外国製に書き味で負ける…というのは今のところあり得ないと思う。

  インクがだまにならず、書き出しがスムーズで濃くかけて、途切れず、かすれず、しばらく使わなくてもそのあとまたすぐ書けて、インクがなくなるまで書けなくならない…というボールペンは目立たないけれど案外ハイテク、日本では当たり前でもアメリカやヨーロッパではなかなか「ジェットストリーム」とか「アクロボール」、「SARASA」みたいなボールペンには200円相当以下ではお目にかかれない。おお、これはいける、と思ったらぺんてるのだった…なんていうことになるぐらいだ。

 「すごく安っぽいペンを、高そうな手帳に挿して使っているから、ボールペンもかっこいいのにしてあげたい」のだって。
 そりゃ…何関連でもらってるのかは知らないけれど、営業に来る人が無料で配ってくれるボールペンは安っぽいだろうね…。無理もない。

 どんなペンがいいか、万年筆ならいいだろうか、というような相談だったのは、私が普段から万年筆を持っているからだったらしい。
 あー。まあねえ…。書き心地が「慣れれば」いいのは万年筆だろうけれども、インクが切れたら入れ替えるとか、時々水洗いするとか、2週間放っておいたら書けなくなることがあるとか、万年筆は割と面倒な手入れがいる。ボールペンから万年筆に鞍替えは、人を選ぶ。大体万年筆のほうが先にあったにもかかわらず、今じゃあボールペンの一人勝ちなのはそういうことのせいなんだから。

 どんなボールペンがいいか…。ま、その人が持っているペンを持ってきてくれれば、中身の同定は多分出来る。私がもしできなくても、「なかむら」のおじちゃんだったら絶対できる(なかむらは、町の老舗の文具屋さん)。
 
 あのおじちゃんて、昔っからずーっとおじちゃんだねえ。

 あー。彼女はこの町の出身だ。彼女が小中学生の時から、なかむら文具のおじさんはおじさんだったらしい。
 そういうおじさんのお店に私もちょっと覚えがある。多分幼稚園から、小学生、中学生のころは、おじさんは20代とか、30代とかで、いうなれば「若い人」であり、今の私の感覚でいうと「おじさん」ではなかったのだろう。でも、子どもにとっては大体高校生を超えたあたりで「全員大人」=おじさんおばさん、ぐらいのノリで、特に幼児のころは年齢は「背の高さで見分けて」いたぐらいのおおざっぱさ、そりゃ20代のお店のひとはおじさんだろう。

 私たちが成人したころには30代後半から40代でもちろん「おじさん」に見え、私たちがアラフィフになったときには60代とかで、そりゃおじさんに見え…。

 結局、「早くインクが切れてしまう」というその「ものすごくいいボールペン」は、絶対貸してもらえないという話だったが、さすがにインクが切れたら貸してくれるのでは?という話になって、「インクが切れたら、貸して」と頼んでおいて、それをなかむらのおじさんに同定してもらい(私の予想では、多分有名メーカーのゲルインク)、替え芯を束でプレゼントするか、大体のメーカーで用意しているちょっと高くて見栄えがいいペンで、同じ芯を使っているものをプレゼントしてはどうだろう、という話に落ち着いた。

 油性インクのボールペンの大体半分ぐらいしか書けないのが、ゲルインク。早く切れるペンだというからには多分そう。
 そういうインクを出しているのは国内有名筆記具メーカーだ。
 まあ、パーカータイプの芯の外国製の加圧ボールペンという線もないわけではないが、芯だけで800円とかするようなものなので、営業の人が無料で配るタイプのペンではないと思う。
 
 もし、販促品のペンのガワに入らないというのなら、入れられるように切るとか、またはちょっと長くするように継ぐとか、細工も出来るしね。まずはどこのペンなのかわからないことには。

 なかむら文具のおじさんは、こんな風に噂されているとはきっと夢にも思っていないだろう。でもそうなんだよね…あのおじさんはボールペンの替え芯のことなら本当に頼りになるのだ。
 
 久しぶりに文具店に行きたくなった。
 
 

吸い取り紙

戸棚の整理をしていたら、出てきたのが吸い取り紙。大きさがA5、かなあ。6穴ファイル用の穴があいているところを見ると、大型システム手帳用?

 これを買ったのはいつだったかな、万年筆だったか、つけペンだったかを使っている時に、(ってことは多分15年前か?息子が生まれる前のはず)便箋の一番前についている吸い取り紙と同じような大きい吸い取り紙がないかな…と思って、文具店に行ったら「注文取り寄せですが、5冊からです」みたいなこと言われて、しょうがないな、と全部買ったんだったと思う。

 吸い取り紙を、ブロッターにくっつけて使うという用途のためには、6センチぐらいの幅のが10枚ぐらいセットになったのが売っているのだけれど、ノート1枚分ぐらいの大きさで、と思うと大体商品自体がない。

 今ネットで調べると、書道に使うのが出てきた。うーん、15年前には見つけられなかったけど、これもいうなれば「インクを吸う紙」と同じようなものだと思っていいんだよね、乾きづらい墨汁を乾かすための紙なんだから。
 
 大体、便箋の表紙の次にくっついている吸い取り紙があるんだから、(注:高い便箋にしかついていない)製造はどこかでしているんだろうしねえ。

 昔、万年筆とかつけペンが普及していたころは、吸い取り紙も当たり前のものだったらしくて、企業が販促品として宣伝入れて配ったのとかがアンティークとして売られているのをみたことがある。すごくかわいかった(フランスのが多い)。日本でも「かわいいグッズ」として売ればいいのになあ。水性のインクで印刷しなきゃいけないだろうけど、万年筆が20代、30代に流行していると聞いているし、ほしい人もいそうなものだけれど。

 ピンクの吸い取り紙、5束(しかも6穴つき)。1束は使いかけ。うーん…一生分あるような。
 でもこれ、どうしてピンクなんだろう。ブロッタ―に装着するのもピンクのがあった。コクヨのは白。他の色がないのは不思議。

 でもさすがのネットでも答えが出てこなかった。
 想像できる答えとしては、「昔は古紙で作るもので、色がついたのしか出来なかったから、それをごまかすために色を付けた」とかそういうことだとは思うけど、青とか、緑とかもあってもよさそうなのにね。
 
 今ネットでみかける書道用の吸い取り紙は全部白。これもカラーのとか、柄付きはない。
 どこかに、柄付きの紙だけど、吸い取り紙として使える用紙とか、ないかな。

 いや、多分トイレットペーパーとか、チリ紙とか、そういう分野の商品は使えるだろうけど、ティッシュとかはふわふわして破れやすいから、それはそれで不便。
 
 ふと、かわいいスタンプかなにかで、模様をつけるというのはどうかな、と思いついた。
水性インクをつかっておけば、多分…。紙に色が移らないように表裏を分けておけばいいよね。

 フランスの昔の宣伝絵入り吸い取り紙というのは、一体その「印刷の色がインクにとけて、紙に移るかも」という問題をどうやって避けていたのだろう。やっぱり「書いた紙に当てるほう」と「宣伝が刷ってある方」で裏表分けていたのか。

 アンティークとして売られている吸い取り紙を買って試したくなった。断捨離するつもりなのに、気が付けば増やす予定が。危険だ。

アラビック・ヤマト

チューブや、容器に入った白いペースト状の糊を卒業したら使うことになっていたのは、私の周辺ではまず、「みずのり」だった。
 スポンジから染み出す糊を塗るようになっていて代表格は「アラビックヤマト」。よくくっつく糊だが、ちょっとだけ高かった覚えがある。

 うちの液体のりは生協で頼むもので3本セット、赤、黄色、緑のキャップがついていて、細く出るようになっていたと思うが、これは多分安かった。うちで買う文房具はどれも、もれなく一番安いのが通例で、ぴしっとくっつくアラビックヤマトはちょっとうらやましいノリだった。特に工作用紙のつるつるしたカラーの面が、安い水のりではくっつかず、カッターで切り目をいれて表面をはいでから糊付けをしていた。

 一度スティック糊が流行ったことがあった。また最近日本に来ているらしいけれど、ドイツのメーカーのUFUスティックという糊で、「うふ」と笑っているようだなあ、と思った覚えがある。このスティック糊は割とこのタイプとしてはさきがけで、面白がって繰りだしすぎると戻らなくなることがあって、途方にくれたり、無理やり押し込んだり。
 かわいいイラストがついているもので人気があった。私も地域の子ども会で配られる福引きの景品の文具セットや、ラジオ体操の出席スタンプの賞品で手に入れたことがある。

 そのあと、ローラー糊が一時的に流行った後に出てきたのがどこのだったかな?コクヨのか、トンボのスティック糊だったと思う。
 気が付いたら「貼ってはがせる糊」だの、「塗ったところの色がわかる糊」だのと機能が上がったものが出てきた。

 アラビックヤマトは私が息子の工作用に買ったのが最後ではないだろうか。(スティックではなくて、液体のりという指定があった)
 アラビックヤマトで細胞を培養してうまくいったのがすごい、という記事を去年見たっけ。意外と使い道がありそうなものだけれど。

 これを書こうと思ったのは、文具店で今日、アラビックヤマトのスティック糊を見たから。
 アラビアガムはもうかなり昔にアラビックヤマトの原材料には含まれなくなっているそうだけれども、なんとなくよくくっつく気がするんだよね、この響きが。

 スティック糊を手に持って眺めて、ふと見たら、巨大な、アラビックヤマト(液体)発見。400mlで、替えスポンジがいくつかついていた。すっごいな、これ。多分小さいびんに補充するのにあるんだろうね。
 多分使い切らないけど、ちょっとほしい。

 次に買うときは…。だめだな、400mlは。スティック糊にしよう。
 

物持ちがいい話

 私がボールペンを新調して、ついでにボールペンの芯を替えた話をしたら、母が、「うちのもやってほしいのがある」と言い出した。

 「ちょっと前まで書けた」というのだが、この場合の「ちょっと」というのは20年ぐらいの幅があるので注意だ。母にとっては2000年ぐらいからあんまり時間が進んでいないのでは、と思うときがある。



 出てきたのが左の写真のこれ。ちょっとちょっと!昭和!昭和だから!これはあれだ、「平成ジャンプ」。平成はなかったことになってる?
 これは私ぐらいの年齢の人には覚えがあるのではないだろうか。三菱UNIの「COMPO」。蛍光ペンとボールペンのセットとか、ボールペンとシャープペンシルのセットとか、あと蛍光ペン3本のもあった…かな?高いやつだと工具が入っているのもあった気がするが、ボールペンとシャープペンのや、ボールペンと蛍光ペンのセットのは銀行の販促用粗品とか、地域の商店街の福引の商品とか、地域の運動会の三等ぐらいの景品として配られていた記憶がある。

 鉛筆で両端を削ったものは私が育った場所では「貧乏削り」と呼ばれていたが、つまりそれのボールペン版。ぱっと回して黒と赤の使い分けが出来るので便利だと思っていたのだけれど、こういうタイプのボールペン、今みないねえ…。どういう仕組みになっているんだろう。

 ただ2本の筆記具のセットなのじゃなくて、このホルダーにぐっと装着しておくとバラバラにならないというのが売りだったのだと思う。
 これが「ちょっと前」まで書けたのならうんと優秀だなあ。さすが、油性ボールペン。
 ちなみに蛍光ペンも書けるのは書けた。ちょっと薄かったけど、すごいぞ三菱。多分全然使ってないから?

 先が細くて短い芯だ。うちの母は、これが普及型の芯をぱっと買ってさっと入れるのと全然違うことをわかって…いるわけないわな!まずこのタイプの芯見ない。これは学校の先生とか職場で使っている一番安いキャップ式ボールペンに多いタイプの先だ。多分三菱のボールペンにまだあると思う。でも、先はともかくこれ、長さが…。

 それにこれ、芯を取り換えることを想定していないんじゃない?先のところ、ネジって回して外れるようになってないし! しょうがないのでペンチではさんで無理矢理引き抜いた。プラスチックが柔らかめだったので無事外れて、はめ戻せる感じ。優秀。

 実家の近隣のスーパーの文具売り場にこんな芯があるわけもなく、しょうがないので長さだけ同じのを買ってきて、父親の工具箱のドリルを借りてプラ部品の穴をちょっと大きくして、無理やり押し込んで終了。ちなみに両端ボールペンは、芯が湾曲しようとなんだろうと、両側から押し込んであるだけだった。それでいいんだ?

 合う替え芯があるかないか、ではない。どうやったらうまくはまるのかという感じだった。
 きっとこのCOMPOはまた、今から10年使用されるのであろう。
 
 「まだ新しいのあるのよ、持って帰らない?」
 …まだ、あるんだ…。

 ボールペンとシャープペンシルのものをゲット。近所の地方銀行の粗品だったらしく、粗品の袋にはいったままだったところがなんともねえ。
 この両端式ボールペンがなつかしくて。とりあえず家に帰って同じように芯を無理矢理交換。
 電気ドリル便利。

 しかし「物持ちがいい」という言い方があるけど、ちょっと物持ちよすぎだろう。
 実家がごちゃごちゃしている理由が分かった気がする。

普段持ち歩くペンを新調

ペンがほしいな…と思った。
家にあるのはまず、サラサクリップ。ゼブラので、黒と赤がある。これは夫の愛用品。

 10年ぐらい前は「ボールペン?そんなものどれも同じじゃないの?」と言うぐらいだったのだが、私が「いいや、絶対違うから!」と主張して、ジェットストリームや、サラサを使わせて、景品のボールペンとの違いを体感させてからこっち、すっかりサラサを気に入り、今では仕事場に出入りしている業者さんに自腹で箱単位注文しているらしい。

 替え芯買ったら?というのだけれども、「面倒」で終了、本体ごと買うという大変お大尽な買い方となっている。
 夫は浮気しない人だが、それは文具にも言えて、完全ゼブラ派。どのボールペンを見ても、息子がカラーボールペンの赤以外の色をたくさん欲しがった時に買ってやったのも、きれいに全部ゼブラのサラサだった。キャップ式、ノック式が混在しているが、それはあんまり気にしていない感じがする。

 私も一つに決めるとしたらやっぱりジェットストリームかなあ。私の主な筆記具使用はコーラスの時の楽譜への注意書き。
楽譜の印刷は大抵黒だから、見やすいように書こうと思うと、赤?でも赤は特に目立たせたいところに書くとして普通の記号とか注意とかはじゃあ、青。
 
 そしてコーラスにはアナログな「回覧ノート」がある。これは本番の感想であるとか、練習の要望であるとか、いろいろなことを書くことになっているノートで、なぜか全員、鉛筆書き。多分消せることが重要なのだろうからこうなっているのだろうが、見事なまでに全員、シャープペンか鉛筆で、インクで書いているひとがいない。手書きの字がきれいではない私はちょっとこまったのだが、刷って貼っている人ももちろんいない。

 他のグループは大体「グループライン」でそういう意見の交換などをしているので、ここまで完全アナログのタイプが残っているのはここだけ。
 そんなわけでシャープペンもついている多機能ペンがいい。
 
 100均の4色ボールペン+シャープペンも持っているのだけれど、これには一つ欠点が。私の愛用のリュックサックにはペンをいれるポケットがついている。そのポケットにギリギリの太さ。入るんだけど、急いで引っ張るとペンの後ろ半分(と中身の芯)だけが取れてくるというとんでもない状態になる。そのあとポケットの下の方にギュウギュウにもぐって詰まったペンの先端のプラスチック部品を出すのが結構やっかいなのだった。(ゆっくり下から押し出しつつ取るとちゃんと抜けるけど)
 前に【ジェットストリームを無理やり詰めたフリクションペン】もあるのだけれども、これはどうもシャープペンがくっついたのがないらしい。そりゃそうだよね、消える筆記具がほしい人が使うんだもの。
 でもノートを見るとかなり長期間回覧されているっぽいし、フリクションは表からこすって裏も消える時があるし、次に書いた人が消しゴムでこすったとき消えたら困るので却下。

 ちょっと、いい感じのペンがほしいな。1000円ぐらいまでのやつで(私のボールペンの「いいやつ」はこの程度)赤青黒とシャープペン。
 サラサのか、ジェットストリームの多機能にしよう!と思って近所のホームセンターの文具売り場へ。 


 あったけどさすがホームセンター。全体的にプラスチックのお気軽ペンが多い。わかってたけどね…文具店(遠い)に行く手間を省いた私が悪いのよね…と思いながら、気づいたら「もう絶対これにする」と持っていたのはこれ。
 【ぺんてるビクーニャ多機能ペン2+1】。白がね…かわいかったのよ。ネットで見たらオレンジとか茶色とかの限定色もかわいかったけど、売り場には赤、黒、濃いピンクと、紫、それからこの白があった。

 最初に予定したのとひとつも合致しない。ボールペンは2色だし、ゼブラ(=サラサ)でも三菱(=ジェットストリーム)でもない、ぺんてる(=ビクーニャ)だし!青のインクも入っていないし!
 でも、見かけがストライク。ちょっとつやつやしたペンなのにギラギラしていないところと、多機能にしては細い(のは多分、インクが2色だからなんだけど)感じがいい。傷みにくそう、汚れても落ちやすそうな感じなのもよかった。女性用と銘打ったペンほどきらきらしくはないが、白はとくに楚々とした感じでちょっとお嬢様っぽい(お嬢様は多分、多機能ペンを使わない)?黒はビジネスマンっぽい顔をしていた。

 他のを見ても、どうもこれに目が戻る。こういうものは機能重視と思っている方だと思っていたけど、まさかのひとめぼれとしか言いようがない。決定。
 インクは青に変更して、役所とか病院とかの用事は青インクでいこうか。大体の書類は青でも書いていいことになっているものね!と思って替芯をチェックしたら、あろうことか黒と赤しかない。そりゃそうだよね…。元のペンは赤黒なんだから、そうなるわよね!私が青がほしいのが無理を言っているといえばそうか。

 ああ、やっぱり文具店に自転車こいでいけばよかった。花粉がこれほどとんでなきゃなあ。

 0.5の芯が結構置いてあったけれども、筆圧が低めの私は太い芯が好きだ。ビクーニャはたしかすらすら書けるのが売りだったはず。そういうの他にないかな?替え芯売り場の棚の前でしゃがんで長時間芯をみるおばちゃん。うーむあやしい。

 金属の細くて短い多機能用の芯はいろんなメーカーが出していて、結構どれでも合致するんだよね。
 ジェットストリームの0.5はあったが、0.7の青は品切れ。だあ…ホームセンターだからねえ…しょーがないけど。
 はあ…と思ったけどここで昔と違うのは、私はスマホを持っているということ。

 ネットで調べよう。「多機能ペン ゲルインク」でいいだろう、うん。
 検索結果をざっと見た感じだと売り場に残った青の0.7の替え芯の中では「アクロボール」というのがよさそうだ。パイロットのらしい。(後で調べたら、ぺんてるにもゲルインク「エナージェル」というのがあった)
 
 そんなわけで、ビクーニャEXの中に、アクロボールの青、ビクーニャの赤、シャーペンの芯は息子が使っているぺんてるのBというペンになった。
 ちなみに余った黒の芯は私のミニサイズ非常用カバンに入れておくペンにちょうどだったので(多分芯は7、8年ぐらい変えていない)そっちに装着、古いほうは廃棄。
 こういうことをしていると、どんなペンを使うにしろ、リフィルが共通のものを使うのがいいのかもなあ、という気がする。
 仕事をしていたころはいろいろとこだわったり凝ったりしていたものだけれど、今はホームセンターでありあわせを買っている。思うところないわけではないが、試し書きをしたらどれもいい感じ。時代を感じる。

 途切れないし、筆圧が低くてもすらすら書けるし…まあ今時途切れるようなボールペンはもうないのかもしれないけど。
 非常用のミニペンのインク=ビクーニャに元から入っていた分も、もちろんすらすらだ。
 もっと早く芯を交換しておいたらよかった。息子が幼稚園の時に使い始めたペンだもの、そりゃインクもダメになるに決まっているよねえ…。確か前回使ったとき、途切れがちだし薄いな、と思っていたけれど、要は経年劣化だったってこと。小さいペンなのにちゃんと芯が交換できるんだから、覚えておかないと。

……なんて考えたら猛烈に家中のボールペンの芯を取り換えたくなった。

思い出を買う

 メルカリを始めるようになってから、懐かしい商品を手に入れるのがちょっと楽しくなってきた。
最初は絶版本を探していた時にメルカリが引っかかったから始めた。前まではヤフーオークションの商品が検索に引っかかることが多かったのだけれど、最近はメルカリがポピュラーになってきたらしいというのが何となく察せられる。

 古道具屋さんのような商売をしている人が多いヤフオクと違って、個人が持っていたものが多いのがメルカリ。古いサンリオの商品とか、文具店のデッドストックとか、子どもの頃にほしかったものが多くてすごく購買欲をそそる(危険だ)。
 
 その中でも、特に目をひいたのが、昭和レトロの筆箱。
 つまりあの「象が踏んでも壊れない」タイプの。

 母の年下のイトコにあたる親戚のお姉さんにまだうんと小さいころ見せてもらったことがあった。
 親戚でお正月に集まったときに、暇を持て余した幼児が「ちょっとお部屋で遊んであげたらどう」などと親に言われた10代のお姉さんに、大人の邪魔にならないように相手をしてもらう…というようなことだったのだろう。

 板張りのお姉さんの私室には、幼稚園児が興味を持てるグッズが満載だった。まだ、背丈で年齢を判定するぐらいの年頃だったのでお姉さんがどのぐらい大人なのかはっきりとわかっているわけではなかったが、多分15、6歳だったお姉さんは気前よく千代紙などをくれた。
 私はなんていいお姉さんなんだ…と当時の宝物としか思えないすてきなちよがみに感動したのだが、確かに私が中高生の時、ためておいた柄付きの折り紙のことを考えると確かに、あれは中高生には「小さい子にあげてもいいな」なアイテムだったのだろう。

 壁にはサンリオのパティ&ジミーのついた鏡などがかけられており、小学校の時使っていたという筆箱が貸し出されたが、それがそういうプラスチックの箱だった。赤とピンクの中間ぐらいの色で、表面にはレリーフ、そのレリーフのまわりにはダイヤモンド型の突起がずらっと並んでいたその手触りの新しさ。

 消しゴムをいれるところについた透明プラスチックのフタ。そして鉛筆削りがセットされていたり、一本ずつ鉛筆が入るように切られた溝があったり……。「ふでばこ」というのは面白いものだった。
 「まこちゃんも学校へ行くようになったらね」というような会話を交わしただろうか。私は小学校へ行く年齢になったら、絶対こういうのを買ってもらおうと思った。

 その2年後、入学式を迎えることになった。
 残念なことに私が入学時に流行っていた筆箱は合成の皮を貼った「マチック筆箱」というものになっていた。磁石で口がパチンと閉まるもので、今でも買える。
 幼稚園が「卒園祝い」としてひとりに1つずつ配るという念の入れよう。

 そんなわけで同じ幼稚園に行っていた子は大抵この筆箱をもっていくことになった。男子は黒、女子は赤。
 ちょっと、違うんだよなあ…。

 そのあとにも筆箱を買ってもらえる機会はあった。近所の文具店で売れ残りのプラスチック筆入れもまだあった。緑の透明のと、青の透明が多く、赤は少なかったが、サンスター、ミツカン、アサヒなんていうのもあったかな。下の方の棚に押し込まれていた。
 そのころ流行っていたのは「缶ペンケース」で、落とすと強烈な音と共に筆記具が飛び散るものだった。
「そんな売れ残り、やめておきなさい古臭い」
……と母は私の希望を聞いてくれなかった。うちの母は「みんなと同じように」してほしがったのだ。

 テキトウな缶ペンケースを買った覚えがあるが、あんまり思い入れはなかったので柄もそれほど…あ、そうだ。多分グレーの英字新聞みたいな柄だったと思う。中に薄いスポンジのシートみたいなのが入れてあった。落ちたときにフタが開くと飛び散るし、音もびっくりするほどうるさいので、手で箱側のかみ合わせのところを外に広げたり、フタの真ん中をちょっと内側に押したりしてものすごーく開きづらいように加工してあったので、人に筆記具を貸してあげるときは不評だった。

 「ぞうがふんでも壊れない」CMは知っているし、男子が象が踏んでも壊れないのなら、と上から飛び乗って割ったのを(バカだ)見たことはあるから、まだアーム筆入れは一応現役だったはずなのだけれど、手に入れずに終わった。

 そんな筆箱の思い出がある私がメルカリの商品を検索すると、出るわ出るわ、昭和レトロ!
 これはお姉さんが使っていた筆箱そのものでは…?というようなのや、多分同時代のものと思われるパターン違いやメーカー違い。角を丸くするなんていう配慮ゼロで角ばっているのがまたかわいい。

 値段もそれほど高くはなく、1000円程度。ただ…これには問題が。
 これはいつどこでなんのために使うのか。
だよね…。私はもう筆箱にご用がなくなってしまったのだ。

 はあ…。スポンサーが親の場合は自分の希望を押し通すのが難しいとはいえ、本当に欲しいものを手に入れておけばよかったなあ。裁縫道具入れにでもするか!
 それとも小型のペンケースを買って雰囲気が似ているだけでも満足できるようにするべきか。
(結局買う方向に考えてるってことなのか)確かにアーム筆入れは大人がペンケースとして持ち歩くには大きい。

 今調べると【アーム筆入れの現行品】がある!角は丸くなっているし、表面にレリーフもないが、赤と青のプラスチックの色合いはレトロのままだ。ううむ。現行品は800円。

 品物を買うというより、思い出を買う感じ。いいなあ。考えているだけでもちょっと楽しい。

シンドバットは夢のシャープペン

小学校の時は、シャープペン(=シャープペンシル)は禁止だった。
シャープペンは私が子供のころは「憧れの筆記具」であり、中学生になったら使うんだ、と思って、もしお誕生日にもらったら取っておくようなものだった。
 
 中学生になったとき、私も使い始めたが、芯は0.5ミリ限定。一応0.3ミリのものがあるということは知識としては知っていたが、見たことはなかった。
 今みたいに「最後の3ミリまで使える」なんていうシャープペンはなかった。短くなった芯が詰まったり、書こうとすると引っ込むくせにノックしても出てこない、というような事故も起きたので、その時のためにシャープペンの先を取り外して芯を取り除くための細い針金がシャープペンのキャップの中にあるモデルがほとんど。それがないのは「一番安い100円シャーペン」と呼ばれていた六角軸のプラスチックシャープぐらいだったと思う。

 最初は削らず書けるシャープペンを愛用していたのだが、うっかり芯をいれる作業を忘れると、どうしようもなくなることに気が付いた。芯は消耗品で、大体のシャープペンには使用中のものを含めて3本入るかどうか、というぐらいだったので、気づいたら芯が最後の1本。

 自分が忘れっぽく、おっちょこちょいである…ということをかみしめることに。
 ボールペンのインクの残量と違って、シャープペンの芯の残量というのはなかなか把握しづらいものだった。
 親が「家に鉛筆があるのにシャープペンを使いたいならそれは自由だけれども、芯は家では買いません」という方針だったため、小遣いが足りなかったということもある。姉が実験的に買った芯の余ったのとかを結構くれた覚えがあるけれども…。ものすごく長い、多分速記用だったと思われる芯が学校で流行したことがあったり(当時のシャープペンは太くて短いのがかわいいということになっていたため、この長い芯を使うときには二つに折っていれなくてはならなかった。何のための芯なんだか)、外側に金色のコーティングをかけた芯が流行ったこともあった(金色なのに、書いたら黒い普通の色で書ける芯だった。カッコいいと流行ったのだが、書き心地が悪く、すぐ私がもらうことになった)のを覚えている。

 結局私は中学校の途中でシャープペンシルを見限り、高校の時は鉛筆を使った。学齢期の子どものある家に、入学祝いなどでダース入りの鉛筆をくださる人たちというのは結構ある。親がケチって子どもに贈り物の「ハイユニ」などをほとんど使わせなかったせいで、私が高校生になるころにもまだ、そういう頂き物の鉛筆が束で家に残っていたということもあった。ハイユニはすごく書きやすかった。当時ばら売りで1本130円したのだから、当然だと言えば当然だけど。鉛筆は見れば絶対、残量がわかるわけだし、鉛筆削りは1つ買っておけばずっと使えて、こづかいがいらなかった。
 

だが、「芯が切れないシャープがあればなあ」なんていう夢みたいなことを考えたことは、あった。
 芯が40本入るシャープペンの話をネットで読んだのが、多分4、5年前。サンスター文具の「SINDBAT」。
なに、そのネーミング。芯がドバっとはいるから、シンドバット。作った人のセンスを感じる。おまけに200円(税抜き)と安いのもよかった。40本も入っていれば相当いけるはず…。ほしい!

 と思ったのだけれども、廃盤になっていた。終売は2008年ごろらしい。
 あー。この時期まだ息子は抱っこの赤ちゃんだったころで、私は外出の機会がほとんどなかった。ネットを見ている時間も相当短く、自由時間はミニマムだったはず。

 こういうものを見聞きする機会もなかったよね。残念…ほしかったのに。

……と思っていたのを、オークションで見つけて手に入れることが出来た。
 もう学生じゃないのだから、シャープペンを使う機会なんてほとんどないけど、けど…。

 これは昔からの夢をかなえる儀式なのでいいんだ、これで。
 ちなみにこれは正確にはシャープペンシルではないらしい。
 これは実はシャープペンの芯ケース。そこにシャープペンとしての機能が足してあるものなのだそう。

 なるほどねえ…。ずんぐりしたボディはそのせいか。
 ちょっと短いけど、こういうシャープペンが流行った時代も経験したので無問題。

 空っぽのを買ったので、好みの芯の買い置きをいれた。55本あったけど入ったし、まだぎちぎちとかじゃなくてジャラジャラと芯が動くぐらいだったので大丈夫だろう。

 今数行ずつ書いている「5年日記」をこれで書こう。もう一生芯をいれなくていいかも、というぐらいあるよね。
このシンドバット本体のほうが壊れる可能性の方を考えたほうがいいかもしれない。

 サンスターさん、復刻してください、是非。
 芯ケースなんだったら消耗品だし、「面白いジョークグッズ」として配りたいなあ。


 
 

自家製コーヒーチケット

100均ショップ、セリアで、こんなメモ帳を見つけた。

 コーヒーチケットが作れるというか、書き込み式になっているメモで、チケット部分3枚はちゃんとミシン目がはいっていて、ちぎれるようになっている。
 これにちょちょっと書き込みをして、夫に渡したらとても喜ばれた。
 アメリカに住んでいて、お金が全然なかった若かったころ、誕生日にこういうのをお互い送りあったことがあった。
 パソコンで刷って、自力で折り目を付けて渡したっけ。私のは、朝ごはんをベッドまで持ってきてくれる券で、彼のはコーヒーをいれてあげる券だった。

 夫はコーヒーを自分でいれず、誰かにいれてもらうのが好きらしいが、私にちょっと遠慮してくれているらしい。でも、これを私が渡しておくと、遠慮せず頼める気分になるんだって。

 遠慮しなくてもコーヒーぐらい、いれてあげるよ、と思うのだが、気分というのは大切だ。
 「当店でのみ有効」なんて書いて、配っておいた。

 近所のお菓子屋さんが2割引きになるセールの日だったので、夫はお茶菓子にと個包装のケーキを買ってきてくれた。
 これでおうちで喫茶店、いいね。
 こんなのですごくうれしそうに笑ってくれて。夫のこういうところが好きだな、と思う。

 面白いメモ帳だったが、他のチケットは見つからなかった。


パスワード管理メモ帳

100円ショップ、Can Doで、パスワード管理メモというのを売っていたので、母に渡そうかな、と思って買った。
自分のパスワードも、今まではヒントだけ書いてあったのを、ちゃんと書き残すことにした。

私のパスワードには、何種類かある。キーワードがいくつか、それから歌の歌詞のフレーズごとの頭文字を使ったものがいくつか、数字が3ケタから10ケタぐらいまで何種類か。これを組み合わせて作ってあるので、滅多なことでは全部忘れたりはしないが、最近忘れっぽくなったことでもあるし、ヒントだけで思い出せなくなったらマズいなと思ったのだ。

 オンラインで買っているゲームとかがなくなる「だけ」と言えばだけだし、大抵のものはメールアドレスや、ツイッターのアカウントとかと関連させてあるので、パスワードの再設定が出来るんだけど、パスワードがわかるのならわかるほうが簡単だものね。
 すごく使用頻度が高いサイト。例えばアマゾンとかはウィンドウズがパスワードを覚えているので普段から入力していないのだけれど、あえて手入力するとかして、一個ずつ再確認してパスワードを書き込んでいく。
 nなつもちかづく
 hはちじゅうはちや
 nのにもさとにも
 wわかばがしげるー
 aあれにみえるは
 cちゃつみじゃないか
 aあかねだすきに
 sすげのかさー
……なんて歌いながらパスワードを入力するのって、すっごい怪しい!怪しいけど、これは忘れにくいんだよねえ。
 
 これのヒントは「ちゃつみ1」だ。パスワードは「nhnwacas1」とこうなる。
 ちなみにパスワードに2番を使うときもあって、その場合末尾の番号が2に。数字とアルファベットの組み合わせにしろ、というパスワードは多いからね。日本の昔の童謡はフレーズがきれいに5、7、5のように切れるのが多いから、こういう時にはわかりやすい(ちなみに、茶摘みは「例」です、ここでパスワードをばらしているわけではないので心配ご無用。この曲を選んだのは著作権が切れているから)。

 しっかし手書きが面倒!!
 自分の字が汚い!

 しょうがない。ウィンドウズのアクセサリからメモ帳を呼び出し、キーボードで打ちながら進む。大文字小文字、ゼロ(0)とオー(O)の違いもはっきり出るからやっぱり便利だ。まあ手書きの時はゼロは「Ø」こういう風に斜線をいれたらいいだけなんだけどね。
 A4の1枚には収まらなかったが、小さめに印刷して1つは畳んでジップロックに入れて、PCの下に貼り付けておいた。これは非常用だ。
 
 もう1つは買ってきたパスワード管理メモ帳にテキトウに切って糊で貼っておいた。これでいいだろ……。
新しくサイトに登録する時は1つずつパスワード管理メモに書けばいいや。

 たかがこれしきのことでも、途中でうまく入らないのがあったり、メールアドレスがもう使えないものになっているサイトのまであったりして、午前中いっぱいかかってしまった。やれやれ。
 でもこれ、やっておかないとどんどん面倒になる気がする。

 今度実家にいったら、母の分もやってやるか。
 

すぐメモの鉛筆自作

ダイゴーという会社の見られない場合は画像のリンク切れです【すぐメモ】という手帳を、ご存じだろうか。
 大抵の手帳売り場に、小さめの手帳みたいな顔をして並んでいるが、実はこれはメモ帳。
 白の無地と、横罫、それから方眼のものがあって、中身は選んで買うことが出来るし、メモが切れたら中身だけ買うこともできる

実は、このカバー部分には結構書き心地のいいメモ帳、見られない場合は画像のリンク切れです【名刺サイズのThinkingPower、ライモン】も入るのがミソ。ThinkingPowerが推奨しているメモカバーは革製でカッコいいのだが、お値段1500円。実は持っていたのだけれども、大雨が降ったときにメモ帳ごとぬれてしまってダメにしたことがある。もったいないったらないよ…。本革だったからねえ。
 その点このすぐメモは500円ぐらいの合皮っぽい素材で、ついでに鉛筆がついているのがすごくいいというわけだ。

 問題があるとしたら、鉛筆。この鉛筆だけでは売られていない。鉛筆という筆記具はつまり使うと短くなるし、最後は使えなくなってしまうからね…。この鉛筆、どうにかならんかなあ?というのが今回のチャレンジ。 


付属の鉛筆は細い。昔私が小学生だったころには、こういう細さの鉛筆も文具店にあったものだ。楕円形とか星型、四角や三角の断面のものもあって、学校の先生は嫌な顔をしたが友達が誕生日プレゼントにくれたりしたこともあって、私も何本か持っていた。
 私がこんなことにチャレンジしようと思ったきっかけは私のデパート100均で見た、ポッキーの形の鉛筆。これがいい感じに細い。これをまずのこぎりで真っ二つにカット。


カット後、鉛筆削りで削る。ちょっと削りにくかったがしっかり押さえれば大丈夫。まあこれは器用な人ならナイフで削ってもいいけど。細い鉛筆を削る鉛筆削りってどこかにあるような気がするけど…特に化粧用の眉毛描く鉛筆って細いのも多いしそれ用が多分使えるかも(書きながら思いついた)。今は息子が学校用の鉛筆を削っていたものを使用。


ドリルで穴をあけて、紐でも通そうかと思ったけど、ここはちょっと、細工をすることにした。まず後ろをこういう風にカッターでテキトウに削って…


ホームセンターのネジとかボルトとかを売っている場所にある「ステンレススペーサー5x10」というステンレスの筒にググっと押し込む。このひと手間ですごく「それっぽく」なる。
 外側のポッキーのプリント部分は、削る時にスパッと抜けてしまったものもあったので(右側の白いのがそれ)、どれも試してみたら半分ぐらいは抜くのに成功。真ん中のが抜けなくてポッキーのチョコレート色のフィルムがかかったままになっているもの、左がすぐメモに付属の鉛筆。出来た鉛筆がちょっと長いけど、鉛筆はすぐ短くなるしいいよね。
 ステンレススペーサーはすぐメモの鉛筆を差すところよりちょっとだけ太いらしくて、ちゃんと鉛筆が留まるようになる。
 ポッキー鉛筆は4本100円で、スペーサーは200円ぐらいだったから、8本で300円と思えばそれほど高くない。手帳用の鉛筆はちょっと長いけど売っていて、それは2本500円ぐらいするからねえ。

 このすぐメモに装着ボールペンはないでもない。手帳用のボールペンはいけるのもある。でもこのメモ帳高さがないんだよね。さすがにここまで短かくて細いペンは滅多にないからなあ…。
 しばらくはこの鉛筆で運用しよう。
 


フリクションボールペンにジェットストリームの替え芯をいれる方法(改造)

フリクションボールというボールペンは、つまり消せるボールペン。こすったら消えるし、熱をかけたら消える。
ちなみに冷凍庫に入れると、消えたものが復活するらしい。

とても便利だし、ペンシルパズルを解くのにも便利…なんだけど、公的な書類を書くのには向かない。
金額改ざんとかが簡単に出来てしまうし、もちろん書類の名前なんかにも使えない。

 私はカバンにボールペンを1本入れている。ジェットストリームの芯を愛用中。とてもよく滑るボールペンだ。でも、クロスワードとか、ペンシルパズルをこれで解くほどは、自信家ではないので、消せるボールペンと、普通のボールペンが、同じペンに同居させられたらいいのになあ…と思っていた。

 ただ、フリクションはインクがゲルで、減りが早い。
 この問題をクリアするために、フリクションの芯は、太い=容量が多いのが特徴。
 普通の多色ボールペンには、フリクションの芯は太すぎて入らなかった。

 最近、コンビニにもフリクションの替え芯が置かれるぐらいポピュラーになってきて、フリクションボールの多色ペンもそろってきた。そうなると、減りが早くても人気があるのだろう、リフィル(替え芯)が、小型化してきた。

 長さだけ見れば、多色ボールペン用のジェットストリーム替え芯と、フリクション多色ボールペン用の替え芯は、割と同じ?というサイズ。

  じーっと見比べると、外側の太さはそれほど差がない。問題は内径…ってことはこれ、削ればいいんではないだろうか?
 内径が太い替え芯を、内径が細い替え芯用本体にはめたら脱落して使えないが、仕組みからいっても内径が細いものを削って、内側の穴を太くすれば、ちゃんとはまるのでは…。

というわけで、ジェットストリームの黒の替え芯を買ってきた。(本体はフリクションボール多色3色用)
 ジェットストリームの替え芯の後ろ側から、2㎜のドリルビットを回しながら押し込んでみた。電動ドリルは使わず、手で回して入れる。プラスチックが削れて、細い破片が出てくるので取り除く。

うーん。2㎜径のドリルビットでは足りないっぽい。長さ8ミリから1cmぐらいまで削ってみたが、多色ペン本体にしっかり入らない。(インクが入っていない部分が結構長いので出来る)
 手元にあるので、次のサイズは2.5mmだ。ううむ。2.3とかがあったら試してみたかったけど…と思いながら、長さ5ミリぐらい、2.5mmのドリルビットを手で回しながら入れてみた。ちょっと、ぎりぎりすぎる感じが。筒が薄くなりすぎ…

 と思ったけど、試してみたら、ちゃんとはまった。おおお!これはいける!
 ちなみに、写真は上がジェットストリームの替え芯、下がフリクションボール多色用の芯。(削った後の写真)
こうやってみると、結構インクが入っていない部分が長いなあ。

というわけで、フリクション用3色ボールペンの中身が黒の芯はジェットストリーム、青と赤の芯がフリクションの三色ボールペン完成。
 次にやる時は、100均かホームセンターで2ミリより大きく、2.5mmより小さいドリルビット買おう。

自己責任で、ちょっとギリギリだが、確かに便利だ。持ち歩くのが1本だけで済むのがいいよね。
 結構こういう組み合わせのボールペン、ほしい人があると思うんだけどなあ。
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…
追記:これを書いてから、2.3mmのドリルビットを買いに行った。ホームセンターで2本270円。
もう一本、ジェットストリームの替え芯を買って、替え芯の後ろからドリルビットをいれて、そーっと内側を削ってみた。

替え芯の管を突き破ってしまうと多分使えなくなるので、かなりそっとやったほうがいい。(手で回していれる)
じわじわと進めて、大体5ミリ半から6ミリ、ドリルが入ったところで止めておいたら、多色用のフリクションボールの本体にセット出来た。

というわけで2.3mmでいけたので、やってみようと思う人は2.3mmのドリルビットで試してみることをお勧め。

お揃いのアイテムを持つ

お揃いのアイテム、というのはほかの人とのおそろいではなくて。

 文具でいうと、学校の男子が使っていたのは「BOXY」なんていうロゴが入ったもの。ボールペン、筆箱、下敷き、定規…いろいろあった。高校生の頃に流行ったのは、united colors of benettonなんていうロゴが入っていて、子供のおもちゃみたいな赤、青、黄色、緑の4色だったりした。あれも、ノートやシャーペン、ポーチなんかもあったと思う。
 
 入学祝いや、就職祝いに、万年筆やボールペンとシャープペンのセットなどをもらった人も私と同じ年代の人たちなら、結構多いのではないだろうか。そういう「セット」が箱に入ったものは大抵は結構なお値段がしたもので、2本で数千円ではすまないものもあった。
 ああいうお揃いのアイテムを、ちょっといいな…と思うことはあったが、実際会社に勤めてみると、万年筆はインクの補充が大変面倒だったり、ボールペンは太くて手が疲れないグリップのついたものを愛用したりで使わず、ボールペンとお揃いのシャーペンは金色の金具にパールホワイトのボディがきゃしゃでかわいかったが、実用性の面で学生の頃から愛用している0.7mm芯のシャーペンが結局続投になったりして、それほどお揃いのアイテムを使う機会はなかった。

 が…最近、ちょっとやってみたのがこれ。

スマホとか、kindleとかの電子機器に貼る、模様のついたフィルム。目的は「柄を替える」ことのみにあって、全く実用性はないのだけれども、文房具の柄も同じだよね…。
 写真の左側が私のkindle。右側がiPhoneSE。iPhoneSEのほうは、上から100均で買ったプラスチックカバーがかかっている(ストラップ取り付けのため)。

 どっちも今、とても使用頻度の高いものだし、なんとなく柄がかわいいとうれしくなる。

今月はもう資金不足なのでやらないけど3DS用とかMacBook用とかもあった。うーん。全部同じ柄はちょっとやりすぎな気もするが、やってみたい気もする。電子タバコのケースや、ヘッドフォン用なんかもあった。
自分で塗るとかデコるとか、そういうことは技術はないので出来ないけど、出来たら自分でやったのかなあ。

トールペイントをやっているお友達に言わせると、「無地の平面を見ると塗りたくなってくる」そうだけど。
柄も、何百種類もあったし、雰囲気も色々で、誰でも好きな色柄が1つぐらいあると思う。【楽天のこのお店】で購入。
 結構きれいに貼れるし、あとからそーっとはがせば貼りなおすのも出来る。iPhoneSEはまっ平らなので貼るのは簡単だった。kindleみたいに後ろがカーブしている端末の角は、ドライヤーを当てるときれいに貼れた。
 ただし、端末の表面ぎりぎりいっぱいには貼れず、ちょっと隙間があるので、白っぽい端末には、絵の背景というか余白部分が白いものを、黒い端末には余白部分が黒いものを選ぶのがきれいに見えるコツ。

 あとは財布とかもこういう柄のが注文できると面白いんだけどなあ。
 カットしてないフィルムが頼めれば、kindleのカバーのカスタマイズも出来るのに。


 あんまりおそろいなのは逆にイマイチかな…とか。最近は「ダサい」が死語だとして、こういうのをなんというのだろう。
 

石板利用その後

ロウセキで書く石板は、利用してみると案外いいことが分かった。
上に、今日のメニュー。下に今の手持ち材料、一番下に、冷蔵庫にあるおかず…と書いてある。

今日のメニューにあるものは、忘れずに冷蔵庫から出す。
材料を使ったら線を引いて消す。
おかずは食べたら線を引いて消す。

 確かにこうすると、忘れにくくなる。
 しばらく書いてわかった。

私がホワイトボードを嫌いなわけは、ホワイトボードマーカーが「いつの間にか書けなくなっている」ことがあるからだというのにもなんとなく思い当たった。まあ、最近全然ホワイトボードを使っていないから、今のホワイトボードマーカーは昔よりよくなっているのかもしれないし、細いのもカラーのも、あるのもわかっているんだけど。
ロウセキは、減っているのがよくわかるからね…。ついでにいうと、クーピーのように「全部が芯」なので鉛筆みたいにけずらなくていいし、結構細い線も引けるので、チョークより小さい文字が書けるのもいい。
石板は裏表あるから、片面使い終わったら軽く水でふいて、裏返してもう片面使えば、次に書き直したいときには水も乾いているし問題なし。


 そして…もう、何もかも覚えておけた20代の頃とは違うんだなあ…としみじみした。

 今度また、フランスへ行くことがあったら、もう1枚買えるか試そうかしら。それとも、お皿とか、まな板として売られているのを買おうか。

*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…
最近はねえ…。「ロウセキ」って言わないんですってよ!「ソープストーン」というのだそうだ。英語にしてから、カタカナにしたってやつだね。多分ロウセキは英語でsoap stoneというのであろう。なんでも横文字にすりゃいいと思うなよっ。と思ったんだけど、まあ、石板…スレートを、お皿にして、上にチーズの盛り合わせのっけて、そのチーズの種類をお皿に書く、みたいなオシャレーなことをやろうと思うような人は、多分…「ロウ石」ではなくて、「ソープストーン」のほうを好むのであろう。

ちびたローセキをポケットにいれて、ケンケンパーを跳んでいた一年生の鼻たれ小僧だったタケシ君の顔が、思いうかんだ。

手帳を買う

 4月から、手帳が使いたいな、と思った。ほぼ日手帳は、読み物として楽しんだが、正直なところ、手帳としてどのぐらい書き込んだかとなると、微妙だった。

 大体私の予定というのは、とても少ないのだ。家事は大体毎日同じ。水曜日「お風呂掃除」とか、金曜日に「スーパー安売り」なんて書いたところで盛り上がらない。
 子供が幼稚園の時は、役員を引き受けたときもあったし、親の参加が結構求められる幼稚園だったので、何かと行かなくてはいけない日があったものだが、子供が小学生になってからは、授業参観とか運動会はともかく、それほど行事はない。遠足でお弁当とか、早く帰ってくる日まで入れても、1カ月に1回、あるかどうか…。ちょこっと書ければ、いいんだよねえ。

 昔…。私がまだ中学生のころだったろうか。私は手帳を使い始めた。なんとなく「使ってみたかった」だけだけれども。(当時も、予定はあんまりなかった)その時の手帳は、黒い、何でもない小さいものだった。表紙に生命保険会社の名前が書いてあったから、あれは年末に配っている販促品で、父親が会社でもらってきた、とかそういう類のものを、私がほしいと言ってもらった、とかそんな感じだったのだと思う。

 カレンダー、月間予定、週間予定表、それからメモ欄、無地の切り取りページ、地下鉄路線図、年齢早見表…。当時、スケジュール帳を持ち始めた子が増えていて、サンリオのお店で買うようなかわいいものもあったのだけれど、そんなものに使う小遣いはなかった。そして、私はその、無料の黒い手帳の渋さがちょっとうれしかった。大人っぽい…。ビジネスっぽいのが、なんだかうれしい、かっこいいな、と思った。そういう年齢だよね。

アイウエオ順になった、これまたどこかの宣伝入りの薄いアドレス帳に、友達の電話番号をびっしり書き込んだのを手帳の裏表紙の内側に張り付けた古封筒の角で作ったポケットにさしこみ、表紙は確か…。グラフ用紙、3mmの、線が青いものを、青い色鉛筆でギンガムチェックに塗り、上から仏壇のろうそくを塗ってから古い布でこすってつや出し+防水化を図ったカバーをかけていた。今、思い出した。

 当時、本当にお金がなかったなあ…。そのあと、近所の文具屋さんが1mだか90センチだか、1枚30円という格安で紺と赤のギンガムチェックの薄い包装紙を売ってくれるようになって、私の持ち物はにわかにギンガムチェックのカバーだらけになったのだっけ。
 
  ああいう実用系の手帳って、いくらぐらいするものなんだろう…。
文具屋さんへ見に行ったら、小さいのは600円前後。ちょっと割引になっていた。もう4月も半ば近いので、買う人が減っているからだろう。最小サイズの手帳は、1ページのサイズが名刺ぐらいのサイズ。

 カバー、自分で縫ってかけようかな?と思ったけど、脳みそのどこかで、豆電球が出た音がした。絶対、どこかで、すごーーーく都合がいいものを見た。これに絶対ピッタリ、っていう感じのものを見た…。

 最近中年も極めてからこっち、記憶力はがた落ち。昔はこういう時、売り場までピーンと浮かんだものだったが、今は、じーーーっ。と考えなくてはならない。

 私が「いい」と思ったからには、高い店のはずはない。絶対安い。そして見たのは最近だ。
 多分100均…だな。

その文具店からほど近い100均を見て回るとわかった。「カードケース」だ。診察券とか、お店のポイントカードとかを入れておくもの。これに、合皮のカバーの付いたのがあった。本体のカードを入れる部分は、その表紙に差し込まれているだけなので、それを抜いて、手帳をはさむと、まさにピッタリ!

 100円には見えない感じ。厚みも、ちょうどいいぐらい。ふふー。黒い表紙から、カラー表紙になった。途中であきたら、変えてもいいな…100円だもんね。

 ついでに100均で、スケジュール帳を見たら、大手メーカーの500円ぐらいするスケジュール帳が100円になっていた。1月から使うものだったから、値下がりというか、多分安くなって100均に流れてきたんだねえ。ちょっと大判だったので、買わなかったけど、今年に限っては4月からしかいらなかったので、これでもよかったかも。

 鉛筆付きの手帳…。なんだか懐かしい。中学生の時使っていたのと全然変わっていない。
ちなみに、「ダイゴー」という会社の手帳だった。

 表紙が赤いのもあるみたいだけど、サイズが最小のものは、黒いのしかないっぽい。残念。あと、手帳用鉛筆と、鉛筆削りもあるみたいだ。いいなあ…。大人買い、しようかな。

*…*…*…*…*…*…
うちのネット回線を何にたとえるか。
お風呂場でシャワーを浴びながら、口の細いびんから、粉末を振り出す感じ。
下をむけた、瓶の口から、粉末をおとそうとしても、そこらじゅうがぬれているので、上手く出てこない。

一生懸命振ると、固まって出てくる。その後、突然入り口の湿気たところがなくなったので、さらさらさらっとでてくるのだが、
 また飛び跳ねた水がビンにくっついて、止まってしまう。

 …ネットの工事は、今日この日記の更新が終わった後、来るんだけど…どうなるんだろう。
 

消しゴム

私が初めて渡米留学した1990年代後半、通ったアメリカの大学の売店にはピンクの「ゴム」の消しゴムしかなかった。

 日本で「ゴム」の消しゴムというと私と同年代の人は多分、半分が白のゴム、半分がグレーの砂消しゴムになったものを思い浮かべるのではないだろうか。つまり、あの消しゴムの、白いほうだけだと思ってもらえるといい。あれで、わら半紙のプリントをこするとかなりの確率で破れるのだが、「ペンでも消える」というのに魅力を覚えたクラスの男子が教科書の文字を一生懸命こすって消えたかどうだか、というのをやっていたのを思い出す。当時、小学校4年生、いや、5年生か…。男子だなあ。

当時昭和の女の子たちはみんな、かわいいプラスチック消しゴムを使っていた。金太郎飴のように、赤いハートが白い外側のゴムの中に埋まったのとか、切っても切ってもキティちゃんとか、プラスチック製のケースに入っていて、キャップがついたのとか、カバーの後ろにブラシが付いたのとか…。


 話は戻って、アメリカの消しゴム、特に20年前は本当に消えにくかった。ノートはボールペンで取って、間違ったところは線を引いて消すという方法が、スタンダードという状態だったのだけれど、私はノートをボールペンで取るのが何だかいやで、結局シャーペンと消しゴム。当時、探し回ってなんとか見つけたのが、ステッドラーのプラスチック消しゴム。これは日本のと同じようにちゃんと消えた。
 画材コーナーで、大きいのを買って、切ってカバーを付け直して愛用した。

 

今、小学生の親となって、アメリカに来て思ったのだけれど、プラスチック消しゴムが、すごく増えている。
 私も夫も警戒して、トンボMONOの消しゴムをたくさん持ってきていたのだけれど、あんまり必要なかったかも?
 この画像のキャップ消しゴムは、日本のアマゾンの画像を拝借。「鉛筆につける消しゴム」と検索したら、なんとこれが出る。この「Staples」というのは、こっちでオフィス用品を売っているお店の名前に、このロゴのものがあるから、多分そのオフィス用品店のストアブランドを輸入して売っているとみた。

 この消しゴム、小学校で「絶対持ってくるもの」のリストに入っていた。鉛筆の後ろにつける消しゴム、と。多分、落としたりしないから便利なんだろうね。これも、昔はピンクのゴムで出来たのばっかりで、学校の売店にあったのを試したら、案の定それほど消えなかったので2度と買わなかったけど、今、日本のレビューを見ても「よく消えます」って。材質が、プラスチックになったんだね!

 ちなみに、今回息子に持たせたキャップ型消しゴムは「Pentel」のだった。ぺんてるはアメリカにも進出していて、シャーペンとか、ボールペン、それからこの消しゴムなんかは買える。もしアメリカのを買って、消えなかったら…と思ったので、ぺんてるは、値段的にアメリカのものの倍したけれども、よく消えそう、と思ってそうした。(色は白しかなかったが、確かにとてもよく消えた)


 バレンタインだの、クリスマスだの、ちょっとしたプレゼントをもらってくるような日に鉛筆と消しゴムをもらうこともあったけれど、消しゴムはもう、プラスチックのばっかり。

 荷物を少しずつ整理しながら、「もうゴムのなんか見ないね」と夫としみじみした。こういうのってニュースにもなったりしないけど、この20年ぐらいで、入れ替わったんだねえ、そりゃ…消え方が違うもの。
 どの分野にも、「今まで使っていたものの方がいい」という人はいると思うけど、さすがに使い心地がここまで違うと、古いのを使い続ける人って、いなくなるんだろうな。消耗品だし。(ちなみに、一番上の画像のPink Pearlは、まだ買える。メーカーも危機感があったらしく、白い「white pearl」というのを発売していて、そっちはプラ消しゴムらしい)

 前まで、留学するんだけど、何を持っていったらいい?という質問には、学生さんなら、鉛筆を使うなら、鉛筆、それからプラスチック消しゴム、細いボールペンがいいなら、ボールペンと替え芯、シャーペンの芯、と答えていたが、今なら、消しゴムはいらないな。あと、ぺんてるの芯が買えるから、0.5以上の太さのものを使うなら、持って行かなくてもいいと思う。(0.3以下はアメリカには、ないので注意)
 時は経つ、時代が変わる…。見えないところ、小さいところ、ちょっとしたもの。
ちなみに、アメリカ文化博物館には、消しゴムが展示されていて、このピンクの消しゴムに、「I don't make misteaks」とか書いたのがあって、息子は大ウケだった。

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今日のどうぶつの森
1日にはぼんぼりがお店にあった。
2日はお店が改装でお休み。
3日に、行ったら、やっぱりぼんぼり。
 うわーん。おひなさま、買えなかったーーーーー。来年だな…。
お店はホームセンターになった。これ、グレースのファッションチェックをやらないとデパートにならないらしいんだけど、3カ月ぐらいたつのに、まだ一度もグレースを見かけていない。私はおしゃれじゃないからな…。グレースはうちの村を避けているのだ、多分。

昔は、他の人に来てもらって買い物をしてもらったらそれでデパートになったのに…。(だから2村あると、一人で出来たのに)

手帳の思い出

手帳、昔は、どうしていたかな…と思ったので今日は思い出の話を。

 私は昔、手帳に日記をつけていた。黒い、文房具屋さんで売っている、一番小さい手帳で、一か月ごとの予定欄は、スケジューラに使い、日付ごとに3行ぐらい、後ろのページにかけるところがあるのだけれど、それは3行日記として活躍していた。誰と、どこへ行った。何を食べた。ゲーム内の出来事とかも書いていた。買ったもの、見た映画、感想。手帳は、500円ぐらいだったろうか。後ろには、ミシン目の入った、メモ帳がついていたし、うすいアドレス帳は別なものをつかっていて、確か、名刺を何枚か、手帳にはさんであって、連絡先の交換は、それでやった。

 名刺!そう…。当時は、会社用の名刺「ではないもの」を持ち歩く人がいた。プライベート用ってやつで、名前や、電話番号を教えあったりするときはそれを交換する。いまだと、ケータイのメアド交換にあたるものがそれだったんだねえ。ゲームセンターには名刺を作成するプリクラみたいな機械があった。数は少なかったけどね…。手書きにしている人や、印刷屋さんに頼む人、それから、パソコンで作る人もいた。今でもパソコンで作る人はいそうだけど。

 結婚前は、もっと予定がたくさんあったから、6穴の「システム手帳」というものを持ち歩いていた。中身の紙は、自分で買うことになっていて、スケジューラや、TODOリスト、それから年間カレンダーをはじめとして、五線譜とか、地図とか、無地とか、3連ミシン目入りメモとか、ポケットとかかなりいろんな種類があった。一時爆発的に流行ったころは、システム手帳に挟んで置ける、袋入りキャンディなんていうのまであったぐらいだ。地下鉄路線図なんか、見もしないのに、違う地方のまではいっていた。そういえば、「バンドエイド」なんていうリフィルもあった。システム手帳の幅の紙にくっついた、セロテープもあった。プラスチックのクリップもあったな(折り取って使う)。面白がって、珍しいリフィルを見かけるたびに買って、手帳は、パンパンだった。
 なんていうのか手帳というより、「便利そうなグッズを無理やりまとめた」みたいな感じに…。もちろん、裁縫道具なんていうのもあった。カードサイズの12色色鉛筆が、システム手帳のポケットに入っていた。暇なときに絵をかいたりして。

 そうだなあ…スマホ持つまで、私は本だの、メモ帳だのを持ち歩き、電車の中で3行のメモ日記を書いたり、メモ帳の片隅にイラストをかいたりしていたんだっけ。ゲームは、ゲーム機(ゲームボーイとか)がカバンに入っていて、それでやってたなあ。そうだ、音楽プレイヤーというものも、持っていたぞ?CDいれるやつだったときもあったし、カセットテープのときもあったけど。

 手で、字を書かなくなった。キーボードの方が早いもんね(笑)。漢字が、かけなくなってる。

 音楽はミニサイズ音楽プレイヤー、mp4ファイルが入っていて、手のひらサイズどころじゃない、カバンの中で紛れてしまうぐらい、ガムのパッケージより小さいプレイヤーだ。

 今は、まだゲーム機は持ち歩いているけど、音楽プレイヤーはスマホで兼用。ゲームもスマホでやるし、スケジューラーだのTODOリストだのも、スマホ。連絡先交換は、ブルートゥース通信…が出来ない人もいるので、バーコード画像を持っていてそれを読み取ってもらう。 

 日記は、紙じゃなくて、ブログに書いている。

 デジタル化が進んだなあ…と思う。今、手帳買ったら、それはまた、アナログでいいかもしれないなあ。
いろんな便利そうなものを詰め込んだ、システム手帳が、思い浮かんだ。財布として使えるポーチまでついていて、ぐるっとファスナーで閉めるようになっていて、ショルダーストラップまでついていたので、それだけ持って出かけていた時もあったっけ。

 ふと、便利かな、と思ったけど、財布と、スマホだけ持って出かければいいんだよね…
手帳を買った、というブログの記事を読むと、いいなあ…って思うけど、単に私は、「何かが」買いたいだけなのかなあ、という気もする。

 新しい手帳を買うときの、「来年は、何をしようかな」というワクワクとした気持ち。あれが味わいたいだけなのかもしれない。
 

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    まこ

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