LuckyDuckyDiary

裾上げ

結構深刻な顔で、友達が「まこさん…」と言い渋るので、なにがあったの?と聞いたら、彼女の息子君の制服の、パンツ…つまり昭和生まれの言い方で言うとしたら、ズボンの、裾上げを下ろしたい、とそういう話だった。

この家には、ちょっと前まで友達のお母さんがいらして、手芸の腕は素晴らしく、裾の直しなんかアッというま。彼女はつまりずっとそういうことをやったことがなかったらしい。

制服は高い。普段着せている服と桁が違うようなお値段がするものだし、かといって着せないわけにもいかない。男の子で、まだひょろっとしているから幅は増えていないものの、縦に延びるとしか言いようのないお年頃。裾が短くなるんだな…。

私も、もちろん息子の制服は、幅を合わせて買い、裾は随分上げた。3センチぐらいずつ下ろして、多分次に下ろすのが最後になるだろうから、アイロンで貼るテープが用意してある。

ズボンの裾直しの手順のうち、最初の分岐チェックはこれ。

1:これで、裾を下ろすのは最後である
2:ちょっと下ろして、まだ裾を出す予定がある、または、するのは新品からの裾上げ

2の場合は、任意のところで折って、アイロンをかけ、糸でまつり縫いをして、裾の長さを調整することになる。
後で糸を切り、調整する機会があるから。

1の場合は、実はとってもいい手がつかえる。
それは、裾上げテープ。水で濡らして絞ってから使うやつは高いけど、その価値はある。扱いやすく、アイロンでぴったりくっつくし、ちょっと伸縮性もあるので、初心者向きだ。

これが、1の時にしか使えないのは、接着剤が表に染み出る事故があるのと、くっつけておいたのをアイロンをかけなおしてはがすのは出来ても跡が残ることがあるから。

でも、これで最後なら、このズボンの寿命ももう少しだし、はがし直さないから、テープで大丈夫。
こういうテープがあってな?という話をすると、彼女の顔が明るくなった。

とてもじゃないけど自分で縫うのは無理だし、こういうのをお店に直しに出すと、ちょっと高いからね…

いいよ、裾上げテープ。
うちの息子のも、そろそろやらなきゃな。

今年は編まなかった

そういやあ今年は全然毛糸を編まなかった。外に出ないから、だろうなあ。
どこへも行かない、行くのはスーパーだけで、それも三日に一度だの、二日に一度だの、出る頻度も低い。
ぱっといって、ササっと帰るから、余計かもしれない。

散歩で長時間歩くとか、出かけて寒いところに滞在するとか…といったようなことがない。
人と会うときはちょっとぐらい、好きなものを着て行こうかという気になるけれども、買い物だけなので今年は百均で200円で売っていたネックウォーマーを帽子のように耳がかくれるようにかぶっていた。

茶色っぽい色で、大体私の持っている服に違和感なく合う。息子がかぶっていっても変に見えないし、時々なくしてきたりしても問題ない値段だしで、うちには同じのが3、4枚ある。

服も同じようなのを3種類ぐるぐる着ている…のはまあ、これは毎年同じか。
オンラインゲーを遊ぶようになってから、各段にストレスは減り、家の中に閉じこもりっきりになることに問題はなくなったのは、これはいいことだというべきだろうか。

ごまかしてるだけとも言えるのかもしれないけれど、現状これ以上できることないしなあ。
ちょっとした外食に、行きたいなあ。一人でご飯食べるのも、この際だしいいかもしれない。
とても熱くて、かなり体に悪そうな塩辛さのラーメンとか(汁は残すとして)、自分の家では絶対面倒で焼かないようなパンケーキのお店とか(こないだ見たらつぶれていた)、きれいに少しずつ盛りつけた日本料理のお弁当のランチとか…。

海鮮丼とかもいいな。この際牛丼でもいい。
単に作るのが面倒なだけ、ともいう。

春になったら。花粉の時期が終わったら。なんとなくすべてのことが、後回しになっている気がする。
夏になったら、とかそういう風にどんどん延びそう。

ワクチンが効いて、コロナが下火になるのは、いつかなあ。全部そこに持ってきてしまう感じと言うか。
いろいろ気をつけてやっておかないと。あの2、3年は本当に何もしなかったとあとで思い出すことになりそう。

楽譜の補修

 ピアノの楽譜の、やっすいやつをアメリカで買って使っていたのだが、さすがアメリカ…というべきか、冊子の作りがよくない。紙がこすれてモロモロした感じになってきた表紙。背表紙はすこしずつやぶれ、無線とじだからなのだろう、外れたページが出ているし、紙が劣化して、次のページに急いでめくるためにちょっと折って手でつまんでいた部分がちぎれそうだ。

 しょうがないので、この間本を補修する本で読んだようにして補修してみた。お小遣いで「図書館用製本のり」という糊をゲット。瓶入りの糊は、とろとろした木工用ボンド…というようなテクスチャの糊で、無線綴じの本の背中をまとめ直すのにいいらしい。

 表紙ははがして、ページをそろえ直してクリップで挟んで固定してから、この製本糊を刷毛で塗って、上から薄い布を貼り、本の背中を固め直す。

 表紙はきれいに切って裏に画用紙を貼る。
 
 一晩経って、本の背中が固まったら、各ページを修復。大体傷んでいるのはページの隅で、印刷があるところではなかったので、薄い和紙をちぎれた場所に貼って、ページのサイズぴったりにカッターで切り落とす。

 表紙で本文を挟んで、本当だったら見返しで本文と表紙をくっつける…ということになっているのだけれど、面倒になってきて、製本用のテープ(布のガムテープそっくりのテープで、白とか黒とか赤とかがホームセンターにあった)で表紙と本文をまとめてくっつけて終了。

 毎日使っている楽譜で、ピアノレッスンにもっていったら、先生に、すごくいいと絶賛された。
 先生の譜面にも、ものすごくボロボロのがあるのだが、レッスンしたときの注意書きがあるので、そっちが使いたいから、新しい本はあるのだけれど、どうしても古いほうを見てしまって、ぼろさに拍車がかかっているというので、見せてもらった。

 満身創痍で、ものすごかった。
 ページの角が半分ぐらいはだめになっていたし、すっぱりちぎれて欠片も残っていないとか、めくる時に勢い余って上の方が破れたような箇所もあったし、どうなったのかページの真ん中の方に謎の破れがあったりして、おまけにページが1枚と言わず、何枚も外れて落ちてくる始末。これはまた派手というか、なんというか…。

 書き写すのが面倒でやっていないのだという先生が、宿題をちゃんとやっていないのを言い訳する小学生みたいに見えたのがちょっとかわいかった。

 まあ、こういうことは練習しようと思っていたし、家の本にここまでになった本もないから、やってあげましょうか、と提案したら喜ばれた。

 本当は糸でつづった上製本のようだったが、無線綴じにしちゃっていいというので、まず背中側からきれいにそろえて、製本糊で背固め。
 四つ切の画用紙を2つ折りにして見返しを作成、表紙もかなりひどい状態だったので裏からきれいに貼る。

 そのあと、破れに薄い和紙をテープのようにでんぷん糊で貼り、ページの角の欠けた部分を補って作成。
 
 やってみると、薄い和紙をしわにならないように貼るのは意外と難航するし、はぎ目のところが薄くなるようになんていうと難易度が上がる。

 私は子どもだったころ、やまと糊についているヘラは使っていなかった。なくしたことも多かったように思う。何のためにこんな面倒なものがついているんだろう…と思っていたぐらいのことだった。糊は指でぺたぺたとつけていた。
 それが、今、付属のプラスチックのヘラが使いやすい!なにこれ!薄く延ばすのにすごく便利!余計な糊がついていないことというのはきれいに貼るのに重要なことだというのがわかってくる。

 もうちょっとヘラの柄が長くてもいいかなとは思うけれど、こんなに便利なのに、子どもの頃の私はどうして要らないと思っていたのか、ちょっと問い詰めたいぐらいだ。スポンジ付きのとか、スティックのりを使わないのなら、絶対このヘラは必要だと思う。

 ページの真ん中の破れ目はちょっと細かい作業だったが、あとは慣れてくるとどんどん進んだ。

 もう一晩で、でんぷん糊を乾かし、そのあとカッティングボードと、カッターナイフでページの大きさを切りそろえて終了。
 
 持って行ったらとても喜ばれて、お菓子なんかもらってしまった。
ちょっとぱりぱりして、本が厚めになってしまったけれど、ページが外れてこないし、めくりやすいので、すごく使いやすくなったらしい。

 本当にこんなこと出来るのねえ…本を補修するなんて、考えたことがなかったから、と何度も感心された。
 まあねえ…。古い本で、絶版だとか、その個体がどうしてもいいとか、そういうこだわりがあるのならこうするしかないわけだから。「まこさんて、本当に本が好きなのねえ」だって。

 そうなのかもしれないな。ちょっと補修作業に慣れただろうし、 家にあるカバーがビリビリの文庫本を補修するのがちょっと楽しみになってきた。

エプロン作成

 最近、物忘れがひどくなった気がする。まあ、中年も極めたし、平安時代とかだったら長生きといわれて、仏道修行に入っていてもおかしくないぐらいの年齢なんだから、無理もない。一度パッと思いついたことを、あとで思い出せなくなっている感じで、たとえば砂糖が少なくなっているのが調理中にわかったとして、あとでスーパーに行ったときに思い出せない。
 
 メモを取ればいいのだが、最近使っているのはスマホのメモ帳が多く、スマホを充電しているところまで行って入力するか、PCに入力して(クラウドでつながっているので反映される)今までうまくいっていたのだが、このコロナ騒ぎでスマホを外で触る機会を減らしているため、もっていかなかったりして一体何のためにメモっているのか状態に。

 となると次は自分が家の中でメモとペンを持ち歩くのがいいのだろうが、今家の中でしょっちゅう着ているリラックス用ステテコ風のコットンパンツにはポケットなんかついていない。主婦の女性はそんなわけでエプロンをするのかもしれないが、胸まであるエプロンが暑苦しい。

 腰から下しかないエプロンってなんていうんだっけサロンエプロン?あれが欲しい。
 ネットで調べたら送料込みで800円から1000円。ううむ…案外する。試してみて、継続使用が決まればまあ、それもありだろうが、やってみてダメだあ。ってなったら、もったいないものねえ。

 見てみたら、たいして凝った造りでもない。四角い布の下1/3ぐらいを折り上げてポケットにして、真ん中に縫い目をいれて分け、上を裏側に折り返して紐を通してあるといったような感じのもの。見ただけで大体わかる構造で、私にも縫えそうだ。

 家にある無地の布の一番安かったの(110センチ幅が60センチぐらいあった)を真っ二つに切って、エプロンを2枚作成。要は腰に結び付けるポケットだね。こういう感じの道具入れを持っている人もいると思う(多分エプロンより高い)し、夫には「鍛冶屋さんのよう」とコメントされた。

 1枚の布代が大体250円ぐらい、紐が50円ぐらいだから、600円で2枚。ペンを入れる細いポケットと、手が余裕で入る深めのポケットが2つ、細かいものを入れる底が浅いポケットが1つ。紐は真ん中のエプロンに隠れるところだけゴムにして両端が紐になっていて、腰に結ぶ。
 白い紙をたたんでメモ用紙にして、厚紙を挟んで書きやすくしておく。ペンとメモをもって気が付いたことはさっさとメモって、外に出るときはメモだけもって出て、そのままポイでOK。チラシの裏って、今でも時々白いのがあるから、それで十分。
 
 上のほうに小さいタオル縫い付けて手を拭くのに使ってもいいかな…と思いついたけど、さすがにそれはあんまりか?
いや、考える余地はあるな。
 それともタオルをポケットに入れておくべきか。

 なんでもないことでも、ちょっとこういう普段はしないことをするのが楽しかった。

夏用マスク作成

暑い。正直言うとマスクなんかしたくないぐらい暑い。
でも、スーパーは割と混んでいるし、不特定多数の人と顔を合わせる店員さんや、中高年である私を含めて高齢者の人の重症化を考えるとやっぱりしたほうがいいだろうなあとは思うわけで。

 アベノマスクのガーゼと、100均で買ったダブルガーゼの布で作成。
 


 ちょっと薄めで、小さめに作成、カバーされる部分が少ない。プリーツよりも厚みがない分、涼しいはず。
 この形のマスクは、曲線の縫い目が入るのと、縫ったところにハサミをちょちょっといれて、カーブがきれいに出るようにする…というようなこととか、裏返す前に縫い代の角を落としておくというような手順がいくつか入るので一気に量産しづらい。

 あー。でもこれ100枚ぐらい縫ったら腕が上がるんじゃないかという気もするなあ…。プリーツのほうだって最初はうまくできなかったけど、あとからかなり上達したな、と思うぐらいきれいになったし、早く作れるようになったものね。
 実は布の量もプリーツよりいらないので、小さめの端切れが使える。

 とりあえず4枚作ったので、アベノマスクを私に預けた人に2枚あげて、残りの2枚は私が夏用に使おう。
 マスクは多分、これからももらってくれる人があるだろうし、「裁断する日」と、「縫う日」をわけてもいいな。裁縫で一番大変なのは裁断だからね。

 型紙は、ずーっと裁縫箱に入っていた、「手芸屋さんで買ったマスクキットの型紙」だった。
 これは2010年かな?に新型インフルエンザがはやったとき、幼稚園で「マスクを全員持ってきてください」という話が出たときに作ったんだったと思う。子供用と大人用で、子供用もだいぶ縫ったっけ。幼児から低学年ぐらいの時はこの型紙の子供用を使ったなあ。
 
 そうだった。息子のマスクはゾウさん柄だったっけ。
…なんて、懐かしいことも思い出した。
 
 もうそこらじゅうで買えるようになったマスクだけれど、もしほしい方いらっしゃれば、ご一報ください。

妄想deピクニック

3月から運動がてら、歩いていると、こんな木が散歩の途中に。
 
 数日前に降った雨のせいか緑も濃く、流れる川の水音に耳をすませば鳥の鳴く声がして、その涼しげなこと。

 ああ…こんなところでピクニックしたらいいだろうなあ。
 それも20世紀ですらない、19世紀の、物語の中みたいに。

 つばの広い日よけ帽子、白いスカートに、スカーフ。草の上に広げる敷物は洗って縮んで水がしみにくくなったウールのチェックの毛布で、持っていくのはバスケット。
 魔法瓶に紅茶でしょ、マフィン…いや、スコーンか。バター付きロールパンでもいいや。それからジャム。ガラスの瓶に入ったのでないとだめ。
 それと日傘。白いコットンの…じゃなくて絹張りのやつかなあ。柄が象牙のはちょっとやりすぎか、竹かなあ。

 スマホなんか持って行かない。持っていくのは本で、詩集とかがいいかな、それとも短編集。
 明るいから、刺繍でもいいし、編み物でもいい、そういうのを持って行って、戸外でちょっと気分を変えて手作業もいいなあ。

 若草物語なんかこう、そういうのだよね。足はくるぶしぐらいまでしか出せない時代だから、靴をぬいで小川に足を浸して…

 ぷぃーん…とかが飛んでくる音がして、現実に戻ってきた。

 妄想の中の19世紀の朝の10時のピクニックにも、多分蚊はいたに違いない。
 はあ…ちょっと楽しかった。
 
 絶対今の自分じゃやらないピクニックだということもわかっているのだけれど(だって、手間がかかるし)、妄想は無料だもの。
 この写真はとっておいて、またコロナで自粛になったら眺めよう。


 

ハンカチ兼用バッグ

 コンビニで、「バッグにもなるハンカチ」というのを見かけた。
 なんじゃそら…。

 パッケージを開けるわけにもいかないから、外袋の説明をじーーっと眺める。
 
 うーん。薄いハンカチを2枚縫い合わせて、リボンのような薄い取っ手をへりに沿って縫い付けて、袋として使うときはそのリボンをつかんで持つと手に提げられる、という仕組みのようだ。680円はちょっとエコバッグとしては高めだ。買わずに帰ってきた。

 私は「いざというときに役に立つもの」が好きだ。そういうものはほとんどの場合「役に立てる機会はない」けど、でも好きだ。
 「備えよ常に」ってボーイスカウトじゃないんだから、とは思うものの、10代、20代のころキャンプに行っていたころは結構高価なマルチツールを持っていて(ただしあれはどの部品も使いづらいけど)予備のなんとか…を各種リュックに詰め込んでいたものだし、電池にタオルにバンドエイドに、予備のキャッシュにティッシュに…と今だって私は出かけるときに「一体何しに行くの?」というぐらいこまごましたものをバッグに詰めている。

 

このバッグのコンセプトが気になる。気になるったらなる。
 …というわけで、家で作ってみることにした。
 私の「材料箱」の中には、このプロジェクトにぴったりの柄の布があった。
 大体50センチのバンダナの柄が印刷された布。左右は110センチぐらいあって、左右に2枚、バンダナが取れる布。
 これが安売りだった時、端までうまくやったら55センチぐらいのバンダナが作れて、頭に結ぶのにちょっと大きめでいいかな、なんて思って買ってきて、そのままだったもの。

 ふちを三つ折りにして、これまた副資材の入った箱をかき回すと、ちょうど麻のテープが1メートルぐらい出てきたので、それを縫い付けて、袋にしてみた。


手に提げるときはこういう感じ。
 うまくいったと思う。思うけど、やっぱりバンダナ2枚分だけあって、たたむと結構かさばる。
 
 コンビニに行くときに持つなら、買うものが小さいから、もっと小さくてもいいかなあ。
 コンビニで買うものは小さいものが多い。大きくても500mlのペットボトルか、1リットルのパックは買うことがあるかなあ?
 そんなもの買うときは私はリュックを背負っていそうな気がする。

 びみょーーう!!!
 普通のエコバッグと同じぐらいにはかさばるんだよねえ、やっぱりこれ。
 
あ、でも!当たり前のエコバッグはナイロンが多いから、確かにそれで顔を拭くかと言われるとNOだけど、これはコットンだからハンカチとしてはありか。旅行にもっていったらいいかなあ、程度?あんまり重たいものを入れると、この薄さでは破れやすそうだし、毎日使うエコバッグには出来ない感じ。

 んー。次はもうちょっと幅がちいさいのを、手拭いで作るのはどうだろう?巾着のように、中に紐を通しておけばいいよね。
 それならもうちょっと小さめに出来るし、いつも持っているエコバッグではちょっと足りなかった時の2つ目の袋にいいかも?

 作ってみないとわからないことって多いよね。
 体験として面白かった。今日作ったバンダナバッグはリュックの底のほうへ平らにして入れておくことにしよう。
 

アベノマスク、どうするのこれ

うちにはまだ届いてない、アベノマスク。お友達がラインでいうには、「来たのはいいけど、これ絶対使えないって」だと。
 虫とか、そういうのが入っていた話?確か聞いたね?とおもったらそうではなくて、「ちーーーっちゃいのよ、見たらわかるって」というので、非常事態宣言が解消になったことだし、と見に行ってきた。

 見て納得。これはあれだ、小学校の給食当番の時に使う「学童用」と書いて、ホームセンターのクレヨンとか色鉛筆とかの文房具と同じ売り場に置いてある学用品マスク、あれとそっくり。確かに小さい。

 そりゃ安倍首相がしてたらあんなに小さく見えるわけだよ…。あれは安倍首相の顔が特に大きいのかと思っていたけれど、そうじゃない。このサイズなら大人の男性がつけたら、小さすぎるだろう。
 マスク売り場に「女性、こども用」と書いた箱と、何も書いていない一般向けがあることを考えてもわかる。1サイズだけだとちょっと、無理があるんだよね。でも、なぜ大きい方に合わせなかったんだろうね?

 それも、このサイズで新品。
 …ってことはさ?洗うと絶対、もうひとまわり縮むよ? 
別にそれはアベノマスクに限った話ではない。コットンのものはたいてい新品の時よりも洗うと縮む。1mで3センチぐらい縮んじゃうのもあるぐらいだ。ガーゼは特にその傾向が強い。
 ガーゼの肌着、ガーゼのタオル、ガーゼのハンカチ…ほかのガーゼ製品を洗ったことがあれば絶対忘れないぐらいの縮み方。
 ぴったりの大きさに作ったカバーが、洗濯したら縮んで入らなくなった、なんていう話も手芸初心者ならあるあるだ。
 つまり布製品は、布を一度洗ってアイロンかけてから作りましょうってこと。

 まあ…国会議員さんの…特に安倍首相みたいなお金持ちのお育ちの人は自分で洗濯なんかしたことがないだろうから、実感として縮むなんていうことも知らないのかもしれないね…。

 ガーゼはあらうと縮むだけでなく、しわもよるから、加工するときには洗わないことが多いみたいだから、これもそうなんだな、というのはわかるけど、それなら横幅あと3センチはほしい、縦も1センチから1センチ半は長くていいよね?
 横4センチ、縦2センチ長くても誰も文句は言わないと思う。洗って再利用が前提なのならなおさらそう。
 洗った後でアイロンかけて平らに伸ばすとしても、やっぱり小さすぎる。

 何百億も使って、国家権力が威信をかけてやる事業にあんまり文句をつけたくはないけれども、大の大人が何十人もいて、誰も「洗ったら縮むからもうちょっと大きめに」とか思わなかったのか?せめて試作品をかけてみて、「ちょっと小さくない?」と誰も思わなかった…わけないよなあ。だって、国会議員さんは安倍首相以外の人はもっと大きいマスクをしてたもの。
 せめて市販の不織布マスクの縦横の長さを測ってから作るわけにはいかなかったのか。

 国民はこれで適当に納得させとけ、と思ったなら馬鹿にしているし、全員が忖度して意見をしなかったというのも、ちょっと忖度しすぎだと思う。
 
 友達と意見が一致したのは「これは小学校低学年までのお子さんなら、役に立つので、そういうお子さんがある家にどうぞ、と持っていくのはアリ」だが、「大人にはつらいサイズだね」ということ。
 でも、私たちの周りにいる人はお子さんが中高生以上の人が多い。事前の策としてこういうゴム紐は最近品薄気味だし、これはガーゼ布としては普通のものなので、洗って(縮ませるだけ縮ませて)アイロンをかけ、材料として再利用するのが無難であろう、という結論に達した。

 内側にこのガーゼを利用、表側に普通のコットンの白いのを使って、夏向けにさわやか系のマスクを作ろうか、ということになった。
 ゴム紐もやわらかいマスク用だし、たぶんいい感じになると思う。

 ちなみに友達のお怒りポイントは「家族が4人なのに、届いたのが2枚」というところにもあった。
 足りないわね、うん。
 作れる人がいない、くれるお友達もいない、不織布マスクは品薄で買えない。そういうときのためのマスクだというのに、少なくとも全員分1枚ずつあって当然じゃないのかと。
 確かに。
 
 やっぱり、ハンカチをたたんで輪にした紐を通して、マスクのようにつけられるようにしたのがネットで話題になったのを見たことがあるけれども、あのハンカチたたみマスクのほうが全員にいきわたるのならマシかもしれない。
 
 友達が考えた「こうなってたらよかったのに」というアイディアはこう。
 布と、ゴム紐だけセットになって袋に入っていて、「おにぎり券」が2枚入っている。
 おにぎり券1枚につき、コンビニでおにぎりが1つもらえて、縫える人はおにぎり券を2枚使える。
 縫えない人は、おにぎり券をお友達に渡して縫ってもらうか、おにぎり券1枚と、布とゴム紐を役所にもっていくと、寄付された中から1枚、布マスクがもらえる。
 布マスクを寄付した人はおにぎり券がもう1枚もらえる。寄付をすると用紙に署名をすると追加の材料も配ってもらえる。
 
マスクがいらない人はおにぎり食べて終わり?でも、たぶんそんなのでもこのマスクよりはひどいことを言われなかったんじゃないかと。
 ミシンが使えたらおにぎり食べ放題だね!と言いながら「それはないでしょう」とは言えなかった。

ことりちゃんマスク

ネットで「手作りマスク」を見ていたら、いろいろな人が作っているのがとても楽しい、その中に、「あ!!この布もってるぞ!」というのがあった。100均の手ぬぐいで、セキセイインコとオカメインコが交互に並んだ柄で、あまりのかわいさに、2枚買ってきたものだった。夏につなげてストールぽくしようと思ってたんだけど、これはもうマスクにしちゃうのでいいや。
 人が作っているのをみたら、すごくその気が出るよね。
 立体タイプをまず……とやってみたけど、これ、柄合わせるのすごく難しい。しょうがないので真ん中の一羽だけ合うように作ったけど…。

 残りの布はプリーツタイプに。プリーツのたたみ方は、今まで作ってきたプリーツマスクと違って、柄がかわいく見えるようにたたんでみた。

 夜寝る時のリップケア用とか、のどがちょっといがらっぽい時に家の中で…とかだったらこれでいいよね。短時間で人と会わない散歩ぐらいならこれでもいいかな。
 
 ちなみに友達に「それ、ほしい!」と言われてプリーツのは1枚あげた。
 感想はというと「みんなが顔見た途端に目が点になるのがすごく楽しい」とのこと。
 ここまで派手だと、それはそれで突き抜けていていいということらしい。

 「こんなもの、やったもの勝ちよ」
……だって。

 前からおしゃれな人だと思ってたけど、やっぱりこう、「無難に」なんて思わないんだなあ。
 「目立ってOK、やったもの勝ち」かあ。さすがだ。
 よし!今度すっごく派手なのを作ろう。自分でするんでなくて、人にあげるなら思い切った柄もいいよね。

鬼滅の刃マスク

 

布マスクを作ってほしいという話が時々来る。畳んで終わりの簡単バージョンではなく、プリーツだとか立体だとかになると手に余る人が多いのだろう。

 特に子供のサイズは見つかりづらいのか、それとも「ただの白いの」なんかなかなか喜んでくれないからなのか、悩む人が多い感じがする。
 鬼滅の刃柄…といっても主人公の顔とかキャラとかが布になっているのではなくて、主人公が着ている服の柄の布で、緑と黒の市松柄。著作権がどうこう、という柄ではないし、技術がそれほど要る色柄でもないために、布屋さんでどんどんプリントしているらしく見かけることが多くなった。

ちなみに息子は「オレは普通の白いのがいいからー」というので全部他所に上げてしまうことにした。
 小学生に、ということで一回り小さめに作ってみた。

 まあ、それっぽければいいでしょう、うん。おまけに無料だからね、文句を言わない人が多い。お金出して買うとなるともっとこう、ってなると思うけど。
 キャラっぽいだけで、マスクをしてくれるなら、もうね。いくら子供は症状が軽くなる傾向があるといっても、それが両親に、先生に、祖父母に感染することを考えたら、ちょっとでも取れる策は多いほうがいい。


 花柄は試作して「こういう柄はどうかな」と友達にラインしたら、「私がほしい」と言われた。まあね…この布ちょっと高かったしな…。在庫の「ただかわいいだけ」で買った布がだいぶ、消費されそうだ。
 
 夫は「まだ縫うの?機能は不織布のほうがいいのに」と言っているが、そんなことは百も承知だ。
 でも、現実問題として、たかがゴミ出しだの、あんまり人と会わない散歩だののために買った不織布の高機能マスクをしていくほど今家には在庫はない。
 そういう風に1日1枚使い捨てにするほど手に入れようと思うと、本当に到着するかわからないようなネット通販で1枚100円とか、そういう話になりがちなのだ。
 
 夫によると、仕事から帰ってくる途中のドラッグストアや、コンビニには「おひとりさま1つ」の張り紙が残っていたそうだから入荷もある店も前よりは増えているのだろうけれども、かといって並んで買えるかとなるとねえ。

 しばらくは布マスクの出番が続きそうだ。
 

ムンクの「叫び」バッグ

いや、もうタイトルだけで出オチ、という感じだけど、作成。

 これは都会のユザワヤへ行った時に、うわあ、こんな布あるんだ?と思って何枚か買ったうちの一つ。
 ロートレックの自画像や、モナ・リザ、ゴッホのひまわりもあった。

 モネの睡蓮と、これ、それからゴッホの芥子畑の絵を買った。
 ロートレックの自画像も欲しかったんだけど、あんまりたくさん買いすぎてもなあ、と思ったのでやめておいた。
 
パネルに貼る用のと、今日私が作ったこれはトートバッグが1枚作れるという2種類のサイズがあって、パネルは絵を飾るのに使えるように額に入れるのにちょうどいい分で切ってあって、トートバッグ用は1柄分買うと、バッグの持ち手と、本体が作れる仕様になっていた。



 友達にラインで画像を送って、「作った」と言ったら大ウケだった。
 こんな時だもの、ちょっとぐらい面白いことをしないとね。

 モネの睡蓮も作ろうっと。あ、裏地分がない。近隣の手芸屋さん、結構閉まっているんだよなあ。
 家に使える布、ないかな。内側だから、何色でもいいよね。

マスクを作る宿題

息子の宿題が出た。学校に全然行けていないのに、宿題だけ出るってのもなんだか…。といっても、どうにかしておかないと絶対これ、授業時間足りないよね。

 ちなみに5教科の宿題は夫が見ている。私に回ってきたのは「家庭科」の宿題の「マスクを作る」というやつだった。
 一番簡単な、キッチンペーパーを折って輪ゴムをはさむやつでもいい、という注意書きがあった。まあね、こういうことがあったとき、さっさと作ってつけてしまえ、と思えるのは大事だからそれでもいいか。

 でも学校に持って行って提出だというし、キッチンペーパーは破れたりしそうだからちょっとグレードアップして、晒を切って縦横3つに折って作るマスク(2カ所直線縫い)でもいいか…と思ったのだが、息子は「おかーさんが作ってるやつがいい」という。えー。プリーツの?

 私はもう作り慣れたけど、息子に教えるのが面倒ー!
 レポートを書くというのもあるらしいので、しょうがない、私が家庭科の授業で配られるようなプリントを作成。
要は手順書で、あとで作りながら写真を撮って貼ればいいよね。

 布を買いに行ったら、薄い色は全滅。
シーチングのピンク、赤、オレンジ、黄緑なんかはあったんだけど。黒は布のボルトが最後なので全部買ってほしい、1メートル半で720円、と言われたのでやめた。50センチで5枚出来るんだもの、そんなにたくさんいらないし。
 エイティスケアと言われる布だと薄い色もあったけど、この布は目が詰まっていて、端っこの方を縫おうと思うと針が刺さらなくてガシュっとミシンの下の送り歯のところに押し下げられて噛むことがある。特にプリーツをたたんで縫うので針がちょっと太めなのもそういう挙動になりやすい。ミシンに慣れた人だと縫い始めの位置を調整するとかしてそういうのは避けることが出来るのだけれど、初心者には無理があるのでそっちの布はあきらめた。
。結局息子のマスクは紺のシーチング製になった。

 ダブルガーゼ?そんなものとっくに売り切れ。ゴムは4コールのが1パック買えた。すごい!308円。普通の値段だ、すばらしい。

 というわけで布を水に漬けて乾かすところまでは私がやっておいたが、アイロン、カット、折るのからミシンまで、1手順ずつプリントを見てやらせた。
カットに時間がかかった。幅は17センチだといっているのに、片側は17センチで、もう片側を私が目視で「ゆがんでる」と計ったら17センチ5ミリあったりとか!
 
 縫い始めたら早かったのでなんとか1時間半ぐらいでゴムひもを通す直前ぐらいまでは行けた。やれやれだ。
紺のマスク、完成。布を切った残りの4枚は私が縫おう。

マスク作成

3月頭に書いたメモから。
 マスク大増産。3月に入っても終息する気配もないマスク不足。
 ニュースもそういう話ばっかりだし、売り場の人も聞かれすぎてちょっと疲れているだろうしで、もう今年の花粉症は布マスクで乗り切ることに決定だ。
 
 近所の手芸屋さんでダブルガーゼの白いのを運よく入手。ついでに、もしかしてこれもいけるか?というのでホームセンターのタオル売り場で10m巻きのさらしもゲット。
 ガーゼで出来て、晒でダメな理由も思いつかない。32センチ幅ぐらいしかないけど、マスクは小さいしね。
90センチ幅330センチと似たような面積だと思えば、割安だともいえる。ちなみに薬局の大判の巻きガーゼはとっくに品切れ。

 50センチに切った晒を、細長い筒に縫って裏返してから、縫い目を真ん中に持ってきてアイロンで伸ばしてから3重にたたんで両端を輪にしてゴム通しを作成して、2カ所縫って簡易マスク完成。重なりは6重で、ダブルガーゼでいうと3枚重ねぐらい。まあ、こんなものでしょう。
 念のため倍の厚みの物もこしらえてみたけど、こっちはちょっと暑苦しい。
 
 次にネットで見た作り方でバリバリと布マスクを作成。私たちの年齢だと「キャシャーンみたいになるやつ」というと通じるのだけれども、鼻のほうまで覆う形になるタイプ。鼻のところにワイヤーいれようと思ったら難しかった。
 ガンガン作って家中のゴム紐を動員。真っ白のガーゼでこしらえると一応それっぽいよね、と自画自賛。

 お裁縫が苦手というのを公言している仲良しのおともだちのところへ持って行った。
 ここのお子さんはマスクがないと満員電車に乗るのが怖い、というのでこの騒ぎが始まったときに私の家にあるのを持って行ったという話で、もうそろそろどうなったにしろ切れる日が近いな、と思ったので特に気にかけていた。

 絶賛された。もうあと何枚、って考えるのがイヤになってきていたそう。そうだよね…。
 ちなみにご主人は花粉症で、2月中は貴重なマスクを最初は「子供に譲ってくれればいいのに」と思っていたそうなのだが、涙目で鼻水ずるずる状態がさすがに気の毒で、マスクをするなとも言えなかったと言っていた。

 ちなみに昔、お友達のお母さんが作ったマスクがあったそうなのだけれど、サイズが小学生用で小さめ。なおかつ最近は闘病されていたから、ミシンどころではなかったらしかったので、手作りマスクが残っていたのがたったの1枚。それはご主人が家で愛用しているらしい。

 今朝も、「どうしてこんなことぐらい出来ないんだ!」と言われ、「こんなことっていうなら、あなたがやればいいでしょ!」とけんかして、今は口も利かない状態なのだとか。
 あー。ご主人もどうしてそういう地雷を踏む…。闘病なさっていたお母上は1月末に亡くなられたばっかりだ。ドレスだのスーツだのが縫える腕前のお母様は、家のお裁縫ニーズを一手に引き受けられていたのだが…。クラフト好きの方で、私もお話したことがある。穏やかでにこやかな方だった。まだまだ寂しい気持ちが抜けない時期に、そういうことを言われたらまあ、そういう反応になるのも無理もない。
 
 それに大体こういうものには得手不得手というものがある。正直難しくはない、と思うのだが(特に畳んで2カ所縫うタイプは)クラスの40人中39人が出来る跳び箱が跳べなかったことがある私は、『そんなの簡単』とはなんとなく言えない。苦手というものはそういうものなのだ。
 布マスクお子さんの分と予備含めて10枚、喜ばれてよかった。

 作ったのをあげてしまったらなんとなくまた作ろうかという気分になった。次はもう白いダブルガーゼも切れたから、白いシーチングで作成。別に、ガーゼより目が細かいということはあるものの、普通のコットンでダメな理由もないだろう。晒と併せようか。
 シーチングは一番真っ白なのをゲットして、今度はプリーツ付きにも挑戦。
 
……難しい。プリーツをたたむ、それも3枚重ねでたたむと分厚くなって、左右を折ったらもう、ギリギリすぎ。
 待ち針を使わない、しつけもしない、アイロンだけでどうにかするのは無理…?あんまりプリーツを必死でアイロンでつけたら布がうっすら焦げた。

 だあ。薄汚れているように見えるのもよくない!取りあえず仕上げて、漂白かけて干した(酸素漂白剤でいけた)。
 うーむ、洗って干すとプリーツが汚い。型崩れするなあ。折っただけだもんね。
 別布で左右を縫いくるむ方式の作り方を見つけた。そっちはプリーツが4つではなく3つになっていて、なおかつプリーツの端にステッチがかかっているので崩れにくいらしい。参考にさせてもらったサイトはここ、【SMILEWORKS25】

 晒2枚とシーチング1枚で作っても上手く行ったし、シーチング3枚で作っても別に使用に何の問題もなく。
 プリーツのマスクは平らに作るので鼻のところにワイヤーをいれるのが立体タイプより簡単なのがうれしい。

 夫には「楽しい?」と聞かれた。うん、割と…。
 手芸というのは、作るのが一番楽しくって、出来上がったらいつ使えばいいの?というようなものも結構ある。
 人に上げても「もらったけど、あんまりねえ」というものだってある。カバンとか、コサージュとか。でも、今回のマスクは「いる?」と聞いて、「え、いいの?助かるー!」という人が多いんだよね。

 外にしていかないにしろ、夜にちょっと空気が乾燥気味で、唇のケアをしたあとかけて寝たいとか、ちょっと風邪のひきかけだから喉がいがらっぽいのでマスクをかけたいとか、そういう目的がある時、これがこんなにマスク不足でないのなら普通に1枚、2枚と使えばいいのだけれども、この昨今ねえ…。そう思うとこれはあっても悪くないアイテムなのだ。

 全然ないよりいいし、たとえ縫い目がイマイチでも、自分で作るより楽ってこともあるしね。

 コーラスの周年コンサートで腕に造花をつける曲があった。配られた花についているゴムがどうにも短めだったのでマスクゴムを買って、付けなおしたその残り、大活躍!こんなにたくさんなくてもいいのに、と思ったけど、いやいや、役にたったなあ!
 
 ガーゼとゴムは品薄みたいだけど、いくらなんでもコットンの布までは品薄にならない気がするし、マスクもゴムじゃなくてコットンの丸紐でもいけるみたいだから、まだいけそうだ。
 きっとゴム紐の会社も大増産だろうなあ。手芸屋さんはもう、ゴム紐とガーゼの在庫確認電話ばっかりだ、と言っていた。

魔法の粉の袋自作

これがゲーム内の画像
任天堂のプラチナポイントの景品に、ゼルダの伝説「夢を見る島」のゲーム内の魔法の粉の袋が出たと聞いたのがちょっと前。
 たとえばキーホルダーとか、ポスターとかは作れないけれど、袋なら…作れるかもね?と思いついて、確認してみた。どんな袋なんだろう?

 まあ、大体わからんでもない。口が上の方でひもでしばってある袋で、多分底が丸い。
 画像から行くと、たまご色か、薄茶色か、といったような色で、底の方がレンガ色、かなあ…?
 途中に白の切り替えがある。



実物とは色が違う任天堂の画像
受付が始まる前から、一応任天堂のサイトには「こんなのですよ」という写真があった。口が白のふちどりで、下が…うーん、赤茶色。この薄黄色は何色なんだろう、やっぱり「薄い黄色」としか。

 いいなあ、ちょっと作ろうかな!という話を夫にしていたら息子が「オレも体操服袋ほしい」と。あー。今の体操服袋は小学校の途中に作成して使ったが、大体設計がギリギリすぎて冬に体操服の上から着る(途中で許可になった。低学年の頃は真冬でも長袖のシャツ一枚と半ズボンだった)ジャージとトレーナーをいれたら容量オーバー、力任せに押し込んで破れたところを共布で補修してあるという状態の袋。
 新しく持っていく袋にしてはあんまりなので新調してやったほうがよさそうとは思っていたものの、もう面倒だしスポーツブランドのロゴでもついたテキトウな袋を買ってやるつもりだったのだけれど。まだ手作りでもいいと思ってくれているということにちょっと驚きがあった。



やっと材料完成。
とはいえ体操服袋となると端切れコーナーの材料では無理だ。手芸屋さんで量り売りを買ってこないとサイズが足りない。学校関係予算からお金を出して手芸屋さんへ行き、布をゲット。しかしこのレンガ色もちょっと珍しいし、メインの色の薄茶色か薄いオレンジ?みたいな色が見つからない。しょうがないので薄い黄色をゲット。こういう色のことを子供のころは「たまごいろ」と呼んでいたが、タマゴの黄身の色でもなし、白身の色でもなし、混ぜてもこれより色が濃いよね、と思っていたなあ。
 白は真っ白よりはちょっと生成り寄りだろう。
 普段は袋作るのにこういう面倒なことはしない。一枚の布を袋の大きさに切って縫うのだけれど今回はこの白の切り替えがあるからね…。しょうがない、帯状に切って、つなぎ合わせてまず材料を作るところから。
 この写真撮ってから気づいたけど、実は薄黄色とレンガ色だけくっつけておいて最後に帯状に切って縫い代をおり込んだ白い布を上から縫い付けたらよかったのでは?
 縫い代の始末が面倒だった(この写真は始末前)片方細く切って反対側の縫い代でくるんで縫っておいたので、多分破れないでしょう、うん。息子は物の扱いが乱暴だからなあ。


完成。
一応出来た。それと多分誰にも「キャラクターグッズ」であることはわからないと思う。自己満足全開の出来だ。丸底を縫い付けるのは私の能力では無理だったので、普通に縫った後、裏側から底を折り上げて袋の横に縫い付ける「隠しマチ」で作成。一応見た目は底マチ付きの袋になった。

 口のところに白で縁取りとか、内側にひもを通すための布を縫い付けるとか普段は絶対やらない面倒なことをやったので、がんばったなー。と思ったけど、やっぱりこれ、色が違うよねえ…。うーむ。

 なんとなく気になって、500円の送料払って取り寄せたら(結局こうなった)、色が全然違う。
 任天堂の写真とも違う。どう見ても黄色いところは「山吹色」で、色でいうとウェブカラーのgoldとorangeの中間ぐらいの色だと思う。つまり●●●gold●●●この色と●●●orange●●●の間か、この2色のどちらかで作れば十分似ている。なぜ写真に撮ってのせないのかというと、カメラで撮ってみたら、任天堂の写真みたいな色にしか写らなかったから。

 これをどうこう補正できる能力は私にはない。なるほどこれが「モニタによって実物との写り方には差があります」とか通販でいちいち書いてあるあれになるわけだね。
 ちなみに茶色の部分は12色のクレヨンの茶色か、教育用折り紙の茶色で十分似ると思う。

 やっぱり任天堂の出す袋なんだし、山吹色みたいな色がつまり設定集に載るべき色なんだろうなあ。
 それに実は無地でもなくて山吹色部分には「Z」とフクロウで出来た模様が並んでいたし、白の部分も袋の口のほうはジグザグっぽい模様が、胴体の白の部分には三角と丸の模様がついていたし、茶色の部分にも濃淡で籠目みたいなのが入っていた。
 ただし、ヒモがアクリルの丸紐(しかも結構細い)なのがしょぼい。紐だけでも取り替えたらぐっといい感じになりそう。
 もう一回これをモデルに作ろうかなあ。せめて色合いぐらいは似せて。
 

初?編み物ワークショップ

近所の手芸屋さんが主催する、編み物ワークショップに参加してきた。

 私はそれほど複雑なものは編まないが、短大に入った年に、クラスメイトに教わって、セーターを編んだぐらいから自分の道具を持って編み始めたので、継続年月だけは長い。手袋を編んだ年もあったし、帽子とかマフラーぐらいなら、結構毎年編んでいる。アメリカに滞在していた時も、日本と材料に大差なく、買える場所もはっきりしていたし、技法や道具にあまり差がなかったのもあって、じわじわ続けている趣味だった。

 個人で、編み物講師の資格があるママ友さんに習いに行ったことは2、3回あるが、いずれも単発で、疑問点の解消であるとか、基礎的な技術が間違っていないか聞くというようなことが多かった。

 今回申し込んだワークショップは、私がやったことのない上に、その分野の本で読んでもあんまりわからず、投げた技法の講習会。そして「業界では有名な人」を呼ぶらしく、参加費に4000円。材料は配ってくれるそうだが、50グラムぐらいのウール毛糸で、たいしたことではない。ということはつまり講師を呼ぶ代金のほうが高い、そういうワークショップだった。

 講習会はこの分野、つまり手芸分野では珍しいことではない。参加費が1500円ぐらいまでのものはほとんどが道具、材料費コミ、先生はお店の人で、材料を売っているお店の「サービス講習会」。将来の顧客開拓が主な目的で、ちょっとかわいいか、ちょっと実用的なものを作らせる。技術は全くの初心者向けか、ちょっとだけやったことがある人のステップアップが目標。

 参加費がもっと安いものは、大抵幼稚園や学校、地域のグループの、実費と会場費だけを取るボランティア講習会で、全くの初心者や、小学生以下の子どもか、地域の交流を求める人が対象。
作るものは大体その分野で一番簡単なものになることが多く、 そういう地域交流とか、幼稚園のお母さん交流みたいなのなら、私も「講師役」をやったことがあるぐらいだ。

 そういうことでいえば、今回の講習会は「すでにその分野が趣味」の人を集めるタイプの講習会だろうと予想がついたのは、単にお値段の問題。「趣味」に3時間で4000円かけるというのは、やったこともない人にはなかなか敷居が高い。材料費はコミだが、「道具は指定の物を持参」となっていたのも、道具はすでに持っている人が対象だというのがうかがえた。

 ちなみに輪針を使った編み方だったのだが、80センチまたは100センチというような長いのがほとんど私の手持ちになかったので、指定の輪針を1本かったら1500円して、ずいぶんな出費になった。夫が「出してあげよう」と言ってくれなかったらおこづかいでは足りなかったかもしれない。

 作ったものの詳細は省くけど、みんな、編むのが早い!自分が編むのが遅いと思ったことは、あんまりなかったのだけれど、私が1つを完成に持ち込めなかったのに、1つ完成、または2つ完成に持ち込めた人がほとんどだったので私が遅いんだろうなあ。
 中級者、または上級と言える人がいたのかもしれない。

 家の前の道路でバトミントンセットで遊んだことがある人がバトミントンの選手を見たような、というか、小学生で「かけっこが得意」な子が総体を見学して高校生の陸上選手を見た感じというか……。
 隣の人のメリヤス編みの早かったことったらないよ!きっかり倍とは言わないけれど、表編みの実測速度が1.8倍はあった。
あと、私はメリヤスはぎがものすごく苦手というか、滅多に使わないので、やり方を軽く説明されても上手く手が動かなかった。編むほうはともかく、メリヤスはぎは改めて練習したほうがよさそうだ。そこでだいぶ時間を食ったんだよねえ。
 しかし本当に、みんな早かったなあ。 こういう速さで編めるものなのか…と感心した。

 百聞は一見に如かず、というけれども、本をみてわからなかったことも、実際横で編むところを見せてもらって、自分でやってみたので、今ならもう一度本を読んでももうちょっと理解できる気がする。それと、「ああいう速度で編めるんだなあ」ということを一度見たことがあれば、もうちょっと自分の手を早くするのも出来そう。こういうことはやっぱり習熟度というものがものをいうのだものね。

 これ以上早く編もうなんて思ったことなかったけど、ああいう速さで編めれば、メリヤス部分だけでも進捗が早くなるだろう。
 ちなみに、ほとんどの人が全く疑問を持たずに仕上げていた。私と同じように「?」となって止まったり、見せてもらったりしていたのはもうひとりだけ。その70代の人と、なぐさめあって、励ましあいながらがんばってきた。私も、そういう年齢になっても講習会に出たいな、と思う。

 技法も面白かったが、やっぱり他の人の腕を見られたのが大きかった。何年かに一度でも、参加しよう。
 そう思って、資金になるかな?と、ちょっとずつためている貯金箱を点検したら、4679円、入っていた。いけそうだ。ためようっと。

リリアンの話

【はじめての編み物をする人を見た話】を日記に書いたときに、拍手コメントや、コメント欄で「子どもだったころ、リリアンをやった」という話を書いてくれた人が何人かあった。

 男性も女性もというのが、ちょっと意外だったが、男女問わず大流行していた場所もあったらしい。
 リリアン編み器は、私のまわりで流行ったころは駄菓子屋さんで80円から100円程度。50円では買えなかったように思う。私は多分、当時3年生。
 私が持っていた編み器は、子供会のクリスマス会だか、夏祭りだかでみんなに配られるおもちゃの中に入っていたか、お祭りのくじ引きの商品だったかした、ピンクのプラスチックだった。ペグは5本。
 編むための棒は、ちょっと先を曲げた針金で、ピンクとか、キミドリとか、なんともな色のリリアンをほどいては編み、ほどいては編み……あのヒモのほうが先になくなるのが常で、そうやって編んだヒモは振り回して遊ぶぐらいしか使い道のないものだった。

 今から考えたら、なぜみんなは「余り毛糸」を編まなかったのか不思議だ。
 リリアン編み器は、高いものはきれいに巻いた色とりどりのリリアンの糸巻きと、ちょっと豪華で、編むための棒も特別なプラ棒がついて、全部セットになってケースに入っているのがあって……と今、調べたら、まだあった。(画像はアマゾンからお借りしました。製造元のサイトは見つからず)このセットは「株式会社イトウ」さんという、台東区のおもちゃ製造をしている会社のものなんだって。
 多分……私が見たのもこういうのだった気がする。「ニッチング手芸」と書いてあるけど、なんとなく覚えがある。
 500円ぐらいらしい。買っちゃおうかなあ、かわいいなあ。


ちなみに、私が今もっているものは、手芸用品の会社、「クロバ―」が作っているもので、1000円以上した。編みやすさでいえば、釘部分が「∩」の形になっているほうが編みやすいので、お金を出せるならこっちのほうがおすすめだ。今だと、100均にあるのはもちろん100円。100均にしちゃ、いい出来だし、糸もたくさんついていた。思わず毎回目がいく。

 ちなみに毛糸で編んだヒモは、普通にヒモとして使える。編み針でそういうヒモを編む方法もあるのだけれども、技術としてはこっちのリリアン式のほうが子供向け。ビーズを通した細い糸で編んだものでアクセサリを作る(この場合、リリアン編み器本体のサイズに注意。大きいとあんまりいい感じにならない)とか、昔のこどものリリアン遊びとはまた、ちょっと違う系統の手芸をする道具。

 このリリアンの「ひもだけ」が手芸屋さんに売っていることを発見して教えてくれたのは、誰だったかなあ。ピアノがすごく弾けて勉強が出来て、お母さんが大学の先生だったハイスペック女子のハルエちゃんだったか、ゴムとびのうまかったリーダー女子だったジュンコちゃんだったか……。

 リリアンの色も、いかにもなピンクや、女の子にウケない蛍光のキミドリではなく、ショッキングピンクやサーモンピンクなどのピンクのバリエーションや、白、派手でない水色やラベンダー色などの淡色、オレンジ、山吹色、朱色、黄緑色でも、ビタミンカラー(という呼び方は当時はなかったが)のような、女の子が好きそうな色があることがわかって、一束90円か、100円、しただろうか。長さも相当あって、多分もっと違う手芸に使う用途のものだったのだろうが、みんな大喜びで手芸屋さんへ駆けつけた。
 子どもと見れば、全員万引きするのじゃないかと思っている手芸屋さんのおばちゃんににらまれながら買い物。私が住んでいた町には手芸屋さんは一軒しかなかった。そこでないならもう、隣町までいくしかなかったから、お店の人が感じが悪くても、黙って買い物をしていたのだよね。昭和だなあ。

 白との段染めもあった気がするなあ。リリアンは刺繍糸とはちがって、束になったものに紙が巻いてあり、うまく引っ張り出さないと、からんでからんでニッチもサッチもいかなくなるようなもので、休み時間中ずっと友達を巻き込んでほどく羽目になったりして。その紙からひっぱりだすうまいやり方がわからないうちに流行が終わってしまった。

 ひたすら、同じ動作だけを繰り返して長くなっていくのを楽しむ「編むのが楽しい」遊びだった。
 ちなみにヨーロッパや、アメリカにも同じものがあるので、どこ発祥だかはともかく、子供が一生懸命になってしまう楽しさはよく知られているのだろう。

 しまってあるのを引っ張り出して、また遊ぼうかな。息子の幼稚園のバザーで、ラップの芯に割りばしくっつけた「小」と、口を切り取り、底を抜いた2リットルペットボトルにもっとたくさん割りばしをくっつけた(ガムテープで巻く)「大」を作って売ったのも懐かしい。もっと小さいのなら、別に筒になっていなくても、釘の下から横に編みあがりの紐をたらすようにすればいいだけなので、釘と、棒だけでも出来るのだけれど……でもそれなら100円出したほうがいいかな。ダイソーでも、セリアでも見たことがあるもんねえ。

 リリアンに昔の思い出がある人も、ない人も、100均へ行ってお試し、いかがですか。
 

はじめての編み物

編み物のワークショップを申し込みに行った時、お店で中学生ぐらいの子が、「日曜日編み物ワークショップ」に参加しているのを見た。もしかしたら小学校の高学年かもしれない。

 付き添いにおばあちゃんとお母さんのダブル。多分おばあちゃんと思しき女性は編み物経験者。
 とても太い糸で、ガーター編みのマフラーを作るもので、アクリルたわしでないならそうなるわね、という初心者向け間違いなかった。目があって、話しかけられた。「こういうのって、全然わからなくて」とお母さんらしいちょっと私より若いかも、という女性がいうので、「大丈夫ですよ、もっと小さいお子さんでも、やってる方がいますから」とつい、相槌をうった。

 私が最初編み物を始めたのは多分幼稚園の時で、その時はかぎ針で電車ごっこのヒモを編んだ。鎖編みだけなら手でも編めるので、昭和の田舎の女の子たちは大抵そういうヒモなら編んだことがあった。学校に持って行っても怒られないあやとりのヒモを持っている子は多かった。ただ、毛糸をただ輪にして結んだだけのヒモは絡みやすく、複雑な形のものをつくって失敗してこんがらかるとほどきづらくなるから、編んだヒモのほうが人気が高かったし、おうちが共働きならそういうヒモでカギを首にぶら下げている子も多かったと思う。段染めの毛糸は特に人気だったと記憶している。

 昭和のお母さんたちは編み物をする人が多かったので、あまった毛糸ぐらいなら子どもにくれたし、自分の子の友達にまで融通してくれた人もあった。中心の輪から編み出してコマ編みと長編みで花びらを作って最後に真ん中をぎゅっと絞って作成するお花の形のパーツは「かわいいもの」として作る子がいたっけ。さすがにベストだ、セーターだとなると「学年にひとり」ぐらいだったが、小学校4年生でおばあちゃんに教わってポシェットを編んだ、ぐらいならびっくりされるほどでもなかった。

 軽く雑談したが、「できなかったらどうしよう」については、このお店で買った毛糸を使っているのなら、「もうだめだ」ってなったら、お金を払って編んでもらうのも可能だということ、「もっとやってみたい」のなら、図書館にいけば初級者向けの本が借りられること、本を見てわからなければYouTubeに「XX 編み方」と入れて検索すれば大抵の編み方の動画が見られることもアドバイスしておいた。
 あとは本を見て、編みたいものがあれば、その本をこのお店に持ってきて、「これが編みたいです」と見せれば、お店の方で毛糸や道具を見繕って、簡単な編み方ぐらいなら手ほどきしてくれることも。

 「いっぱい毛糸持ってるんですけどね、私が持っている毛糸では参加不可って言われたんですよ」とおばあちゃんらしき人は言っていたが、それはそうだろう……。なんせこのワークショップは毛糸と道具の代金は取るが、教える料金は入っていない。毛糸を売っているお店がこういうことをサービスでやってくれるのは顧客開拓のためなんだよね。
 手作りが実用ではなく、趣味の世界になってしまった今、毛糸を趣味で買ってくれるお客さん=編み物が趣味になる人を増やさないと毛糸が売れないからねえ。毛糸屋さんも商売というものがあるんだから。

 ちなみにそのおばあちゃんは私のネックウォーマーに興味をそそられたらしく、「見せてください」というので外して渡した。
 こういう風に輪に編むのもいいわね、と。どういう毛糸で編んであるんですか?というので、この毛糸屋さんで売っている「Opal毛糸」で編んであるんですよ、と宣伝しておいた。1玉1800円もするけど!(20グラムしか使っていないから、実質360円)

 お母さんの方には「輪に編む」の説明が必要だったみたいで、一応説明したけど、全く編み物をしない人にわかるように説明するのはむずかしかった。
 私は家庭科で編み物をやったけど、多分私より年下だし、家庭科でやらなかったんだろうなあ……。親や祖母もやっていたし、近所にそういうものを編む人も、編み物の先生をしている近所の人までいたのだから、こういうことは「なんとなく」知っていることも結構あったことを思えば、子どもの頃に編み物に出会えたのは幸運だったのかも。息の長い趣味だと思う。

 上を見たらきりがないけれども、下手なら下手なりに楽しめるし、材料費もかければいくらでも行ってしまうけれど、かけないならかけないなりに楽しめる。じわじわとガーター編みを進めている女の子に心の中で応援しておいた。

 いっぱい編んでね。楽しんでほしい。いつか、こんなことも出来なかったんだっけ、懐かしいなあ……って思う日がくるから。

 

編み物がうまくなりたい

編み物は、慣れが大事だと思う。生まれて初めて編み物をしたら、道具は単純、動作も単純だが、きれいにそろって編むのが難しいのは、字を書く動作と似たようなものだといえばわかりやすいだろう。

 幼児や、一年生の習いたての文字というのは必要な要素がそろっていたとしても隣の文字とのサイズをあわせるのは難しいし、バラバラになるのが普通だ。みっちり詰めて書くとか、一つ一つが整っているというのは練習をしないと出来ないこと。ただ、反復練習あるのみ。

 編み物もそういうものであって、要は手先の作業で、慣れればきれいに編める。
 作る、とめる、減らす、増やす……といったような作業はやり方がわからないと難しいし、やり方が何種類かあるので、基本の一種類(つまり最初に習ったもの)を除けば、応用問題になるので、取り掛からなければ解き方がわからず、基本問題だけ解いておけば最低ラインはクリアできるから出来ないままでもやっていける。

 ……というわけで、私は形が単純なものしか編めない。ゴム編み止めは「多分こう」というのは今年になってからおぼえたぐらいで、まだ本をじっと見ながら1手順ずつ図と解説を見ないと出来ないぐらい。

 うまくなりたい。でも失敗すると面倒なのも確か。こういうのは、誰か他の人と一緒に編んで、「今、こうやったけどあってる?」と聞きながらやるのが一番いい。昔はそこら中に編み物をする人があったので聞くことも出来たが、既製品が安く簡単に手に入る昨今、編み物は実用ではなく趣味なのが普通、たとえばまっすぐ編むだけのマフラーを編むだけでも「できる人」扱いになってしまって、それ以上のことを聞けるとなったらプロの編み物講師か、毛糸屋さんの店員さん(は大抵編み物講師の資格ももっている)のどちらかになってしまう。

 編み物の教室がこの町にもあるのだが、噂では「講師の人と馬が合わなくてすぐやめた」とか、「あの編み物教室の先生のうちの一人は、とても言い方がきついので、それに耐えられない人がすぐやめた」とか、本当だかウソだか、またはその先生がどの人のことを指すのかはさっぱりわからないが、聞こえてくる話を総合するに、「先生と気が合えばいいけど、合わないなら無茶」という感じの人間関係問題がからみそうだということがわかった。

 うーん……。私はあんまり人当たりのいいほうではないし、編み物教室というのは案外お月謝が高い。初心者向けの集団で受講するものはそれほどでもないが、その場合12回のうち半分ぐらいは初歩すぎて私には必要がない感じ。さすがに今更、作り目とガーター編みのアクリルたわしだとか、ゴム編みのマフラー、減らし目を使うキャップ……でもないだろう。イギリスゴム編みのマフラーとか、なわ編みのポーチはいいかもしれないけどそれは7回目からあとだし、両方多分だけど家とか図書館の本で割と用が足りてしまいそうだ。中級向けはいきなりセーター。そこまで根性が出ない感じがする。月謝も一気に8000円とかで、ちょっとお試しに出す額でもない。

 そんなことを思った11月編み物シーズン初めだったが、街の毛糸がたくさんある手芸屋さんの前を通ったら、ワークショップのちらしがあった。靴下の編み方をやるワークショップ。あ、いいなあ。こういうのやりたい。1回こっきりだし、講師の人がイヤな感じでも、1回しか会わないならもうそういうことはどうでもいいわけだし。

 3800円。結構するなあ、と思ったら、道具と毛糸コミだった。いや、それでもちょっと高いけど。
 チラシをもらって帰って来て、眺めて……ダメ元で夫に「これに行きたいんだけど」とチラシを見せてみたら、出してくれるって!
わーい。予約をしないといけないらしいので、次に出かけるときに申し込んで来よう。
 今年は、いい感じに靴下が編めるようになりたい。

やっすいセーター

 商店街を歩いていたら、安い服を売っているのが目に入った。
このお店は、時々ものすごく安いものを売る。倒産処分品?と思うような同じものがみっちり並んでいることもあれば、サイズが極端に大きかったり小さかったりするものが並んでいる時もある。
 値段は200円ぐらいから、500円、7、800円までだろうか。1000円をこえたらいきなり商品がほかのお店にもありそうな感じに「まとも」になるのだが、店の前には目を惹くような安いものが多い。

 そんなわけで、ハンガーにずらっと並んだ秋冬物を見たら、399円。ハイネックのセーター、カーディガン、カットソー。別にぱっと見、そんなに奇抜な色でもないけど(たまにすごい紫とか、レモンイエローとか微妙なピンクとかが安くなっていることがある)とよく見てみるとタグに「難あり」と書いてある。

 

いいな、と思ったグレーのセーターは袖がぱっくり割れている。あー。なるほどぅ。
 どこかが破れていたり、ほつれていたり。その場所にカラーのテープが貼ってあって、どこなのかわかるようになっている。結構致命的なのもあったが、袖がぱっくり……は多分、編み物なんだし、普通に綴じればいいや、と思って買った。糸はまだくっついてたしね。
 
 税込み430円。これならまあ、今シーズン着て捨てても惜しくない。帰って着たらちょっと袖が長い。もう全部ほどいちゃえばいいや、ということでハサミでざっくりリブ部分を切ってちょいちょいとほどいて…と思ったらさすが390円(税抜)、機械で平に編んでから綴じはぎがしてあるものらしく、簡単にほどけない。あらら……。ちょっとずつほどきながら棒針で目を拾いなおした。結構時間がかかった。

 平で編んであると言っても、往復で編んであるわけじゃないみたいで、糸が切れ切れで続いてほどけない。うーん。なるべく長く糸を取って、1段無理矢理輪にして編んで、しょうがないので手持ちの毛糸でちょちょっとゴム編みを1センチ。こんなもんでよかろう……というわけでこうなった。


 


 ぱっくりあいていた袖の下は、裏側から糸が残っている分は引き抜きはぎにして、ちょっとほどけやすそうだった部分はかがっておいた。あんまり目立たなくなったし、まあいいだろう。

 こういうの、貧乏くさいというので実母あたりはいやがりそうだが、編み物の仕組みがわかっていれば出来るのが、なんとなくいい。
 他の人は困るかもしれないが、ちゃんと直ったというのがちょっとうれしい。
 自分でこんなセーター最初から編む根性ないけど、こういうことをちょっとだけやるのは好きなんだよねえ。
 
 数時間で終わって、成果が残る趣味ってのがいいんだよね。
 もうちょっと時間がかかるものも、取り掛からないとなとは思うのだけれど、そこまでの根気がなかなか出ない。
趣味の一環で、午後一回分のお楽しみだと思えば、お茶でも飲みに行ったら終了の金額ではあるので「あり」ってことで。

毛糸湯のし器 購入!

【毛糸湯のし器自作】の記事を書いたのが2017年12月。

 この前見に行ったリサイクルショップで見つけたのがこれ。なんと、200円。有名メーカーの物ではないし、かなり古そうだが、200円なら買ってもいいなあ、と思って購入。

ちなみに、今調べてみたらオークションとか、メルカリだと有名メーカーのものが新古品だと3000円から5000円ということが判明。2017年に調べたときは3500円ぐらいが多かったので、ジワジワ値段があがっている感じがする。

 箱を見ると「新案回転式 毛糸ゆのし器」とかいてあって、「特選」というぴかぴかしたシールが貼られていた。製造元は「常盤金属工業所」というところらしい。
 実用新案の番号が書いてある。箱の裏の説明はこんな感じ。

回転式毛糸ゆのし器の使用法(図解参照)
 (1) 先づ添付した針金の穴へ毛糸を通してください。ゆのし器の一方のパイプの口から針金をいれてください。
 毛糸はたやすく内側へ通ります。次ぎに針金を毛糸からはづして下さい。

 (2) 内側へ通った毛糸のはしを指先でつまんで出口のパイプのつけ根の所で手前へ引くように矢印の方向に、三角穴の四つ開いたドラムへ毛糸をそわしながら三回巻きつけてください。それからドラムへ巻き付いた毛糸のはしを再び針金へ通し針金の先を出口のパイプのつけ根へ通し、毛糸を外側へ引き出します。

 (3)これで用意ができましたからヤカンの蓋と取換えて御使用下さい。

 (4)先づ添付した皿をヤカンの口へのせて、その上へゆのし器をよく合せてのせてください。
 蒸気がパイプの口から出たころが最もよろしいから毛糸を引っぱることを始めてください。するするとしわが取れて、つやが再現します(継目も心配御無用です。石油コンロの炎はテキトウに小さくしてください)
 又毛糸を二條にしてドラムへ二回巻いて使用されると時間が半分で終ります。
 糸類はなんでもできます。 

レトロ極まりないな…。
 

アルミで出来ていて、なんだかへっこんでいるところもあるけれども、十分。なんせ200円だからねえ。

 昔付属していたであろう「針金」はないけれども、長めの毛糸針で代用可能だろうし。
 箱もきれいに残っている。しかし最近はこういう「箱に説明書を印刷」とか見ない気がする。大抵中に説明書が入っているものね。印刷の料金が下がっているということなんだろう。

 飽きて要らなくなるかなーとは思うけれど、ちょっと使って、うまくいくようなら、編み物が趣味の人に要らないか聞いてみてもいいな。しかし、面白い道具だよね。

 見た感じちょっとピンがさびているところもあるけれども、作りを見たら簡単だし、今他の部品を使って修理するのは難しくない感じ。こういう「壊れても修理できる」ような道具って面白い。


参照図の順番が右から左に並んでいるのが時代を感じさせるなあ。

置ける折り鶴

春に旅行に行って泊まったホテルのお部屋に、折り紙の鶴が置いてあった。
「ご自由におもちかえりください」とのことだったので、これは外国の人が来た時用の文化交流的サービスなのであろうと思ったのだが、その鶴、普通の折り鶴とはちょっと違った。

 千羽鶴を作る時に折る鶴ならば、私も折り方は知っている。多分今までで折った回数は1000回を超えるだろう。
 アメリカにいるときに見本として折ったり、ほしいという人にはあげたこともある。

 普通の鶴は、下に置くと、左右どちらかに傾いて羽の先を下につけた状態で静止する。つまり斜めになって置かれることになる。バランスを取ってまっすぐには立たないわけだ。
 でも、ホテルの鶴はまっすぐ……?いや、形が違う。

 鶴の羽が立体的で、どちらかというと置物のような形をしている。
 2つあったので1つ、ほどいてみた。

 多分、最初にやっこさんを折る時のように四隅を真ん中に集めて折るところからスタートするのはわかった。その状態から鶴を折ると、ちょっと小さめになるのだが、使わない折り目が出る……?
 うーん、再生できない。

 その場で折り方を試行錯誤するのはやめて持って帰ってきた。
 机の上にずっと置いてあったのに気付いて、ネットで検索することにした。

「立つ 折り鶴」 「置ける 折り鶴」 「違う 折り鶴」
……というような検索語をいれて、「画像検索」に。

 ふむ…足がニューっと生えた、足つきの鶴が出るなあ。これはこれで興味深いが、これじゃない。
 
「福鶴」という単語が頻出するので、それを検索すると、あ…多分これ。
 
「折り方 福鶴」で検索すると、折り図ではなく、動画が出た。

 便利だねえ…。一回見たらちゃんとわかった。これは、飾っておくのにいいなあ。
 やっぱり最近の物なんだろうか、それとも「伝承」というやつなのだろうか。(折り鶴とか、やっこさんとかは考案者が不明で、そういう本に載る時は考案者名のところに「伝承」と書いてある)今度から外国へ行ったら、プレゼントするのはこっちにしようかな。

0号棒針

じゃーん。ゼロ号金属棒針、ゲットー。送料込みで1800円もする、かなり高いものだった。なんせ普段は100円の竹針を使用しているのだからねえ。先月買おうと思ったのだが、お小遣いが不足だったので今月まで待った。

直径2ミリなので、竹だとしなる感じがぱきゃっといきそうで心配だったが、金属ならその心配はない。
 とがっている部分が長いほうと短いほう、2種類あって、毛糸用とレース用になっている…らしいのだけれど、棒針でレース…というとクンストレースだろうなあ、でも編まないからいいや…ということで無視して普通に編み物で使うことに決定。

 ちょっと滑りやすいけど、アメリカで買ったクロバーのアルミ針よりはすべりにくい。さすが、ドイツの編み針メーカー。これで、本当は3号で編む毛糸をみっちりぴちぴちに編んで、編み地でくるんだブローチが作りたいなあ、と思って買った。小さいプロジェクトだし、近いうちに試そう。

 0号と1号はすごく見分けがつきづらいので、0号がカラーの棒針、1号が銀色の金属針、とはっきり違う感じに買えてよかった。
 こういう針で全部そろえたら、うっかり混じって大変なことになりそう。編み針って隣同士のサイズは見分けがつかないからねえ。

 面白いのは、見分けはつかなくても、指でつまんでコロコロさせると、どちらが小さいかはわかるところ。目に頼らない方がわかるのが面白いな、と毎回思うのだけれど、誰にも言ったことがなかったので、ここに書いておく。

1号 金属棒針

一号の竹の編み針(4本100円)が折れた。
まあ…無理もない。細い針だしね…。

多分普通に編んでいたら折れなかったのだけれど、うっかり袋に入った編み物を踏んだ(床に置いたのが間違いともいう)ら、一本、ぺきっといってしまったのだ。はあ…100円だしいいけど。

 そういえば、昔うちの母親は金属の編み針を使っていた。特に細いやつは。

なんかあっただろう、と思ってネットで検索をかけたら、どうもクロバーの金属とか、強化プラスチックの針は廃盤らしい。
輪針は外国製の金属の針があるので、それでもいいかもだけど、棒針がいい時もあるんだよねえ。

ネットでいろいろなメーカーの針を見るのもいいけれども、実は何年か前から裏技的にやっていることがある。
それは近所にある、リサイクルショップ。

このリサイクルショップが普通と違うのは、買取り枠と、寄付枠があるところ。
買取り枠は、普通のリサイクルショップと同じ。でも、寄付枠は普通のお店なら買ってくれないようなものも無料で引き取ってくれることがある、という枠で、そのために意外と、半端な手芸材料とか、昔の手芸道具が出てくることがあるお店なのだった。

 自転車をこいで、リサイクルショップに入る。
 このシーズンは、誰かが…多分亡くなった誰かが残したのだろう、古い、それこそ昭和にはこんな毛糸あったね、という毛糸のかなり半端なのが箱に入っていることが多い。化繊の、細いのが多いのだけれど…。

編み針のコーナーを見る。私はここで25センチぐらいの竹針の、見たこともないようなメーカーの物を何組か買ったことがある。問屋さんか、お店がつぶれたときに出たのだろう、同じ号数の竹針が山になっていた。

 ひとつずつパッケージを横にどけながらチェック。
 昭和40年とかじゃないのか、というようなパッケージなので、パッケージが裂けていたり、折れてたり、汚かったりする。
 
やっぱりあった、金属針の細いの!表示サイズは1号。
お宝発見!
150円だった。

これで折れずに編める。
1号より細い0号は発見できなかった。2号は折れそうな感じがあんまりしないんだけど、1号と0号の竹針は嫌な感じにしなるからなあ…。0号の金属棒針もどこかで買いたいものだ。

網のバッグ

買い物をしていると、顔見知りに出会った。子供が幼稚園だったときにいっしょだったママさん。幼稚園はお迎えとバスで半々だったので、お迎え組のお母さんたちは基本、幼稚園の前で出会うことになるから、大体が顔見知りになる。

かなり長い間見ていない人ではあったが、ここは微笑んでこんにちは、と挨拶しておく。
 彼女が持っていたバッグは、プラスチックの輪の持ち手に、ビニールひもを編んだ網のバッグだった。
 ああ、こういう糸最近はやってるよね、前は見ない材料だったけど、手触りが子どもの透明のビニールなわとびみたいな糸で、金、銀なんかのメタリックカラーで、つやつやしていて、ぎゅっと押さえるとくっつく感じになる素材だ。
 私が子供の頃はこういう素材のプールバッグが多くて、透明でプリントなんかしてあって、一冬押入れにしまっておくと、くっついちゃって、隣のカバンのプリントがくっついてはげたり、硬くなってカバンの口を開けるとき、バリバリっとはがす感じになるような…。折りたためる筆洗として売っていたのもこんな感じの厚手のビニールだった気がする。

 

糸そのものが重たい上に、ぺたぺたくっつきやすいので引き抜くときには力が要りそうな素材だな…と行きつけの手芸店で思った覚えは、ある。

でも、この人は、確か幼稚園のバザーの時は工作系のグループにいた人だ。こういう手芸系のことをやる人だっけ?と一瞬思った。
 「かわいいね、これ、編んだの?」
他に話題もない、適当に振ってみた。

彼女はとてもうれしそうに、そうなのよ、最近習いに行って編んだの、と言っていた。
おお、やっぱり手編みだったか。

これ、編むのに結構力要りそうだと思ってみてたのよ、というと、こういうタイプのバッグが、最近はやっていて、これを編み上げるまでの短期レッスンなどがある話をしてくれた。

へえ、いいわねえ、じゃあ、またねーっ。
…と話を切り上げて帰ってきた。

その日はお友達の家にお邪魔する話があったのだ。

 …と、その人の家に行って、オパール毛糸のマフラーを編むときの、最初の方はゴム編みか、かのこ編みにして後は輪にあむんだけど、こう…みたいな解説をしていると、ふとソファの上に置いてあるバッグに目が行った。

 さっき見たのと、同じバッグだ。
「これ、編んだの?」
 というと、彼女は、一瞬、「むっ」っとなった。
違う違う、これはね、「本物」なのよ、と。

 「???」
私の頭の上にクエスチョンマークが飛んでいるのが分かったのだろう、彼女は、このバッグは、なんちゃらというブランド(スパッと忘れた)のもので、百貨店ではちまんえんしたのだという。彼女はお洋服に合わせて、ゴールドと、シルバーと、黒いのをもっているのだそうだ。

 えーーー。そっくりなのにーーー。私は、さっき会った知り合いがこれとそっくりのバッグを編んだというのを見てきたばっかりなのだ、と言い訳をした。
 彼女は、バッグにはこういう金属の輪っかがついていて、その輪と、輪についている刻印で「本物」ということがわかるのだ、と解説してくれた。へーーー。

 そうかあ、失礼なこといってごめんね、と謝っておいたが、まあ、彼女は私がブランドなんかには思いっきり疎いことをわかっている人だから安心だ。彼女は別にブランド「だから」もっているのではなく、好きなものを持っているのだ、というスタンスを通しているので、私がどんなバッグを持っていようと別にどうとも思わない人でもある。

 8万円を3つか…。我が家では「そんなのを3つも買うぐらいなら、ゲーム機の3台でも買おうか」という家庭だからなあ。
 こんなものがある、ということすら全く知らなかった。ちなみに正式名称は「ワイヤーバッグ」らしい。

コピー商品を売るのは不法だろうが、似たようなのを自力で作って使ってはいけません、というのはないだろうし、やっぱりすてきだと思う人が多かったから流行ったんだろうな。しかし、ここまで似た感じに出来るなら、やってみようと思う人が出るのもわかる。縫うのと違って編み物は欠点が目立ちにくいというのもあるし。革のカバンを素人が縫うのは無理だけど、これなら、確かに。

 本物の証だというその金属の輪を見て、似たようなサイズのワッシャーでもくっつけておいたら、自分で編んだのでも、遠目には本物に見えるかもしれないなあ…という方向に私の興味が向いたことは、彼女には内緒にしておいた。

ミッフィーのコットントート改造

フジパンの見られない場合は画像のリンク切れです【2018年秋のキャンペーン】の、ミッフィーのコットントート、無事ゲット。それほど好きではなかったマーガリン入りのバターロールに加えて、多分途中から?何も入っていないバターロールがキャンペーン商品に入ったのがありがたかった。



張り切って改造に挑戦。このバッグに、裏地と、かんたんなフタと、肩掛けベルトを付けたい。

 まず材料。コットントート(今回は横型をチョイス)。コットントートと似たような感じの布のクッションカバー(ダイソーで100円)と、ダイソーの80cmx50cmのチェックの端切れ1枚。


 まず、クッションカバーの両端から、袋状になった部分(右図AとB)を2枚切り取る(幅12センチぐらいずつ)。残りの部分で、左の写真のように、開いて長いパーツを取る(右図部品C)。残りの部分(右図斜線部)は、適当に端を裏から縫って内側にくっつけるポケットにする。
 A、B部品は裏返して、図の赤い太い線の部分を縫って、表に返してアイロンをかける。
 C部品も中表で縦に2つに折って縫って表に返してアイロン。両端はクッションカバーになっている時に三つ折りに始末されているので簡単だ。


 

コットントートは、折り目を付けてアイロン。こういう形のほうが好みなので、形が崩れないように、折り目のところに、側面の辺4本と底面の辺4本にステッチをかける。
 裏地をコットントートと同じ大きさの袋にして底マチを作る。
 裏地に内ポケット部品を縫い付ける。
 裏地にフタ部品を仮止め。
裏地にベルト部品を仮止め。
 裏地と、コットントートの口部分をあわせてぐるっと縫う(念のため、一番上と、その5ミリぐらい下にもう1回で2度)


内側を開けたらこんな感じ(左図)。


左右かさねるフタのところに、タブを縫いつける。(右図)


カバンにタブの位置に合わせてボタンを1つ縫い付けて完成。

 肩ベルトは普段は中に入れておいて、重たいものをもった時か、両手が使いたいときに出して使えばいいかな。
 後、フタは中途半端と言えば中途半端だけど、なんとなく中が全開に見えなければいい、ということで。

 この作業、楽しかった。というか、大変すっきりした感じ?なんなんだろう、私は多分、このバッグの改造作業がやりたかったのだと思う。キャンペーンのコットントートの写真を見た途端に、こうやって、こうやって、こうだ!と思ったからね…。
不思議なもので、コットントート「そのもの」を作ろうという気分には、ならないんだなあ。

 次回こういうキャンペーンがあったら、もうちょっと込み入った造りのものも…たとえば、フタがもっと中途半端じゃなくて、ファスナーになってるのとかに、挑戦したい。ファスナーってつけるとしたら、端から端まで付けたら…でもこのバッグ、マチが15センチあったからな…。内側に布を付けて、外側のトートより高くして、巻いて結ぶ方式とかでもいいかな?

 こういうこと考えている時が一番楽しい。
  


手芸部の集い

手芸好きのお友達と、しばらくぶりに集まることになった。
大抵誰かの家に集まっていたのだが、今回はうちのマンションのキッズルームを使った。
キッズルームと言っても、マンションの総会の時はそこで会議をしたり、商談をしている人も見たことがあるので、別に子供じゃなくても使える。

 ソファとテーブル、ラグと、子供用のおもちゃと、鉢植えぐらいしかない上に、毎日掃除されているから、自分のうちでやるよりずっときれいで、私があせって片づける必要もない。
 マンションの入り口横にあるので、通る人から見えることをのぞけば、気楽なものだ。

 「各自お昼ごはんと、飲み物と、手芸で途中になっているものを持参ねー」
…というお誘い文句だったので、私が用意するものはあんまりない。

 ここでピクニックバスケット…などを用意出来ればかっこいいのだが、うちにはそんなおしゃれなものはない。
空になった洗濯かごのなかに、大判のひざかけ、サーモスに入った紅茶、紙コップ、小型のスピーカー、iPhone、充電池と、私の昼ご飯のおにぎりと、ペットボトルのお茶、テーブルを拭く台拭きと、ごみ入れに使う、ビニール袋をセットした紙袋などを詰めて出発だ。
 

今回持って行ったスピーカーは見られない場合は画像のリンク切れです【サウンドコア2】。これは、幅16センチぐらいだと思うのだけれども、結構広いキッズルーム(学校のクラスの教室より広い)にきれいに音が響いた。
 私のiPhoneからブルートゥースで音を飛ばすので、キッズルームの飾り棚においておいたらばっちりだった。

 ソファに大判のチェックのひざかけをかけると、なんとなく家庭的な雰囲気が。
 うんうん、音楽と、ソファと、お茶だよね…。
というわけで、全員の到着を待った。

 今回キッズルーム案を思いついたのは、今回のメンバー4人のうち3人は子供が小学生以上なのだが、一人だけ、まだ一番下のお子さんが2才だから。
  2歳のお子さんはあんまり目を離せないが、同じ部屋の中で遊んでくれたら、親は楽しくおしゃべりが出来そうだ、ということで。子供が遊べるおもちゃはあるし、十分広いし、小型とはいえ、男の子がよろこびそうなロッキングホースや、乗用玩具もある。
 小さい子どもは、たいてい「初めてのおもちゃ」となると、どんなにつまらないおもちゃでも何分かは夢中になってくれるからね…。そのすきにお母さんはちょっと編み物とか、縫物が出来る、というわけだ。

 ひとりひとり、メンバー到着。2歳の男の子は目を輝かせて乗用玩具に突進。かわいい。
 部屋の半分で乗り回している子をちらちら見ながらおしゃべりをする。

 紙コップのお茶をとりあえず全員にすすめて、持ってきてくれたお菓子をつまみながら休憩。
 「とりあえずお茶でも…」とのんびりする。

 2歳のお子さんのママは、「なかなかゆっくりできなくて…これはいいわー。久しぶりにくつろいだ感じがする」と喜んでくれた。
 子育て支援施設は混むからね…。今は子供は一人しかこの部屋にいないから、気を使わないでいられるし、ボクちゃんはおもちゃを箱から次々出して楽しそうだ。
 ブルートゥースのスピーカーは、これはマンションの備品?と聞かれたぐらい、ちょうどいい感じだったらしい。
実は、入居時にはこの部屋に音楽が流してあったのだが、「お金がかかる」ということでその機能は廃止になったんだよ、という話と、このスピーカーは私が持ってきたのだ、という話をしたら、こんなの初めて見た…という人がいて、ブルートゥースの説明をすることに。まあ、大きさの割には、広い場所で鳴らすのにいいスピーカーだと思う。
 部屋の雰囲気をよくする作戦、成功? ちなみに曲はジャズだった。どこかの喫茶店でかかっていそうな選曲だったから、余計備品っぽさが出たのかもしれない。

 おしゃべりをしながら編み物。「去年からそのままよ、いつ編みあがるんだろう」なんて笑う人もいれば、「もうやり方忘れた、まこさん、教えてこれ」という、100均のマフラー編み器持ってくる人あり。

 トイレはマンションの共用トイレ(管理人さん用でもある)。
 食べ物飲み物は持参したものばっかりで、唯一出したのは紙コップに注ぎ分けた紅茶だけで一杯で飲み切りだ。
出すほうも、出してもらうほうも、気を使わないで楽なパターンだと思う。

 お昼をはさんで、またおしゃべりして、最後に全員でおもちゃを箱に片づけて、乗用玩具を並べ直し、ごみは集めて、テーブルを台拭きで拭いて、「またねーー」と終了。
 お子さんは眠そうだったが、退屈して駄々をこねるところまでは行かなかったし、全員たくさんおしゃべりしてストレス解消、編み物もちょっと進んだ。
 自分の家のある階までエレベーターに乗るだけで帰宅出来るし、楽々!
またやろうね、と約束した。

 こっちから頑張って企画しないと、誰かに誘ってもらうのを待っていると何にも来ないしね…(それもなんていうか、さびしいけど)これからも時々やろう。
 


 マンションに住むと、こういう施設があるのもいいよね。…と思ってから思いついたんだけど、昔田舎に住んでいる時、お金持ちの家には、「応接室」というのがあった気がする。
なるほど、応接室というのは、お客さんが来た時に、見てもいいもの、さわってもいいものだけがある部屋だとすると…つまりこういう目的のために使ったんだろうからなあ。
 うちはせまかったので、「応接間」も「客間」もなかったけれども、もし家が広ければこういう「片づけなくても人が通せる、小さい子が入っても触って困るようなものがない部屋」なども作っておけるのかもしれない。
 うちのマンションのこのキッズルームはじゃあ、「レンタル応接間」ってことで。

Opalでベレー帽

テキトウに始めたベレー帽、やっと編めた。
編めてみると確かにハデだ。こんなハデなベレー帽はお店には確かに、ないと思う。
 150目でスタート、15目ずつ10パートに分けて編み、240目まで2段に1目ずつ増やしてから、3段に1回減らして編んだら、段が多すぎたらしくて、真ん中が平らにならなかった。(左の画像) うーん、とんがってる。この形の帽子は多分、ベレーとは言わないな、というわけで編みなおし。
 70目ぐらいある段までほどきなおして16個ぐらいに分けなおして、2段に1つずつ減らして、24目になったところで絞って終わらせた。(右の画像。立体迷路おもちゃにかぶせて撮影)

 うーん…。今度は増やす目数は1.6倍じゃなくて1.4倍ぐらいにして試そう。あとは、最後に残すのが24目だと多すぎな感じ?12目ぐらいまで減らしたほうがいいか…。

 4号の針で、Opal毛糸4本撚り、50グラム使った。針を3号にしてもっとみっちり編むほうがいいかな…。
 お揃いのスカーフも編みたい…と思ったけど、これ、去年にこの毛糸でネックウォーマーも編んでるんだよね。
 それとお揃いにすればいいか。

 さ、次編もう、次。
 

毛糸の特殊効果

写真は【KFS】のサイトからお借りしました。

魔が差したオークションで、ふと手に入れたこの色の毛糸は2016年のCabaretというシリーズのうちの一つらしい。

 それと、2016年のシリーズで廃盤だという「星の王子様」というシリーズのを1玉、それから「ゴッホ」というゴッホの絵の中の色彩を使ったシリーズのものも1玉。

 見たことのないOpal毛糸ばっかりで、2016年のもので廃盤ということはネットショップでは買えない分ばっかりだ。

 好みの色合いで、「あ、あれは見たことある」「これはあのお店にあった」というようなのばっかりを見ていた私には嬉しい話。

 いや…まあね?もちろん去年買った分だって、物によっては今年廃盤だし、こういうものは今年だって来年だって、再来年だってあることを思えば、どんどん違うものが手に入るのだから、そこまで重視することじゃないかもしれない。

 去年買った分だって、いーーーっぱいあるのだから。

 それでも…。
 眺めていると大変気分があがる。

 編まなくても上がる。

 特にCabaretシリーズの(上の写真の)は、1玉が150グラムあるので余計に気分があがる。
帽子と、ネックウォーマーのセットを編もうか、それとも手袋と帽子にしようか…

 見ているだけで気分があがるというアイテムは貴重ではないだろうか。

そういう話をママ友にしたら、言われた。
 「安上がりでいいんじゃない?1つ1800円とかなんでしょう?」
彼女に言わせると、ブランド物のカバン(数万円)とかでないと、そういう「見ているだけでうれしくなる」効果が出ない人は多いらしい。

 もう手に入らないようなものだから気分が余計上がるので、いつでも買える定番色ではここまで上がらないんだけど…という説明は多分、あんまりわかってもらえなさそうなのでやめておいた。

 気に入った材料が発売され続ける限りは、安上がりに済みそうだ。
 そうだよね…ブランドもののカバンが例えば半額で5万円ぐらいだとしよう。
その場合、1600円の定番色ではなくて、たとえばちょっと限定なんかだと1800円ぐらいするから…
 25玉ぐらい買えて、送料分もカバー出来るんだものね…確かに、安上がりだ。。

 しばらくは、眺めて楽しみたい。

 毛糸を編むのは「編み物が趣味」でいいと思うんだけど、「毛糸を眺めるのが趣味」という状態は何と呼ぶのだろうね。
 

今年も、編み物はじめました

ちょっと涼しくなってきて、毛糸編もうかな…という季節になったと思う。
 というか、このぐらいから編み始めないと寒くなったときに使えないんだよね。

 まず手始めに帽子から…。
 オパールの毛糸、去年いっぱい買っちゃったから、それでスタート。ちなみにこれは「マルチショールセット」というセットで3玉セットになっていて、かなり大物を編むことになっていた。画像見たときはこういうのもいいかなあ…と思ったのだが、編み図が届いてから見てみると、まるでこいのぼりみたいな長さと太さの筒を編むだけで、体に巻き付ける方法が何種類か…という感じのものだった。もっと上着っぽくなるのかと思っていて勘違いだったので、そのショールを編むのはやめ…。
 そうなると同じ毛糸が3玉、というわけで、この柄はもう、編み放題。

 300gはあるので、帽子だったら50g前後で1つ。マフラーとか、ごく当たり前の四角いショールも編めるだろうし、いっそのこと靴下とかだって編めないわけでは…編み図か、シンプルなものなら目数と段数の指定さえあれば、要るのは根気だけだからね…。

 誰が編んでも一定の時間がかかってしまうのが編み物なので、今から冬に向けて、それから冬の間もガンガン編まないと、かわいい毛糸だ、とかいい色だとか思って買ってしまう毛糸が増える速度のほうが早くなってたまってくる。

 数日で編み上げたのがこれ。


まず、150目作り目をしてゴム編み4段。
そのあと15センチぐらい編み進んでから、15目に1つ減らして、1段平、14目に1つ減らして1段平、13目に1つ減らして1段平…というように減らしていって、最後10目を絞って終了。

 帽子としては最低限の作り。でも柄が派手にでるので、こんなものでいいかも。


サコッシュ再び

【サコッシュを作った日記】を書いた次の日に、もう1つ作成することにした。
布の耳が赤いデニムの端切れ(100均の)は、もう1枚あったからね…。昨日使った材料の残りは、息子がこの前、上靴袋をなくしてきたので上靴袋になった。

縫うの面倒だから、なくしてきたときはずいぶん文句を言ったのだが、まあ…作り始めれば、端の始末のジグザグミシンもかけないぐらいで、目分量で布を切って、適当に手で折って、ミシンの押さえでえい、と押さえて、縫い目がひょろひょろしていても気にせず終了なので、10分ぐらいで終わるんだよね…。端の始末がなくてもほつれて、布がほどけてしまうまでには、1センチ分あるからね…。綾織りなのも手伝って、2年ぐらいたっても、意外と縫い目がほどけてくるほどにはならない。

 上靴袋も無事作成したので、次は息子の、kindleケース。
 息子はレストランに行くときに、かなりの確率でkindleを持参する。あとは病院とか、待ち時間のある時は大抵そうだ。
 並んで待つ時に、静かに親と話す…ぐらいしか行儀のいい時間つぶしがない場合、「ひーまーーー!」となるので、kindleの出番、と。本を読ませて待たせれば、静かだし動かないし…病院の待合室のような、すごく静かに、なおかつ長時間待たなくてはならない時には、必須。幼稚園の頃には、絵本を持っていて、小声で読み聞かせをしたり、お絵描きボードを持って行って絵を描かせたりしたものだ。

 旅行の時は、kindleをリュックに入れて持っていくのでいいのだけれども、kindleだけが持っていきたいときに、リュックを持っていくのがイヤみたいで、手に持って出かけようとするので、その時に小さい袋があったら…と。あとはひとりで髪の毛を切りに行くときに、お金を持たせるときにポケットにむき出しの現金をいれておくよりいいかな、というのはある。

 そう思って作成して、やったね、と思っていたら、夫が、話題として「これなに?」と話を振ってくれたので、「さこっしゅ」というものがあってな?と解説した。
 夫はネットでサコッシュを調べて、「去年ぐらいから流行ってるんだって、流行最先端だ」と笑っていた。
 私が流行のバッグを持っているなんて普段だとありえないからねえ。
 

元祖のサコッシュはとても単純なものだということや、スポーツ、またはカジュアルよりであることを話し合っていたら、息子に作ったのを手に取って、「俺も、ポケモンGOやる時にいいかも」と言い出した。
 「これさ、上にファスナーとか、ついてないの?」
ってさあ…夫のお母さんは、ミシンがとてもうまい。スーツを自分で縫えるぐらいうまいのだ。彼は「これをいれる袋がほしい」と言ったら、その日の夜にはファスナー付きの袋が当たり前に出てくる環境に育ったので、こういうことをサラッという。

 ええ…じゃあつけようじゃないか…。手持ちに紺色の20センチファスナーがあった。
 まあ、2枚の布をファスナーの両端につけておいて、あとで袋に縫えばいいだけなので(裏がないから)ファスナーつけの中では一番、簡単な方法ではあったけど。

というわけで、左が夫の、ファスナー付きサコッシュ。右が、上を折って使う息子のkindleサイズサコッシュ。

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    まこ

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